JPS6218377Y2 - - Google Patents

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JPS6218377Y2
JPS6218377Y2 JP1982088476U JP8847682U JPS6218377Y2 JP S6218377 Y2 JPS6218377 Y2 JP S6218377Y2 JP 1982088476 U JP1982088476 U JP 1982088476U JP 8847682 U JP8847682 U JP 8847682U JP S6218377 Y2 JPS6218377 Y2 JP S6218377Y2
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JP1982088476U
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JPS58191968U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案は例えばコークス炉ガス冷却用のプライ
マリークーラー等に内設されている冷却パイプ
を、容易かつ迅速に抜き取り、その交換を可能に
する構造の簡単な抜き取り治具に関するものであ
る。
プライマリークーラーは、複数基設置され多量
の高温コークス炉ガスを冷却している。この冷却
により冷却パイプには、ガス随伴物が多量に付着
する。これを除去するにあたつては、各プライマ
リークーラーを所定サイクルで休止して、クーラ
ー内の洗浄を行い、タール等を含有する泥状のガ
ス随伴物を除去する。一方、クーラー内設冷却パ
イプは、長年の使用中に腐食などによつて穴があ
くことがあり、その時は交換する。
この冷却パイプは、通常3500本/基配設されて
おり、上記の破損状態が約1/5に及ぶと全量を交
換する。この時交換対象クーラーは連携運転を絶
つて、完全に稼動を停止する。したがつて、この
間は他のクーラーの冷却パイプの洗浄休止が不能
であるため、該クーラーは早期に該冷却パイプの
交換を完了して、正常なガス冷却稼動状態に復帰
する必要がある。
しかしながら第1図イ〜ハに示すように、従来
に於ける冷却パイプの抜き取り方法は、ガス流路
1の下部に設けた狭隘な冷却水室2内にマンホー
ル3から作業引が入り、油圧ジヤツキ4を第1図
イの如く、該当冷却パイプ5直下にセツトし、外
部に準備した油圧ポンプ6を操作し、ジヤツキヘ
ツド4aを該パイプの下端開口縁に押し当て、第
1図ロの如く上昇移動せしめ、ガス流路1と、該
下部の冷却水室2とを仕切る下部用パイプ取付部
材(以下、下板と称す)7に設けた開口部7aと
の接合を離脱し、この後ガス流路1と、その上部
に設けた冷却室8とを仕切る上部用パイプ取付部
材(以下、上板と称す)9の上方に突き出したパ
イプ上端部に穴を明け、これに第1図ハの如く吊
りワイヤーWを介してフツクFを掛け、ホイスト
などにより上昇引き抜きするものである。
上述の従来法は下板7の開口部7aとパイプ5
下端外周面との接合部は、シエールド工法などに
より圧接接合しているため最も腐食が著しく、該
ジヤツキアツプ時に押し潰れなどの変形によつ
て、ジヤツキヘツドがパイプ内にめり込み、ジヤ
ツキアツプが不能となる。
このため、第2図に拡大して示すように、腐食
して薄肉化したパイプ5の下端を内側に折り曲
げ、これに当て板Sをジヤツキヘツド4aとの間
に介在させて、押し上げ中のジヤツキヘツドの管
内没入を防止しなければならないなど煩雑で、か
つ多大な時間を要する準備作業を必要としてい
た。
また、パイプ下端が下板7から外れた直後は、
第1図ハに示す如く、その都度下板7上面上に溜
つたタールTなどが、パイプ抜き取り作業室であ
る冷却水室2内に流出することを防止するため、
下板開口部7aに木栓Cで閉塞しておかなければ
ならない厄介な作業を伴なうものである。
また、押上げるパイプ5の胴部に腐食があると
き、あるいはパイプ5の上端と上板9との接合部
が腐食により固着している時は、該パイプが折れ
たり曲ることがある。この際は、前記フツクFに
より、上昇引き抜きが不能となるため、ガス流路
1内に作業者が入り、パイプ5中央部を切断し、
パイプ5の上半部を作業者が大きく揺動させ、該
上板との腐食による固着を解除して下方に引き抜
かなければならない。
このように該プライマリークーラーの冷却パイ
プの交換に際しては、作業環境が悪く、かつ不安
全な狭隘な場所で各パイプ毎に多数の作業工程を
かけて抜き取りを行なわなければならず、前例の
プライマリークーラーでは、447工数かけて3500
本/基の冷却パイプの抜き取りを行なうなど、多
大の労力と時間を要しており、しかもこの間、通
常のクーラー洗浄停止時間を大幅に超えるため、
稼動クーラーのガス冷却能を低下させ、かつまた
含有タールミスト除去効率を著しく知下せしめる
などの問題を有しており、その改善策が強く要求
されていた。
本考案はこのような問題を一挙に解決するパイ
プ抜き取り治具を提供するものであり、その特徴
とするところは、パイプ端部を抜取り可能に装着
固定したパイプ取付部材9に装着する支持台枠1
4、支持台枠14に固定支持した油圧シリンダー
10、支持台枠14にパイプ抜取方向に個々に進
退移動自在に装着し前記油圧シリンダー10のピ
ストンロツド10bにより、別個に及び同時に進
退移動可能にした第1枠体16と第2枠体15、
前記第1枠体16の下部中央に支持され拡縮可能
に構成した拡縮体13、前記第2枠体15の下
部、中央に端部を装着し胴部を前記拡縮体13内
を進退可能に挿通し、他端部に進退移動により拡
縮体13を拡縮するテーパー部材11bを設けた
操作ロツド11から構成した点にある。
以下、本考案の1実施例を第3〜第5図と共に
説明する。
第3図〜第5図に於いて、10は油圧シリンダ
ーであり、支持台枠14の上部に固定載置し、そ
のピストンロツド10bの先端を第2枠体15の
上部中央下面に当接してある。第2枠体15は、
前記支持台枠14の側部をガイドにして上下動可
能にしてある。11は上記第2枠体15の下部中
央に上下動可能に連結した操作ロツドであり、上
部にストツパー11aを有し、先部にテーパー部
材11bを有する。
12は第2枠体15の側部をガイドにして、上
下動可能に配した第1枠体16の下部中央の開口
部16a下端周囲に突き出した係止具であり、そ
の中央部には前記操作ロツド11の胴部を上下可
能に位置させる遊合孔12aと、内壁に係止用凹
陥部12bとを有する。13はパイプ内壁当接部
13aを下部に有し、かつ前記係止具12の凹陥
部12bへの被係止部13bを上部に有する複数
個の部材13cを、前記操作ロツド胴部周囲に配
設し、拡縮用スプリング13dで連結してあるパ
イプ内壁圧接保持・離脱用の拡縮体であり、この
横断面を第5図に示す。
拡縮体13の各部材13cで形成する操作ロツ
ド11の進退用(上・下用)内空部は、下部末拡
がり状としてあり、かつ各部材13c下部のパイ
プ内壁当接部13aの表面には、多数の突起13
eを形成してパイプ内壁面への噛み込み圧接を可
能としてある。
次に以上の構成としたパイプ抜き取り治具を用
いて、パイプ5を抜き取りする動作説明をする。
支持台枠14の下端を、パイプ連通部17の内
壁である上板9の開口部7aと、パイプ上端外周
面との接合部周囲上面に置くと共に、第1枠体1
6を自重で下降させると同時に、油圧シリンダー
10のピストンロツド10bを下降させ、第2枠
体15を自重で下降させることにより、係止具1
2と拡縮体13と操作ロツド11を、パイプ5上
端内に第3図に示すように遊合挿入する。
次に油圧シリンダー10により、第2枠体15
を上昇移動させて、操作ロツド11のみを上昇移
動することにより、第4図に示す如く、該操作ロ
ツド11下部のテーパー部材11bで、拡縮体1
3の各部材13cを、パイプ5の内壁側に押し拡
げ、該部材13cのパイプ内壁当接部13aをパ
イプ内壁に圧接せしめて、その表部の突起13e
を噛み込ませ、パイプ5を上昇引き抜き可能に保
持する。
この後、第2枠体15を該油圧シリンダー10
により、更に上昇移動せしめて、該パイプ5を操
作ロツド11−拡縮体13と共に上昇させて、こ
の後、油圧シリンダー10のピストンロツド10
bのみを一旦下降動作させ、第1枠体16上部の
挿通口16aを下方に通過させ、次いで該挿通口
16aをストツパー16bで閉止し、このストツ
パー16bの下面にピストンロツド10bの先端
を当て、第1枠体16を上昇移動せしめ、拡縮体
13のみを上昇移動させる簡単な操作で、拡縮体
13の各部材13cの拡張状態、即ちパイプ内壁
面圧接保持状態を解放する。
次いで治具全体を上方に移動させて、パイプ上
端内から操作ロツド11、拡縮体13、係止具1
2を挿出し、次いでパイプ5を上方挿出して、1
本のパイプ抜き取り作業を完了するものである。
以上の説明で明らかなように、本考案のパイプ
抜き取り治具は、抜き取り対象パイプが抜き取り
可能に装着されたパイプ取付部材に支持台枠をセ
ツトし、拡縮体と、その係止具および拡縮体の操
作ロツドを、該パイプ端部から内部に挿入すると
共に、該係止具を装着した第1枠体と、該操作ロ
ツドを装着した第2枠体と、これらを進退移動せ
しめる油圧シリンダーを上記支持台枠に装着し
て、該油圧シリンダーにより、第2枠体を介して
操作ロツドをパイプ引抜方向へ移動せしめるのみ
で、拡縮体を拡張させてパイプを保持させ、続い
て拡縮体、係止具および第1枠体と共に、パイプ
引抜き方向に移動せしめて、迅速、確実かつ安全
にパイプと上記パイプ取付部材との接合状態を解
除し、かつその後に、油圧シリンダーにより第1
枠体と、係止具を介して拡縮体のみをパイプ引抜
方向に移動せしめるのみで、該拡縮体を収縮せし
め、パイプの抜き取りを可能とするものである。
この治具を例えば、前述したプライマリークー
ラーの冷却パイプの交換の際の抜き取りに用いる
と、230工数となり、従来のパイプ抜き取り工数
の略半数にすることができ、稼動クーラーの洗浄
停止時間を大幅短縮し、稼動クーラーのガス冷却
能の低下を防止する優れた効果をもたらし、プラ
イマリークーラーの稼動を大幅に向上せしめ、円
滑かつ安定したコークス炉ガス処理操業を維持せ
しめ、産業に寄与すること多大なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イ,ロ,ハは、従来のパイプ抜き取り例
を示す説明図、第2図は第1図ロの要部拡大説明
図、第3〜5図は本考案の実施例を示すものであ
り、第3図は抜き取り対象パイプ上端側への当初
セツト状態を示す側断面説明図、第4図は該パイ
プの上方抜き取り開始時の状態を示す側断面説明
図、第5図は第3図の矢視−からの横断面説
明図である。 4;油圧シリンダー、15:第2枠体、16;
第1枠体、14;支持台枠、13;拡縮体、1
2;係止具、11;操作ロツド、11b;テーパ
ー部材、5;パイプ、13d;スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイプ端部を抜取り可能に装着固定したパイプ
    取付部材9に装着する支持台枠14、支持台枠1
    4に固定支持した油圧シリンダー10、支持台枠
    14にパイプ抜取方向に個々に進退移動自在に装
    着し前記油圧シリンダー10のピストンロツド1
    0bにより別個に及び同時に進退移動可能にした
    第1枠体16と第2枠体15、前記第1枠体16
    の下部中央に支持され拡縮可能に構成した拡縮体
    13、前記第2枠体15の下部、中央に端部を装
    着し胴部を前記拡縮体13内を進退可能に挿通
    し、他端部に進退移動により拡縮体13を拡縮す
    るテーパー部材11bを設けた操作ロツド11か
    ら構成したことを特徴とするパイプ抜き取り治
    具。
JP8847682U 1982-06-14 1982-06-14 パイプの抜取り治具 Granted JPS58191968U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8847682U JPS58191968U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 パイプの抜取り治具

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JP8847682U JPS58191968U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 パイプの抜取り治具

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Publication Number Publication Date
JPS58191968U JPS58191968U (ja) 1983-12-20
JPS6218377Y2 true JPS6218377Y2 (ja) 1987-05-12

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ID=30097144

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JP8847682U Granted JPS58191968U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 パイプの抜取り治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5819582B2 (ja) * 2009-09-17 2015-11-24 株式会社泉精器製作所 管の引き抜き工具

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525037U (ja) * 1975-06-27 1977-01-13
JPS5250398B2 (ja) * 1972-02-28 1977-12-23

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250398U (ja) * 1975-10-08 1977-04-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5250398B2 (ja) * 1972-02-28 1977-12-23
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