JPS621743A - 安定化されたポリ塩化ビニル成形組成物 - Google Patents

安定化されたポリ塩化ビニル成形組成物

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JPS621743A
JPS621743A JP61149322A JP14932286A JPS621743A JP S621743 A JPS621743 A JP S621743A JP 61149322 A JP61149322 A JP 61149322A JP 14932286 A JP14932286 A JP 14932286A JP S621743 A JPS621743 A JP S621743A
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JP
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polyvinyl chloride
weight
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molding composition
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JP61149322A
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English (en)
Inventor
クリスチアン・ハーゼ
ベルント・ベゲムント
ヴェルナー・エルヴィート
ディーター・クランピッツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Henkel AG and Co KGaA
Original Assignee
Henkel AG and Co KGaA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/315Compounds containing carbon-to-nitrogen triple bonds

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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリ塩化ビニル系または本質的に塩化ビニル
を含んで成るポリマー系の、安定化された熱可塑性成形
組成物に関する。
[従来技術] 例えば押出、射出成形、吹込成形、深絞り成形および圧
延によって、熱可塑性ポリマーをチューブ、ボトル、形
材、フィルムなどに成形する場合、その際の高温の影響
により、用いるプラスチック材料の分解が容易に起こり
得る。その結果、望ましくない変色および物理的性質の
低下が起こる。
このために、成形前にポリマーに安定剤を加えて、その
ような分解を防ぐ。ポリ塩化ビニルおよび木質的に塩化
ビニルを含んで成るコポリマーに使用する熱安定剤は、
とりわけ、無機および有機鉛塩、有機アンチモン化合物
、有機スズ化合物並びにカドミウム/バリウムカルボキ
シレートおよびフェルレートである。前記金属化合物は
、通例、主安定剤と呼ばれ、それに副安定剤または共安
定剤を加えてその作用を改良することがある。通例塩化
ビニルポリマーに使用される熱安定剤については、関連
文献にさらに詳しく記載されている(例えば、エンサイ
クロペディア・オブ・ポリマー・サイエンス・アンド・
テクノロジー(E ncyclopedia  ofP
 olymer  S cience and T e
chnology)、第12巻、ニューヨーク、ロンド
ン、シトニー、トロシト、1970.737〜768頁
参照)。
前記安定剤は、通例、実際上完全に満足できる作用を有
する。しかし、あるポリ塩化ビニル混合物は、望ましく
ない性質、例えば、とりわけ、満足できない初期および
/または長時間安定度を有する生成物を与えることがあ
り、安定剤もしくは安定剤混合物の変更または添加量の
増加によっても、これを防ぐことができない。加えて、
ある分野においては、鉛、アンチモンおよびカドミウム
化合物の毒性が問題となっている。多くの有機スズ化合
物には毒性は無いが、それらは高価なので、広くは使用
されていない。このような理由のために、これらの化合
物の代わりに、より安全で安価な化合物を用いる試みが
、長年にわたってなされている。これiこ関連して、金
属カルシウム、バリウム、亜鉛およびアルミニウムの脂
肪酸塩、芳香族カルボキンレートおよびフェルレートが
、主安定剤として代わって使用されており、要すれば、
これを、共安定剤(例えば、有機能リン酸塩、イミノ化
合物、エポキシ化合物、多価アルコールまたは1.3−
ジケトン)で補助する。あいにく、これらのより新しい
安定剤系には、安定化すべき成形組成物に不十分な初期
安定度および/または不十分な長時間安定度しか与えな
いという欠点が伴う。とりわけ、初期安定度を改良する
ための亜鉛石鹸を含有する、これらのより新しい安定剤
の組み合わせを用いると、亜鉛石鹸の添加量が多すぎる
場合、長時間安定度が極度に劣る(ポリ塩化ビニル成形
組成物が、突然黒くなる)ので望ましくない。このよう
に突然黒くなることは、亜鉛焼けとして知られている。
[発明の目的] 従って、ポリ塩化ビニル系成形組成物用安定剤系の初期
および/または長時間効果を明らかに改良し得る化合物
が必要がある。
[発明の構成] C,−C□脂肪酸から誘導される、1価または2価の金
属のアシルンアナミドを、ポリ塩化ビニル成形組成物の
安定化に有利に使用し得ることが見出された。これろの
アシルシアナミドは、鉛、アンチモン、カドミウム/バ
リウムおよび有機スズ化合物系の安定剤系、並びにカル
シウム、バリウム、亜鉛およびアルミニウム化合物系の
安定剤系の改良にも使用し得る。とりわけ、毒物学的に
許容し得る1価まfこは2価の金属陽イオンのアシルシ
アナミドが、より新しい安定剤系の形成に特に適当であ
ることが見出された。とりわけ、この場合には、通例使
用される亜鉛石鹸の代わりに、相当するアシルシアナミ
ドを用いることによって、望ましくない亜鉛焼は現象を
避け、さらに初期安定度を改良することが可能である。
従って、本発明は、式: [式中、Rは、OH−1OCHt  CHt  OH−
および/または0−Ro−基(ここで、RoはC1−0
4アルキル基である)で置換されていることもある炭素
原子5〜21個、好ましくは11〜17個を有する、直
鎖または分枝状アルキルまたはアルケニル基、Mn+は
、1価または2価の金属陽イオン(ここで、nは金属陽
イオンの価数である)である。] で示される化合物を少なくとも1種含有する、安定化さ
れたポリ塩化ビニル成形組成物に関する。
本発明のポリ塩化ビニル成形組成物は、金属陽イオンが
、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、バリウム、マンガン、鉄、
コバルト、ニッケル、亜鉛、カドミウム、銅および/ま
たは鉛の陽イオンである、式(I)で示されるアシルシ
アナミド含有することが好ましい。
式(I)で示されるアシルシアナミドのいくつかは、既
知の化合物である。前記定義の範囲内の新規化合物は、
本発明の特許請求の範囲には記載されていないが、本出
願人による同日の特許出願(1)に記載されている。
式(I)で示されるアシルシアナミドは、既知の方法に
よって製造される。対応するアルカリ金属アシルシアナ
ミドは、例えば、シアナミドをカルボン酸クロリドと反
応させ、次いでアルカリ金属水酸化物、炭酸塩および炭
酸水素塩で中和することによって得られる(ジュアナル
・フユア・プラクティッシェ・ヘミ−(J、 prak
t、 Chemie)、N。
F、第11巻(+875)、343〜347頁;第17
巻(1878)、9〜13頁参照)。工業的規模で、ア
ルカリ金属アシルシアナミドは、とりわけ、溶媒として
メタノールを用いて、シアナミドとアルカリ金属メチレ
ートおよび脂肪酸メエチルエステルとを化学量論機で反
応させることによって製造される。この場合、反応を完
了させるためには、還流温度で、1〜5時間の反応時間
で充分である。この反応は定量的であるので、メタノー
ルを除去して充分回収し得る。
2価金属のアシルノアナミドは、水溶液中で、対応する
金属の水d;性塩によるアルカリ金属アシルシアナミド
の複分解によって製造するのが最も良い。前記金属の塩
化物、硫酸塩および酢酸塩であって、容易に水に溶ける
ものが、この反応に適当である。2価金属のアシルシア
ナミドは、マグネシウム塩を除いて、水溶性が乏しい。
従って、それらは、製造時に沈澱として蓄積し、濾過し
て乾燥しなければならない。要すれば反応溶液を濃縮し
て放置し、マグネシウム塩を沈澱させて、濾過によって
分離してもよい。
式(1)で示される化合物のアシル基R−GO−は、直
鎖または分枝状の、飽和または不飽和C8−C22脂肪
酸、例えば、植物性または動物性油脂に由来する脂肪酸
(例えば、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
アラキドン酸、ベヘン酸、パルミトレイン酸、オレイン
酸、エルカ酸、リノール酸およびリルン酸)から誘導さ
れる。アシル基は、個々の脂肪酸または脂肪酸混合物か
ら誘導され、後者の場合、とりわけ、中性油脂の脂肪分
解によって生成する脂肪酸混合物から誘導される。更に
、アシルシアナミドのアシル基は、前記の数の炭素原子
を有する合成分枝脂肪酸からも誘導される。アシル基は
、OH基置換脂肪酸、例えばリチノール酸および硬化リ
チノール酸にも由来する。アンル基は、0−CH,−C
H,−0H−基およびR”−0−基(ここで、R゛は、
C8−〇4アルキル基である)で置換された脂肪酸にも
由来する。このような脂肪酸は、エポキシ脂肪酸(例え
ばエポキシステアリン酸)のオキシラン環を、エチレン
グリコールまたはCI  C4アルコールで開環するこ
とによって得られる。本発明の好ましい態様では、式(
1)で示されるアシルシアナミドのアシル基は、直鎖の
、とりわけ炭素原子数12〜18の非置換脂肪酸から誘
導される。
式(r)で示されるアシルシアナミドは、本発明の安定
化されたポリ塩化ビニル成形組成物中に、ポリマー10
0重量部当たり、0.1−10重量部、好ましくは0.
2〜5重量部の塁で存在する。
本発明のポリ塩化ビニル成形組成物において、アシルシ
アナミドは、平均以上の熱安定化効果を示し、その効果
は、金属陽イオンの適当な選択によって、初期安定度お
よび長時間安定度の両方に反映し得る。例えば、アシル
シアナミドカルシウムによって、pvc成形組成物の長
時間安定度が明らかに改良される。アシルシアナミド亜
鉛の添加は、とりわけPvC成形組成物の初期安定度に
正の効果を有し、大量に添加しても、望ましくない亜鉛
焼けは見られない。更に、PVC成形組成物が、通常の
安定剤(例えば金属石鹸)の代わりにアシルシアナミド
を含有すると、透明度が改良される。
式(I)で示されるアシルシアナミドは、本発明のポリ
塩化ビニル成形組成物中の単独の主安定剤として存在し
得る。しかし、他の既知の主安定剤、例えば無機および
有機鉛塩、有機アンチモン化合物、有機スズ化合物、カ
ドミウム/バリウムカルボキシレートおよびフェルレー
ト、並びにカルシウム、バリウム、亜鉛およびアルミニ
ウムの、脂肪酸塩、芳香族カルボキシレートおよびフェ
ルレートとの混合物として存在してもよい。
前記主安定剤に加えて、本発明の安定化されたポリ塩化
ビニル成形組成物は、既知の共安定剤、潤滑剤、可塑剤
、抗酸化剤、衝撃強さを改良するための添加剤、充填剤
および他の補助剤を含有し得る。
本発明の安定化熱可塑性成形組成物は、塩化ビニルのホ
モポリマーまたはコポリマーを主成分としている。コポ
リマーは、塩化ビニルを少なくとも50モル%、好まし
くは少な(とも80モル%含有する。ポリマーは、例え
ば懸濁重合、乳化重合またはバルク重合のいずれの方法
で製造してもよい。それらのに値は、約35〜80であ
ってよい。後塩素化ポリ塩化ビニル系、および塩化ビニ
ルのホモポリマーまたはコポリマーを予め含有していた
樹脂混合物系の成形組成物も、本発明の範囲に含まれる
。本発明において、「ポリ塩化ビニル成形組成物」とは
、成形前の半生酸物およびそのような組成物から成形し
た物品の両方を指す。
以下の実施例に45いて、%は、特記しない限り重億%
である。
[実施例] 1、式(I)で示されるアシルシアナミドの製造実施例
! 撹拌機、滴下漏斗、温度計、気体入口管および還流冷却
器を備えた反応器内で、シアナミド91゜6 g(2、
18mo12)を、窒素雰囲気中、室温で、メタノール
中のナトリウムメチラート118g(2゜18mo(2
)の28.4%溶液414.5gに撹拌しながら加えた
。次いで、メチルラウレート650゜7g(2,18m
oI2)を加えた後、混合物を3時間還流しながら沸騰
させ、最後に室温に冷却した。
水1,5eを加えると、80℃で、調製したばかりの懸
濁液中で、ステアロイルシアナミドナトリウム塩が溶解
した。次いで、CaCa2・2H20161g(1,0
9mof2)の水(250atり溶液を、同じ温度で、
1時間にわたって撹拌しながら滴下すると、直ぐに白色
沈澱が生成した。次いで、混合物を、80℃で更に1時
間撹拌した。冷却した混合物から固体生成物を濾過によ
って分離し、塩化物を含まなくなるまで水洗し、60℃
で減圧乾燥し、次いで粉砕して白色粉末とした。収量は
666 、5 g(理論値の93,4%)であった。
元素分析値 C1aH7oNtOtCa(分子ff1655.092
)計算値(%):C69,7,H10,8,N 8,5
゜0 4.9;  Ca  6.’1 実測値(%):C66,7,H10,8,N  6.4
゜0 4、.9;  Ca  5.8 赤外スペクトル(■ぐBr; cm”−’)1575.
2190゜ 実施例2 酢酸亜鉛2水和物110.3g(0,5moC)の水(
600mの溶液を、ラウロイルンアナミドナトリウム塩
246.3g(] 、OmoQ>の水(2,4[)溶液
に、75℃で撹拌しながら滴下すると、白色沈澱が生成
した。添加後、混合物を、75℃で1時間撹拌した。固
体生成物を濾過によって分離し、酢酸塩を含まなくなる
まで水洗した後、恒量になるまで減圧乾燥した。収徂は
254g(理論値の99.3%)であった。
元素分析値 CzgH5oNt02Zn(分子1i516.38)計
算値(%):CEio、5; )((1,s; N  
10.9゜0 6.2;  Zn  12.7 実測値(%):C60,4; H9,2; N  10
.4;0 5.9;  Zn  13.6 赤外スペクトル(KBr; am−’)+693.22
25゜ 実施例3〜15 脂肪酸と2価の陽イオン(マグネシウム、バリウム、鉛
、コバルト、銅およびマンガン)から誘導されるアシル
シアナミド塩を、対応する金属塩によるアシルシアナミ
ドナトリウム塩の複分解によって、実施例1および2と
同様に調製した。分析によると、調製した塩は、いずれ
も(アシル−CNz)tMの組成を有しており、マグネ
シウム塩を除いては、実質的に水に不溶であった。乾燥
状態で、コバルト、銅およびマンガン塩は、それぞれ、
青色、淡緑色および薄褐色であった。前記塩を調製する
ためのいくつかの混合物の成分を、以下の第1表に示す
ポリ塩化ビニル成形組成物用安定剤としての式実施例1
6〜26において、粗シートの「静熱安定性(stat
ic  thermal  5tability)Jに
関連して、安定剤組成物の効果を試験した。この目的の
ために、安定剤混合物を含有するポリ塩化ビニル成形組
成物を、同方向に回転するベルストルフ(B erst
orf)実験室用混練ロール(450x220叩)(ロ
ール温度170℃、ロール速度300 rpm)で、5
分間加工して試験シートとした。厚さ約0゜5mmのシ
ートを、1辺10mmの正方形の試験試料に切断し、次
いで、それを、回転棚6個を有するヘレウス(Hera
eus)F T 420 R乾燥キャビネット内で、1
80℃の温度にさらした。10分毎に試料を取り出し、
色の変化を試験した。
実施例16 以下の成分を機械的に混合することによって、安定剤/
製造助剤の組み合わせを調製した。
ステアリン酸カルシウム    lOO重重部ステアリ
ン酸          20重量部パラフィン(融点
71℃)      20重量部ステアリン酸のペンタ
エリスリトールエステル(モル比1:1.5、OH価2
+2)  50重量部ラウロイルシアナミド亜鉛5.1
0および20重量部またはステアロイルシアナミド亜鉛
20重量部を、前記組成物190重量部に加えて混合す
ることによって、安定剤の組み合わせA、B、Cおよび
Dを得た。
比較試験のために、ステアリン酸亜鉛5.10および2
0重量部を、前記の基本塩基性製剤190重量部に加え
て混合することによって、安定剤の組み合わせE、Fお
よびGを得た。
懸濁重合PVC(K値70)(ヘミソシェ・ヴエルケ・
フルス(Chemische  Werke  Hul
s)社製、ヴエストリート(Vestol+t、商標)
S7054)100重量部と、安定剤の組み合わせA−
02,4〜3.9重連部とを機械的に混合にすることよ
って、ポリ塩化ビニル成形組成物A°〜G’(組成は第
2表に示す)を得た。
安定化されたポリ塩化ビニル成形組成物を、前記方法に
よって試験した。第2表に、最初に変色が見られるまで
の時間および著しい変色(安定性、喪失)のために試験
を終了するまでの時間を示す。
実施例17 成分: 懸濁重合PVC(K値70; 実施例16参照)       100  重量部ステ
アリン酸          0.2重量部パラフィン
(融点7ピ(:)      0.2重量部ステアリン
酸のペンタエリスリトールエステル(モル比1:1.5
; OH価212)0.5重量部から成るポリ塩化ビニ
ル成形組成物を、本発明の安定剤の組み合わせ: a)アルミノケイ酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウ
ムおよびラウロイルシアナミド亜鉛b)アルミノケイ酸
ナトリウム、ステアロイルシアナミドカルシウムおよび
ステアリン酸亜鉛またはラウロイルシアナミド亜鉛 および、比較のために、安定剤混合物 C)アルミノケイ酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウ
ムおよびステアリン酸亜鉛 と混合した。使用したアルミノケイ酸ナトリウムは、微
粉化した合成ゼオライトNaA(Na、0:A9z03
:5iOt−0,9:1:2.4;水分金型19重量%
)であった。このようにして得られた、安定化されたポ
リ塩化ビニル成形化合物のH°〜Q゛の組成を、第3表
に示す。
熱可塑性成形組成物H°〜Q°の外熱安定性を、前記方
法によって試験した。得られた結果を第3表に示す。
実施例18 成分: 懸濁重合PVC(K値68;ヘミッシエ・ヴエルケ・フ
ルス社製ヴエストリート(商標)96858)    
     100  重量部ステアリン酸      
    0.2重量部パラフィン(融点71’C)  
    0.2重塁部ステアリン酸のペンタエリスリト
ールエステル(モル比1:1,5; oH価212)0
.5重量部を、安定剤の組み合わせ R)ステアロイルシアナミド カルシウム         0.5重量部ラウロイル
シアナミド亜鉛  1.0重量部と混合することによっ
て、熱可塑性成形組成物R″を得た。成型組成物S°〜
AA’を調製するために、以下の成分の添加によって前
記安定剤の組み合わせを改良した S)リンゴ酸のナトリウム塩   0.5重量部T)酒
石酸のナトリウム塩    05重量部U)リモネンジ
エボキシドの テトロール         0.5重量部V)C、、
−C、、アルキルアミンの グリシドール4モル付加物 0.5重量部W)ロンガラ
イト(Rongalit)CO,5重量部X)3−へブ
チル−4−ヘキシル −2−ピラゾリン−5−オン 05重量部Y)アルミノ
ケイ酸ナトリウム (実施例12参照)      l、0重量部Z)リン
ゴ酸のナトリウム塩   0,2重量部アルミノケイ酸
ナトリウム (実施例12参照)      l、0重量部AA)リ
ンゴ酸のナトリウム塩  0.2重量部CI2− CI
4アルキルアミンの グリシドール4モル付加物0,5重量部このようにして
得られた安定化されたポリ塩化ビニル成形化合物のR゛
〜AA’の組成を、第4表に示す。
成形組成物R゛〜AA’を、前記方法によって試験した
。得られた結果を第4表に示す。
実施例19 アシルシアナミドナトリウム塩(アシル基は、C,−C
,O脂肪酸混合物から誘導したものである)l、0重量
部を、以下の基本製剤に加えて混合した。
懸濁重合PVC(K値70;ヘミッシエ・ヴエ゛ルケ・
フルス社製ヴエストリート(商標)97054)   
      100  重量部ステアリン酸カルシウム
    1.0重量部ステアリン酸亜鉛       
0.5重量部ステアリン酸         0.2重
量部パラフィン(融点71’C)     0.2重量
部ステアリン酸のペンタエリスリトールエステル(モル
比1:1.5; OH価2 + 2)0.5重塁部安定
化された成形組成物を、外熱安定性試験に付すと、10
分後に初めて変色が見られ、50分後に安定性を喪失し
た。
実施例20 ラウロイルシアナミドマグネシウム塩(実施例3)0.
1重量部を、実施例19の基本製剤に加えて混合した。
外熱安定性試験において、10分後に初めて変色が見ら
れ、40分後に安定性が喪失した。
実施例2I ステアロイルシアナミドバリウム塩(実施例4)0.5
重里部を、以下の基本製剤に加えて混合した。
懸濁重合PVC(K値70;ヘミッシエ・ヴエルケ・フ
ルス社製ヴエストリート(商標)S7054)    
     100   重量部亜鉛−2−エチルヘキサ
ノエート 0.2重量部亜すン酸トリラウリル    
 0.4重量部安定化された成形組成物を、外熱安定性
試験に付すと、10分後に初めて変色が見られ、40分
後に安定性を喪失した。
実施例22 ステアロイルシアナミド鉛塩(実施例6)2.0重量部
を、以下の基本製剤に加えて混合した。
懸濁重合P V C(K値58; ドイツチェ・ツルバ
イ0ヴ工ルケ社(Deutsche 5olvay W
erkeGmbH)製ツルビック(S olvic) 
258 RA)100  重量部 ステアリン酸カルシウム    0.3重量部ステアリ
ン酸イソトリデシル  1.0重量部安定化成形組成物
を、外熱安定性試験に付すと、10分後に初めて変色が
見られ、90分後に安定性を喪失した。本発明による成
形組成物は、アシルシアナミド鉛の代わりに同量の3塩
基性硫酸鉛を含有することを除いては同じ組成の成形組
成物よりも非常に優れた透明性を示した。
実施例23 ラウロイルシアナミドコバルト塩(実施例8)0゜1重
量部を、実施例19の基本製剤に加えて混合した。安定
化された成形組成物を外熱安定性試験に付した。30分
後に初めて変色が見られ、40分後に安定性を喪失した
実施例24 ラウロイルシアナミドマンガン塩0.1重量部を、実施
例19の基本製剤に加えて混合した。安定化された成形
組成物の外熱安定性試験において、30分後に初めて変
色が見られ、40分後に安定性が喪失した。
実施例25 ステアロイルシアナミドマンガン塩0.1重量部を、実
施例19の基本製剤に加えて混合した。
安定化された成形組成物の外熱安定性試験において、3
0分後に初めて変色が見られ、40分後に安定性が喪失
した。
実施例26 アシルシアナミド1llj鉛塩(アシル基は、硬化リチ
ノール酸から誘導されたものである)0.5gを、以下
の基本製剤に加え゛て混合した。
懸濁重合PVC(Kl直61.BASFAG製、ピノフ
レックス(V 1noflex)S 6115 )■0
0 重量部 ステアリン酸カルノウム    1.0重量部ステアリ
ン酸亜鉛       0,5重量部安定化された成形
組成物を、外熱安定性試験に付すと、10分後に初めて
変色が見られ、40分後に安定性を喪失した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Rは、OH−、O−CH_2−CH_2−OH
    −および/またはO−R′−基(ここで、R′はC_1
    −C_4アルキル基である)で置換されていることもあ
    る炭素原子5〜21個、好ましくは11〜17個を有す
    る、直鎖または分枝状アルキルまたはアルケニル基、M
    ^n^+は、1価または2価の金属陽イオン(ここで、
    nは金属陽イオンの価数である)である。] で示される化合物を少なくとも1種含有する、安定化さ
    れたポリ塩化ビニル成形組成物。 2、式( I )中、M^n^+が、リチウム、ナトリウ
    ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチ
    ウム、バリウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、
    亜鉛、カドミウム、銅および/または鉛の陽イオンであ
    る第1項記載の安定化されたポリ塩化ビニル成形組成物
    。 3、式( I )で示されるアシルシアナミドが、ポリマ
    ー100重量部当たり、0.1〜10重量部、好ましく
    は0.2〜5重量部の量で存在する第1項または第2項
    記載の安定化されたポリ塩化ビニル成形組成物。 4、式( I )で示されるアシルシアナミドが、既知の
    主安定剤との混合物として存在する第1〜3項のいずれ
    かに記載の安定化されたポリ塩化ビニル成形組成物。 5、主安定剤に加えて、既知の共安定剤、潤滑剤、可塑
    剤、抗酸化剤、衝撃強さ改良用添加剤、充填剤および/
    または補助剤を含有する第1〜4項のいずれかに記載の
    ポリ塩化ビニル成形組成物。 6、式: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、Rは、OH−、O−CH_2−CH_2−OH
    −および/またはO−R′−基(ここで、R′はC_1
    −C_4アルキル基である)で置換されていることもあ
    る炭素原子5〜21個、好ましくは11〜17個を有す
    る、直鎖または分枝状アルキルまたはアルケニル基、M
    ^n^+は、1価または2価の金属陽イオン(ここで、
    nは金属陽イオンの価数である)である。] で示される化合物を含有する、ポリ塩化ビニル成形組成
    物用熱安定剤。 7、式( I )中、M^n^+が、リチウム、ナトリウ
    ム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチ
    ウム、バリウム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、
    亜鉛、カドミウム、銅および/または鉛の陽イオンであ
    る第6項記載のポリ塩化ビニル成形用熱安定剤。
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