JPS6218268Y2 - - Google Patents

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JPS6218268Y2
JPS6218268Y2 JP2087782U JP2087782U JPS6218268Y2 JP S6218268 Y2 JPS6218268 Y2 JP S6218268Y2 JP 2087782 U JP2087782 U JP 2087782U JP 2087782 U JP2087782 U JP 2087782U JP S6218268 Y2 JPS6218268 Y2 JP S6218268Y2
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JP
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motor
case
mixing
drive shaft
fluid
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JP2087782U
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、混合装置、詳しくは、混合槽内にお
ける。モータの駆動軸周りに被混合体に混合羽根
体を配置して駆動させる混合装置に関する。
従来、此種混合装置は、混合槽内に設けた混合
羽根体をモータにより駆動させることにより、異
種の粉粒体または液体を組合わせた被混合体を撹
拌して混合するごとくしたものが知られている。
ところが、この装置によれば、前記羽根体を混
合槽内の被混合体の表面より所定距離下位の密度
大なる個所に配置して、被混合体を撹拌しなけれ
ばならないため、前記羽根体の駆動トルクを、前
記密度に見合う大なる値にする必要があり、従つ
て、羽根体を駆動する駆動容量が大きくなり、ラ
ンニングコストが高くなると共に、大容量のモー
タが必要で、イニシアルコストも高くなる問題が
あつた。
そこで、本出願人は、以上の問題を解決すべ
く、既に、前記混合槽の下面に前記モータを取付
けると共に、該モータの駆動軸に偏心荷重を設け
て、混合槽を、弾機を介して架台に振動可能に支
持し、混合運転時混合槽の振動により被混合体を
浮上させ低密度化してモータの駆動トルクを小さ
くすべくしたものを出願している(実願昭56−
88522号)。
ところが、この装置によれば、混合の定常運転
時には、モータの駆動トルクを小さくしうるけれ
ども、起動運転時、回動し始めようとする羽根体
周りの被混合体は、混合槽内で浮上することなく
密度の大なる静止状態にあるため、大なる起動ト
ルクをもつたモータを必要とし、モータの駆動容
量を十分には小さくできない問題があつた。
しかして、本考案は、以上の問題を解消すべく
考案したもので、目的とする所は、異種の粉粒体
または液体を組合わせた被混合体を、混合の定常
運転時混合槽内で浮上させ小密度化できて、混合
羽根体により撹拌するためのモータの駆動トルク
を小さくでき、かつ、混合の起動運転時前記モー
タの起動トルクが小さくとも確実に起動でき、モ
ータの駆動容量小さくランニングコストを低減で
きると共に、イニシアルコストも低減できる混合
装置を提供する点にある。
即ち、本考案は、混合槽内における、モータの
駆動軸周りに被混合体の混合羽根体を配置して駆
動させる混合装置であつて、前記混合槽の下面
に、前記モータを取付けると共に、該モータの駆
動軸に偏心荷重を連結して、前記混合槽を振動可
能に支持する一方、前記駆動軸に伝動羽根体を取
付けると共に、該伝動羽根体を覆う従動ケースを
設けて、該ケースを、前記駆動軸に対し相対回転
自由に取付けて、該ケースの外周に、前記混合羽
根体を取付け、かつ前記ケース内に前記伝動羽根
体の動力を、前記従動ケースに伝達する作動流体
を内装したことを特徴とするものである。
以下本考案装置を図面に示す実施例に基いて説
明する。
図面において、1は、異種の粉粒体または液体
を組合わせた被混合体Aの混合槽で、上部に前記
被混合体を投入する開口、下部に取出口1a及び
該取出口1aを開閉自由に閉鎖する開閉蓋2をも
つており、内部に被混合体の混合羽根体3をモー
タ4の駆動軸5の周りに配置して駆動すべくして
いる。
しかして、本考案は、以上のごとく構成する混
合装置において、前記混合槽1の下面に、前記モ
ータ4を取付けると共に、該モータ4の駆動軸5
に偏心荷重9a,9bを連結して、前記混合槽1
を振動可能に支持する一方、前記駆動軸5に伝動
羽根体6を取付けると共に、該伝動羽根体6を覆
う従動ケース7を設けて、該ケース7を、前記駆
動軸5に対し相対回転自由に取付けて、該ケース
7の外周に、前記混合羽根体3を取付け、かつ前
記ケース7内に前記伝動羽根体6の動力を、前記
従動ケース7に伝達する作業流体8を内装すべく
成すのである。
即ち、図面に示したものは、前記混合槽1の下
面中央部に前記モータ4を取付けて、該モータ4
の駆動軸5を、混合槽1の底壁を貫通させて混合
槽1内に突出させると共に、モータ4のケーシン
グ下部に導出させ、該導出部と混合槽1内への突
出端部とに、半径方向外向きでかつ互いに反対向
きに偏心荷重9a,9bを設けて、前記混合槽1
を、弾機10を介して架台11に振動自由に取付
けるのである。
そして、前記混合槽1内に突入させた駆動軸5
に、前記ケース7を相対回転自由に支持する支持
筒12を前記偏心荷重9bと共に一体的に固定す
べく成すのである。即ち、前記ケース7を載せる
フランジ13を下端部にもつた前記支持筒12を
形成して、該支持筒12を前記駆動軸5にキーな
どの固定手段20により固定すると共に、支持筒
12の上部に、前記ケース7の内外をシールする
円板状のシール板14を重ね、かつ、該シール板
14に前記偏心荷重9bの基部を重ねて、それぞ
れボルトなどの固定手段21,22により固定す
る。さらに椀状の保護カバー15をシール板14
の周縁に被冠して、被混合体が従動ケース7内に
入り込まないように、駆動軸5にボルト16によ
り固定するのである。
つぎに、前記伝動羽根体6を、棒状体17の先
端に抵抗板18を設けるごとく形成して、棒状体
17の基部を前記支持筒12に固定する。
また、前記ケース7は、第2図のごとく外周部
の上下方向中間位置で上下に分割状に形成し、か
つ、上、下の両部材を螺合により一体結合可能に
成したもので、前記シール板14の取付けに先立
つて、小鋼球などの粉粒体から成る前記作動流体
8を、下方部材内における前記伝動羽根体6より
下位に収納した後、上方の部材を結合させるので
ある。ところで、このケース7は、下方部材と駆
動軸5との間にシール材19を介装し、また、上
方部材の上部中心側位置に、前記押体15により
押えられるシール板14を接当させて、ケース7
の内外をシールすると共に、ケース7の上動を押
体15により阻止すべく成すのである。また、ケ
ース7の下方部材外周に前記混合羽根体3を取付
けるのである。
そして、前記ケース7は、内面形状を、運転開
始時前記混合槽1の振動による振動により、前記
作動流体8を浮上可能な形状、例えば、第2図の
ごとく、底面を、半径方向外方に緩やかに上向き
に傾斜させると共に、外周縁を円弧状に立上らせ
て外周面に連通させるように形成するのである。
尚、20は、開閉蓋2の開閉機である。
しかして、以上の構成において、混合運転を停
止した状態では、混合槽1内に収容された被混合
体Aは、混合槽1が振動されないため、浮上力が
作用せず、混合槽1の底方に密度高く収容されて
おり、従つて、混合羽根体3の負荷トルクは大な
る状態にある。一方、前記ケース7内に収容した
流体8は、前記伝動羽根体6より下位にあつて接
触していないため、この伝動羽根体6の負荷トル
クは零の状態にある。
以上の状態で、混合運転を開始すべく前記モー
タ4に通電したとき、該モータ4の駆動軸5に
は、前記偏心荷重9a,9bを回動させる程度の
きわめて小なる負荷トルクが加わるに過ぎず、モ
ータ4の駆動軸5はほぼ無負荷に近い状態で回動
し始める。
斯くして、偏心荷重9a,9bにより混合槽1
が振動を開始するため、ケース7も振動を開始
し、その結果、ケース7に収容した流体8は、浮
上して、回動し始めた伝動羽根体6に衝突し、ケ
ース7の周壁方向に飛散される状態となり、駆動
軸5には流体8を介して負荷トルクが作用し始め
る。このとき、混合槽1内の被混合体Aも浮上を
開始するため、混合羽根体3に加わる負荷トルク
は減少し始めるが、ケース7の周壁に散された流
体8は周壁に対し滑り作動し、駆動軸5から混合
羽根体3の伝達しうるトルクが小さく、該羽根体
3は回動しない。
そして、駆動軸5の回転数が増すことにより、
混合槽1の振動が大きくなつて、被混合体Aが全
体に大きく浮上し混合羽根体3の負荷トルクが小
さくなる一方、混合槽1と共にケース7の振動も
大きくなつて、流体8が全体に大きく浮上し、増
速する伝動羽根体6により強くはね飛ばされ、ケ
ース7の周壁に集中して該羽根体6が埋設させた
状態で圧着され、ケース7の周壁との滑りが少く
なり、駆動軸5に加わる負荷トルクが増して来
る。換言すると、駆動軸5から流体8を介してケ
ース7、混合羽根体3に伝達しうるトルクが大き
くなる。そして、このトルクの値が減少化する混
合羽根体3の負荷トルクに達したとき、該羽根体
3が回動し始める。そのため、ケース7も回動し
て、周壁に密着される流体8に遠心力が作用する
ため、流体8の周壁への密着力、及び埋没した伝
動羽根体6の保持力が大きくなつて、駆動軸5の
駆動トルクが流体8を介して確実に混合羽根体3
に伝達される状態となる。
そして、遂には、定常運転状態、詳しくは、駆
動軸5が定常の回転数で駆動されて、混合槽1が
定常の振動状態で振動し、被混合体Aが浮上して
低密度化し、混合羽根体3に対する負荷が軽い所
定の定常負荷となり、かつ、駆動軸5の定常トル
クが流体8を介してそのまま混合羽根体3に伝達
されて、該羽根体3により被混合体Aを混合する
定常運転の状態に移行することとなるのである。
以上のごとくモータ4に通電して起動したと
き、モータ4の駆動軸5には、先ず偏心荷重9
a,9bによるきわめて小なる負荷トルクが加わ
るだけであり、以後、この負荷トルクは、流体8
の浮上による伝動羽根体6への衝突により、漸増
して往き、更に伝動羽根体6によりケース7の周
壁にはね飛ばされた流体8がこの羽根体6を埋没
させた状態で周壁に密着し、かつ、混合羽根体
3、ケース7の回動による遠心力のため、この密
着力及び流体8による伝動羽根体6の保持力が増
大することにより、負荷トルクがさらに漸増し
て、混合羽根体3に加わる軽い所定の定常負荷に
達するのである。
即ち、モータ4には起動時過大なトルクが全く
加わることなく定常運転に移行でき、しかも定常
運転時においても、被混合体Aが振動により浮上
されて低密度化し、混合羽根体3の負荷トルクを
小さくできるので、モータ4は単に1台にできな
がら、起動トルクの大きさを心配することなく、
小さい定格容量のものを使用でき、取付スペース
を小さく、かつ、ランニングコスト、イニシアル
コストともに安価にできるのである。
尚、以上の説明では、モータ4がほぼ無負荷で
起動されて、該負荷状態に見合う回転数に達する
前に、モータ4には流体8の浮上による負荷が加
わるものについて説明したが、ケース7の内面形
状、伝動羽根体6、及び流体8のそれぞれを変え
たり、互いの関係を変えることにより、モータ4
がほぼ無負荷で起動されて、該負荷状態に見合う
回転数に達した後、モータ4に流体8の浮上によ
る負荷が加わるように成すこともできるし、ま
た、例えば、流体8を伝動羽根体6の下部に接触
状に収容しておくことにより、モータ4がほぼ無
負荷で起動された直後に、モータ4に流体8の浮
上による負荷が加わるように成しうるのは云う迄
もない。さらに、流体8を伝動羽根体6が一部埋
没するごとく収容しておくことにより、起動時周
囲の流体8をはね飛ばす程度の軽いトルクが加わ
つた後、流体8の浮上による負荷が加わり、総じ
て起動トルクの小さいモータ4を使用しうるごと
くできる。
また、以上の説明では、流体8として粉粒体を
用い、起動時流体8を浮上させるものについて説
明したが、これに限定されるものでなく、流体8
として例えば流体を用い、該流体8をケース7内
に充填し、起動時、流体8を介して伝動羽根体6
をケース7に対し相対回転させて、駆動軸5に加
わる負荷トルクを一旦小さくすべく成すこともで
きる。
以上のごとく本考案は、定常運転時、混合槽の
下面に設けたモータにより偏心荷重を作動させて
混合槽を振動させ、被混合体を浮上させて低密度
化すべくしたので、モータの駆動トルクを小さく
しても確実に被混合体を混合することが可能とな
り、しかも、前記モータの駆動軸の駆動トルク
を、伝動羽根体、流体を介して、混合羽根体をも
つたケースに伝達すべくしたので、起動時、駆動
軸は流体を介して前記ケースに対し相対回転で
き、駆動軸には過大なトルクが全く加わらないの
である。
従つて、前記モータは、起動トルクについては
考慮することなく、定常時必要な軽い所定のトル
ク値に見合う小さい駆動容量のものを選択でき、
かつ、単に1台のみでよいので、取付スペースを
小さくできると共に、ランニングコストを安く、
省エネを実現でき、かつ、イニシアルコストも安
価にでき、全体にきわめて経済的となるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部断面図正面
図、第2図はその要部を拡大した断面説明図であ
る。 1……混合槽、3……混合羽根体、4……モー
タ、5……駆動軸、6……伝動羽根体、7……従
動ケース、8……作動流体、9a,9b……偏心
荷重。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 混合槽内における、モータの駆動軸周りに被混
    合体の混合羽根体を配置して駆動させる混合装置
    であつて、前記混合槽の下面に、前記モータを取
    付けると共に、該モータの駆動軸に偏心荷重を連
    結して、前記混合槽を振動可能に支持する一方、
    前記駆動軸に伝動羽根体を取付けると共に、該伝
    動羽根体を覆う従動ケースを設けて、該ケース
    を、前記駆動軸に対し相対回転自由に取付けて、
    該ケースの外周に、前記混合羽根体を取付け、か
    つ、前記ケース内に前記伝動羽根体の動力を、前
    記従動ケースに伝達する作動流体を内装したこと
    を特徴とする混合装置。
JP2087782U 1982-02-16 1982-02-16 混合装置 Granted JPS58124229U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2087782U JPS58124229U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 混合装置

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JP2087782U JPS58124229U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 混合装置

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Publication Number Publication Date
JPS58124229U JPS58124229U (ja) 1983-08-24
JPS6218268Y2 true JPS6218268Y2 (ja) 1987-05-11

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ID=30033019

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JP2087782U Granted JPS58124229U (ja) 1982-02-16 1982-02-16 混合装置

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