JPS62167297A - エピタキシヤル結晶 - Google Patents
エピタキシヤル結晶Info
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- JPS62167297A JPS62167297A JP506686A JP506686A JPS62167297A JP S62167297 A JPS62167297 A JP S62167297A JP 506686 A JP506686 A JP 506686A JP 506686 A JP506686 A JP 506686A JP S62167297 A JPS62167297 A JP S62167297A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は■−■化合物半導体のエピタキシャル結晶、
特に超格子層の構造に関する。
特に超格子層の構造に関する。
近年、分子線エピタキシャル成長法(MBE法:Mo1
ecular Beam Epitaxy)や有機金属
の熱分解による気相成長法(MOCVD法:Metal
OrganicChemical Vapour D
eposition)が薄膜エピタキシャル層の層厚制
御に有効なところから盛んに研究がなされている。これ
らの結晶成長法の最大の特徴は厚さ数10Å以下の薄膜
エピタキシーを可能としたところにあろう。この点から
、これらの結晶成長法は超格子や量子井戸構造等の超薄
膜構造のへテロエピタキシーや、いわゆる選択ドーピン
グ結晶を製作する上で最も特徴を発揮するものである。
ecular Beam Epitaxy)や有機金属
の熱分解による気相成長法(MOCVD法:Metal
OrganicChemical Vapour D
eposition)が薄膜エピタキシャル層の層厚制
御に有効なところから盛んに研究がなされている。これ
らの結晶成長法の最大の特徴は厚さ数10Å以下の薄膜
エピタキシーを可能としたところにあろう。この点から
、これらの結晶成長法は超格子や量子井戸構造等の超薄
膜構造のへテロエピタキシーや、いわゆる選択ドーピン
グ結晶を製作する上で最も特徴を発揮するものである。
しかし、これら極薄膜のへテロエピタキシーでは、結晶
成長温度を上昇したりあるいはデバイス製作する場合の
プロセスでの加熱によって、ヘテロ界面での母体構成元
素の相互拡散が生じ、所定の構造が得られないといった
問題が生じる。
成長温度を上昇したりあるいはデバイス製作する場合の
プロセスでの加熱によって、ヘテロ界面での母体構成元
素の相互拡散が生じ、所定の構造が得られないといった
問題が生じる。
しかるに結晶成長温度をできるだけ下げたいという要求
あるいはプロセス温度を下げたいといった要求が生まれ
ている。例えば、Siをドーピングした数10人のGa
As層と、十数人のアンドープAlGaAs層とからな
る超格子構造は、AA組成比が0.2以上である混晶A
j!GaAs層中に見られる深い準位の生成がないため
、2次元電子ガスで動作する電界効果トランジスタの電
子供給層としてきわめて期待されるものであるが、結晶
成長温度としては550℃程度以下で行なわないと前記
超格子構造はその構造固有の強いフォトルミネッセンス
(PL)強度が得られない等の現象が観察される。また
、プロセス温度の上限はこの超格子構造の場合、約60
0℃以上ではへテロ界面における相互拡散が生じるため
、イオン注入後の800℃以上の熱処理(アニール)に
耐えることは困難である。すなわち、要約するならばヘ
テロ界面における相互拡散の防止のためには、成長やプ
ロセスを低温で行なわなければならないといった制約を
うける。
あるいはプロセス温度を下げたいといった要求が生まれ
ている。例えば、Siをドーピングした数10人のGa
As層と、十数人のアンドープAlGaAs層とからな
る超格子構造は、AA組成比が0.2以上である混晶A
j!GaAs層中に見られる深い準位の生成がないため
、2次元電子ガスで動作する電界効果トランジスタの電
子供給層としてきわめて期待されるものであるが、結晶
成長温度としては550℃程度以下で行なわないと前記
超格子構造はその構造固有の強いフォトルミネッセンス
(PL)強度が得られない等の現象が観察される。また
、プロセス温度の上限はこの超格子構造の場合、約60
0℃以上ではへテロ界面における相互拡散が生じるため
、イオン注入後の800℃以上の熱処理(アニール)に
耐えることは困難である。すなわち、要約するならばヘ
テロ界面における相互拡散の防止のためには、成長やプ
ロセスを低温で行なわなければならないといった制約を
うける。
本発明の目的は、GaAsと/1GaAs’(Aβ組成
X≠0)層を交互に積み重ね多層構造のへテロ界面にお
ける相互拡散の問題を防止するに有効なエピタキシャル
結晶構造を提供することにある。
X≠0)層を交互に積み重ね多層構造のへテロ界面にお
ける相互拡散の問題を防止するに有効なエピタキシャル
結晶構造を提供することにある。
本発明のエピタキシャル結晶は、GaAsとAfC,a
As (Aβ組成X≠0)屡を交互に積み重ねた多層構
造を有し、前記AI!GaAs層と前記GaAs層とが
境をなすAs原子層をN原子を含んだ原子層としたこと
を特徴とする。
As (Aβ組成X≠0)屡を交互に積み重ねた多層構
造を有し、前記AI!GaAs層と前記GaAs層とが
境をなすAs原子層をN原子を含んだ原子層としたこと
を特徴とする。
以下、この発明を実施例に基づき詳細に説明する。
ここではSlをドーピングしたGaAs層とAlo、5
Gao、sAS層とからなる超格子構造をエピタキシャ
ル成長する場合の実施例について示す。
Gao、sAS層とからなる超格子構造をエピタキシャ
ル成長する場合の実施例について示す。
形成しようとする超格子の構造を含んだウェーハの断面
図を第2図に示す。第2図において、11は(100)
結晶面を持ったGaAs基板、12はGaAs基板11
からの不純物汚染等を避けるためのバッファ一層と呼ば
れるAj!GaAs層、13は高純度GaAs層、14
はGaAs層とAla、sGa。、sAs層の極薄膜か
らなる超格子層である。各層の厚みはバッファ一層であ
るAj!GaAs層12が0.5μm、高純度GaAs
層13は1μmおよび超格子層14は0.5μmであり
、超格子層14を構成するGaAs層の厚みは25人、
A j2o、sG ao、sA S層の厚さは20人で
ある。
図を第2図に示す。第2図において、11は(100)
結晶面を持ったGaAs基板、12はGaAs基板11
からの不純物汚染等を避けるためのバッファ一層と呼ば
れるAj!GaAs層、13は高純度GaAs層、14
はGaAs層とAla、sGa。、sAs層の極薄膜か
らなる超格子層である。各層の厚みはバッファ一層であ
るAj!GaAs層12が0.5μm、高純度GaAs
層13は1μmおよび超格子層14は0.5μmであり
、超格子層14を構成するGaAs層の厚みは25人、
A j2o、sG ao、sA S層の厚さは20人で
ある。
超格子層14の層構造のほぼ1周期分のバンド図を概念
的に第3図に示す。第3図に示されるように超格子層を
構成するGaAs層21の中央部の約20人の厚さをも
つ領域にはSiを3 X1018 cm−3ドーピング
したS1ド一プGaAs層23が形成してあり、これを
挟むように約2.5人の厚さを持ったアンドープGaA
s層24が作られている。
的に第3図に示す。第3図に示されるように超格子層を
構成するGaAs層21の中央部の約20人の厚さをも
つ領域にはSiを3 X1018 cm−3ドーピング
したS1ド一プGaAs層23が形成してあり、これを
挟むように約2.5人の厚さを持ったアンドープGaA
s層24が作られている。
第1図はこのエピタキシャル層構造の断面である(11
0 )面から見た超格子層を形成するGaAs層21と
A lo、sG ao、sA 9層22の界面での原子
構造を示すもので、黒丸印・はGa原子31、白丸印○
はAβ原子32、白方形印口は■族原子であるAs原子
34、黒方形印■は■族原子であるN原子35をそれぞ
れ示している。
0 )面から見た超格子層を形成するGaAs層21と
A lo、sG ao、sA 9層22の界面での原子
構造を示すもので、黒丸印・はGa原子31、白丸印○
はAβ原子32、白方形印口は■族原子であるAs原子
34、黒方形印■は■族原子であるN原子35をそれぞ
れ示している。
この発明の骨子は、A j2o、sG ao、sA 9
層22とアンドープGaAs層24が接する、通常口印
で示したAs原子からなるべき■族原子層1層に第1図
のごとく口印で示すN原子35が多量に添加されており
実質的にN原子層であることにある。N原子層の挿入は
、超格子層14を構成するGaAs層21あるいはA
Ao、sG aa、sA 9層22のエピタキシャル成
長を中断し、A’o、5Gao、5AS層22あるいは
GaAs層21にそれぞれ移行する際にNH3を系に導
入して行なったが、N2あるいはN 2 H4の導入で
もN原子層は得られる。
層22とアンドープGaAs層24が接する、通常口印
で示したAs原子からなるべき■族原子層1層に第1図
のごとく口印で示すN原子35が多量に添加されており
実質的にN原子層であることにある。N原子層の挿入は
、超格子層14を構成するGaAs層21あるいはA
Ao、sG aa、sA 9層22のエピタキシャル成
長を中断し、A’o、5Gao、5AS層22あるいは
GaAs層21にそれぞれ移行する際にNH3を系に導
入して行なったが、N2あるいはN 2 H4の導入で
もN原子層は得られる。
本実施例の超格子構造によれば、ジャパニーズ ジャー
ナル オブ アプライド フィジイックス パート2.
レター(Japanese Journal ofAp
plied Physics Part2Letter
s)、第22巻、 L627ページ(1983年)およ
びジャパニーズ ジャーナルオブ アプライド フィジ
イックス パート2゜レター(Japanese Jo
urnal of Applied PhysicsP
art2Letters) 、第24巻、L17ページ
(1985年)に示されたようにSi、Te、Se等の
ドナーがドーピングされた/1GaAs (A1組成比
X≧0.2)混晶で普遍的に観測されるDXセンター
と呼ばれる深い準位の濃度は極めて低くなり、よく知ら
れたP P C(Persistent Photoc
ondactivity)と呼ばれる深い準位に相関す
ると考えられる光伝導現象も殆ど見られないことから、
混晶Aj!GaAsではドナー不純物をドーピングして
も高いキャリア濃度を持った結晶層が得られないのに反
し、前記超格子構造ではキャリア濃度を容易に高めるこ
とができた。
ナル オブ アプライド フィジイックス パート2.
レター(Japanese Journal ofAp
plied Physics Part2Letter
s)、第22巻、 L627ページ(1983年)およ
びジャパニーズ ジャーナルオブ アプライド フィジ
イックス パート2゜レター(Japanese Jo
urnal of Applied PhysicsP
art2Letters) 、第24巻、L17ページ
(1985年)に示されたようにSi、Te、Se等の
ドナーがドーピングされた/1GaAs (A1組成比
X≧0.2)混晶で普遍的に観測されるDXセンター
と呼ばれる深い準位の濃度は極めて低くなり、よく知ら
れたP P C(Persistent Photoc
ondactivity)と呼ばれる深い準位に相関す
ると考えられる光伝導現象も殆ど見られないことから、
混晶Aj!GaAsではドナー不純物をドーピングして
も高いキャリア濃度を持った結晶層が得られないのに反
し、前記超格子構造ではキャリア濃度を容易に高めるこ
とができた。
これに対し、従来の超格子構造では520℃以上の高温
成長ではキャリア濃度の約1/2以上に相当するDXセ
ンターの発生あるいはPPCの発生が観測にかかりはじ
め、成長温度の上昇に伴いいずれも増加し、ドーピング
量を増してもキャリア濃度が思ったように増加しない。
成長ではキャリア濃度の約1/2以上に相当するDXセ
ンターの発生あるいはPPCの発生が観測にかかりはじ
め、成長温度の上昇に伴いいずれも増加し、ドーピング
量を増してもキャリア濃度が思ったように増加しない。
現時点ではDXセンターあるいはPPCの起源について
は不明であるが、これら深い準位の発生は前述したよう
にAlGaAs層とGaAs層との界面におけるAlと
Gaの相互拡散より生じるものであることが予想される
。
は不明であるが、これら深い準位の発生は前述したよう
にAlGaAs層とGaAs層との界面におけるAlと
Gaの相互拡散より生じるものであることが予想される
。
さらに、従来の超格子層を用いてデバイスを形成する等
の場合にもプロセス温度における制約がある。すなわち
、第4図は520℃以下の基板温度でMBE成長した従
来構造のAlGaAs/GaAs超格子層を持ったエピ
タキシャルウェーハをH2中で30分間、各種温度で熱
処理した場合における超格子層のフォトルミネッセンス
(PL)スペクトルを示したものであるが、650℃以
上の熱処理を受けた場合にはPLピーク波長が変化して
おり、かつPL強度が著しく減少していることがわかる
。800℃での熱処理試料でのPL強度は同様なSiド
ーピングを行なって作られた多層構造を取らない混晶A
/!GaAsと同等となっており、650℃以上の熱処
理ではAIとGaの相互拡散が進行することは明瞭であ
る(前記したジャパニーズ ジャーナル オブ アプラ
イド フィジイックス パート2.レター(Japan
ese Journal ofApplied Phy
sics Part2Letters) 、第24巻、
L17ページ(1985年)を参照のこと)。
の場合にもプロセス温度における制約がある。すなわち
、第4図は520℃以下の基板温度でMBE成長した従
来構造のAlGaAs/GaAs超格子層を持ったエピ
タキシャルウェーハをH2中で30分間、各種温度で熱
処理した場合における超格子層のフォトルミネッセンス
(PL)スペクトルを示したものであるが、650℃以
上の熱処理を受けた場合にはPLピーク波長が変化して
おり、かつPL強度が著しく減少していることがわかる
。800℃での熱処理試料でのPL強度は同様なSiド
ーピングを行なって作られた多層構造を取らない混晶A
/!GaAsと同等となっており、650℃以上の熱処
理ではAIとGaの相互拡散が進行することは明瞭であ
る(前記したジャパニーズ ジャーナル オブ アプラ
イド フィジイックス パート2.レター(Japan
ese Journal ofApplied Phy
sics Part2Letters) 、第24巻、
L17ページ(1985年)を参照のこと)。
一方、本実施例に示すようにN原子が多量に添加され実
質的にN原子層を設けた構造を取った超格子層では、成
長する場合の基板温度を700℃で行なってもDXセン
ターの発生はGaAs層23に添加したSlの量の1/
10から1/100程度と少なく、また、本実施例の超
格子構造層を持ったエピタキシャルウェーハをH2中で
30分間、800℃の熱処理を受けた場合にもPLピー
ク波長の変化は起こらず、かつPL強度が減少すること
もない。
質的にN原子層を設けた構造を取った超格子層では、成
長する場合の基板温度を700℃で行なってもDXセン
ターの発生はGaAs層23に添加したSlの量の1/
10から1/100程度と少なく、また、本実施例の超
格子構造層を持ったエピタキシャルウェーハをH2中で
30分間、800℃の熱処理を受けた場合にもPLピー
ク波長の変化は起こらず、かつPL強度が減少すること
もない。
従って、N原子層を設けていない従来の超格子構造が6
50℃程度の熱処理で超格子構造がくずれるのに対し、
N原子を多量に添加して実質的にN原子層を設けた構造
をとることにより、800℃の熱処理にも耐える超格子
構造が得られる。
50℃程度の熱処理で超格子構造がくずれるのに対し、
N原子を多量に添加して実質的にN原子層を設けた構造
をとることにより、800℃の熱処理にも耐える超格子
構造が得られる。
N原子を多量に添加すること、すなわち実質的にN原子
層を設けることによる耐熱処理効果が得られることの理
由は必ずしも明らかではないが、N原子層の挿入は超格
子層14を構成するGaAs層21とA la、sG
ao、5A 3層22の界面ではボンドエネルギーの大
きいGa−Nあるいは/l’−N結合が多量にでき、こ
の強いボンドエネルギーがGa−AA相互拡散を阻害す
ると考えることができる。
層を設けることによる耐熱処理効果が得られることの理
由は必ずしも明らかではないが、N原子層の挿入は超格
子層14を構成するGaAs層21とA la、sG
ao、5A 3層22の界面ではボンドエネルギーの大
きいGa−Nあるいは/l’−N結合が多量にでき、こ
の強いボンドエネルギーがGa−AA相互拡散を阻害す
ると考えることができる。
本実施例では、AlGaAs層のA2組成比が0.5の
場合について述べたが、この値に限るものではなく本発
明を適用するに際しては零でなければいかなる値であっ
てもよい。
場合について述べたが、この値に限るものではなく本発
明を適用するに際しては零でなければいかなる値であっ
てもよい。
また、(100)結晶面上に作られたエピタキシャル層
を例にとったが、GaAs層21とAI!o、5Gao
、sAsAs2O3面におけるGa−As−Ajl!結
合をできるだけGa−N−Al結合とすることが望まし
いので極性(ポラリティ)をもった結晶面を選んだ。従
って、 (111)面等でも極めて効果が高いことはい
うまでもないが、(211)・面やさらにはその他の必
ずしも極性(ポラリティ)をもたない結晶面においても
界面近くのGa−N−AA結合濃度は高いと考えられる
ので、これらの結晶面を選ぶこともできる。
を例にとったが、GaAs層21とAI!o、5Gao
、sAsAs2O3面におけるGa−As−Ajl!結
合をできるだけGa−N−Al結合とすることが望まし
いので極性(ポラリティ)をもった結晶面を選んだ。従
って、 (111)面等でも極めて効果が高いことはい
うまでもないが、(211)・面やさらにはその他の必
ずしも極性(ポラリティ)をもたない結晶面においても
界面近くのGa−N−AA結合濃度は高いと考えられる
ので、これらの結晶面を選ぶこともできる。
なお、上記実施例ではGaAsとAl。、5Gao、s
Asからなる超格子層の例について述べたが他の材料の
組み合わせによる超格子層に対しても本発明の構造を採
用することにより、成長温度を上昇すること、さらには
デバイス製作途中での熱処理温度を上昇することができ
る。すなわち、この発明の方法を採用することにより熱
安定性の高い超格子構造となるものである。
Asからなる超格子層の例について述べたが他の材料の
組み合わせによる超格子層に対しても本発明の構造を採
用することにより、成長温度を上昇すること、さらには
デバイス製作途中での熱処理温度を上昇することができ
る。すなわち、この発明の方法を採用することにより熱
安定性の高い超格子構造となるものである。
この発明の構造を適用することにより、周期100Å以
下で少なくも1周期のG a−A sとAβGaAs
(Aβ組成比X≠0)層を交互に積み重ね多層構造を有
する結晶層すなわち超格子層を、700℃程の高温で再
現性良く製作することができるし、また製作プロセスに
おいても800℃での高温処理が可能となる。すなわち
、この発明のN原子が多量に添加されていること、実質
的にN原子層を設けた構造をとることにより、超格子層
を製作する場合に問題となっていたGaAsとAji!
GaAs (Aff組成X≠0)層の界面における相互
拡散にもとすく構造の乱れが防止され、またこうした超
格子ウェーハからデバイスを製作する場合のプロセス温
度を格段に上昇することができる。
下で少なくも1周期のG a−A sとAβGaAs
(Aβ組成比X≠0)層を交互に積み重ね多層構造を有
する結晶層すなわち超格子層を、700℃程の高温で再
現性良く製作することができるし、また製作プロセスに
おいても800℃での高温処理が可能となる。すなわち
、この発明のN原子が多量に添加されていること、実質
的にN原子層を設けた構造をとることにより、超格子層
を製作する場合に問題となっていたGaAsとAji!
GaAs (Aff組成X≠0)層の界面における相互
拡散にもとすく構造の乱れが防止され、またこうした超
格子ウェーハからデバイスを製作する場合のプロセス温
度を格段に上昇することができる。
本発明は100A以下の周期を持った超格子に効果が顕
著であり、これ以上の周期を持った超格子を作る場合に
本発明のごとき構造を採用する必要は必ずしもない。し
かし、こうした100八以上の長周期の超格子を作成し
たり、たとえ周期は長くとも超格子層を構成する一方の
材料層が数1OAといった100A以下の場合には本発
明が特に有効であることはいうまでもない。
著であり、これ以上の周期を持った超格子を作る場合に
本発明のごとき構造を採用する必要は必ずしもない。し
かし、こうした100八以上の長周期の超格子を作成し
たり、たとえ周期は長くとも超格子層を構成する一方の
材料層が数1OAといった100A以下の場合には本発
明が特に有効であることはいうまでもない。
第1図はウェーハの断面である(110)より見た超格
子層界面の原子配列の模式図、 第2図は本発明の超格子層を含むウェーハの断面構造を
示す模式図、 第3図は第2図中の超格子層のほぼ1周期に相当する模
式的バンド図、 第4図は従来構造の超格子層における熱処理前後でのフ
ォトルミネッセンススペクトルを示すグラフである。 11 ・・・・・・ GaAs基板 12 ・・・・・・ バッファーAi’GaAs1i
13 ・・・・・・ 高純度GaAs層14 ・・
・・・・ 超格子層 21 ・・・・・・ GaAs層 22 ・・・・・・ AlGaAs層23 ・・・
・・・ S1ド一プGaAs層24 ・・・・・・
アンドープGaAs層31 ・・・・・・ Ga原子 32 ・・・・・・ A1原子 34 ・・・・・・ As原子 35 ・・・・・パN原子 代理人 弁理士 岩 佐 義 幸 第2図 波&(ナノ・メートル)
子層界面の原子配列の模式図、 第2図は本発明の超格子層を含むウェーハの断面構造を
示す模式図、 第3図は第2図中の超格子層のほぼ1周期に相当する模
式的バンド図、 第4図は従来構造の超格子層における熱処理前後でのフ
ォトルミネッセンススペクトルを示すグラフである。 11 ・・・・・・ GaAs基板 12 ・・・・・・ バッファーAi’GaAs1i
13 ・・・・・・ 高純度GaAs層14 ・・
・・・・ 超格子層 21 ・・・・・・ GaAs層 22 ・・・・・・ AlGaAs層23 ・・・
・・・ S1ド一プGaAs層24 ・・・・・・
アンドープGaAs層31 ・・・・・・ Ga原子 32 ・・・・・・ A1原子 34 ・・・・・・ As原子 35 ・・・・・パN原子 代理人 弁理士 岩 佐 義 幸 第2図 波&(ナノ・メートル)
Claims (1)
- (1)GaAsとAlGaAs(Al組成X≠0)層を
交互に積み重ねた多層構造を有し、前記AlGaAs層
と前記GaAs層とが境をなすAs原子層をN原子を含
んだ原子層としたことを特徴とするエピタキシャル結晶
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP506686A JPS62167297A (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | エピタキシヤル結晶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP506686A JPS62167297A (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | エピタキシヤル結晶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62167297A true JPS62167297A (ja) | 1987-07-23 |
JPH0458439B2 JPH0458439B2 (ja) | 1992-09-17 |
Family
ID=11601013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP506686A Granted JPS62167297A (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | エピタキシヤル結晶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62167297A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63208296A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-29 | Sharp Corp | 半導体装置 |
US7781326B2 (en) | 2001-02-02 | 2010-08-24 | Applied Materials, Inc. | Formation of a tantalum-nitride layer |
US7846840B2 (en) | 2000-06-28 | 2010-12-07 | Applied Materials, Inc. | Method for forming tungsten materials during vapor deposition processes |
US9587310B2 (en) | 2001-03-02 | 2017-03-07 | Applied Materials, Inc. | Lid assembly for a processing system to facilitate sequential deposition techniques |
-
1986
- 1986-01-16 JP JP506686A patent/JPS62167297A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63208296A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-29 | Sharp Corp | 半導体装置 |
US7846840B2 (en) | 2000-06-28 | 2010-12-07 | Applied Materials, Inc. | Method for forming tungsten materials during vapor deposition processes |
US7781326B2 (en) | 2001-02-02 | 2010-08-24 | Applied Materials, Inc. | Formation of a tantalum-nitride layer |
US9012334B2 (en) | 2001-02-02 | 2015-04-21 | Applied Materials, Inc. | Formation of a tantalum-nitride layer |
US9587310B2 (en) | 2001-03-02 | 2017-03-07 | Applied Materials, Inc. | Lid assembly for a processing system to facilitate sequential deposition techniques |
US10280509B2 (en) | 2001-07-16 | 2019-05-07 | Applied Materials, Inc. | Lid assembly for a processing system to facilitate sequential deposition techniques |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0458439B2 (ja) | 1992-09-17 |
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