JPS62134225A - 擬木およびその製造方法 - Google Patents
擬木およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS62134225A JPS62134225A JP27576785A JP27576785A JPS62134225A JP S62134225 A JPS62134225 A JP S62134225A JP 27576785 A JP27576785 A JP 27576785A JP 27576785 A JP27576785 A JP 27576785A JP S62134225 A JPS62134225 A JP S62134225A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- bark
- shape
- log
- tree
- Prior art date
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- Pending
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の目的)
この発明は、擬木、特に皮付き外観を有する擬木であっ
て、木質部分の年輪または木目に相当する模様の現出手
段、おJ:びその木質部分と樹皮部分の境界付近の納ま
り形状に特徴を有する新規な構造の擬木と、その擬木を
実現するための新規な製造方法とを提供しようとするも
のである。
て、木質部分の年輪または木目に相当する模様の現出手
段、おJ:びその木質部分と樹皮部分の境界付近の納ま
り形状に特徴を有する新規な構造の擬木と、その擬木を
実現するための新規な製造方法とを提供しようとするも
のである。
(従来技術)
これまでに提案もしくは実用化されている多くの擬木、
即ちコンクリートその他の素材を利用して外観を天然木
に慢めて似せて形成し、天然木か長い年月風雪に晒され
ることによって朽ち果ててしまうのに対して、非常に耐
候性に富むように工夫された天然木代替製品は、それが
皮付き外観を有するものの場合、外観の樹皮部分の形状
は固より、木口のように樹皮の付いていない木質部分の
年輪または木目の形状まで全て手作りで形成してしまう
ものと、一応皮付き原木から適宜型取りした上、型の中
に適宜コンクリートその伯の素材を流し込んで皮付き外
観を呈する如く形成するものの二つの手段から成るもの
に大別される。
即ちコンクリートその他の素材を利用して外観を天然木
に慢めて似せて形成し、天然木か長い年月風雪に晒され
ることによって朽ち果ててしまうのに対して、非常に耐
候性に富むように工夫された天然木代替製品は、それが
皮付き外観を有するものの場合、外観の樹皮部分の形状
は固より、木口のように樹皮の付いていない木質部分の
年輪または木目の形状まで全て手作りで形成してしまう
ものと、一応皮付き原木から適宜型取りした上、型の中
に適宜コンクリートその伯の素材を流し込んで皮付き外
観を呈する如く形成するものの二つの手段から成るもの
に大別される。
前者からなる擬木の場合には、やはり手作りである以上
、いくら精巧に作ってみてもそれは飽くまでも手作りで
あって、−目すれば直ぐに擬木であることが判明してし
まう程度のものであり、自然味あふれる公園や庭園等の
柵として天然木に代えて採用するにはとても忍びないも
のである。しかも、少しでも精巧なものにしようとすれ
ばするほど手間暇がかかることから、勢い大量生産され
るものは粗雑なものが多くなり、一層利用価値の無いも
のとしている。
、いくら精巧に作ってみてもそれは飽くまでも手作りで
あって、−目すれば直ぐに擬木であることが判明してし
まう程度のものであり、自然味あふれる公園や庭園等の
柵として天然木に代えて採用するにはとても忍びないも
のである。しかも、少しでも精巧なものにしようとすれ
ばするほど手間暇がかかることから、勢い大量生産され
るものは粗雑なものが多くなり、一層利用価値の無いも
のとしている。
これに対して、俊者のタイプのものは、少なくともその
皮付き部分の外観が、天然木を型取りしたものとして形
成されることから、当然それだけ自然に近いものとなり
、しかも、同一精度のものを大量に生産することができ
るというメリットも出てくる。しかしながら、このタイ
プの擬木も、現状では、皮付き部分以外の外観形状(即
ち、丸太状のものであれば、その木口に現れる木質部分
の年輪模様であり、半裁状のものであれば、その木口の
年輪模様に加えて裁断面の木目模様)については、型取
りによる手段でうまくその外観形状の現出が出来ないこ
とから、前者同様手書きに頼っているのが実情である。
皮付き部分の外観が、天然木を型取りしたものとして形
成されることから、当然それだけ自然に近いものとなり
、しかも、同一精度のものを大量に生産することができ
るというメリットも出てくる。しかしながら、このタイ
プの擬木も、現状では、皮付き部分以外の外観形状(即
ち、丸太状のものであれば、その木口に現れる木質部分
の年輪模様であり、半裁状のものであれば、その木口の
年輪模様に加えて裁断面の木目模様)については、型取
りによる手段でうまくその外観形状の現出が出来ないこ
とから、前者同様手書きに頼っているのが実情である。
その結果、折角皮付き部分が天然木の型取りによる外観
を呈していても、最も目立つ箇所に手書ぎ部分が出て来
てしまうことから、前者同tX自然環境にそぐわないも
のと成ってしまっている。
を呈していても、最も目立つ箇所に手書ぎ部分が出て来
てしまうことから、前者同tX自然環境にそぐわないも
のと成ってしまっている。
この発明では、そのような実情に対処すべく、永年に亘
って鋭意開発、研究を継続して来た結果、遂にその欠点
を克服することの可能な新規む構造の擬木と、その擬木
を製造する新規な手段を完成するに至ったものであり、
その構成は、以下において詳述するとおりのものでおる
。
って鋭意開発、研究を継続して来た結果、遂にその欠点
を克服することの可能な新規む構造の擬木と、その擬木
を製造する新規な手段を完成するに至ったものであり、
その構成は、以下において詳述するとおりのものでおる
。
(発明の構成)
図面第1図に示す要部拡大断面図からも明確に理解され
るように、この発明の擬木は、皮付き天然木の外観を型
取りして成型される擬木において、少なくとも一方の木
口形状が、その木口の同一面り内において、天然木にお
いて切断されたままの樹皮部分4の端部相当する部分の
形状1と、木質部分5の年輪または木目51に相当する
立体形状2とを略包含する如くした形状に形成されたも
のとして成る擬木でおる。
るように、この発明の擬木は、皮付き天然木の外観を型
取りして成型される擬木において、少なくとも一方の木
口形状が、その木口の同一面り内において、天然木にお
いて切断されたままの樹皮部分4の端部相当する部分の
形状1と、木質部分5の年輪または木目51に相当する
立体形状2とを略包含する如くした形状に形成されたも
のとして成る擬木でおる。
型取りを成す天然木は、特にその種類が限定されるもの
ではないが、外観形状の出来上がりの良さからは、樹皮
が比較的厚く、凹凸のはつぎすしている、例えばナラと
かクヌギ、カシワ等が適しているが、必ずしもそうでは
ないサクシやカエデ、ブナ、クリ等にあっても、充分再
現可能であることはいうまでもない。
ではないが、外観形状の出来上がりの良さからは、樹皮
が比較的厚く、凹凸のはつぎすしている、例えばナラと
かクヌギ、カシワ等が適しているが、必ずしもそうでは
ないサクシやカエデ、ブナ、クリ等にあっても、充分再
現可能であることはいうまでもない。
天然木の段階において切断されたままの樹皮部分4の端
部に相当する部分の形状1か現れる箇所は、丸太状のも
のであれば、その木口部分相当部分でおって、その箇所
の木質部分相当部分は、年輪による立体模様2だ(づで
あり、半裁状のものであれば、その木口部分相当部分に
加えて裁断面にも樹皮部分4の端部に相当する部分の形
状1が現れ、したがって、この木質部分相当部分には、
木口部分の年輪による立体模様2に加え、裁断面部分の
木目による立体模様2も現れることになる。
部に相当する部分の形状1か現れる箇所は、丸太状のも
のであれば、その木口部分相当部分でおって、その箇所
の木質部分相当部分は、年輪による立体模様2だ(づで
あり、半裁状のものであれば、その木口部分相当部分に
加えて裁断面にも樹皮部分4の端部に相当する部分の形
状1が現れ、したがって、この木質部分相当部分には、
木口部分の年輪による立体模様2に加え、裁断面部分の
木目による立体模様2も現れることになる。
この擬木を構成する素材は、コンクリート等の無は質材
料の外、プラスチックスやそのプラスチックスに適宜無
機質材料を混合した複合材でも差支えはなく、必要に応
じて鉄筋、グラスファイバーその他の補強材3を埋入し
、全体強度を補強するようにしたり、図示にはしていな
いが、柵を形成するための横木連結用の接続部を側面適
宜箇所に予め形成するようにしたものとすることもでき
る。
料の外、プラスチックスやそのプラスチックスに適宜無
機質材料を混合した複合材でも差支えはなく、必要に応
じて鉄筋、グラスファイバーその他の補強材3を埋入し
、全体強度を補強するようにしたり、図示にはしていな
いが、柵を形成するための横木連結用の接続部を側面適
宜箇所に予め形成するようにしたものとすることもでき
る。
上記の・とおりの構造から成る擬木は、次のような製造
方法によって実現可能である。
方法によって実現可能である。
第1工程
所定長さに切断した皮付き原木から再生可能な状態に樹
皮部分4を剥がした上、裸と成った原木の、主として皮
の付いていなかった部分の木質部分5の外表面だけを適
宜焦がしてから炭化部分を掻き落すか、サンドブラスト
法等の適宜手段によって、樹皮をかぶっていなかった木
質部分5に年輪もしくは水目51を浮き出させる。
皮部分4を剥がした上、裸と成った原木の、主として皮
の付いていなかった部分の木質部分5の外表面だけを適
宜焦がしてから炭化部分を掻き落すか、サンドブラスト
法等の適宜手段によって、樹皮をかぶっていなかった木
質部分5に年輪もしくは水目51を浮き出させる。
皮付き原木から再生可能な状態に樹皮部分4を剥がすに
は、春から夏にかけての成長期の原木を、生もしくはや
や乾燥させて生乾きの状態にして鋭い刃物で縦に直線状
に切り目をいれ、樹皮のその他の部分が割れてバラバラ
になってしまわないよう細心の注意を払いながら、その
切り目部分から丁寧に剥くようにして実施するものであ
る。
は、春から夏にかけての成長期の原木を、生もしくはや
や乾燥させて生乾きの状態にして鋭い刃物で縦に直線状
に切り目をいれ、樹皮のその他の部分が割れてバラバラ
になってしまわないよう細心の注意を払いながら、その
切り目部分から丁寧に剥くようにして実施するものであ
る。
裸となった原木の、樹皮をか、玉っていない部分の木質
部分5の年輪または木目51を浮ぎ出さける手段は、同
所を直接火にかざすか、カスバーナー等の炎を吹き借り
で適宜焦がした上、その炭化部分をワイヤーブラシ等で
丁寧に掻き落す、所謂焼き杉形成時に採用するような手
段によるか、あるいは、サンドブラスト法等の手段によ
って簡単に実現することが出来る。その際、なるべく周
縁部分が丸みを帯びてしまわないよう、即ち全体が元の
平面状となるよう注意しながら実施する必要がある。
部分5の年輪または木目51を浮ぎ出さける手段は、同
所を直接火にかざすか、カスバーナー等の炎を吹き借り
で適宜焦がした上、その炭化部分をワイヤーブラシ等で
丁寧に掻き落す、所謂焼き杉形成時に採用するような手
段によるか、あるいは、サンドブラスト法等の手段によ
って簡単に実現することが出来る。その際、なるべく周
縁部分が丸みを帯びてしまわないよう、即ち全体が元の
平面状となるよう注意しながら実施する必要がある。
第2工程
年輪もしくは木目51の浮き出し加工の施された裸の原
木の外周に、第1工程で剥がした樹皮部分4を貼り付け
、少なくとも一方の木口形状において、その木口の同一
面内に、樹皮部分4の切断されたままの端部形状と、木
質部分5の年輪または木目51浮き出し形状とが略同−
面内に包含される如くして皮付き原木を再生する。
木の外周に、第1工程で剥がした樹皮部分4を貼り付け
、少なくとも一方の木口形状において、その木口の同一
面内に、樹皮部分4の切断されたままの端部形状と、木
質部分5の年輪または木目51浮き出し形状とが略同−
面内に包含される如くして皮付き原木を再生する。
裸の原木の外周に剥がした樹皮部分4を貼り付ける場合
、前記第1工程において実施した切り目が貼り付Cプ位
置の決定の目安となり、その位置に合わせることによっ
て双方の凸凹が綺麗に一致し、元どおりの天然木の姿に
確実に再生されるものである。
、前記第1工程において実施した切り目が貼り付Cプ位
置の決定の目安となり、その位置に合わせることによっ
て双方の凸凹が綺麗に一致し、元どおりの天然木の姿に
確実に再生されるものである。
双方の貼り付け、再生に使用する接着剤6は、通常の木
工用ポンド(商品名)等木材用接着剤であればどのよう
な接着剤でも採用可能であり、完全に接着するまでゴム
バンド等で固定すると良い。
工用ポンド(商品名)等木材用接着剤であればどのよう
な接着剤でも採用可能であり、完全に接着するまでゴム
バンド等で固定すると良い。
その際、最も重要なことは、第2図(イ)に示されてい
るように、木口部分の形状において、裸の原木の浮き出
し加工した年輪もしくは木目51面に対し、貼り付ける
樹皮部分4の切断された端部が、その同一面り内に略揃
うよう配慮しなければならないことで必り、間aつでも
同図(ロ)、(ハ)のJ:うに不揃いになってしまわな
いよう充分注意しなければならない。
るように、木口部分の形状において、裸の原木の浮き出
し加工した年輪もしくは木目51面に対し、貼り付ける
樹皮部分4の切断された端部が、その同一面り内に略揃
うよう配慮しなければならないことで必り、間aつでも
同図(ロ)、(ハ)のJ:うに不揃いになってしまわな
いよう充分注意しなければならない。
第3工程
再生された皮付き原木からシリコンゴムその他の型取り
素Hにより型を取り、同型内にコンクリートその他の素
材を流し込み、所定期間り生、固化せしめた後、脱型し
て擬木原型を作り出し、その擬木原型に適宜着色、塗装
を施して擬木を形成する。
素Hにより型を取り、同型内にコンクリートその他の素
材を流し込み、所定期間り生、固化せしめた後、脱型し
て擬木原型を作り出し、その擬木原型に適宜着色、塗装
を施して擬木を形成する。
この工程の型取りから、同型内への索Hの流し込み、脱
型、着色、塗装へ至る手順は、従前までに知られている
内容と同じに実施して特に問題はない。
型、着色、塗装へ至る手順は、従前までに知られている
内容と同じに実施して特に問題はない。
1目し、着色、塗装については、この擬木が長い問屋外
において風雪に晒されることを配慮して、充分耐候性の
おる着色、塗料材を選択、採用するようにしなければな
らない。
において風雪に晒されることを配慮して、充分耐候性の
おる着色、塗料材を選択、採用するようにしなければな
らない。
実験結果によれば、ウレタン系樹脂に無機質着色料を適
宜手段、例えば、そのままでは均質な混合がしにくいの
で、いった/ν無機質着色料を水に溶かし、その沈澱物
を除いた部分のコロイド状の着色水溶液を混合、攪拌す
るようにして形成したものを、2.3回重ね塗りするよ
うにすれば、充分耐候性があり、自然な色合いのある外
観仕上げを実現することが出来るということが判明して
いる。
宜手段、例えば、そのままでは均質な混合がしにくいの
で、いった/ν無機質着色料を水に溶かし、その沈澱物
を除いた部分のコロイド状の着色水溶液を混合、攪拌す
るようにして形成したものを、2.3回重ね塗りするよ
うにすれば、充分耐候性があり、自然な色合いのある外
観仕上げを実現することが出来るということが判明して
いる。
(作用効果)
上記のとおりの構成からなるこの発明の擬木およびその
製造方法は、次のような特徴を有する。
製造方法は、次のような特徴を有する。
まず、擬木にあっては、従前までの単に手書きにしたも
のに比較すれば、その外観では全く問題にならない程に
自然な感じの現れ方に違いがあり、また、一部平書きに
よるタイプのものに比較しても、最も目立つ木質部分の
年輪もしくは木目に相当する立体模様2の現れ方に雲泥
の差を生じ、どのような雰囲気の公園や庭園でもその自
然な環境を壊してしまうような虞はなく、充分自然な柵
木として採用することが出来るものである。
のに比較すれば、その外観では全く問題にならない程に
自然な感じの現れ方に違いがあり、また、一部平書きに
よるタイプのものに比較しても、最も目立つ木質部分の
年輪もしくは木目に相当する立体模様2の現れ方に雲泥
の差を生じ、どのような雰囲気の公園や庭園でもその自
然な環境を壊してしまうような虞はなく、充分自然な柵
木として採用することが出来るものである。
特に、立体的な模様2の現出された木質部分5に相当す
る部分と、その外周で接する樹皮部分4に相当する部分
との境界辺りの外観は、極めて自然でおり、しかも、樹
皮部分4の端縁に相当する部分の外観形状1は、天然木
の段階において切断されたままの端縁形状を現出するか
ら、その自然な感じは、より一層強調されたものになる
効果がある。
る部分と、その外周で接する樹皮部分4に相当する部分
との境界辺りの外観は、極めて自然でおり、しかも、樹
皮部分4の端縁に相当する部分の外観形状1は、天然木
の段階において切断されたままの端縁形状を現出するか
ら、その自然な感じは、より一層強調されたものになる
効果がある。
また、このように自然な外観を有する擬木を製造する方
法は、木質部分5を同等処理をしないて、切断したまま
の状態で型取りする方法のものと違い、自然な年輪もし
くは木目51に相当する模様2が立体的に現出するもの
であり、しかも、この立体的な模様2の現出方法も、単
に皮付き原木をそのまま樹皮部分4を付けたまま処理し
て立体的な年輪もしくは木目に相当する模様を浮き出さ
せるものと異なり、いったん樹皮部分4を剥がして木質
部分5だけの裸の原木の状態で適宜処理するため、樹皮
部分4端縁形状を破壊して自然な感じを無くしてしまう
虞が全くなく、したがって、型取りするための天然木は
、第3図に示すような不自然な端縁形状となってしまう
ことがなく、それを型取りして形成される擬木は、当然
期待どおりの自然な樹皮端縁形状のまま擬木として実現
されるものでおる。
法は、木質部分5を同等処理をしないて、切断したまま
の状態で型取りする方法のものと違い、自然な年輪もし
くは木目51に相当する模様2が立体的に現出するもの
であり、しかも、この立体的な模様2の現出方法も、単
に皮付き原木をそのまま樹皮部分4を付けたまま処理し
て立体的な年輪もしくは木目に相当する模様を浮き出さ
せるものと異なり、いったん樹皮部分4を剥がして木質
部分5だけの裸の原木の状態で適宜処理するため、樹皮
部分4端縁形状を破壊して自然な感じを無くしてしまう
虞が全くなく、したがって、型取りするための天然木は
、第3図に示すような不自然な端縁形状となってしまう
ことがなく、それを型取りして形成される擬木は、当然
期待どおりの自然な樹皮端縁形状のまま擬木として実現
されるものでおる。
この工程による特徴は、例えば、立体処理をする時だけ
、なんらかの手段で樹皮部分4だけを保護し、皮付きの
まま実施しようとする方法に比較しても、水筒に異なる
形状を確実に保護する手間暇に比べれば、遥かに効率的
であり、しかも、仮に保護出来たとして、その保護部分
で立体処理のための火力や衝撃を完全に遮断して、−切
側皮部分4にその影響が及ばないようにすることは、更
に難しく、結局樹皮部分4は、処理過程でなんらかの影
響を受けてしまって、自然な端縁形状でなくしてしまう
のに対して、この工程による製造方法では、全くそのよ
うな虞はなく、極めて確実且つ効率的に自然な擬木の製
造を保証するものになるという卓央した特徴を発揮する
ものでおる。
、なんらかの手段で樹皮部分4だけを保護し、皮付きの
まま実施しようとする方法に比較しても、水筒に異なる
形状を確実に保護する手間暇に比べれば、遥かに効率的
であり、しかも、仮に保護出来たとして、その保護部分
で立体処理のための火力や衝撃を完全に遮断して、−切
側皮部分4にその影響が及ばないようにすることは、更
に難しく、結局樹皮部分4は、処理過程でなんらかの影
響を受けてしまって、自然な端縁形状でなくしてしまう
のに対して、この工程による製造方法では、全くそのよ
うな虞はなく、極めて確実且つ効率的に自然な擬木の製
造を保証するものになるという卓央した特徴を発揮する
ものでおる。
叙上の如く、この発明の擬木およびその製造方法は、共
に従前までのこの種技術に比較して極めて新規且つ有用
であり、天然資源の枯渇現象が問題となっている今日の
状況に極めてマツチした実用性の高い発明ということが
できるものである。
に従前までのこの種技術に比較して極めて新規且つ有用
であり、天然資源の枯渇現象が問題となっている今日の
状況に極めてマツチした実用性の高い発明ということが
できるものである。
図面は、この発明を代表する実施例に塁づくものであり
、第1図は、その要部拡大断面図でおり、第2図は、(
イ)は適切な例の、また、(ロ)、(ハ)は、共に不適
切な例を示したものの型取り用原木の要部拡大断面図、
第3図は、従来例による型取り用原木の要部拡大断面図
でおる。 1・・・樹皮部分の端縁に相当する部分の形状、2・・
・木質部分の年輪もしくは木目に相当する部分の立体模
様、3・・・補強材、4・・・型取り用原木の樹皮部分
、5・・・同木質部分、51・・・同年輪もしくは木目
、6・・・接着剤。 第 1 図 第 3 図(イ
) (ロ) (ハ)第 2
因
、第1図は、その要部拡大断面図でおり、第2図は、(
イ)は適切な例の、また、(ロ)、(ハ)は、共に不適
切な例を示したものの型取り用原木の要部拡大断面図、
第3図は、従来例による型取り用原木の要部拡大断面図
でおる。 1・・・樹皮部分の端縁に相当する部分の形状、2・・
・木質部分の年輪もしくは木目に相当する部分の立体模
様、3・・・補強材、4・・・型取り用原木の樹皮部分
、5・・・同木質部分、51・・・同年輪もしくは木目
、6・・・接着剤。 第 1 図 第 3 図(イ
) (ロ) (ハ)第 2
因
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 皮付き天然木の外観を型取りして成型される擬木に
おいて、少なくとも一方の木口に相当する部分の形状が
、その同一面内において、天然木の段階で切断されたま
まの樹皮部分の端部形状に合致する形状と、木質部分の
年輪または木目に合致する立体形状とを略包含する如く
した形状に形成されたものとして成る擬木。 2 以下の第1肯定から第3肯定により擬木を製造する
方法。 第1工程 所定長さに切断した皮付き原木から再生可 能な状態に樹皮部分を剥がした上、裸と成つた原木の、
主として皮の付いていなかつた部分の木質部分だけを適
宜焦がしてから炭化部分を掻き落すか、サンドブラスト
法等の適宜手段によつて、樹皮をかぶつていなかつた木
質部分にだけ年輪もしくは木目を浮き出させる。 第2工程 年輪もしくは木目の浮き出し加工の施され た裸の原木の外周に、第1工程で剥がした樹皮部分を貼
り付け、少なくとも一方の木口形状において、その木口
の同一面内に、樹皮部分の切断されたままの端部形状と
木質部分の年輪または木目浮き出し形状とが略同時に包
含される如くして皮付き原木を再生する。 第3工程 再生された皮付き原木からシリコンゴムそ の他の型取り素材により型を取り、同型内にコンクリー
トその他の素材を流し込み、所定期間養生、固化せしめ
た後、脱型して擬木原型を作り出し、その擬木原型に適
宜着色、塗装を施して擬木を形成する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27576785A JPS62134225A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 擬木およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27576785A JPS62134225A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 擬木およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62134225A true JPS62134225A (ja) | 1987-06-17 |
Family
ID=17560105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27576785A Pending JPS62134225A (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | 擬木およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62134225A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH038214U (ja) * | 1989-06-14 | 1991-01-25 | ||
JPH04308709A (ja) * | 1991-04-08 | 1992-10-30 | Zeon Kasei Co Ltd | プラスチック擬木の製造方法 |
GB2268702A (en) * | 1992-07-18 | 1994-01-19 | Stephen Mark Kirby | A wood finishing process |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP27576785A patent/JPS62134225A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH038214U (ja) * | 1989-06-14 | 1991-01-25 | ||
JPH04308709A (ja) * | 1991-04-08 | 1992-10-30 | Zeon Kasei Co Ltd | プラスチック擬木の製造方法 |
GB2268702A (en) * | 1992-07-18 | 1994-01-19 | Stephen Mark Kirby | A wood finishing process |
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