JPS621787A - 潤滑油組成物 - Google Patents

潤滑油組成物

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JPS621787A
JPS621787A JP60142085A JP14208585A JPS621787A JP S621787 A JPS621787 A JP S621787A JP 60142085 A JP60142085 A JP 60142085A JP 14208585 A JP14208585 A JP 14208585A JP S621787 A JPS621787 A JP S621787A
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JP
Japan
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stern tube
general formula
phosphoric acid
tube seal
lubricating oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP60142085A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Hayashi
典夫 林
Hisashi Yoshida
久志 吉田
Minoru Takayasu
稔 高安
Makoto Iwatsuki
誠 岩月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DE-BAA KK
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
NIPPON DE-BAA KK
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はゴムをシールリングに使用する装置の潤滑油、
特に船尾管シールのシーリング用コ0ム材に適合しうる
船尾管シール潤滑油に利用しうる。
〔従来の技術〕
昭和39年、初めて油潤滑方式の船尾管軸受装置が船尾
管シールとして大型船舶に採用されて以来、今日ではこ
のオイルシール型の船尾管シールが圧倒的に多く使用さ
れている。オイルシーク管の船尾管シールは複数個のゴ
ム製のシールリングによシ構成されているので、シール
リングが損傷シタリ、又正常に作動している場合でも荒
天時の船体のピッチング々どによシ吃水が変化し海水が
浸入した)油が漏洩したシする事故を避けることはでき
なかった。海洋汚染防止などの観点から船尾管シールの
信頼性に対する要求が社会的に益々厳しくなってきてお
シ、多くの改良研究が主に船尾管シールの材質と構造の
両面から行なわれている。
材質面では船尾管シール用ゴム材料と船尾管シ−ル潤滑
油が検討されている。この両者は互に密接な関係を持つ
が船尾管シール潤滑油がタービン油、合成潤滑油などの
鉱油系が広く用いられているので、シール用ゴム材料は
これらの鉱油系の油に対する耐油性という観点で研究が
進められてきた。この結果船尾管シール用ゴム材料は従
来のニトリルゴム(以下「NBR」と略す。)から耐熱
性に優れたふっ素ゴム(以下「FKM」と略す。)に変
り、小型船舶にまで拡大して適用されるようになった。
この結果全体として実船における船尾管シール潤滑油漏
洩事故は大幅に減少したが、現実には依然としてかなり
の件数の船尾管シール潤滑油漏洩事故が発生している。
漏洩事故の原因としては船尾管シール用ゴム材料のブリ
スタ損傷が圧倒的である。この損傷は船尾管シールのリ
ップしゅう動部の潤滑条件に影響されると言われている
従ってこの対策としてゴム材質の改良と潤滑油のゴム適
合性を良くする開発が行われている。
一方構造面ではリップ断面形状が小型化されると大に構
造的に信頼性を向上させるために軸受側の船尾管シール
潤滑油漏洩防止用の予備シールをさらに1本追加した4
本リップ構造のものが普及している。
又船尾管シールシステムは、従来船尾管シール潤滑油用
タンクの油面を海面より常に高く設定することにより、
ヘッド圧を保ち、万一後部シール装置が損傷した場合ヘ
ッド圧により海水が船尾管シール装置内へ浸入すること
を防いでいる。しかし逆に船尾管シール装置内の船尾管
シール潤滑油は船外へ漏洩しやすく、実際には一航海で
かなりの船尾管シール潤滑油が漏洩しているので、その
都度これを補給している。この欠点を改良した新しい海
洋汚染防止型の船尾管シールシステムが開発されている
l(林ら、日本舶用機関学会誌第20巻1号26頁、特
願昭58−12379 )。このシステムによれば船尾
管シール潤滑油用タンクの油面を常時海面より低く設定
して船外への船尾管シール潤滑油の漏洩を防止している
。しかし一方では航海中に船尾管シール装置内へ海水の
侵入は避けられないので海水を容易に分離するため船尾
管シール潤滑油としては以下の特徴を有することが必須
である。船尾管シール装置内は回転するプロペラシャフ
トをベアリングで支えており、特に荷重のかかるプロペ
ラシャフトの下部とベアリングが接触する部分は船尾管
シール潤滑油に常時浸されている必要があることと船尾
管シール@滑油タンク内で静置分離しやすくするため船
尾管シール潤滑油は海水の比重より大きいことが必須で
あり鉱油系の油は不適当であった。
この条件に適合する船尾管シール濶滑油としてIツノC
/ ナラ酸エステル系合成油が検討された。
〔発明が解決しようとする問題点〕
新しい海洋汚染防止型の船尾管シールシステムに用いら
れるりん酸ニスデルは船尾管シール用ゴム材料に用いて
いるNBRやFKMに対し適合性が良くないとされてい
た。(例えば矢野ら潤滑=28巻2号109頁) 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者はかかる問題を解決すべく鋭意研究を行った結
果、下記一般式(A)で表わされるりん酸エステル1種
以上よυなり、 o=p−←0−X)、   (A) (但し、xVi一般式(BIL (B2L (B3)−
(B4)1直鎖又は分岐状のアルキル基で、同時に同じ
でも又それぞれ異っていても良い。)で示される置換基
であるが、同時に(B1)のみであることはない。) 上記但し書きの一般式(B1)で示でれる一般式(A、
)のXが一般式囚のXの組成全体の30%以下であり、
かつ一般式(B3)又は(B4)で示される一般式(4
)のXのうち、2,6−置換体及び2,4.6−置換体
の合計が一般式(4)のXの組成全体の10〜60チ含
有してなる船尾管シール潤滑油組成物が船舶の油潤滑方
式の船尾管軸受装置の船尾管シール用ゴム材料に適合し
、従来の技術の問題点を解決しうろことを見出し本発明
を完成するに致ったものである。すなわち本発明は新し
い海洋汚染防止型の船尾管シールシステムに使用しうる
高比重な船尾管シール用ゴムの材料に適合しうる船尾管
シール用潤滑油組成物に関するものである。
シん酸エステルが一般的に船尾管シール用コ9ム材料と
のゴム適合性の小さいことは従来から知られていたが、
りん酸エステルの構造特性との関係は明らかでなかった
。本発明者は特にシん酸エステルと船尾管シール用ゴム
材料との適合性との関係を鋭意研究した結果アルキルフ
ェノールのシん酸エステルのうち、アルキル基の炭素数
と置換数と置換位置とが、船尾管シール用コ9ム材料へ
の適合性に密接に関係することを見出した。つまり一般
式(B、)で示される一般式囚のXが少い方が、又一般
式(h)又は(B4)で示される一般式(A)のXが多
い程船尾管シール用ゴム材料に対する適合性が良くなる
ことが判つ九。特に一般式囚のXが型のアルキルフェノ
ール部分を分子内に持つpん酸エステルがゴム材料に適
合しうろことを見出し喪。しかしこれらのりん酸エステ
ルのみでは粘度が高すぎ船尾管シール潤滑油基材として
適当でないのでさらに配合検討を重ねた結果、一般式(
B1)で示される一般式囚のXが一般式囚のXの組成全
組成全体の10〜60%含有されてなるりん酸エステル
組成物がゴム適合性の良い潤滑油組成物でおシ、特にり
ん酸エステルの高比重及び抗乳化性とを加味して船尾管
シール潤滑油として最適であることを見出し本発明を完
成するに至った。
一般式囚で表わされるアルキ2フ工ノール部分のXの定
量は以下のように行なわれる。一般式(5)で示される
りん酸エステルを水エタノール溶液中でアルカリ性とし
、加熱速流加水分解する。溶液が冷却した後濃塩酸を加
え酸性としエチルエーテルで抽出する。脱水乾燥した抽
出液をガスクロマトグラフィーで分析し、保持時間とガ
スクロマトグラムのピーク面積を標臨物質に照らして定
性ならびに定量することができる。ガスクロマトグラフ
は市販のFID検出器付であればよく、分離カラムはK
G−02/uniport HP 60/80 mes
hを用いて分析することができる。
〔発明の効果〕
海洋汚染防止型の船尾管シールシステムに使用する船尾
管シール潤滑油は船尾管シール装置内に浸入した海水を
比重差を利用して海水と船尾管シール潤滑油とを静置分
離するため高比重油であることと船尾管シール用ゴム材
料との適合性が良いことが最小限の条件であった。この
条件に合致するものとしてりん酸エステルの分子構造と
船尾管シール用ゴム材料との適合性を明らかにし、アル
キルフェノールのりん酸エステルのうちでヒンダード型
のアルキルフェノールのりん酸エステルが効果があり、
しかも潤滑油を維持するため必要なりん酸エステルの各
成分の組成比を明らかにした。
これにより海洋汚染防止型の船尾管シールシステムに使
用しうる船尾管シー、/I/潤滑油組成物を発明するに
致った。なお本発明は従来の船尾管シール装置にも使用
できる。
以下実施例にてさらに詳しく説明する。
分析方法 りん酸エステルのフェノール分の定量方法100rn!
ナスフラスコにりん酸エステル1fIを取りエタノール
40−2水層5m1を加えた後苛性カリウム2Jを加え
る。沸石を加えて3時間加熱還流する。溶液を冷却した
後、濃塩酸5−を加え分液ロートに移した後、残りの溶
液を水50−を用いて洗い、分液ロートに追加する。エ
チルエーテル50−を加え激しく振とりする。水層を捨
てエチルエーテル層に無水芒硝201を加え乾燥し、ガ
スクロマトグラフィー条件 カ  ラ  ム: KG−02/uniport HP
  60/80 mesh  がラス管3朋φX3m 検出器:FID200℃空気1kg/CnL2水累0.
6kl/crn2力ラム温度:190℃ キャリアガス:N260rd/rnitiガスクロマト
グラフ: 島津GC4BM本方法により得られたガスク
ロマトダラムを第1図に示した。
ゴム適合性 FRおよびNBRのゴム材を各々150℃、100Cの
温度に設定した供試油中に連続24時間浸漬した後スラ
ッゾの発生確認並びにJIS K6301に単条した物
性測定を行った。
抗乳化性 油と水の分離性を調べる方法で、100−の目盛つき試
験管に油40fnt、水40−を入れ規定時間攪拌後、
油水分離時間を測定した。抗乳化性を油層−水層−乳化
層〔分〕で表した。
加水分解安定性 コーラピンに試料油’151と海水25Nを入れ、試験
片(銅片)を入れて、栓をしてから加熱器に入れ93℃
、48時間加熱後、試料油の全酸価、動粘度等を測定し
、劣化状態をチェックした。
実施例 リン酸エステルのアルキルフェノール又はフェノール部
分の組成を第1表に、試験結果を第2表に示した。
第2表に示されたように実施例11〜3のシん酸エステ
ル組成物はゴム適合性が高いと判断される。特にFRの
FR−Hに適した船尾管シール潤滑油であるといえる。
その他抗乳化性、加水分解安定性共にすぐれており、比
重は海水より大きく新しい海洋汚染防止型の船尾管シー
ルシステムに適した船尾管シール潤滑油であるといえる
【図面の簡単な説明】
本発明のりん酸エステル組成物を分析方法に示したよう
に加水分解して、アルキルフェノールとして抽出した後
分析したガスクロマトグラムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式(A)で表わされるりん酸エステル1種以上
    よりなり、 O=P−(O−X)_3(A) (但し、Xは一般式(B_1)、(B_2)、(B_3
    )、(B_4);▲数式、化学式、表等があります▼(
    B_1)、▲数式、化学式、表等があります▼(B_2
    )、▲数式、化学式、表等があります▼(B_3)、▲
    数式、化学式、表等があります▼(B_4)(Rは炭素
    数1ないし4の整数の直鎖又は分岐状のアルキル基で、
    同時に同じでも又それぞれ異っていても良い。)で示さ
    れる置換基であるが、同時に(B_1)のみであること
    はない。)上記但し書きの一般式(B_1)で示される
    一般式(A)のXが一般式(A)のXの組成全体の30
    %以下であり、かつ一般式(B_3)又は(B_4)で
    示される一般式(A)のXのうち、2,6−置換体及び
    2,4,6−置換体の合計が一般式(A)のXの組成全
    体の10〜60%含有してなる潤滑油組成物。
JP60142085A 1985-06-27 1985-06-27 潤滑油組成物 Pending JPS621787A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196467A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 株式会社Adeka 多機能潤滑剤組成物
JP2019524930A (ja) * 2016-07-20 2019-09-05 ザ ルブリゾル コーポレイションThe Lubrizol Corporation 潤滑剤における使用のためのアルキルホスフェートアミン塩

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014196467A1 (ja) * 2013-06-03 2014-12-11 株式会社Adeka 多機能潤滑剤組成物
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