JPS62138311A - 三酸化硫黄の吸収による濃硫酸の製造法及びこれに用いる装置 - Google Patents

三酸化硫黄の吸収による濃硫酸の製造法及びこれに用いる装置

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JPS62138311A
JPS62138311A JP61276899A JP27689986A JPS62138311A JP S62138311 A JPS62138311 A JP S62138311A JP 61276899 A JP61276899 A JP 61276899A JP 27689986 A JP27689986 A JP 27689986A JP S62138311 A JPS62138311 A JP S62138311A
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sulfuric acid
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sulfur trioxide
absorption
spray chamber
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カメロン・ゴードン・マレー
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/48Sulfur compounds
    • B01D53/50Sulfur oxides
    • B01D53/507Sulfur oxides by treating the gases with other liquids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/69Sulfur trioxide; Sulfuric acid
    • C01B17/74Preparation
    • C01B17/76Preparation by contact processes
    • C01B17/80Apparatus
    • C01B17/806Absorbers; Heat exchangers

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硫酸に三酸化硫黄を吸収させることによる富化
(濃)硫酸の製造法及びこれに用いる装置に関する。
代表的な接触法で二酸化硫黄から硫酸を製造するに当っ
ては、二酸化硫黄乾燥カスを得、これを二酸化硫黄の実
質的に全てが三酸化硫黄に転化される一連の触媒床に通
送する。次いで三酸化硫黄を1個以上の吸収塔で硫酸に
吸収させて富化硫酸流を生成する。
代表的には、触媒による転化床からの三酸化硫黄ガス流
は5〜13容量%の三酸化硫黄を含有し、これを160
〜260℃の程度の温度に普通冷却してから吸収段階に
通送する。三酸化硫黄は例えは煉瓦て裏張りした充填材
付きの吸収塔内で硫酸との向流吸収によりガス流から取
出される。
二酸化硫黄の吸収によって発生ずる熱量のきわめて大き
いこと及び流出ガス流中に未吸収の三酸化硫黄が産生さ
れるのを防止する必要性の結果として、過度に高温て腐
食性の酸を回避しようとするならば吸収塔は大量の酸処
理流を必要とする。
更には、十分に大量の吸収剤酸流を用いることによって
広範囲の酸濃度を回避するのか望ましい。
代表的には、酸生成物の取出し流は吸収塔の充填材及び
補助配管内に収容される循環酸流のわずか5〜10%を
表わし得る。経済的に利用し得る物質を用いると、酸の
温度は例えば120℃までの範囲にある。
吸収塔の充填材を通って向流式による下向きの酸流と上
向きのガス流とを用いると、2つの流体か相互作用し且
つ互いに通送するに十分な空の空間を与えしかもガス流
が充填材を通っての液体の逸出を妨害する「洪水J (
flooding)として知られる状況を回避するよう
に吸収塔を設計することが必要とされる。この問題はガ
スが先ず充填材に入来する場合には最も重大である。何
故ならば、これはガス流がガスに存在する三酸化硫黄に
より最大であり、且つ最高温(即ち最低密度)である場
合であるからであり、最大容量のガスが充填材中の空隙
空間を通って流れる。問題を複雑にするのは酸が下部の
充填材領域でガスから三酸化硫黄の大部分を吸収する結
果として下向きの液体流がまた下部充填材領域で最大で
あることである。
現在の設計の吸収塔では、充填材の全ての表面が湿潤さ
れて三酸化硫黄の最大の吸収を行うように充填材上に入
来する吸収用酸を散布するために、充填材の頂部に分配
器を必要とする。
慣用の吸収塔の重大な欠点は、高温の塔外壁及び煉瓦の
後にある高温裏張りが存在しないためには塔内に肉厚の
煉瓦裏張りを必要とすることである。例えば高温ガス(
160〜280’l:)を煉瓦裏張りに直接隣接する塔
の下部領域に供給し、下部領域は断続的にのみ湿潤され
るので不利である。かNる煉瓦裏張りのために塔の経費
が増大し、適当に取付けるのが困難である。
更には例えば酸吸収による三酸化硫黄の取出に満足させ
ねばならない2つの相反する要件がある。用いた硫酸で
決定した濃度及び温度範囲を超えることなくガスから三
酸化硫黄を全体的に取出す必要性があり且つ99.9%
及びそれ以上に接近する効率値までガス中の三酸化硫黄
の実質的に全てを取出す別の必要性がある。
第1の必要性は塔中の充填材の15〜20%即ち入口ガ
スに接触する充填材の第1の部分に相当する底部で通常
達成される。この要件は塔の直径を決定し、かくして塔
経費の重要な因子である。
充填材の残りの80〜85%は環境当局により要求され
た高度の値にまで三酸化硫黄の吸収に作用し、そのため
大きな直径の塔又は大きな酸流を用いる必要性はない。
即ち、吸収塔が原基の残りの部分に関して上部で特大で
あり、しかも該上部でのガス密度及びガス流及び酸流が
特大である点で慣用の吸収塔には別の欠点かある。
二重吸収系を用いる最近の硫酸製造法は、2つの吸収塔
を有し、その各々には前記の欠点がある。
吸収塔の寸法及び塔の充填材領域での酸の循環率が慣用
の大きさ以下に低下された吸収塔及び吸収法を提供する
のが本発明の1目的である。
より薄い裏張りを用い得るか又は煉瓦の裏張りを用いな
いように塔の底部における構成部材に対するガスの悪影
響を減少させるのが、本発明の別の目的である。
従って本発明の1つの要旨によると、次の構成部材; (a)  外壁、(b)外壁の下方部分内の硫酸噴霧室
、(c)外壁内の前記の硫酸噴霧室より上方にある充填
材付き三酸化硫黄吸収帯域、(d)硫酸流を前記の噴霧
室内へ噴霧させる装置、(e)三酸化硫黄含有高温ガス
流を前記の噴霧室へ供給して三酸化硫黄涸渇ガス流を製
造する装置、(f)前記の三酸化硫黄涸渇ガス流を前記
の充填材入り吸収帯域に供給する装置、(g)硫酸流を
前記の充填材入り吸収帯域に供給する装置、(h)前記
の噴霧室及び吸収帯域から硫酸流を収集する装置及び(
i)前記の充填材入り吸収帯域から得られるガス流を収
集する装置とを有してなる三酸化硫黄吸収塔が提供され
る。
本発明の好ましい実施形式では、前記吸収塔の外側に設
けられしかも前記の硫酸噴霧室に接続した側方噴霧室を
更に有してなる、前記の吸収塔を提供する。
別の要旨では、本発明は三酸化硫黄を含有する高温ガス
流から濃硫酸を製造する方法において、次の諸工程; (a)  前記のガス流を吸収塔内に設置した硫酸噴霧
室に供給し、 (b)  第1の再循環硫酸流を前記内噴霧室で噴霧し
て前記ガス流から三酸化硫黄の大部分を該再循環硫酸中
に吸収させこれによって第1の硫酸富化流と三酸化硫黄
が涸渇したガス流とを製造し、 (c)  三酸化硫黄が涸渇したガス流を吸収塔内の前
記噴霧室より上方にある充填材入りの三酸化硫黄吸収帯
域に供給し、 (d)  第2の再循環硫酸流を前記の三酸化硫黄吸収
帯域に供給して前記の三酸化硫黄涸渇ガス流中に残留し
ている三酸化硫黄の実質的に全てを吸収させ、これによ
って第2の硫酸富化流と三酸化硫黄を実質的に含有しな
いガス流とを製造し、 (e)  前記の第1の硫酸富化流と第2の硫酸富化流
とを収集し、 (f)  前記の三酸化硫黄を実質的に含有しないガス
流を収集することからなることを特徴とする濃硫酸の製
造法を提供する。
噴霧室及び充填材入りの吸収帯域に供給した第1の再循
環酸流及び第2の再循環酸流は、それぞれ直接の共通供
給源から入来できあるいは、各々が硫酸全製造プラント
内に見出される適当で別個の酸回路から放出できる。例
えば、充填材入りの吸収帯域への再循環酸は最初の又は
最終の乾燥塔の酸回路から又はこれらの回路の組合せか
ら供給できる。噴霧室に供給した酸は前記の充填材入り
吸収帯域の酸供給源の何れかから又はなお別個の回路か
ら放出できる。2つの供給酸は、噴霧室への酸容量を充
填材入り吸収帯域への酸容量よりも大きくしながら共通
の循環用酸の供給源から放出するのが好ましい。
即ち、本発明の好ましい具体例では、前記の第1の再循
環硫酸流が共通の再循環硫酸流の大部分を構成し、前記
の第2の再循環硫酸流が共通の再循環硫酸流の小部分を
構成した前記の濃硫酸製造法が提供される。
充填した吸収帯域及び噴霧室に供給した再循環酸の相対
量は、酸の温度及び所望の富化酸流の濃度によって決定
される。通常の操作条件下では、噴霧室への酸流の所要
量は充填した吸収帯域への酸流の所要量を通常越えるも
のである。黙しながら、エネルギーの回収又は他の状況
が重要である場合には、逆もまた真実であるように相対
的な流1の関係を変化させ得るのが可能である。かSる
1つの場合は噴霧室からきわめて高温の酸が望ましい時
にそうであり、これは噴霧室への供給再循環酸の容量を
減少させることを必要とする。
2つの酸富化流は塔内で合して酸の混合物として放出す
るかあるいは別個に充填材入りの吸収帯域及び噴霧室か
ら生ずる別個の流れとして塔から流出できる。2つの酸
富化流を合した前者の場合には、本発明の方法に関する
限りはこれによって「共通の」酸移動回路が生ずると考
えられる。他方、「別個の」回路なる用語は充填材入り
吸収帯域及び噴霧室から出て来る酸富化流が直接混合さ
れることはないことを意味する。
即ち、吸収塔の2つの別個の領域で生じた富化酸は互い
に合することができ及び/又は硫酸全プラント内を循環
する他の適当な酸と合し得ることが見出された。
好ましい具体例では、充填材入り吸収帯域からの富化酸
を噴霧室に通送させ、かくして噴霧室からの富化酸と合
するようになる。
本発明をより良く理解し得るために、本発明の好ましい
具体例を添附図面を参照しながら単に例として以下に記
載する。
第1図は本発明の三酸化硫黄吸収塔の垂直断面図解図で
あり、第2図は第1図の吸収塔内に配置した硫酸噴霧器
の配列の断面図解図であり、第3図は硫酸噴霧器の側方
配列を備えた第1図の吸収塔の垂直断面図解図であり、
第4図、第5図及び第6図は本発明の吸収塔と組合せた
硫酸循環系の図解図である。
第1図に示した吸収塔は、頂部に流出ガス出口12及び
底部に高温ガス人口13及び酸出口14を有する炭素鋼
製外壁11を有してなる。
外壁11はその下方部分に耐酸煉瓦製の内部張り15及
びセラミック支持材16を有し、これらは外壁の底部と
一緒になって硫酸I]1lIn室17の形状を定める。
噴霧室内には酸の人口19から導通する酸分散噴霧器1
8の配列が配置しである。支持材16より上方の外壁1
1内にはセラミックサドル充填材を充填した三酸化硫黄
吸収帯域20があり、該充填材を通ってガス及び酸は滲
出してこれら同志の十分で緊密な接触を達成できる。
外壁11はその上部に酸の入口21及び鋳鉄製の酸分配
器22を有し、その上方には不銹鋼製フレームに収容し
たガラス繊維製のミスト除去器23がある。
第2図は圧力降下の低い複数のノズル24を有する複数
の平行管として構成された硫酸噴霧器18の配列を示す
。噴霧器の別配列は噴霧室内にノズルの放射配列として
配置できる。
噴霧室17内に硫酸を噴霧する装置を構成する噴霧配列
は別の具体例では向流、併流又は交差流の流れとして酸
を生ずる。何故ならば硫酸以上に三酸化硫黄の背圧は存
在しないからである。代表的には噴霧器の配列は検査し
得るか又は取換え得るものである。
第3図は本発明のより好ましい吸収塔を示し、第1図の
外壁11に鋼製で且つ耐酸煉瓦26で裏張りした高温ガ
ス導管25を取付けるように第1図の外壁を改良しであ
る。高温ガス導管25の側面は吸収塔の外側に設けた側
方噴n室27の外形を定め、該噴霧室27内には酸噴霧
器28の側方配列がある。
第3図の吸収塔の別形式では、噴霧器の配列を外側に拡
大した下方に流れる垂直導管内に配置して吸収塔に入来
する前の高温三酸化硫黄ガスを処理できる。
第4図は吸収塔と組合せた再循環した硫酸の共通回路を
示し、それぞれ噴霧室及び充填吸収帯域からの第1の富
化硫酸流及び第2の富化硫酸流を吸収塔内で合し、ポン
プタンク2つに流出させる。タンク29からの酸は熱交
換器30を通して冷却してからそれぞれ噴霧室17及び
充填材入り吸収帯域20に多量及び少量再循環させる。
生成物の取出し系統31は図示した如く適当に配置しで
ある。
第5図は別形式の再循環した硫酸の共通回路を示し、熱
交換器30は噴霧室への酸流取出し地点より後で充填材
入り吸収帯域の入口より前に配設しである。か\る装置
によると再循環用の全体の酸が多量であることにより場
合によってはより高い温度を達成し得る。
第6図は充填材入りの吸収帯域及び噴霧室用の別個の酸
循環回路を示す。噴霧室用の別個の供給及び酸回路によ
ってエネルギーの回収を高くしながらより高温の富化硫
酸を製造できる。
操業に当っては、本発明の吸収塔は代表的な2.0OO
5TPD硫酸プラントに用いる第1の吸収器を表わし、
これは12%二酸化硫黄の93%転化から得られた20
0℃の三酸化硫黄ガス流を収容する。
第1図及び第4図を参照するに、全般的な4.0001
1SGPMの共通の再循環酸流か80℃で98.5%の
濃度で吸収塔に入来する。再循環酸流の大部分(250
0,gpm)を噴霧室に供給し、小部分(1500gp
m)を充填材入り吸収帯域に供給する。
図示した具体例では充填材入り吸収帯域を横切る吸収塔
の直径は610cmの寸法を有し、代表的な7,62c
mのサドル形充填材のわずか366cmの深さを必要と
する。これは三酸化硫黄除去の同じ性能を達成するのに
慣用設計の吸収塔で充填材の深さが610cmであるこ
とを必要とするのと対照すべきである。
出口14を通って吸収塔の底部から出て行く酸は例えば
120℃で出て行き99.2%の濃度を有する。三酸化
硫黄吸収効率は例えば99.99%より高い。
改良法では、第1図及び第5図を参照するに、充填材太
り吸収帯域の入口21を通って吸収塔に入来する再循環
硫酸は噴霧室の人口19を通って入来する再循環硫酸よ
りも低温である。入口19を通る酸流は100℃にのみ
冷却でき然るに入口21を通る酸流は80℃に冷却でき
る。この場合には、両方のm流を80℃に冷却した第1
の例示法で見られる如く全熱(total heat)
のわずか51%と対照すると全熱の84%が100℃以
上の熱移動について利用できる。
再循環酸流の2つの仕事の分離による熱取出しの利点は
慣用の単−塔の概念では存在しない有意な設計の融通性
を可能とする。
即ち、本発明によって提供される硫酸中の三酸化硫黄吸
収の改良は充填材に入来する前にガス流から三酸化硫黄
を予備吸収するのに酸を吸収する噴霧液の使用にあるこ
とが見られ、しかもかよる噴霧液は代表的には充填材の
下方の空間にしかも場合によっては入口のガス導管に配
設される。噴霧液に用いた酸流は吸収系における再循環
酸の大部分であり、再循環酸の小部分を用いて吸収塔の
充填材を1概する。
多数の利点が前記した予備吸収法から生ずる。
第1に、噴霧液を用いた最初のガス帯域中の煉瓦又は金
属に冷却酸を連続的に1概し、これは煉瓦の後方にある
裏張りを保護する。またより薄い煉瓦の裏張りを使用で
きこれは投下経費を節約する。
別の具体例では、本発明の実施に当って吸収塔の最初の
ガス帯域に最近開発された耐蝕金属を用いると耐酸煉瓦
を完全に排除することを考慮する。
第2の利点はガス流の低下と高いガス密度と充填材上に
必要とされる液体流の低下との結果としてより小さな寸
法の吸収塔を用いることに在る。
例えば吸収塔の直径は本発明の方法について25%まで
減少させ得る。
第3の利点は分配系における酸流の低下に在り、これに
よってより小さな管体及び塔の頂部の同様物を使用でき
る。
なお別の利点は、充填材上への濯讃を変化させずにおき
ながら三酸化硫黄吸収の変化に応じて噴霧液への酸流を
変化させる能力にある。慣用の分配器は流れを容易には
細化させられないが然るに低圧で又は必要に応して個々
のノズルを遮断しなから操作し得る噴霧系を設計できる
。この利点はエネルギーの再生を吸収法で実施しようと
するならば特に有用である。
なお別の利点は低い温度が必須でない、唄露液と組合せ
た主要な熱取出操作を、良好な冷却が必要とされる充填
材での冷却から分離したことに在る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の三酸化硫黄吸収塔の垂直断面図解図
であり、第2図は第1図の吸収塔内に配器した硫酸[1
i露器の配列の断面図解図であり、第3図は硫酸噴霧器
の側方配列を備えた第1図の吸収塔の垂直断面図解図で
あり、第4図〜第6図は本発明の吸収塔と組合せた硫酸
循環系の図解図である。図中11は外壁、12は流出ガ
ス出口、13は高温ガス入口、14は酸出口、15は内
部内張り、16はセラミック支持材、17は硫i噴霧室
、18は噴霧器、20はSO3吸収帯域、22は酸分配
器、24はノズル、27は側方噴霧室、29はポンプタ
ンク、30は熱交換器をそれぞれ表わす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、三酸化硫黄を含有する高温ガス流から濃硫酸を製造
    する方法において、次の諸工程; (a)前記のガス流を吸収塔内に設置した硫酸噴霧室に
    供給し、 (b)第1の再循環硫酸流を前記噴霧室内で噴霧して前
    記ガス流から三酸化硫黄の大部分を該再循環硫酸中に吸
    収させこれによって第1の硫酸富化流と三酸化硫黄が涸
    渇したガス流とを製造し、 (c)三酸化硫黄が涸渇したガス流を吸収塔内の前記噴
    霧室より上方にある充填材入りの三酸化硫黄吸収帯域に
    供給し、 (d)第2の再循環硫酸流を前記の三酸化硫黄吸収帯域
    に供給して前記の三酸化硫黄涸渇ガス流中に残留してい
    る三酸化硫黄の実質的に全てを吸収させ、これによって
    第2の硫酸富化流と三酸化硫黄を実質的に含有しないガ
    ス流とを製造し、 (e)前記の第1の硫酸富化流と第2の硫酸富化流とを
    収集し、 (f)前記の三酸化硫黄を実質的に含有しないガス流を
    収集することからなることを特徴とする濃硫酸の製造法
    。 2、前記の第1の再循環硫酸流は再循環した共通の硫酸
    流の大部分を構成し、前記の第2の再循環硫酸流は再循
    環した共通の硫酸流の小部分を構成する特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 3、前記の第1の硫酸富化流と第2の硫酸富化流とを合
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 4、前記吸収塔の外側に設けられしかも前記の硫酸噴霧
    室に接続した側方噴霧室内で前記のガス流を前記の第1
    の再循環硫酸流の一部と共に噴霧させてから前記のガス
    流を前記の硫酸噴霧室に供給する特許請求の範囲第1項
    〜第3項の何れかに記載の方法。 5、次の構成部材; (a)外壁、(b)外壁の下方部分内の硫酸噴霧室、(
    c)外壁内の前記の硫酸噴霧室より上方にある充填材付
    き三酸化硫黄吸収帯域、(d)硫酸流を前記の噴霧室内
    へ噴霧させる装置、(e)三酸化硫黄含有高温ガス流を
    前記の噴霧室へ供給して三酸化硫黄涸渇ガス流を製造す
    る装置、(f)前記の三酸化硫黄涸渇ガス流を前記の充
    填材入り吸収帯域に供給する装置、(g)硫酸流を前記
    の充填材入り吸収帯域に供給する装置、(h)前記の噴
    霧室及び吸収帯域から硫酸流を収集する装置及び(i)
    前記の充填材入り吸収帯域から得られるガス流を収集す
    る装置とを有してなる三酸化硫黄吸収塔。 6、前記吸収塔の外側に設けられしかも前記の硫酸噴霧
    室に接続した側方噴霧室を更に有してなる特許請求の範
    囲第5項記載の吸収塔。
JP61276899A 1985-11-21 1986-11-21 三酸化硫黄の吸収による濃硫酸の製造法及びこれに用いる装置 Pending JPS62138311A (ja)

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DE (1) DE3671881D1 (ja)
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