JPS62162891A - 溶鉱炉スラグの排熱利用法 - Google Patents

溶鉱炉スラグの排熱利用法

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JPS62162891A
JPS62162891A JP306086A JP306086A JPS62162891A JP S62162891 A JPS62162891 A JP S62162891A JP 306086 A JP306086 A JP 306086A JP 306086 A JP306086 A JP 306086A JP S62162891 A JPS62162891 A JP S62162891A
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JP
Japan
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heat
slag
storage tank
heat storage
blast furnace
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Pending
Application number
JP306086A
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English (en)
Inventor
修一 谷口
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈発明の目的〉 産業上の利用分野 本発明は溶鉱炉スラグの排熱利用法に係り、詳しくは、
排熱を回収し、熱風炉の燃焼用空気あるいは燃料ガスの
予熱として利用する溶鉱炉スラグの排熱利用法に係る。
従  来  の  技  術 従来、高炉、転炉等の金属溶融処理設備から発生する溶
融スラグは固化冷却して処理されているが、その際に溶
融スラグの保有する熱は、すべて放散され回収利用は行
なわれていなかった。
近年、省エネルギー上から、この高温、かつ多量の溶融
スラグから熱を回収し、これを有効利用しようとする試
みがなされ、例えば、特開昭57−169595号、特
開昭58−47985号、寅公昭58−677号公報等
に種々提案されているが、それぞれ−長一知あり実用化
には至っていない。
その主な理由の一つは高炉スラグが間欠的に排出される
ため、排熱に大きな変動があり、これを回収利用する際
に、この変動が操業に支障を来たすことにあった。
発明が解決しようとする問題点 本発明はこれらの問題貞の解決を目的とし、具体的には
、間欠的に排出される排熱を蓄熱槽に潜熱として蓄熱す
ることにより安定した熱源として回収し、熱風炉の燃焼
用空気あるいは燃料ガスの予熱として利用する溶鉱炉ス
ラグの排熱利用法を提供することを目的とする。
〈発明の構成〉 問題点を解決するための 手段ならびにその作用 本発明は、溶鉱炉スラグを排出する複数個のスラグ(通
にそれぞれ配設された複数個の熱交換器を交互に使用し
てスラグ流と熱交換した熱媒体を、融解あるいは結晶転
位による大きな潜熱をもった蓄熱材を内蔵する蓄熱槽に
循環送液して蓄熱する一方、蓄熱槽中の熱媒体を他の熱
交換器へ循環送液して、熱風炉の燃焼用空気あるいは燃
料ガスの予熱を行なうことを特徴とする。
以下、図面によって本発明の構成ならびに作用を説明す
ると、次の通りである。
第1図は本発明に係る排熱の利用法の一例を示す説明図
であり、第2図はスラグと熱媒体との熱交換器の縦断面
図であり、第3図は蓄熱槽の一例を示す説明図であり、
第4図(a>および(b)は蓄熱槽の入口および出口の
熱媒体温度変化を示すグラフである。
図において、符号1は溶鉱炉、2は溶融スラグ、3およ
び10は熱交換器、4および8はポンプ、5および12
は切換弁、6は連絡管、7は蓄熱槽、9は連絡管、11
は昇圧ファン、13は熱風炉、14は流出制御弁、15
はガス流出制御弁、1Gは熱媒体流■制御弁、17は熱
媒体、18は熱交換器本体、19は熱交換器蓋、20は
蓄熱材である。
第1図は本発明に係る排熱利用法の説明図である。溶鉱
炉1がら排出されるスラグは、スラグ樋2に設置した熱
交換器(IIEX−I )3中を流れ、熱媒体と熱交換
される。スラグから熱を受けた熱媒体は熱媒体連絡管6
を通ってポンプ4により蓄熱槽7に連続供給される。蓄
熱槽7には融解あるいは結晶転移による大きな潜熱をも
った蓄熱材が棒状あるいは球状の形で内蔵されており、
熱媒体から融解熱あるいは結晶転移熱として熱を受けと
り、融解温度あるいは結晶転移温度で一定の温度に保持
されている。つまり、溶融スラグ2の顕熱の一部が蓄熱
材に潜熱として蓄熱される。溶鉱炉は通常2〜3個のス
ラグ排出口およびスラグ樋2をもっていて交互に使用さ
れる。
従って、1つのスラグ排出口およびスラグ樋2において
はスラグは間欠的に排出されるが、1個所のスラグの排
出が終了した時、バルブ5′により他のスラグ排出口お
よびスラグG112′ に切換え、熱交換を実施するこ
とにより蓄熱槽7へ連続的に安定した熱媒体を送ること
ができる。
また、熱媒体の温度変動が大きい時は連絡管6に設けた
流出制御弁14により熱媒体績1ffffiのコン1ヘ
ロールを行41うことにより温度変動を抑制することが
できる。
次に、蓄(^された熱の利用例を述べる。
蓄熱槽7に貯えられた熱媒体は連絡管9を通し、ポンプ
8でガス熱交換器(IIEX −II )10へ供給さ
れる。熱交換器10では熱媒体は熱風炉13の燃焼用空
気あるいは燃料ガスと熱交換して熱を与え、再び連絡管
9を通って蓄熱槽7へ戻る。熱風炉13は通常溶鉱炉1
基につき3〜4基設けられ、燃焼と送風のサイクルを繰
り返すが、切換弁12の弁切換により連続送風すること
ができる。
また、熱風炉13への供給恐は供給管21に設けた流出
制御弁15によって制御される。
第2図に熱交換器(HEX−I 13の断面図を示す。
熱交換器3はスラグ樋2の途中に設けられ、熱交換器3
の本体壁18および蓋19内に配設されたパイプ中を熱
媒体が流れ、器内を流れるスラグ流と熱交換する構造と
なっている。また、熱交換器fl[:X −TT 11
0は公知の液−ガス熱交換器である。
第3図は蓄熱槽7の構造を示したもので、槽内には融解
あるいは結晶転移による大きな潜熱を待った蓄熱材20
が(仝状あるいは球状で配設されている。熱交換器3で
加熱された熱媒体17は連絡管6を通り蓄熱槽7の上部
に入り、ポンプ4によって熱交換器3−蓄熱槽7間を循
環し、蓄熱材20に潜熱として蓄熱される。
一方、熱交換器10で放熱した熱媒体17は連絡管9を
通り、蓄熱槽1の上部から入り再加熱されて熱交換器1
0へ戻る。このように連絡管Gおよび9から蓄熱槽7に
入る熱媒体は蓄熱槽7内で混合する際に、蓄熱材20の
蓄熱aがバッファーとして働くため、スラグからの入熱
と、燃焼用空気あるいは燃料ガスに利用される出熱とは
バランスされ、常に安定した状態で燃焼用空気ある・い
はだ料ガスが一定温度に予熱される。
蓄熱材20としては、ポリエチレンあるいはペンタエリ
トリトールを用いる。ポリエチレンの場合は127℃に
融解点を持ち、ペンタエリトリト−ルの場合は188℃
に結晶転移点を持ち、それぞれ蓄熱量は40kca l
 /kg、70kca l /klJであり、熱水の比
熱1kCa l l’kg ℃に比べて非常に大きい。
従って、蓄熱槽7に蓄熱材20を内蔵することによって
多量の熱がコンパクトに蓄熱される。蓄熱材20として
ポリエチレンを用いる場合には、ポリエチレンを良い筒
状容器に充填した棒状の蓄熱材を蓄熱槽内に多数配列し
、また、ペンタ工りl・リト−ルを用いる場合には、球
状の容器に充填し、蓄熱槽中に多数配列しておくのが好
ましい。
また、熱媒体としては、エチレングリコール等の熱交換
用熱媒体が好適に使用でさる。
実  施  例 熱回収系統、すなわち、熱交換器3と蓄熱槽7と連結さ
れた系において、蓄熱槽7の入・出口の熱媒体温度の変
化を第4図fa)に示す。横軸に時間、縦軸に温度を示
した。溶融スラグから熱交換器3で熱交換された熱媒体
温度は図中、曲線へのように変化する。そして、蓄熱槽
7に入ると蓄熱材20の融解または結晶転移により熱を
奪われ、温度が下がり、融解温度または結晶転移温度B
で一定に保たれる。一方、蓄熱槽7と熱交換器10と連
結された系、つまり、空気予熱あるいは燃料ガス予熱に
使用される場合の熱媒体温度変化を第4図(b)に示す
。蓄熱槽7から出た熱媒体温度は図中の曲線Bで示され
る。熱交換器10で熱媒体は放熱し、温度が下がり、温
度Cとなって蓄熱槽7に戻る。この間、Bは一定なので
予熱後の空気あるいは燃料ガス温度は一定に保たれる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明は、溶鉱炉スラグを排出す
る複数個のスラグ樋にそれぞれ配設された複数個の熱交
換器を交互に使用してスラグ流と熱交換した熱媒体を、
融解あるいは結晶転位による大きな潜熱をもった蓄熱材
を内蔵する蓄熱槽に循環送液して蓄熱する一方、蓄熱槽
中の熱媒体を他の熱交換器へ循環送液して、熱風炉の燃
焼用空気あるいは燃料ガスの予熱を行なう己とを特徴と
する溶鉱炉スラグの排熱利用法であって、本発明方法に
よって従来排熱に大きな変動があるため、回収が難しか
った溶鉱炉スラグの排熱利用が容易に実施できるように
なった。試算では、熱風炉の燃料ガスを常温から100
°Cに予熱すれば銑鉄トン当り10000kca lの
熱が回収され、溶融スラグは約120℃の温度低下とな
るが、水砕スラグ製造を実施する場合でも、水砕品質は
全く損なわれないし、また、スラグ樋は熱媒体で冷却さ
れるので寿命も艮くなる等、本発明による利益は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る排熱の利用法の一例を示す説明図
、第2図はスラグと熱媒体との熱交換器のtAX断面図
、第3図は蓄熱槽の一例を示す説明図、第4図(a)お
よび(b)は蓄熱1nの入口および出口の熱媒体温度変
化を示すグラフである。 符号1・・・・・・溶鉱炉    2・・・・・・溶融
スラグ3・・・・・・スラグと熱媒体との熱交換器4・
・・・・・ポンプ    5・・・・・・熱媒体切換弁
6・・・・・・連絡管    7・・・・・・蓄熱槽8
・・・・・・ポンプ    9・・・・・・連I8管1
0・・・・・・ガスと熱媒体との熱交換器11・・・・
・・脊圧ファン  12・・・・・・i/J換弁13・
・・・・・熱風炉 14・・・・・・熱媒体流量制御弁 15・・・・・・ガス流i?l 1ilt Ill弁1
G・・・・・・熱tB体流吊制御弁 17・・・・・熱媒体    18・・・・・・熱交換
器本体19・・・・・・熱交換器蓋  20・・・・・
・蓄熱材第3図 1i4図(a) 第4図(b) 時 間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 溶鉱炉スラグを排出する複数個のスラグ樋にそれぞれ配
    設された複数個の熱交換器を交互に使用してスラグ流と
    熱交換した熱媒体を、融解あるいは結晶転位による大き
    な潜熱をもつた蓄熱材を内蔵する蓄熱槽に循環送液して
    蓄熱する一方、蓄熱槽中の熱媒体を他の熱交換器へ循環
    送液して、熱風炉の燃焼用空気あるいは燃料ガスの予熱
    を行なうことを特徴とする溶鉱炉スラグの排熱利用法。
JP306086A 1986-01-10 1986-01-10 溶鉱炉スラグの排熱利用法 Pending JPS62162891A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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