JPS6217895B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プリセツト型チユーナの電圧検出装
置に関するものである。

既に本発明者等は、目盛板に沿つて自由に移動
し得るように配置された複数の選局用マーカーを
予め希望受信放送局の同調点の位置（受信周波数
表示用目盛上の所定の周波数位置）にプリセツト
しておき、それ以降は単に所定の押しボタンを押
圧することにより直ちに希望放送局がプリセツト
選局できるように構成したプリセツト型チユーナ
を提案している（例えば特願昭53―145516号）。

この種のチユーナは、基本的には、目盛板に沿
つて配置され両端に直流電圧源が接続された抵抗
体を摺動するプリセツト選局用の摺動子を、上記
複数のマーカーにそれぞれ取り付け、これら各摺
動子により選択的に上記抵抗体からの所定の受信
周波数設定用の制御電圧を得ることにより、希望
する放送局をプリセツト選局するようにしている
が、いままでのこの種のチユーナでは、各選局用
マーカーに取り付けられた各摺動子とチユーニン
グ回路内の電圧制御型局部発振器の可変容量ダイ
オードとの間にそれぞれリード線を配線していた
ため、各選局用マーカーに上記リード線の荷重が
加わり各マーカーの円滑な移動を妨げる原因とな
つていた。また、各マーカーごとにリード線を施
こさなければならないため、装置全体のコストア
ツプの原因ともなつていた。

本発明は、このような従来の欠点に鑑み開発さ
れたものである。

以下、本発明に係るプリセツト型チユーナの電
圧検出装置が組み込まれたプリセツト型チユーナ
について図面に従つて説明する。

まず、プリセツト型チユーナの構成から説明す
ると、第１図に示すようにチユーナ１のフロント
パネル２に形成した窓部３には、この窓部３を被
うように透明板４が施こされており、この透明板
４の背部位置には、FM・AMの各受信周波数表
示用目盛５，６を表面に施こした目盛板７が配置
されている。この目盛板７の上下の各部分と上記
窓部３との間には後述する複数のマーカーの指標
部が挿入される長孔８，９が、また上記FM，
AMの各受信周波数表示用目盛５，６の間には後
述する指針台の指標部が挿入される長孔１０がそ
れぞれ形成されている。

上記目盛板７の両端には、第２図に示すように
互いに対向し合うように一対の支持部材１１，１
２が着脱自在に配設されており、これら各支持部
材１１，１２のそれぞれ内側面には、所定の位置
に２つの支持受部１３，１４が突出して形成され
ている。上記一対の支持部材１１，１２間には、
一端１５が上記一方の支持受部１３に装着され他
端１６が他方の支持受部１２に装着された２つの
補強板１７，１８が第３図に示すように前記目盛
板７と平行してかけ渡たされている。

これら各補強板１７，１８は、機械的な強度性
及び平滑性にすぐれた材料により形成されてお
り、一側面には突条のガイドレール部２１，２２
が、また他側面には凹部２３ａ，２４ａを有する
突条片２３，２４がそれぞれ長手方向に沿つて形
成されている。上記各凹部２３ａ，２４ａ内に
は、前記目盛板７の背面上下部分に形成した凹部
７ａ，７ｂ内に一側端が装着され、かつ、目盛板
７の一側面（表面）とほぼ直交するように固着さ
れたFM用及びAM用の各プリント基板２５，２
６の他側端が一体的に装着されている。したがつ
て、各プリント基板２５，２６は、上記目盛板７
と各補強板２１，２２との間にかけ渡され、これ
らによりそれぞれ強固に支持されている（第４図
参照）。

これら各プリント基板２５，２６の上側面及び
下側面には所定の導電体等のパターンが形成され
ているが両者ともほぼ同一のパターンを有してい
るので、上方部位に配設されたプリント基板２５
の構造についてのみ第３図及び第５図を参照しな
がら以下に説明する。

すなわち、このプリント基板２５の上側面に
は、第３図に示すようにコモン用導電体２７、及
び５本の第１ないし第５の発光素子点灯用導電体
２８ないし３２が、また下側面には、発光素子点
灯用導電体３３、抵抗値検出用導電体３４、抵抗
体３５及び第１ないし第５の抵抗値検出用導電体
３６ないし４０がそれぞれ配設さており、これら
が第５図に示すようにプリント基板（同図中破線
で示す）２５の長手方向に沿つて線材状にパター
ン形成されている。

上記プリント基板２５の上側面に、そのプリン
ト基板２５の端部まで延設して形成されたコモン
用導電体２７の一端は、第５図に示すようにリー
ド線４１を介して発光素子点灯用の切換えスイツ
チ４２に接続され、この切換えスイツチ４２はさ
らに電源４３に接続されている。

上記切換スイツチ４２は、第１ないし第５の発
光素子点灯用導電体２８ないし３２の各一端及び
プリント基板２５の下側面に形成された発光素子
点灯用導電体３３の一端からそれぞれ各プリント
基板２５，２６外に引き出されたリード線４４な
いし４９の各端子４４ａないし４９ａに、選択的
に切換えて接続されるものである。

一方、プリント基板２５の下側面に形成された
第１ないし第５の抵抗値検出用導電体３６ないし
４０の各一端及び他の抵抗値検出用導電体３４の
一端も、そのプリント基板２５の端部において、
それぞれ端子５０ａないし５５ａを有するリード
線５０ないし５５に接続されている。上記各端子
５０ａないし５５ａには、上述した切換えスイツ
チ４２と連動する抵抗値検出用の切換えスイツチ
５６がそれらに選択的に切換え接続されるように
なつている。この切換えスイツチ５６は、FM用
のフロントエンド５７内の電圧制御型局部発振器
５８の可変容量ダイオード５９に接続されてい
る。

なお、上記抵抗体３５は、FMの受信周波数表
示用目盛５と対応し、かつ上記電圧制御型局部発
振器５８の可変容量ダイオード５９の電圧容量特
性に応じた抵抗値特性となるように形成されてお
り、この抵抗体３５の両端には、直流電圧源６０
が接続されている。

プリント基板２５は以上のように形成されてお
り、このプリント基板２５と同様なパターンを上
下の各側面に形成したプリント基板２６が、上記
抵抗体３５を互いに向き合わせるようにして目盛
板７と各補強板１７，１８との間にかけ渡たされ
て配設されている。

上記各補強板１７，１８上には、それらの各ガ
イドレール部２１，２２の形状と適合した凹部６
１，６２を有するFM用の第１ないし第５の各マ
ーカー６３ないし６７及びAM用の第１ないし第
５の各マーカー６８ないし７２が目盛板７の長手
方向に自由に摺動できるように配置されている。
これら各マーカー６３ないし６７及び６８ないし
７２は、チユーニングツマミ７３（第１図参照）
の回転操作により希望する放送局の同調点位置に
プリセツトされるものである。これら各マーカー
６３ないし６７及び６８ないし７２は、基本的に
は全て同一の形状をしているので、ここではFM
用のマーカー６３を例に挙げて説明する。

このマーカー６３は全体が第４図に示すように
略コ字状の本体部７４を有しており、このコ字状
の本体部７４の一端には、第３図に示すように長
孔８内に挿入されて自己の位置を指標すると共
に、FMの受信周波数表示用目盛５を指標するた
めの指標部７５が形成されている。この指標部７
５の内部には、例えばLEDやランプなどの発光
素子７６が埋設されており、この発光素子７６が
上記指標部７５の近傍位置に取り付けられた２つ
の発光素子点灯用摺動子７７ａ，７７ｂに接続さ
れている。この各摺動子７７ａ，７７ｂのうち、
一方の摺動子７７ａはプリント基板２５の上側面
上のコモン用導電体２７上を、また他方の摺動子
７７ｂは第１の発光素子点灯用導電体２８上をそ
れぞれ摺動するようになつている。また上記本体
部７４の他端の近傍位置には、上記プリント基板
２５の下側面上の抵抗体３５と第１の抵抗値検出
用導電体３６とをそれぞれ摺動するプリセツト選
局用摺動子７８ａ，７９ｂが取り付けられてお
り、これら各摺動子７８ａ，７８ｂが抵抗体３５
上の摺動位置で得られた所定の抵抗値（制御電
圧）を、上記第１の抵抗値検出用導電体３６、リ
ード線５４及び抵抗値検出用の切換えスイツチ５
６をそれぞれ介して電圧制御型局部発振器５８に
供給するようにしている。

FM用の第１のマーカー６３は以上のような構
成を有しており、他のFM用の第２ないし第５の
各マーカー６４ないし６７も基本的には同一の構
成となつているが、ただしそれら他の各マーカー
６４ないし６７に取り付けられた発光素子点灯用
摺動子７７ｂ及びプリセツト選局用摺動子７８ｂ
は、第５図に示すようにその各マーカー６４ない
し６７ごとに異なつた第２ないし第５の発光素子
点灯用導電体２９ないし３２及び第２ないし第５
の抵抗値検出用導電体３７ないし４０上を摺動す
るように配設されている。

次に、一対の支持部材１１，１２の間には、第
２図に示すように上記各支持部材１１，１２によ
り回動自在に支持された長尺なガイド軸７９が前
記目盛板７と平行してかけ渡たされており、この
ガイド軸７９上には、前述した目盛板７の長孔１
０内に第３図に示すように挿入された指針部８０
を有する指針台８１がその長手方向に自由に移動
し得るように取り付けられている。この指針台８
１の背面部には、第１図に示すチユーニングツマ
ミ７３の回転操作によつて駆動されるチユーニン
グ糸８２が取り付けられている（第４図参照）。

この指針台８１の前面部の上面には、上部のプ
リント基板２５の下側面上に形成された抵抗体３
５と抵抗値検出用導電体３４上をそれぞれ摺動す
る２つのマニユアル選局用摺動子８３ａ，８３ｂ
と、上記指針部８０内に埋設された例えばLED
やランプなどの発光素子８４に接続されかつ発光
素子点灯用導電体３３上を摺動する発光素子点灯
用摺動子８５ａとが取り付けられている。なお、
前面部の下面にも上記と同様に下部のプリント基
板２６の上側面上に形成された抵抗体３５と抵抗
値検出用導電体３４上をそれぞれ摺動する２つの
マニユアル選局用摺動子８３ａ，８３ｂと、上記
発光素子８４に接続かれかつ発光素子点灯用導電
体３３上を摺動する発光素子点灯用摺動子８５ｂ
とがそれぞれ取り付けられている。上記マニユア
ル選局用摺動子８３ａは、プリント基板２５の抵
抗体３５上での摺動位置で得られた所定の抵抗値
（所定の制御電圧）を抵抗値検出用導電体３４に
それぞれ供給するためのものであり、上記導電体
３４に供給された所定の制御電圧は、マニユアル
選局とプリセツト選局とのいずれか一方にも選択
的に切換えされる上述の選局用切換えスイツチ５
６を介して電圧制御型局部発振器５８の可変容量
ダイオード５９に供給されるようになつている。
指針台８１の前面部下面のマニユアル選局用摺動
子８３ａも、同様な作用を営むものである。

なお、この指針台８１の中央部に第４図に示す
ように形成した比較的大形の貫通穴８６内には、
キヤツチヤー部材８９が挿入されており、このキ
ヤツチヤー部材８９はさらに前記ガイド軸７９上
にその長手方向にこの指針台８１と共に自由に摺
動し得るように装着されている。このキヤツチヤ
ー部材８９は、FM・AM用の各マーカー６３な
いし６７及び６８ないし７２の本体部７４にそれ
ぞれ形成された挿入孔８７内に挿入され、それら
各マーカー６３ないし６７及び６８ないし７２を
を一つづつ受信希望放送局の同調点位置に移動さ
せる働きをするものである。

次に、以上のような構成を有するプリセツト選
局装置において、例えばFM用の各マーカーをそ
れぞれ受信希望放送局の同調点位置にプリセツト
するには、まず選局用切換えスイツチ５６を抵抗
値検出用導電体３４と電気的な導通状態となるよ
うに、その導電体３４に接続された端子５５ａに
接続する（この実施例では、マニユアル選局用押
しボタン８８の押圧操作により行なう。）。なお、
この時、発光素子点灯用の切換えスイツチ４２が
発光素子点灯用導電体３３に接続された端子４９
ａに接続されるので、各発光素子点灯用導電体３
３，３３及び指針台８１の各発光素子点灯用摺動
子８５ａ，８５ｂにそれぞれ電流が供給される。
このため、指針台８１の発光素子８４が点灯状態
となる。このため指針台８１の位置を外部から正
確に視認することができる。

次に、指針台８１の指針部８０を見ながらチユ
ーニングツマミ７３を所定の方向に回転操作する
ことにより、チユーニング糸８２を介して上記指
針台８１とキヤツチヤー部材８９とをガイド軸７
９の長手方向に移動させる。この指針台８１の指
針部８０が補強板１７上の任意の位置（例えば第
１図中想像線で示すように目盛板７の長孔８の右
端位置）に配置されている第１ないし第５の各マ
ーカー６３ないし６７のうち、最左端の第１のマ
ーカー６３の指標部７５に合つたならば、ガイド
軸８１を第３図中時計方向に回動させることによ
りキヤチヤー部材８９の先端部８９ａを上記マー
カー６３の挿入孔８７内に挿入する。なお、この
実施例では、第１図に示すプリセツト用押しボタ
ン９０の押圧により駆動される遠隔操作機構（図
示せず）を介してガイド軸７９を回動し、これに
よりキヤツチヤー部材８９の先端部８９ａを上記
挿入孔８７内に挿入するようにしている。

次に、マーカー６３の挿入孔８７内へのキヤツ
チヤー部材８９の先端部８９ａを挿入したままの
状態で、再度チユーニングツマミ７３を回転操作
することにより上記マーカー６３を目盛板７の長
手方向に移動させれば、指針台８１に取り付けら
れたマニユアル選局用摺動子８３ａは、抵抗体３
５上での接触位置を順次変えながら摺動すること
となるため、このマニユアル選局用摺動子８３ａ
によつて検出された所定の制御電圧が、同じマニ
ユアル選局用摺動子８３ｂ、この摺動子８３ｂが
摺動している抵抗値導電体３４を経て切換えスイ
ツチ５６に供給され、さらにこのスイツチ５６を
介して電圧制御型局部発振器５８の可変容量ダイ
オード５９に供給される。このため、上記局部発
振器５８は、上記マニユアル選局用摺動子８３ａ
の抵抗体３５上での接触位置で設定される発振周
波数にて発振動作を行なう。このため、FM受信
アンテナ９１から高周波増幅回路９２を経て混合
回路９３へ供給されたFM受信信号は、電圧制御
型局部発振器５８からの局部発振信号と上記混合
回路９３において混合され、所定の中間周波数信
号に周波数変換される。周波数変換された中間周
波数信号は、中間周波数増幅回路９４段で増幅さ
れ、FM復調器９５及びステレオ復調部９６を介
して左右の出力端子９７，９７に供給される。し
たがつて受信希望放送局の同調点位置が指針台８
１によるマニユアル選局操作で探し出される。

受信希望放送局が探し出せたならば、その位置
でガイド軸７９を第３図中反時計方向に回動する
ことによりキヤツチヤー部材８９の先端部８９ａ
を上記マーカー６３の挿入孔８７内より外部へ抜
き出し、上記マーカー６３とキヤツチヤー部材８
９との連結を解除する。

以上のような各操作順序によりFM用の第１の
マーカー６３が希望放送局の同調点位置にプリセ
ツトされる。

その他の第２ないし第５の各マーカー６４ない
し６７も上述したマーカー６３と同様なマニユア
ル操作で、それぞれ受信希望放送局の同調点位置
にプリセツトする。

次に、希望する放送局をプリセツト選局するに
は、選局用切換えスイツチ５６を切換えて例えば
上記第１の抵抗値検出用導電体３６に接続された
端子５４ａと上記切換えスイツチ５６とを接続す
ることにより、FM用の第１のマーカー６３のプ
リセツト選局用摺動子７８ａ，７８ｂと上記切換
えスイツチ５６とを、抵抗値検出用導電体３６を
介して導通状態とすれば、上述したマニユアル選
局操作により抵抗体３５上の所定の位置にプリセ
ツトされた第１のマーカー６３のプリセツト選局
用摺動子７８ａにより検出された所定の制御電圧
がそれぞれ他のプリセツト選局用摺動子７８ｂ、
第１の抵抗値検出用導電体３６、切換えスイツチ
５６を介して電圧制御型局部発振器５８の可変容
量ダイオード５９に供給されるため、このダイオ
ード５９の容量により上記局部発振器５８の発振
周波数が設定される。このため、上記マーカー６
３がプリセツトされた位置の放送局がプリセツト
選局される。

なお、プリセツト選局されているときには、選
局用切換えスイツチ５６と連動する発光素子点灯
用切換えスイツチ４２が第１の発光素子点灯用導
電体２８に接続されるので、この導電体２８、上
記FM用の第１のマーカー６３の各発光素子点灯
用摺動子７７ｂをそれぞれ介して上記マーカー６
３の発光素子７６に電流が供給される。したがつ
てこの発光素子７６が点灯状態となる。このため
プリセツト選局中の第１のマーカー６３の位置を
目により視認することができる。

以上のようにプリセツト型チユーナの電圧検出
装置は作用するものである。

なお、AM用のマーカー６８ないし７２の希望
同調点位置へのプリセツト及び希望放送局のプリ
セツト選局も、上述したと同様な操作により行な
う。

以上の説明から明らかなように、本発明は、目
盛板に沿つて配置された抵抗体上を摺動するマー
カーのプリセツト選局用摺動子によつて検出され
た受信周波数設定用の制御電圧を上記マーカーか
ら引き出したリード線を通してではなく、目盛板
に沿つて配置された抵抗値検出用導電体を通して
電圧制御型局部発振器の可変容量ダイオードに供
給するように構成したので、上記マーカーへのリ
ード線の配線を省略することができる。したがつ
てリード線の有する荷重等がマーカーに加わるよ
うなことがなく、そのため目盛板上へのマーカー
のプリセツト操作等を円滑に行なうことができ
る。

また、本発明は上記マーカーによるプリセツト
選局時に同時に点灯する発光素子をマーカーに埋
設したので、プリセツト選局の状態を容易にチユ
ーナの外部から視認することができる。

さらに、本発明は、上記発光素子との間にも、
両者を電気的に導通状態とするための発光素子点
灯用導電体を目盛板に沿つて配置したので、その
ためのマーカーへのリード線の配線を省略するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図面はいずれも本発明の一実施例を示すもので
あり、第１図は本発明が組み込まれたプリセツト
型チユーナの前面部を示す正面図、第２図は上記
チユーナ内の本発明装置を示す一部破断平面図、
第３図は上記第１図のＡ―Ａ線における断面図、
第４図は本発明の機構部分を示す一部破断分解斜
視図、第５図は本発明に使用される電気回路構成
を含む略示的説明図である。 ５，６…FM・AM局用の受信周波数表示用目
盛、７…目盛板、２７…コモン用導電体、２８な
いし３２…発光素子点灯用導電体、３４，３６な
いし４０…抵抗値検出用導電体、３５…抵抗体、
４２…発光素子点灯用切換えスイツチ、４３…発
光素子点灯用電源、５６…プリセツト及びマニユ
アルの各選局用切換えスイツチ、５８…電圧制御
型局部発振器、５９…可変容量ダイオード、６３
ないし６７…FM局用の第１ないし第５のマーカ
ー、７６…発光素子、８１…指針台、７７ａ，７
７ｂ…発光素子点灯用摺動子、７８ａ，７８ｂ…
プリセツト選局用摺動子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 受信周波数表示用目盛を施こした目盛板と平
   行してこの目盛板の長手方向に自由に移動し得る
   ように配置された複数のマーカーと、上記目盛板
   に沿つて配置され両端に直流電圧源が接続された
   抵抗体と、この抵抗体から所定の抵抗値を検出す
   るために上記目盛板に沿つて配置された上記マー
   カーと同数の抵抗値検出用導電体と、これら導電
   体のうちの互いに異なる導電体上を摺動すると共
   に上記抵抗体上を摺動するように上記各マーカー
   に取り付けられたプリセツト選局用摺動子と、上
   記各マーカーに取り付けられた発光素子に所定の
   電流を供給するために上記目盛板に沿つて配置さ
   れた上記マーカーと同数の発光素子点灯用導電体
   と、この発光素子点灯用導電体のうちの互いに異
   なる導電体上を摺動すると共に上記目盛板に沿つ
   て配置されたコモン用導電体上を摺動するように
   上記各マーカーに取り付けられた発光素子点灯用
   摺動子とを備えて成るプリセツト型チユーナの電
   圧検出装置。