JPS62166279A - 木材乾燥装置および木材乾燥方法 - Google Patents

木材乾燥装置および木材乾燥方法

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JPS62166279A
JPS62166279A JP733086A JP733086A JPS62166279A JP S62166279 A JPS62166279 A JP S62166279A JP 733086 A JP733086 A JP 733086A JP 733086 A JP733086 A JP 733086A JP S62166279 A JPS62166279 A JP S62166279A
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JP
Japan
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drying
wood
room
air
wood drying
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Pending
Application number
JP733086A
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English (en)
Inventor
和田 晶治
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TOGAKUSHI HASHIBA BIKEN KOGYO
TOGAKUSHI HASHIBA BIKEN KOGYO KK
Original Assignee
TOGAKUSHI HASHIBA BIKEN KOGYO
TOGAKUSHI HASHIBA BIKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、木材乾燥方法および該木材乾燥方法に好適
に使用することのできる木材乾燥装置に関する。
(従来の技術) 木材の乾燥には自然乾燥と人工乾燥とがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、従来の木材乾燥技術には以下のごとき問題点が
ある。
木材の自然乾燥は木材の(るいが少なく、組織を壊さな
いという点は優れているが、建具材で1〜2年、建築材
で5〜6年、けやきなどの堅木にいたっては20年と言
うような区間間を必要として回転率、資本効率が著しく
悪く貯蔵スペースも莫大に必要となる。
一方、自然乾燥と異なり、人工乾燥は、早期に乾燥でき
るが、それであっても2〜3ケ月かかること、けやきな
ど場合によっては半分程度がねじれたり使用不能となる
など、乾燥条件が著しく難しい。
そこで本発明は斯かる問題点を解決するもので、ねじれ
等の乾燥時の難点を生じることなく、極めて短期間に自
然乾燥と同等以上の木材の乾燥を行うことのできる木材
乾燥方法および乾燥装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明にかかる木材乾燥装置および木材乾燥方法は、以
上の問題点を解決するため次の構成を備えて成る。
第1に、完全に密閉することのできる木材乾燥室10の
室内面を覆って発泡性の断熱材12を全面に吹き付け、
貼り付けあるいは両者を併用して室内を断熱層でくるむ
ようにし、室内を均一な一定温度、一定の低湿度とした
うえ乾燥空気の循環を行うために一定温度を保ちうる暖
房ta14としての石油ストーブを室内の一端に設置し
て空気温度調節機として使用し、該空気温度調節機とし
ての暖房機14から離間して、室内の他端に除湿機16
を1台ないし数台設けたことを特徴とする。
第2に、建具材18を乾燥室内において、18℃〜20
℃、湿度0%近傍で循環送風下に14日から18日程度
乾燥することを特徴とする。
第3に、杉、ラワンなどの建築材を乾燥室内において2
0℃〜22℃、湿度0%近傍において循環送風下に25
日ないし30日程度乾燥することを特徴とする。
第4に、けやきなどの堅木材を乾燥室内において22℃
〜24°C1湿度0%近傍において循環送風し、35日
ないし40日程度乾燥することを特徴とする。
(作用) 作用について述べる。
暖房機14から発生した温風は、暖房機自体から自然に
、あるいはファンによって強制的に木材乾燥室10の内
に放出され、一定温度においてこの暖房機14がオン−
オフを繰りかえすことによっであるいは強弱切換によっ
て均一温度が保たれる。また、この温風は除湿機16の
発生する風によって乾燥室内の一端から他端にまで、途
中の積み上げられた建具材18の全ての表面をくるんで
均一温度で十分に乾燥した空気を流しながら循環する。
この際に乾燥空気蛇行しながら材木の隙間をねって複雑
な運動をするように暖房機と除湿機の吹出し、吸込口位
置を決定する。これによって、室内の空気をそのまま暖
ためては除湿するのみであるから室内には外界からほと
んど空気を取入れることなく、断熱状態において除湿機
16で材木から発散した後に空気中から取り去られる水
のみが室外に取り出されるため、外界の温度の影響を受
けず、木材の乾燥装置全体として著しく熱効率が良い。
また、乾燥室内が自然状態の比較的に低温度であるため
材木のひび割れ、ねじれ、反りかえりなどのくるいは全
く発生せず、材木のひきなおしも不用であってひいたの
がそのまま使えるため多くても1割以下のロスしか生じ
ない。また、温度条件を細かく区切って使用し、堅い木
はど温度を高めとすることによって最短かつ最適の乾燥
条件とすることができることを見出し、その具体的な数
値を決定することに成功している。
(実施例) 以下には本発明を具体化した好適な実施例を挙げ、図面
を参照に詳述する。
第1図に示す木材乾燥装置20平面図において、左右方
向に細長い、完全密閉可能な木材乾燥室10は、天井部
分が第2図に示すごとく通常の建築物における既存の天
井22にネダ24を並設して固着したところをコンクリ
ート型枠用定尺パネル26やシージングボードを貼り、
ネダ24の間とコンクリート型枠用定尺パネル26表面
とには厚くポリスチレン発泡体、ポリウレタン発泡体な
どの断熱材12を充愼あるいは吹付ける。好適なのは吹
付は加工であって接合面において温度むらなどが生じな
いため全体の温度の均一性を損なうことがない。また、
発泡樹脂の表面や内部に水分を含まず、吸収もしないた
め、水分が放散したり、戻ったり外部からの拡散を起こ
さない。
木材乾燥室10の壁面は、ネダ24のかわりに間柱を入
れて、天井部分と同様に構成する。
床は、第3図に示すごとく通常の床28の上にネダ30
を並設し、その上にシージングボード32を貼り、さら
にシージングボード32上にコンクリート型枠用定尺パ
ネル26を貼る。また、床28とシージングボード32
の間には断熱材12が配設されている。材木を積み上げ
るには、コンクリート型枠用定尺パネル26上に置板3
4を置く。
これによって室内環境が部分的なむらを生じることなく
、全体的に均一な温度分布とすることができ、材木の(
るいを生じない状態で材木の水分をすみやかに除去でき
る。
上記暖房機14は木材乾燥室10左端の入口扉36近傍
の隅に、除湿機16は木材乾燥室10右端の隅角部に設
置し、暖房機の送風方向は図上上方、除湿機16の送風
方向は図上左方向、風吸込方向は図上下方向であるため
室内には、大きく時針回転方向となり、縦方向に置かれ
た材木に横からあたる対流が生じる。しかし、ここに挙
げた配置は一例であって暖房機14が1〜2台に対し除
湿機16が2〜3台、室内において複雑な対流が生じる
ように配置することができ、室内の大きさ、収納した材
木量によって調節する。しかしながら、暖房機14の吹
き出し口と除湿機の吸込口とを対向させると室内に一方
向の強すぎる空気の流れが生じ乾燥条件の均一化に好ま
しくないため、平行ないしは直角程度の角度をつけた配
置が望ましい。
また、2台の除湿機16のうち一台づつ交互に運転する
ことも可能である。
暖房ta14の種類としては、開放型の石油ストーブが
熱効率の点から好適であっていわゆるFF型の石油スト
ーブは熱効率上不経済であり、石油ストーブから出る炭
酸ガスが乾燥時に有効に作用しているとも考えられるた
め、これ以上の特別な装置は不用である。石油ストーブ
には配管しておくことによって給油の不便を除くことが
できる。石油ストーブの能力は7000Kca l程度
の家庭用のもので66平方メートル、室内高さ4.5メ
ートルの部屋を十分に保温でき、燃焼している時間はご
くわずかである。
なお、暖房機14を室外に設け、温風のみを室内に引き
入れるようにし、サーモスイッチを室内に設は暖房機1
4の温風を調節するようにしてもよい。
上記の木材乾燥装置20内において家具材、障子枠用材
などのひいた建具材を数10段積み並べて18℃〜20
℃、湿度0%近傍において循環送風し14日から18日
程度連続乾燥することによって、従来1年から2年自然
乾燥したものと同等の品質の乾燥木材が得られる。
また、建築材としてのラワン材、杉、針葉樹のなかの堅
木を20’c〜22℃、湿度0%近傍において25日か
ら30日程度連続乾燥することによって従来5〜6年自
然乾燥したものと同等の品質の乾燥木材が得られる。こ
のような自然に近い条件下においては全くひび割れが生
じない。
さらにまた、けやぎなどの主に広葉樹の堅木を22℃〜
24℃、湿度0%近傍において35日から40日程度乾
燥することによって、従来20年程度乾燥したものと同
等あるいはそれ以上の品質の乾燥木材が得られる。従来
の自然乾燥では堅木の白木部分があまりの長期間の乾燥
において腐ることがあったが、この方法によるときはM
りは全く生じないからである。
(発明の効果) このように本発明にかかる木材乾燥装置によるときは極
めて良品質の自然乾燥以上の乾燥木材を、自然乾燥ある
いは従来の人工乾燥と比べてもごく短期間のうちに高回
転率で得ることができ、機械装置は著しく簡易な装置を
使用でき、燃料消費量もわずかであって熱効率も著しく
高い。これは室内における場所的、時間的な湿度むらが
生じ燕いことによる。
また、本発明に係る木材乾燥方法が自然に近い、−香木
材にとってくるいを生し紺い温度での乾燥を可能とする
乾燥条件を見出したことにも起因している。これによっ
て材木の芯の部分の水分をも取り、ひびわれ、ねじれを
生じない木材を得ることができ、背割りしないで使用す
ることのできる極めて高い価値を有する乾燥木材を容易
に得ることができる。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は木材乾燥装置の平面図、第2図は同じく天井部
分、第3図は同じく底部分の部分断面正面図である。 10・・・木材乾燥室、  12・・・断熱材、14・
・・暖房機、  16・・・除湿機、18・・・建具材
、 20・・・木材乾燥装置、22・・・天井、 24
・・・ネダ、 26・・・コンクリート型枠用定尺パネル、28・・・
床、 30・・・ネダ、 32・・・シージングボード、  34・・・置板、3
6・・・入口扉。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、完全に密閉することのできる木材乾燥室の室内面を
    覆って断熱材を全面に吹き付け、あるいは貼り付け、室
    内に一定温度を保つことのできる暖房機などの空気温度
    調節機を設置し、該空気温度調節機と離間して除湿機を
    設けたことを特徴とする木材乾燥装置。 2、断熱材が発泡ポリスチレン・ポリウレタン吹付けに
    よる断熱材であり暖房機が室内開放型の石油ストーブで
    あり、室内の両端に暖房機の吹出し口と除湿機の吸込口
    とが対向位置しないように平行ないしは直交方向として
    設置してなる特許請求の範囲第1項記載の木材乾燥装置
    。 3、建具材を18℃〜20℃、湿度0%近傍において循
    環送風し14日から18日程度、乾燥することを特徴と
    する木材乾燥方法。 4、建築材を20℃〜22℃、湿度0%近傍において循
    環送風し、25日ないし30日程度、乾燥することを特
    徴とする木材乾燥方法。 5、堅木材を22℃〜24℃、湿度0%近傍において循
    環送風し35日ないし40日程度乾燥することを特徴と
    する木材乾燥方法。
JP733086A 1986-01-17 1986-01-17 木材乾燥装置および木材乾燥方法 Pending JPS62166279A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4930959A (ja) * 1972-07-15 1974-03-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4930959A (ja) * 1972-07-15 1974-03-19

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