JPS62166635A - マルチリンク制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 マルチリンクによってパケットが転送され、受信パケッ
トが番号順でない時に紛失パケットタイマを起動し、且
つそれ以降の番号の受信パケットを受信バッファに蓄積
して並べかえ用キューターミナルに接続し、受信パケッ
ト数或いは受信パケット合計長が規定値に達すると、紛
失パケットタイマのタイムアウト前でも、パケットの紛
失通知を行って、キューターミナルに接続された受信バ
ッファから番号順にパケットを送出するもので、高トラ
ヒツク時に於ける受信バッファのキュー長を規制するこ
とによって、受信バッファ領域を極端に大きくしておく
必要がなく、且つ他のマルチリンクに対して悪影響を及
ぼすことがなくなる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、ノード間のマルチリンクによりパケットを転
送するマルチリンク制御方式に関するものである。

複数のシングルリンクからなるマルチリンクをノード間
に設けて、ノード間の情報転送量を増大することが採用
されており、例えば、ＣＣＩＴＴ（国際電信電話諮問委
員会）Ｘ、２５で規定されている。このようなマルチリ
ンクによりノード間でパケットが転送された時に、パケ
ット長等により受信パケットが番号順でない場合があっ
たり、又リンク障害等により一部のパケットが紛失した
りする場合がある。このような場合でも、受信ノードで
は、パケット番号順に従った処理を行う制御が必要であ
る。

〔従来の技術〕 ノード間でマルチリンクを介してパケットを転送する場
合に、パケット長が相違することや、シングルリンクの
障害等により、パケット番号順に受信されない場合が発
生するから、受信ノードでは、受信パケットを番号順に
処理する為に、受信バッファを設けて、パケットを番号
順に並べかえる必要がある。

第６図はマルチリンクのフレーム説明図であり、マルチ
リンク制御フィールドＭＬＣと、データとから構成され
、マルチリンク制御フィールドＭＬＣは、例えば、１６
ビツトにより構成され、そのうちの４ビツトが番号上位
ビットＭＮＨ１次に１ビツト構成で、受信したマルチリ
ンクフレームが順序制御を受けているか否かを示す順序
制御有無ヒツト■、順序制御チェックオプションビット
Ｓ、マルチリンク・プロセジャ−のリセット要求ビット
Ｒ、マルチリンク・プロセジャ−のリセット確認ビット
Ｃ１次に８ビツトの番号下位ビットＭＮＬが配列されて
いる。番号上位ピッｌ−ＭＮＨと番号下位ビットＭＮＬ
とによりパケットの送出順序が表されるものであり、こ
の送出順序を識別することにより、パケットが紛失した
か否かを検出することができる。

第７図はマルチリンクのパケット転送説明図であり、リ
ンクＬＬ−Ｌｎからなるマルチリンクにパケット■〜［
相］が転送される場合の一例を示すものである。時刻ｔ
１にリンクＬ２にパケット■が転送され、又リンクＬ４
．Ｌ５にパケット■、■が転送され、時刻Ｌ２にリンク
Ｌ３にパケット■が転送され、時刻ｔ３にリンクＬ３．
Ｌ４にパケット■、■が転送され、時刻ｔ４にリンクＬ
１にパケット■が転送された場合、パケット■より先に
パケット■が転送されるから、パケット■を受信した時
に、バケツ斗■を受信するまでこのパケット■の処理を
待つ必要がある。同様に、パケット■よりパケット■を
先に受信することになるから、パケット■はパケット■
を受信するまで処理を待つ必要があり、この場合、パケ
ット■の前のパケット■の処理が、パケット■を受信す
るまで待たされることになるから、パケット■を受信す
るまで、それ以降の順番のパケットの処理を待つことに
なる。

そこで、第８図に示すように、時間ｔの経過に従ってパ
ケットが■、■、■、・・・■の順序で到着した時、若
番のパケット■が到着しないので、それ以降のパケット
■、■、■、・・・を、そのパケットの到着順に受信バ
ッファに蓄積しておき、パケット■が到着すると、その
パケット■を送出した後に、受信バッファからパケット
番号順にパケット■、■、■、・・・を送出する。それ
によって、受信ノードから処理装置へのパケット送出順
は、パケット番号順となる。

前述のパケット■がリンクＬ１の障害等により時刻Ｌ４
以後も到着しない場合は、受信バッファにパケット■以
降のパケットが蓄積されるから、有限の容量の受信バッ
ファはオーバフローすることになる。そこで、所定時間
以上経過しても、所定の順序のパケットが到着しない場
合は、紛失パケットとして、それ以降のパケットを番号
順に送出する方式が採用されている。

例えば、第９図に示すように、パケット■、■、■の順
序で到着する予定の場合に、バケ、ット■が到着しても
、その前の順番のパケット■が未到着であると１．タイ
マを起動して、パケット■を蓄積した受信バッファを並
べかえ用キューターミナルに接続する。起動されたタイ
マがタイムアウトとなると、未到着のパケット■は紛失
したものと見做して紛失通知を行い、そして、キュータ
ーミナルに接続されていた受信バッファからパケ・ノド
■を送出する。

又タイマを起動した後に、多数のパケット■〜■が到着
すると、第１０図に示すように、それらのパケット■〜
■を蓄積した受信バッファを順次並べかえ用のキュータ
ーミナルに接続する。そして、タイマのタイムアウトに
よりパケット■の紛失通知を行って、受信バッファから
順番にパケ・ント■〜■を送出する。従って、タイマに
よる時間を予め設定することにより、受信バッファがオ
ーバフローするようなことを避けることができる。

又第１１図に示すように、ノード２１とノード２２〜２
４との間のマルチリンク２５〜２７に対応して、ノード
２１に受信バッファ２８〜３０を設けて、番号順に到着
しないパケットの並べかえを行う方式が知られている。

又第１２図に示すように、ノード３１，３２間に分割し
たマルチリンク３３ａ、３３ｂを設け、それらのマルチ
リンク３３ａ、３３ｂ対応に受信バッフｙ３４ａ、３４
ｂを設けて、それぞれ受信パケットの並べかえを行う方
式も知られている。

又第１１図及び第１２図に示すマルチリンク対応の受信
バッファ２８〜３０又は３４ａ、３４ｂを、１個の共通
の受信バッファにより構成する方式も知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

受信パケットを一旦受信バソファに蓄積した後に、番号
順に従ってパケットを読出し、所定の順番にパケットを
処理装置等へ送出する方式に於いては、パケットの並べ
かえが比較的簡単な処理で済むことになるが、総ての受
信パケットを受信バッファに一旦蓄積する為に、効率が
低下する欠点がある。

又受信バッファを第１１図又は第１２図に示すように、
マルチリンク２５〜２７．３３ａ、３３ｂ対応に設けた
場合は、パケットを蓄積する領域が分割されることによ
る分割損が生じる。この分割損を避ける為に、受信バッ
ファを共用化すると、各マルチリンク対応のパケットを
識別して処理する必要があるから、受信パケットの管理
が複雑化することになる。

又受信バッファを共用化し、第９図及び第１０図に示す
方式を適用した場合、低トラヒツク状態では並べかえ用
キューターミナルに接続される受信バッファは少なくて
済むが、高トラヒツク状態では非常に多くなる。通常、
トランザクションメモリ等により複数のマルチリンクに
対して共用化した受信バッファを構成するものであり、
前述のような高トラヒツク状態では、受信バッファとし
て確保する領域が大きくなり、他のマルチリンクで使用
する為の領域に不足が生じる欠点がある。

本発明は、前述の従来の欠点を改善したものであり、並
べかえ用のキュー長を規制することにより、高トラヒツ
ク状態でも、他のマルチリンクに対する受信バッファ領
域を確保できるようにすることを目的とするものである
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のマルチリンク制御方式は、並べかえ用のキュー
ターミナルに接続された受信パケットの数或いは合計長
が規制値となった時に、未到着の若番のパケットを紛失
パケットとして処理するものであり、第１図を参照して
説明する。

ノード１，２間のマルチリンク３を介してパケット転送
を行う場合に、受信部４と、受信パケットの若番が未到
着のように番号順に到来しない時に起動される紛失パケ
ットタイマ５と、この紛失パケットタイマ５の起動と共
に受信バッファ６に受信パケットを蓄積して、その受信
バッファ６を接続する並べかえ用のキューターミナル７
と、このキューターミナル７に接続された受信バッファ
の受信パケット数或いは合計長が規制値に達したか否か
を検出するキュー長規制部８とを設け、紛失パケットタ
イマ５が起動されて、若番のパケットが未到着の為に紛
失パケットタイマ５がタイムアウトとなると、紛失通知
を行って、キューターミナル７に接続された受信パケッ
トを番号順に送出する。

又紛失パケットタイマ５が起動された後に、高トラヒツ
ク状態の為に、キューターミナル７に接続された受信バ
ッファの受信パケット数或いは合計長が規制値以上とな
ると、キュー長規制部８がこれを検出して、紛失パケッ
トタイマ５のタイムアウト前であっても、その紛失パケ
ットタイマ５を停止してパケットの紛失通知を行い、且
つキューターミナル７に接続された受信バッファ６から
番号順にパケットを送出するものである。

〔作用〕

低トラヒツク状態に於いては、キューターミナル７に接
続される受信パケットの数或いは合計長が小さいので、
紛失パケットタイマ５によるタイムアウトによって、未
到着の若番パケットを紛失パケットとして処理し、高ト
ラヒツク状態に於いては、キューターミナル７に接続さ
れる受信パケット数或いは合計長が大きくなるから、規
制値に達した時には、紛失パケットタイマ５のタイムア
ウト前でも、未到着の若番パケットを紛失パケットとし
て処理することにより、高トラヒツク状態のマルチリン
クに設定する領域を極端に多くする必要がなく、且つ予
め各マルチリンクに余分な領域を割当てておく必要がな
くなる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する。

第２図は本発明の実施例のノードのブロック図であり、
１１は中央処理装置、１２は受信バッファ等を構成する
主記憶装置、１３はチャネル制御装置、１４は共通バス
、１５−１〜１５−ｎは通信制御装置である。第１図に
示す受信部４．紛失パケットタイマ５．受信バッファ６
、キューターミナル７及びキュー長規制部８の機能を中
央処理装置１１の制御によって実現している。又通信制
御装置１５−１〜１５−ｎは、それぞれ物理回線を制御
するシングルリンク制御部を構成し、他のノードとの間
でパケット転送の制御を行うものである。これらの物理
回線の集合による論理回線によってマルチリンクが構成
されている。

通信制御装置１５−１〜１５−ｎによって受信されたパ
ケットは、共通バス１４．チャネル制御装置１３を介し
て中央処理装置１１に転送され、パケット番号順に受信
されていないことを中央処理装置１１で識別すると、そ
れ以降の番号の受信パケットを、主記憶装置１２の一部
領域に形成した受信バッファに蓄積して、並べかえ用の
キューターミナルに接続し、且つ紛失パケットタイマを
起動する。又並べかえ用のキューターミナルに接続され
た受信パケット数或いは受信パケットの合計長を、予め
設定された規制値に達したことを中央処理装置１１で検
出すると、紛失パケットタイマを停止し、受信バッファ
に蓄積された受信パケットを番号順に送出する制御を行
う。

前述の紛失バケ７）タイマは、主記憶装置１２の一部領
域を使用し、中央処理装置１１の制御によってクロック
をカウントアンプする構成、或いは、中央処理装置ｌｌ
内のタイマ機能を用いた構成等で実現することができる
。

第３図は本発明の一実施例の動作説明図であって、規制
値を「５」とし、パケット■〜■が順番に到着する予定
のところ、パケット■が未到着となった場合の動作を示
すものである。パケット■が到着した後に、パケット■
が未到着の時に、次のパケット■が到着すると、紛失パ
ケットタイマ５　（第１図参照）が起動され、パケット
■を蓄積した受信バッファ６は、並べかえ用キューター
ミナル７に接続される。

それ以後に到着するパケット■〜■も受信バッファ６に
蓄積されて並べかえ用キューターミナル７に接続される
ことになるが、パケット■が到着して受信バッファ６に
蓄積されてキューターミナル７に接続されると、キュー
ターミナル７に接続された受信バッファ６は「５」とな
るから、これをキュー長規制部８により検出し、紛失パ
ケットタイマ５のタイムアウト前であっても、そのタイ
マを停止させて、パケット■の紛失通知を行い、受信バ
ッファ６からパケット■〜■を順番に送出する。

従って、高トラヒツク状態のマルチリンクに対しても、
並べかえ用の受信バッファ６として割当てる領域は、規
制値に従った大きさで済むことになり、他のマルチリン
クで使用する受信バッファの領域が不足するようなこと
はなくなる。

第４図は本発明の他の実施例の動作説明図であり、ガー
ドタイマを設けて受信規制を行う場合を示すものである
。このガードタイマは、紛失パケットタイマと同様に、
第２図に於ける主記憶装置１２の一部領域を使用して、
中央処理装置１１の制御によって形成することができる
。

前述の第３図に示す実施例と同様に、パケット■が紛失
し、キューターミナル７に接続される受信バッファ６の
規制値を「５」とした場合を示し、パケット■が到着し
ても、パケット■が未到着の時に、紛失パケットタイマ
が起動され、パケット■を蓄積した受信バッファ６は並
べかえ用キューターミナル７に接続される。そして、パ
ケット■〜■が到着すると、キューターミナル７に接続
された受信バッファ６は、規制値の「５」となるから、
キュー長規制部８は、紛失パケットタイマを停止させ、
又ガードタイマを起動する。このガードタイマの起動と
共に、送信側のノードに対して受信規制情報を送出する
。

パケット■、■は受信規制情報を送信側ノードが受信す
る前に送出したことにより、到着した場合を示し、この
場合は、それぞれ受信バッファ６に蓄積してキューター
ミナル７に接続する。そして、ガードタイマのタイムア
ウトにより、パケット■の紛失通知を行うと共にタイム
アウト前の紛失パケットタイマを停止させ、受信バッフ
ァ６からパケット■〜■を順番に送出する。又送信側ノ
ードに受信規制解除情報を送出する。

従って、高トラヒツク状態のマルチリンクに於いても、
受信バッファの領域を極端に確保する必要がな（なる。

前述の実施例は、規制値を「５」とした場合を示すもの
であるが、ノード間のパケットのトラヒック状態等を考
慮して規制値を設定することができるものである。又第
４図に示す実施例のように、受信規制を行うことにより
、無効となるパケットを防止することができる。又第７
図に於いて、パケット■が他のパケット■〜［相］より
長い場合、パケット■の受信時にキューターミナルに接
続された受信バッファ数が規制値に達して受信規制が行
われても、パケット■はそのまま受信が′ｍ続されるこ
とになり、この場合のパケット長の長いパケット■を紛
失パケットと見做すことはない。

又前述の各実施例に於いては、キューターミナル７に接
続されるパケ、ット数で規制する場合を示すものである
が、第７図に示すように、種々の長さのパケットが転送
される場合には、受信パケットを蓄積する受信バッファ
として、共用化された受信バッファからパケット長に対
応して切り出した領域を使用するのが一般的であるから
、キューターミナル７に接続されるパケット長の合計を
規制する方式を用いることもできる。

又第５図に示すように、固定長の受信バッファ６ａ、６
ｂ、６ｃがキューターミナル７に接続される場合、キュ
ー長規制部８では、キューターミナル７に接続された固
定長受信バッファ数を規制値として制御することもでき
る。なお、斜線は、異なる長さの受信パケットが蓄積さ
れていることを示すものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、番号順に到着しないパ
ケットが存在すると、紛失パケットタイマ５を起動して
、それ以降の番号のパケットを蓄積した受信バッファ６
をキューターミナル７に接続し、そのキューターミナル
７に接続された受信バッファ数、受信パケット数、受信
パケットの合計長等を規制値としてキュー長規制部８で
監視し、その規制値に達すると、未到着のパケットを紛
失パケットとして処理するものであり、高トラヒツク状
態でパケットが紛失しても、極端に多くの受信バッファ
領域を確保する必要がなくなり、他のマルチリンクで使
用する領域に不足が生じることを防止できる利点がある
。又ガードタイマ等を設けて、規制値に達した時に受信
規制を行えば、高トラヒツク状態でも無効となるパケッ
トをなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、第２図は本発明の実
施例のノードのブロック図、第３図乃至第５図は本発明
の実施例の動作説明図、第６図はマルチリンクのフレー
ム説明図、第７図はマルチリンクのパケット転送説明図
、第８図はパケット番号順並べかえ説明図、第９図及び
第１０図は従来例の動作説明図、第１１図及び第１２図
は受信バッファの説明図である。 １．２はノード、３はマルチリンク、４は受信部、５は
紛失パケットタイマ、６は受信バッファ、７はキュータ
ーミナル、８はキュー長規制部、１１は中央処理装置、
１２は主記憶装置、１３はチャネル制御装置、１４は共
通バス、１５−１〜１５−ｎは通信制御装置である。 本究明の原理ブロック図 第１図 本究明の実施例のノートのブロック図 第２図 ｚｌ″ タイムアウト予定 本発明の他の実施例の動作説明図 本発明の更１こ他の実施例の動作説明図ｋｌｓ　　ス　
Ｍ マルチリンクのフレーム説明図 第６図 マルチリンクのパケット転送説明図 第７図 ； パケット番号順並べかえ説明図 第８図 （す 従来例の動作説ＦＩＩＪ図 第９図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ノード（１）、（２）間のマルチリンク（３）を介して
   パケットを転送するマルチリンク制御方式に於いて、 前記マルチリンク（３）を介してパケットを受信する受
   信部（４）と、 該受信部（４）に於いて受信パケットが番号順に到来し
   ないことを識別した時に起動される紛失パケットタイマ
   （５）と、 該紛失パケットタイマ（５）の起動と共にそれ以降の受
   信パケットを蓄積する受信バッファ（６）を接続する並
   べかえ用のキューターミナル（７）と、 該キューターミナル（７）に接続された前記受信バッフ
   ァ（６）の受信パケット数或いは受信パケットの合計長
   が規制値に達したか否かを検出するキュー長規制部（８
   ）とを備え、 該キュー長規制部（８）により前記受信パケット数或い
   は受信パケットの合計長が規制値に達したことを検出し
   た時に、前記紛失パケットタイマ（５）のタイムアウト
   前でも、紛失通知を送出すると共に、前記キューターミ
   ナル（７）に接続された前記受信バッファ（６）の受信
   パケットを番号順に送出させる ことを特徴とするマルチリンク制御方式。