JPS62176790A - フイルムカツタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品や医薬品、乾電池など種々の製品をフィル
ム製パックに封入した後、連続したフィルムから切離す
ためのフィルムカッターに関するものである。

〔従来の技術〕

従来から、例えば即席ラーメン、パン、菓子などはｌの
合成樹脂フィルムシート、セロファン、アルミ箔等から
成る袋に封入され、商品として流通に供せられている。

この様な食品などの袋詰工場では、まずフィルム上に被
包装物が載置された後、他のフィルムを覆いかぶせ、こ
れら両フィルムを溶着、封止後、連続したフィルムから
物品を包装（封入）したパックを切り離すことが行われ
ている。

連続したフィルムから物品を封止したパンクを切り離す
には、特にフィルムが合成樹脂系のものでは切断に用い
るカッターＣは高温に加熱された刃部を用いてフィルム
を溶しながら切断する、いわゆる切断、溶断の両件用を
利用している。

この様に加熱されたカッターで切断すると、切断に要す
る力が少なく切断面が綺麗になる利点があり鉄製のカッ
ターを用いた上記の如き包装、封止を行う自動袋詰包装
装置が従来から多く使用されている。

（従来技術の問題点〕 ところが、畝上の自動袋詰包装装置に用いられている鉄
製の力・ツタ−では刃部が１５０〜３００℃程度の高温
に常時加熱されていることから硬度の低下とあいまって
１分間に２５０個ものパックを真速度で切断する為、刃
部の摩耗が激しく、そのうえフィルムの溶着ポリマーが
刃部に付着し切断特性が低下する。この結果約３〜６ケ
月の使用でカッターを交換する必要が生じ、コスト高と
生産性低下の大きな原因となっていた。

又、カッターの刃部を高温に加熱する必要があるが、こ
れは第１図に示す様にシャフトＳをヒーター（不図示）
にて加熱し熱伝導によりカッターＣの刃部を加熱してい
る。このことからシャフトＳ全体を加熱する必要がある
が、シャフトＳは熱容量や表面積が大きく膨大な電力を
消費するなど、カッターの交換、維持に多大な費用がか
かる欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の如き問題点を解決すべく本発明においては、高硬
度で耐摩耗性にすぐれ、しかも耐熱衝撃性にすぐれた窒
化珪素質やアルミナなどのセラミック体で刃部を形成し
、かつ内部に発熱体を具備せしめるとともに断熱性にす
くれた固定体でもって固定保持することを特徴とする。

（実施例〕 以下、図によって実施例を説明する。

第２図には本発明による力・７ターを構成するセラミッ
ク体ｌを示し、このセラミック体１の一辺には刃部１ａ
が形成しである。さらにセラミック体ｌの片側面には上
記刃部１ａにおける温度分布が均一となるような形状、
位置に発熱抵抗体２が配設され、該発熱抵抗体２は両端
に設けられたリード２ａより通電されることにより発熱
し、セラミック体、すなわち刃部１ａを加熱するように
なっている。この場合、発熱抵抗体２は多孔質セラミッ
ク製の押え＋Ｎ　３によってセラミック体１を圧着固定
すべく、該押え板３ボルト４によって螺着されている。

なお、刃部１ａの形状としては、フィルムの切断形状、
切断幅、フィルム材質等に応じて第３図、第４図にて示
すような刃部１ａの形状であってもよい。また、発熱抵
抗体２は第２図、第３図に示した押え板３によって圧着
固定するもののほか、セラミック体１中にタングステン
線を埋設したり、印刷手法により形成して成る発熱抵抗
体２を内蔵したものであってもよい。

ところで、第２図に示した如きセラミック体ｌの製造方
法としては、窒化珪素、アルミナなどの原料粉末を金型
中に充填してプレス成型し、はぼ所望の形状に加工した
後、各セラミック原料に適した温度、雰囲気中で焼成し
たり、あるいはホットプレス法によって焼結した後、研
削加工により刃部ｌａを施すことによって製作される。

また、第４図に示したセラミック体ｌ°にあっては例え
ば金型中にセラミック原料を充填する際にタングステン
線などの発熱抵抗体２を共にセットしておきホットプレ
ス法により焼結した後、刃部１ａを研削加工でもって施
してもよく、あるいは生のセラミック板状体に導電性ペ
ーストを用いスクリーン印刷によって発熱抵抗体パター
ンを施しておき、その上に他のセラミック板を重ね合わ
せたものを焼成一体化し、刃部１ａの成形加工を施すこ
とによってセラミック体１゛中に発熱抵抗体２を埋設し
て成る刃部材としてのセラミック体が製造される。

上記刃部材として、押え板３、発熱抵抗体２を具備した
セラミック体ｌは、第１図のようにシャフトＳに装着さ
れるが、その場合の装着構造として第５図のように断熱
性に冨んだ多孔質セラミック材から成る固定体５で挟持
した状態にてアングル部材６をネジ７でもって締着する
ことによって取付けられ、リード２ａより発熱抵抗体２
に通電することにより刃部１ａが加熱され、シャフトＳ
の回転に伴ってフィルムＦを所定間隔のもとに切断する
ことができる。

〔発明の効果〕

畝上のように本発明によるフィルムカッターは、窒化珪
素質セラミック材、アルミナセラミック材など高硬度の
セラミック体で構成されていることから、大きな耐摩耗
性を有し、フィルムの切断のため常時２００℃前後に加
熱され使用さでも硬度が低下せず、酸化や腐蝕が発生す
る恐れがない。

また、刃部を形成したセラミック体を内部から加熱し、
断熱材で保持したことにより在来のカッターに比較し電
力消費量が２０〜３０χ低減できるなど、すぐれた切断
特性をもち長寿命で維持費用が少ないフィルムカッター
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は在来のフィルム切断機構の概略を示す斜視図、
第２図は本発明実施例に係るフィルムカッターの一部を
破断して示す斜視図、第３図及び第４図はともに本発明
による他の実施例としてのフィルムカッターの一部を示
す斜視図である。第５図は本発明に係るフィルムカッタ
ーの装着状態を示す中央部横断面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）窒化珪素質、アルミナなどのセラミック体に刃部
   を形成せしめるとともに発熱機能を一体的に具備したこ
   とを特徴とするフィルムカッター。
2. （２）上記セラミック体が多孔質セラミック材により成
   る固定体でもって固定、保持せしめて成ることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載のフィルムカッター。