JPS6217140A - 銅硫化物精鉱からの不純物除去方法 - Google Patents
銅硫化物精鉱からの不純物除去方法Info
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- JPS6217140A JPS6217140A JP15654585A JP15654585A JPS6217140A JP S6217140 A JPS6217140 A JP S6217140A JP 15654585 A JP15654585 A JP 15654585A JP 15654585 A JP15654585 A JP 15654585A JP S6217140 A JPS6217140 A JP S6217140A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は不純物として砒素、アンチモン、ビスマスのう
ち少なくとも一種を含有する銅硫化物精鉱を、溶錬に先
立って、焙焼法により、含有する硫黄分を極力失なうこ
となく、これらの不純物を除去する方法に関するもので
ある。
ち少なくとも一種を含有する銅硫化物精鉱を、溶錬に先
立って、焙焼法により、含有する硫黄分を極力失なうこ
となく、これらの不純物を除去する方法に関するもので
ある。
銅製錬特に乾式溶錬による銅製錬においては、銅を硫化
鉱物として含有するいわゆる銅硫化物精鉱(銅精鉱)が
用いられる。銅精鉱は、銅硫化鉱物を浮遊選鉱などの物
理化学的分離方法で濃縮したもので、銅含有鉱物の性状
及び付随する鉱物種によって、ビスマス、アンチモン、
砒素、鉛、亜鉛、錫、セレン、テルル、貴金属(Au、
Ag、 Pt族)などの不純物ならびに有価物を含有
しているのが常である。これらの付随する元素のうち、
ビ □スマス、アンチモン、砒素、鉛、亜鉛、s等
は、銅製錬の溶錬工程の媛として一部系外へ除去される
が、溶錬工程の煙灰及び粗銅に濃縮されて銅製錬系統に
種々の操業上及び品質上の問題をひき起こす。
鉱物として含有するいわゆる銅硫化物精鉱(銅精鉱)が
用いられる。銅精鉱は、銅硫化鉱物を浮遊選鉱などの物
理化学的分離方法で濃縮したもので、銅含有鉱物の性状
及び付随する鉱物種によって、ビスマス、アンチモン、
砒素、鉛、亜鉛、錫、セレン、テルル、貴金属(Au、
Ag、 Pt族)などの不純物ならびに有価物を含有
しているのが常である。これらの付随する元素のうち、
ビ □スマス、アンチモン、砒素、鉛、亜鉛、s等
は、銅製錬の溶錬工程の媛として一部系外へ除去される
が、溶錬工程の煙灰及び粗銅に濃縮されて銅製錬系統に
種々の操業上及び品質上の問題をひき起こす。
最近、処理銅精鉱中のB1.5b1Aε、Pbs Zn
等の不純物金属元素の含有品位が上昇しているものが多
い。このため従来の溶錬工程及び電解精製工程では不純
物除去能率が不充分で、電解用銅精製アノード中の不純
物品位が上昇し良゛好な電解採取を阻害するなどの問題
が懸念され、銅製錬系統全体として特別の不純物除去対
策が望まれている。
等の不純物金属元素の含有品位が上昇しているものが多
い。このため従来の溶錬工程及び電解精製工程では不純
物除去能率が不充分で、電解用銅精製アノード中の不純
物品位が上昇し良゛好な電解採取を阻害するなどの問題
が懸念され、銅製錬系統全体として特別の不純物除去対
策が望まれている。
不純物特に、AS%S1)の含有比率の高い銅精鉱から
の、これら金属元素の除去法としては、特公昭49−1
6702号公報「流動焙焼による脱アンチモン方法」に
開示されるように、Sbを高度に含有する含sb硫化銅
精鉱に酸素濃度5〜10容量%のガスを吹込んで流動焙
焼する方法及び特開昭60−13036号公報「高率の
ひ素及び(又は)アンチモンを含有する銅溶錬原料及び
その同効物の処理法Jに開示されるように、Asを高度
に含有する含As硫化銅精鉱を流動床炉内の酸素ポテン
シャルを制御して(10−+4〜110−16at )
部分焙焼する方法が提案されている。前者の方法は、高
度にsbを含有する銅精鉱からsbを分離する方法とし
ては良好であるが、Sbの除去に伴なってSの50〜6
0重量%が燃焼するため、得られた焼鉱のS品位が低下
し、自溶炉などの溶錬炉で期待される510u比(例え
ば0.7以上)が得られない。後者の方法では、Asと
共にsbの除去が可能であるが、明細書に開示された銅
精鉱を用いた実施例においては、Bi除去率が0〜10
重量%で事実上B1除去が不可能で且つ脱S率が45〜
75重量%を示し、前者と同様に良好なS/(:!u比
が得られない。これらの問題は、開示された方法におけ
る反応炉の加熱手段に起因している。即ち、これらの方
法において、反応炉の温度は空気を含む熱風の吹き込み
による装入硫化鉱物の部分燃焼によって保持される。従
って、熱力学データーから、揮発除去が可能な揮発物形
態を保持するための低い酸素ポテンシャルを維持するの
が困難である。特に10”’−”atm以下の酸素ポテ
ンシャルを必要とする硫化物形態としての、Bi (B
i S )の揮発は期待されない。
の、これら金属元素の除去法としては、特公昭49−1
6702号公報「流動焙焼による脱アンチモン方法」に
開示されるように、Sbを高度に含有する含sb硫化銅
精鉱に酸素濃度5〜10容量%のガスを吹込んで流動焙
焼する方法及び特開昭60−13036号公報「高率の
ひ素及び(又は)アンチモンを含有する銅溶錬原料及び
その同効物の処理法Jに開示されるように、Asを高度
に含有する含As硫化銅精鉱を流動床炉内の酸素ポテン
シャルを制御して(10−+4〜110−16at )
部分焙焼する方法が提案されている。前者の方法は、高
度にsbを含有する銅精鉱からsbを分離する方法とし
ては良好であるが、Sbの除去に伴なってSの50〜6
0重量%が燃焼するため、得られた焼鉱のS品位が低下
し、自溶炉などの溶錬炉で期待される510u比(例え
ば0.7以上)が得られない。後者の方法では、Asと
共にsbの除去が可能であるが、明細書に開示された銅
精鉱を用いた実施例においては、Bi除去率が0〜10
重量%で事実上B1除去が不可能で且つ脱S率が45〜
75重量%を示し、前者と同様に良好なS/(:!u比
が得られない。これらの問題は、開示された方法におけ
る反応炉の加熱手段に起因している。即ち、これらの方
法において、反応炉の温度は空気を含む熱風の吹き込み
による装入硫化鉱物の部分燃焼によって保持される。従
って、熱力学データーから、揮発除去が可能な揮発物形
態を保持するための低い酸素ポテンシャルを維持するの
が困難である。特に10”’−”atm以下の酸素ポテ
ンシャルを必要とする硫化物形態としての、Bi (B
i S )の揮発は期待されない。
本発明は、上記したような問題点を解決し、銅製錬工程
での不純物金属元素による採取の困難性を排除し、且つ
自溶炉などの溶錬工程に好適なS10 u比を有する銅
精鉱の製造が可能な焙焼による銅精鉱からの不純物除去
方法を提供することを目的とするものである。
での不純物金属元素による採取の困難性を排除し、且つ
自溶炉などの溶錬工程に好適なS10 u比を有する銅
精鉱の製造が可能な焙焼による銅精鉱からの不純物除去
方法を提供することを目的とするものである。
本発明者は、B1、Sb 、 C!u、 Pb、 5n
XZnなどを多く含有する銅精鉱を用いて、主として焙
焼ガス雰囲気によるこれら不純物の揮発挙動に関して研
究して本目的を達成した。
XZnなどを多く含有する銅精鉱を用いて、主として焙
焼ガス雰囲気によるこれら不純物の揮発挙動に関して研
究して本目的を達成した。
即ち、本発明は不純物として砒素、アンチモン、ビスマ
スのうち少なくとも一種を含有する銅硫化物精鉱を焙焼
して、不純物を除去する方法において、焙焼炉に酸素2
容量%以下の加熱ガスを吹き込んで、該銅硫化物精鉱を
600〜900Cに加熱することにより硫黄の燃焼を抑
制しつつ前記不純物を除去しようとするものである。
スのうち少なくとも一種を含有する銅硫化物精鉱を焙焼
して、不純物を除去する方法において、焙焼炉に酸素2
容量%以下の加熱ガスを吹き込んで、該銅硫化物精鉱を
600〜900Cに加熱することにより硫黄の燃焼を抑
制しつつ前記不純物を除去しようとするものである。
本発明においては、以下の説明において例示されるよう
な不純物としての砒素、アンチモン、ビスマスの含有量
は夫々2重量%以下の銅硫化物精鉱に適用して有効であ
るが、これら不純物が更に高くても適用可能である。
な不純物としての砒素、アンチモン、ビスマスの含有量
は夫々2重量%以下の銅硫化物精鉱に適用して有効であ
るが、これら不純物が更に高くても適用可能である。
本発明に供される銅精鉱としては、種々の銅硫化鉱物例
えば黄銅鉱(OuFθS)、輝銅鉱(CuS)、斑銅鉱
(C!uFeS)などを含有したものが含まれるが、通
常は黄銅鉱あるいは輝銅鉱を主要銅鉱物とするものであ
り、硫化鉄鉱(Fes)及び各種の含Sb、Bi、As
の硫化鉱物、硫化銅鉱物更に砂石等の脈石成分が含有さ
れる。銅精鉱のCu及びS品位、S/Cu比は、鉱石銘
柄によって大幅に異なるが、特殊なものを除いてS/C
u比は0.6以上で大部分が0.8゛以上である。溶錬
炉での処理においては、5ZCu比の低い銅精鉱は、高
い銅精鉱に調合されて使用されている。銅精鉱中の不純
物としては、B1、sb、八8のはかPb−、Zn−、
Sn、 cab Teなどが除去の対象となる。
えば黄銅鉱(OuFθS)、輝銅鉱(CuS)、斑銅鉱
(C!uFeS)などを含有したものが含まれるが、通
常は黄銅鉱あるいは輝銅鉱を主要銅鉱物とするものであ
り、硫化鉄鉱(Fes)及び各種の含Sb、Bi、As
の硫化鉱物、硫化銅鉱物更に砂石等の脈石成分が含有さ
れる。銅精鉱のCu及びS品位、S/Cu比は、鉱石銘
柄によって大幅に異なるが、特殊なものを除いてS/C
u比は0.6以上で大部分が0.8゛以上である。溶錬
炉での処理においては、5ZCu比の低い銅精鉱は、高
い銅精鉱に調合されて使用されている。銅精鉱中の不純
物としては、B1、sb、八8のはかPb−、Zn−、
Sn、 cab Teなどが除去の対象となる。
これら不純物を含有する銅精鉱の焙焼において、その雰
囲気に拘らず、主要銅硫化鉱物である黄銅鉱及び硫化鉄
鉱(Fed)の下記の式による熱分解反応によってまず
単体S ガスが生成する。酸化性雰囲気では、S ガス
は酸素と反応して4 CuFe5 = 20u S +
4 FeS + S22 FeS −2FeS +
S2 SOガスを生成する。更に強い酸化性雰囲気では、分解
生成のS ガスのみならず、Ou Sなども部分酸化さ
れ、SOガスを生成する。従って、焼鉱中のS/Cu比
を溶錬に好ましい状態に維持する為には制御された酸化
性雰囲気好ましくは中性雰囲気が好ましい。このような
雰囲気における銅精鉱の焙焼による反応は、熱分解反応
及び不純物の揮発反応などが吸熱反応であるので、加熱
ガスの装入による熱源の供給が不可欠である。従って、
N2ガスなどの不活性な中性雰囲気は、実用上実施が困
難であるので、重油、石炭、天然ガスなど化石燃料を焼
鈍生成した雰囲気、即ちかなりの濃度のHO1COを含
む雰囲気中での不純物の挙動が実用上型要である。
囲気に拘らず、主要銅硫化鉱物である黄銅鉱及び硫化鉄
鉱(Fed)の下記の式による熱分解反応によってまず
単体S ガスが生成する。酸化性雰囲気では、S ガス
は酸素と反応して4 CuFe5 = 20u S +
4 FeS + S22 FeS −2FeS +
S2 SOガスを生成する。更に強い酸化性雰囲気では、分解
生成のS ガスのみならず、Ou Sなども部分酸化さ
れ、SOガスを生成する。従って、焼鉱中のS/Cu比
を溶錬に好ましい状態に維持する為には制御された酸化
性雰囲気好ましくは中性雰囲気が好ましい。このような
雰囲気における銅精鉱の焙焼による反応は、熱分解反応
及び不純物の揮発反応などが吸熱反応であるので、加熱
ガスの装入による熱源の供給が不可欠である。従って、
N2ガスなどの不活性な中性雰囲気は、実用上実施が困
難であるので、重油、石炭、天然ガスなど化石燃料を焼
鈍生成した雰囲気、即ちかなりの濃度のHO1COを含
む雰囲気中での不純物の挙動が実用上型要である。
上記燃焼ガス雰囲気を想定したHQ−CO−N気流中で
銅硫化物精鉱を燃焼管内で温度、時間、ガス流速その他
の条件を変更して焙焼試験を行なったときのAS、 S
b % Bi、Sの挙動を調査する実験を行なった。試
験に使用した銅精鉱の組成を第1表に、焙焼温度と焙焼
時間を変更した場合の焼鉱の品位を第2表に示す。
銅硫化物精鉱を燃焼管内で温度、時間、ガス流速その他
の条件を変更して焙焼試験を行なったときのAS、 S
b % Bi、Sの挙動を調査する実験を行なった。試
験に使用した銅精鉱の組成を第1表に、焙焼温度と焙焼
時間を変更した場合の焼鉱の品位を第2表に示す。
第 1 表 銅精鉱組成 重量%
第 2 表 焙焼温度と焼鉱不純物品位銅精鉱ペレット
サイズ 10〜14m血ガス雰囲気15%H0−15%
C!O−N燃焼管内径 45m+m、 ガス流速6
2.5虫ろinペレット層厚1.65ffifi、ガス
流量17/min第1表及び第2表の結果から、A精鉱
で焙焼時間2時間の場合のAss Sbs Biの揮発
率を第1図に示す。この図からHo、00 を含有す
る雰囲気においてAS% Sb % Eiが低品位にま
で揮発可能であることが示され、揮発率はAs5sbs
に関しては600C以上、B1に関しては700C以上
の焙焼温度によって約50重量%以上の揮発率が得られ
ることを示している。また第2図はこの試験でsoo
Cまで昇温した後のその温度での保持時間による焼鉱品
位の変化を示すものであるが、Asの場合には約15分
以上、B1の場合には約45分以上、sbの場合では約
60分以上で充分なレベルまで不純物品位が低下する。
サイズ 10〜14m血ガス雰囲気15%H0−15%
C!O−N燃焼管内径 45m+m、 ガス流速6
2.5虫ろinペレット層厚1.65ffifi、ガス
流量17/min第1表及び第2表の結果から、A精鉱
で焙焼時間2時間の場合のAss Sbs Biの揮発
率を第1図に示す。この図からHo、00 を含有す
る雰囲気においてAS% Sb % Eiが低品位にま
で揮発可能であることが示され、揮発率はAs5sbs
に関しては600C以上、B1に関しては700C以上
の焙焼温度によって約50重量%以上の揮発率が得られ
ることを示している。また第2図はこの試験でsoo
Cまで昇温した後のその温度での保持時間による焼鉱品
位の変化を示すものであるが、Asの場合には約15分
以上、B1の場合には約45分以上、sbの場合では約
60分以上で充分なレベルまで不純物品位が低下する。
第3図はA精鉱を焙焼温度5ooC。
保持時間30分でガス流速を変化させて処理したときの
焼鉱品位の変化を示すものであるが、ガス流速の上昇に
よって焼鉱中のsb品位の低下の効果が示される。又、
第4図は同じく焙焼温度800Cで、保持時間1時間、
ガス流速62.541)17D/minで、精鉱の層厚
を変化させたときの焼鉱品位の変化を示す。試料層厚が
厚くなると、5bXBiの揮発が不良となることを示し
ている。第3図、第4図の知見は・銅精鉱のこのような
条件下での焙焼において、充分なガス気流中に曝らすこ
とがより良好な結果をもたらすことを示すものであり、
実用焙焼炉としては、流動床、多段炉などのガス接触が
良好な焙焼炉型式が好適である。
焼鉱品位の変化を示すものであるが、ガス流速の上昇に
よって焼鉱中のsb品位の低下の効果が示される。又、
第4図は同じく焙焼温度800Cで、保持時間1時間、
ガス流速62.541)17D/minで、精鉱の層厚
を変化させたときの焼鉱品位の変化を示す。試料層厚が
厚くなると、5bXBiの揮発が不良となることを示し
ている。第3図、第4図の知見は・銅精鉱のこのような
条件下での焙焼において、充分なガス気流中に曝らすこ
とがより良好な結果をもたらすことを示すものであり、
実用焙焼炉としては、流動床、多段炉などのガス接触が
良好な焙焼炉型式が好適である。
第5図はA精鉱で焙焼温度5ooC,保持時間30分、
ガス流速62.50my’minで、ガス気流中の酸素
濃 :度の影響を示すものであるが、酸素悉度2%
を超 □えるとAs % Sb % Biの揮発率
の低下が見られ、且つS揮発率も上昇する。従って加熱
ガス中のO濃 □度は2%以下好ましくは1%以下
に制御する必要がある。このような雰囲気条件下での加
熱温度は、 ・上記したように600 C以上が必要
であり、焼鉱の溶融による融着現象を考慮ずれば600
〜900 C好ましくは700〜850Cである。以上
に説明したように、本発明の方法によって、銅精鉱に含
まれるB1、Sb、Asの充分な除去が可能であるが、
更に本発明の方法で得られる温度雰囲気条件下では、S
n%Te1Pbなど比較的易揮発性の硫化物の揮発も同
時に行なわれる。
ガス流速62.50my’minで、ガス気流中の酸素
濃 :度の影響を示すものであるが、酸素悉度2%
を超 □えるとAs % Sb % Biの揮発率
の低下が見られ、且つS揮発率も上昇する。従って加熱
ガス中のO濃 □度は2%以下好ましくは1%以下
に制御する必要がある。このような雰囲気条件下での加
熱温度は、 ・上記したように600 C以上が必要
であり、焼鉱の溶融による融着現象を考慮ずれば600
〜900 C好ましくは700〜850Cである。以上
に説明したように、本発明の方法によって、銅精鉱に含
まれるB1、Sb、Asの充分な除去が可能であるが、
更に本発明の方法で得られる温度雰囲気条件下では、S
n%Te1Pbなど比較的易揮発性の硫化物の揮発も同
時に行なわれる。
本発明において焙焼炉に吹き込まれる酸素含有量の少な
い加熱ガスとしては、重油、石炭あるいは天然ガスなど
の燃料を空燃比1以下で燃焼し、その後本焙焼炉の排ガ
ス中に含まれる揮発物などを除塵回収した後の一部を冷
却用ガスとして混合し、700〜1000 C程度の酸
素濃度2容量%以下に調整して使用することができる。
い加熱ガスとしては、重油、石炭あるいは天然ガスなど
の燃料を空燃比1以下で燃焼し、その後本焙焼炉の排ガ
ス中に含まれる揮発物などを除塵回収した後の一部を冷
却用ガスとして混合し、700〜1000 C程度の酸
素濃度2容量%以下に調整して使用することができる。
本発明では焙焼炉として流動焙焼炉を使用する場合には
一般に原料の銅硫化物精鉱粒子が微細であるので、例え
ば10〜65メツシュ程度に造粒して供給することが好
ましい。
一般に原料の銅硫化物精鉱粒子が微細であるので、例え
ば10〜65メツシュ程度に造粒して供給することが好
ましい。
以下本発明の実施例に使用される試験装置を第6図に従
って説明する。
って説明する。
図において流動焙焼炉1は底部の直径160 fi・炉
高1100111111の小型炉で、酸素を少量含んだ
熱風は燃焼室2で重油バーナー7を燃焼して得たガスに
流動焙焼炉排ガスを除塵したものの一部を混合して80
0〜900Cに冷却後、炉内に吹き込むようになってい
る。精鉱は装入口Aから装入され、焼鉱の大部分は流動
層底部の排出口Bから排出される。排ガスはサイクロン
3.4で一次除塵され、ガスクーラー5で冷却後電気集
塵機6で更に除塵される。
高1100111111の小型炉で、酸素を少量含んだ
熱風は燃焼室2で重油バーナー7を燃焼して得たガスに
流動焙焼炉排ガスを除塵したものの一部を混合して80
0〜900Cに冷却後、炉内に吹き込むようになってい
る。精鉱は装入口Aから装入され、焼鉱の大部分は流動
層底部の排出口Bから排出される。排ガスはサイクロン
3.4で一次除塵され、ガスクーラー5で冷却後電気集
塵機6で更に除塵される。
実施例1〜5
上記の装置を用いて第3表に示す組成の銅精鉱を粒度1
0〜35メツシユのベレットに造粒し、水分0.2%以
下に乾燥後10に9/hの割合で流動焙焼炉に供給し、
吹き込みガス! 36 Nm /h %ガス中の酸素濃
度は1%以下であった。
0〜35メツシユのベレットに造粒し、水分0.2%以
下に乾燥後10に9/hの割合で流動焙焼炉に供給し、
吹き込みガス! 36 Nm /h %ガス中の酸素濃
度は1%以下であった。
このときの炉内の流速は0.5 m/ 8eC% NT
Pであった。
Pであった。
第 3 青、 銅精鉱組成 重量%
焙焼後の焼鉱組成を第4表に示す。
第 4 表 焼鉱の組成 (5)
第3.4表を対比してみると、実施例1〜4ではAsX
Sb、 Biの除去率はいずれもほぼ90重量%以上の
結果が得られた。実施例5に用いた精鉱Eは転炉媛の浮
選により得られた銅精鉱で、硫化物が少な(As、 S
bの除去率は10重量%以下であるが、Biは約60重
量%除去できた。
Sb、 Biの除去率はいずれもほぼ90重量%以上の
結果が得られた。実施例5に用いた精鉱Eは転炉媛の浮
選により得られた銅精鉱で、硫化物が少な(As、 S
bの除去率は10重量%以下であるが、Biは約60重
量%除去できた。
実施例1において回収された揮発物量は105g/hで
、その平均組成はAs 26%、Sb 45%、Bi7
.5%、Pb1.9%、Ou 0.02%、Fe0.0
3(容重ffi%であった。
、その平均組成はAs 26%、Sb 45%、Bi7
.5%、Pb1.9%、Ou 0.02%、Fe0.0
3(容重ffi%であった。
以上詳細に説明したように本発明によれば、砒素、アン
チモン、ビスマスのような不N物ヲ含有する銅硫化物精
鉱を溶錬に先立って焙焼処理することにより、含有する
硫黄分を大量に失なうことなく不純物を除去することが
でき、回収した不純物は別途処理することを行なえば銅
製錬系統内を自己循環して精製粗銅中に多量混入して製
品の品質を損なう程度が減少するので、不純物の含有量
の多い、より安価な銅精鉱を長屋に処理することができ
るようになり、その経済的価値は大である。
チモン、ビスマスのような不N物ヲ含有する銅硫化物精
鉱を溶錬に先立って焙焼処理することにより、含有する
硫黄分を大量に失なうことなく不純物を除去することが
でき、回収した不純物は別途処理することを行なえば銅
製錬系統内を自己循環して精製粗銅中に多量混入して製
品の品質を損なう程度が減少するので、不純物の含有量
の多い、より安価な銅精鉱を長屋に処理することができ
るようになり、その経済的価値は大である。
第1図は銅精鉱を2時間焙焼・したときの焙焼温度とA
s、Sb、 Biの揮発率との関係を示した図、第2図
は銅精鉱をsoo cで焙焼した場合の800Cでの保
持時間と、焙焼後における焼鉱中のA35SbSBiの
品位との関係を示した図、第3図は銅精鉱を焙焼温度8
00Cで30分間焙焼したときのガス流速と、焙焼後の
焼鉱中のA35SbSBiの品位との関係を示した図、
第4図は銅精鉱をsoo Cで1時間、ガス流速62.
5〜百mで焙焼したときの精鉱の層厚と焼鉱中のASN
S’bs Biの品位との関係を示した図、第5図は
焙焼における焙焼ガス中の酸素濃度とAs z Sb
% Bi、Sの揮発率との関係を示した図、第6図は実
施例に用いた焙焼用試験装置の配置図である。 1・・流動焙焼炉、2・・燃焼室、3.4・・サイクロ
ン、5・・ガスクーラー、6・・電気集塵機、7・・重
油バーナー、 A・・入口、B・排出口。 (外1名) 第1図 第2図 焙焼時間Cm1n) 第3図 第4図 公レット層厚(間) 第5図 第6図
s、Sb、 Biの揮発率との関係を示した図、第2図
は銅精鉱をsoo cで焙焼した場合の800Cでの保
持時間と、焙焼後における焼鉱中のA35SbSBiの
品位との関係を示した図、第3図は銅精鉱を焙焼温度8
00Cで30分間焙焼したときのガス流速と、焙焼後の
焼鉱中のA35SbSBiの品位との関係を示した図、
第4図は銅精鉱をsoo Cで1時間、ガス流速62.
5〜百mで焙焼したときの精鉱の層厚と焼鉱中のASN
S’bs Biの品位との関係を示した図、第5図は
焙焼における焙焼ガス中の酸素濃度とAs z Sb
% Bi、Sの揮発率との関係を示した図、第6図は実
施例に用いた焙焼用試験装置の配置図である。 1・・流動焙焼炉、2・・燃焼室、3.4・・サイクロ
ン、5・・ガスクーラー、6・・電気集塵機、7・・重
油バーナー、 A・・入口、B・排出口。 (外1名) 第1図 第2図 焙焼時間Cm1n) 第3図 第4図 公レット層厚(間) 第5図 第6図
Claims (1)
- (1)不純物として砒素、アンチモン及びビスマスのう
ち少なくとも一種を含有する銅硫化物精鉱を焙焼して該
不純物を除去する方法において、焙焼炉に酸素2容量%
以下の加熱ガスを吹き込み、該銅硫化物精鉱を600〜
900℃に加熱することを特徴とする銅硫化物精鉱から
の不純物除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15654585A JPS6217140A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 銅硫化物精鉱からの不純物除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15654585A JPS6217140A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 銅硫化物精鉱からの不純物除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6217140A true JPS6217140A (ja) | 1987-01-26 |
Family
ID=15630137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15654585A Pending JPS6217140A (ja) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | 銅硫化物精鉱からの不純物除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6217140A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095127A (ja) * | 2006-10-06 | 2008-04-24 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 銅製錬熔錬炉スラグの浄化方法 |
JP2008248309A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Nikko Kinzoku Kk | Biの回収方法 |
WO2012053614A1 (ja) * | 2010-10-20 | 2012-04-26 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 銅精鉱の処理方法 |
JP2014198655A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 砒素の処理方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4914053A (ja) * | 1972-03-20 | 1974-02-07 | ||
JPS6013036A (ja) * | 1983-06-06 | 1985-01-23 | ボリデン・アクテイエボラ−グ | 高率のひ素及び(又は)アンチモンを含有する銅溶練原料及びその同効物の処理法 |
-
1985
- 1985-07-15 JP JP15654585A patent/JPS6217140A/ja active Pending
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