JPS62149856A - 平版印刷版用アルミニウム合金支持体の製造方法 - Google Patents

平版印刷版用アルミニウム合金支持体の製造方法

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JPS62149856A
JPS62149856A JP60290268A JP29026885A JPS62149856A JP S62149856 A JPS62149856 A JP S62149856A JP 60290268 A JP60290268 A JP 60290268A JP 29026885 A JP29026885 A JP 29026885A JP S62149856 A JPS62149856 A JP S62149856A
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aluminum alloy
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Toshiki Muramatsu
俊樹 村松
Mamoru Matsuo
守 松尾
Kazunari Takizawa
滝沢 一成
Hirokazu Sakaki
榊 博和
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Fujifilm Holdings Corp
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Sky Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はオフセット印刷用支持体または平版印刷用支
持体に用いる印刷版用アルミニウム合金支持体を製造す
る方法に関するもので、さらに詳しくは画像部の耐刷力
向上を目的として行なうバーニング処理を行なっても軟
化せず、逆に強度が高くなり、取扱い性に優れた平版印
刷版用熱処理型アルミニウム合金支持体の製造方法に関
するものである。
従来の技術 従来一般に平版印刷版用アルミニウム合金支持体として
は、板厚0,1〜0.5#程度のJIS規格(7)Al
050P、 Al100P、 MルイLtA3003P
等ノ圧延仮が使用されている。これらの平版印刷版用ア
ルミニウム合金支持体の素板は、通常は半連続鋳造によ
り得られた鋳塊の表面を面側により除去して、必要に応
じて均質化処理を施した後、所定の温度に力0熱して熱
間圧延し、その後20〜95%の加工率で冷間圧延して
中間板厚とするか、おるいは板厚12mm以下のコイル
を連続鋳造によって直接鋳造し、熱間圧延工程を経るこ
となくそのまま冷間圧延して中間板厚とし、次いでその
中間板厚の板に対して中間焼鈍を施した後、必要な機械
的性質を得るために20〜95%の加工率で最終冷間圧
延を施すことにより製造され一〇いる。
このような平版印刷版用アルミニウム合金支持体を実際
に印刷に使用するに必たっては、先ず素板表面を機械的
方法、化学的方法、電気化学的方法のいずれか1種、あ
るいは21以上組み合ねされた工程によって粗面化した
後、必要に応じて印刷性向上のために厚さ0.5〜3p
m陽?/4化皮膜を生成し、その後感光剤を塗布して露
光し、現象等の製版処理を行ない、次いで耐刷性を向上
させる必要かある場合には感光皮膜の強度を向上させる
ために短時間加熱処理(これをバーニング処理と称す)
S:施し、印鼎]機の円筒形版胴に春き付け、湿し水の
存在下でインクを画像部に付着させ、ゴムブランケット
に転写後紙面に印刷する。
このような処理工程の中でTテなわれるバーニング処理
に関しては、特公昭44−27243号公報おるいは特
公昭44−27244号公報に詳細に記載されている。
バーニング処理の加熱温度および時間は画像を形成して
いる樹脂の種類にもよるが、200’C〜300°Cの
温度範囲で3〜15分の範囲が通例とされている。
発明が解決すべき問題点 従来から使用されてきた平版印刷版用アルミニウム合金
支持体は、上述のようなバーニング処理温度(200〜
300°C)で加熱した場合、回復必るいは再結晶現象
を起こして強度が極度に低下し、版の腰がなくなるため
に版の取扱いか極めて困難となったり、印刷機に固定し
た部分が印刷中に変形または破損し、多色刷りにおける
印!il!¥れが発生したり、おるいは版が切れる事に
より印見1不能となることが度々めった。そこでこのバ
ーニング処理に耐え得る、即ち耐熱性に冨む平版印刷版
用アルミニウム合金支持体の開発か強く望まれている。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので必り
、バーニング処理時に軟化しないという優れた性質を有
する平版印刷版用熱処理型アルミニウム合金支持体を提
供することを目的とするものでおる。
問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するため、本発明者等は素材となるア
ルミニウム合金および製造法について鋭意実験・検討を
重ねた結果、特にl’−Cu系、Al−Zn−MCl系
もしくはAl−MCl−8i系の熱遅理型アルミニウム
合金を素材とし、その板材を連続焼鈍炉にて焼鈍して1
°C/ 580以上の冷却速度で冷却し、その後冷間圧
延を施した場合には、通常のバーニング処理すなわち2
00〜300 ’Cで3〜15分の加熱処理でも容易に
軟化しないことが判明し、この発明をなすに至った。
すなわちこの発明の平版印刷版用アルミニウム合金支持
体の製造方法は、11’−Cu系、AlAl−2n−系
もしくはAf−MQ−3i系の熱処理型アルミニウム合
金板材を連続焼鈍炉によって焼鈍して、冷却速度1°C
/ SeC以上で冷却し、その後冷間圧延を施すことを
特徴とするものでおる。
作   用 この発明の平版印刷版用アルミニウム合金支持体の素材
のアルミニウム合金としては、時効硬化性を有する熱処
理型合金でおるA、&−C1,,I系合金、1−Zn−
Mg系合金、もしくはAl−MCl−3i系合金を用い
る。
ここでAl−Cu系合金は、CLIを0.2%(重量%
、以下同じ)以上、6%未満を含む合金で必る。Cuが
0.2%未渦では耐熱軟化性向上の効果が少ないためバ
ーニング処理での軟化を防止する効果が充分に得られず
、一方6%以上Cuを含有すればCuAl’2の粗大晶
出相が形成されて印刷中に非画像部にインク汚れが発生
する原因となって印刷版用支持体として好ましくないか
ら、この系の合金はCLlを0.2%以上、6%未満含
むものとした。なおAi’−Cu系合金においては、ざ
らに耐熱軟化性を向上させるためにMOを必要に応じて
添加することもでき、この場合MQが3%を越えて含有
されれば印刷中の非画(象部のインク汚れが多くなるか
ら、fVlgを添加する場合の上限は3%とすることが
好ましい。
Al−Zn−1vlc+系合金は、Znを1.0%以上
、8%未満含み、かつM(]を00.2%以上4%未満
含む合金でおる。Znが1.0%未満またはiVI g
が0.2%未満では耐熱軟化性向上の効果が少なく、一
方Znが8%以上またはMOが4%以上では印刷中の非
画像部のインク汚れが多くなって好ましくなく、したが
ってこの系の合金はznを1.0%以上8%未満、Mg
を0.2%以上4%未満とする。
なおこの系の合金では、ざらに耐熱軟化性を向上させる
ためにCuを3%以下の範囲で添加しても良い。Cuが
3%を越えれば印刷中の非画像部のインク汚れが多くな
るから、Cuを添加する場合の上限は3%とする。
なお以上の/1−CLJ系合金、Al−Zn−:Mg系
合金は、ともに結晶粒微細化のために必要に応じてMn
1.2%以下、Cr0.2%以下、Zr0920%以下
の1種または2種以上を添加しても艮い。ここでMn 
1.2%、Cr0.20%、ZrO,20%をそれぞれ
越えて添加すれば粗大晶出物か形成されて印刷中の非画
像部のインク汚れが多くなって印刷版用支持体として好
ましくなくなる。
また不可避的不純物としてのFe、3iは、Fe0.6
0%以下、3i0.40%以下とすることが好ましい。
Feが0.60%を越えれば、または3iが0.40%
を越えれば、非画像部のインク汚れが多くなって好まし
くない。
AI−Mg−s r系合金は、3iを0.30%以上、
7.3%以下含み、かつMgを0.10%以上、2.0
%以下含む合金である。3i0.309も未満またはM
g0.10%未満では耐熱軟化性向上の効果が少なく、
一方S1を1.3%を越えてまたは入/1gを2.0%
を越え一〇含有させれば、印刷中の非画嫁部の汚れが多
くなって好ましくないから、3iは0.30〜1,3%
、MOは0.1〜2.0%とする。またこの△1−Mg
−5i系合金にさらに耐熱軟化性向上のために必要に応
じてCLlを1.0%以下添加しても良く、また結晶粒
Wi細化のために必要に応じてMn1.2%以下、Cr
0.30%以下、ZrO,20%以下の1種または2種
以上を添加しても良い。なおこの系における不可避的不
純物としてのFeは0.60%以下が好ましい。
以上のAl−CIJ系、Al−Zn−Mに]系、AI 
Mg Si系の各合金においては、通電゛鋳塊組織微細
化のために、Tiおるいは、TiおよびBが添加される
ことが多いか、この発明においてもTi0.1%以下、
B’0.02%以下であれば、特に支障はない。
次にこの発明におけるアルミニウム合金支持体の製造プ
ロセスについて説明する。
先ず前述のような合金の溶湯を常法にしたがって鋳造す
る。この鋳造方法としては半連続鋳造法が一段的である
が、省エネルギや機械的性質向上等の点から薄板連続鋳
造を行なっても良い。次に通常の方法で均熱して熱間圧
延し、必要に応じて冷間圧延した後、中間焼鈍を行なう
この中間焼鈍では、バーニング処理時にあける耐熱軟化
性を良好にするために、各合金の一般的な溶体化処理温
度、例えばJIS  H4000(1982)またはJ
IS  W  1103−1979で規定する溶体化処
理温度の±40′Gの範囲で、連続焼鈍炉による焼鈍を
行なう。例えば各種合金の一般的な溶体化処理温度は、
Al−Cu系の2014合金の場合495〜505°C
1同じ<Al−Cu系の2017合金の場合495〜5
10℃、同じ<1’−Cu系の2024合金の場合49
0〜500’C,A l −M g−8i系の6061
合金の場合515〜550°C,l?−Zn−Mg系の
7075合金の場合460〜500″C(但し厚さ1.
3M未満では490〜500′C)、同じ<Ai’−Z
n−Mg系の7NO1合金の場合約450’Cとされて
あり、合金種類に応じたこれらの溶体化処理温度の±4
0℃の範囲で焼鈍すれば良い。このような熱処理温度範
囲より低い場合にはバーニング処理時の耐熱軟化性が不
良となり、また高い場合には共晶融解等が発生して板の
表面品質が低下するから、上)ボのように一般的溶体化
処理温度の±40°Cの範囲で熱処理を行なう必要がお
る。なおこの焼鈍における上記温度での保持時間は20
分以下が好ましい。
上述の焼鈍後の冷却過程では、FC/ 580以上の冷
却速度で冷却する。この冷去〇速度よりも遅い場合には
、バーニング処理時の耐熱軟化性が不良となる。なお冷
却方法としては、上)ホの冷却速度が得られるならば、
空冷、水焼入れ、ミスト焼入れ等のいずれの方法でも良
い。
次いで、冷間圧延を施して所定の板厚とする。
ここで、平版印刷版用支持体としての取扱い性向上およ
び版胴への固定部の破損を防止するB6から、支持体の
耐力が15に9f/−以上となるように冷間圧延率を設
定することが好ましく、通常は冷間圧延率10%程度以
上とすれば良い。
次にこの発明による平版印刷版用支持体の印刷版処理方
法について詳細に説明する。
この発明における砂目立て方法としては、堪茫又は硝酸
電解液中で電気を流し、砂目立てする電気化学的砂目立
て方法、及びアルミニウム表面を金属ワイヤーてひっか
くワイヤーブラシグレイン法、研摩体と研摩剤でアルミ
ニウム表面を砂目立てするボールダレイン法、ナイロン
ブラシと研摩剤で表面を砂目立てするブラシグレイン法
のような渫域的砂目立て方法を用いることができ、上記
のいずれの砂目立て方法を単独あるいは組合せて用いる
こともできる。
このように砂目立て処理したアルミニウム合金板は、駿
またはアルカリにより化学的にエツチングされる。酸を
エツチング剤として用いた場合は、微細溝造を破壊する
ために時間がががつい工業的に適用するに際しては不利
であるが、アルカリをエツチング剤として用いることに
より改善できる。この発明において好適に用いられる化
学エツチング用のアルカリ剤は、苛性ソーダ、炭賭ンー
ダ、アルミン醸ソーダ、メタ珪酸ソーダ、燐酸ソーダ、
水酸化カリウム、水酸化リチウム等を用い、濃度と温度
の好ましい範囲はそれぞれ1〜50重邑%、20〜10
0’Ctf+す、Al(7]U解1ji カ5〜203
/尻となるような条件が好ましい。
エツチングの後には表面に残留する汚れ(スマット)を
除去するために@洗いが行なわれる。用いられる酸とし
ては硝酸、硫酸、りん鍍、クロム酸、ぶつ酸、はうふつ
化水素酸等がめる。
特に電気化学的粗面化処理後のスマット除去処理として
は、特開昭53−12739@に記載されているような
50〜90’Cの温度の15〜65重量%の硫酸と接触
させる方法及び特公昭48−28123Mに記載されて
いるようなアルカリエツチングする方法が好ましい。
以上のようにして処理されたアルミニウム合金板は、そ
のままでも平版印刷版用支持体として使用することがで
きるが、更に陽極酸化皮膜処理、化成処理などの処理を
施すこともできる。
陽極酸化処理は、この分野で従来より行なわれている方
法で行なうことができる。具体的には硫酸、リン酸、ク
ロム酸、シュウ醸、スルファミン醒、ベンゼンスルホン
散等あるいはこれらの二種類以上を組み合わせた水溶液
又は非水溶液中でアルミニウム仮に直流または交流の電
流を流すと、アルミニウム支持体表面に陽極酸化皮膜を
形成することができる。
陽極酸化処理の条件は使用される電解液によって種々変
化するので一概には決定され得ないが、一般的には電解
液の濃度が1〜80%、液温5〜70°C,電流密度0
.5〜60アンペア/drr1、電圧1〜1oov、電
解時間10〜100秒の範囲が適当である。
これらの陽極酸化皮膜処理の内でも待に英国特許第14
12768号公報明細書に記載されている発明で使用さ
れている、硫酸中で高電流密度で陽極酸化する方法およ
び米国特許第3511661@公報明細書に記載されて
いる′rX酸を電解浴として陽極酸化する方法か好まし
い。
陽極酸化されたアルミニウム板は、更に米国特許第27
14066@及び同第3181461@の各明細書に記
されているようにアルカリ金属シリケート、例えば珪酸
ナトリウムの水溶液で浸漬などの方法により処理したり
、米国特許第3860426号に記載されているように
水溶性金属塩(例えば、酢酸亜鉛など)を含む親水性セ
ルロース(例えば、カルボキシメチルセルロースなど)
の下塗り層を設けることもできる。
この発明による平版印刷版用アルミニウム合金支持体の
上には、PS版の感光層として従来より知られている感
光層を設けて感光性平版印刷版を得ることができ、これ
を製版処理して得た平版印刷版はすぐれた性能を有して
いる。
上記感光層の組成物としては、次のようなものが含まれ
る。
■ジアゾ1樹脂とバインダーとからなる感光層米国特許
第2063B31@及び同第2667415号、特公昭
49−48001@公報、同49−45322@公報、
同49−45323号公報、英国特許第1312925
号明細書に記載されているジアゾ樹脂が好ましく、バイ
ンダーは、英国特許第13350521@、同第146
0978号及び米国特許第4123276号、同第37
51257号、同第3660097号明細書に記載され
るバインダーが好ましい。
■0−キノンジアジド化合物からなる感光層特に好まし
いQ−キノンジアジド化合物はO−ナフトキノンジアジ
ド化合物であり、例えば米国特許第2766118号、
同第2767092号、同第2772972号、同第2
859112号、同第2907065号、同第3046
110号、同第3048111号、同第3046115
号、同第3046118号、同第3046119号、同
第3046120号、同第3046121号、同第30
46122号、同第3046123号、同第30614
30号、同第3102809 @、同第3106465
号、同第3635709号、同第3647443号の各
明細書をはじめ、多数の刊行物に記されており、これら
は好適に使用することができる。
■アジド化合物とバインダー(高分子化合物からなる感
光層 例えば英国特許第1235281号、同第149586
1号の各明細書及び特開昭51−32331号公報、同
51−36128@公報などに記されているアジド化合
物と水溶性またはアルカリ可溶性高分子化合物からなる
組成物の他、特開昭50−5102号、同50〜843
02@、同50−84303@、同53−12984号
の各公報などに記されているアジド基を含むポリマーと
バインダーとしての高分子化合物からなる組成物が含ま
れる。
■その他の感光性樹脂層 例えば、特開昭52−96696号に開示され−Cいる
ポリエステル化合物、英国特許第1112277号、同
@ 1313390号、同第1341004@、同第1
377747号等の各明細書に記載のポリビニルシンナ
メート系樹脂、米国特許第4072528@、及び同第
4072527号の各明細書等に記されている光重合型
フォトポリマー組成物が含まれる。
支持体上に設けられる感光層の量は、約0.1〜73/
Trt、好ましくは0.5〜43/T/iの範囲でおる
PS版は画像露出されたのち、常法により現像を含む処
理によって樹脂画像か形成される。
例えばジアゾ樹脂とバインダーとからなる前記感光層■
を有するPS版の場合には、画像露光後、未露光部分の
感光層が現像により除去されて平版印、91版が得られ
る。また感光層■を有するPS版の場合には画像露光後
、アルカリ水溶液で現像することにより露光部分が除去
されて、平版印刷版が得られる。
上述のようにして得られた平版印刷版に対しては、耐刷
性を向上させるために200’C〜300°Cで3〜1
5分程度の短時間加熱処理(バーニング処理)を施す。
A!!−Cu系、Al−Zn−Mg系もしくはAl−M
g−5r系の熱処理型合金を素材として用いて前述のよ
うな方法・条件で製造された支持体を用いた印刷版では
、このバーニング処理において軟化が殆ど生じないばか
りか、むしろ耐力が上昇する傾向を示す。
実施例 第1表に示すような各種の成分組成の合金を常法に従っ
て半連続鋳造し、均熱、熱間圧延を行なって板厚3.0
#とじた。この熱間圧延板に対し冷間圧延を施した後、
第2表に示ず条件で中間焼鈍を施し、冷却後ざらに冷間
圧延を施して板厚0.3mの板を作製した。
以上のようにして得られた板厚0.3#の圧延板を用い
、270″OX 7分のバーニング処理を施して、その
処理前後の耐力を調べることにより、バーニング処理に
対する耐軟化性を調査した。その結果を第3表に示す。
第  1  表 第3表から明らかなように、熱処理型合金であるAl−
CLI系合金、Al−MQ−Zrl系合金もしくはAl
−Mg−8i系合金についてこの発明の条件で製造した
支持体はいずれもバーニゲ9!1理によって耐力は低下
せずにかえって上昇しており、耐熱軟化性が優れている
ことがわかる。
これに対し、従来合金を用いた製造条件No、 7.8
では、バーニング処理によって耐力が著しく低下してお
り、耐熱軟化性に劣ることが明らかである。またNo、
 2はl’−CLI系合金について中間焼鈍後の冷却速
度が遅過ぎた例、No、 4はAf−Mg−3i系合金
について焼鈍温度が低過ぎた例、No。
6はA/’−Mg−Zn系合金について連続焼鈍ではな
くバッチ焼鈍を適用した例であるが、これらの場合にも
バーニング処理によって耐力が低下していることが明ら
かである。
なおこの発明による仮を粗面化して平版印刷版として使
用したところ、良好な画像再現性、耐久性、取り扱い性
を示することか確認された。
発明の効果 以上の実施例からも明らかなように、この発明の方法に
よれば、耐熱軟化性が優れていてバーニング処理による
強度の低下のない平版印刷版用アルミニウム合金支持体
を得ることができ、したがってこの発明の方法により得
られた支持体は、バーニング処理後の取扱いが困難とな
ったり印刷態に固定した部分のくわえ切れや多色刷りに
あける出願人  スカイアルミニウム株式会社富士写真
フィルム株式会社 代理人  弁理士 豊 1)武 久 (ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Al−Cu系、Al−Zn−Mg系もしくはAl−Mg
    −Si系の熱処理型アルミニウム合金板材を連続焼鈍炉
    によって焼鈍して、冷却速度1℃/sec以上で冷却し
    、その後冷間圧延を施すことを特徴とする平版印刷版用
    アルミニウム合金支持体の製造方法。
JP60290268A 1985-12-23 1985-12-23 平版印刷版用アルミニウム合金支持体の製造方法 Pending JPS62149856A (ja)

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