JPS62170782A - 流量同調器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複数の油圧アクチュエータの速度を同調させる
場合等に使用される流量同調器に関するものである。

［従来の技術］ 油圧ポンプとしても油圧モータとしても機能するポンプ
／モータを複数個組み合わせて油の流量を同調させるよ
うにした流量同調器がある。

従来、このような流量同調器のポンプ／モータとして歯
車式のポンプ／モータが使用されているか、このものは
一般に漏れが多いので同調精度が低く、例えば負荷差圧
４０ｂｆ／ｃｔＡで３％程度の精度しか得られていなか
った。

また、内部トレン式であることも精度が似い原囚となっ
ているが、漏れのうち内部漏れの割合が多いのでたとえ
外部トレン式にしても精度の向上はそれはど期待できな
かった。ざらに、固定スキマ部かあるので、精度は油温
の影響を受けるという問題があるほか、トルクロスが大
きいのて圧損が大きいという問題もあった。しかも、起
動性能か低いので起動しにくく、特にラムシリンダの場
合には動かない場合がめった。

［発明か解決しようとする問題点］ 本発明は、上記歯車式ポンプ／モータを用いた従来の流
量同調器における精度が低いという問題点や圧損か大き
いという問題点を解決することを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ 上記問題点を解決するため本発明は次のような構成を採
用した。

すなわち、本発明にがかる流量同調器は、左右両端面が
傾斜面として形成され、芯部には回転軸挿通用の通孔か
形成されたアゲブタプレートと、該アダプタプレートの
左右両側部に液密に取り付けられた左右のケースによっ
て形成される左右の至と、前記通孔をｄ通し両端部は左
右のケースに軸受を介して支承された１本の共通の回転
軸とをそなえ、前記各室内には、この回転軸と一体に回
転可能なトルクプレートと、このトルクプレートの回転
中心と交わる傾斜軸心回りに回転可能に設けられ前記傾
斜軸心と平行な複数のシリンダ穴を前記トルクプレート
に向けて開口させたシリンダブロックと、このシリンダ
ブロックの各シリンダ穴にスライド可能に１矢着されそ
の反対側の端部を前記トルクプレートに枢支させた複数
のビス１〜ンとかそれぞれ設Ｃプられ、前記１〜ルクプ
レートと前記シリンダブロックとの同期回転によってピ
ストンのシリンダ穴に対する嵌合深さが増減するように
構成され、かつ前記アダプタプレートに【Ｊ、各室ごと
に区分された分流ポートと、左右画室に共通な集流ポー
トとが設けられていることを特徴とする。

［作用］ 左右両室に共通な集流ポートから流体を流入ざせると、
各室ことに区分されている分流ポートから分流されて流
出する。これら区分されている左右の室の分流ポートの
圧力に高低かあると、圧力の低い掌側がモータとして、
また圧力の高い掌側かポンプとして働く方向に共通の回
転軸が回転する。

［実施例］ 以下、図面にあられされた本発明の実施例について説明
すれば、この流量同調器１は中央部にアダプタプレート
２か設けられ、その左右両側にはケース３．４か液密に
嵌着されて左右の室５．６を形成している。

アダプタプレート２の左右両端面は同方向に対称的に傾
斜する傾斜面２ａ、２ｂとして形成され、芯部には回転
軸挿通用の通孔８か形成されている。

アダプタプレート２の両端面には流入側と流出側の１対
の円弧状の溝１０．１０がそれぞれ形成されており、図
の手前側に設けられている１対の分流ポート１２．１３
と反対側に設けられている集流ポート１４にそれぞれ連
通している。一方の分流ポート１２は円弧状の溝１０を
介して右側の室６の吐出側に位置するシリンダに連通し
、他方の分流ポート１３は左側の室５の吐出側に位置す
るシリンダに連通している。また集流ポー（〜１４は左
右両側の室５．６の吸入側に位置するシリンダにそれぞ
れ連通している。

回転軸１７はアダプタプレート２と左右両室５．６を貫
通して両端部が左右のケース３．４に軸受１８を介して
支承されており、中央部はアダプタプレート２の通孔８
内においてスプラインピース２０によって継ぎ合わされ
ている。

回転軸１７には左右各室においてトルクプレート２１が
一体となって回転するようにスプライン嵌着されており
、このトルクプレート２１と対向させてシリンダブロッ
ク２２が設けられている。

シリンダブロック２２は、前記アダプタプレート２の端
面に摺接して、前記回転軸１７の回転中心Ｍに対し一定
角度ｅだけ傾斜した傾斜軸心し回りに回転可能に支持さ
れており、その前面側には傾斜軸心しに平行で前記トル
クプレート２１方向に開口する少数のシリンダ穴２４が
円周方向に等間隔をあけて設けられている。そして、こ
れら各シリンダ穴２４にピストン２５をそれぞれスライ
ド可能に嵌合させている。前記１〜ルクプレート２１と
シリンタブロック２２とは同期１幾渦３５によって同期
回転する。同期機構３５はシリンダブロック２２側に設
（づたアーム３６とトルクプレート２１側に設（づた係
合凹部３７とで構成され、アーム３６と係合凹部３７と
の係合により回転力が伝達される。図中３８はトルクプ
レート２１とシリンダブロック２２とを反対向きに押圧
するバネである。

ビス１ヘン２５は、シリンダ穴２４に嵌合して該シリン
ダ穴内壁に対し摺動する短い本体部２５ａと軸部２５１
）どか一体に形成されてなり、軸部２５ｂの先端部Ｇｊ
、球状の枢支部となっている。一方、前記トルクプレー
ト２１には球面受座２７か円周方向に治って等間隔にピ
ストンの数だけ設けられ、この球面受座２７に前記ビス
！〜ンの球状の枢支部か回動可能に嵌合しているととも
に、リテーナ２８によってその逸脱か防止されている。

球面受座２７の穴底部にはピストン２５に穿設された軸
方向の通孔を介してシリンダ穴２４と連通する圧カバラ
ンス用圧力ポケッ１〜３０か形成されており、またトル
クプレー１へ２１の背面が摺接する摺接部４Ｊ３１と該
１ヘルクプレートとの間にも圧力ポケットか形成されて
いる。さらに、前記シリンダ穴２４の穴底部にはアダプ
タプレート２の端面２ａ〈２ｂ）に通ずる流通孔３３か
穿設キれ、圧力バランスをとるようになっている。

なお、前記傾斜角θは１０度程度に低く押えられており
、ビス１〜ンの本体部２５ａはシール部材としてのみ働
８をなすように極力短かく形成されている。また、各室
のケースドレンは、左右冬至に共通のドレンボー１・か
ら外部に取り出されるようになっている。

つぎに、この流量同調器１の集流ポート１４から流入し
た液体を第２図に示す如く左右の室の分流ポート１２．
１３に分流させにうとする場合を例にとってその動作を
説明する。

右側の室のポー１〜１２の圧力をＰｌ、左側の室のボー
１〜１３の圧力をＰ２、集流ポート１４の圧力をＰ。と
じたとき、ＰｌくＰ２てあったとすれば、Ｐｌ＜Ｐ。く
Ｐ２となり、図の左側の室５がポンプとして、右側の室
６がモータとして機能する。そして、左右のポンプ／モ
ータの容量か同じであれば、集流ポート１４からの液体
の流量は２分流されることになる。

また、同調精度は次のようになる。すなわち２、理論流
量をＱｏ内部漏れを０１、外部漏れ（ケースドレン）を
０２　とすれば、精度εは、ε−Ｑｌ／ＱＯとなり、図
示例の装置では内部漏れが少ないのでこれを１％以下に
することも可能である。

この流量同調器は、容積効率と薇械効率が最もずぐれて
いる斜軸式のピストンポンプ／モータを使用するので、
圧損か小さく、起動に要する圧力は低くてずむ。斜軸式
て必りなから回転軸がケーシンクを貫通しており、軸受
荷重が小さいので、大きな軸受を必要としない。

トルクプレート、ピストン、シリンダブロック＝　９− の各部か油圧バランスしているので、殿域的ロスか少な
い。しかも全体的にコンバク１−にまとめることかでき
、ポー１〜は１個所にまとめてアゲブタプレートに設け
ることかできる。

なお、図示例ではアゲブタプレートを挟んで左右２組の
ポンプ、′モータが組み合わされているが、これを３組
以上組み合わせて多連化することもできる。また、ポー
ト位置の変更を伴えば、アダプタプレートを図示例のよ
うな断面菱形に形成するかわりに断面台形に形成するこ
とも可能である。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる流量同
調器は、圧損が少なく高精度の流量同調を行なうことの
できるすぐれたものとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例をあられす断面図、第２図は
流路をあられす系袂図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）左右両端面が傾斜面として形成され、芯部には回
   転軸挿通用の通孔が形成されたアダプタプレートと、該
   アダプタプレートの左右両側部に液密に取り付けられた
   左右のケースによって形成される左右の室と、前記通孔
   を貫通し両端部は左右のケースに軸受を介して支承され
   た１本の共通の回転軸とをそなえ、前記各室内には、こ
   の回転軸と一体に回転可能なトルクプレートと、このト
   ルクプレートの回転中心と交わる傾斜軸心回りに回転可
   能に設けられ前記傾斜軸心と平行な複数のシリンダ穴を
   前記トルクプレートに向けて開口させたシリンダブロッ
   クと、このシリンダブロックの各シリンダ穴にスライド
   可能に嵌着されその反対側の端部を前記トルクプレート
   に枢支させた複数のピストンとがそれぞれ設けられ、前
   記トルクプレートと前記シリンダブロックとの同期回転
   によってピストンのシリンダ穴に対する嵌合深さが増減
   するように、構成され、かつ前記アダプタプレートには
   各室ごとに区分された分流ポートと、左右両室に共通な
   集流ポートとが設けられていることを特徴とする流量同
   調器。