JPS62142117A - 腹膜癒着防止剤 - Google Patents
腹膜癒着防止剤Info
- Publication number
- JPS62142117A JPS62142117A JP28325785A JP28325785A JPS62142117A JP S62142117 A JPS62142117 A JP S62142117A JP 28325785 A JP28325785 A JP 28325785A JP 28325785 A JP28325785 A JP 28325785A JP S62142117 A JPS62142117 A JP S62142117A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agent
- preventing
- acetylsalicylic acid
- adhesion
- salt
- Prior art date
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- Pending
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、アセチルサリチル酸塩を有効成分とする腹膜
癒着防止剤に関する。
癒着防止剤に関する。
III膜は癒着を起こし易(、しばしば好ましくない後
遺症発生の原因となることがあり、手術後腸管の通過障
害をきたしたり、完全な腸内閉塞にいたる場合も稀では
なく、臨床的にも重要な問題となる。
遺症発生の原因となることがあり、手術後腸管の通過障
害をきたしたり、完全な腸内閉塞にいたる場合も稀では
なく、臨床的にも重要な問題となる。
この腹膜癒着を防止するために従来よりヘパリン、コン
ドロイチン硫酸、尿素液、ブドウ糖液、リンゲル液、ト
リプシン、油性ペニシリン、ナイトロミン、クエン酸ナ
トリウム、胎盤脩、大羊■りなどが用いられ、一部は臨
床的に使用されている。
ドロイチン硫酸、尿素液、ブドウ糖液、リンゲル液、ト
リプシン、油性ペニシリン、ナイトロミン、クエン酸ナ
トリウム、胎盤脩、大羊■りなどが用いられ、一部は臨
床的に使用されている。
また、ローラー(La%41er)はラットにおいて、
アセチルサリチル酸の経口投与で113I膜癒着防止に
効果があることを報告している〔サージエリ−・ホーラ
ム(Surg、Forum)、 32.464〜465
(1981))。
アセチルサリチル酸の経口投与で113I膜癒着防止に
効果があることを報告している〔サージエリ−・ホーラ
ム(Surg、Forum)、 32.464〜465
(1981))。
〔発明が解決しようとする問題点]
ところが、従来使用されているものにあっては必ずしも
満足すべき結果は得られていないのが実情である。
満足すべき結果は得られていないのが実情である。
従って、本発明の目的は効果の優れた腹膜癒着防止剤を
提供することである。
提供することである。
c問題点を解決するための手段〕
かかる目的を解決するために本発明者は種々研究を重ね
てきたところ、アセチルサリチル酸塩を投与することに
より、少債でも腹膜癒着防止作用を有することを見出し
、本発明を完成した6本発明は、アセチルサリチル酸塩
を有効成分とする■■膜雁着防止剤に関する。
てきたところ、アセチルサリチル酸塩を投与することに
より、少債でも腹膜癒着防止作用を有することを見出し
、本発明を完成した6本発明は、アセチルサリチル酸塩
を有効成分とする■■膜雁着防止剤に関する。
本発明で用いられるアセチルサリチル酸塩における塩と
しては、薬理学的に許容されるものであれば、特に限定
されるものではない。例えば、アルカリ土類金属塩(例
、カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アルカリ金属塩
(例、ナトリウム塩、カリウム塩等)、有機塩基塩〔例
えば、塩基性アミノ酸(例、アルギニン、リジン等)、
その他の塩基性化合物(例、メグルミン等)〕などがあ
げられる。
しては、薬理学的に許容されるものであれば、特に限定
されるものではない。例えば、アルカリ土類金属塩(例
、カルシウム塩、マグネシウム塩等)、アルカリ金属塩
(例、ナトリウム塩、カリウム塩等)、有機塩基塩〔例
えば、塩基性アミノ酸(例、アルギニン、リジン等)、
その他の塩基性化合物(例、メグルミン等)〕などがあ
げられる。
このうち、好ましくはリジン塩(特にDL−リジン塩)
が用いられる。
が用いられる。
こうしたアセチルサリチル酸塩は、水に溶は易く、液剤
として、特に有用である。
として、特に有用である。
なお、アセチルサリチル酸塩の調製は、公知の方法に準
じて行えばよく、たとえばアセチルサリチル酸−DL−
リジン塩の調製に際しては、特開昭56−10110号
明細書などに記載されている方法を用いればよい。
じて行えばよく、たとえばアセチルサリチル酸−DL−
リジン塩の調製に際しては、特開昭56−10110号
明細書などに記載されている方法を用いればよい。
本発明の有効成分であるアセチルサリチル酸塩は、通常
腹腔内投与製剤の態様、たとえば注射剤が好適であり、
アセチルサリチル酸塩を注射用蒸留水、生理食塩液、そ
の他の水性溶媒等で用時溶解することで調製される。
腹腔内投与製剤の態様、たとえば注射剤が好適であり、
アセチルサリチル酸塩を注射用蒸留水、生理食塩液、そ
の他の水性溶媒等で用時溶解することで調製される。
もちろん、通常の注射剤に配合される添加剤、たとえば
、緩衝剤、溶解補助剤、等張化剤、防腐剤等を配合する
ことが好ましい。
、緩衝剤、溶解補助剤、等張化剤、防腐剤等を配合する
ことが好ましい。
本発明の腹膜癒着防止剤におけるアセチルサリチル酸塩
は、用時に通常5〜20 w / v%、好ましくはL
ow/v%程度の水溶液に調製される。
は、用時に通常5〜20 w / v%、好ましくはL
ow/v%程度の水溶液に調製される。
本発明の腹膜癒着防止剤は必要に応じてアセチルサリチ
ル酸塩に加えて他の薬効成分を配合してもよい。
ル酸塩に加えて他の薬効成分を配合してもよい。
本発明腹膜癒着防止剤の調製方法は公知の方法に準ずれ
ばよい。
ばよい。
本発明の腹膜癒着防止剤は、通常腹腔内に投与される。
その投与量は、患者の年齢、体重、性差、症状等に応じ
て適宜選択すればよく、通常1回あたりアセチルサリチ
ル酸として100〜1000mg (液量としては10
〜50I117程度)程度が用いられる。
て適宜選択すればよく、通常1回あたりアセチルサリチ
ル酸として100〜1000mg (液量としては10
〜50I117程度)程度が用いられる。
投与時期としては開腹手術後、縫合終了時に腹腔内に注
入することが好ましい。
入することが好ましい。
本発明の腹膜癒着防止剤は、従来から医薬として使用さ
れているアセチルサリチル酸塩を有効成分とするもので
あるからその安全性は既に確立されている。
れているアセチルサリチル酸塩を有効成分とするもので
あるからその安全性は既に確立されている。
本発明Il!膜癒着防止剤は、開腹手術後の腹膜癒着防
止に効果がある。しかも、液剤の形態にあるものは腹腔
内に直接投与することが可能であり、少量で優れた効果
を示す。また、重篤な副作用もな(、安全性の高い製剤
である。
止に効果がある。しかも、液剤の形態にあるものは腹腔
内に直接投与することが可能であり、少量で優れた効果
を示す。また、重篤な副作用もな(、安全性の高い製剤
である。
以下、本発明の詳細な説明するために臨床例、実施例を
開示するが、本発明はこれらによって何等限定されるも
のではない。
開示するが、本発明はこれらによって何等限定されるも
のではない。
し臨床例
腸閉塞症(女性、72才):虫垂切除後の癒着が原因と
思われる腹部の不快感、時に腹痛があったが、最近腹痛
増強、腸閉塞症となり開腹手術を施行した。
思われる腹部の不快感、時に腹痛があったが、最近腹痛
増強、腸閉塞症となり開腹手術を施行した。
約30年前に受けた虫垂切除術が原因と思われる虫垂切
除術の手術創部に癒着を認め、小腸の一部が絞約され壊
死しておちついた状態であった。
除術の手術創部に癒着を認め、小腸の一部が絞約され壊
死しておちついた状態であった。
そこで、壊死部小腸切除、癒着剥離後、縫合時にヴエノ
ピリン(株式会社ミドリ十字社製、了セチルサリチル酸
−リジン塩) lバイアル(アセチルサリチル酸として
、498mg)を生理食塩液2〇−に溶解し、腹腔内へ
投与した。
ピリン(株式会社ミドリ十字社製、了セチルサリチル酸
−リジン塩) lバイアル(アセチルサリチル酸として
、498mg)を生理食塩液2〇−に溶解し、腹腔内へ
投与した。
手術後約7カ月を経過し、現在も自覚症状なく患者の愁
訴を消失することができた。
訴を消失することができた。
実施例1
アセチルサリチル酸−
DL−リジン塩 900mgアミノ酢
#I(着色防止剤) 100■塩化カルシウ
ム無水物(安定化剤) 50mg計 1050+
n+r 有効成分のアセチルサリチル酸−DL−リジン塩900
mgは、アセチルサリチル酸498mgとDL−リジン
402mgとからなる塩である。
#I(着色防止剤) 100■塩化カルシウ
ム無水物(安定化剤) 50mg計 1050+
n+r 有効成分のアセチルサリチル酸−DL−リジン塩900
mgは、アセチルサリチル酸498mgとDL−リジン
402mgとからなる塩である。
使用時に注射用茎留水10I111に溶解した。
特許出願人 株式会社 ミドリ十字7−−=。
Claims (2)
- (1)アセチルサリチル酸塩を有効成分とする腹膜癒着
防止剤。 - (2)腹腔内投与製剤の形態にある特許請求の範囲第(
1)項記載の腹膜癒着防止剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28325785A JPS62142117A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 腹膜癒着防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28325785A JPS62142117A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 腹膜癒着防止剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62142117A true JPS62142117A (ja) | 1987-06-25 |
Family
ID=17663109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28325785A Pending JPS62142117A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | 腹膜癒着防止剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62142117A (ja) |
-
1985
- 1985-12-16 JP JP28325785A patent/JPS62142117A/ja active Pending
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