JPS62152512A - パルスジェット式集塵装置の脱塵機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本願は工場などの雰囲気浄化に使用する集塵装置、特に
パルスジェット式集塵装置の改善に係る発明である。

［従来の技術］ たとえば鋳物工場、化学薬品工場、微粉炭取扱い工場な
ど作業場内の空気が発生する粉塵によって汚染される場
合、場内の空気を大量に吸引して集塵浄化し、場外から
大量の空気を入れ替えて場内の汚染を阻止しなければな
らない。

集塵装置には電気式もおるが、ここでは多数のろ過袋体
を垂設するろ過形式の装置を対象とする。

この形式の装置は一般に密閉容器であるろ過室に含塵気
体の吸入口と清浄気体の吐出口と、補集した扮１更の排
出口を夫々開口する。

ろ過室は上下二段に仕切って第１室、第２至を形成し含
塵気体は第２室に開口した吸入口から導入され、気体の
みがろ過袋体のろ布を通過して袋体から第１至へ入り清
浄気体として吐出口か吐出する。

ろ過袋体の外表面（第２至側）には当然とり残された多
量の粉塵が付着するので時々これを除塵しなければろ過
動率が著しく劣化する。

この除塵の方法としては機械的に縦横の振動を与えて払
い落ず方法もおるが、本願では気体の流れとは逆方向か
ら強力な気体の噴射を行なって表面の粉塵を吹き飛ば１
パルスジ工ツト式を対象とする。

第５図は従来のパルスジェット式集塵装置であって長円
筒状のろ過袋体２ａが縦横に規則的に配置され、これら
を囲んで角形のろ過ｕ１ａが形成されている。

高圧ガスは室外のガス室４ａへまず送給され、図のよう
に横一列ごとに送気管５ａが袋体の天井に配列されて開
口しており、ガス室から分岐する送気管の付根付近に夫
々電磁弁１５ａを介装している。

集塵装置が稼動しはじめてろ過袋体の外表面に粉塵が付
着累積すると、電気信号が電磁弁１５ａの１つへ弁「開
」を命令してガス室内に圧入していた高圧カスはこの電
磁弁の属する送気管５ａの開口部から一斉に噴出し、こ
の列の袋体の表面粉塵を吹き飛ばす。

シーケンスコントローラの動きで電磁弁の作動を次々と
所定時間ごとに変換して行き、全列のろ布の清（吊に及
ぶことかできる。

［発明か解決しようとする問題点］ 集塵装置の集塵能力はろ過袋体の表面積の和でほぼ定ま
ってくる。

工場設備が巨大化して量的なメリツ１〜を図る反面、工
場内の環境改善に対する監視の目はますます厳しいもの
があるから、集塵装置の大型化は避けられない現状であ
る。

従来の集塵装置では集塵能力をふやすためにはろ過室を
大きくしなければならず、外枠の強度も必要となってく
るので工事が人がかりとなる。

石炭関連工場においては、ざらに耐圧構造を要求される
から設置者にとって大きな負担となる。

工場内において占有する面積も増大するから場合によっ
ては設置が不可能なこともあり得る。

また従来の型式では横一列に一斉に気体を噴射するので
容量か大きくなる程、コンプレッサなど圧気手段を大幅
に能力アップしなければ仕様に追随することができない
。

本願は前記の問題点を解決するため同一のろ過面積であ
るとぎ、従来よりも全体として小型化したコンバク１〜
な構造にまとまったパルスジェット式集塵装置の提供を
目的とする。

［問題点を解決するための手段」 本願発明に係るパルスジェット式集塵装置はろ過室内に
垂設する多数のろ過袋体が一軸を中心としてｆｉｌ射状
に配置され、該軸心付近に設けたガス室へ外部より高圧
ガスを恣意的に送給し、このガス室に装着し回転しつつ
該ろ過袋体へ順次高圧カスを噴出する回転管を具えるこ
とにより前記の間ｍ点を解決した。

ざらに具体的な手段としてはろ過室が円筒形で必ること
、およびろ過袋体の断面が偏平形（長方形、偏平隨円形
など）であることをつけＪｔＯえて問題点の解決を一層
明瞭に示した。

［作用］ 本願発明の作用を実施例を示す第１図（正面断面図）お
よび第２図（平面図）に基いて説明する。

ろ過室１内に多数のろ過袋体２，２・・・が軸心３を中
心として放射状に配置されており、この軸心３付近にガ
ス室４が装着されていて外部から高圧ガスを受けること
ができる。

回転管５は外部からの駆動をうけて回転し、ろ過袋体の
上端開口部の上を順次通りすぎる。

この回転管に所望の時期を選んで（恣意的に）ガス室を
経て高圧のガスを送給すると、回転管の開口部よりろ過
袋体の内部へ向けて高圧のガスを強烈に噴射し、該袋体
の外周表面に付着している粉塵を吹き飛ばして除去する
。

この作用を次々と繰返しながら回転管がろ過室内を一周
すると、すべてのろ過袋体の逆洗作用が完了し、ろ布は
浄化されて集塵能力を回復する。

この作用はろ過袋体が１列の場合も第２図のように２列
の放射状配列のときも、或はそれ以上の配列においても
同じように進行する。

［実施例］ 第１図〜第４図は本願発明の実施例を示す図面で必る。

ろ過室１は上部に平蓋を被着し、直円筒状の胴部と下部
において尻すぼみ状の截頭円錘体とを連接した形となっ
ている。

ろ過室１は軸方向と垂直に区画する隔壁６によって第１
至７、第２室８に分ｖ１される。

この隔壁６は第２図に示すように長方形の多数の孔９を
規則的に穿孔し、この孔一杯に同一断面積を有するろ過
袋体２を多数嵌め込んで垂下している。

ろ過袋体は銅棒を組み合わけて形成したろ過枠１０とそ
の外面に冠せで垂下するろ布１１とからなる。

ろ布の品質については集塵対象や集塵効率によって従来
の経験から選択する。

第１室には含塵の吸入口１２、中心軸底部に粉摩の排出
口１３、第２至には清浄気体の排気口１４が夫々開口し
ているが、これらは外部の配管（図示せず）と繋がって
おり全体として圧力容器を形成する。

外部で作られた高圧空気（他のカス体でもよい）はろ過
室外に介装した電磁弁１５．１５の動きによって開閉し
空気をろ過室内へ導入しカス室４内に達する。

第３図と第４図は本願実施例におけるガス室４の詳細を
例示したものである。

ガス室は中央の隔壁１６によって上下の第１至１７と第
２至１８とに分割され、夫々の室に一本ずつ回転管５．
５か一体的に固着している。

第１室、第２室の側壁には第４図に断面を示すように全
周に亘って規則的な連通孔１９を穿孔する。

本例では１５°の器壁をはさんで３０°ずつ長方形に切
り欠いて連通孔を形成する。

このガス室４は回転管５，５と共に回転軸２０を介して
駆動装置２１によって一体的に回転する。

ガス室の外周には気密的に摺接する外壁２２か囲繞して
おり、ガス室に設けた連通孔１９に対応する位置に同じ
条件の連通孔２３を穿孔している。

この外壁２２の外側にはざらにガス取入部２４およびこ
れに結合する２本の給気管２５が装着している。

給気管２５．ガス取入部２４．外壁２２は固定的であり
、その内部でガス室が２本の回転管５゜５と共回りする
が、給気管から入った高圧ガスは連通孔１９．２３の重
合した連通部分から常にガス室内へ送り込まれ第１室１
７．第２室１８から夫々回転管５，５へ圧送される。

ガス室の第１至が外側のろ過袋体群をうけもち、第２室
が内側のろ過袋体群をうけもち、２本の回転管が円筒状
のろ過室を一周すると全袋体の除塵を終えることができ
る。

［発明の効果］ 効果の第一として挙げられるのは集塵装置全体がコンパ
クトにまとめられることである。

すなわちろ過袋体を放射状に収納することで袋体を密に
配位することができる。

とくに実施例のように袋体を長方形又はそれに代る扁平
形の断面にすれば円形に比へて同じ断面積なら表面積が
増加し、逆に同一表面積であれば従来に比べてはるかに
小型化することができる。

また実施例の場合特に顕著に現われる効果としてろ過室
の形状を従来の角形から円筒形にすることにより著しく
装置の占有面積を節減できる。

すなわちろ過室は容量を最小限に抑えるため円筒形とし
、袋体は表面積をできるだけ増大できるため扁平形とし
、これを規則的に放射状に配列して目的を達する最良の
実施態様となる。

本願の別の効果は従来の一列に並んだ袋体（通常７〜１
０体）の場合では、同時にカスを噴則するので非常に大
きな圧気源が必要であったが、本願では１乃至２の噴射
口を設ければよく、コンプレッサーの容量を大幅に低下
できる。

また従来ては噴射管の夫々に電磁弁を装着しなければな
らず、作動命令の信号回路が複雑となり故障のおそれも
あったが、本願では１乃至２の電磁弁で足りる。

本願のように従来と同じ集塵能力を保持しつつ装置外殻
の容量が小型化するので従来はきわめて大がかりとなっ
ていた微粉炭遮理など耐圧性のより求められる対象にお
いても適用可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願実施例の正面断面図、第２図は同じく平面
図、第３図はガス至の正面断面図、第４図はカス室側壁
に穿孔した連通孔を示す一部平面断面図、第５図は従来
の技術を示す平面図。 １・・・ろ通宝　　　　　２・・・ろ過袋体訃・鳴ＩＩ
　　　　　　　　４・・・ガス至５・・・回転管

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ろ過室とろ過室内に垂設した多数のろ過袋体と、該
   袋体内へろ布の脱塵のため高圧ガスを噴出する機構とよ
   りなるパルスジェット式集塵装置において、 ろ過袋体は一軸を中心として放射状に配置され、該軸心
   付近に設けたガス室へ外部より高圧ガスを恣意的に送給
   し、このガス室に装着し回転しつつ該ろ過袋体へ順次高
   圧ガスを噴出する回転管を具えたことを特徴とするパル
   スジェット式集塵装置。 ２、ろ過室が円筒形である特許請求の範囲第１項記載の
   パルスジェット式集塵装置。 ３、ろ過袋体の断面が扁平形である特許請求の範囲第１
   項又は第２項記載のパルスジェット式集塵装置。