JPS62140268A - 磁気ヘツド支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フレキシブルな両面磁気ディスクの記録再生
に好適な磁気ヘッド支持機構に関する。

〔従来の技術〕

従来のフレキシブル磁気ディスクの記録再生装置として
は、第一に特開昭５１−１２４９１０にあるように、両
面の磁気ヘッドは可撓性の支持部材により、磁気記録面
の両面から板ばねなどで所定の荷重で弾性的に押圧する
構成である。このものにおいては、ヘッドロード時の磁
気ディスク面への衝撃が緩和され傷つき、摩耗しにくく
、磁気ディスクのうねり等への追従性は良いが、欠点と
して、磁気ディスクのうねりに伴うヘッドの位置ずれ、
ヘッドロード時のヘッドが磁気ディスク面への接触が整
定するまでの時間、キャリッジ移動時のヘッド位置決め
時のヘッドの整定接触するまでの時間が長くなり、組立
上も、可撓性支持されているため、二つのヘッドの」二
下位置合せが難しいなどの欠点を有している。

第二に、これらの問題点を解決するため、特公昭５８−
１５８６６は、一方の磁気ヘッドは固定位置を保つこと
によって、上記問題を解決せんとしているが、第一の特
徴である磁気ディスクへのへラドロード時のヘッドの接
触面への衝撃による、傷あるいは摩耗の問題を解消でき
ない。しかも固定ヘッドへ他方のヘッドを押し付けて強
制接触するために、定常のディスク回転にも傷、摩耗が
発生しやすいなどの欠点を有している。また、磁気ディ
スク面に垂直方向に固定位置を有するため、磁気ディス
ク面の装置の基準面に対するディスク面に垂直方向の位
置ずれによるオフトラックや、記録再生時の良好なヘッ
ドコンタクトが得られないなどの問題点を有していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術においては、第一に磁気ディスク面への磁
気ヘッドの接触に伴う磁気ディスク面の傷つき、摩耗の
問題があり、第二に、磁気ディスク面のうねり等の追従
に伴う磁気ヘッドの位置ずれ、磁気ディスクへの接触整
定時間の長さの問題を有していて、これらは相反する要
因に基づくものであり、両方を満足することは困難であ
った。

本発明の目的は、こうした問題の解決と簡略で高精度な
位置決めを得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、磁気ディスクと磁気ヘッドが軟かく接触し
、かつ磁気ディスクのうねりなどの外力に対しては所要
の剛性を与える必要がある。このために、面に垂直方向
には軟かいがローリング方向および面内剛性が大なるジ
ンバル板で磁気ヘッドを支承し、弾性部材により、ジン
バル板背面を当接する可動体を押付ける。かつ、この可
動体は、ジンバル板背面との係合部で磁気ヘッドとのジ
ンバル面と平行な面内方向の位置ずれを規制して構成す
ることにより達成される。

〔作用〕

ここでジンバル面に垂直方向に軟かく面内剛性が大であ
り、ローリング方向の剛性も大であるた　　、め磁気デ
ィスク面上でのヘッドの位置決めが容易で、かつ磁気デ
ィスクのうねりなどによる位置ずれが生じ難いが磁気デ
ィスク面に垂直方向には可動体と弾性部材によって容易
に変化し易く、ヘッドロード時の磁気ディスクへの衝撃
も小さい。磁気ディスクに追従し易すく磁気ヘッドが回
動可能に支承する可動体のジンバル面への押圧点の位置
は、ジンバル面と平行な面内方向の移動を規制して構成
され、位置決めされるもので、磁気ディスクへの磁気ヘ
ッドの良好な接触が得られる。　　　′〔発明の実施例
〕 本発明を、実施例図面に基づいて、詳説する。

第５図に示すように、磁気ディスクカセット１は。

合成樹脂製のカセットケース２と、その内部に収納した
可撓性の両面磁気ディスク（以下、磁気ディスクと称す
る）３を有する。

磁気ディスク３には、その中央に軸穴４と駆動ビン穴５
を有するハブ６が一体的に設けられている。カセットケ
ース２の両面には、磁気ヘッド接触用の窓７が設けられ
ている。窓７には、シャッター８がカセットケース２に
設けた取付段部９を利用して設けられている。シャッタ
ー８は、カセットケース２内に設けたばねによって、常
時、第５図に示す矢印Ｐ方向に付勢され、窓７を閉鎖し
ている。

本実施例第１〜３図において、磁気ヘッド組立体８８は
、第１磁気ヘツド８９と、この第１磁気ヘッド８９に対
向して配置される第２磁気ヘツド９１とが取り付けられ
る、第１磁気ヘツド８９をキャリッジ９０に取り付ける
金属性の第１ジンバル板９３と、第２磁気ヘツド９１を
ヘッド支持機構９２に取り付ける金属性の第２ジンバル
板９４と、第１ジンバル板９３の背面の凹部９３ａ（こ
こでは、第１ジンバル板９３に第１磁気ヘツド８９を取
り付ける側を、第１ジンバル板９３の表面といい、第１
ジンバル板９３に第１磁気ヘツド８９を取り付けない側
を、第１ジンバル板９３の背面と称す）に当接し、かつ
磁気ディスク３に対してほぼ垂直方向に可動（本実施例
では上下動）する第１可動体９５と、この可動体９５を
磁気ディスク３に押し付ける第１押付手段９６と、第２
ジンバル板９４の背面の凹部９４ａ（ここでは、第２ジ
ンバル板９４に第２磁気ヘツド９１を取り付ける側を、
第２ジンバル板９４の表面といい、第２ジンバル板９４
に第２磁気ヘツド９１を取り付けない側を、第２ジンバ
ル板９４の背面と称す）に当接し、かつ磁気ディスク３
に対してほぼ垂直方向に可動（本実施例では上下動）す
る第２可動体９７と、この可動体９７を磁気ディスク３
に押し付ける第２押付手段９８と、第１可動体９５の可
動方向を磁気ディスク３の平面に対してほぼ垂直方向に
規制する規制部材９９と、この規制部材９９に第１可動
体９５と第１押付手段９６とを取り付けるための磁気シ
ールド特性を有する支持板１００と、第２可動体９７の
可動方向を磁気ディスク３の平面に対してほぼ垂直方向
に規制する規制部材１０２と、この規制部材１０２に第
２可動体９７と第２押付手段９８とを取り付けるための
支持板１０１とを備えている。第１可動体９５と第２可
動体９７の、ジンバル９３．９４の背面に設けた凹部９
３ａ、９４ａに当接する部分９５ｂ。

９７ｂを、両方とも円弧状面にし第１．第２可動体９５
．９７先端のジンバル９３．９４面上の位置を規制し、
押圧点の位置が決定される。

第１押付手段９６及び第２押付手段９８は、いずれもコ
イルばねからなり、第１可動体９５と第２可動体９７に
それぞれつば９５ａ、９７ａを用いて、磁気ディスク３
の両面にほぼ等しい当接力が設定されるようにしである
。

第１磁気ヘツド８９と第２磁気ヘツド９１には、制御基
板１１５に接続された可撓性平板状導体１１６．１１６
ａを接続する。

ヘッド支持機構９２は、ヘッドアームばね１１７゜スト
ッパ一部材１１８．座金１１９．固定ねじ１２０．１２
０ａを用いて、キャリッジ９０にピボツタブルに支持さ
れる。ヘッド支持機構９２を、磁気ディスク３にある一
定以上接近させると、ヘッド支持機構９２は、ストッパ
一部材１１８に衝突し、これ以下、ヘッド支持機構９２
は、磁気ディスク３にほぼ近づかない。

第１ジンバル板９３と第２ジンバル板９４は、全く同一
形状になっているので、第４図を用いて、第１ジンバル
板９３の形状につき、説明する。第１ジンバル板９３は
、第１磁気ヘツド８９を支承するヘッド中央支持体９３
ａ、キャリッジ９０に接着剤などによって固定する外周
固定体９３ｂ、この外周固定体９３ｂとヘッド中央支持
体９３ａを連結する洟結体９３ｃからなり、磁気ディス
ク３の回転方向（磁気ディスクの半径方向とは直角方向
をいい、この方向を以下、ピッチング方向という。また
、このピッチング方向と直角方向を以下、ローリング方
向という）の角変位を、すなわちピッチング方向の角変
位を、ローリング方向の角変位より大きくしてなる。

キャリッジ９０には、一体内に第１ジンバル９３が過度
に動いて、変形するのを防止する手段９０ｂ、９０ｃを
設ける。ヘッド支持機構９２には、第２ジンバル板９４
が過度に動いて変形するのを防止する手段９２ａ、９２
ｂを設ける。

次に本装置の動作について説明する。

磁気ディスクカセット１の挿入後、ヘッド支持機構９２
が押しばね１２２の作用で下方に移動し、第２磁気ヘツ
ド９１が窓７部で磁気ディスク３の記録面に接触する。

従って第１ヘツド８９も上記第２磁気ヘツド９１の抑圧
反作用で磁気ディスク３に確実に接触する。

上記状態にてディスク駆動モータ（図示せず）を付勢す
れば記録、再生が開始される。

次に第３図および第４図において、第１磁気ヘッド８９
．第２磁気ヘツド９１は、それぞれ押付手段９６．９８
によって第１可動体９５と第２可動体９７がそれぞれ規
制部材９９，１０２で規定された定位置へ所定の荷重１
０〜２Ｑｇｒで押圧され、両回動体９７．９５のジンバ
ル板９３゜９４の背面に設けた凹部９３ａ、９４ａに当
接する部分９５ｂ、９７ｂで微少の回動可能に支承され
ている。ここで可動体９５．９７は先端で位置決めされ
ているため可動体の案内は不要で摺動部がなく摩耗の影
響がない。この状態でカセット１の排出動作が行われ、
ディスク３への第１磁気ヘツド１８９との接触が解除さ
れると、両回動体９５．９７は、押付手段９６．９８の
作用で、つば部９５ａ、９７ａが規制部材９９，１０２
の端面と当接し、第１磁気ヘッド８９．第２磁気ヘツド
９１ともに、押付手段９６．９８によって定位置以上変
位しない構成となっている。言かえると、第１磁気ヘッ
ド８９．第２磁気ヘツド９１がディスフ３を介在して当
接した状態では、常に空隙が存在している。一方、前記
するように、ヘッド支持機構９２のディスク３との高さ
方向位置決めは、ストッパ一部材１１８より延設された
係合部１１８ａと押しばね１２２によって保持される。

従って、可動体９５．９７の移動量である空隙を一定値
とすることができ、ストローク差に基づく押圧量の変動
を抑制できる。押付手段９６．９８としては、本実施例
ではコイルばねを用いているが板ばねなどの適用も可能
である。第４図に示すように、第１磁気ヘッド８９．第
２磁気ヘツド９１の保持手段（通常の記録再生時は、所
定の空隙１２３，１２３ａを有する）となる変形防止手
段９０ｂ、９２ａを有し、ディスク３面との吸着などに
対して、第１磁気ヘツド８９と第２磁気ヘツド９１が異
常に移動しない。

次に、本構成では、第１磁気ヘッド８９．第２磁気ヘツ
ド９１を弾性的に保持することで、ディスク３面とのへ
ラドロード時の衝撃を緩和するとともに、本実施例によ
れば、一方の磁気ヘッドを固定し、そのヘッドに他方の
磁気ヘッドを押し付ける構造（以下、従来構造という）
に比べると、磁気ディスク３に加わる力を約１７５に、
整定時間を約１／２にすることが可能である。しかも、
両磁気ヘッドともに、磁気ディスク３のうねりに対して
円滑に追従するので磁気ディスクへの損傷、摩耗も少く
、許容ペネトレイションの点でもすぐれているとともに
、オフトラックが発生しやすい方向、すなわち、ローリ
ング方向に対する両磁気ヘッドの動きを小さくすること
ができるので、両磁気ヘッドの位置ずれにともなうオフ
トラックを抑制することが可能である。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、磁気ディスクとの衝撃的
な接触がなくなり、磁気ディスクの傷、摩耗を抑制でき
、かつ磁気ディスクへの磁気ヘッドの追従性が良好であ
るとともに、磁気ディスクのうねりなどに伴う位置ずれ
などが抑制できるなどの特長を有する磁気ヘッド支持機
構が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本実施例の要部断面図、第２〜３図は本実施
例による外観、断面図を示し、第４図は本実施例構成部
品の展開図、第５図は磁気ディスクのカートリッジの外
観図である。 ３・・・磁気ディスク、８８・・・磁気ヘッド組立体、
８９・・・第１磁気ヘツド、９０・・・キャリッジ、９
３・・・第１ジンバル板、９１・・・第２磁気ヘツド、
９２・・・ヘッド支持機構、９４・・・第２ジンバル板
、９５・・・第１可動体、９７・・・第２可動体、９３
ａ、９４ａ・・・第１．第２ジンバル板背面の凹部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、可撓性の両面磁気ディスクの両面に接触して記録再
   生する複数の磁気ヘッドを有し、面内剛性大で面に垂直
   方向に可動に磁気ヘッドをジンバル支持し、弾性部材に
   より、前記、ジンバル板背面を当接する垂直方向に可動
   する可動体を有した磁気ヘッド支持機構において、磁気
   ヘッドを支持するジンバル板と係合して、ジンバル面と
   平行な面内方向の移動をジンバル係合部で規制された可
   動体を有する磁気ヘッド支持機構。 ２、特許請求の範囲第１項において、可動体の垂直方向
   可動領域を規制する規制手段を設けてなる磁気ヘッド支
   持機構。