JPS62159079A - 放射能汚染及び放射線の測定方法及びセンサ - Google Patents

放射能汚染及び放射線の測定方法及びセンサ

Info

Publication number
JPS62159079A
JPS62159079A JP62001567A JP156787A JPS62159079A JP S62159079 A JPS62159079 A JP S62159079A JP 62001567 A JP62001567 A JP 62001567A JP 156787 A JP156787 A JP 156787A JP S62159079 A JPS62159079 A JP S62159079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electret
fluid
radioactive
region
electrostatic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62001567A
Other languages
English (en)
Inventor
ブルーノ ゴンシエール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPS62159079A publication Critical patent/JPS62159079A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/02Dosimeters
    • G01T1/14Electrostatic dosimeters
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T7/00Details of radiation-measuring instruments
    • G01T7/02Collecting means for receiving or storing samples to be investigated and possibly directly transporting the samples to the measuring arrangement; particularly for investigating radioactive fluids
    • G01T7/06Collecting means for receiving or storing samples to be investigated and possibly directly transporting the samples to the measuring arrangement; particularly for investigating radioactive fluids by electrostatic precipitation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は放射能汚染及び放射線を測定する方法及びセン
サに関し、特に個人的に使用できるように小型化され、
例えば放射線に晒された環境で働き、電離作用を起こす
放射線を直接的若しくは間接的に受ける危険及び/また
は懸濁液内の放射性物質によって汚染される危険を犯し
ている人々が使用できるようになされているセンサに関
する。
貨雀技術 持ち運び可能であると同時に放射線若しくは環境放射能
汚染を即座に測定できる個人用のセンサは今のところ世
の中には存在しない。
実際には、例えばペンドジメータ(pend。
simeters)の如き個人用持ち運び可能な装置を
用いて放射線の測定をすることができるが、環境の放射
能汚染を測定するには、下記のような構成要素を含む比
較的複雑であり且つ高価な装置が不可欠である。すなわ
ち該装置においては、空気力学的結合装置を有する測定
用建物から空気を取り出し且つ取り出した空気流をター
ビンによってもたらされた圧力低下によって該懸濁液内
に物質を滞留せしめるためのフィルタに導く装置と、該
フィルタのすぐ近くに配設され且つ該フィルタによって
滞留せしめられた放射性物質の放射能を測定すべくなさ
れた検知素子と、特に該測定用建物の単位体積当りの放
射能の大きさを得るために発生せしめられた信号を処理
する装置と、外部の放射能から該検知装置(フィルタ/
検知装置)を絶縁する手段と、該フィルタを定期的に交
換する装置とが不可欠であり、前記フィルタ交換装置以
外の装置は通常重く且つかさの高い鉛によって囲まれる
か若しくは保護されている。
かかる装置は実際には多数の欠点を有することが知られ
ている。
まず第1に、特に、該測定用建物中の雰囲気は通常均質
ではなく且つ試料採取位置は固定されたままであるにも
かかわらず各個人は移動することができるので該装置に
よってなされる/IP1定結果は個人レベルでの有害な
影響を正確に表わすことができない。該測定用建物に換
気装置が設けられている場合、この問題は更に悪化する
該装置におけるもう1つの欠点は、該装置は該空気流を
一定速度とするために複雑な調整装置によって力学的に
空気を流入せしめる装置を必要とすることである。流入
せしめられた空気流は該フィルタを通過しなければなら
ないので、比較的強力且つ高価であり且つ場所をとるポ
ンプ若しくはタービンを用いるのが効果的である。
更に該調整装置は変化しやすい圧力損失を平衡させて一
定量の空気流を維持し且つ測定能力の低下を避けなけれ
ばならないが、該フィルタはかかる変化しやすい圧力損
失を誘導しているうちに次第に目詰まりを起すという欠
点をも有する。
更に現在使用されている装置においては、該フィルタに
対向して検知素子が配設されているので該検知素子が放
射能によって汚染されるという問題がある。該検知素子
の汚染の浄化は微妙な作業なので、現在のところ該汚染
問題を解決するためには該検知素子を定期的に交換する
しかない。
結論として、かかる装置は購入及び稼働に経費がかかり
且つ重くて容易に持ち運びが出来ず且つ数を増やすこと
も容易ではない。更に上記の理由から、該装置は人々を
保護する上で厳密な信頼性を有しない。更に、該装置に
おいては放射線の種類、すなわち、α線による汚染、β
線による汚染、中性子線による汚染、γ線による汚染及
びクリプトン若しくはキセノンの如き放射性ガスの検知
に対して各々異なった検知系が必要であるので、該装置
は比較的複雑である。
発明の目的 本発明の目的はかかる欠点を解消することにある。該目
的のために、本発明は個人用として使用可能であり且つ
上記の如き種々のタイプの検知を同時になすことが出来
る比較的構造が簡単で且つ低置な汎用センサによって実
施される測定方法を提供する。
発明の要点 上記の結果を得るために、本発明は新しく且つ独特の方
法によってエレクトレット(すなわち、少なくとも一方
の面近辺が帯電せしめられた誘電体からなるシート)に
おける2つの極めて異なった特性、すなわち特に電離作
用を有する放射線の影響を受けることによって帯電量が
変化するという特性と形成した静電場による機械的な特
性とを兼ね備えている。
更に詳述すると、本発明に従ってなされた流体中の懸濁
液内に存在する放射性物質によって生じる放射能汚染量
の測定方法は、一方では該エレクトレットによって形成
された静電場を通過する流体中に含まれるエーロゾルを
捕えることによって該エーロゾル中の放射性粒子束をイ
オン対とならしめて該静電場において順次捕えられるよ
うにし、次に、該エレクトレットを上記のようにして収
集された多数のイオンの関数として放電せしめることか
らなり、他方においては、該放電量を適当な測定装置に
よって即座に測定することからなる。
該エーロゾルの捕獲率は該流体中の放射性物質の固有濃
度に対して簡単な数学的関係によって関係づけられるの
で、上記の如き方法によって懸濁液(エーロゾル)中の
物質による放射能汚染量の測定をすることができる。
しかしながら、本発明による測定方法はこの種の測定の
みに限定されず、更に他の多くの測定を同時にすること
、とりわけクリプトン若しくはキセノンの如き放射性ガ
スによる汚染量の測定を可能にする。
この目的を達成するために、該エレクトレットの検知面
の近傍を通過する流体層が所定方向に移動している場合
には、該懸濁液中の放射性物質の捕獲は該流体の移動方
向に対して該エレクトレットの上流域にて行なわれ、一
方、該エレクトレットの下流域は該放射性物質から影響
を受けないという事実の発見が基礎となっている。
従って、該流動流体が放射性ガスを含有する場合には、
該放射性ガスが放射する電離性放射線は該エレクトレッ
トの上流において該捕獲物質の作用に加えられるべき作
用を生じ、一方、該エレクトレットの下流においては、
該電離性放射線の作用は該捕獲物質の作用に影響を与え
ないのである。
従って、該2つの領域における帯電量の変化を測定する
ことによって該懸濁液中の物質の放射能と該放射性ガス
からの放射能とを選択的にall定することが可能とな
る。同様に、空気層中に該放射性ガスのみが存在する場
合には、測定された2つの帯電量の変化は等しく、従っ
て測定された2つの帯電変化量が等しい場合には、放射
性エーロゾルによる汚染は存在せず、放射性ガスのみが
存在することになる。
また、本発明による測定方法によってγ線の測定、特に
γ線による有機体の生体組織への悪影響を測定すること
ができる。
本発明によれば、上記の測定をするために該エレクトレ
ット内の該流体の流れから隔離された領域において測定
がなされ、従って、該エレクトレット内の該領域におけ
る帯電量は該放射性ガス及び該放射性ガス内の懸濁液中
の放射性物質によって影響されない。皮膚内においても
たらされるものと似た電離作用を生じせしめる素子を該
領域の前方に配設することは得策である。更に、該γ線
測定によって該エレクトレット内の他の領域においてな
される測定(該エレクトレット全体の均一放電を引き起
こすγ線)の補償が可能である。
更に、本発明による測定方法によって中性子線の測定を
することができる。中性子線は上記α。
β、γ線がそれ自体では電離しないという点において上
記のα、β、γ放射線とは全く同類ではないということ
が事実上知られている。一方、中性子線によって活性化
されるホウ素の如き物質に中性子線を作用せしめて、α
線を放射する原子を作ることができる。更に、例えば正
規配列されたポリエチレンボールの如き水素化合物質内
を該中性子線を通過せしめることによって、かかる中性
子線をあらかじめ低速化することが必要である。
従って、本発明による測定方法は中性子線の測定を実施
するために、上記領域から隔離された領域内において該
エレクトレットの帯電量の変化の測定をし、該領域は中
性子線によって電離性放射線を放射せしめられる素子と
係合せしめられ且つ中性子線を低速化する物質によって
形成された素子と係合せしめられている。
上記の理由から、該エレクトレットは部分的に放電され
、このように放電されることによって該エレクトレット
はいずれ作用しなくなる。また、本発明による測定方法
によって該エレクトレット内の異なった領域、とりわけ
該エレクトレットの上流及び下流域及び該2つの領域間
に位置する中間領域において測定された部分的な放電量
を比較することによって該エレクトレットの放電量を容
易に測定することができる。
実施例 図から明らかなように、タバコの箱程度の小さいケース
1内にセンサが囲繞されている。本実施例においては、
ケース1は平行六面体であり、上面2、下面3、図面に
平行な2つの長手側面及び2つの平行な横側面4,5を
有する。本発明はこのような形状のケースに限定される
ものではなく、本発明の原理を変更することなく該ケー
スを他の種々の形状にしてもよいことは言うまでもない
ケース1は小型カメラと似た機械的構造を有し且つエレ
クトレット送り出しリール8及びエレクトレット巻取り
リール9を有する写真用フィルムカートリッジ若しくは
カセットに似たカートリッジ若しくはカセット7を該ハ
ウジング内に装填せしめるべくなされた回動自在で且つ
取外し可能な蓋を冑し、該2つのリールは照射領域10
によって離隔せしめられ、照射領域10においてはエレ
クトレット11が少なくとも横方向に案内されて平坦な
面(上面2に対して略平行である)を提供している。該
ケースには更に、カメラにおける場合とよく似た方法で
ニレクートレッド11を送り出す機構が設けられている
従って、エレクトレット11は両面を帯電(+及び−電
荷)せしめられるのに都合がよく且つ送り出しり−ル8
及び/または巻取りリール9に巻取り可能なように可撓
性誘電物質からなる帯状に形成されている。エレクトレ
ット11は好ましくは片方の面(照射領域10における
ケース1の上面2と反対側の面)上に種々の測定領域に
対応する金属被¥B(図示せず)を有する。該実施例に
おいては、照射部分10におけるエレクトレット11の
帯電量の変化の測定は5つの電極E1ないしE5によっ
てなされ、該5つの電極は送り出しり−ル8と巻取リリ
ール9との間の該エレクトレット上に5つの連続した検
知条を画定する。該検知条は該エレクトレットの一方の
端縁から他方の端縁までリール8.9の回転軸に対して
平行に延在する。
該電極E1ないしE5の各々は演算増幅器によって図示
された電流検知器D工ないしD5に接続されており、該
電流検知器は各測定領域において測定される静電場の変
化を表わす情報をマイクロプロセッサ14に伝える。マ
イクロプロセッサ14は電流検知器D工ないしD5から
供給された情報を処理し且つ測定された放射線量及び放
射能汚染量を選択的に表示する。更に、マイクロプロセ
ッサ14をかかる測定結果が所定のしきい値を越えたと
きに警告信号を発するようになすこともできる。
同様にして、照射領域10に位置するエレクトレット1
1の一部が放電されたことを知らせるための警告信号を
設けることもできる。該警告信号回路は当業者にとって
は自明であり、ここでは明快にするために詳しく説明せ
ず、参照符15によって図示している。
更に、本実施例における装置は空気力学的回路を有し、
該空気力学的回路は照射部分10、特にエレクトレット
11の部分のうち放射能汚染量(ガス+エローゾル)の
測定がなされる領域に位置する部分の上方の空気の循環
をするためのものである。
更に詳述すると、該空気力学的回路は該エレクトレット
の照射領域10上の空気を循環させる回路を有し、該空
気循環回路は照射領域10とケース1の上面2との間に
空気循環室16を有し、該空気循環室は、エレクトレッ
ト11における照射部分の一部であり且つ送り出しリー
ル8に隣接し且つ電極E1と並んでいるが空気循環室1
6内を通過する空気とは接触しない第1検知領域から同
じくエレクトレット11における照射部分の一部であり
且つ巻取りリール9に隣接する第2検知領域(電極E5
)まで延在している。該第2検知領域もまたγ線の作用
によって人間の皮膚におけるのと同様の電離作用を起こ
すことができる物質からなる部材17を通過する空気流
からは隔離されている。
送り出しリール8と同じ側に位置する循環室16の端部
は、出入孔18を介して外界と連通しており、一方、巻
取りリール9と同じ側に位置する循環室16の端部は、
該空気力学的回路内に設けられたベンチュリ20の吸入
孔19に連絡している。該ベンチュリ20はケース1に
囲繞された圧縮ガスの貯蔵部21及び貯蔵部21から圧
縮ガスを循環せしめるためのバイブを有し、該パイプは
空気流調整装置(ニードル22)を有し且つベンチュリ
20の入口に連絡している。外気に対して開口している
放出パイプ23は圧縮ガス貯蔵部21から供給された気
体とベンチュリ20によって空気循環室16内に吸入さ
れた気体とからなる混合ガスを外気に放出する。該圧縮
ガス貯蔵部は更に充填用孔24を存し、該充填用孔は外
気に対して開口し且つ一方向弁26を有する再充填用バ
イブ25と連絡している。本発明はかかる気体流動原理
に限定されるものではなく、例えば該空気力学的回路に
対して直列に小型タービンを配設してもよいことは言う
までもない。
上述の如く、該センサは5つの測定用電極を有し、該5
つの電極のうちの2つの電極El、E5は該空気流から
隔離された2つの検知領域とじて割り当てられ、他の3
つの電極E2.  E3.  E4は一列に連なって照
射領域10に対して並んでいる。
次に、上記センサの動作を説明する。まず第1に、新し
く且つ帯電せしめられたエレクトレットを存するカート
リッジ若しくはカセット7が該センサに装填される。こ
れと同時に、該圧縮ガス貯蔵部21には圧縮ガスが充填
される。次に、写真カメラと似た方法でエレクトレット
11の第1照射領域10が送り出しリール8と巻取りリ
ール9との間に移動せしめられ、測定電極E1ないしE
5に対して並設される。
空気循環室16内に存在する空気はベンチュリ20を通
過する気体によって吸い上げられ、該空気循環室内には
電極E2.E3及びE4に対して並設されたエレクトレ
ット11の検知領域上を連続的に通過する略一定速度の
空気流か形成される。
空気循環室16内に流入する空気流に含まれる懸濁液中
に存在する電離した物質はエレクトレット11によって
生じた静電場の作用を受けて引き付けられ且つ電極E2
に対して並設された検知領域において捕えられる。すな
わち、該物質によって放射された放射線はイオン対の生
成を惹起し、該イオン対は該静電場によって順次捕えら
れるのである。次に、該イオン対はこのようにして収集
されたイオンの関数として該エレクトレットを該検知領
域において次第に放電せしめる。該検知装置の出口にお
いて惹起された放電量を示す信号をマイクロプロセット
14によって解析することによって放射能汚染量を示す
値を得ることができる。
該測定された値は表示することもでき且つ所定値を越え
た場合に警告信号を発するのに用いることもできる。
また、電極E1及び電流検知器D1を有する回路によっ
て、新しい照射領域10のセット中に該エレクトレット
の初期静電場を表わす信号を得ることも出来る。該信号
によって該測定値の1次補正をすること及び/または該
エレクトレットの帯電レベルに関する情報を得ることも
できる。実際には、送り出しリール8内に含まれる電極
の帯電量は、厳密に言えば、時間と共に一定ではなくな
る。該帯電量は特に外部からの放射線によって発生せし
められる帯電変動を受ける。
かかる帯電変動は該送り出しリールを鉛からなるケース
で保護することによって制限することができる(個人用
の持運び可能センサにおいては、該保護方法は前記問題
を解決するのには不充分である)。
該エレクトレットの検知領域が放射性ガスの作用を受け
る場合には、該エレクトレットの検知領域全体に亘つて
均一放電が起こる。該均一放電量は電極E4によって測
定することができる。なぜなら、電極E4に対応する該
エレクトレット検知領域は放射能汚染による影響を受け
ないからである(該懸濁液中の放射性粒子は電極E2の
位置で捕えられる)。一方、電極E2の位置において測
定される放電量の変化は該放射性ガス及び放射能汚染に
よる蓄積効果を表わす。従って、放射能汚染量の値は電
極E2によって得られた測定値から電極E4によって測
定された値を差引くことによって得ることができる。
上記から明らかなように、部材17と係合せしめられた
電極E5は生体組織と等価な物質内におけるγ放射線量
を測定する役割を果す。電極E5における測定は他の電
極、特に電極E4によってなされた測定値の平衡を保つ
役割をも果す。従って、電極E5においては選択的に放
射線測定をすることができる。
図に示した実施例におけるセンサは、更に電極E2とE
4との間に位置し且つエレクトレット11の照射領域1
0の中間領域を被覆する電極E3ををする。
照射領域10における該エレクトレットの帯電量が初期
において最大値を示す場合には、該懸濁液中において?
l1ffiせしめられた物質は電極E2の位置で既に捕
えられるので、上記中間領域は空気中の放射能汚染から
はほんの少ししか影響を受けない。
しかしながら、電極E3において測定された汚染量は電
極E2において測定された量に加算される。
一方、該静電場は次第に弱くなるので、電極E2におけ
るイオン捕獲率は次第に低下し、該中間領域(電極E3
)におけるイオン捕獲率は増加する。
電極E3において測定される帯電変化量が電極E4にお
いて測定される帯電変化量よりも大きい値を維持しつつ
電極E2において測定される帯電変化量と等しくなった
とき、電極E2に対応する該エレクトレットの測定領域
は放電せしめられ且つ該エレクトレットは送り出されて
新しい測定部が使用される。従って、マイクロプロセッ
サ14は現在使用されている該エレクトレットの測定領
域が放電せしめられることを示す信号を発するために上
記結果に基づいた論理回路を有する。
更に該測定領域は中性子線を測定するための領域を含み
、該中性子線測定用領域は付加的な電極及び中性子の速
度を低下せしめる役割を果すためにポリエチレン球の如
き水素化合物からなる素子と係合せしめられている。
上記のセンサは重要な利点を有する。すなわち、所謂ラ
ドンの同位元素の娘元素は放射能汚染というやっかいな
問題を惹起しないので、測定誤差という問題は極めて簡
単に克服できるという利点を有する。
ラドンからの放射を測定さるべきエーロゾルからの放射
と区別するためには、一般的な手法によれば、振幅選別
器と係合せしめられた分光分析器を用いる必要がある。
しかしながら、ラドンによって放射される放射線のエネ
ルギスペクトルはプルトニウムによるα放射線のエネル
ギスペクトルに極めて近く且つ該分光分析器の放射源に
対する位置に依存するので、従来の装置においては該2
つのエネルギスペクトルの部分的な重なりが起こる。従
って、良好な結果を得るためには、ひれ付のグリッドや
抑制装置等の手段を用いるのが効果的である。かかる構
造は装置をより複雑にし、結果として装置を高価なもの
とすることは明らかである。
一方、本発明によるセンサにおいては、該エーロゾルは
検知器において直に捕えられ(該エレクトレットはエー
ロゾルの捕獲及び検知の両方の役割を果す)、従ってラ
ドンによって放射される放射線はα線のエネルギ帯に侵
入することなく本来のエネルギ帯に維持される。従って
、該2つのタイプの放射線を識別するためには簡単な構
造の分光分析器で充分間に合う。
本発明は上記の検知器の構造に限定されるものではなく
、当業者にとって明らかな種々の変更がなされてよいこ
とは言うまでもない。
従って、例えば該エレクトレットのカートリッジ若しく
はカセットを所謂該照射領域の大きさを存する交換可能
なエレクトレットを使った板状装置に置き換えることが
可能である。この場合には、一度帯電せしめられたエレ
クトレットを交換するための機構を設けてもよい。
同様に、該エレクトレットは円形状であってもよく、こ
の場合該エレクトレットは同心円状若しくは環状扇形に
なされる。該エレクトレットが環状扇形になされる場合
においては、該照射領域の交換は該エレクトレット及び
該測定用電極を相対的に回転することによって達成され
る。
【図面の簡単な説明】
添付図は放射線及び大気の放射能汚染を測定すべくなさ
れた持ち運び可能な汎用センサの断面図である。 主要部分の符号の説明 1・・・・・・ケース     7・・・・・・カセッ
ト8・・・・・・送り出しり−ル 9・・・・・・巻取
リリール10・・・・・・照射領域 11・・・・・・エレクトレット 14・・・・・・マイクロプロセッサ 15・・・・・・警告信号回路 16・・・・・・空気
循環室17・・・・・・電離可能部材 18・・・・・
・空気出入口19・・・・・・吸入孔    20・・
・・・・ベンチュリ21・・・圧縮ガス貯蔵部 23・・・・・・放出バイブ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体内の懸濁液に含まれる放射性物質による放射
    能汚染量を測定する方法であり、前記懸濁液に含まれる
    前記放射性物質がエレクトレットによって形成される静
    電場において吸引され且つ捕獲されるように、前記エレ
    クトレットの2つの面のうち少なくとも一方の面を測定
    さるべき流体と接触せしめるべく配置し、これによって
    前記放射性物質から放射された放射線は前記流体中にお
    いて順次イオン対となって前記静電場において順次捕獲
    され且つこのように捕獲されることによって前記エレク
    トレットは収集されたイオンの数に応じて徐々に放電せ
    しめられること及び前記放電を測定することによって前
    記放射能汚染量を示すのに有効なパラメータを推論する
    ことからなり、前記エレクトレットの放電の一部は前記
    放射された放射線と前記エレクトレットを形成する物質
    との相互作用によるものであり且つ前記エレクトレット
    は前記イオンの捕獲と前記イオンの検知との両方の役割
    を果すことを特徴とする測定方法。
  2. (2)前記有効なパラメータが流体中の放射性エーロゾ
    ルの濃度であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の測定方法。
  3. (3)前記流体は好ましくは前記エレクトレットの片面
    上を一定速度で流動せしめられることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の測定方法。
  4. (4)前記流体は前記エレクトレット上を少なくとも1
    つの所定方向に向かって流動し且つ前記エレクトレット
    上の互いに離隔された2つの領域において各々前記静電
    場の変化が測定され、前記2つの領域のうち前記所定方
    向に対して下流側に位置する領域においてなされた測定
    は前記流体中に含まれる放射性ガスの放射能を測定する
    ために用いられ、一方、前記所定方向に対して上流側に
    位置する領域においてなされた測定は前記下流側におけ
    る測定と共に前記懸濁液中の放射性物質による汚染量を
    測定するために用いられることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の測定方法。
  5. (5)γ線を測定することを目的として、前記流体と接
    触しない離隔された領域において前記エレクトレットに
    よる静電場の変化の検知が更に行なわれ、前記離隔され
    た領域における前記γ線の検知が行なわれる側と反対の
    側は、前記γ線の作用によって人体の皮膚内で生じる電
    離作用と同様の電離作用を生ずる素子によって覆われて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の測定
    方法。
  6. (6)前記γ線放射能の測定の結果によって、前記懸濁
    液中の放射性物質による汚染量の測定及び前記放射性ガ
    スによる汚染量の測定に対する補償が更に行なわれるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の測定方法。
  7. (7)中性子線の測定を目的として、前記流体と接触し
    ない離隔された領域において前記エレクトレットによる
    静電場の変化の測定が更に行なわれ、少なくとも前記離
    隔された領域における前記中性子線測定が行なわれる側
    と反対の側は、例えばホウ素の如き放射性物質及び前記
    中性子線を低速化せしめることが可能な水素化合物質か
    らなる素子によって覆われることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の測定方法。
  8. (8)前記上流域と下流域との間に位置する中間領域に
    おける前記エレクトレットによる静電場の変化の検知と
    、前記上流域における静電場変化と前記下流域における
    静電場変化とを比較することによってなされる前記エレ
    クトレットの放電量の測定とが更に行なわれることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の測定方法。
  9. (9)エレクトレットと電子回路とを有し、前記エレク
    トレットの第1の面の少なくとも一部分は、測定さるべ
    き流体と前記エレクトレットの第2の面の向かい側に配
    設された少なくとも1つの電極とに接触し、前記電子回
    路は前記電極に対向する領域における前記エレクトレッ
    トの静電場の変化を測定することができることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の測定方法を実施したセ
    ンサ。
  10. (10)前記エレクトレットの第1の面上に好ましくは
    一定速度の流体の流れを形成すべくなされた空気力学的
    回路を有することを特徴とする特許請求の範囲第9項記
    載のセンサ。
  11. (11)前記エレクトレットにおける2つの連続した領
    域、すなわち前記流体の流動方向に対して上流及び下流
    に位置する領域と向かい合って配設され且つ2つの静電
    場変化測定回路に各々接続された2つの電極と、前記2
    つの測定回路によって供給された情報から前記流体中の
    前記懸濁液に含まれる放射性物質による汚染量を検知す
    ることができる処理回路とを有し、前記下流領域に対し
    て割り当てられた電極は前記流体中に含まれる放射性ガ
    スの放射能を測定するために用いられることを特徴とす
    る特許請求の範囲第9項記載のセンサ。
  12. (12)前記エレクトレット内のある領域を記流体から
    離隔せしめる手段と、前記エレクトレット内のある領域
    の片面を被覆するγ線に対する生体等価物として働く要
    素と、前記γ線放射量及び前記γ線による生体組織への
    有害な影響を示すパラメータを検知するための静電場変
    化測定回路に接続された電極とからなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第9項記載のセンサ。
  13. (13)前記γ線放射量を示すパラメータに基づいて、
    前記放射能汚染量を検出するのに用いられる電極におい
    て測定された測定値を補償するための回路を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第9項記載のセンサ。
  14. (14)前記上流領域と下流領域との間の中間領域に対
    向して配設された電極を有し、前記電極は論理回路だけ
    ではなく前記上流領域、前記下流領域及び前記中間領域
    において検知された静電場の変化から前記エレクトレッ
    トの放電量を検知すべくなされた静電場変化測定回路に
    対しても接続されることを特徴とする特許請求の範囲第
    9項記載のセンサ。
  15. (15)前記エレクトレット内のある領域を前記流体か
    ら離隔せしめる手段と、前記エレクトレットの前記領域
    の片面を覆うホウ素型の放射性物質と、前記中性子線を
    低速化せしめるための水素化合物質からなる素子と、前
    記静電場変化測定回路に接続された電極とからなること
    を特徴とする特許請求の範囲9項記載のセンサ。
  16. (16)前記エレクトレットは帯状になされ且つ送り出
    しリールと巻取りリールとを有するカートリッジ内に装
    着されており、前記2つのリールは前記照射領域によっ
    て離隔せしめられ、前記エレクトレットの片方の面は種
    々の測定領域に対応する金属被覆を有することを特徴と
    する特許請求の範囲第9項記載のセンサ。
  17. (17)前記カートリッジを受容すべくなされたハウジ
    ングに装着でき且つ取り外し可能な蓋を有するケースを
    有し、前記電極は前記エレクトレットにおける照射領域
    の片方の面に対向して配設せしめられ、前記空気力学的
    回路は前記ケースに囲繞され且つ前記エレクトレットの
    照射領域によって部分的に片面に限定された流体流動室
    を有し、前記流体流動室における前記2つのリールの一
    方のリールと同じ側は外気に対して開口しており、他方
    のリールと同じ側は吸入パイプと連絡せしめられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲16項記載のセンサ。
  18. (18)前記吸入パイプは前記ケースに囲繞され且つ再
    充填可能な貯蔵部からの圧縮ガスが送り出されるベンチ
    ュリの吸入孔と連通せしめられていることを特徴とする
    特許請求の範囲第17項記載のセンサ。
JP62001567A 1986-01-06 1987-01-06 放射能汚染及び放射線の測定方法及びセンサ Pending JPS62159079A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8600081 1986-01-06
FR8600081A FR2592722B1 (fr) 1986-01-06 1986-01-06 Procede de mesure de contamination et d'irradiation et capteur universel pour la mise en oeuvre dudit procede

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62159079A true JPS62159079A (ja) 1987-07-15

Family

ID=9330848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62001567A Pending JPS62159079A (ja) 1986-01-06 1987-01-06 放射能汚染及び放射線の測定方法及びセンサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4788430A (ja)
EP (1) EP0234150A1 (ja)
JP (1) JPS62159079A (ja)
FR (1) FR2592722B1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5002720A (en) * 1989-06-30 1991-03-26 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Electret enabled thermal neutron flux detection and measurement
DE4206200A1 (de) * 1992-02-28 1993-09-02 Solvay Umweltchemie Gmbh Probenvorbereitung asbesthaltiger materialien
FR2770648B1 (fr) * 1997-11-03 1999-11-26 Commissariat Energie Atomique Dispositif de detection et de mesure des gaz et des aerosols radioactifs
GB9809756D0 (en) * 1998-05-08 1998-07-08 British Nuclear Fuels Plc Improvements in and relating to the collection of ions
US6359280B1 (en) * 1998-05-08 2002-03-19 British Nuclear Fuels Plc Detectors
GB9809740D0 (en) * 1998-05-08 1998-07-08 British Nuclear Fuels Ltd Improvements in and relating to monitoring materials
GB9809744D0 (en) * 1998-05-08 1998-07-08 British Nuclear Fuels Ltd Improvements in and relating to ion detection
GB0027320D0 (en) * 2000-11-08 2000-12-27 British Nuclear Fuels Plc Improvements in and relating to apparatus and methods for monitoring emissions
US6985818B1 (en) * 2003-02-06 2006-01-10 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Air sampling method and sensor system for spectroscopic detection and identification of chemical and biological contaminants
US6964189B2 (en) 2004-02-25 2005-11-15 Westinghouse Savannah River Company, Llc Portable aerosol contaminant extractor
GB0426355D0 (en) * 2004-12-01 2005-01-05 British Nuclear Fuels Plc Improvements in and relating to monitoring of items

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53141081A (en) * 1977-05-05 1978-12-08 Dreyfus Gerard Detector
JPS55106369A (en) * 1979-02-07 1980-08-15 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for radiation quantity measure of radiant ray using electret
JPS56126786A (en) * 1980-02-11 1981-10-05 Lewiner Jacques Ionized radiation measuring apparatus

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2695363A (en) * 1950-03-01 1954-11-23 Gen Electric Method and apparatus for measuring ionizing radiations
GB899084A (en) * 1958-03-11 1962-06-20 Messen Jaschin G A Improvements in or relating to apparatus for measuring the radioactivity of the air
FR1448919A (fr) * 1965-06-28 1966-08-12 Commissariat Energie Atomique Procédé d'analyse d'aérosols radioactifs et dispositif en faisant application
US4207471A (en) * 1978-05-01 1980-06-10 Research Triangle Institute Radiation dosimeter charger and method
US4451736A (en) * 1982-04-16 1984-05-29 Wisconsin Alumni Research Foundation Method and apparatus for measuring air ion concentrations

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53141081A (en) * 1977-05-05 1978-12-08 Dreyfus Gerard Detector
JPS55106369A (en) * 1979-02-07 1980-08-15 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for radiation quantity measure of radiant ray using electret
JPS56126786A (en) * 1980-02-11 1981-10-05 Lewiner Jacques Ionized radiation measuring apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US4788430A (en) 1988-11-29
FR2592722B1 (fr) 1988-05-06
EP0234150A1 (fr) 1987-09-02
FR2592722A1 (fr) 1987-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Frank et al. Radon dosimetry using plastic nuclear track detectors
US4853536A (en) Ionization chamber for monitoring radioactive gas
JPS62159079A (ja) 放射能汚染及び放射線の測定方法及びセンサ
US4808827A (en) Method and apparatus for monitoring the concentration of airborne actinide particles
KR101771476B1 (ko) 분해능이 향상된 멀티형 라돈가스 농도 측정장치
CN105137470A (zh) 便携式氡钍射气检测装置
Tokonami et al. Continuous measurement of the equilibrium factor F and the unattached fraction fp of radon progeny in the environment
US4847503A (en) Radon progeny detector for measuring attached and unattached fractions
Shapiro An evaluation of the pulmonary radiation dosage from radon and its daughter products
US20230384463A1 (en) Radon gas sensor
US4963730A (en) Radon progeny detector
GB2156572A (en) Passive dosimeter
EP3608920B1 (en) Radioactive fine particle manufacturing system, and radioactive fine particle manufacturing method
JP2023162750A (ja) 放射性エアロゾルの特性測定装置
US7312439B1 (en) Radon progeny monitor
JPS5999275A (ja) ラドン濃度測定装置
US20240077625A1 (en) Device and method for determining radon concentration
Gründel et al. Characterisation of an electronic radon gas personal dosemeter
CN112051603B (zh) 一种检测氡含量的装置及方法
Arafa et al. Some improvements of charcoal measurement techniques used for indoor radon measurements in Qatar
Abdalla et al. Radon calibration system
KR20200025899A (ko) 방사능 측정 장치
Samotaev et al. Portal monitor for human body alpha-radioactive contamination control
Eisenmenger et al. Monitoring of Thorium Incorporation by Thoron in Breath Measurement-Technical Design of a Routine Method
Snihs Measurement Techniques for radon in mines, dwellings and the environment