JPS62183304A - 木材用防カビ・防腐剤 - Google Patents

木材用防カビ・防腐剤

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JPS62183304A
JPS62183304A JP2654586A JP2654586A JPS62183304A JP S62183304 A JPS62183304 A JP S62183304A JP 2654586 A JP2654586 A JP 2654586A JP 2654586 A JP2654586 A JP 2654586A JP S62183304 A JPS62183304 A JP S62183304A
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JP
Japan
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compound
wood
short
propyl
acid
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JP2654586A
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English (en)
Inventor
成田 登次
俊夫 佐藤
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Welfide Corp
Original Assignee
Welfide Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有効な木材用防カビ・防腐剤に関する。
〔従来の技術〕
近年、有限な木材資源を利用するに際し、腐朽、カビ、
虫害などによる劣化から木材を守り、長期間有効に役立
たせるため保存剤が用いられている。
保存剤としては、木材防腐・防カビ剤、防虫剤などが用
いられ、有機スズ系、フェノール系、ナフテン酸金属塩
素、クロルナフタレン系、CCA系(w4、クロム、ヒ
素含有薬剤)など種々の化合物が使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
その中で昨今CCA系薬剤の毒性が問題化され始め、防
腐・防カビ剤の安全性が重要視されてきているのが現状
である。
また、重金属、劇毒物あるいは有機塩素などを含有する
化合物は、人畜に対する毒性が高かったり、不快臭がし
たりあるいは環境汚染の虞れがあったりするなど、全殻
的に安全性の高いものとは言えない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、低毒性で環境汚染の無い、安価な
、しかも防腐・防カビ効力の強い薬剤について鋭意研究
を重ねた結果、低濃度で強力な防腐・防カビ効力を有す
る木材用防カビ・防腐剤を見出して、本発明を完成する
に至った。
すなわち、本発明は一般式 (式中、Rは水素、1.3−ショート−2−プロポキシ
テレフタロイル、または式−〇〇−Qで表わされる基を
示す。ここで、Qは炭素数1〜18個のアルキル、炭素
数2〜18個のアルケニル、スチリル、またはハロゲン
、低級アルキルあるいは低級アルコキシで置換されてい
てもよいアリールを示す。) で表わされる1、3−ショート−2−プロパツール誘導
体を有効成分とする木材用防カビ・防腐剤に関する。
一般式(1)の各記号を定義により説明すると、炭素数
1〜18個のアルキルとはメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチル、ペ
ンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシ
ルなどを、炭素数2〜18個のアルケニルとはビニル、
プロペニル、ブチニル、ペンテニル、ペンタデセニル、
ヘキサデセニル、ヘプタデセニル、オクタデセニルなど
を、アリールとはフェニル、ナフチルなどを、また、ハ
ロゲンとは塩素、臭素、ヨウ素などを、低級アルキルと
はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、第3級ブチルなどを、低級アルコキシとは
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシなどをそれ
ぞれ示す。
本発明の一般式(りのRが水素以外の基で表わされる化
合物は、1.3−ショート−2−プロパツール(以下、
化合物Aともいう)と一般式%式%() (式中、Roは前記定義Qまたは1.3−ショート−2
−プロポキシカルボニルフェニルを示す。)で表わされ
る化合物またはその反応性誘導体とを反応させることに
よって製造される。
一般式(II)の化合物の反応性誘導体としては酸ハラ
イド、酸無水物、混合酸無水物、または活性エステルな
どがあげられる。
化合物Aと一般式(II)のカルボン酸化合物との反応
は、好ましくは脱水触媒の存在下に進行する。また、化
合物Aと一般式(11)の化合物の反応性誘導体中、酸
ハライドとの反応は、ピリジンまたはトリエチルアミン
のような塩基の存在下に反応させることによって製造す
ることができる。
また、化合物A(一般式(1)のRが水素である化合物
)は、1.3−ジクロロ−2−プロパツールとヨウ化カ
リウムを反応させることによって製造される( G、 
Lu5iHnani、 Boll、 chim、 fa
rm、。
■、 557−558 (1939))。
本発明の代表的な化合物の製法を合成例として詳細に説
明する。
m’安患香酸1.3−ショート−2−プロピル(化合物
l) 1.3−ショート−2−プロパツール31.5g含有の
トルエン溶液100m1にトリエチルアミン10、1 
gを加え、水冷攪拌下に安息香酸クロライド14.1 
gを30分間で滴下し、その後2時間攪拌した。反応液
を水で洗浄後、乾燥した。溶媒を留去後、得られた油状
物を減圧蒸留により精製すると、安息香酸1.3−ショ
ート−2−プロピル41.5gが得られた。
元素分析値(%)  CIa Ht a Oz I 2
として計算値 C: 2B、87  H: 2.43 
1 : 61.01実験値 C:2B、99  H:2
.56 1:60.95上記合成例の方法に準じて製造
される化合物を以下に挙げるが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
化合物2:テレフタル酸ビス(1,3−ショート−2−
プロピル) 化合物3:2−クロロ安息香酸1,3−ジョード−2−
プロピル 化合物4:4−クロロ安息香酸1,3−ショート−2−
プロピル 化合Th5 : 3−クロロ安息香酸1.3−ショート
−2−プロピル 化合物6:4−ブロモ安息香酸1,3−ショートー2〜
プロピル 化合物7:4−メチル安息香酸1.3−ショート−2〜
プロピル 化合物8:2−メチル安息香酸1.3−ショート−2−
プロピル 化合物9:4−メトキシ安息香酸1.3−ショート−2
−プロピル 化合物10:酢酸1. 3−ショート−2−プロピル化
合物11:プロピオン酸1.3−ショート−2−プロピ
ル 化合物12:n−酪酸1. 3−ショート−2−プロピ
Jし 化合物13ニオレイン酸1.3−ショート−2−プロピ
ル 化合物14ニステアリン酸1.3−ショート−2−プロ
ピル 化合物15ニアクリル酸1.3−ショート−2−プロピ
ル 化合物16:メタアクリル酸1.3−ショート−2−プ
ロピル 化合物17:桂皮酸1.3−ショート−2−プロピル 化合物18:l、3−ショート−2−プロパツールかく
して得られる一般式の(I)の化合物は、防カビ・防腐
剤として有用である。特に木質原材料、合板、湿潤バル
ブ、紙、畳、繊維、皮革、接着剤、塗料、合成樹脂など
種々の工業用原材料、その他カビが発育、繁殖して汚染
を招くばかりでなく、基質の劣化など品質としての価値
を損う多くの製品に適用できる。ここで、工業用原材料
に発生するカビとしては、ペニシリウム(Penici
−11iu++)属、アスペルギウス(Aspergi
llus)属、リソ゛−ブス(Rhizopus)属、
ケトミウム(Chaetomtum)属、クラドスポリ
ウム(Cladosporium)属、フザリウム(F
usarium) m、オーレオバシジウム(Aure
obasidium)属などが代表的なものであり、こ
の他トリコデルマ(Trichoderma)属、木材
変色菌など多種類にわたって知られているが、本発明に
おいて対象となるカビ類は上記のカビに限定されるもの
ではない、また、防腐については、木材腐朽菌および木
材軟腐朽菌による被害を防ぐために用いることができる
本発明の化合物は、担体および必要に応じて、他の補助
剤と混合して、工業用防カビ・防腐剤として通常用いら
れる製剤形態、たとえば油溶性剤、乳剤、ペースト剤、
粉剤、水和剤、エアゾール剤、塗料などに調製されて使
用される。担体としては、クレー、タルク、ベントナイ
ト、カオリン、無水硅酸、炭酸カルシウム、木粉などの
不活性固体担体、ケロシン、リグロイン、キシレン、メ
チルナフタリン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、アセトン、クロロホルム、酢酸エチル、テト
ラヒドロフランなどの液体担体、窒素ガス、ジメチルエ
ーテル、フロンガス、塩化ビニル単量体などの気体担体
があげられる。製剤の性状を改善し、防カビ・防腐効果
を高めるために適宜使用される補助剤としては、たとえ
ば陰イオン性、陽イオン性、非イオン性の界面活性剤や
メチルセルロース、酢酸ビニル樹脂、アルギン酸ナトリ
ウムなどの種々の高分子化合物があげられる。
また、本発明の化合物を従来の防カビ・防腐剤や殺虫剤
などと併用して用いることもできる。防腐、防カビ剤と
しては、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾール、
N、N−ジメチル−N’−ジクロロフルオロメチルチオ
−N′−フェニルスルファミド、4−クロロフェニル−
3°−ヨードプロパギルホルマールなどや、トリクロロ
フェノールあるいはトリブロモフェノールなどのハロゲ
ン化フェノール系化合物、ビストリブチル錫オキシド、
トリブチル錫フタレートあるいはトリフエニル錫水酸化
物などのトリアルキル錫またはトリアリール錫系化合物
、N−ニトロソ−N−シクロヘキシルアミンのアルミニ
ウム塩などの金属塩、キシIJ ケン−Bあるいはベン
ズアニリド系化合物などがあげられ、殺虫剤としては、
ホキシムなどの有機燐系化合物、パーメスリンなどのピ
レスロイド系化合物、バイボンなどのカーバメート系化
合物、クロルケンなどの有機塩素系化合物などがあげら
れる。
実際の使用に際して、本発明の化合物の含量は、製剤の
形態あるいは使用の目的に従って適宜変化させ得るが、
通常、0.01〜95重量%、好ましくは0.5〜50
重量%の範囲が適当である。また防カビ・防腐剤の処理
方法としては、木材および木質材料などの原材料に対し
、浸漬、塗布、散布または注入などの方法で使用される
他に接着剤などに混入して、合板、ハードボード、パー
ティクルボードなどの処理に使用することもできる。
〔作用および発明の効果〕
以下、試験例により本発明化合物の防カビ・防腐効果を
説明する。
試験例1 抗真菌効力 本発明化合物1の1重量%ジメチルホルムアミド溶液を
用いて、第1表記載のカビ、木材腐朽菌、酵母などの真
菌類に対する抗菌効力を通常の寒天平板画線法により試
験したところ、すべてに対し試料上に閑の発育が全く認
められない結果かえられた。
一以下余白一 試験例2 カビ抵抗性試験 ブナの辺材から2 elm X 4 ell X 0.
5 (Jの木片を切り取り試験片とする。その木片の木
口にエポキシ樹脂を塗りシールし、他面に本発明化合物
2の各重量%ジメチルホルムアミド溶液を110±10
g/rrf塗布する。乾燥した後、JISZ2911r
カビ抵抗性試験法」に基づいて5種の菌の胞子懸濁液を
ふりかけ、防カビ効力を試験した。その結果を第2表に
示す。
なお、表中の結果は以下の記号によって表わす。
−二 全くカビの発生なし ±: カどの発生不明瞭 +: 若干発生 −H+:  木片の273に発生 冊: 全面にカビ発生 −以下余白一 試験例3 防腐効力試験 試験例2で用いた木片と同様の木片を用い、日本木材保
存協会(JWPA)の方法に準拠して防腐効力試験を実
施した。
樹種と菌種との組合せは、杉−オオウズラタケおよびブ
ナ−カワラタケである。
耐候操作は薬剤を塗布乾燥後、静水中に木片を30秒浸
し、中に水を張ったデシケータ中に4時間放置した後、
40℃で20時間乾燥する。この操作を10回繰り返す
2力月間、腐朽試験後の木片の重量減少率(%)と効力
値を第3表、第4表に示す。
〔実 施 例〕
以下、製剤例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らにより何ら限定されるものではない。
製剤例1 化合物1 10重量部をジメチルホルムアミド40重量
部に溶解させ、ケロシン40重量部およびポリオキシエ
チレンアルキルアリルエーテル10重量部を加えて、十
分に混合して乳剤を得た。この乳剤は、用時適量の水で
希釈して処理すべき木質材料に塗布、浸漬またはスプレ
ーなどの方法で使用される他、合板、パーティクルボー
ド、ハードボードなどの接着剤混入処理に適用できる。
製剤例2 化合物210重量部をジメチルホルムアミド10重量部
に溶解し、フォグソルベント80重量部を加え、油剤を
得た。この油剤は処理すべき木質材料に、塗布、浸漬ま
たはスプレーなどの方法で使用される他、合板、パーテ
ィクルボード、ハードボードなどの接着剤混入処理に適
用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素、1,3−ジヨード−2−プロポキシ
    テレフタロイル、または式−CO−Qで表わされる基を
    示す。ここで、Qは炭素数1〜18個のアルキル、炭素
    数2〜18個のアルケニル、スチリル、またはハロゲン
    、低級アルキルあるいは低級アルコキシで置換されてい
    てもよいアリールを示す。) で表わされる1,3−ジヨード−2−プロパノール誘導
    体を有効成分とする木材用防カビ・防腐剤。
JP2654586A 1986-02-07 1986-02-07 木材用防カビ・防腐剤 Pending JPS62183304A (ja)

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