JPS62146095A - ビデオテ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は低域変換された搬送色信号を周波数変調した輝
度信号と共に記録するように構成したビデオテープレコ
ーダに関するものである。

従来の技術 従来、家庭用ビデオテープレコーダでは、低域変換され
た搬送色信号を、周波数変調された輝度信号と共に磁気
テープ上に記録する方式、いわゆるカラーアンダー記録
方式が確立されている（例ｔば、テレビジョン学会編「
ホームＶＴＲ入門」Ｐ、２８〜４１参照）。

第３図は、従来のカラーアンダ記録方式ビデオチー、ブ
レコーダーの映像信号再生側の主要ブロクク図である。

第３図において、２Ｑは映像信号の記録再生用のビデオ
ヘッドであり、記録時、周波数変調器（図示せず）で、
映像信号のシンクチップレベル及びホワイトピークレベ
ルがそれぞれ所定の周波数（例えば、シンクチップを３
．４ＭＨｚ。

ホワイトピークを４．４ＭＨｚ）になるように周波数変
調された輝度信号と、周波数変換器（図示せず）で所定
の周波数（例えば６２９ＫＨｚ）に低域変換された搬送
色信号が再生される。

ビデオヘッド２ｏで再生された映像信号は、再生アンプ
２１で増幅される。再生された映像信号のスペクトラム
を第４図に示す。第４図において、Ｃが周波数変調され
た輝度信号のスペクトラムであり、Ｄが低域変換された
搬送色信号のスペクトラムである。

再生アンプ２１の再生信号は、高域通過型くし型フィル
タ（以下、ＨＰＦと略称する）２２と低域通過型フィル
タ（以下、ＬＰＦと略称する）２３により、それぞれ輝
度信号と搬送色信号に分離する。前記ＨＰＦ２２とＩ、
ＰＦ２３の特性を第４図のＡおよびＢにそれぞれ示す。

ＨＰＦ２２の出力の周波数変調された輝度信号は、再生
輝度信号処理回路２４により復調されて加算器２６に入
力される。ＬＰＦ２３の出力の低域変換された搬送色信
号は、再生色信号処理回路２６により周波数変換されて
加算器２６に入力される。

復調された輝度信号と搬送色信号は、加算器２６で加算
されて、カラー映像信号として出力端子２７から出力さ
れる゛。

発明が解決しようとする問題点 以上のようにカラーアンプ記録方式のビデオテープレコ
ーダでは、再生した信号が、低域変換色信号と、周波数
変調された輝度信号が周波数多重されており、双方の信
号が互いに干渉しないように、ＨＰＦ２２とＬＰＦ２３
により帯域制限を行なっている。

したがって、ＨＰＦ２２により、周波数変調された輝度
信号の帯棹を制限すると、再生輝度信号の帯域は、ＨＰ
Ｆ２２で制限された帯域までしか再生できないことにな
る。これは再生画像の解像度不足となり、細かい文字等
がくっきりしない等鮮鋭度劣下の問題が生じていた。

また、この問題を解決するために、ＨＰＦの遮断周波数
を低くする等の対策を行なった場合、逆に低域変換色信
号の信号が混入してしまい、さらに画質劣下を生じると
いう問題点を有している。

本発明は、上記問題点に鑑み、時系列的に変化している
低域変換色信号レベルを検出して制御信号とすることに
より、輝度信号のためのＨＰＦ特性を変えて、良好なカ
ラー映像信号を再生できるようにしたビデオテープレコ
ーダを提供するものである。

問題点を解決するだめの手段 上記問題点を解決するために、本発明のビデオテープレ
コーダは、再生された搬送色信号のレベルを判別する色
信号レベル判別手段を具備し、この色信号レベル判別手
段の検出信号により、高域通過型フィルタの周波数特性
を制御するように構成したものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、色信号レベルの少ない
場合は高域通過型フィルタの特性を緩和して、再生映像
信号の解像度劣下を抑え、鮮鋭度の向上した良好な再生
画を得ることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例に係るビデオテープレコーダに
ついて図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の
第１の実施例における主要ブロック図であゆ、第２図は
その説明図である。

第１図において、１は映像信号再生用のビデオヘッドで
あり、周波数変調された輝・度信号と低域変換された搬
送色信号が再生される。ビデオヘッド１で再生された信
号は再生アンプ２により増幅される。

再生アンプ２により増幅された信号は、ＨＰＦ３および
ＬＰＦ４により、それぞれ周波数変調された輝度信号と
、低域変換搬送色信号とに分離される。

ＨＰＦ３を通過して取り出された周波数変調された輝度
信号は、再生輝度信号処理回路６により復調されて、加
算器８に入力される。

ＬＰＦ４を通過して取り出された低域変換された搬送色
信号は、再生色信号処理回路７によし周波数変換処理等
を受けて加算器８に入力される。

加算器８で輝度信号と搬送色信号の加算を行ない、出力
端子９よりカラー映像信号を出力する。

一方、ＬＰＦ４を通過して得られた低域変換された色信
号は、レベル判別器６に入力され、レベルの大小が検出
される。レベル判別器６の出力によりＨＰＦ３の特性を
切り換え、色信号レベルが犬なる時は、第２図に示すＨ
ＰＦの特性の（イ）になるようにし、色信号レベルが小
なる時は第２図に示すＨＰＦの特性の（ロ）になるよう
にする。

レベル判別器６は、例えば周知のエンベロープ検波回路
とフンパレータ回路で構成される。

ＨＰＦの切り換えは、特性の異なる２書類のＨＰＦを設
置して切り換えても良い。また、バリキャップ（電圧依
存性可変容量素子）等を用いて、色信号の検出レベルに
応じてＨＰＦの特性を変えるように構成してもよい。ま
たバースト信号期間は必ず第２図のイの特性になるよう
に制御しても良い。

以上のように本実施例によれば、再生しだ色信号レベル
によって、再生した周波数変調された輝度信号の帯域を
制御することにより、従来よりも解像度劣下の少ない良
好なカラー映像信号を得ることができる。

なお、本実施例で説明したＨＰＦ３は、色信号レベル検
出器６の出力信号によりフィルタ特性の傾きを変えるよ
うに構成したが、色信号レベル検出器５の出力信号によ
りＨＰＦｓの遮断周波数を変えるように構成しても良い
。

ＨＰＦ３の構成については、Ｌ−Ｃフィルタト能動素子
を組み合わせたもの、ジャイレータを用いたもの、デジ
タルフィルタを用いたもの等、種々考えられるが、ここ
では、フィルタ特性の傾斜や遮断周波数の制御可能なフ
ィルりであれば、どのようなものでも使用可能である。

発明の効果 以上のように本発明のビデオチープレコータ゛は、再生
された搬送色信号のレベルを判別する色信号レベル判別
手段を具備し、この色信号レベル’１４Ｊ　ｇ！１手段
の検出信号により９周波数変調された輝度信号を取り出
すだめの高域通過型フィルりの周波数特性を制御するよ
うに構成することにより、解像度劣下の少ない良好なカ
ラー映像信号を得ることができるという、非常に優れた
特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るビデオテープレコーダの
再生側、の主要ブロック図、第２図は第１図の動作を説
明するだめの周波数特性９１１図、第３図は従来のビデ
オテープレコーダの再生側の主要ブロック図、第４図は
その従来例の動作を説明するだめの周・波数特性図であ
る。 ３・・・・・・ＨＰＦ、４・・・・・・ＬＰＦ、５・・
・・・・レベル判別器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 ／２３４　　　．５　　　乙 問　Ｒ躊火、　（ＮＨ乙） 第４図 １　　　ど　　　３　　４　　３ 間浪数（ｆＮＨｌ）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）カラー映像信号を周波数分離手段により、輝度信
   号と搬送色信号に分離し、輝度信号は周波数変調し、搬
   送色信号は低域に変換して記録し、再生時には周波数変
   調された輝度信号は高域通過型フィルタを通し、低域変
   換された搬送色信号は低域通過型フィルタを通すよう構
   成されたヘリカルスキャン型のビデオテープレコーダで
   あって、再生された搬送色信号のレベルを判別する色信
   号レベル判別手段を具備し、この色信号レベル判別手段
   の検出信号により、前記高域通過型フィルタの周波数特
   性を制御することを特徴とするビデオテープレコーダ。
2. （２）色信号レベル判別手段は、再生時の低域通過型フ
   ィルタ通過後の搬送色信号のレベルを判別することを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のビデオテープ
   レコーダ。
3. （３）色信号レベル判別手段による高域通過型フィルタ
   の制御は、色信号レベルの高い時は、高域通過型フィル
   タの遮断特性を急峻に、色信号レベルの低い時は、遮断
   特性を緩和するように制御することを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項または第（２）項記載のビデオテー
   プレコーダ。
4. （４）色信号レベル判別手段による高域通過型フィルタ
   の制御は、バースト信号期間は行なわないことを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項または第（２）項記載の
   ビデオテープレコーダ。