JPS6215401Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は床下収納庫用、特に組立式床下収納庫
の改良に係るものであつてその目的とするところ
は使用目的に応じて大きさが選択し得、しかも強
度が大にして且つ組立が簡単な床下収納庫を提供
するところにある。

床下空間の有効利用を目的として床面に開設さ
れた開口部より大きい床下収納庫を複数部材の組
立により形成することは実公昭54−1334号や実公
昭54−13780号にみられるように周知であるが、
これらは中央収納部が予め形成されており、これ
に付加収納部分を連接するようになしているため
に構造的に弱く、また組立が煩雑である等の難点
を有していた。

本考案は上記に鑑み考案されたもであつて、以
下本考案を図面に示す実施例について説明すれば
第１図および第２図は本考案床下収納庫の一実施
例を示す斜視図、第３図および第４図は同上部材
たる箱形収納部本体およびパネル形収納部本体の
斜視図、第５図乃至第８図は同上他の実施例を示
す平面図であつて、一側面が開口された箱体１の
開口部２および該箱体１の開口部２と面積を略同
じくする側壁形成板３の両側辺に側面に対して略
45度の角度で曲折突設された鍔部４を各々形成す
るとともに上辺に組立後の収納部に対して曲折さ
れた開口枠形成板５を各々形成し且つ下辺に底面
に対して略90度の角度で曲折突設されたフランジ
６を斜辺に設けてなる二等辺直角三角形からなる
中央底板形成板７を前方に向けて各々延設して箱
形収納部本体Ａおよびパネル形収納部本体Ｂを形
成し、箱形収納部本体Ａとパネル形収納部本体Ｂ
の単独若しくは組合せからなる四体を相隣る各収
納部本体Ａ，Ｂの鍔部４およびフランジ６が各々
互いに接合する如く結合させて連結具８にて連結
し、各開口枠形成板５および中央底板形成板７に
て方形状の開口枠ａおよび中央底板ｂを形成せし
めてなる床下収納庫である。

尚、箱体１の底面および側面並びに底板形成板
７にはリブ９が形成され、また鍔部４およびフラ
ンジ６にはボルト等の連結具８を挿通する小孔１
０が穿設されている。

本考案の床下収納庫は上記構成よりなるために
第１図および第５図乃至第８図に示すように使用
目的に応じ箱形収納部本体Ａとパネル形収納部本
体Ｂの四体を適宜選択して組合せることにより目
的に応じた大きさの床下収納庫が得られ、また中
央底板ｂの形成部材たる二等辺三角形からなる中
央底板形成板７が箱体１および側壁形成板３と一
体に形成され、しかも中央底板ｂが接合する如く
結合された中央底板形成板７の斜辺に形成された
フランジ６への連結具８の挿通により結合されて
いるために上記フランジ６が補強リブとしての作
用を奏し強度が一段と向上せしめられ、更には接
合する如く招合された鍔部４およびフランジ６の
連結により組立られるために組立作業が簡単であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案床下収納庫の一実
施例を示す斜視図、第３図および第４図は部材た
る箱形収納部本体およびパネル形収納部本体の同
上斜視図、第５図乃至第８図は他の実施例を示す
同上平面図である。 Ａ……箱形収納部本体、Ｂ……パネル形収納部
本体、１……箱体、２……開口部、３……側壁形
成板、４……鍔部、５……開口枠形成板、６……
フランジ、７……中央底板形成板、８……連結
具、ａ……開口枠、ｂ……中央底板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一側面が開口された箱体１の開口部２および該
   箱体１の開口部２と面積を略同じくする側壁形成
   板３の両側辺に側面に対して略45度の角度で曲折
   突設された鍔部４を各々形成するとともに上辺に
   上方に向けて曲折された開口枠形成板５を各々形
   成し且つ下辺に底面に対して略90度の角度で曲折
   突設されたフランジ６を斜辺に設けてなる二等辺
   直角三角形からなる中央底板形成板７を前方に向
   けて各々延設して箱形収納部本体Ａおよびパネル
   形収納部本体Ｂを形成し、箱形収納部本体Ａとパ
   ネル形収納部本体Ｂの単独若しくは組合せからな
   る四体を相隣る各収納部本体Ａ，Ｂの鍔部４およ
   びフランジ６が各々互いに接合する如く結合させ
   て連結具８にて連結して各開口枠形成板５および
   中央底板形成板７にて方形状の開口枠ａおよび中
   央底板ｂを形成せしめてなる床下収納庫。