JPS62176399A - 水中超音波トランスジユ−サ - Google Patents
水中超音波トランスジユ−サInfo
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- JPS62176399A JPS62176399A JP1944786A JP1944786A JPS62176399A JP S62176399 A JPS62176399 A JP S62176399A JP 1944786 A JP1944786 A JP 1944786A JP 1944786 A JP1944786 A JP 1944786A JP S62176399 A JPS62176399 A JP S62176399A
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- Japan
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- front mass
- piezoelectric ceramic
- transducer
- mass
- bolt
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- Pending
Links
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、水中においてハイパワーで超音波を送波する
ことのできる圧電形トランスジューサに係わるものであ
る。
ことのできる圧電形トランスジューサに係わるものであ
る。
(従来の技術)
従来、水中において3〜数10KHzの周波数帯でハイ
パワー送波が可能な超音波トランスジューサとして、第
2図に示すようなボルト締めランジュバントランスジュ
ーサが知られている。このボルト締めランジュバントラ
ンスジューサは、第2図に示すように、アルミ合金、チ
タン合金、鋼などの高剛性材料からなるフロントマス2
1、フロントマス21とリアマス23の間に配置された
リング状゛圧電セラミックス22、フロントマス21と
同様にステンレススチール等の高剛性材料でできたリア
マス23及びリング状圧電セラミック22に圧縮応力を
加える機能を有しCr−Mo鋼などの高張力合金からな
るボルト24、ナツト25によって構成されており、ハ
イパワー駆動が可能であるという大きな特徴を有してい
る。ここでリング状圧電セラミックス22は横効果縦振
動モード(31モード)に比べてはるかに大きな電気機
械結合係数が得られる縦効果縦振動モード(33モード
)が用いられる。隣接する圧電セラミックリング22ど
うしは、図中の矢印で示すように互いに反対方向に分極
処理が施され、電気的に並列に接続することにより、パ
ワーアンプとの整合がはかられている。
パワー送波が可能な超音波トランスジューサとして、第
2図に示すようなボルト締めランジュバントランスジュ
ーサが知られている。このボルト締めランジュバントラ
ンスジューサは、第2図に示すように、アルミ合金、チ
タン合金、鋼などの高剛性材料からなるフロントマス2
1、フロントマス21とリアマス23の間に配置された
リング状゛圧電セラミックス22、フロントマス21と
同様にステンレススチール等の高剛性材料でできたリア
マス23及びリング状圧電セラミック22に圧縮応力を
加える機能を有しCr−Mo鋼などの高張力合金からな
るボルト24、ナツト25によって構成されており、ハ
イパワー駆動が可能であるという大きな特徴を有してい
る。ここでリング状圧電セラミックス22は横効果縦振
動モード(31モード)に比べてはるかに大きな電気機
械結合係数が得られる縦効果縦振動モード(33モード
)が用いられる。隣接する圧電セラミックリング22ど
うしは、図中の矢印で示すように互いに反対方向に分極
処理が施され、電気的に並列に接続することにより、パ
ワーアンプとの整合がはかられている。
また、一般にセラミックスは圧縮応力に比べて引っ張り
応力に対して弱いため、ボルト24、ナツト25であら
かじめ静的なバイアス圧縮応力が加えられており、ハイ
パワ一時においても十分使用に耐える構造となっている
。尚;このような構造のボルト締めランジュバン振動子
において、周知の如く2分の1波長共振モードが用いら
れ、圧電セラミックス22部分に振動節点があり、応力
は圧電セラミックリング22及びボルト24部分に集中
的に働く。
応力に対して弱いため、ボルト24、ナツト25であら
かじめ静的なバイアス圧縮応力が加えられており、ハイ
パワ一時においても十分使用に耐える構造となっている
。尚;このような構造のボルト締めランジュバン振動子
において、周知の如く2分の1波長共振モードが用いら
れ、圧電セラミックス22部分に振動節点があり、応力
は圧電セラミックリング22及びボルト24部分に集中
的に働く。
(発明が解決しようとする問題点)
上述したボルト締めランジュバントランスジューサは、
2分の1波長共振を用いているため、形状が同じであれ
ば、共振周波数とトランスジューサの長さとは反比例の
関係にあり、周波数が2分の1になれば長さは2倍とな
る。さらに、このトランスジューサは所望の指向性を得
るために通常多数個配列されて用いられ、このように多
数個配列されたアレイは必然的に低周波において使用さ
れるものほど大型でかつ重いものになる。
2分の1波長共振を用いているため、形状が同じであれ
ば、共振周波数とトランスジューサの長さとは反比例の
関係にあり、周波数が2分の1になれば長さは2倍とな
る。さらに、このトランスジューサは所望の指向性を得
るために通常多数個配列されて用いられ、このように多
数個配列されたアレイは必然的に低周波において使用さ
れるものほど大型でかつ重いものになる。
このため、近年ボルト締めランジュバントランスジュー
サの小型・軽量化が強く要求されている。
サの小型・軽量化が強く要求されている。
このトランスジューサの小型軽量化をはかる場合には、
圧電セラミックスの断面積に対してフロントマスの[F
tm積ヲ太きくしがつ、フロントマスをできるたけ薄く
した方が良い。
圧電セラミックスの断面積に対してフロントマスの[F
tm積ヲ太きくしがつ、フロントマスをできるたけ薄く
した方が良い。
しかしながら、フロントマスを薄くするとフロントマス
自身がたわみやすくなり効率の良い音響放射が困難にな
る。一方、このフロントマスの撓みを軽減するためにボ
ルト直径を十分小さくすることが考えられる。即ちボル
トの直径を小さくすればフロントマスに(動く剪断力を
小さくすることができるからである。この剪断力は、圧
電セラミックリングが圧電的に伸縮した場合、ボルトが
圧電セラミックスの伸縮をさまたげようとするために生
ずる。
自身がたわみやすくなり効率の良い音響放射が困難にな
る。一方、このフロントマスの撓みを軽減するためにボ
ルト直径を十分小さくすることが考えられる。即ちボル
トの直径を小さくすればフロントマスに(動く剪断力を
小さくすることができるからである。この剪断力は、圧
電セラミックリングが圧電的に伸縮した場合、ボルトが
圧電セラミックスの伸縮をさまたげようとするために生
ずる。
しかしながら、ボルトの直径を小さくした場合、周知の
如く圧電セラミックリングに十分なバイアス応力を加え
ることは不可能である。このようにボルト締めランジュ
バントランスジューサでもってトランスジューサの小型
・軽量化をはかろうとする場合一定の限界があった。
如く圧電セラミックリングに十分なバイアス応力を加え
ることは不可能である。このようにボルト締めランジュ
バントランスジューサでもってトランスジューサの小型
・軽量化をはかろうとする場合一定の限界があった。
本発明はこのような照点を解決し、小型軽量で高い音響
放射効率を有するトランスジューサを実現することを目
的とする。
放射効率を有するトランスジューサを実現することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明はフロントマスとリアマスとの間に内部に貫通孔
のある圧電セラミック積層体を配し、前記圧電セラミッ
ク積層体に設けられた貫通孔を通して圧電セラミック積
層体に圧縮応力を加えるボルトが設けられ、前記フロン
トマス部分は並進変位の他にボルトとフロントマスとの
接合部、圧電セラミック積層体あるいはこの積層体らフ
ロントマス間に設置される首部とフロントマスとの接合
部の両接合部に基き屈曲変位をし、てこの原理によりフ
ロントマス外縁部分の振動変位を大きくとり、音響放射
効率を高めたことを特徴とする水中超音波トランスジュ
ーサである。
のある圧電セラミック積層体を配し、前記圧電セラミッ
ク積層体に設けられた貫通孔を通して圧電セラミック積
層体に圧縮応力を加えるボルトが設けられ、前記フロン
トマス部分は並進変位の他にボルトとフロントマスとの
接合部、圧電セラミック積層体あるいはこの積層体らフ
ロントマス間に設置される首部とフロントマスとの接合
部の両接合部に基き屈曲変位をし、てこの原理によりフ
ロントマス外縁部分の振動変位を大きくとり、音響放射
効率を高めたことを特徴とする水中超音波トランスジュ
ーサである。
(作用)
本発明は、従来のボルト締めランジュバントランスジュ
ーサとは逆に、圧電セラミック積層体とボルトの間に生
ずる剪断力を積極的に利用し、フロントマスの剛体回転
を伴う屈曲振動を励振させることにより、フロントマス
の並進変位と前記屈曲振動を併せた形で効率良く音響放
射を行うことを特徴としている。
ーサとは逆に、圧電セラミック積層体とボルトの間に生
ずる剪断力を積極的に利用し、フロントマスの剛体回転
を伴う屈曲振動を励振させることにより、フロントマス
の並進変位と前記屈曲振動を併せた形で効率良く音響放
射を行うことを特徴としている。
本発明に従った水中超音波トランスジューサの例を第1
図(a)、(b)に示す。同図(a)は正面図、同図(
b)は断面図である。第1図において、11は屈曲振動
を行うフロントマス、12はリアマス、13は圧電セラ
ミック積層体、14はボルト、14′ はボルトヘッド
、15はナツト、16はスリット、17は圧電セラミッ
ク積層体に生じた変位をフロントマス11に伝える首部
である。本発明に従ったトランスジューサの動作原理を
第1図に基づいて説明する。フロントマス11は、圧電
セラミック積層体13が′圧電的に伸びた場合、前方に
押し出される。しかしながら、ボルト14は圧電的に伸
ばされないので、圧電セラミック積層体13が伸びたと
き、逆にボルト14内に圧電セラミック積層体13の伸
びを妨げようとする力が生ずる。この反力はボルト14
の直径が大きいほどそれだけ大きくなる。このようにし
て結局フロントマス剪断力が生じ、フロントマスが撓む
わけである。フロントマス11が撓むと、圧電セラミッ
ク積層体より外側にあるフロントマス部分と内側にある
フロントマス部分では位相が互いに逆相となる。
図(a)、(b)に示す。同図(a)は正面図、同図(
b)は断面図である。第1図において、11は屈曲振動
を行うフロントマス、12はリアマス、13は圧電セラ
ミック積層体、14はボルト、14′ はボルトヘッド
、15はナツト、16はスリット、17は圧電セラミッ
ク積層体に生じた変位をフロントマス11に伝える首部
である。本発明に従ったトランスジューサの動作原理を
第1図に基づいて説明する。フロントマス11は、圧電
セラミック積層体13が′圧電的に伸びた場合、前方に
押し出される。しかしながら、ボルト14は圧電的に伸
ばされないので、圧電セラミック積層体13が伸びたと
き、逆にボルト14内に圧電セラミック積層体13の伸
びを妨げようとする力が生ずる。この反力はボルト14
の直径が大きいほどそれだけ大きくなる。このようにし
て結局フロントマス剪断力が生じ、フロントマスが撓む
わけである。フロントマス11が撓むと、圧電セラミッ
ク積層体より外側にあるフロントマス部分と内側にある
フロントマス部分では位相が互いに逆相となる。
本発明に従ったトランスジューサでは、フロントマスの
中央部と外縁部で振動変位の位相が逆相になっても、こ
の屈曲フロントマス11の外縁部分の媒質排除量が、屈
曲フロントマス11の内側部分の媒質排除量より圧倒的
に大きければ、全体としての媒質排除量は相当なものに
なる。さらに本屈曲フロントマス11は、この他に圧電
セラミック積層体の伸びによる剛体並進変位が加わるた
め、最終的には破線a−a’ からb−b’ のように
変位を行い、媒質排除能力は一層向上するわけである。
中央部と外縁部で振動変位の位相が逆相になっても、こ
の屈曲フロントマス11の外縁部分の媒質排除量が、屈
曲フロントマス11の内側部分の媒質排除量より圧倒的
に大きければ、全体としての媒質排除量は相当なものに
なる。さらに本屈曲フロントマス11は、この他に圧電
セラミック積層体の伸びによる剛体並進変位が加わるた
め、最終的には破線a−a’ からb−b’ のように
変位を行い、媒質排除能力は一層向上するわけである。
以上、本発明に従ったトランスジューサの動作原理につ
いて述べたが、第1図に示すようにフロントマス外縁部
から中心部分に向かうようにスリットあるいは溝16が
設けられるとさらに効果的な媒質排除が可能となる。こ
のようなスリットあるいは溝16を設けることにより、
ボルトとフロントマスとの接点、圧電セラミック積層体
あるいは圧電セラミック積層体から突き出た首部17と
フロントマスとの接点、つまりこの二つの接点の間をて
この腕として、てこの原理により、フロントマス外縁部
で振動変位を著るしく拡大することができるわけである
。
いて述べたが、第1図に示すようにフロントマス外縁部
から中心部分に向かうようにスリットあるいは溝16が
設けられるとさらに効果的な媒質排除が可能となる。こ
のようなスリットあるいは溝16を設けることにより、
ボルトとフロントマスとの接点、圧電セラミック積層体
あるいは圧電セラミック積層体から突き出た首部17と
フロントマスとの接点、つまりこの二つの接点の間をて
この腕として、てこの原理により、フロントマス外縁部
で振動変位を著るしく拡大することができるわけである
。
このようにして、本発明では媒質排除量が増せば音響放
射も増大することにより、高効率ハイパワーのトランス
ジューサを達成することができる。
射も増大することにより、高効率ハイパワーのトランス
ジューサを達成することができる。
また、従来のボルト締めランジュバントランスジューサ
では、フロントマスの部分が剛体並進変位するのみであ
ったが、本発明ではフロントマスの外縁部が剛体回転す
るために、フロントマスに回転慣性が与えられ、小型軽
量のトランスジューサを得ようとする場合には圧電積層
体13の外径の数倍程度の値に屈曲フロントマス11の
外径を設定することにより容易に実現することがでる。
では、フロントマスの部分が剛体並進変位するのみであ
ったが、本発明ではフロントマスの外縁部が剛体回転す
るために、フロントマスに回転慣性が与えられ、小型軽
量のトランスジューサを得ようとする場合には圧電積層
体13の外径の数倍程度の値に屈曲フロントマス11の
外径を設定することにより容易に実現することがでる。
(実施例)
本発明の一実施例として第1図に示・す水中超音波トラ
ンスジューサについて説明する。まずフロントマスにス
リットが入れられていないトランスジューサについて述
べる。このトランスジューサは、共振周波数が7.8K
Hzで音響放射面は一辺の長さ10.5cmの正方形で
ある。圧電セラミック積層体13の圧電セラミックスと
して、電気機械結合係数に33が0.61、比誘電率e
33T/eOが1080のジルコンチタン酸鉛系圧電セ
ラミックスが用いられた。また屈曲フロントマス11に
A1合金、リアマス12にステンレススチール、ボルト
14及びナツト15にCr−Mo@、首部17にステン
レススチールが用いられた。トランスジューサの長さは
13.2cm、重さは1736gであった。てこの原理
による変位拡大率の目安は、首部17の直径に対する屈
曲フロントマスと等しい面積を有する円の直径の比で与
えられる。本実施例のトランスジューサの場合、その比
は3.7である。
ンスジューサについて説明する。まずフロントマスにス
リットが入れられていないトランスジューサについて述
べる。このトランスジューサは、共振周波数が7.8K
Hzで音響放射面は一辺の長さ10.5cmの正方形で
ある。圧電セラミック積層体13の圧電セラミックスと
して、電気機械結合係数に33が0.61、比誘電率e
33T/eOが1080のジルコンチタン酸鉛系圧電セ
ラミックスが用いられた。また屈曲フロントマス11に
A1合金、リアマス12にステンレススチール、ボルト
14及びナツト15にCr−Mo@、首部17にステン
レススチールが用いられた。トランスジューサの長さは
13.2cm、重さは1736gであった。てこの原理
による変位拡大率の目安は、首部17の直径に対する屈
曲フロントマスと等しい面積を有する円の直径の比で与
えられる。本実施例のトランスジューサの場合、その比
は3.7である。
尚、その比が3以下の場合は、実験的に、従来のボルト
締めトランスジューサに比べて、音響放射性能に優れた
トランスジューサを得ることはできなかった。
締めトランスジューサに比べて、音響放射性能に優れた
トランスジューサを得ることはできなかった。
さらに本トランスジューサは、従来のボルト締めランジ
ュバントランスジューサの振動モードであるピストン振
動モードの共振周波数付近にフロントマスの屈曲振動モ
ードの共振周波数がくるようにフロントマスの形状寸法
が求められた。次に、このトランスジューサを水密性ハ
ウジングに実装し、電気音響変換効率、水中におけるQ
を測定した。
ュバントランスジューサの振動モードであるピストン振
動モードの共振周波数付近にフロントマスの屈曲振動モ
ードの共振周波数がくるようにフロントマスの形状寸法
が求められた。次に、このトランスジューサを水密性ハ
ウジングに実装し、電気音響変換効率、水中におけるQ
を測定した。
次にフロントマス11に幅0.5mmのスリット16が
形成された水中超音波トランスジューサを作成した。こ
のとき、空中においてトランスジューサの共振周波数は
スリットが形成されていないときに比して700Hz低
下した。前記と同様に水中における動作特性を測定した
。従来の7KHz帯で使用されているボルト締めランジ
ュバン振動子と比較して第1表に示す。
形成された水中超音波トランスジューサを作成した。こ
のとき、空中においてトランスジューサの共振周波数は
スリットが形成されていないときに比して700Hz低
下した。前記と同様に水中における動作特性を測定した
。従来の7KHz帯で使用されているボルト締めランジ
ュバン振動子と比較して第1表に示す。
第1表
本発明のトランスジューサは、従来のボルト締めランジ
ュバントランスジューサと比較して、とくに軽量化に対
して有利であり、また従来のトランスジューサでは水中
におけるQ値を5以下とするのは困難であったが、本ト
ランスジューサは水中において水との音響インピーダン
スの整合の面で優れているため、広帯域でかつ電気音響
変換効率も高い。本実施例ではスリットの例を示したが
これは溝でもよい。なおフロントマスはその屈曲振動の
共振周波数が並進振動の共振周波数に比べ0゜5倍から
1.5倍程度が望ましい。またフロントマスの形状は首
部の直径に対して8〜10倍程度の円又はこの円と等し
い面積を有する形状までが望ましい。
ュバントランスジューサと比較して、とくに軽量化に対
して有利であり、また従来のトランスジューサでは水中
におけるQ値を5以下とするのは困難であったが、本ト
ランスジューサは水中において水との音響インピーダン
スの整合の面で優れているため、広帯域でかつ電気音響
変換効率も高い。本実施例ではスリットの例を示したが
これは溝でもよい。なおフロントマスはその屈曲振動の
共振周波数が並進振動の共振周波数に比べ0゜5倍から
1.5倍程度が望ましい。またフロントマスの形状は首
部の直径に対して8〜10倍程度の円又はこの円と等し
い面積を有する形状までが望ましい。
(発明の効果)
以上述べた如く、本発明のトランスジューサは音響放射
を行うフロントマスの並進変位のみならず屈曲変形に伴
う剛体回転変位を積極的に利用しているため、軽量でか
つ音響放射効率の優れたトランスジューサを得ることが
できる。
を行うフロントマスの並進変位のみならず屈曲変形に伴
う剛体回転変位を積極的に利用しているため、軽量でか
つ音響放射効率の優れたトランスジューサを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明に従った水中超音波トラ
ンスジューサを示す図で、(a)は正面図、(b)は断
面図である。図において、11は屈曲フロントマス、1
2はリアマス、13は圧電セラミック積層体、14はボ
ルト、14′ はボルトヘッド、15はナツト、16
はフロントマスに形成されたスリットまたは溝、17は
首部。 第2図は従来のボルト締めランジュバントランスジュー
サを示す図で図において、21はフロントマス、22は
圧電セラミックリング、23はリアマス、24はボルト
、25はナツトである。 、じ・
ンスジューサを示す図で、(a)は正面図、(b)は断
面図である。図において、11は屈曲フロントマス、1
2はリアマス、13は圧電セラミック積層体、14はボ
ルト、14′ はボルトヘッド、15はナツト、16
はフロントマスに形成されたスリットまたは溝、17は
首部。 第2図は従来のボルト締めランジュバントランスジュー
サを示す図で図において、21はフロントマス、22は
圧電セラミックリング、23はリアマス、24はボルト
、25はナツトである。 、じ・
Claims (1)
- フロントマスとリアマスとの間に、内部に貫通孔のあ
る圧電セラミック積層体が配置され前記圧電セラミック
積層体に設けられた貫通孔に圧電セラミック積層体に圧
縮応力を加えるボルトが設けられ、フロントマスは並進
変位の他に、ボルトとフロントマスとの接合部、圧電セ
ラミック積層体あるいは、この積層体フロントマス間に
設置される首部とフロントマスとの接合部の両接合部に
基き屈曲変位をすることを特徴とする水中超音波トラン
スジューサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1944786A JPS62176399A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 水中超音波トランスジユ−サ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1944786A JPS62176399A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 水中超音波トランスジユ−サ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62176399A true JPS62176399A (ja) | 1987-08-03 |
Family
ID=11999562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1944786A Pending JPS62176399A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 水中超音波トランスジユ−サ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62176399A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7555133B2 (en) | 2006-08-30 | 2009-06-30 | Nec Corporation | Electro-acoustic transducer |
JP2011055111A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Nec Corp | 水中音響送受波器 |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP1944786A patent/JPS62176399A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7555133B2 (en) | 2006-08-30 | 2009-06-30 | Nec Corporation | Electro-acoustic transducer |
JP2011055111A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Nec Corp | 水中音響送受波器 |
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