JPS62147196A - 液化ガス添加装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、缶詰缶等の容器に液体窒素等の液化不活性ガ
スを定量封入するための液化ガス添加装置に関する。

従来の技術 従来、薄い材料で作られ九缶の強度不足を補うため、又
は缶詰内容物の変質を防上する九めに、缶蓋巻締直前に
液体窒素等の液化不活性ガス（以下、勢に液化ガスと言
う）を缶内に定量添加［、て封入することが行われてい
る。

これに用いられる液化ガス添かロー＠は、加圧した又は
大気と連通した液化ガス貯留タンクの底部に設けた流下
ノズルより液化ガスを連続的又は間欠的に流下させて、
該液化ガス添加装置の下部をコンベヤにより連続的に搬
送される缶詰缶内に定量添加している。液化ガスを缶内
に定量添加するために、所定の大きさのノズルより、コ
ンベヤ速度に応じてタンク内の加圧力又は液面高さを制
御して所定の流速で液化ガスが流下するようにしている
。

ところが、移動中の缶内に液化ガスを垂直に流下させて
いるので、缶内容物に衝突時の衝撃が大きく、その衝撃
により液化ガスが飛散してそのまま気化又は缶外に飛び
出てしまう現象が起き、液化ガスのロスが多いばかりで
なく、定量供給性に欠けて所定の缶内圧が得られない等
の問題が発生している。その現象は、流下ノズルより流
下する液化ガスの流下速度及び流下量が大きい程顕著で
ある。

そのような現象を解消する対策として、従来、定量流出
ノズルの下方部に多孔質の圧力消去ノズルを設けて、定
量流出ノズルから流下した液化ガスを一旦仮溜して流下
圧を消勢するようにしたもの（例えば、特公昭５８−４
１７５９号）、又はノズルからの流下ガスが缶の進行方
向の速度成分を有するようにノズル孔を傾斜させたもの
（特開昭５８−１９３２２２号）等が提案されている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、近時缶詰製造ラインが高速化し、それに
比例してノズルからの巣位時間当り液化ガス流下量を増
大させるために、流下質量又は流下９ポ度が増大してき
ている。その結果、缶内容物に衝突時の衝撃力が大きく
なり、前記従来の手段では十分な飛散防止ができなくな
ってきている。

さらに、従来のものけ、気液分離が十分に行われず、気
化した気化ガスが液化ガス内に気泡となって混入して流
下が不安定に々つで、一定流ｔｖ安定して添加すること
ができないという問題も発生していた。

本発明は、上記実情に鑑み８１１案されたもので、ライ
ンが高速になってＩｆｆ時間当りの液化ガス流下量が増
大しても、缶内容物に衝突時の衝撃力を緩和して液化ガ
スの飛散を防止し、しかも気液分離が十分に出来て、安
定して一定電の液化ガスを添加できるような液化ガス添
加装置を得ることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 以下、上記問題点全解決するための本発明の構成を、実
施例に相当する図面によって説明するＯ 本発明は、容器の密封直前に容器内に液化ガスを添加す
る液化ガス添加装置において、流下バルブ２の下方に多
孔質材料からなる圧力消去ノズル７を設け、さらに該圧
力消去ノズル７の下方に液化ガス流が容器の進行方向と
同方向の速度成分を有するよって液化ガスの流下方向を
変換する流下方向変換ノズル１５を設けることによって
、構成されている。

作用 パルプ２より定量流下する液化ガスは、一旦圧力消去ノ
ズル７の中空房８内で仮溜めされてから、中空房の多孔
室壁より８出して該ノズル７の先端から１本の液流とな
って、流下方向変換ノズル１５のノズル孔１６内に流下
する。ノズル孔１６内に流下した液流ば、ノズル孔内で
幅方向に拡がってその流下方向を缶詰缶の値付方向に変
換されて、その先端流下口より放′吻線を画いて、その
下方を連続的に移動する容器の開口部に流下する。その
際ノズル孔１６の１頃斜によって、缶進行方向の速度成
分が与えられるので、その分流下質量が径減されて、液
面衝突時の衝撃が緩和される。

実施例 以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳述する口 図に於いて、１は液体窒素等の液化不活性ガスの開放型
貯留タンクであり、該タンクの底部には下方を連続的に
移動する缶詰缶に前記液化ガスを定量流出させるための
流下パルプ２が設けられている。該流下バルブ２は、缶
詰缶全搬送するコンベヤ速度や缶詰缶棟等の柔性の変化
に応じて、パルプ孔４の開口度をニードル３によって調
節して、所定の液化ガス流下「１＠るようにしている。

前記流下バルブ２の下方部には、第１図に示すように、
気化ガスチャンバー５を構成する若干の間隙を置いて、
圧力消去ノズル７が設けられている。該圧力消去ノズル
７は、焼結合金、ウレタンフオーム等の多孔質で通気通
液性のある材料で形成され、上部が開口し下部がテーパ
ー状に閉鎖された中空層８と、フランジ部９とから構成
されている０７ランジ部９は、中空層と異なる材料で形
成され、その外周部には前記気化ガスチャンバー５の気
化ガスを大気に逃がすために、第２図に示すように複数
個の切欠１０が設けられている。なおフランジ部９は、
必ずしも中空層８と異なる材料で形成する必要はなく、
中空層８と同一の多孔質材料で一体に形成しても良い。

その場合、前記切欠１０を設ける必要はない。１０は、
前記圧力消去ノズル７を前記バルブ２に固定するための
クランプナツトであり、該クランプナツト１０は円筒形
状に形成されていて、気化ガスが液化ガスをシールドし
ながら大気に逃げるのを線溝する役目も果すＯ さらに、１５は、前記圧力消去ノズル７の下方部に収付
けられた流下方向変換ノズルである。

そのノズル孔１６は、圧力消去ノズル７から流下し念液
化ガス流が缶詰缶の進行方向Ａと同方向の速度成分を有
して流下するように、缶詰缶の進行方向側に傾斜して訃
り、その流下口１７は図示のように若干径大に拡大され
ている。そして、液下方向変換ノ４ズルＩＳは、霜付防
上及び前記流下バルブ閉時の液切れ全良くするために、
ヒータ１８が設けられていて、加熱されている口１９は
固定用ボルト２０の嵌合孔である。

なお、１１，１２は液化ガス貯留タンク１の内壁と外壁
であり、両者の間は真空となっていて、液化ガス貯留タ
ンクの断熱構造を形成している。また１３は前記タンク
内に設けられたニードル取付は用パイプである。

次に、その作用について説明する。

ライン速度及び缶詰缶の缶種等に応じて、ニードル３に
よってバルブ孔４の開口産金調節して、バルブ２より定
置の液化ガスを連続的に流下させる。バルブ２より流下
した液化ガスは、一旦圧力消去ノズルで仮溜めして流下
圧が緩衝されて房７の多孔質壁より滲出して、そのテー
パー状先端部より流下する。従って、圧力消去ノズル７
から流下する液化ガス流は、貯留タンク１内の圧力の影
響を受けることなく、その自重のみで流下するから、啄
めて弱い流下圧である。

圧力消去ノズル７から流下した液流は、流下方向ｆ　喚
ノズル１５のノズル孔１６によって、その流下方向を缶
詰缶の進行向に変換されて、流下口１７から放物線を画
いてその下方部をコンベヤーにより連続的に搬送されて
いる図示しない缶詰缶の開口部に流下する。その際、ノ
ズル孔１６の傾斜によって、缶進行方向の速度成分が付
与されているので、缶詰缶の内容液面尉疫時の缶方向速
度成分は缶の進行と共に漸次失うから、その分流下質址
が軽減されて、液面衝突時の衝撃が緩和される。また、
缶の進行方向に流下するので、流下時の相対速度が小さ
くなり充填精度が向上する。さらに、圧力消去ノズル７
からの流下液流は、図示のように、その断面積がノズル
孔１６の断面積より小さいので、その液流はノズル孔内
金鉱がって流れるから、流下方向変換ノズルから流下時
の低位面積当りの流下質量が軽減される。

そして、流下バルブ２からの流下時及び中空層８内で気
化した気化ガスは、チャンバー５からノズル７のフラン
ジ部９切欠１０を通って、又は中空層８の多孔質壁を通
過して、滲出流下する液流をシールドしながら、ノズル
孔１７全通って大気に逃げる。従って、気液分離が良好
に行われて、気化したカスが液流内に気泡となって存在
することがなく、安定した状態で流下する。しかも、流
下方向ｖｍノズル１５のノズル孔１６先端の拡大された
流下口１７では、気化ガスが流下する液流の周囲をシー
ルドして液化ガスが気化するのを防旧する。なお、第１
１ヌ１に於いて破線矢印は気化ガスの流れケチしている
Ｏ また、流下方向変換ノズル１５は、ヒーター１８によっ
てほぼ常温に加熱され、流下口１７周辺部に霜が付層す
るのを防＋ｈ　している。

なお、上記実施例に於いては、液化ガス貯留タンクが開
放型であるが、本発明では圧力消去ノズル７を採用して
いるので、液化ガス貯留タンクが加圧型の場合にも適用
でき、同様の作用効果が得られる。

また、本発明は、蓋巻締め直前の缶詰缶に液化ガスを定
量添加する場合に限らず、−＆の密封直前の容器に液化
ガスを添加する場合にも適用できることは言うまでもな
い。

効果 本発明は、以上のように構成されているので次のような
顕著な効果を奏する。

づ）　ラインが高速化して嘔位時間当り液化ガス流下量
が増大しても、圧力消去ノズルと流下方向変換ノズルの
相乗作用により、缶内洋物への衝突時の衝撃力が従来の
ものより一段と緩和さね１、液化ガスの飛散が少なく定
量添加精度を桶躍的に向上させることができた。

（ロ）　圧力消去ノズルにより、バルブから流出時の圧
力が消去されるから、貯留タンク内の圧力の影響を受け
ることなく、その自重のみの遅い速度で流下するので、
衝突時の衝撃力の緩和全図ることができる。

（ハ）ノズル孔の傾斜によって、缶進行方向の速度成分
が付与されるから、缶詰缶の内容液面到達時の缶方向速
度成分は缶の進行と共に失うから、液面衝突時の衝撃力
が緩和される。

に）　圧力消去ノズルから流下した液流は、流下方向変
換ノズル内を拡がって流れるから、流下方向変換ノズル
から流下時の眼位面積当りの流下質量が＠減される。

（ホ）途中で気化した気化ガスの逃げが良好に行われ、
気化ガスが液流内に混在することがないから、安定した
状態で液化ガスが流下する。

しかも気化ガスが液流の周囲をシールドして液化ガスの
気化を防止する。

（へ）　さらに、流下方向変量ノズルにヒーターを設け
ると、霜付防止とともに、バルブ閉時の久切れが良くな
る。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明装置の実施例の側断面図、第２図はその
圧力消去ノズルのモ面図、第３図はその流下方向変換バ
ルブの千面図である。 １：液化ガス貯留タンク　２：流下ノくシブ３：ニード
ル　４：バルブ孔　５：液化ガスチャンバー　７：圧力
消去ノズル　８：中空房９：フランジ部　１０：切欠　
１５：流下方向変換ノズル　１６：ノズル孔　１７：流
下口１８：ヒーター 特許出願人　　東洋製罐味式会仕 出願人代理人　弁理士　佐　　藤　　文　　男（ほか２
名） ボ　　　２　　　図 第　　　３　　　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）容器の密封直前に容器内に液化ガスを添加する液化
   ガス添加装置において、流下バルブの下方に多孔質材料
   からなる圧力消去ノズルを設け、さらに該圧力消去ノズ
   ルの下方に液化ガス流が容器の進行方向と同方向の速度
   成分を有するように液化ガスの流下方向を変換する流下
   方向変換ノズルを設けたことを特徴とする液化ガス添加
   装置。 ２）前記流下方向変換ノズルは、ヒーターを有している
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の液化ガス
   添加装置。