JPS62178636A - 音響タイル - Google Patents

音響タイル

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JPS62178636A
JPS62178636A JP61019758A JP1975886A JPS62178636A JP S62178636 A JPS62178636 A JP S62178636A JP 61019758 A JP61019758 A JP 61019758A JP 1975886 A JP1975886 A JP 1975886A JP S62178636 A JPS62178636 A JP S62178636A
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JP
Japan
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tile
acoustic
plate part
slit
porous ceramic
Prior art date
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JP61019758A
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English (en)
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JPH031458B2 (ja
Inventor
良樹 秋本
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は音響タイルに関するものであり、詳しくはスリ
ット構造をもつ音響タイルに関する。
[従来の技術] 従来、セラミックス焼成品もしくはセメント類等の硬質
の素材からなるタイルに吸音効果をもたせたものとして
は、第5図、第6図に示すように、グラスウール等の繊
維を内部に充填した吸音タイル又は吸音ブロックが知ら
れている。第5図に示す吸音タイル14は、略直方体形
状であって、内部に長手方向に延在する空洞部15が形
成されている。そしてタイル14の前面側には、この空
洞部15を外部に連通するための貫通孔16が多数穿設
されている。また、この空洞部15にはグラスウール等
の繊維Wが充填されている。第6図に示す吸音タイル1
7は、同様に略直方体形状の外形を有し、タイル短手方
向に貫通する複数個(図示の例では4個)の空洞部15
が設けられている。そして各空洞部15をタイル1’7
の前面側に連通させるための貫通孔16が複数穿設され
、また、両側の空洞部15を外部に連通ずるためのスリ
ット18が設けられている。これら空洞部15には、グ
ラスウール等の繊維Wが充填されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来の吸音タイルや吸音ブロックは、湿度の高い場
所や水が付着し易い箇所に施工すると、グラスウール等
のm維材料Wが吸湿、吸水し、高温域における吸音率の
低下が生じる。そして、更に繊維材料の含水量が増加す
ると、低音域及び中音域での吸音率も低下するようにな
る。
とりわけ、グラスウールは保水性がよく、1度吸水した
水は容易には抜は出ず、多少の乾爆等の処理を施しても
、吸湿、吸水の影響は長期間に亙って解消することがで
きなかった。
また、従来の吸音タイルやブロックにおいては、気流や
圧力変動により繊維が飛散し、これにより繊維材料が次
第に減少し吸音率が低下する恐れもあった。加えて、グ
ラスウール等の繊維材料は、タイルやブロックの空洞部
に充填する際に飛散し易く、製造時の作業環境を悪化し
易いという問題もあった。
[問題点を解決するための手段] 本発明の音響タイルは、角筒形状を有する硬質タイル本
体の一側面にスリットを形成し、このスリットの再縁部
を筒内側に延出させ平行な片部を形成する。更に、これ
ら片部の筒内側の端部に多孔質セラミックを配し、これ
によってスリット奥部を封塞せしめてなることを特徴と
する。
また、本発明の音響タイルは、このような音響タイルを
スリット中央から2分した構成のものであって、2個を
組み合わせることにより上記と同様の音響タイルとなる
半割体としたものである。
[作用] 本発明の音響タイルは、平行な片部で囲まれたスリット
と、内部に形成された空洞部とを有するものであり、こ
の空洞部の大きさ或いはスリット幅等を種々選択するこ
とにより、所望の吸音共鳴周波数を得ることができる。
また、吸音効果を有する多孔質セラミックをスリットの
奥部に配したので、スリット及び空洞部による吸音効果
と多孔質材による吸音効果とが相乗して発揮される。さ
らに、本発明の音!タイルは、繊維材料を内蔵していな
いものであり、湿間雰囲気にある屋内プール等の室内音
響設計等に好適に使用することが可能である。
[実施例コ 以下図面に示す実施例を参照して本発明について更に詳
細に説明する。
第1図は本発明の実施例に係る音響タイルAの斜視図で
ある。また第2図は縦断面図、第3図は平面図である。
第1図ないし第3図において、符号lは角筒形状の硬質
タイル本体を示し、4個面のうちl側面(以下この1個
面を前面という)には、タイル本体1の長手方向に延在
するスリット2が開口されている。このスリット2の開
口縁部は、タイル本体lの内側に折り返されて延在する
形状の片部3.4とされており、これら片部3,4の奥
部を跨ぐように多孔質セラミック5が接着剤等により固
着されている。
また、タイル本体1の前面側と反対側の面(以下これを
背面という)には裏足6が複数条形成されており、タイ
ル本体lの壁面等への接着強度を高めるよう構成されて
いる。
かかる構成の音響タイルAにおいては、スリット2、多
孔質タイル5及び内部の空洞部7の存在により吸音作用
が奏されるのであるが、空洞部7の奥行a、幅b、或い
は片部3.4の突出長さd、更には多孔質タイル5の材
質、気孔率等を種々調整選択することにより、所望の吸
音共鳴周波数を得ることができる。更に、多孔質セラミ
ック5の材質、気孔率を選択することにより、この吸音
効果を増大させることが可能である。
そして、内部にグラスウール等の繊維材料が充填されて
いないから、湿度の高い箇所或は水がかる箇所に施工し
ても、吸音特性が低下することがない。
このような音響タイルAは、第4図に示す如くスリ、ン
ト2に沿って半割した形状の音響タイルBを向かい合わ
せて2個組み合わせることによっても構成することがで
きる。即ち、第4図の音響タイルBは長方形状°の側板
部8と、この側板部8の一方の長側片から立ち上がる背
板部9と、他方の長側辺から立ち上がる前板部10と、
この前板部10の側板部8と反対側の辺部から背板部9
へ向って側板部8と平行に延出させた片部11とを備え
た硬質タイル本体12を有する。また、この音響タイル
Bは、−この片部11の自由辺側に固着された多孔質セ
ラミック13を備えている。この前板部10の立ち上が
り高さh は背板部9の立ちLがり高さh2よりも小さ
く、このh2とh との差により、音響タイルBを2個
向かい合わせに組み合わせるときに、第1図ないし第3
図に示す音響タイルAのスリット部2が形成される。
多孔質セラミック13は硬質タイル本体12と同長さを
有しており、またその幅は片部11の自由辺部からはみ
出すように片部11の肉厚よりも大きくとられている。
この多孔質セラミック13のはみ出し幅は、この多孔質
セラミック13の側面13aが背板部9の端面9aと面
一になるものである。従って、この音響タイルBを2個
向かい合わせにして組み合わせると、第1図ないし第3
図に示す音響タイルAと全く同様の構成のものとなる。
なお背板部9の背面には裏足4が形成されている。
本発明において、硬質タイル本体l、12を構成する素
材としてはセラミックス焼成品もしくはセメント硬化体
が好適である。また多孔質セラミック5.13としては
気孔率が30〜60%とりわけ30〜40%となるもの
であって、気孔の平均径が1〜500 p、 mとりわ
け100〜300#Lm程度となるものが好適である。
なお多孔質セラミック5.13の材質それ自体としては
通常のタイル等を製造するに用いられる組成と同様のも
のでよいが、 その他アルミナ質、シリカ質、ジルコニ
ア質等各種のセラミック材を用いることが可能である。
次に、本発明の音響タイルAについて残響室法によって
測定した吸音率を第7図に示す。なお、タイル寸法は第
3図に示すaが10cm、bが10cm、cが2cm、
dが1.5cmであり、かつ硬質タイル本体lの肉厚は
1.5cm、多孔質セラミック5の肉厚は2cmである
。また、硬質タイル本体lの材質は磁器質であり、多孔
質タイル5の材質は硬質タイル本体1と同じであるが、
気孔率が40%のものとした。吸音率の測定結果は第7
図の本発明例に示す通りである。
なお第7図にはこの試験に用いた音響タイルAにおいて
多孔質セラミック5を取り外したものについての吸音率
測定結果も示しである。更に第7図には、このように多
孔質セラミックを取り外した後、空洞部7にグラスウー
ルを密度が24000g/rr+”となるように充填し
た場合の吸音率の測定結果をも示す。
第7図より、本発明例に係る音響タイルはグラスウール
を充填した比較例に係る音響タイルとほぼ同様の優れた
吸音効果を有することが認められる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかな通り、本発明によればグラスウ
ールを用いることなく優れた吸音特性を有する音響タイ
ルが提供される。本発明の音響タイルは、グラスウール
等の繊維材料を用いていないので、湿潤状態にある屋内
プールの壁面等、等湿度雰囲気酸いは水のかかり易い箇
所に好適に使用することができる。なお、多孔質セラミ
ックそれ自体は吸水性を有するが、透水性が高く保水性
が低いので吸収された水は簡単に抜は出ることができ、
音響タイルは容易にその吸音効果を回復する。
また、本発明の音響タイルでは、多孔質セラミックがス
リットの開口部を塞いでいるので、タイル内部が外部か
ら見えないという意匠上の効果が奏されるほか、子供が
スリット開口部に手を入れる恐れがなく危険防止効果も
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る音響タイルの斜視図、第
2図は第3図のII −II線に沿う断面図、第3図は
第1図の平面図である。また第4図は本発明の異なる実
施例に係る音響タイルの斜視図、第5図及び第6図はそ
れぞれ従来の吸音タイル又はブロックの斜視図、第7図
は実施例に係る音響タイル及び比較例に係る音響タイル
の吸音特性の測定結果を示すグラフである。 A、B・・・音響タイル、 ■、12・・・硬質タイル本体、 2・・・スリット、       3.4・・・片部、
5.13・・・多孔質セラミック、6・・・裏足。 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)角筒形状を有する硬質タイル本体の一側面にスリ
    ットを形成すると共に、このスリットの両縁部を筒内側
    に延出せしめて平行な片部を形成し、これら片部の筒内
    側の端部を多孔質セラミックで封塞せしめてなることを
    特徴とする音響タイル。
  2. (2)タイル本体の、スリットを形成した一側面と反対
    の側面に裏足を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の音響タイル。
  3. (3)長方形状の側板部と、この側板部の一方の長側辺
    から立ち上がる背板部と、他方の長側辺から立ち上がる
    前板部と、この前板部の前記側板部と反対側の片部から
    前記背板部へ向けて該側板部と平行に延出させた片部と
    、を有してなる硬質タイル本体、及び、 この片部の自由辺側に固着された、側板部と同長さに延
    在する多孔質セラミックを備え、 前記前板部の立ち上がり高さは前記背板部の立ち上がり
    高さよりも小さく、前記多孔質セラミックは、背板部の
    立ち上がり高さと同じ高さまで該片部から突出している
    ことを特徴とする音響タイル。
  4. (4)前記背板部の外面に裏足を設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項に記載の音響タイル。
JP61019758A 1986-01-31 1986-01-31 音響タイル Granted JPS62178636A (ja)

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JP61019758A JPS62178636A (ja) 1986-01-31 1986-01-31 音響タイル

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JPH031458B2 JPH031458B2 (ja) 1991-01-10

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0271899U (ja) * 1988-11-18 1990-05-31
JP2018188954A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 日本板硝子環境アメニティ株式会社 吸音構造体
JP2021005068A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 清水建設株式会社 共鳴器の製造方法

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JPH0542478Y2 (ja) * 1988-11-18 1993-10-26
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