JPS621561Y2 - - Google Patents

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JPS621561Y2
JPS621561Y2 JP4986984U JP4986984U JPS621561Y2 JP S621561 Y2 JPS621561 Y2 JP S621561Y2 JP 4986984 U JP4986984 U JP 4986984U JP 4986984 U JP4986984 U JP 4986984U JP S621561 Y2 JPS621561 Y2 JP S621561Y2
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JP4986984U
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の目的 〔考案の技術分野〕 本考案は、暖房器具などの液体燃焼装置、更に
詳しくは、定液面器からバーナへのポンプによる
給油経路、定液面器からバーナへの種火燃料供給
経路および定液面器への戻し路のそれぞれ有する
液体燃焼装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
第1図は実開昭58−52432号公報に記載の公知
の液体燃焼装置の配管構成を示す側面図で、タン
クT、定液面器CVおよびバーナBからなつてい
る。タンクT内には燃料油が貯蔵されており、送
油管P1によつて定液面器CVに補給される。定液
面器CVに補給された燃料油は、器内で一定液面
の高さに溜められる。定液面器CV内の燃料は、
電磁ポンプSPでバーナBに供給され、燃焼す
る。このような電磁ポンプSPで燃料油を供給す
る液体燃焼装置において、バーナB中で燃焼中に
停電となつた場合は、電磁ポンプSPが作動しな
いためにバーナBへの燃料油の供給が断たれて、
燃焼が停止してしまう。このため、特に寒冷地に
おいては、暖房機器の燃焼停止による温度低下は
重大な問題であり、また停電復旧による通電再開
時に電磁ポンプだけが作動して点火されないと、
燃料油がバーナBから溢れて危険な状態となる。
そこで上記実開昭58−52432号公報では、バー
ナBと定液面器CV間を配管接続すると共に、弁
機構を介在させ、停電時に該弁機構を開くと、定
液面器CVからバーナBに、少量の燃料が供給さ
れ、ポンプが停止しても、種火燃焼が維持される
ようにしている。
しかしながら万一この種火が消えた状態で停電
が復旧したり、初期点火時に着火しないでポンプ
が動作状態となると、バーナB中に燃料油が充満
し、給気孔から燃料油があふれ出す危険がある。
このような問題を解消するために、実開昭58−
46937号公報に記載のように、ポンプの吐出口と
定液面器間を戻し管で接続し、バーナ側の油量が
異常に上昇すると、ポンプから吐出した燃料油が
戻し管を介して定液面器内に戻りオーバーフロー
する構成が提案されている。
またこの戻し管の思想と前記の種火燃焼用の燃
料供給の思想をを組み合わせた手段が、実開昭58
−158913号公報として提案されている。ところが
この手段は、ポンプによる給油経路、種火燃料供
給経路および戻し管の経路がそれぞれ独立してい
て、構成が複雑でかつ大形になる問題がある。
〔本考案の技術的課題〕
本考案の技術的課題は、従来の液体燃焼装置に
おけるこのような問題を解消し、ポンプによる供
給経路、種火燃料供給経路および戻し管の経路を
それぞれ有する液体燃焼装置において、構成を簡
素化しかつ小形化することにある。
(b) 考案の構成 〔考案の技術的手段〕 本考案の液体燃焼装置は、定液面器からバーナ
へのポンプによる供給経路、定液面器からバーナ
への種火燃料供給経路および定液面器への戻し路
の経路をそれぞれ有している。
すなわち定液面器の液室の外に、種火燃料供給
を制御する弁機構を配設し、この弁機構に弁棒挿
入室を垂直に形成して、その中に挿入された弁棒
を、上側から操作可能としている。そして弁棒挿
入室にポンプの吐出側を接続し、定液面器の液面
より下側において、ポンプ吸入口を定液面器と接
続している。
また定液面器内の液面より高くバーナの給気孔
より低い位置に開口したオーバーフロー管と前記
弁機構の弁室とを戻し管で接続することによつ
て、戻し路が構成されている。
〔技術的手段の作用〕
この技術的手段によれば、通常は弁機構が閉
じ、種火燃料供給路は遮断されている。したがつ
てポンプが始動すると、液体燃料が定液面器から
ポンプおよび弁機構を介してバーナへポンプ供給
され、バーナにおける燃焼に供される。このと
き、ポンプの吸入口は定液面器の液面より低いの
で、ポンプの吸入口は常時液体に浸漬されること
になり、ポンプのくみ上げ動作が円滑に行われ
る。ポンプの吐出口から流出した燃料は、弁機構
の弁室より上側の弁棒挿入室を下降し、弁室を経
由して、バーナに導かれる。
停電になつたりして、ポンプが停止すると、自
動的にまたは手動で弁機構が開いて、種火燃料供
給路が連通し、定液面器から種火燃焼に必要な燃
料が、定液面器→種火燃料供給路→弁機構→燃料
供給管→バーナの経路で供給され、種火燃焼が維
持される。
また初期点火時に着火ミスした場合は、着化し
ない状態で燃料のみがポンプで供給されることに
なり、バーナ中の燃料が増加する。ところがある
レベルまでバーナ中の液面が上昇すると、弁室か
ら定液面器に連通している戻し路から定液面器内
に燃料がオーバーフローし、それ以上バーナ中で
油面が上昇することはない。
(c) 考案の効果 本考案による技術的手段では、定液面器の外側
に、種火燃料供給路を開閉する弁機構を配置して
あり、この弁機構は、垂直の弁棒挿入室を有して
いて、その中に弁棒が垂直に挿入されている。そ
して弁棒下端の弁体が内蔵されている弁室に、ポ
ンプによる燃料供給路も、種火燃料供給路も、戻
し路も連通している。そのため、弁機構から先は
1本の供給管を設けるのみで、バーナに燃料供給
でき、配管構成が簡素化される。その結果、液体
燃焼装置の燃料供給部が小形化されると共に、配
管経路が短く、配管による流量の狂いが軽減され
る。また定液面器内の液面より高くバーナの給気
孔より低い位置に開口したオーバーフロー管と前
記弁機構の弁室とが、戻し管で接続されているた
め、バーナが着火してない状態でポンプが動作し
ても、燃料がバーナの給気孔に到達する前に、定
液面器内でオーバーフロー管からオーバーフロー
するので、燃料がバーナの給気孔からあなふれ出
す危険はない。
(d) 考案の実施例 次に本考案による液体燃焼装置が実際上どのよ
うに具体化されるかを実施例で説明する。第2図
以下は本考案による液体燃焼装置の実施例を示す
もので、第2図は平面図、第3図は第2図のA−
A断面図、第4図は第2図のB−B断面図、第5
図は第2図のD−D断面図、第6図は第2図のC
−C断面図、第7図は第2図のE−E断面図、第
8図は定液面器とバーナ間の配管構成を模式的に
示した縦断面図である。
第4図に示すように、定液面器CV中には、フ
ロート1を内蔵し、かつこのフロート1によつて
開閉される入り口弁2を備えている。流入管3
は、第1図のタンクTに配管P1で接続される。そ
のため、燃料油が流入管3から入り口弁2を介し
て定液面器CV内に流入して溜ると、液面が次第
に上昇し、それによつてフロート1も上昇する。
そして予め設定された液面まで燃料が溜ると、フ
ロート1の浮力で入り口弁2が閉じ、それ以上燃
料が流入不能となり、定液面器CV中の液面が一
定レベルOLに維持される。
電磁ポンプ4と弁機構5のベースは一体構成に
なつており、第4図のように、フランジ6,7を
ネジ8で連結することで、定液面器CVのボデー
に固定されている。第5図に示すように、電磁ポ
ンプ4の吸入口9は、定液面器CV中のオイルレ
ベルOLより低い位置で、連通路10で定液面器
CV中と連通しており、電磁ポンプの吸入口9は
常時燃料油中に浸漬される。
第3図に示すように、弁機構5の弁室11中に
は弁体12が内蔵され、弁室11の上側の弁棒挿
入室13に、弁体12を保持している弁棒14が
挿入され、上端15が外部に突出している。弁室
11の出口16は、配管P2を介してバーナBに接
続され、また弁室11の入り口すなわち弁口17
は、種火燃料供給路18を介して、定液面器CV
中の空気抜き管19と流量規制孔20に接続され
ている。流量規制孔20は、その上側が種火燃料
供給路18と連通し、下側が定液面器CVの液室
と連通している。したがつて弁機構5の弁体12
が開くと、定液面器CV中から流量規制孔20で
規定された一定量の燃料が、種火燃料供給路18
→弁口17→弁室11→出口16→燃料供給管P2
→バーナBの順に導かれ、種火燃焼に供される。
第7図に示すように、前記電磁ポンプ4の吐出
口21は、連通管22を介して、弁機構5の弁棒
挿入室13に接続されている。そのため、ポンプ
4でくみ上げられた燃料は、吐出口21→連通管
22→弁棒挿入室13→弁室11→弁室の出口1
6→配管P2→バーナB、の経路でバーナに供給さ
れ、燃焼する。
第3図、第6図、第7図に示すように、弁室1
1と定液面器CV中のオーバーフロー管24との
間が、戻し路23で連通している。すなわち第3
図に示すように、該戻し路23の入口は弁室11
に開口しており、戻し路23の出口は、第6図に
示すように、定液面器CV中に立てられたオーバ
ーフロー管24に連通している。
種火燃焼中に種火が消えた状態で停電が復旧し
てポンプが始動したり、初期点火時に着火ミスし
たりして、バーナが消えた状態で燃料がポンプ供
給されると、バーナ中の液面が上昇する。そして
第6図のオーバーフロー管24の上端より高くな
ると、ポンプ4でくみ上げられた燃料は、弁棒挿
入室13→弁室11→戻し路23→オーバーフロ
ー管24の順に導かれ、該オーバーフロー管24
から定液面器CV中に戻され、それ以上バーナ中
の液面が上昇することはない。
なお第7図に示すように、弁棒挿入室13の上
端は、空気抜き孔25で大気に開放しており、弁
室11や弁棒挿入室13に空気が溜るのを防止し
ている。
第8図により、以上の機構による燃料の流れの
全容を説明する。送風用のフアン26が始動し
て、バーナBの周囲の空気孔27…から、バーナ
B中に燃焼空気が供給される。そしてポンプ4が
始動することで、定液面器CVから燃料油がくみ
上げられ、弁機構5を介して燃料供給管P2でバー
ナBに供給され、燃焼する。停電などでポンプ4
およびフアン26が停止すると、弁機構5の弁体
12が上昇して開き、種火燃料供給路10から、
種火燃焼に必要な燃料が供給され、自然通風によ
り種火燃焼が行われる。また着火ミスなどで、バ
ーナB中の燃料が燃焼不能の状態で燃料がポンプ
で供給された場合は、バーナB中の油面が28で
示すように上昇するが、この油面が定液面器CV
中のオーバーフロー管24の先端より高くなる
と、ポンプでくみ上げられた燃料は、戻し路23
で戻され、オーバーフロー管24の先端から、定
液面器CV中にオーバーフローされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の液体燃焼装置を示す側面図、第
2図以下は本考案による液体燃焼装置の実施例を
示すもので、第2図は平面図、第3図は第2図の
A−A断面図、第4図は第2図のB−B断面図、
第5図は第2図のD−D断面図、第6図は第2図
のC−C断面図、第7図は第2図のE−E断面
図、第8図は定液面器とバーナ間の配管構成を模
式的に示した縦断面図である。 図において、CVは定液面器、4はポンプ、5
は弁機構、11は弁室、12は弁体、13は弁棒
挿入室、18は種火燃料供給路、23は戻し路、
24はオーバーフロー管をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 定液面器からバーナへのポンプによる供給経
    路、定液面器からバーナへの種火燃料供給経路お
    よび定液面器への戻し路の経路をそれぞれ有する
    液体燃焼装置であつて、 定液面器の液室の外に、種火燃料供給を制御す
    る弁機構を配設したこと、 この弁機構に弁棒挿入室を垂直に形成して、そ
    の中に挿入された弁棒を、上側から操作可能とし
    たこと、 該弁棒挿入室にポンプの吐出側を接続し、定液
    面器の液面より下側において、ポンプ吸入口を定
    液面器と接続したこと、 定液面器内の液面より高くバーナの給気孔より
    低い位置に開口したオーバーフロー管と前記弁機
    構の弁室とを、戻し管で接続したこと、 を特徴とする液体燃焼装置。
JP4986984U 1984-04-05 1984-04-05 液体燃焼装置 Granted JPS60165662U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4986984U JPS60165662U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 液体燃焼装置

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JP4986984U JPS60165662U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 液体燃焼装置

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Publication Number Publication Date
JPS60165662U JPS60165662U (ja) 1985-11-02
JPS621561Y2 true JPS621561Y2 (ja) 1987-01-14

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ID=30567457

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JP4986984U Granted JPS60165662U (ja) 1984-04-05 1984-04-05 液体燃焼装置

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