JPS6215696Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天井埋込用カセツト型フアンコイルユ
ニツトに関するものであつて、器体全体形状を丸
型円筒型形状に形成し、室内の如何なる方向にお
いても空気の取入れ、吹出し作用が任意容易に行
なわれ、且つ電動機えの水滴付着を完全に防止す
ると共にメンテ等の諸作業をも器体下方からきわ
めて簡単容易に行なわしめることを目的とするも
のである。

本考案者は先に如何なる方向であるも空気の取
入れおよび吹出し作用を容易とするがために第１
図示の如く、器体全体形状を丸型円筒型状に形成
せる器筐１内部上方に環状型熱交換コイル３を配
置し、該熱交換コイル３の内部に送風機２を回転
自在に配設すると共に器体１下方に吸込口５およ
び吸込導気筒６を調節機構７により上下可動自在
に嵌装し、更に該吸込口５周部に適宜の間隙を有
する吹出口８を開口設けてなる天吊用カセツトタ
イプのフアンコイルユニツトを開発したが、該構
造において電動機４の設置位置が前記送風機２よ
り下方位置であるがために、送風機軸４′に付着
せる水滴が該軸面を滴下し電動機４内に浸入して
故障の要因を齎たらしめる等、重大なる欠点が存
することが判明した。

本考案は叙上の欠点に鑑みて前記電動機４の取
着け位置を送風機２より上方の位置、即ち逆方向
に配設したことによつて、送風効果を毛頭損なわ
しめることなく電動機４内に水滴が滴下流入する
等の欠点が完全に解決することに着眼し、第２図
示にて示す如く、丸型円筒型状に形成してなる器
筐１の内部上方に環状型熱交換コイル３を配置
し、且つ該熱交換コイル３の内部に送風機２を回
転自在に配設すると共に電動機４を前記送風機２
より上方の位置に設置し、吸込口５を下方に開設
せる円筒型吸込導気筒６を調節機構７を介して器
筐１内に上下可動自在に嵌装し、該吸込導気筒６
の円周下方に吹出口８を形成せしめたことを特徴
とするものである。

なお、図示中符号９はドレンパン、１０はエア
ーフイルター、１１は電動機取着枠である。

以上の如く、本考案に係る天吊埋込用カセツト
型フアンコイルユニツトは、器体全体形状を丸型
円筒型状に形成し、器筐１内部上方に環状型熱交
換コイル３を配置し、該熱交換コイル３の内部に
送風機２の駆動用の電動機４を送風機２より上方
位置に設置してなるものであるから、前記の如く
送風機軸２′に付着せる水滴が該軸面を滴下し電
動機４内に侵入する等の憂れいが毛頭なく、而も
器体下方において、電動機４を取外す等複雑なる
手数を要することなくメンテ等の諸作業が頗ぶる
容易簡単であると共に、更に吹出口８を調節機構
７によつて上下動行なわしめることによつて増減
自在の風量が如何なる方向でも任意自在に配風す
ることができ得る等、顕著なる効果を併せ有する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は考案者が先に開発した天井埋込用カセ
ツト型のフアンコイルユニツトの縦断平面図、第
２図は本考案に係る同上フアンコイルユニツトの
縦断正面図である。 符号の説明、１……器筐、２……送風機、３…
…熱交換コイル、４……電動機、５……吸込口、
６……吸込導気筒、７……調節機構、８……吹出
口、９……ドレンパン、１０……エアーフイルタ
ー、１１……電動機取着枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 丸型円筒型状に形成してなる器筐１の内部上方
   に環状型熱交換コイル３を配置し、且つ該熱交換
   コイル３の内部に送風機２を回転自在に配設する
   と共に電動機４を前記送風機２より上方の位置に
   設置し、吸込口５を下方に開設せる円筒型吸込導
   気筒６を調節機構７を介して器筐１内に上下可動
   自在に嵌装し、該吸込導気筒６の円周下方に吹出
   口８を形成せしめたことを特徴とする天井埋込用
   カセツト型フアンコイルユニツト。