JPS6213504B2 - - Google Patents

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JPS6213504B2
JPS6213504B2 JP12597577A JP12597577A JPS6213504B2 JP S6213504 B2 JPS6213504 B2 JP S6213504B2 JP 12597577 A JP12597577 A JP 12597577A JP 12597577 A JP12597577 A JP 12597577A JP S6213504 B2 JPS6213504 B2 JP S6213504B2
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JP
Japan
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fuel
engine
air
air flow
digital
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JP12597577A
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Takao Sasayama
Yutaka Nishimura
Yasunori Mori
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5458140A publication Critical patent/JPS5458140A/ja
Publication of JPS6213504B2 publication Critical patent/JPS6213504B2/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関制御装置に係り、特に吸入空
気流量と回転数から供給燃料量を決定する電子制
御燃料制御装置に関する。
従来、吸入空気流量を検出し、供給燃料量を決
定する手段としては、空気流量計の出力電圧を積
分定数に比例させてこれを回転に同期して作動さ
せ、1回の吸入行程で吸入する空気流量に見合つ
た燃料量を加圧した電磁弁から噴射する方法をと
つていた。本方法は吸入する空気量と供給する燃
料量との比、すなわち空燃比(A/F)を一定の
値に制御する上で有効である。
しかし一般にエンジンの吸入空気流量は大幅に
変化する。例えば40〜50のダイナミツクレンジを
有している。このため内燃比精度を高精度例えば
1%に保持するためには吸入空気量を高精度で検
出することが必要である。例えば13bit程度の極
めて高精度のアナログデイジタル変換器(以下
A/D変換器)が必要である。従つてA/D変換
器が極めて高価となる。
本発明の目的は特別に高精度のA/D変換器を
必要とせずかつ吸入空気量に対し高い精度で燃料
を制御でき、さらに上記吸入空気量に関する演算
処理が簡単になる内燃機関制御装置を提供するこ
とである。
本発明の特徴は、機関に流入する空気流量を検
出する空気量センサと、上記機関の回転速度を検
出する回転検出器と、上記空気量センサと回転検
出器の出力に基づき燃料供給装置を駆動するため
の制御信号を出力するデイジタル演算装置と、上
記デイジタル演算装置の出力に基づき上記機関に
燃料を供給する上記燃料供給装置を有するものに
おいて、上記空気量センサは被測定量である上記
空気流量に対し指数もしくはこれに近い関数関係
にある非線形アナログ電気量を出力し、上記デイ
ジタル演算装置は上記非線形アナログ電気量を空
気流量に対し上記関数関係にある非線形デイジタ
ル信号に変換するアナログデイジタル変換器と、
上記指数もしくはこれに近い関数関係と逆関数関
係にある線形化演算結果であつて燃料供給量を決
定するために使用されるデイジタル信号を上記非
線形デイジタル信号に対応して記憶するメモリと
を有し、上記デイジタル演算装置は上記アナログ
デイジタル変換器により変換された上記非線形デ
イジタル信号に対応した上記メモリのアドレスに
記憶されたデイジタル信号を読み出し、この読み
だされたデイジタル信号に基づいて上記燃料供給
装置を駆動するための制御信号を出力するように
したことである。
即ち本発明の特徴は、非線形デイジタル信号を
A/D変換することによりA/D変換器のビツト
数を少なくでき、しかも線形化のための演算が複
雑になるとの問題を演算結果を予めメモリに記憶
しておきこれをA/D変換器の出力に基づいて読
み出すことにより上記複雑な演算を不要にしたこ
とにより解決したものである。
次に本発明の実施例を図を用いて説明する。第
1図は電子式エンジン制御装置の主要構成を示す
システム図である。エア・クリーナ12を通して
取り込まれた空気はエア・フロー・メータでその
流量が計測され、エア・フロー・メータ14から
空気流量を表わす出力QAが制御回路10へ入力
される。エア・フロー・メータ14には吸入空気
の温度を検出するための吸気温センサ16が設け
られ、吸入空気の温度を表わす出力TAが制御回
路10へ入力される。
エア・フロー・メータ14を通過した空気はス
ロツトル・チヤンバ18を通過し、インテーク・
マニホールド26から吸入弁32を介してエンジ
ン30の燃焼室34へ吸入される。燃焼室34へ
吸入される空気の量はアクセル・ペダル22と機
械的に連動してスロツトル・チヤンバ内に設けら
れているスロツトル・バルブ20の開度を変化さ
せることにより制御される。スロツトル・バルブ
20の開度はスロツトル位置検出器24により、
スロツトル・バルブ20の位置が検出されること
により求められ、このスロツトル・バルブ20の
位置を表わす信号QTHはスロツトル位置検出器
24からの制御回路10へ入力される。
スロツトル・チヤンバ18にはアイドル用のバ
イパス通路42とこのバイパス通路42を通る空
気量を調整するアドレス・アジヤスト・スクリユ
44が設けられている。エンジンがアイドリング
状態で運転されている場合、スロツトル・バルブ
20が全閉状態に位置している。エア・フロー・
メータ14からの吸入空気はバイパス通路42を
通して流れ、燃焼室34へ吸入される。従つてア
イドリング運転状態の吸入空気量はアイドル・ア
ジヤスト・スクリユの調整により変えられる。燃
焼室で発生するエネルギはバイパス通路42から
の空気量によりほぼ定まるので、アイドル・アジ
ヤスト・スクリユ44を調整し、エンジンへの吸
入空気量を変えることにより、アイドリング運転
状態でのエンジン回転速度を適正な値に調整する
ことができる。
スロツトル・チヤンバ18にはさらに別のバイ
パス通路46とエア・レギユレータ48が設けら
れている。エア・レギユレータ48は制御回路1
0の出力信号NLDLに応じて通路46を通る空気
量を制御し、暖気運転時のエンジン回転速度の制
御やスロツトル・バルブ20の急変時のエンジン
への適正な空気量の供給を行う。また必要に応じ
アイドル運転時の空気流量を変えることもでき
る。
次に燃料供給系について説明する。フユーエ
ル・タンク50に蓄わえられている燃料はフユー
エル・ポンプ52に吸入され、フユーエル・ダン
パ54へ圧送される。フユーエル・ダンパ54は
フユーエル・ポンプ52からの燃料の圧力脈動を
吸収し、所定圧力の燃料をフユーエル・フイルタ
56を介して燃圧レギユレータ62に送る。燃圧
レギユレータからの燃料は燃料パイプ60を介し
てフユーエル・インジエクタ66に圧送され、制
御回路10からの出力INJによりフユーエル・イ
ンジエクタ66が開き、燃料を噴射する。
フユーエル・インジエクタ66からの燃料噴射
量はこのインジエクタ66の開弁時間と、インジ
エクタへ圧送されてくる燃料圧力と燃料が噴射さ
れるインテーク・マニホールド26との圧力差で
定まる。しかしフユーエル・インジエクタ66か
らの燃料噴射料が制御回路10からの信号で決ま
る開弁時間にのみ依存することが望ましい。その
ためフユーエル・インジエクタ66への燃料圧力
とインテーク・マニホールド26のマニホールド
圧力の差が常に一定になるように燃圧レギユレー
タ62によりフユーエル・インジエクタ66への
圧送燃料圧力を制御している。燃圧レギユレータ
62には導圧管64を介してインテークマニホー
ルド圧が印加され、この圧力に対し燃料パイプ6
0内の燃圧が一定以上になると、燃料パイプ60
とフユーエル・リターン・パイプ58とが導通
し、過剰圧に対応した燃料がフユーエル・リター
ン・パイプ58を介してフユーエル・タンク50
へ戻される。このようにして燃料パイプ60内の
燃圧とインテークマニホールド内のマニホールド
圧との差が常に一定に保たれる。
フユーエル・タンク50にはさらに燃料の気化
したガスを吸収するためのパイプ68とキヤニス
タ70が設けられ、エンジンの運転時大気開口7
4から空気を吸入し、吸収した燃料の気化ガスを
パイプ72により、インテーク・マニホールドへ
導びき、エンジン30へ導びく。
上で説明した如くフユーエル・インジエクタか
ら燃料が噴射され、吸入弁32がピストン74の
運動に同期して開き、空気と燃料の混合気が燃焼
室34へ導びかれる。この混合気が圧縮され、点
火プラグ36からの火花エネルギーで燃焼するこ
とにより、混合気の燃焼エネルギーはピストンを
動かす運動エネルギーに変換される。
燃焼した混合気は排気ガスとして排気弁(図示
せず)より排気管76、触媒コンバータ82、マ
フラ86を介して大気へ排気される。排気管76
には排気還流管78(以下EGRパイプと記す)
があり、この管を介して排気ガスの一部がインテ
ーク・マニホールド26へ導びかれる。すなわち
排気ガスの一部が再びエンジンの吸入側へ還流さ
れる。この還流量は排気ガス還流装置28の開弁
量で定まる。この開弁量は制御回路10の出力
EGRで制御され、さらに排気ガス還流装置28
の弁位置が電気信号に変換され、信号QEとして
制御回路10へ入力される。
排気管76にはλセンサ80が設けられてお
り、燃焼室34へ吸入された混合気の混合割合を
検出する。具体的にはO2センサ(酸素センサ)
が一般に使用され、排気ガス中の酸素濃度を検出
し、酸素濃度に応じた電圧Vλを発生する。λセ
ンサ80の出力Vλは制御回路10へ入力され
る。触媒コンバータ82には排気温センサ84が
設けられており、排気温度に応じた出力TEが制
御回路10へ入力される。
制御回路10には負電源端子88と正電源端子
90が設けられている。さらに制御回路10より
上で述べた点火プラグ36の火花発生を制御する
信号IGNが点火コイル40の1次コイルに加えら
れ、2次コイルに発生した高電圧が配電器38を
介して点火プラグ36へ印加され、燃焼室34内
で燃焼のための火花を発生する。さらに具体的に
述べると、点火コイル40には正電源端子92が
設けられ、さらに制御回路10には点火コイル4
0の1次コイル電流を制御するためのパワートラ
ンジスタが設けられている。
点火コイル40の正電源端子92と制御回路1
0の負電源端子88との間に、点火コイル40の
1次コイルと上記パワートランジスタとの直列回
路を形成され、該パワートランジスタが導通する
ことにより点火コイル40に電磁エネルギが蓄積
され、上記パワートランジスタが遮断することに
より上記電磁エネルギは高電圧を有するエネルギ
として点火プラグ36へ印加される。
エンジン30には水温センサ96が設けられ、
エンジン冷却水94の温度を検出し、この温度に
応じた信号TWを制御回路10へ入力する。さら
にエンジン30にはエンジンの回転位置を検出す
る角度センサ98が設けられ、このセンサ98に
よりエンジンの基準クランク角位置(例えば120
゜、240゜、360゜)に対応したリフアレンス信号
PRとエンジンが所定角度(例えば0.5度)回転す
る毎に発生する角度信号PCとを発生させ、これ
らの信号を制御回路10へ入力する。
第2図は6気筒エンジンのクランク角に対する
点火タイミングと燃料噴射タイミングを説明する
動作図である。イはクランク角を表わし、クラン
ク角120゜毎にリフアレンス信号PRが角度センサ
98より出力される。すなわちクランク角の0
゜、120゜、240゜、360゜、480゜、600゜、720゜
毎にリフアレンス信号PRが制御回路10へ入力
される。
図でロ,ハ,ニ,ホ,ヘ,トは各第1気筒、第
5気筒、第3気筒、第6気筒、第2気筒、第4気
筒の動作を表わす。またJ1〜J6は各気筒の吸
入弁の開弁位置を表わす。各気筒の開弁位置は第
2図に示す如く、クランク角T120゜毎にずれて
いる。この開弁位置と開弁幅はそれぞれのエンジ
ン構造により多少異なるがほぼ図に示すようにな
つている。
図でA1〜A5はフユーエル・インジエクタ6
6の開弁時期すなわち、燃料噴射時期を表わす。
各噴射時期A1〜A5の時間幅JDはフユーエ
ル・インジエクタ66の開弁時間を表わす。この
時間幅JDはフユーエル・インジエクタ66の燃
料噴射量を表わすと考えることができる。フユー
エル・インジエクタ66は各気筒に対応して各々
設けられているが、これらのインジエクタは制御
回路10内の駆動回路に対し、各々並列に接続さ
れている。従つて制御回路10からの信号INJに
より各気筒に対応したフユーエル・インジエクタ
は各々同時に開弁し、燃料を噴射する。
第2図ロに示す第1気筒について説明する。
クランク角360゜において発生した基準信号
INTISに同期し、制御回路10より出力信号INJ
が各気筒のマニホールドまたは吸気ポートに設け
られたフユーエル・インジエクタ66に印加され
る。これにより制御回路10で計算された時間
JDだけA2で示す如く燃料を噴射する。しかし
第1気筒は吸気弁が閉じているので噴射された燃
料は第1気筒の吸気ポート付近に保持され、シリ
ンダ内には吸入されない。
次にクランク角720゜の点で生じる基準信号
INTISに応じて再び制御回路から各フユーエルイ
ンジエクタ66へ信号が送られA3で示す燃料噴
射が行なわれる。この噴射とほぼ同時に第1気筒
の吸気弁が開弁し、この開弁でA2で噴射した燃
料とA3で噴射して燃料の両方を燃焼室へ吸入す
る。他の気筒についても同様のことがいえる。す
なわちハに示した第5気筒では吸気弁の開弁位置
J5でA2とA3で噴射された燃料が吸入され
る。ニに示す第3気筒では吸気弁の開弁位置J3
でA2で噴射された燃料の一部とA3で噴射され
た燃料とさらにA4で噴射された燃料の一部が吸
入される。A2で噴射された一部の燃料とA4で
噴射された一部の燃料を合せると1回分の噴射量
になる。従つて第3気筒の各吸気行程でもやはり
2回の噴射量をそれぞれ吸入することになる。
ホ,ヘ、トに示す第6気筒、第2気筒、第4気筒
でも同様にフユーエル・インジエクタの2回分の
噴射を1回吸気行程で吸入する。以上の説明で分
かるように制御回路10より燃料噴射信号INJで
指定される燃料噴射量は収入するに必要な燃料の
半分であり、フユーエル・インジエクタ66の2
回の噴射で燃焼室34に吸入された空気に対応し
た必要燃料量がえられる。
第2図でG1〜G6は第1気筒〜第6気筒に対
応した点火時期を示す。制御回路10内に設けら
れているパワートランジスタを遮断することによ
り点火コイル40の1次コイル電流を遮断し、2
次コイルに高電圧を発生する。この高電圧の発生
は点火時期G1,G5,G3,G6,G2,G4
のタイミングで行なわれ、各気筒に設けられた点
火プラグへ配電器38により配電される。これに
より第1気筒、第5気筒、第3気筒、第6気筒、
第2気筒、第4気筒の順序で各点火プラグに点火
が行なわれ、燃料と空気の混合気は燃焼する。
第1図の制御回路10の詳細な回路構成を第3
図に示す。制御回路10の正電源端子90はバツ
テリの正端子110に接続され、VBなる電圧が
制御回路10へ供給される。電源電気VBは定電
圧回路112で一定電圧PVCC、例えば5〔V〕
に一定保持される。この一定電圧PVCCはセント
ラルプロセツサ(以下CPUと記す。)、ランダム
アクセスメモリ(以下RAMと記す。)、リードオ
ンリメモリ(以下ROMと記す。)へ供給される。
さらに定電圧回路112の出力PVCCは入出力回
路120へも入力される。
入出力回路120はマルチプレクサ122、ア
ナログデイジタル変換器124、パルス出力回路
126、パルス入力回路128、デイスクリート
入出力回路130等を有している。
マルチプレクサ122にはアナログ信号が入力
され、CPUからの指令に基づいて入力信号の1
つが選択され、アナログデイジタル変換器124
へ入力される。アナログ入力信号として、第1図
に示した各センサ、すなわち水温センサ96、吸
気温センサ16、排気温センサ84、スロツトル
位置検出器24、排気ガス還流装置28、λセン
サ80、エア・フロー・メータ14からそれぞ
れ、エンジンの冷却水温を表わすアナログ信号
TW、吸気温を表わすアナログ信号TA、排気ガ
ス温度を表わすアナログ信号TE、スロツトル開
度を表わすアナログ信号QTH排気ガス還流装置
の開弁状態を表わすアナログ信号QE、吸入混合
気の空気過剰率を表わすアナログ信号Vλ、吸入
空気量を表わすアナログ信号QAがフイルタ13
2〜144を介してマルチプレクサ122へ入力
される。但し、λセンサ80の出力Vλはフイル
タ回路を有する増幅器142を介してマルチプレ
クサへ入力される。
この他に大気圧センサ146から大気圧を表わ
すアナログ信号VPAがマルチプレクサに入力さ
れる。また正電源端子90から抵抗150,15
2,154の直列回路に電圧VBが抵抗160を
介して供給され、さらに上記抵抗の直列回路の端
子電圧をツエナ148で一定に押えている。抵抗
150と152および抵抗152と154の接続
点156と158の電圧VHとVLの値がマルチプ
レクサ122へ入力されている。
上で述べたセントラルプロセツサCPU11
4、ランダムアクセスメモリRAM116、リー
ドオンリメモリROM118、入出力回路120
間はデータバス162、アドレスバス164、コ
ントロールバス166で結ばれている。マルチプ
レクサ122からアナログデイジタル変換器12
4へのアナログ信号の入力はROMに記憶されて
いた命令プログラムに基づきセントラルプロセツ
サCPU114がアドレスバスを介してデイジタ
ル変換すべき入力のアドレスを指定することによ
り行なわれる。デイジタル変換された値はそれぞ
れ対応したレジスタに保持され、必要に応じコン
トロールバス166を介して送られてくるセント
ラルプロセツサ116からの命令に基づきセント
ラルプロセツサCPU116またはランダムアク
セスメモリRAM116へ取り込まれる。
パルス入力回路128には角度センサ98より
リフアレンスパルスPRおよび角度信号PCがパル
ス列の形でフイルタ168を介してパルス入力回
路128に入力される。さらに車速センサ170
から車速に応じた周波数のパルスPSがパルス列
の形でフイルタ172を介してパルス入力回路1
28に入力される。
セントラルプロセツサCPU114により処理
された出力はパルス出力回路126に保持され
る。パルス出力回路126からの出力はパワー増
幅回路186へ加えられ、この信号に基づいてフ
ユーエル・インゼクタが制御される。
188,194,198はパワー増幅回路であ
り、各々点火コイル40の1次コイル電流、排気
ガス還流装置28の開度、エア・レギユレータ4
8の開度をパルス出力回路126からの出力パル
スに応じて制御する。デイスクリート入出力回路
130はスロツトル・バルブ20が全閉状態にあ
ることを検出するスイツチ174、スタータスイ
ツチ176、トランチミツシヨンギアがトツプギ
アであることを示すギアスイツチ178からの信
号をそれぞれ、フイルタ180,182,184
を介して受信し、保持する。さらにセントラルプ
ロセツサCPU114からの処理信号を保持す
る。デイスクリート入出力回路130が関係する
信号は1ビツトでその内容を表示できる信号であ
る。次にセントラルプロセツサCPU114から
の信号により、パワー増幅回路196,200,
202,204へデイスクリート入出力回路から
信号が送られ、それぞれ、排気ガス還流装置28
を閉じて排気ガスの還流を停止させたり、燃料ポ
ンプのリレー206を制御したり、触媒の異状温
度をランプ208で表示したり、エンジンのオー
バーヒートをランプ210で表示したりする。
以上の構成において、空気流量計14の変換特
性に着目する。例えば、空気流量検出値QAの要
求精度は読み値の1%以内、ダイナミツクレンジ
は50倍と考えると、必要分解能δはQAの最初値
で1%である。これを次式で表わす。
δ=0.01 QA〕nio ……(1) ところで、QA〕nax/QA〕nio=50であるからデ
イジタル化した状態での最大値Sは S=QA〕nax−QA〕nio/δ =49QA〕nio/0.01QA〕nio
4900……(2) 4900となる。この値は212<4900<213であるか
ら、空気流量計の出力QAがアナログ電圧である
とき13bitのA/D変換器を必要とする。従つて
非常に高価となる。また自動車搭載機器としての
制約から、アナログ電圧の最大は5〜10Vの範囲
であり、したがつて13bitのA/D変換器に要求
される分解能は1〜2mVとなり、自動車の雑音
レベルよりも小さくなつて正確な計測を期し難
い。
そこで空気流量計の変換特性を非線型化し、そ
の変換関数関係を QA=f(x) ……(3) とおく。空気流量計の読み値に対する誤差ηが一
定であることがエンジンの燃料制御には必要であ
るとの条件から次式が成り立つ。
f′(x)・Δx/f(x)=η ……(4) ∴f′(x)/f(x)=η/Δx……(5
) ここでΔxは一定のηを与える分解能を示す。
(5)式より d/dxlnf(x)=η/Δx ……(6) 両辺を積分して、 lnf(x)=η/Δx∫dx=η/Δx・x+c…
…(7) ∴QA=f(x)=K・exp(η/Δx・x) … …(8) (8)式により QA〕nax=K・exp(η/Δx・xnax) ……(9) QA〕nio=K・exp(η/Δx・xnio) ……(10) したがつてダイナミツク・レンジdは次式とな
る。
d=QA〕nax/QA〕nio=exp(η/Δx(xn
ax
−xnio))……(11) また、空気流量測定範囲をQAnio〜QAnaxとし
た時、これに対応する空気流量計の信号Xをデジ
タル値で読み取る場合の最大値Sは、式(12)とな
る。
S=xnax−xnio/Δx ……(12) 但し Xnax;最大空気量QA〕naxの時の空気流量計の信
号 xnio;最小空気量QA〕nioの時の空気流量計の信
号 Δx;空気流量計信号xの読み取り時の分解能 一方、式(9)、(10)は、書きかえると、式(13)、
(14)となる。
nax=Δx/ηlnQA〕nax/K……(13
) xnio=Δx/ηlnQA〕nio/K ……(14) 式(13)、(14)を式(12)に代入すると、式(15)
となる。
S=xnax−xnio/Δx=1/ηln〔QA〕na
/K−QA〕nio/K〕 =1/ηlnQA〕nax/QA〕nio=1/ηlnd (〓式(11)より、d=QA〕nax/QA〕nio
……(15) よつて、式(12)、(15)より、式(16)を得る。
S=xnax−xnio/Δx=1/ηlnd…
…(16) いまη=0.01、d=50とすると S=1/0.01ln(50)=391 ……(17) ところで、28<391<29であるから、実際の空
気流量qaを(8)式の関係でアナログ電圧に変換す
れば9bitのA/D変換で済み、分解能は9.7〜19.5
mVとなる。このため、きわめて安価かつ確実に
変換させることができる。
具体的に(8)式の関係を得る手法として、空気流
量計に第4図に示す構造のものを用い、フラツパ
221の空気流量qaによる開き角度xをポテン
シヨ・メータ225により検出する方法をとる。
この時の出力電圧VOは以下の通りとなる。
いま明細書中の式(8)を変形すると、式(19)を
得る。
X=ΔX/ηln(QA/K) ……(19) 式(19)において、VO=X、K1=ΔX/η、K2= 1/K、qa=QAとおくと、式(20)を得る。
VO≒K1ln(K2qa) ……(20) 但し、K1、K2は、定数である。
したがつて式(20)を満足するように空気流量
計220の通路形状を決めることは極めて容易で
ある。これにより(8)式が満足される。
VOをA/D変換して得た空気流量情報を示す
デイジタルデータは実際の空気流量qaに対して
非線型であるため、空気流量qaに比例関係にあ
る燃料調量装置の操作量出力を算出するには上記
デイジタルデータを実際の空気流量qaに対し線
形なデイジタルデータDQAに変換し、燃料噴射
時間Tiを次式で演算することが必要である。
Ti=k・DQA/N ……(21) ここで、 N:回転数、 k:定数である。
この場合線形なデイジタルデータDQAの演算
が複雑となる欠点がある。すなわち(8)式の関係で
ある次式を演算する必要がある。
すなわち、これは式(8)を式(15)に代入するこ
とによつて得られる。
ただしK1=K、K2=η/Δxとする。K1、K2は定 数。
ここでexp(K2・K)の演算は第8式に示した
関数で吸入空気量に対し線形なデイジタルデータ
DQAを得るための関数である。この関係の演算
が非常に複雑になる。
この問題を解決するための一実施例を第5図a
を使用して説明する。2変数関数の入力N、Xに
対し第22式の演算結果を予めメモリであるROM
118の2変数関数の入力N、Xに対してきまる
アドレスに記憶しておく。非線形入力Xおよび機
関の回転速度Nに基づき上記メモリより記憶され
たデイジタル信号を読みだし、これに基づき燃料
を制御する。
第5図aの実施例では2変数非線形入力Xおよ
び機関の回転速度Nがともに小さい範囲では等高
線の分布が密となる。従つて全領域に渡つて同程
度の精度を得るにはXとNの小さい領域での分割
を細かくする必要がある。
第5図bの実施例は上記問題点を考慮した実施
例で第22式の燃料供給量の関係を変数Xと1/N
の関数に置き替えたものである。この実施例では
Tiの変化は小さくなり1/Nに対し等分割して
も精度的に大きな差異は生ぜず、ROM118の
容量を縮小できる。
本発明によればA/D変換器のビツト数を少な
くできるとともに線形化のための複雑な演算が不
要となる。このため制御装置が安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成図、第2図は本
発明の制御タイム・シーケンス、第3図は本発明
の電気的接続図、第4図は本発明に用いるエア・
フロー・センサの構成、第5図はROMに記憶す
るデータ特性を示す図面である。 10……制御回路、14……エア・フロー・メ
ータ、16……吸気温センサ、18……フロツト
ル、30……エンジン、28……排気ガス還流装
置、36……フユーエル・インゼクタ、80……
λセンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 機関に流入する空気流量を検出する空気量セ
    ンサと、上記機関の回転速度を検出する回転検出
    器と、上記空気量センサと回転検出器の出力に基
    づき燃料供給装置を駆動するための制御信号を出
    力するデイジタル演算装置と、上記デイジタル演
    算装置の出力に基づき上記機関に燃料を供給する
    上記燃料供給装置を有するものにおいて、上記空
    気量センサは被測定量である上記空気流量に対し
    指数もしくはこれに近い関数関係にある非線形ア
    ナログ電気量を出力し、上記デイジタル演算装置
    は上記非線形アナログ電気量を空気流量に対し上
    記関数関係にある非線形デイジタル信号に変換す
    るアナログデイジタル変換器と、上記指数もしく
    はこれに近い関数関係と逆関数関係にある線形化
    演算結果であつて燃料供給量を決定するために使
    用されるデイジタル信号を上記非線形デイジタル
    信号に対応して記憶するメモリとを有し、上記デ
    イジタル演算装置は上記アナログデイジタル変換
    器により変換された上記非線形デイジタル信号に
    対応した上記メモリのアドレスに記憶されたデイ
    ジタル信号を読み出し、この読みだされたデイジ
    タル信号に基づいて上記燃料供給装置を駆動する
    ための制御信号を出力するようにしたことを特徴
    とする内燃機関制御装置。
JP12597577A 1977-10-19 1977-10-19 Internal combustion engine control system Granted JPS5458140A (en)

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JPS5893936A (ja) * 1981-11-30 1983-06-03 Japan Electronic Control Syst Co Ltd 内燃機関のスロツトル開度センサ
JPS58220950A (ja) * 1982-06-16 1983-12-22 Honda Motor Co Ltd 自動車エンジンの排ガス調整用制御弁の開度検出方法
JPS5974365A (ja) * 1982-10-21 1984-04-26 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の燃料供給装置

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