JPS6218397A - 航空機 - Google Patents

航空機

Info

Publication number
JPS6218397A
JPS6218397A JP61103725A JP10372586A JPS6218397A JP S6218397 A JPS6218397 A JP S6218397A JP 61103725 A JP61103725 A JP 61103725A JP 10372586 A JP10372586 A JP 10372586A JP S6218397 A JPS6218397 A JP S6218397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aircraft
envelope
air
thrust
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61103725A
Other languages
English (en)
Inventor
ジョージ ニンコビッチ
ジョン エドワード ワリントン
デイル クリフォード クレイマー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAISUTAA EAROSUPEESU DEV CORP
Original Assignee
HAISUTAA EAROSUPEESU DEV CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HAISUTAA EAROSUPEESU DEV CORP filed Critical HAISUTAA EAROSUPEESU DEV CORP
Publication of JPS6218397A publication Critical patent/JPS6218397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C27/00Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
    • B64C27/20Rotorcraft characterised by having shrouded rotors, e.g. flying platforms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64BLIGHTER-THAN AIR AIRCRAFT
    • B64B1/00Lighter-than-air aircraft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64BLIGHTER-THAN AIR AIRCRAFT
    • B64B1/00Lighter-than-air aircraft
    • B64B1/06Rigid airships; Semi-rigid airships
    • B64B1/24Arrangement of propulsion plant
    • B64B1/30Arrangement of propellers
    • B64B1/34Arrangement of propellers of lifting propellers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は荷物を空中に持ち上げて空中を輸送するための
ビークルに関するものである。この型式のビークルを以
下便宜上「航空機(air vehicle) Jとよ
ぶことにする。
従来の技術 いわゆる「空気より軽い」飛行船や気球は荷物運搬用と
して周知である。この型式の航空機は、揚力を作り出す
ために空気より軽いヘリウム、その他のガスに頼ってい
る。熱気球もまた周知であり、これは加熱によって空気
密度が減少するという空気の性質に頼って静浮力を作り
出している。
一般に、これら公知の型式の航空機は正確に操縦するの
が難しいため、商業的に荷物を持ち上げて輸送する用途
に広く用いることはできない。
荷物を空路によって輸送するための提案は米国特許文献
中に従来例として多数見られる。例えば、以下の米国特
許には伐採搬出用に飛行船や気球を用いることが提案さ
れている; 米国特許第3.221.897号(マテソン)米国特許
第3.249.237号(スチニワート)米国特許第3
.270.892号(スチニワート)米国特許第3.3
69.673号(モッシャー)また、以下の米国特許に
は空気より軽いほぼ環状の気球の従来技術の提案が開示
されている:米国特許第3.941.384号(ウォプ
シャル)米国特許第1.572.187号(コツパー)
米国特許第 213.603号(アブラフシン)米国特
許第3.558.083号(コンレー他)ジェット推進
式飛行船の提案は米国特許第3.053゜号(スタマー
)および第3.152.777号(マクリーン)に見ら
れる。
ニジヨーの米国特許第4.326.681号には、加熱
空気と空気より軽いガスとの両方によって持ち上げる非
剛体の飛行船の例が開示されている。
バラチラーの米国特許第3.658.278号に開示さ
れた荷物輸送システムでは、ヘリウム充填ローターと荷
物運搬力を発生するためにガスを放出する手段とを含む
荷物運搬具へ電源から導かれた可撓性電線を気球が支持
している。
発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明の目的は、商業的に荷物を運ぶために用
いるのに適した航空機を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明による航空機は、はぼ円環状の気嚢すなわちエン
ベロープを含み、このエンベロープはそ483の頂部表
面と底部表面との間の通路の回りにのびている。このエ
ンベロープはガス、好ましくは空気より軽いガスを収容
している。ファン手段は上記エンベロープに取付けられ
、このファン手段は上記通路を介して空気を下方へ送っ
て航空機を持ち上げるための下向きベクトルの推力を発
生する。
このファン手段は推力の大きさ、従って航空機の飛行高
度を変えるために制御可能になっている。
エンベロープにはさらに航空機を一般に横方向に推進す
るための推進手段が取付けられている。
好ましい実施例では、本発明の航空機はその揚力をエン
ベロープ中の空気より軽いガスとファン手段により与え
られる推力との両方から得ている。
このように2つの揚力源から揚力を得ることによって、
単に重い荷物を持ち上げることを可能にするだけでな(
、使用時に航空機の高度が容易且つ正確に制御できるよ
うに構成することができる。
さらに、航空機を極めて経済的に建造でき且つ操縦でき
る。
例えば、エンベロープ中のガスが荷物を乗せない時の航
空機の重さを支持するのに十分な揚力を与えるように航
空機を構成できる。従って、ファン手段は単に荷物を所
望高度まで持ち上げるのに十分な推力のみを発生するだ
けでよい。このようにせずに、荷物を乗せない時の航空
機を積極的に浮上させるだけのガスにすると、荷物を乗
せない時に航空機を係留すなわちアンカーリングするた
めの付加的手段が必要になる。
本質的ではないが、好ましくはエンベロープ中のガスは
ヘリウムのような空気より軽いガスにするが、空気を用
いることもできる。この場合には、揚力を与えるために
空気を加熱する手段を設けることになる。
本発明の好ましい実施例では、航空機の姿勢を制御する
ためにファン手段によって与えられる推力ベクトルの方
向を制御する手段を含んでいる。
他の実施例では、エンベロープを通る前記通路中へエン
ベロープの頂部表面上を通って流れる空気のいわゆる「
ウィング効果」によって付加的揚力を作る手段が設けら
れている。
以下の添付図面を参照して例示としての複数の本発明の
詳細な説明から本発明はより明確に理解されよう。
実施例 先ず、第1〜3図を参照すると、航空機は全体的に参照
番号20で示してあり、この航空機はほぼ円環(トーラ
ス)形状をした気嚢すなわちエンベロープ22を含んで
いる。全体的に参照番号24で示した通路はエンベロー
プの頂部表面26と底部表面28との間にのびている。
エンベロープは空気より軽いガス(実際にはヘリウム)
を収容している。
第1.3図において、全体的に参照番号30で示すファ
ン(送風)手段は、エンベロープに支持され、空気を上
記通路24を介して下方へ送ってエンベロープを持ち上
げる下向き推力を発生させるようになっている。図の例
の場合(こは2つのファン32.34が設けられ、その
各々はジェットエンジン36.38によって個別に駆動
される。これらエンジンは推力の大きさ、従って航空機
の飛行高さを変えるように公知方法で制御される。
上記航空機にはジェットエンジン42.44の形をした
一対の推進ユニットが設けられている。これらジェット
エンジンは、エンベロープに支持されており、航空機は
ほぼ横方向に推進される。
次に第3図をさらに詳細に参照すると、エンベロープ2
2は基本的に全体的に円環状をした非剛性ガス不透過性
バッグ46で構成され、このバッグは通常は加圧下のヘ
リウムガスによってふくらまされた状態に維持されてい
る。バッグ46はポリマー材料、図示した実施例ではマ
イラー(商標)の名で市販されている材料で作られてい
る。バッグの頂部を横切ってのびたサドル(その形状は
第1図に示されている)はファン30.32とこれらを
駆動するエンジンとの支持体となっている。このサドル
は全体的に参照番号48で示され、このサドルは一般に
円環状体の直径方向にのびた細長い中心部分48aを含
み、ファン32.34とエンジン36.38を支持して
いる。この中心部分48aの延長部分48bはバッグの
側部を下方へのびてエンジン42.44を支持している
。これらエンジンは円環状体の中心面上にほぼ位置付け
られる。上記サドルにはさらにバッグ46の頂部上を被
う環状部48Cが含まれ、この環状部が円環状体の頂部
表面を規定している。
第3図かられかるように、この環状部48Gは開口部2
4を規定する円環状体の内側表面を部分的に下へ伸びて
第3図に参照番号48dで示す端縁の所で終っている。
上記通路24の底部近傍にはバック46の曲率とほぼ同
じ形状の断面弓状の第2の環状部材50が設けられてい
る。バッグは接着剤によって上記底部材50と上記サド
ル48に固着されている。従って、底部部材とサドルは
ふくら鵞された状態のバッグを部分的に支持する。
サドル48と底部部材50はエポキシ樹脂のマトリック
スとケプラー(商標)の名で市販されているようなアラ
ミド繊維で作られた複合構造体である。
ガラス繊維および/または炭素繊維と組合せることもで
きる。その他の材料にはアルミニウムやチタンがある。
円環状体22の内側にはエアーバッグ52が設けられ、
このエアーバッグは一般に円環状体の中心線上に配置さ
れ、参照番号54で示す支持ワイヤーによって適正位置
に保持されている。このエアーバッグ52は空気を収容
し、飛行船において一般に用いられているようにエンベ
ロープの浮力を調節するために膨張あるいは収縮するこ
とができる。このエンベロープをふくらませると、バッ
グ46中のヘリウムの密度が増加して浮力は減少する。
逆にエアバッグ52をしぼませると、ヘリウムの密度が
減少して浮力は増加する。このエアーバッグ52を膨張
および収縮させるための適当な空気ポンプ、動力源およ
び制御機器は航空機に当然備えられている。これら機器
は航空機のサドル48に支持できるが、これらは本発明
の一部を成すものではなく、また1、飛行船で通常用い
られているものであるので、詳細は図示していない。
第3図をさらに参照すると、前記各ファン32.34は
サドルから下方へのびた各ダクト56.58の上方でサ
ドル48に支持されているのがわかるであろう。これら
ダクト56.58は円環状体22のほぼ中心の円形室6
0で合流している。この円形室60にはその中心線の回
りを自由回転可能な2段の反対方向に回転する自由旋回
ファン62.64が収容されている。これらのファンは
上記ファン32.34からの空気の影響によって互いに
逆方向に旋回するように設計されていて、空気を混合し
て均一な下向き流にする役目をする。この空気流はほぼ
円錐形のダクト部材66中の放出ダクトに入る。上記ダ
クト部材の中心にはベル形ダクト部材68が吊り下げら
れている。これら2つの部材の間に形成される狭いダク
トは、はぼ中空円錐形で、円環状体の底部に環状空気放
出ノズル72を有している。従って、空気はベル部材6
8の周辺部を取り囲む環状流すなわちカーテンとなって
ノズル72から出る。
上記部材68は上記2つのファン62.64を回転自在
に支持するシャフトの下端に取付けた自在継手74にそ
の頂部が吊り下げられている。この自在継手74によっ
てベル部材68は外側部材66に対して横方向に変位し
てノズル72の形状、従ってこのノズルから放出される
空気カーテンの形状を変えることができるようになって
いる。このようにして空気流の形状を変えることによっ
て航空機の飛行姿勢を調節することができる。この調節
はノズル72の周辺に互いに120°離して設けられた
3つのアクチュエータによって行われる。この内の2つ
が第3図に参照番号76で示しである。第3図の右側の
アクチュエータ76を参照すると、各アクチュエータは
外側ダクト部材66に取付けられ且つ操作部材78を含
んでいる。この操作部材78は内向きにのびてその先端
がベル部材と結合している。各アクチュエータは航空機
のサドル48に取付けられた適当な制御機器(図示せず
)によって操作される高速作動のステップモータで構成
されている。変形実施例ではアクチュエータ76の代り
に例えば油圧シリンダーのような他の形式のアクチュエ
ータを用いることができる。
上記ダクト56.58、室60および部材66.7oを
含むダクト組立体は全てサドル48および底部部材5゜
と同じ材料で複合構造体として作ることができる。
支持ワイヤー79が上記ダクト組立体をサドル48およ
び底部部材50に対して安定化させる。
2つのジェットエンジン36.38はサドル48の中心
部の下側の各ハウジング80.82中に収容され且つ適
当な排気口84.86を有している。これらのエンジン
自体は基本的に従来の航空機用ジェットエンジンであり
、このエンジンは適当な歯車ボックスを介して各ファン
32.34と結合した各駆動シャフト88.90に結合
されている。これら駆動シャフトは適当な直角駆動継手
92.94によってファンの軸に結合されている。
ベル部材68の頂点の自在継手74は航空機から荷物を
吊り下げるための取付は点としても用いられる。第3図
に示すように、自在継手74から吊り下げられた減衰器
96はライン78で示すように下方へのびて航空機の下
方で荷物に掛けられる。減衰器96は油圧シリンダーの
形をしていて、吊り下げラインにおいて衝撃吸収作用を
行う。一般に減衰器は極めて短くてよく、実際に荷物を
運ぶケーブルあるいはその他の吊り下げ要素が減衰器か
ら下へのびている。
空気により航空機を横方向に推進するための2つのエン
ジン42.44も通常のジェットエンジンであり、これ
らエンジンは航空機の操縦用に円環状体の直径方向両側
に配置されている。これらエンジンは反転自在である。
次に第4.5.6図を参照して本発明の第2実施例を説
明する。これらの図においてダッシュを付けた参照番号
は第1〜3図に示す部品に対応した部品を示している。
第4〜6図に示した航空機は前記の航空機と基本的に同
じ構成要素、すなわち、中心通路24′  を規定する
円環状エンベロープ22° と、ファン手段30° と
、推進手段とを有しており、この場合にはほぼ横を向い
た4つのジェットエンジン1(16)で推進手段が表わ
されている。
まず第6図を参照すると11円環状エンベロープ22”
 は断面形状が少し異るが一般に前記のエンベロープ2
2と類似しており、前記実施例のサドル48が省略され
ているということが理解できょう。円環状体自体は前記
実施例と同じ構造にすることができ、必要であれば内部
にエアーバッグ52を設けることもできる。第6図の実
施例のファン手段30’は円環状体を通る通路の頂点で
はなくて、この通路の底部に配置されて空気を通路を介
して下向きに引き込んでいる。
通路24′ の頂部にはほぼ円錐断面の逆円錐体と平ら
な底とを有する部材102が設けられている。
この部材102は航空機が空中を移動する際の抗力を最
小にするために一般にその底を円環状体の頂部表面と同
一平面に配置する。この部材はそれとエンベロープ22
′  との間にのびた支持ワイヤー1(14によって取
付けられ、通路24° の形状がエンベロープと部材1
02との間に規定されるようにその円錐表面がエンベロ
ープ22° の対向面から隔てられるように位置決めさ
れる。水平断面かられかるように、通路は環状形状を有
し、その直径は円環状体の頂部へ向ってしだいに増加す
る。従って通路は外へ拡大してエンベロープの頂部表面
と滑らかに合体する。この部材102は、通路24′ 
 に入った空気の速度を加速するベンチュリー効果を発
揮するために第6図の矢印106で示す区域の所で円環
状体の頂部表面に向って輪の巾が減少するように構成さ
れている。すなわち、ファン手段307によって通路に
引き込まれる空気は、円環状体の頂部に参照番号108
で示す凸状部上を通って吸い込まれ、加速されて上記表
面108の上方に低圧区域を作る。これによってエンベ
ロープの揚力が増加する。換言すれば、「ウィング(翼
)」作用が生じて航空機の上昇力が増加する。
航空機の安定性および/またはピッチを調節するために
通路24° の形状を変える目的で部材102を傾ける
手段が設けられている。この手段は前記実施例のダクト
部材68用アクチユエータと基本的に同じものにするこ
とができる。
変形実施例では、上記部材102を省略することもでき
る。
航空機のファン手段30° は「ゴンドラ」構造体11
0によって支持されている°。このゴンドラ構造体は円
環状体22° を貫通する通路24” 内に配置された
逆円錐形部材112の下端に取付けられている。
この円錐形部材の上端はエンベロープ22° を完全に
ふくらませた際の通路24° の最小直径より大きな直
径をしていて、上記部材がエンベロープによって通路中
に保持されるようになっている。エンベロープは接着剤
によって上記綿材に固着されている。エンベロープは、
部材112の下端縁までのびており、従って、この実施
例では全体的に西洋ナシの形状をしている。この構成に
より、エンベロープ表面に応力を均−且つ直接分布させ
て、従来技術のようにエンベロープ上の荷物サドルに固
着された支持ワイヤーを不必要にすることができること
がわかった。変形実施例ではエンベロープ自体を不完全
に円環状体にし、部材112の上端とゴンドラの外側端
に第6図のA、B点で取付けることもできる。部材11
2とゴンドラは円環状体を完全にするように設計しなけ
ればならない。この形状は、応力がより大きな直径区域
に加わるためエンベロープに加わる最大応力を下げると
いう点で有利である。
ゴンドラ110は部材112の下端と同じ直径の中心開
口を有している。ファン手段30° はファン116の
形状を取り、このファン116の回転軸は部材112と
通路114の軸線と一致している。
ファン116はゴンドラの内部「空間フレーム」の一部
を形成する「スパイダー」構造体120によって支持さ
れている。このフレームは通常の航空機設計原理で設計
されており、従って詳細は図示していない。このフレー
ムはゴンドラの各種構成要素とパイロット用の支持体を
提供するだけである。スパイグー構造体120は一般に
互いに直角に配置された4つのアーム122を有し、こ
れらアームは開口部114の中心からゴンドラ110を
通って外側へのびている。この構造体は上記アーム12
2が第6図のゴンドラの左側に示すようにゴンドラの壁
を貫通してのびることによってその位置が保持される。
ゴンドラは断面線124の所で一部断面で示されており
、この断面線の右側は一つの推進ユニット1(16)の
一部を含むゴンドラの外観を示し、中心線より左側の図
はゴンドラ構造の断面を示しているということは理解で
きよう。この後者の図から明らかにわかるように、ゴン
ドラは開口部114を規定する内壁110aと、この内
壁110aの下端から上方且つ外向きにのびた外壁11
0bとを含んでいる。スパイグー構造体120のアーム
122はこれら両方の壁を貫通して外へのびている。必
要な場合には、上記アームは適当な保持手段(図示せず
)によって保持することができる。
ゴンドラの2つの壁110 a 、  110 bの間
の空間は制御機器、燃料タンク、動力源、大型航空機の
場合には乗客、その他を収容するのに利用できる。
例示として窓125を図示したが、これは必ずしも必要
でないことは明らかである。
ゴンドラ構造体と部材112は前記の実施例で説明した
ようにマトリックス/繊維複合構造体として作ることが
できる。
各推進ユニット1(16)は各スパイグー構造アーム1
22の外側端に取付けられている。第7図はこれら推進
ユニットの典型的な一つの垂直断面図である。このユニ
ットは、支持体130によってハウジ7り126に支持
された反転自在な電気モータ128を取り囲んだハウジ
ング126を含んでいる。
上記モータの駆動シャフトはモーターハウジングの両端
から突出し、シャフトの両端にはプロペラが取付けられ
ている。第7図では2つのプロペラ132.134が示
され、各プロヘラは互いに90’の角度を成している。
プロペラの羽根はモーターがいずれの方向に回転した場
合にも同じ推力を出すように設計されている。
大型航空機の場合には反転自在電気モーターは不適当で
ある。その代りに逆転伝動系を有するガスエンジンある
いはジェットエンジンあるいは2つ、のエンジンを用い
た構成にする。その他にダクト式空気系(ベクトル推力
)を用いることも可能である。さらに、前進方向と後進
方向に選択的に推力を与えるように制御可能な可変ピッ
チプロペラを備えた非反転モーターあるいはエンジンを
用いることも可能である。
第4図は4つの推進ユニット1(16)の相対配置位置
を示している。これらユニットは、航空機の垂直中心線
の回りに互いに90°隔てられており、各ユニットの推
進ベクトルが上記中心線を中心として4つのユニット全
部を通る仮想円とほぼ接するような向きにセットされて
いる。この推進ユニットの配置と前記の反転自在特性と
によって航空機の飛行操縦性が与えられる。変形実施例
では、ゴンドラの回りに等間隔に配置された3つの推進
ユニットを用いることができる。
これら推進ユニット用に適当な制御機器を備えなければ
ならないが、それらは基本的に通常のものであるので、
詳細は図示していない。
要約すると、上記形状の航空機は、その円環状エンベロ
ープ中のガスと航空機の高度を変えるための容易に制御
可能なベクトル型推力を与える上昇ファンとの両方から
揚力を受ける。さらに全方向の横移動(左右および偏揺
れを含む)の独立制御、もてきる。さらに、第5〜7図
の実施例では円環状体の頂部表面上を渡れる空気の「ウ
ィング(翼)」作用によって付加的上昇力が与えられる
実験結果から、上記航空機は安定で、制御し易く、かな
りのペイロードを持ち上げることができるということが
わかった。
例として、本発明による航空機は、直径42.7 m(
140ft)、高さ16.8 m (55ft)のエン
ベロープで構成でき、操作高度は1220 m (4,
(16)0ft) 、最大前進速度は64.4km/時
(40m、 p、 h)が期待できる。
これらの寸法はもちろん単なる例示で、実際には変える
ことができる。この航空機は玩具として用いるためにか
なり小型に作ることもできる。
次に第8〜12図を用いて本発明のさらに他の実施例を
説明する。これらの図に示した航空機は第4〜7図に示
したものに類似しているが、改良がなされている。第8
〜12図で2重ダッシュを付けた参照番号は前記の図の
部品に対応した部品を表わしている。
まず第8.9図を参照すると、この航空機のエンベロー
プ22″はゴンドラ110 ”が吊り下げられている剛
体の円錐部材112”に取付けられている。ゴンドラに
取付けられたスパイグー構造体120”の4つの放射状
アーム122”はゴンドラから外へ突出して、その先端
に推進ユニット1(16)”が取付けられている。垂直
上昇ファン116″″はスパイグー構造体120”に取
付けられて、円環状エンベロープを貫通する中心通路2
4”を介して空気を下方へ送る。前記実施例(特に第6
図参照)とは対照的に、通路24′″中に逆円錐形部材
102が設けられていない。
これ以外の点ではこの航空機の基本構成要素は基本的に
前記実施例と同じで且つ同じ材料で作られている。
前記実施例と異る点は、エンベロープ22″に円環状体
の最大直径を規定する内輪すなわち内部フープ140が
組込まれている点である。エンベロープは通常の取付は
手段(図示せず)によって上記フープの回りに間隔を置
いてフープ140に固定されている。フープ140は、
第9図に参照番号142で示すように円環状体の断面形
状において前縁すなわち「ノーズ(鼻部)」を規定する
ようなエンベロープ22″に対する寸法になっている。
第8図かられかるように、上記前縁はもちろんエンベロ
ープの全周にわたってのびている。エンベロープは前縁
142の所が少し尖った偏平楕円体に類似した断面形状
を有している。この形状は空中での航空機の横移動に対
してエンベロープが流されるのを減少させる流線形とな
っている。また前縁142より上の凸状表面上を流れる
空気により上昇力も少し生じる。この実施例では、エン
ベロープの全体形状を「トロイダル楕円体」と名付ける
ことができる。
フープ140はエンベロープに他の要素を取付けるアタ
ッチメントの役割もする。これら要素には4つの垂直推
力発生器が含まれ、第9図にはその内の2つが各々参照
番号144で示しである。第8図かられかるように、こ
れら4つの推力発生器144は航空機の周囲に等間隔に
設けられている。第8図の矢印Fは航空機の前進方向を
示す。推力発生器144の一つはこの移動方向に対して
航空機の先端に配置され、他の3つは後方と両側に等間
隔に配置される。また、横方向推進ユニット1(16)
”が配置されており、これらを支持するスパイグー構造
体120”の4つのアーム122#は互いに直角に配置
されて、第11図に示すように航空機の「前後」軸線と
「側部」軸線と名付けることができる所に配置されてい
る。これら2つの軸線は各々「X」およびrYJで示し
である。一般の空気力学用語に従って、rXJおよびr
YJ軸線に垂直な航空機の中心線上の垂直軸線をrZJ
”(第9図参照)で表わす。
互いに直角に配置された2つのアーム122”には「傾
斜計」として公知の器具が組合されている。
この傾斜計は通常のレベル感知器であり、スペーリー社
より人手することができる。この他に公知の角度検出手
段(例えばジャイロスコープ)を用いることもできる。
第11図には2つの傾斜計146が示されており、その
うちの一つは第9図にも示しである。各傾斜計は、それ
が取付けられているアーム122”の傾きの変化に応答
する。この実施例で用いた傾斜計は傾き1度当り数ミリ
ボルトの出力を出す。この出力は通常の手段で電子的に
処理されてエンベロープの外側の垂直推力発生器144
を制御する。この傾斜計は応答速度が極めて速い(極め
て高感度)であるので、推力発生器144は傾斜計から
の信号に直ちに応答する。
各傾斜計146はそれが取付けれらているrXJ軸線ま
たは「Y」軸線に沿った航空機の傾きを感知する。実際
には、rXJ軸線上の感知器は機体の前後における推力
発生器144を制御し、他の傾斜計が横の推力発生器を
制御する。傾斜計からの信号は推力発生器が両軸線に沿
って機体を安定姿勢に維持するように処理される。
推力発生器144と傾斜計146とその信号処理器とは
、航空機をrXJまたはrYJ軸線の回りで揺動させる
力に推力発生器144が抗するという意味で「ダンパー
装置」といわれるものを構成する。
実際には、機体の水平運動中に、推進ユニツ) 1(1
6)により生じる推力は航空機の抗力中心より下である
ので、それによって航空機の先端が少し上方へ傾斜する
。上記ダンパー装置は、この際、安定姿勢を維持するよ
うに働き、航空機を水平姿勢に戻す力を加えることはな
い。これはダンパー装置が水平からの変位を吸収するよ
りは機体の傾きを変化させるように応答するように設定
されているためである。飛行時にはこのダンピング推力
発生器を用いて航空機のピッチ(Y軸線回り)を制御す
ることができる。
この実施例では、各推力発生器144が電気モーター1
50により駆動される垂直軸線の回りで回転するファン
148で構成されている。上記モーター150ハ支柱1
52により支持され、この支柱はエンベロープから外へ
のび且つエンベロープを介してフープ140に結合され
ている。ハウジング154もフープから外へのびてファ
ンを取り囲んでいる。
上記ダンピング推力発生器は航空機の前後および横への
びる軸線上に位置決めする必要は必ずしもない点に注意
する必要がある。例えば、他の実施例では、推力発生器
を上記軸線から45°ずらずこともできる。さらに、5
以上のあるいは3つに減じたダンピング推力発生器を用
いることもできる。
第8〜12図の航空機のさらに他の改良点は垂直上昇フ
ァン116”右よび横推進ユニッ) 1(16)”の両
方を駆動するための単一駆動モーターが設けられている
点にある。第10図はこの航空機のゴンドラ110”の
拡大図であり、上記単一駆動モーターは156で示しで
ある。すなわち、この駆動モーター156は一定速度で
運転されるガソリンエンジンの形にすることができる。
モーター156は第10図にFで示す前進運動方向に対
してゴンドラの後側でゴンドラ中に取付けられている。
人間が乗る航空機の場合には上記駆動モーター156の
重量に対抗するために全体的に参照番号158で示す航
空機の前方区域に一つ以上のパイロット用コックピット
を設けることになる。無人航空機では上記の釣合い作用
用に適当な制御機器を配置できる。駆動モーター156
の出力シャフト160はゴンドラの内壁から半径内向き
にのびてファン116″″の下で航空機の垂直中心線C
上に設けた歯車ボックス162に入っている。この歯車
ボックス162は5つの出力シャフトを有し、その内の
4つのシャフトはスパイグー構造体の各アーム122”
を介して歯車ボックスから横方向推進ユニツ)1(16
)”まで横へのびている。第10図にはその内の3つが
見え、その各々が164で示しである。シャフト164
はその外側端で適当な公知の直角駆動継手を介して推進
ユニッ) 110を駆動する。歯車ボックス162の5
番目の出力シャフトは図示していないが、歯車ボックス
162から垂直上方にのびてファン116′″を支持し
ている。
ファン116”と各推進ユニットのプロヘラにはこれら
が発生すべき推力に応じてピッチ変更を行うための適当
な公知のサーボモーター制御器が設けられている。これ
らは公知であるので図示はしていない。格別な推力の要
求に応じるために、駆動モーター156の通常の定速度
を変える手段を設けることも当然できる。
前記実施例に対する第9〜12図の空中航空機の他の改
良点はトリム(水平化)制御系が組込まれている点にあ
る。第12図に示すように、このトリムシステムは航空
機の前方および後方に各々配置され且つポンプ172と
組合された管路170に結合された2つのバラストタン
ク166.168によって基本的に構成されている。上
記ポンプ172は水平化の要求に応じて2つのタンクの
間で液体を圧送する。このトリム制御系には任意の適当
な液体が利用でき、好ましくは水と必要に応じて水の凍
結点を下げるための適当な添加剤とが用いられる。
第9.11図は上記トリム制御系を航空機に組込んだ状
態を示してる。エンベロープ22”中に配置された2つ
のタンク166.168はツーぺ140に結合されてい
る。管路170はエンベロープを通り、そして垂直空気
通路24”の回りを取り囲んで延びている。ポンプ17
2は上記通路近くに配置されている。ポンプ172は当
然航空機の全ての制御系と一体化されていて、有人航空
機の場合にはパイロットにより、遠隔制御の場合には地
上から遠隔制御することができる。
要約すると、第8〜12図に示す航空機は前記実施例の
ものに比べて多くの改良点がなされている。
すなわち、円環状形状の改良、安定姿勢を維持するため
のダンパー装置、航空機の推力および横方向推進用の単
一駆動モーター、そしてトリム制御系が改良されている
。全ての実施例に共通な航空機の重要な基本的特徴は航
空機が安定性と姿勢を維持するために航空力学的な制御
に依存していないという点にある。換言すれば、この航
空機は前進速度を制御する必要がない。
第4〜12図に示した両方の実施例において、重心は揚
力中心の下方にあるためこの航空機は本質的に安定であ
る。この航空機は「X」 「Y」軸方向の運動と「Z」
軸回りの旋回(片揺れ)に対して独立して制御ができる
。第8〜12図の実施例では、ダンピング推力発器によ
ってrXJおよびrYJ軸回りの旋回が防止される。
上記の説明は本発明の好ましい実施例のみに関するもの
であって、本発明の範囲内で種々の変更ができるという
ことは当然理解できよう。例えば、前記の特殊材料は単
なる例示であって、本発明はそれに限定されるものでは
ない。図示した実施例では航空機のエンベロープが通常
飛行船で用いられているウレタン含浸したダクロン(商
標)でつくられているが、もちろんこの特殊材料に限定
されるものではなく、本発明範囲においてエンベロープ
は剛性にすることもできる。
また、荷物を航空機から吊り下げる方法についても種々
変更できる。一般に航空機の中心線から吊り下げるのが
好ましいが、荷物を他の方法、例えば第1実施例ではサ
ドルから、第2実施例ではゴンドラの外周から吊り下げ
ることもできる。
第1.2.3図の実施例では、外側ダクト部材66を内
側ダクト部材68に対して変位自在にして航空機の姿勢
を制御することもできる。
この航空機に用いるエンジンとモーターは上記の特殊型
式のもにする必要は必ずしもなく、例えば第1実施例の
エンジン36.38はジェットエンジンでなくてもよい
ゴンドラ(第4〜12図の実施例)は環状形状でなくて
もよい。抗力が最小であることが重要な小型航空機の場
合には細長い(例えば、タバコ形)が好ましい。この型
式のゴンドラの場合にも垂直上昇推力発生器を設けるた
めに垂直通路を設けることができる。
「円環状」という用語はここでは広義に用いている。例
えば、この用語には第6図に示すようなものおよび円環
状体を通る断面が楕円形あるいは偏平楕円形になるもの
が含まれる。後者の場合、円環状体は「空飛ぶ円板」の
形状に似た形状になる。第8.9図に示す円環状形状(
「前縁」形状)は、エンベロープ22″内のフープ以外
によっても実現できる。たとえば、エンベロープを所望
形状に保持するのに用いることができるケーブルやウェ
ブによって達成することもできる。この形状は平面が円
である必要はなく、垂直推力発生器用垂直通路があれば
従来の飛行船に似せることもできる。広義には、エンベ
ロープは任意形状にできる(トロイダルにする必要はな
い)。例えば、三角形の翼を有するエンベロープを用い
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例による航空機の上方から
見た斜視図。 第2図は、第1図の航空機の下方からの斜視図。 第3図は、第1図および第2図に示す航空機の垂直断面
図。 第4図は、本発明の第2実施例による航空機の下方から
の斜視図。 第5図は、第4図の航空機の一部を断面で示した平面図
。 第6図は、第4図および第5図に示す航空機の垂直断面
図。 第7図は、第6図の7−7線による垂直断面図。 第8図は、本発明のさらに他の実施例による空中航空機
を示すほぼ第4図と同様な図。 第9図は、第8図の9−9線による垂直断面図。 第10図は、第9図の一部分の拡大詳細図。 第11図は、第9図の矢印11方向から見た平面図。 第12図は、航空機とは別体で示した空中航空機のトリ
ム制御装置の平面図。 (主な参照番号) 10・・航空機、 22・・エンベロープ、 24・・通路、 30・・ファン手段、 42、44・・推進ユニット

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)通路の回りにのびているほぼ円環状形状を有する
    エンベロープであって、上記通路がこのエンベロープの
    頂部表面と底部表面の間にのび、空気より軽いガスを収
    容しているエンベロープと、上記エンベロープにより支
    持され且つ上記通路を介して空気を下方に送って航空機
    を上昇させるための下向きベクトルの推力を発生させる
    ファン手段であって、上記推力の大きさ即ち航空機の飛
    行高度を変えるように制御可能なファン手段と、上記エ
    ンベロープにより支持された且つ航空機を一般に横方向
    に推進するための推進手段とを含むことを特徴とする航
    空機。
  2. (2)上記エンベロープの上記頂部表面上に支持された
    サドルをさらに含み、このサドルは、エンベロープの上
    記頂部表面をほぼ直径方向に横切ってのび且つ上記ファ
    ン手段を支持する直径部分と、この直径部分の両端にお
    いてエンベロープの両側で少なくとも一部下方へのびた
    部分とを少くとも含み、該下方部分の各々がエンベロー
    プのほぼ水平中央面上に位置された推進ユニットを支持
    し、この推進ユニットが航空機の上記推進手段を構成し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の航
    空機。
  3. (3)上記サドルがさらにエンベロープの環状頂部表面
    の回りにのびた環状部分を含み、この環状部分はエンベ
    ロープの曲率と一致するように断面が弯曲されており、
    上記のサドルの各部分は互いに一体になって一体部品の
    サドルを形成していることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の航空機。
  4. (4)上記ファン手段がエンベロープを通る上記通路を
    形成するダクト手段中へ下向きに空気を放出するように
    配置され且つ互いに並んで設けられた第1と第2のファ
    ンを含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    航空機。
  5. (5)上記ダクト手段が、上記ファンの一つから空気を
    各々受ける第1と第2のダクトと、これらダクトが合流
    する共通の室とを含み、この室が、第1と第2のダクト
    から受けた空気を混合する一対の上下に配置され互いに
    反対方向に回転する自由旋回ファンを収容しており、上
    記ダクト手段がさらに上記の室から空気を受ける放出ダ
    クトを規定し、この放出ダクトから空気が下方に送られ
    て航空機を上昇させる上記推力を発生するようになされ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の航
    空機。
  6. (6)上記放出ダクトが断面環状形状をしており且つ放
    出ダクトの放出端に環状ノズルを形成する内側ダクト部
    材と外側ダクト部材との間に形成されており、上記ダク
    ト部材の一つは航空機の姿勢を制御するために上記ノズ
    ルの形状を変えるように他方のダクト部材に対して横方
    向に変位自在であり、航空機はさらに、航空機の所望姿
    勢に応じて作動時に上記変位自在なダクト部材の位置を
    制御するために上記変位自在なダクト部材に結合された
    アクチュエーター手段を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第5項記載の航空機。
  7. (7)上記内側ダクト部材がほぼベル形状をしており且
    つその頂部で上記ダクト内に吊り下げられており、上記
    ノズルの形状を変えるために上記内側ダクト部材が横方
    向に変位自在になっており、上記アクチュエーター手段
    が、外側ダクト部材に対するベル形状の内側ダクト部材
    の位置を制御するために上記環状ノズルの回りに互いに
    隔てられた位置で上記内側と外側のダクト部材の間にの
    びた複数の独立アクチュエーターを含み、上記外側ダク
    ト部材が固定されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第6項記載の航空機。
  8. (8)上記内側ダクト部材から下方へのび且つその上記
    頂点から吊り下げられた荷物吊り下げ手段をさらに含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の航空機。
  9. (9)上記通路がその上方端近傍で外側へ拡大し且つ上
    記円環状体の前記頂部表面になめらかに連続して上記通
    路に入った空気が上記頂部表面上を内向きに流れるよう
    になっており、航空機はさらに、上記通路の上記上端の
    中心に配置された部材を含み、この部材は通路の上記上
    側部分の断面が環状となり、且つ上昇力を発生させるた
    めに円環状体の前記頂部表面上に加速された導入空気流
    を生じさせるベンチュリー作用を与える狭い環状断面を
    含むような形状になされていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の航空機。
  10. (10)上記中心部材が航空機の浮力を助ける空気より
    軽いガスを収容した非剛性の膨張自在な部材であること
    を特徴とする特許請求の範囲第9項記載の航空機。
  11. (11)上記中心部材が円錐形状と平らな底を有する逆
    円錐体形状を有し、上記の底が使用時に上記中心部材に
    より生じる抵抗を最小にするためにエンベロープの最上
    表面を含む面内にほぼ配置されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第10項記載の航空機。
  12. (12)上記通路の下端の所で上記エンベロープから吊
    り下げられたゴンドラを含み、このゴンドラは、上記通
    路を介して空気を下向きに吸引して上記推力を発生する
    ための前記ファン手段を支持しており、更に、上記ゴン
    ドラが上記通路を介して下向きに空気を送る中心開口を
    規定していることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の航空機。
  13. (13)前記推進手段が上記ゴンドラの外側に支持され
    た少なくとも3つの横向き推進ユニットを含むことを特
    徴とする特許請求の範囲第12項記載の航空機。
  14. (14)上記推進ユニットが4つ設けられ且つこれら推
    進ユニットがエンベロープの垂直中心線を中心とする円
    上に配置されて、各々が上記の円のほぼ接線方向の推力
    ベクトルを発生するようになされており、この推進ユニ
    ットは、上記の円の互いに直角な2つの直径の両端で各
    々の対を成すように配列され、各対の推進ユニットの推
    力ベクトルがほぼ平行であることを特徴とする特許請求
    の範囲第13項記載の航空機。
  15. (15)ゴンドラに支持された構造物をさらに含み、こ
    の構造物は、上記中心線から外側へのびて互いに直角に
    配列された4つのアームを含み、このアームの各々はそ
    の外側端に上記推進ユニットの一つを支持し、上記構造
    物が上記中心線上に前記ファン手段を支持することを特
    徴とする特許請求の範囲第14項記載の航空機。
  16. (16)前記エンベロープは、空中を移動するために流
    線形形状をとるようにエンベロープの外周に沿ってのび
    た前縁を含む断面形状を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の航空機。
  17. (17)エンベロープの外側に支持された複数の垂直方
    向を向いた推力発生器と、航空機の揺動運動を減衰して
    安定性を維持するように上記推力発生器を制御する手段
    とを含むダンパー装置を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の航空機。
  18. (18)上記4つの推力発生器がエンベロープの外周に
    等間隔に設けられており、上記制御手段が前記推力発生
    器を通ってのびる互いに直交する軸上に配置された2つ
    の傾斜計を含み、上記制御手段が上記傾斜計により検出
    された傾きの変化に応じて推力発生器を制御するように
    なされていることを特徴とする特許請求の範囲第17項
    記載の航空機。
  19. (19)エンベロープ内の前方位置と後方位置とに配置
    されたバラストタンクと、航空機の所望姿勢に応じて両
    タンク間で液体を圧送する手段とを含むトリム制御手段
    をさらに含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の航空機。
  20. (20)航空機の垂直上昇と横方向推進とを行わせるた
    めに前記ファン手段と前記推進手段とに連結された単一
    の駆動モーターを含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の航空機。
  21. (21)頂部表面と底部表面とこれら頂部および底部の
    表面間にのびた通路とを有し、且つ内部に空気より軽い
    ガスを収容したエンベロープと、 航空機を上昇させるための下向きベクトルの推力を発生
    させるために通路を通って空気を下向きに送るように上
    記エンベロープにより支持され、上記推力の大きさすな
    わち航空機の飛行高度を変えるように制御可能であるよ
    うなファン手段と、エンベロープにより支持されて航空
    機をほぼ横へ推進するための推進手段と を有することを特徴とする航空機。
JP61103725A 1985-05-06 1986-05-06 航空機 Pending JPS6218397A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA480837 1985-05-06
CA480837 1985-05-06
CA507803 1986-04-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6218397A true JPS6218397A (ja) 1987-01-27

Family

ID=4130432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61103725A Pending JPS6218397A (ja) 1985-05-06 1986-05-06 航空機

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4685640A (ja)
JP (1) JPS6218397A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102701559A (zh) * 2012-05-24 2012-10-03 天津科技大学 一种污水处理厂污泥和餐厨废油综合处置方法和装置
JP5875093B1 (ja) * 2015-06-17 2016-03-02 浩平 中村 浮揚型飛行体
WO2016059835A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP6037190B1 (ja) * 2015-07-31 2016-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛行体

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5090637A (en) * 1989-04-14 1992-02-25 Haunschild Willard M Helium purification system for lighter-than-air aircraft
US5645248A (en) * 1994-08-15 1997-07-08 Campbell; J. Scott Lighter than air sphere or spheroid having an aperture and pathway
RU2114765C1 (ru) * 1996-12-24 1998-07-10 Юрий Григорьевич Ишков Комбинированный летательный аппарат
DE10031133A1 (de) * 2000-06-30 2002-01-10 Broda Hans Joerg Flugkörper
CA2557893A1 (en) * 2006-08-29 2008-02-29 Skyhook International Inc. Hybrid lift air vehicle
ES2464569T3 (es) * 2006-10-20 2014-06-03 Lta Corporation Aeronave lenticular
US7487936B2 (en) * 2006-10-23 2009-02-10 Ltas Holdings, Llc Buoyancy control system for an airship
US20080283659A1 (en) * 2007-05-16 2008-11-20 Jared Scott Hornbaker Buoyancy launch vehicle
PL2500261T3 (pl) * 2007-08-09 2017-09-29 Lta Corp Soczewkowaty sterowiec i powiązane środki sterujące
US8894002B2 (en) 2010-07-20 2014-11-25 Lta Corporation System and method for solar-powered airship
ES2860772T3 (es) * 2009-11-13 2021-10-05 Zero2Infinity S L Cápsula para vuelos espaciales o en el espacio cercano
USD670638S1 (en) 2010-07-20 2012-11-13 Lta Corporation Airship
BR112013024635A2 (pt) 2011-03-31 2020-09-01 Lta Corporation aeronave incluindo estruturas aerodinâmicas, de flutuação e implantáveis
US9296460B2 (en) * 2012-02-14 2016-03-29 Phillip R. Barber Airship with internal propulsion system
DE102012105803B4 (de) 2012-06-29 2022-11-03 Dieter Herz Fahrzeug
US8720981B1 (en) 2013-03-12 2014-05-13 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle floor frame stiffener
ITTO20130543A1 (it) * 2013-06-28 2014-12-29 Quater Paolo Bellezza Velivolo multirotore
CN105873820A (zh) 2013-11-04 2016-08-17 Lta有限公司 货物飞艇
US10007890B1 (en) 2015-06-26 2018-06-26 Amazon Technologies, Inc. Collaborative unmanned aerial vehicle inventory system
US10000284B1 (en) * 2015-06-26 2018-06-19 Amazon Technologies, Inc. Collaborative unmanned aerial vehicle for an inventory system
WO2017022209A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛行体
US10933966B2 (en) * 2015-08-19 2021-03-02 X-Control System Co., Ltd. Flying robot with internal rear projector
JP6617901B2 (ja) * 2016-03-10 2019-12-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛行体
US9975633B1 (en) 2016-05-10 2018-05-22 Northrop Grumman Systems Corporation Collapsible ducted fan unmanned aerial system
US10843783B1 (en) 2016-12-29 2020-11-24 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Hexakis icosahedron frame-skin vacuum lighter than air vehicle
CA3086102A1 (en) * 2016-12-31 2018-07-05 Jayant RATTI High endurance unmanned aerial vehicle
US10669020B2 (en) * 2018-04-02 2020-06-02 Anh VUONG Rotorcraft with counter-rotating rotor blades capable of simultaneously generating upward lift and forward thrust

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4114837A (en) * 1977-03-24 1978-09-19 Skagit Corporation Air transport and lifting vehicle
US4269375A (en) * 1979-10-31 1981-05-26 Hickey John J Hybrid annular airship

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB191003908A (ja) *
US1332787A (en) * 1919-03-01 1920-03-02 Whalen James Aircraft
US3410507A (en) * 1966-05-06 1968-11-12 Paul S. Moller Aircraft
US3658278A (en) * 1969-12-16 1972-04-25 Ferena Batchelor Load transporting system
FR2310918A2 (fr) * 1975-05-12 1976-12-10 Onera (Off Nat Aerospatiale) Engin aerostat, notamment pour le transport et/ou la manutention de tres lourdes charges
FR2366989A1 (fr) * 1976-06-28 1978-05-05 Nazare Edgard Dirigeable transporteur de charge de forme toroidale
EP0088806A1 (de) * 1982-03-17 1983-09-21 Hans-Werner Schmitz Autarker und beweglicher und/oder gefesselter archimedischer Auftriebskörper mit weiträumiger Bodenkontaktfreiheit für allgemeine und/oder spezielle Wohn-, Arbeits-, Transport-, Gesundheits- und/oder Sicherheitsbedürfnisse

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4114837A (en) * 1977-03-24 1978-09-19 Skagit Corporation Air transport and lifting vehicle
US4269375A (en) * 1979-10-31 1981-05-26 Hickey John J Hybrid annular airship

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102701559A (zh) * 2012-05-24 2012-10-03 天津科技大学 一种污水处理厂污泥和餐厨废油综合处置方法和装置
WO2016059835A1 (ja) * 2014-10-17 2016-04-21 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JPWO2016059835A1 (ja) * 2014-10-17 2017-08-03 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US10267949B2 (en) 2014-10-17 2019-04-23 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method
JP5875093B1 (ja) * 2015-06-17 2016-03-02 浩平 中村 浮揚型飛行体
WO2016204180A1 (ja) * 2015-06-17 2016-12-22 浩平 中村 浮揚型飛行体
JP2017007411A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 浩平 中村 浮揚型飛行体
US9802691B2 (en) 2015-06-17 2017-10-31 Kohei Nakamura Buoyant aerial vehicle
JP6037190B1 (ja) * 2015-07-31 2016-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛行体
JP2017047896A (ja) * 2015-07-31 2017-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛行体およびバルーン
JP2017047878A (ja) * 2015-07-31 2017-03-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛行体

Also Published As

Publication number Publication date
US4685640A (en) 1987-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6218397A (ja) 航空機
US4366936A (en) Aircraft having buoyant gas balloon
EP0201309A2 (en) Air vehicle
US4695012A (en) Aerial load-lifting system
US4601444A (en) Aerial load-lifting system
US5383627A (en) Omnidirectional propelling type airship
US4995572A (en) High altitude multi-stage data acquisition system and method of launching stratospheric altitude air-buoyant vehicles
US5645248A (en) Lighter than air sphere or spheroid having an aperture and pathway
US6286783B1 (en) Aircraft with a fuselage substantially designed as an aerodynamic lifting body
US3054578A (en) Annular aircraft with elastic collector ring rim
JP4505139B2 (ja) バルーンの飛翔経路制御システム
US3976265A (en) Semibuoyant composite aircraft
US3838835A (en) Precessor flying craft
US6142414A (en) Rotor--aerostat composite aircraft
US4326681A (en) Non-rigid airship
US3507461A (en) Rotary wing aircraft
US5755402A (en) Discoid airship
WO1996005103A9 (en) Lighter than air sphere or spheroid having an aperture and pathway
KR19990067015A (ko) 하이브리드 항공기
ES2270148T3 (es) Dirigible de doble casco controlado por vectorizacion de empuje.
US4365772A (en) Aircraft having buoyant gas balloon
US3288397A (en) Aircraft
CN86105611A (zh) 飞行器
RU2114765C1 (ru) Комбинированный летательный аппарат
EP0088460B1 (en) Aircraft having buoyant gas balloon