JPS6216564Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はホームゴタツに使用され且つ赤外線を
発して使用者の足を暖めるコタツユニツトの改良
に関し、特に温度制御を行なうサーモプラグを着
脱自在に受け入れるプラグ受けの取り付けを強固
に行なえるコタツユニツトを提供することを目的
とする。

従来この種のコタツユニツトにおけるプラグ受
けは、基板の隅角部に固定した取付枠にて保持固
定されているが、この構成によるとサーモプラグ
を何度もプラグ受けに対して着脱動作を行なうと
これを支持している取付枠がガタつくという欠点
が生じていた。

本考案は斯る欠点を解消せんとしてなされたも
ので以下にその実施例を図面に基づいて説明す
る。

１はホームゴタツの裏面部に取り付けられるコ
タツユニツトで、全体を基板２と断面略字形状
の保護網３にて構成している。前記保護網３は網
部３ａと取付保護部３ｂとで形成されている。
又、前記基板２の対向せる二辺に夫々一対の取付
片４，４を立設形成し、この取付片４，４に前記
保護網３を取付ネジ５にて固定している。６，６
は赤外線を発するコルツヒーター、７はこのコル
ツヒーター６から発生する熱気を四方へ拡散せる
送風装置である。前記保護網３の隅角部には開口
部８を切欠形成している。９は前記基板１の隅角
部に配設される碍子で成形された四角形状のプラ
グ受けで、表面に前記コルツヒーター６と電気的
に接続される一対の丸角１０，１０を外方に向つ
て突出形成している。１１は取付ネジ１２にて前
記基板１に固定された取付枠で、前記開口部８と
対向する位置に設けられ且つ基部片１１ａと押圧
片１１ｂと一対の側片１１ｃ，１１ｃを一体形成
して、前記プラグ受け９を押え付けて取付ネジ１
２にて固定している。１３は前記丸角１０，１０
を挿通せる貫通切欠部である。１４は前記側片１
１ｃの底部に一体に突出形成した補強片で、この
側片１１ｃと少許の鋭角を有して突出形成されて
いるもので、先端部に上方へ折曲して当接部１４
ａを形成している。そして、第１図、第２図で示
す如く締付ネジ１５にて補強片１４を前記保護網
３にネジ止めしている。

従つて斯る構成によれば、図示しないサーモプ
ラグをプラグ受け９の丸角１０に対して何度も抜
き差ししても、その時に取付枠１１にかかる応力
は前記補強片１４を介して保護網３にかかり、そ
して四ケの取付ネジ５に分散され、結果的に前記
取付枠１１にかかる応力は極めて小さくなるもの
である。

本考案は以上の如く構成したものであるから、
サーモプラグのプラグ受けに対する頻度の抜き差
しが行なわれてもこれを保持固定している取付枠
にかかる応力は分散されて、この取付枠がガタつ
くという事態は解消されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案保護網を断面せるコタツユニツ
トの平面図、第２図はコタツユニツトの側面図、
第３図は第１図の要部拡大斜視図、第４図は同断
面図である。 １……基板、３……保護網、９……プラグ受
け、１１……取付枠、１４……補強枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ヒーターと該ヒーターと電気的に接続したプラ
   グ受けを設けた基板に、前記ヒーター及びプラグ
   受けを覆うように断面略字形状の保護網を取付
   ネジにて取り付けたものにおいて、前記プラグ受
   けを前記基板の周縁部に固定せる取付枠に保持固
   定するとともに該取付枠から一体に突出形成せる
   補強片を前記保護網にネジ止めしたことを特徴と
   するコタツユニツト。