JPS62141300A - 地下鉄構内壁の切断撤去工法及び地下鉄プラットホ−ムの延伸増設工法 - Google Patents

地下鉄構内壁の切断撤去工法及び地下鉄プラットホ−ムの延伸増設工法

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JPS62141300A
JPS62141300A JP60280584A JP28058485A JPS62141300A JP S62141300 A JPS62141300 A JP S62141300A JP 60280584 A JP60280584 A JP 60280584A JP 28058485 A JP28058485 A JP 28058485A JP S62141300 A JPS62141300 A JP S62141300A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、地下鉄構内におけるプラットホームの延伸増
設、増幅、拡張、補修、補強等の工事に際して、鉄筋コ
ンクリート構内壁(以下、単に構内壁と記載する)を切
断撤去する工法及びその工法を主体とする地下鉄プラッ
トホームの延伸増設工法に関する。
〔従来の技術〕
地下鉄線路に沿って構築された構内壁の解体撤去工法と
しては、従来、構内壁の外側を掘削して通路空間を穿設
した後、その構内壁を、上記通路空間側及び線路側の両
面側から振動式破砕機や円板状ダイヤモンドブレードを
回転させるブレード式切断機等によって破砕又は切断解
体するものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の工法に使用される振動式破砕
機はその激しい振動騒音のために外部環境に及ぼす影響
が大きく、破砕作業時間や作業条件が厳しく制限され、
また構内壁中に配筋されている鉄筋が破砕作業の大きな
障害となり、そのために破砕速度が遅くなるなどの問題
があった。
一方、ブレード式切断機は鉄筋の切断には適するが、ブ
レード製造上の都合や取扱い上の都合で小型軽量化され
ると共にモータの馬力数も小さく限定されているので、
鉄筋コンクリートの切断能力に劣り、切断速度はきわめ
て遅い、また、切断断面積は狭い範囲に制限され、さら
に切断可能厚さも300〜400+*■程度が最大であ
る。従って、例えば700mm以上の厚さの構内壁を片
面側のみから完全に切断することは側底不可能であるば
かりでなく、両面側から切断する場合でも、内部の鉄筋
までは切断できるとしても中心部にまでは回転ブレード
が達しないことが多く、その非切断個所は別の破砕機で
破砕することが必要となる。さらに、ブレード式切断機
使用の場合は、一連の切断作業中においてブレードを次
々と交換する必要があり、この交換操作が切断作業を中
断させ、作業性を低下させる。
また、このような円板状ブレードの回転による切断の場
合は、その切断態様から必然的に、切断不要個所にもオ
ーバーカットを要するなどの問題があった。
さらに、ブレード式切断機を使用する場合は。
構内壁の壁面に足場を組み、小型であっても重量物であ
るブレード式切断機を走行駆動させるためのガイドレー
ルを付設し、切断作業者はその壁面に近接した状態でブ
レード式切断機を操作する必要゛があるので、安全性や
作業性に大きな問題があった。また、ブレード式切断機
で切断した後の切断グロックを・構内壁から取り外す場
合には、そのブレード厚が小さいために切断間隙が狭く
、そのままでは切断ブロックをレール式ウィンチ等で吊
り下げながら通路空間内に引き込むことが困難であるた
め、構内壁の上部を横方向に適当な幅に破砕して開口す
る作業が必要であった。
ぎらにまた、゛上記従来工法の重大な問題は、上記のよ
うな振動式破砕機やブレード式切断機の破砕切断能力や
破砕切断態様等から必然的に、′通路空間側のみならず
線路側からも破砕又は切断解体の作業を要することであ
り、このことは、線路上の車両通行のために線路側にお
ける作業時間が制限される、車両通行時間の連絡ミス等
により線路側作業者は常時危険にさらされる、線路側作
業により構内壁の破砕ガラが線路側、特に軌道上に飛散
、落下するので、車両運行上において危険であるばかり
でなく、これらの破砕ガラの除去及び搬出の作業に上記
の線路側切断作業と同様の危険を伴なうことである。
しかして、本発明の目的は、地下鉄構内における構内壁
を内部の鉄筋も含めて、その切断断面積や切断厚さに制
限されることなく、きわめて早い切断速度で正確に、作
業性よく安全に、しかも振動、騒音、塵芥等、外部環境
への影響がきわめて小さい状態において切断撤去するこ
とのできる工法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、地下鉄の構内壁を、線路側
からの作業を要することなく切断撤去することができ、
さらに構内壁からの切断ブロックの取り外し又は引き込
みのために構内壁上部に開口部の穿設を必要としない工
法を提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は、構内壁の上記切断撤去工
法を主体とする地下鉄プラφトホームの延伸増設工法を
提供することにある。
〔問題点を解決するための技術手段〕
本発明に係る地下鉄構内壁の切断撤去工法は、(a)地
下鉄線路に沿って構築された構内壁の外側に通路空間を
穿設する工程、(b)構内壁の切断予定部分に、ワイヤ
に超硬質ビーズを適宜のピッチで付設してなる切断用ケ
ーブルを巻き掛ける工程、及び(、c)切断用ケーブル
をケーブル駆動装置によって走行速度及び張力調節の下
に走行駆動させると共に構内壁を切断解体する工程から
なるものである。
また、本発明に係る地下鉄プラットホームの延伸増設工
法は、(a)地下鉄線路に沿って構築された構内壁の外
側に通路空間を穿設する工程、(b)通路空間の外側に
新外壁を構築する工程、(c)構内壁の切断予定部分に
、ワイヤに超硬質ビーズを適宜のピッチで付設してなる
切断用ケーブルを巻き掛ける工程、(d)切断用ケーブ
ルをケーブル駆動装置によって走行速度及び張力調節の
下に走行駆動させると共に構内壁を切断解体する工程、
及び(e)新プラットホームを延設する工程からなるも
のである。
上記において、切断用ケーブルを走行駆動させるための
ケーブル駆動装置は例えば油圧モータや電動モータその
他の原動機及びそれによって回転駆動される駆動輪から
なり、切断用ケーブルはその駆動輪に掛けられて走行駆
動されると共に構内壁の切断予定部分に圧接される。
その駆動輪と構内壁との間における切断用ケーブルの配
設や切断用ケーブルの走行方向の転換などは、ロープ伝
動やベルト伝動の場合と同様に駆動輪の回転面の角度調
節や各面り個所におけるガイドプーリの仮設等により自
在に行なわれる。ま−た、走行する切断用ケーブルは、
所要張力に常時保持されるように所要方向に付勢され、
その張力の維持や調節は、例えば上記駆動輪をその付属
機器等と共に、切断解体の進行に伴なって後方へ漸次移
動させることにより行うことができる。
また、上記のケーブル駆動装置を通路′空間側に設置す
れば、線路側には、切断予定部分に巻き掛けられて走行
する切断用ケーブルが露出するのみであり、切断時にお
ける線路側作業は不要となる。
なお、いわゆるワイヤソーは従来より知られているが、
それらは専ら採石場における石材の切り出しに使用され
ていたものであり、本発明者は、それを産業分野の全く
異なる地下鉄構内壁の切断撤去工法及び地下鉄プラット
ホームの延伸増設工法に利用することによって画期的な
作用効果を奏することを見出だし、本発明の完成に至っ
たものである。
〔切断用ケーブルによる構内壁の切断方法〕第1図は、
本発明に使用する切断用ケーブルに   ”よる構内壁
の切断方法の一例を説明する斜視図であり、ケーブル駆
動装置Aにおいて、構内壁1の前面の路面上に、高さの
調節が可能な2基のすポート2.21がアンカー等(図
示を省略する)によって不動状態に仮設され、それらの
サポート2.2aにギヤ付きの円柱状ラック3が、その
軸線を中心とする回転角の調節が可能なように固定状態
で軸架され、そのラック3に、自走台4が軸線方向に移
動自在に嵌め込まれている。
その自走台4には、駆動輪5及びそれを回転駆動するた
めの油圧モータ、無段変速機などからなる駆動輪回転機
構6.並びに上記ラック3と噛合するビニオン7及びそ
れを回転駆動するための油圧モータなどからなるピニオ
ン回転機構8が搭載され、さらにそれらの駆動輪回転機
構6及びピニオン回転機構8には、可撓性の油圧ホース
9を介して油圧制御ボックス10が接続されている。
一方、構内壁1には、その撤去予定部分の四隅に孔a、
b、c、dがコアドリル等で貫通するように穿設されて
いる。第1図では、先ず上端、水平方向の切断予定部分
axbを切断するために、孔aと孔すとの間を縫うよう
に切断用ケーブルBが構内壁1の切断予定部分a−bに
巻き掛けられ、途中、路面や構内壁1等にアンカー等で
仮設された種々の角度の回転面を有するガイドプーリ1
1A、II6、IIG、110及びガイドプーリIIP
、IIQ、IIR,113(各ガイドブーりを回転自在
に支持するスタンドの図示は省略する)を順次介して屈
曲しながら駆動輪5に無端状に掛けられている。その場
合、切断予定部分a−bに巻き掛けられた切断用ケーブ
ルBの往復線は、ガイドプーリIIA及び115によっ
て孔a及び孔すから構内壁1の壁面に沿って水平に、適
当な間隔に集束するように案内され、ガイドプーリ11
B及びIIRによって壁面から略直角の方向に案内され
、またガイドプーリIIC及び11Qによってラック3
の延長線付近の上部に案内され、さらにガイドプーリl
ID及び11Pによって略垂直方向に案内され、最後に
駆動輪5に略水平方向に掛けられている。
〔切断用ケーブルの構造〕
切断用ケーブルBは、その拡大横断面図である第、2図
に例示するように、直径5■のスチールワイヤ12に、
ダイヤモンド粒表面層を有する外形。
争 10+sm、長さ10mmの円筒状ビーズ13が20〜
30mmピッチで遊嵌され、かつ隣接する各円筒状ビー
ズ13.13間にコイルスプリング14が同様に遊嵌さ
れ、最小直径100mmで屈曲可能とされている。
なお、そのビーズ13は、鉄筋を含むコンクリート層、
コンクリートブロック、レンガ等を切断することができ
る超硬質のものであればよく、ダイヤモンド以外のセラ
ミックスを使用したものでもよい、また、スチールワイ
ヤ12には、適当数のビーズ13及びコイルスプリング
14の繰り返しからなる各ブロックごとに、それらのブ
ロック間の自由な移動を制限するためのクリップ(図示
せず)を付設してもよい、また、コイルスプリング14
は屈曲可能なスペーサとして有用であるが、場合によっ
ては、スチールワイヤ12の屈曲性を阻害しない範囲で
円筒状スリーブと代替させてもよく、またビーズ13の
みをスチールワイヤ12に所要のピッチで交換可能に固
定したものでもよい。
〔切断用ケーブルによる切断方法の作用〕上記の構成に
おいて“、切断予定部分a−bに巻き掛けられた切断用
ケーブルBを、駆動輪回転機構6の作動による駆動輪5
の回転駆動によって、ガイドプーリllAから駆動輪5
を介してガイドプーリ11Sの方向に例えば15〜40
s/seaの速度で循環するように走行させ、同時にそ
れを、ピニオン回転機構8の作動によるピニオン7の回
転駆動及びそれに伴なう自走台4のラック3に沿う移動
によって後方に常時付勢し1例えば50〜200Kgの
張力で後方に引張ると、構内壁lの切断予定部分a−b
は、内部の鉄筋も含めて表面から裏面にわたって完全に
切断される。
続いて、下端、水平方向の切断予定部分C〜d、左端、
垂直方向の切断予定部分a−c、及び右端、垂直方向の
切断予定部分b−dについても、同様に種々の角度の回
転面を有する複数のガイドプーリを介して切断用ケーブ
ルBを構内壁1と駆動輪5との間に走行可能に配設する
ことにより切断することができる。また、要すれば、切
断予定部分a−cと切断予定部分b−dとの間及び切断
予定部分a−bと切断予定部分c−dとの間をさらに細
かく縦横に切断して、切断後の撤去作業に適する所要の
大きさのブロックに小割りすることができる。
第3図は、本発明に使用する切断用ケーブルによる構内
壁の切断方法の別の例を説明する斜視図であり、同図に
おいて、上記垂直方向の切断予定部分a−cを切断する
ために、孔aと孔Cとの間を縫うように切断用ケーブル
Bが構内fitの切断予定部分&’−Cに巻き掛けられ
、途中、路面や構内71等にアンカー等で仮設されたガ
イドプーリ11E、IIF及びガイドプーリIIT、I
IU(各ガイドプーリを回転自在に支持するスタンドの
図示は省略する)等を順次弁して屈曲しながら駆動輪5
に無端状に掛けられている。
なお、構内壁lの撤去予定部分に対する切断順序は上記
に限定されず、その撤去予定部分の規模や作業性等を考
慮して決定される。また、切断予定部分に対する切断用
ケーブルBの巻き掛は方法は、切断用ケーブルBを穴a
、b  c、d等に通す上記方法に限定されず、その切
断予定部分の側辺が露出している場合には切断用ケーブ
ルBをその側辺に当接するように巻き掛けてもよい。
上記の切断解体作業に際しては、通常の場合。
冷却、潤滑、洗浄等のために切断個所に常時注水するこ
とが必要である。
上記のように、自走台4をラック3に沿って移動させる
方法では、構内壁lの切断解体直後や切断用ケーブルB
の突然の破断などに際しても、自走台4が暴走したり、
切断用ケーブルBが飛び跳ねたりする危険性がないので
安全である。
なお、上記において駆動輪5の回転面は略水平に調節さ
れているが、この駆動輪5は、サポート2.2aに対す
るラック3の軸線回りの回転角の調節及びサポー)2,
2aの各高さの調節により、所要の高さに、しかも所要
の方向に自在に調節することができる0例えば、ラック
3を第1図に示す状態から軸線回りに、何れかの方向に
80度回転させてサポー)2.2aに固定すると、駆動
輪5の回転面は鉛直となり、また第1図においてサポー
ト2をサボー)2aよりも高い位置に調節すると、駆動
輪5の回転面はサポート2の方向に上向き状態で傾斜す
る。
また、構内壁1と駆動輪5との間に単数又は複数のプー
リを所要の角度で配置することにより、駆動輪5に対す
る切断用ケーブルBの巻き掛は角度を調節したり、切断
用ケーブルBを自由な長さで自在に屈曲させて配設した
り、また切断用ケーブルBを構内壁lの所要位置に自在
に巻き掛けたり、さらに構内壁lと駆動輪5との間の相
対的配置関係も自由に選択することが可能となる。
構内壁lと駆動輪5との間に切断用ケーブルBを走行可
能に配設した後は、切断作業者は、切断個所から離れた
場所、或いは安全な場所で油圧制御ボックス10を遠隔
操作することができ、場合によっては長時間の無人運転
も可能である。
〔実施例1〕 第4図は地下鉄構内の横断面概要図、第5図はそのI−
I線断面概要図であり、往復の線路15.15に沿って
両側に略垂直の構内壁1.1及び上部に略水平の上床板
16がドームを形成するように構築され、その上床板1
6は中央において適宜の間隔で支柱17.17・自によ
り補強支持され、また構内壁1.1の端部にプラットホ
ーム18.18が付設され、それらのプラットホーム1
8.18の外側に外壁19.19が構築され、さらにそ
れらの外周部全体には路盤、路床、土砂等からなる地@
20が積層されている。
第6図は本発明に係る構内壁の切断撤去工法を例示する
断面概要図であり、以下に本発明を上記図面に基づいて
1片側の構内壁についてのみ説明する。
同図において、構内壁1の外側の地層20を掘削して、
そこに通路空間21を穿設する。その通路空間21は、
構内壁1の切断撤去のための作業場となり、またケーブ
ル駆臥装置その他の設置場所となり、さらにプラットホ
ームの延伸増設工事の場合は最終的に新プラットホーム
の設置場所等ともなる。
次に、構内壁1の切断予定部分に切断用ケーブルBを巻
き掛け、さらにその切断用ケーブルBをケーブル駆動装
置Aによって走行速1度及び張力調節の下に走行駆動さ
せると共に構内壁lを切断解体する。ケーブル駆動装置
A及び切断用ケーブルBの構成や構内壁lの切断方法は
既述の通りである。
切断用ケーブルBにより構内壁1を切断した後の切断ブ
ロックは、例えば、上方に仮設したレール式ウィンチ等
で吊り下げながら通路空間21内に引き込み、或いは油
圧ジヤツキ等で通路空間21内に引き込み、その通路空
間21に沿って外部に搬出すればよい、また、比較的大
きく切断した切断ブロックを通路空間21内に引き込ん
だ後、その通路空間21において、同様に切断用ケーブ
ルにより、或いは従来の切断機や破砕機を使用して搬出
可能な大きさに小割りすることもできる。
切断用ケーブルBにより構内壁lを単数のブロックに切
断し、撤去する場合は、切断面が反引き込み方向である
線路15の方向に先細りとなるように切断すると、通路
空間21側への引き込みが容易である。
上記の場合、ケーブル駆動装置Aは線路15側、通路空
間21側の何れにも設置することができ、線路15側に
設置する場合はその走行路として既設の車両用軌道を利
用することも可能である。しかしながら、安全のために
線路15側の作業をなくし、また線路15側への切断破
砕ガラの落下等を防止するためには、それを通路空間2
1側、特に通路空間21内に設置することが好ましい、
なお、既述のように複数のガイドブーりを介することに
よって切断用ケーブルBを自由な長さで屈曲自在に配設
することができるので、ケーブル駆動装置Aを、場合に
よっては既設のプラットホーム18上や地上に設置する
ことも可能である。
また、ケーブル駆動装置Aを通路空間21側に配置した
場合でも、線路15側への切断破砕ガラの落下や飛散の
防止に万全を期するために、保護壁22を構内壁lの線
路側に種々の態様で、例えば路面や構内壁1等にアンカ
ー等で仮設することが好ましい。
〔実施例2〕 第7図及び第8図は地下鉄プラットホームの延伸増設工
法を例示する断面概要図である。この場合は、第7図に
示すように、前記通路空間21の穿設後、その通路空間
21の外側に新プラッ゛トホームのための新外壁23を
既設の外壁19,19に延設するように構築する必要が
あるが、これは構内91の前記切断作業の前に行なうこ
とが作業工程上から好ましく、また切断後の切断ブロッ
クを既述のようにレー、ル式ウィンチや油圧ジヤツキ等
で通路空間21偏に引き込む際に新外壁23をそれらの
レール式ウィンチや油圧ジヤツキ等の支持体として使用
できることからも好ましい。
なお、このような新外壁23の構築は、必要に応じて、
上記地下鉄プラットホームの延伸増設工法以外の構内壁
1の切断撤去工法においても行なわれる。
上記のようにして、構内壁1の所要部分を切断撤去した
後、第8図に例示するように新プラットホーム24を既
設のプラットホーム18に延設する。
(発明の効果〕 以上のように、本発明に係る地下鉄構内壁の切断撤去工
法では、横内壁の切断予定部分に、超硬質ビーズを付設
してなる切断用ケーブルを巻き掛けて走行駆動させるの
で、構内壁を内部の鉄筋も含めて、その切断断面積や切
断厚さに制限されることなく、きわめて早い切断速度で
正確に、作業性よく安全に、しかも振動、騒音、塵芥等
、外部環境への影響がきわめて小さい状態において切断
撤去することができる。
また、上記において、ケーブル駆動装置を通路空間側に
設置することにより、構内壁を、線路−側からの作業を
要することなく切断撤去することができるので、切断撤
去作業はきわめて安全であり、また切断破砕ガラが線路
側に落下、飛散することがない。
さらに、この切断撤去工法によれば、切断用ケーブル径
に対応する所要の切断間隙が得られるので、構内壁から
の切断ブロックの取り外し又は引き込みのために構内壁
上部に開口部の穿設を必要としない さらにまた、この切断撤去工法によれば、構内壁を、ブ
レード式切断機の場合のようにオーバーカットを生じる
ことなしに、設計通りの寸法で切断撤去することができ
る。
従って、構内壁の上記切断撤去工法を主体とする本発明
に係る地下鉄プラットホームの延伸増設工法もまた同様
の作用効果を奏し、昨今の地下鉄プラットホームの延伸
増設工事の需要増加に即応することができると共に工期
の大幅短縮に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に使用する切断用ケーブルによる構内
壁の切断方法の一例を説明する斜視図、第2図は切断用
ケーブルの一例の拡大横断面図、第3図は、本発明に使
用する切断用ケーブルによる構内壁の切断方法の別の例
を説明する斜視図。 第4図は地下鉄構内の横断面概要図、第5図はそのI−
I線断面概要図、第6図は本発明に係る構内壁の切断撤
去工法を例示する断面概要図、また第7図及び第8図は
地下鉄プラットホームの延伸増設工法を例示する断面概
要図である。 (主要符号の説明) 1・・・構内壁、 5・・・駆動輪、  IIA−F、
11P−U・・・ガイドプーリ、 12・・・スチール
ワイヤ、  13・・・ビーズ、  14・・・コイル
スプリング、  15・・・線路、18・・・プラット
ホーム。 21・・・通路空間、 22・・・保vI壁、 23・
・・新外壁、 24・・・新プラットホーム A・・・ケーブル駆動装置、 B・・・切断用ケーブル
。 a、b  c、d・・・穴 以上 特許出願人  株式会社 ダイ七社 代理人 弁理士  安 藤 惇 逸 あ5図 1.15 惠7図 第6図 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)地下鉄線路に沿って構築された構内壁の外側
    に通路空間を穿設する工程、(b)構内壁の切断予定部
    分に、ワイヤに超硬質ビーズを適宜のピッチで付設して
    なる切断用ケーブルを巻き掛ける工程、及び(c)切断
    用ケーブルをケーブル駆動装置によって走行速度及び張
    力調節の下に走行駆動させると共に構内壁を切断解体す
    る工程からなる地下鉄構内壁の切断撤去工法。 2、ケーブル駆動装置を通路空間側に設置した、特許請
    求の範囲第1項記載の地下鉄構内壁の切断撤去工法。 3、構内壁の切断予定部分端部に切断用ケーブルを通す
    ための孔を穿設した、特許請求の範囲第1項記載の地下
    鉄構内壁の切断撤去工法。 4、構内壁の線路側に保護壁を仮設した、特許請求の範
    囲第1項記載の地下鉄構内壁の切断撤去工法。 5、スチールワイヤに超硬質ビーズとコイルスプリング
    を交互に遊嵌してなる切断用ケーブルを用いる、特許請
    求の範囲第1項記載の地下鉄構内壁の切断撤去工法。 6、超硬質ビーズはダイヤモンド粒表面層を有する、特
    許請求の範囲第1項又は第5項記載の地下鉄構内壁の切
    断撤去工法。 7、(a)地下鉄線路に沿って構築された構内壁の外側
    に通路空間を穿設する工程、(b)通路空間の外側に新
    外壁を構築する工程、(c)構内壁の切断予定部分に、
    ワイヤに超硬質ビーズを適宜のピッチで付設してなる切
    断用ケーブルを巻き掛ける工程、(d)切断用ケーブル
    をケーブル駆動装置によって走行速度及び張力調節の下
    に走行駆動させると共に構内壁を切断解体する工程、及
    び(e)新プラットホームを延設する工程からなる地下
    鉄プラットホームの延伸増設工法。 8、ケーブル駆動装置を通路空間側に設置した、特許請
    求の範囲第7項記載の地下鉄プラットホームの延伸増設
    工法。 9、構内壁の切断予定部分端部に切断用ケーブルを通す
    ための孔を穿設した、特許請求の範囲第7項記載の地下
    鉄プラットホームの延伸増設工法。 10、地下鉄構内壁の線路側に保護壁を仮設した、特許
    請求の範囲第7項記載の地下鉄プラットホームの延伸増
    設工法。 11、スチールワイヤに超硬質ビーズとコイルスプリン
    グを交互に遊嵌してなる切断用ケーブルを用いる、特許
    請求の範囲第7項記載の地下鉄プラットホームの延伸増
    設工法。 12、超硬質ビーズはダイヤモンド粒表面層を有する、
    特許請求の範囲第7項又は第11項記載の地下鉄プラッ
    トホームの延伸増設工法。
JP60280584A 1985-12-13 1985-12-13 地下鉄構内壁の切断撤去工法及び地下鉄プラットホ−ムの延伸増設工法 Granted JPS62141300A (ja)

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