JPS6217635A - 放射性の粘着性材料から試料を採取する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は放射性の粘着性材料から微量の材料を採取する
方法に関するものである。

〈従来の技術〉 従来、放射性廃棄物のアスファルト固化体は放射性、粘
着性を有するため、固化体からのサンプリングは不可能
と考えられていた。

ところが、最近これらの固化体からのサンプリング技術
が開発された。

これに伴い、処分方法を決定するための各種試験分析の
実施が期待されている。

中でもＤＳＣ，ＴＧＡ等の熱分析試験は、放射性物質を
固化している材料の熱特性等をみるための有効な手段で
ある。

く本発明が解決しようとする問題点〉 上記したような手段には次のような問題点が存在する。

くイ〉円筒状の試験用セル内へ試料を充填する場合、満
杯（あるいは規定量より過剰）に充填したり、円筒の上
端部に試料が付着したりすると、分析、試験時に試料が
試験用セルから溢れることがある。

〈口＞ＤＳＣ試験の場合、試料が試験用セルの底板に薄
く密着していないと、測定誤差が大きくなる。

くハ〉機械による遠隔操作では、このような微妙な操作
は不可能であると考えられていた。

く本発明の目的〉 本発明は以上の問題点を解決するためになされたもので
、粘着性を有する放射性廃棄物からＤＳＣ，ＴＧＡ等熱
分析用の微量試料を人手を介することなく採取する方法
を提供することを目的とする。

く本発明の構成〉 くイ〉薄板の加工（第１図） 放射性廃棄物のアスファルト固化体等粘着性の材料１を
、ブレーンカッターまたはプレス等を用い薄板状に加工
する。

この薄板２の厚みは試料の採取量に最も影響を与える量
である。

＜口〉薄板からの打ち抜き（第２〜４図）次に加工され
た粘着性材料の薄板２を中空筒状のポンチ３により打ち
抜く。

すると中空のポンチ３内に試料５が充填することになる
。

ポンチ３の方形状を丸形とする場合、刃の内径は試料用
セル４の内径より小さく形成し、かつ粘着性材料の薄板
２の厚みに対し過大でない寸法に形成する。

何故ならば、薄板状の粘着性材料を打ち抜いた後、試料
５をポンチ３内に残留させる必要があり、そのためには
試料５と試料を置いた台６の間の付着力よりも、試料５
とポンチ３の内面の付着力の方を大きくすることが必要
だからである。

くハ〉ポンチからの押し出しく第５〜６図）次に先端に
粘着性材料の試料５を充填した中空のポンチ３を、試料
用セルの上部に中心を一致させて位置させる。

このとき、さらにポンチ３と試料用セル４の中間に、試
料用セル４の外径よりわずかに小さくかつポンチ３の外
径より大きい直径の穴をもつ固定板７を位置させる。

この固定板７の穴の中心もポンチ３、および固定板７の
中心と一致させる 次にプランジャ８をポンチ３内に挿入し、ポンチ内の粘
着性材料の試料５を押し出し、試料用セル４の底板に押
し当てる。

ポンチ３内に挿入するプランジャ８の先端は、ポリエチ
レンやテフロン等、粘着性材料が付着しにくい材料や、
硬質クロームメッキ等粘着性材料が付着しに（い表面仕
上げを施したものを使用する。

粘着性材料の試料５を試料用セル４の底板に押し当てた
後プランジャ８を復帰させるが、この際付着力により浮
き上がろうとする試料用セル４は固定板７により抑えら
れる。

また、プランジャ８先端は付着力の小さい材料で形成し
であるので、粘着性材料に対する試料用セル４の底板と
プランジャ８先端の付着力の差が大きい。

そのため、粘着性試料５は試料用セル４の内部に残留し
、試料用セル４内への試料の採取が完了する。

〈実施例〉 模擬アスファルト固化体からブレーンツノツタ−により
約１ｍｍ厚みの試料を加工採取した。

その後、この薄板状の試料をポリエチレン製の板の上に
載置し、直径４ｍｍの円形ポンチにより試料を打ち抜い
た。

試料は確実に打ち抜かれポンチ内に残留した。

次に直径５　ｍ　ｍ　Ｘ深さ２ｍｍの円筒状アルミニウ
ム製試験用セルを平板上に固定し、ポンチ先端を試料用
セル上端に設定した後、ポリエチレン製プランジャによ
り試料を押し出し試料用セル底板に押し当てた。

プランジャを復帰する際、試料は試料用セル底部に残留
し試料の採取が完了した。

く本発明の効果〉 本発明は上記したようになるから次のような効果を期待
できる。

くイ〉サンプルの量は薄板の厚さとポンチ内径で決定す
る。

従って過剰に採取しすぎたり、採取量が不足したりする
ことがな（、常に正確な寸法形状の試料を採取できる。

く口〉取り扱い具が打ち抜きと押し出しだけの単純な装
置であるから、遠隔操作のための機械化が容易であり、
全工程を作業員が接近せずに処理することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１〜６図：サンプリング方法の説明図１＝アスファル
ト固１ヒ体　　２：薄板３：ポンチ　　５：試料　　８
：プランジ４・図面の浄書（内容に変更なし 第２図　第３図 第４図 第５図 第６図 手続補正書 昭和６０年１１月２７日 ２　発明の名称 放射性の粘着性材料から試料を採取する方法３、？ｉｔ
正をする者 事件との関係　　特許出願人 住　所　　東京都千代田区霞が関三丁目２番５号名　称
　　　三井石油化学工業株式会社代表者　　竹林省吾 ４、代理人〒１０５ 住　所　　東京都港区新橋三丁目１番１０号　丸藤ビル
９Ｆ５　Ｍ正命令の日付

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 放射性の粘着性材料を薄板状に切断し、 その薄板を中空のポンチで打ち抜き、 中空ポンチ内に残留した試料をプランジャにより押し出
   して行うことを特徴とする、 放射性の粘着性材料から試料を採取する方法