JPS62169970A

JPS62169970A - タ−ボ冷凍機

Info

Publication number: JPS62169970A
Application number: JP1014386A
Authority: JP
Inventors: 寺崎　政敏; 杉本　滋郎
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1986-01-22
Filing date: 1986-01-22
Publication date: 1987-07-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、単段羽根車を有する圧縮機より構成されるタ
ーボ冷凍機に関する。

〔従来の技術〕

従来の単段羽根車を有する圧縮機の詳細を第３図に、単
段羽根車にてエコノマイザ効果を発生させる従来方式を
第４図に示す。

第３図に示すように、従来のターボ冷凍機用圧縮機は、
羽根車７、これとナツト１２にて締め付けられシャフト
８、シャフト８を支持する軸受９、シャフト８を増速す
る歯車１０．これを駆動するモータ１１、さらにこれら
軸系要素を被うケージレグ５．容量制御装置６′より構
成される。一方、単段羽根車を用いてエコノマイザ効果
を発生させる一つの方法が実公昭４１−６７８４号公報
に示されている。これは第４図に示すように、単段遠心
羽根車７の側板２０に穴２１を複数個、所定の径の回り
に設け、ケーシング６には、この穴に関し、エコノマイ
ザからの流入ガスを導くガス通路１７を設け１羽根車７
の径Ｒまで昇圧された圧力相当のエコノマイザ圧力を得
てエコノマイザ効果を発生させた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが従来の方式では、エコノマイザから羽根車内部
にガスが流入する際、このガス流が蒸発器より流入した
ガスと衝突し、合流後の流れが乱れ、損失を生じ流体効
率の著しい低下を生じさせていた。

本発明の目的は、羽根車の流体効率を低下させることな
く、エコノマイザ効果を十分利用することによりターボ
冷凍機の総合効率を向上させることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、エコノマイザから遠心羽根車へ、ガスを流入
させる場合、この流入部での羽根車内速度三角形に合わ
せた案内羽根を、エコノマイザがら羽根車へのガス通路
出口（羽根車入口部）を設けたものである。

〔作用〕

上記の構成であるからエコノマイザからのガスが羽根車
内におけるガス合流部でスムーズに合流するので損失を
発生させることなくエコノマイザ効果を得ることが出来
る。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図により説明する。

本発明の単段羽根車は、心板１５の上に、前段部に軸流
羽根１８、後段部に遠心羽根１４を配し、遠心羽根には
側板２０を有している。一方、エコノマイザから遠心羽
根入口に通ずるガス通路をケーシング６に設け、このガ
ス通路出口（遠心羽根入口部）１７には、遠心羽根入口
での速度三角形に合わせた流れ角を有する案内羽根１９
が設けられている。

遠心羽根部入口径は、エコノマイザからのガス流入量及
び蒸発器からのガス流入量の合計に見合った径となって
いる。

次に動作を第２図を用いて説明する。

モータ駆動後、容量制御装置の働きで、所要の蒸発ガス
が蒸発器２より羽根車７に吸い込まれまず軸流羽根部１
８にて所要のヘッドにまで昇圧される。一方、エコノマ
イザ４は、遠心羽根部１４とガス通路１７を経て連通し
ており、軸流羽根１出口の圧力＜Ｓ心羽根部入口の圧力
）に相当する器内圧力になる。エコノマイザ４がら羽根
車７へ流入するガスは通路出口部１７に設けられた案内
羽根１９を通過し所定の角度に転向される。転向された
ガスは遠心羽根部１４人口に流入しその部分の速度三角
形に合った流れをもって、軸流羽根１８出口の流れと合
流する。合流後のガスは遠心羽根１４にて所要のヘッド
にまで昇圧され、凝縮器３に送られる。

本実施例によれば、エコノマイザの圧力は、軸流羽根の
諸元によって軸流部と遠心部のヘッド配分を任意に選ぶ
ことができるので、サイクル効率の最適化をはかること
ができる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、羽根車の形状を大巾には
変更することなく（たとえば、蒸発風量が変わった場合
、軸流羽根の外周を適度にカットすることが出来る等）
流体効率の良い単段羽根車を提供出来るので、製作上、
同一金型が使用出来、コストも増加することはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部詳細図、第２、図は本
発明に用いるサイクル図である、第３図は従来の単段圧
縮機の断面図、第≠図は従来の要部の説明図である。１・・・圧縮機、２・・・蒸発器、３・・・凝縮器、４
・・・エコノマイザ、訃・・ケーシング、６・・・ケー
シング。６′・・・容量制御装置、７・・・羽根車、８・・・シ
ャフト。９・・・軸受、１ｏ・・・歯車、１１・・・モータ、１
２・・・ナツト、１４・・・遠心羽根、１５・・・心板
、１６・・・ラビリンス、１７・・・通路、１８・・・
軸流羽根、１９・・・案ヂ）、

Claims

【特許請求の範囲】

１、蒸発器、凝縮器の他にエコノマイザを有し、単段羽
根車より構成されるターボ圧縮機を有するターボ冷凍機
において、羽根車の心板部には前段部に軸流羽根を、後
段部に遠心羽根を有し、遠心羽根には側板を有する構造
とし、エコノマイザから遠心羽根入口部に通ずるガス通
路をケーシングに形成し、そのガス通路出口部（遠心羽
根入口部）には遠心羽根入口での速度三角形に合わせた
角度を有する案内羽根を設け、遠心羽根部入口径を、エ
コノマイザからのガス流入量と、蒸発器から軸流羽根を
経て圧縮されるガス流入量の合計に見合つた径とし、単
段の羽根車のみでエコノマイザ効果を形成させることを
特徴とするターボ冷凍機。