JPS6213976B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6213976B2
JPS6213976B2 JP4250979A JP4250979A JPS6213976B2 JP S6213976 B2 JPS6213976 B2 JP S6213976B2 JP 4250979 A JP4250979 A JP 4250979A JP 4250979 A JP4250979 A JP 4250979A JP S6213976 B2 JPS6213976 B2 JP S6213976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenol
formaldehyde
melamine
moles
mol
Prior art date
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Expired
Application number
JP4250979A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55135123A (en
Inventor
Kazuya Shinoda
Hiroaki Kikuchi
Akira Kitahara
Tetsuo Takaku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP4250979A priority Critical patent/JPS55135123A/ja
Publication of JPS55135123A publication Critical patent/JPS55135123A/ja
Publication of JPS6213976B2 publication Critical patent/JPS6213976B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は高度の耐水性と低温安定性を有する合
板用フエノール樹脂変性メラミン樹脂組成物の製
造方法に関する。 従来高度の耐水性を有する合板用樹脂として
は、フエノール樹脂が使用されてきたが、フエノ
ール樹脂は、合板用接着剤として使用する場合、
使用する単板を充分に乾燥し、かつ130〜140℃の
高温で長時間の熱圧条件を必要とし、別途使用さ
れているメラミン樹脂に比べて、はなはだしく生
産性が劣る欠点を有していた。 かかる欠点を解決するものとしていくつかの提
案がなされている。すなわち、フエノール樹脂を
メラミンとホルムアルデヒドとで変性する方法や
メラミン樹脂をフエノールとホルムアルデヒドと
で変成する方法があるが、これらの変性で得られ
た樹脂は低温安定性が悪く、冬期貯蔵期間中に白
濁、分離し実用的でない。 また、フエノール樹脂とメラミン樹脂とを混合
して使用する方法があるが、フエノール低モル比
の場合は接着力が低下し、フエノール高モル比の
場合には低温安定性が悪い欠点がある。 本発明者は種々検討を重ねた結果、フエノール
樹脂とメラミン樹脂とを共縮合反応させることに
よつて接着力も低下せず高度の耐水性と低温安定
性を有する合板用フエノール樹脂変性メラミン樹
脂組成物を完成するに至つた。 すなわち、本発明は、メラミン1モルに対し
て、ホルムアルデヒドを1.8モル以上反応させた
部分メチル化メチロールメラミン(以下、変性メ
ラミン樹脂という。)と、フエノール1モルに対
してホルムアルデヒド3.0モル以上を加え、フエ
ノール1モルに対してホルムアルデヒド2.4モル
以上反応させたフエノール・ホルムアルデヒド初
期縮合物(以下、フエノール初期縮合物とい
う。)とを、最終反応生成物に対して18重量%以
上のメラミンと8重量%以上のフエノールを含有
する割合で共縮合反応させて得られたフエノール
樹脂変性メラミン樹脂組成物(以下、本発明組成
物という。)の製造方法である。 本発明においては、メラミン1モルに対してホ
ルムアルデヒド1.8モル以上を反応させることが
必要である。1.8モル未満では得られたフエノー
ル樹脂変性メラミン樹脂組成物の低温安定性が低
下するため好ましくない。 部分メチル化は反応ホルムアルデヒドに対し
て、反応メタノールのモル比が0.2〜1.0、好まし
くは0.4〜0.7の範囲で行う。この値が小さいと水
溶性および低温安定性が悪く、また大きすぎると
硬化性がわるく接着性が低下する。 またフエノール1モルに対してホルムアルデヒ
ド3.0モル以上、好ましくは3.5モル以上を加えて
反応させることが必要である。3.0モル未満で
は、フエノール樹脂変性メラミン樹脂組成物の水
溶性が低下し、合板製造工程において配合槽およ
びスプレツダー洗浄が極めて困難になり作業性を
低下せしめるという欠点を有し好ましくない。こ
の場合において変性メラミン樹脂に対して使用す
るフエノールホルムアルデヒドとの反応生成物
は、フエノール1モルに対して2.4モル以上のホ
ルムアルデヒドが付加する迄反応させたものを使
用することが必要である。フエノール1モルに対
してホルムアルデヒドが2.4モルに達しない反応
生成物を使用した場合には得られる本発明組成物
の低温安定性が低下するばかりでなく耐水性が低
下し好ましくない。したがつて2.4モル以上ホル
ムアルデヒドが反応した反応生成物を用い、加熱
して共縮合反応させることがで必要である。 メラミンまたはフエノールに対して使用するホ
ルムアルデヒドの上限量は特に限定するものでは
ないが、最初組成物中の遊離ホルムアルデヒド量
の増加をさけるため、使用するホルムアルデヒド
総量は、本発明組成物中のメラミンとフエノール
の合計モル数の2.8倍以下のモル数に止めること
が望ましい。 本発明組成物中には、未反応の形に換算して、
(実際には反応して共縮合体となつているが)当
該組成物製造に際し用いた水、メタノール等を含
む最終生成物に対して18重量%以上のメラミンお
よび8重量%以上のフエノールを含有することが
必要である。メラミンまたはフエノールの含有量
のいずれかがこの値に達しないときは、所期の耐
水性が得られない。上限は特に制限しないが、製
造価格の上昇をさけるためメラミン含有量は25重
量%以下、フエノール含有量は12重量%以下に止
めることが望ましい。 本発明組成物を合板用接着剤として用いるにあ
たり一般に小麦粉、大麦粉、米粉等の充填剤又は
増量剤、塩化アンモニウム等の硬化剤、その他の
添加剤を含む。 本発明組成物100重量部に対して充填剤又は増
量剤の1種又は2種以上を必要に応じて水を5〜
30重量部添加し、更に硬化剤0.3〜1部を添加混
合して調整した接着剤糊液は本発明組成物中の遊
離ホルムアルデヒドが少い為、単板への塗付工程
に於て作業環境を悪化せしめることがなく、また
メラミン樹脂と同等の熱圧条件、すなわち熱圧温
度115〜125℃、熱圧時間20〜25秒/合板1mm厚、
の条件でJAS72時間連続煮沸試験に合格する合格
を製造することが可能である。 本発明組成物を合板製造時の仮接着を向上させ
る目的でポリビニルアルコール、デン粉、カルボ
キシメチルセルロースやメチルセルロース等のセ
ルロース誘導体の1種又は2種以上で変性するこ
とが可能であり、変性の方法としてはメラミン樹
脂に溶解する方法又はフエノール初期縮合物製造
時に変性する方法、又メラミン樹脂にフエノール
初期縮合物を添加して反応させる時に変性する方
法等があるが、変性方法は特に限定しない。 以下本発明を具体的に説明するために実施例を
示す。%及び部は重量に関するものである。 また、耐水性はJAS72時間連続煮沸試験によつ
た。 実施例 1 メラミン1モル、ホルムアルデヒド1.9モル、
メタノール1.6モルを80℃で2時間水溶液反応さ
せて得た変性メラミン樹脂に、フエノール1モル
に対して4.1モルのホルムアルデヒドを80℃で30
分間水溶液反応させてフエノール1モルに対して
2.45モルのホルムアルデヒドが付加したフエノー
ル初期縮合物を添加し引続き60℃で2時間反応せ
しめてメラミン含有量24%、フエノール含有量10
%の本発明組成物を得た。得られた本発明組成物
の粘度は25℃に於て46センチポイズ、固形分は54
%、又遊離ホルムアルデヒドは1.2%であつた。 また5℃に1ケ月間貯蔵した後も透明であつ
た。 実施例 2 メラミン1モル、ホルムアルデヒド2.2モル、
メタノール1.6モルを80℃で2時間水溶液反応さ
せて得た変性メラミン樹脂に、フエノール1モル
に対して3.6モルのホルムアルデヒドを80℃で45
分間水溶液反応させてフエノール1モルに対して
2.45モルのホルムアルデヒドが付加したフエノー
ル初期縮合物を添加し引き続き60℃で2時間反応
せしめてメラミン含有量22%、フエノール含有量
9%の本発明組成物を得た。粘度は25℃に於て15
センチポイズ、固形分は48%、遊離ホルムアルデ
ヒドは1.0%であつた。5℃に1ケ月間貯蔵した
後も透明で安定であつた。 比較例 1 変性メラミン樹脂にフエノール初期縮合物を添
加し60℃で反応させずに常温で3時間混合する以
外は実施例1と同一の方法により25℃に於ける粘
度40センチポイズ、固形分53%の透明な樹脂組成
物を得た。得られた樹脂組成物は3.6%の遊離ホ
ルムアルデヒドを含み、5℃に3日間貯蔵したと
ころ白色の不溶解分を分離した。 比較例 2 変性メラミン樹脂にフエノール初期縮合物を添
加し60℃で反応させずに常温で3時間混合する以
外は実施例2と同一の方法により25℃に於ける粘
度15センチポイズ、固形分47%の透明な樹脂組成
物を得た。得られた樹脂組成物は2.4%の遊離ホ
ルムアルデヒドを含み、5℃に3日間貯蔵したと
ころ白色の不溶解分を分離した。 比較例 3 メラミン1モル、ホルムアルデヒド1.9モル、
メタノール1.6モルを80℃で2時間水溶液反応さ
せて得た変性メラミン樹脂にフエノール1モルに
対して4.1モルのホルムアルデヒドを60℃で3時
間水溶液反応させてフエノール1モルに対して
2.1モルのホルムアルデヒドが付加したフエノー
ル・ホルムアルデヒド初期縮合物を添加して60℃
で2時間反応せしめてメラミン含有量22%、フエ
ノール含有量9%のフエノール樹脂変性メラミン
樹脂を得た。 得られた樹脂を5℃に5日間放置したところ白
色の不溶解分を分離した。 比較例 4 メラミン1モル、ホルムアルデヒド1.75モル、
メタノール1.6モルを80℃で2時間水溶液反応さ
せて得た変性メラミン樹脂に、フエノール1モル
に対して4.3モルのホルムアルデヒドを80℃で30
分間水溶液反応させてフエノール1モルに対して
2.50モルのホルムアルデヒドが付加したフエノー
ル・ホルムアルデヒド初期縮合物を添加して60℃
で2時間反応せしめてメラミン含有量18%、フエ
ノール含有量7%のフエノール樹脂変性メラミン
樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物の粘度は
8センチポイズ、固形分は38%であつた。又得ら
れた樹脂組成物を5℃に貯蔵したところ3日間で
白色の不溶解分を分離した。 上述の実施例、比較例で得た樹脂組成物に小麦
粉、水、塩化アンモニウムを表―1に示す量、添
加して接着剤糊液を調整し、3mm厚さのラワン単
板の両面に35g/900cm2の割合で均一に塗布し、
この単板の上・下に1.4mm厚さのラワン単板を重
さね合わせて12Kg/cm2の圧力で20分間冷圧した
後、温度120℃、圧力10Kg/cm2、時間2分(合板
1枚あたり)の条件で熱圧して合板を製造し接着
力試験に供した。その結果を表―2に示す。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 メラミン1モルに対してホルムアルデヒドを
    1.8モル以上反応させた部分メチル化メチロール
    メラミンとフエノール1モルに対してホルムアル
    デヒド3.0モル以上を加え、フエノール1モルに
    対してホルムアルデヒドを2.4モル以上反応させ
    たフエノール・ホルムアルデヒド初期縮合物とを
    最終反応生成物に対して18重量%以上のメラミン
    と8重量%以上のフエノールを含有する割合で共
    縮合反応させることを特徴とするフエノール樹脂
    変性メラミン樹脂組成物の製造方法。
JP4250979A 1979-04-10 1979-04-10 Phenolic resin-modified melamine resin composition Granted JPS55135123A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4250979A JPS55135123A (en) 1979-04-10 1979-04-10 Phenolic resin-modified melamine resin composition

Applications Claiming Priority (1)

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JP4250979A JPS55135123A (en) 1979-04-10 1979-04-10 Phenolic resin-modified melamine resin composition

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Publication Number Publication Date
JPS55135123A JPS55135123A (en) 1980-10-21
JPS6213976B2 true JPS6213976B2 (ja) 1987-03-30

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ID=12638028

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JP4250979A Granted JPS55135123A (en) 1979-04-10 1979-04-10 Phenolic resin-modified melamine resin composition

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EP1024155B1 (en) * 1998-08-12 2003-10-22 Gun Ei Chemical Industry Co., Ltd. Phenol/triazine derivative co-condensate resin and process for producing the same
CN113480957B (zh) * 2021-07-02 2022-09-27 珠海邦瑞合成材料有限公司 砂轮用玻璃纤维网片及其制备方法和砂轮

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JPS55135123A (en) 1980-10-21

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