JPS62176550A - 脱ふ機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は米殻、雑穀等の脱（１機に関するものである。

［従来の技術］ 例えば米穀用の脱■機として従来より知られているもの
に、ロール式、ｉｕ１式あるいは真空風圧式等がある。

ロール式は対のロールを差動回転させ籾を該ロール間で
摺り合わせして脱■するもの。

衝撃式は回転翼車の回転遠心力で籾を周壁にぶつけて脱
科するもの、さらに真空風圧式は回転翼車の回転により
翼間の窪みに真空状態を生じさせ。

そこに籾を瞬間的に通過させて脱科するものであるが、
いずれの方式にも一長一短あり、脱■効率が良く破粋米
を生じさせず、しかも機械の作動も安定しているという
ものは従来なかった。

一方、これらの要求に応えんとするものに、例えば特開
昭５２−１２５９号公報に示されるように、鉛直面内で
回転する回転翼車とそれに対向する固定翼盤とを夫々配
置し、回転翼車の高速回・耘により生じる空気渦流によ
り籾をはね上げ１両翼面間での接触衝撃低杭により脱■
するものがあるが、これとても脱■率の向上等かなりの
改善は認められるものの、脱科した後の玄米、籾殻の選
別が重力に通った複雑な通路を経由して行われるため通
路が複雑となってつまり易（、また装置が大型となる問
題があった。そこで更にこれの改良として特開昭６０−
５１５５０号公報に示されるものを本出願人は先に出願
した。このものは全体が円筒形をしだケーシング内の上
部に水平面内で回転する回転翼車と該回転翼車に対向す
る固定翼盤を対とする脱■室を形成すると共に、下部に
は説行後の玄米、籾殻、枇等を選別する通路を形成し。

籾あるいは栗・ひえ等をケーシングの上部から自然流落
式に流下させながら脱■２選別を行うようにしたもので
あるが、これによれば、選別がケーシングの内周壁に沿
って脱村米を流落させ、ケーシングの全周面に亘って形
成した外気吸引口より風を送り込んで軽い籾殻等をケー
シングの内部側へ吹き飛ばし分離するようにしたもので
あるから、脱ｌ処理能力を増大すべく大型（大径）にし
ようとすると、風の送り込み量が不足して選別が不確実
となったり、あるいは風の送り込み量を増やすためには
より多くの電力を要するなどの問題があった。また、ケ
ーシング全体が円筒形をしているために大型化（処理能
力ＵＰ）しようとするとケーシング内部の選別通路の組
付けなどに手間が掛かり、製作コストが高くつく欠点も
あった。

［発明の目的および構成コ 本発明の目的は装置の大型化にも脱村選別を確実に行わ
しめると同時に製作の容易化及び低廉化を達成せんとす
るにあり、この目的達成のため本発明の脱付機は竪形方
形筒状のケーシング内に回転軸を垂直に軸承し、該回転
軸の上端に円盤状の回転翼車を水平面内で回転自在なる
ように取着し。

前記ケーシング上にカバーを被着すると共に、該カバー
の内側にドーナツ状の固定翼盤を前記回転翼車と適宜間
隔を隔てて対向配設することにより説稗室を形成し、該
脱村室と連通ずるろうと状の脱科米集束室を前記ケーシ
ング内に設けると共に、該脱科米集束室の底部に流落口
を開設し、該流路口の下部には玄米と籾殻とを分離すべ
く送風路を設けてなることを特徴とするものである。

［実施例］ ■は方形筒状をした竪形のケーシングで、該ケーシング
１の中央に縦筒２を垂直に設け、該縦筒２内に回転軸３
を嵌挿し、該回転軸３の両端部を前記縦筒２の両端に取
付した軸受４，４を介して軸承する。５は該回転軸３を
回転駆動させる電動機で１回転軸３の下端および電動機
５の電動軸＄；夫々固着したプーリ６．７間に伝導ベル
ト８を張架し、該伝導ベルト８を介して電動機５の回転
出力が回転軸３に伝達されるようにしている。該回転軸
３の上端には円盤状の回転翼車９を水平面内で回転自在
なるように取着する。ＩＯは該回転翼車９と回転軸３と
の間に介挿したキー、１１は回転軸３の上端に螺着した
キャップを示す。該回転翼車９はその上面を軟質の合成
ゴム、合成樹脂等で形成し、かつ、その表面には第２図
に示すように略くの字形をした翼片１２を多数放射状に
突設している。また、該回転翼車９の下面には送風羽根
１３を複数枚放射状に取付する。前記ケーシング１上に
はカバー１４を被着すると共に、該カバー１４の中心に
は前記回転軸３上に位置して籾投入口１５を開設してい
る。そして該カバー１４の内側にドーナツ状の固定翼盤
１６を前記回転翼車９と適宜間隔を隔てて対向配設する
。該固定翼盤１６は前記回転翼車９との対向側をやはり
軟質の合成ゴム、合成樹脂等で形成し、かつその表面に
は縦断面鋸歯状をした条溝１７を所定ピッチで同心円状
に多数条刻設している。かくして前記カバー１４内には
相対する回転翼車９と固定翼盤１６を対とする脱■室１
８が形成される。１９は該カバー１４の上部に設けたホ
ッパー、２０は該ホッパー１９に投入した籾を前記籾投
入口１５に導びくスクリューコンベアを示す。２１は前
記ケーシングｌ内において前記送風羽根１３．１３・・
・・を囲繞する送風室で、その下部にろうと状の説！１
米集束室２２を設け、該脱■米集束室２２と前記脱■室
１８とは前記送風室２１の外側に開設した適数の連通口
２３を介して連通させる。２４．２４は該各連通口２３
に臨ませて脱■米の周方向への運動を規制する制流板を
示す。脱科機脱材米集束室２２の底部には流落口２５を
開設する。２６は流落口２５より流出される説０米の重
力により自然に開かれる扉で、脱４１米の流出下流には
更に電動機（図示せず）により回転されるローラ２８を
配設し、脱科米の流れをスムーズにするようにしている
。該流落口２５の下部に送風路２９を設け、護送風路２
９の一方は前記ケーシング１の一側に金網を張設してな
る外気吸入口３０に臨ませると共に、該送風路２９の他
方を前記送風室２１に継ぐ。また、該送風路２１の途中
には前記流落口２５側により玄米選別室３１．枇選別室
３２を順に設け、該玄米選別室３１．１１選別室３２に
は夫々スクリューコンベア３３．３４を配設している。

一方、前記送風室２１には籾殻吐出口３５を設ける。図
中、２６はキャスターを示す。

しかしてこのように構成された脱村機は、電動ＩｆＩｋ
５の駆動により回転軸３を回転動させ回転翼車９を旋回
させる。また、これにより送風羽根１３゜１３・・・・
も同時に旋回される。このようにして籾をホッパー１９
より籾投入口１５を介して脱科室１８内へ供給してやれ
ば、籾は回転翼車９の回転遠心力により周方向へ飛散し
ようとするが、該回転翼車９の翼片１２．１２・・・・
と固定翼盤１６の条溝１７．１７・・・・との間に生じ
る空気渦流の影響により、籾は太きな空気抵抗と回転翼
車９あるいは固定翼盤１６との接触抵抗とを受けて脱４
１される。脱科米は脱科米集束室２２に案内され、その
流落口２５より流出されるが、そこでは前記送風羽根１
３．１３・・・・の回転作動により外気吸入口３０によ
り外気が送風路２９へ吸引されているために、嵩比重の
最も高い玄米のみが玄米選別室３１へ落下し次にやや軽
量な糧は゛批選別室３２へ落下し、最も軽量な籾殻は一
気に送風室２１内に吸引されせ籾殻吐出口３５よりケー
シングｌ外へ排出される。なお、玄米選別室３１に回収
された玄米はスクリューコンベア３３によりケーシング
１外へ取り出され、また机選別室３２に回収された机も
同様にスクリューコンベア３４によりケーシング１外へ
取出される。

［発明の効果コ 籾を脱朽室で脱科した後脱■米集束室に一旦集め、しか
るのち流落口より流出させながら風圧により玄米＋１１
ｔ？および籾殻に選別するものであるから、玄米等の選
別が確実に行われる。したがって設備の大型化にも対応
できて脱■処理能力の増大が図れる。また、ケーシング
を方形筒状としたのでケーシング内の選別流路の組付け
などに製作労力が軽減され、製作コストの低廉化にも寄
与するものである。

なお、上記実施例では米殻について説明したが。

栗、ひえ等の雑穀にも適用できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示したもので、第１図は縦断
面図、第２図は第１図の■−■断面矢示図、第３図は第
１図の■−■線断面矢示図である。 １・・・・ケーシング、３・・・・回転軸、９・・・・
回転翼車、１６・・・・固定翼盤、１８・・・・脱科室
、２２・・・・脱村米集束室２２，２５・・・・流落口
、２９・・・・送風路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 竪形方形筒状のケーシング内に回転軸を垂直に軸承し、
   該回転軸の上端に円盤状の回転翼車を水平面内で回転自
   在なるように取着し、前記ケーシング上にカバーを被着
   すると共に、該カバーの内側にドーナツ状の固定翼盤を
   前記回転翼車と適宜間隔を隔てて対向配設することによ
   り脱■室を形成し、該脱■室と連通するろうと状の脱■
   米集束室を前記ケーシング内に設けると共に、該脱■米
   集束室の底部に流落口を開設し、該流路口の下部には玄
   米と籾殻とを分離すべく送風路を設けてなることを特徴
   とする脱■機。