JPS62133953A

JPS62133953A - 関節構造の車椅子

Info

Publication number: JPS62133953A
Application number: JP61263631A
Authority: JP
Inventors: フランシス　シー．コツクス
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1985-12-02
Filing date: 1986-11-05
Publication date: 1987-06-17
Also published as: CA1236388A; EP0226301A2; EP0226301A3; US4633962A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は車椅子に関し、より詳細には関節構造の車椅子
に関する。従来の車椅子は広い場所では使用者が操作し
誘導することができるが、余裕の無い住居内を操縦する
のは困難である。代表的に間取り、配置された調度品を
有する住宅やアパートメントなどでは、在来の車椅子の
使用者が車椅子を広い場所では使用できるが、余裕の無
い曲り角やバスルームなどの小さい部屋内に入るように
操縦するのは非常に困難である。在来の車椅子でのこの
ような問題は、これらの在来の車椅子が人力駆動か動力
推進かに関係なく、それらの構造と操作方法に起因して
生じているものである。

本発明の一般的目的は、その寸法が在来品の寸法よりも
小さく、高度の操縦性を有する車椅子を提供することで
ある。また本発明のより特定の目的は、車椅子の各部分
が垂直軸のまわりに旋回（ピボット）的な関節運動をし
て、それにより小さい半径で回転することを可能にする
ような車椅子を提供することである。本発明の又別の一
目的は、車椅子の各部分が相互に関節連動をして、さら
に又その座席も前記の車椅子の各部分相互間の関節運動
に応答して、関連する前記の車椅子の各部分に対し相対
的に旋回運動をするような新規な車椅子を提供すること
である。

これらの目的ならびにそれ以外の目的を、明細書の下記
の部分に詳細に説明する。

各図面、特に第１図と第２図を参照すると、一般に参照
符号１０で示されている関節運動をする新規な車椅子が
示されているのが判る。関節運動をするこの車椅子１０
は後部１２に相互連結された前部１１を含んでいる。図
示の実施例においては、この前部と後部とは金属のよう
な適当な強固な材料、好適にはアルミニウムで形成され
るが、それ以外の強固な材料を使用することもできる。

この前部は、実質、的に水平関係に配置されている１枚
の床又は底板１３と、複数の垂直側壁１４と、後壁１５
と、前記の側壁１４と後壁１５とを相互連結する斜め側
壁１６とを含んで成る周壁とを包含する。

前記の底板１３は、それと一体に形成され、そこから垂
下している前壁１７をも有している点に沖日代れナーい
−、−の曲静１７πけ−七七シー仕π形成され、それか
ら前方に突出する足乗せ板１８が設けられている。傾斜
して適当な複数のプレース（支え板）１９が、足乗せ板
を強化するために、足乗せ板１８と側壁１４との間に延
在している。

このため、足乗せ板１８は前記の垂下する前壁１７に対
し実質的に直角に延在していることに注意されたい。車
椅子前部１１には第１図と第２図に最も明白に示されて
いるように、タイヤを装着した車輪が各側に１つ、計１
対設けられている。

タイヤを装着した車輪上のタイヤは空気でぶ（らまされ
適切なトレッドが設けられている。車輪２０は横断軸２
１により相互に連結され、この横断軸はブラケット２２
の端部の中間の所でピボット２３によりブラケット２２
に旋回可能に連結されている。このブラケット２２は第
１図と第２図とに最も明白に示されているように、底板
１３の両端の近くで底板１３に強固に固着されている。

前記のピボット２３は、長手方向に延在している水平軸
の周りでの軸２１の揺動を可能にする。

関節式車椅子のかじ取り（ステアリング）装置が設けら
れ、この装置は真直ぐに垂直に配置されたステアリング
ロッド２４を含み、その上端にはステアリングツ・ンＶ
ル２５を有し、その下端には下向に開くソケット２６が
設けられている。

このソケット２６は断面形状が長方形でステアリングピ
ン２７に係合し、このピン２７は適当なボルトによって
底板１３に固着された軸受２８に支承されている。この
ステアリングピン２７は断面形状が長方形で、底板１３
の下表面を越えて下方に突出し、それに固着されたスプ
ロケット２９を有する。このスプロケット２９のまわり
には長いチエン３０がかけ渡され、それはまた車椅子前
部の底板１３にスプロケット軸３２により回転可能に連
結された１対のスプロケット３１のまわりにもかけ渡さ
れている。

チエン３０の各端部は１対の連結エレメント３３の一つ
に連結される。この連結エレメント３３の各々は、ボル
トとナツトの組合わせによって床の下表面、又は車の後
部１２の底板３６に固着されている１対のブラケット３
５の一つに固着される。このブラケット３５は、底板３
６から、外方向と前方に突出し、その前方端には連結エ
レメント３３が連結されている点に注目されたい。

第３図を参照すると、横断方向に延在する長いばね３７
はその互に反対側の両端が、チエン３０に連結され関節
式車椅子のかじ取り操作の間、チエンに対し変形可能な
センタリング力を及ぼす。

再び第１図と第２図を参照すると、車の後部１２にもそ
の底板３６と一体に形成されそこから上方に突出する周
壁を有していることが判る。

この周壁は対向する二つの側壁３８、一つの前壁３９、
及び前記二つの側壁３８間に延在し前壁３９に相互接続
されている斜め壁４０とを含んでいる。車の後部１２に
は、横断軸４２に連結されタイヤが装着された駆動車＃
Ｉ４１が設けられ、横断軸４２はその後部に近接した車
輪ブラケット４３に支承されている。

前記の前部と後部とは関節運動をするピボット組立体４
４により互いに旋回可能に連結されている。図示された
実施例では、１個のＴ字形ビン４５が板４６に溶接され
、板４６は後部１２の前壁にボルト止められている。前
記のＴ字形ビン４５はその交差部分が垂直に配置される
ような方向にされている。このＴ字形ビン４５の交差部
分は、上部および下部の枕ベアリング４７を貫通しそれ
に支承されている。図示の実施例においては、両枕ベア
リング４７は車の前部１１の後壁にボルトで止められて
いる。この配置によって前記の前部と後部とは、前記の
Ｔ字形ピン４５によって画成される垂直軸のまわりで関
節連動をするように一体に結合されていることが認めら
れよう。

前記の後部１２には、使用者用の座席４８が設けられて
いる、この座席は腰掛は部４９とそれに取付けられてそ
こから上方に突出する背もたれ５０を含んでいる。この
腰掛は部４９はその下面に固着された板５１を有し、板
５１はそれに強固に固定されそこから垂下している柱体
（ポスト）５２を有する。車の後部１２の前壁には、１
個のＬ字形ブラケット５３が強固に固着され、このブラ
ケットの水平脚５４には、前記の柱体（ポスト）５２が
貫通して突出するための一つの開口を有する。この柱体
５２は適当なボルトなどによって前記の水平脚５４に取
付けられた軸受５５内に軸支されている。この配置によ
って、座席４８は柱体５２により画成される軸の周りを
旋回することができる。図示した実施例では、座席の旋
回軸は、車の前部と後部との間の関節旋回軸よりわずか
に後方に位置していることが判る。

車の前部と後部との間の関節旋回連動に応答して、座席
４８の旋回運動を起す手段が設けられている。この手段
は座席板５１に固着されたその一側から外方に突出する
Ｌ字形ブラケット５６を含んでいる。第２図と第４図に
最もよ（示めされているように、長いリンク５７の一方
端がピボット５８により、このＬ字形ブラケット５６に
旋回可能に接続されている。リンク５７の他方端は、ピ
ボット６０によりＬ字形ブラケット５９に旋回可能に接
続されている。図示された実施例において、Ｌ字形ブラ
ケット５９は適当なボルトなどによって車の前部の斜め
壁に強固に取付られている。この配置によって、車の前
部と後部とが互いに旋回された時、座席４８を使用者に
対し適切で快適な方向に維持するために座席もまた、旋
回される。

後部駆動用車輪４１を推進させるための動力が備えられ
、この動力は、第３図に最も判りよく示めされているよ
うに車の後部１２の底板の下面に固着された電気モータ
６１を含んでいる。電気モータ６１の出力軸６２にはス
プロケット６３が設けられ、とのスプロケット６３とス
プロケット６５のまわりにはチエン６４が掛は渡され、
スプロケット６５は副軸６６に固着されている。

この副軸６６は、車の後部１２の底板に固着された適当
な軸受６．６ａに支承されている。この副軸６６にはま
た、スプロケット６７が設けられそれにはチェ７６８が
掛は渡されている。このチエン６８は後部駆動車輪用の
車軸４２に固着されたスプロケット６９にも掛は渡され
ている。

それ故、電気モータが付勢された時、後車輪が駆動され
ることが判るであろう。電気モータ６１は逆転可能であ
り、それにより駆動車輪を前進および逆方向に駆動させ
得ることを指摘する。

電気モータ６１用の電気エネルギーは、車の後部１２の
底板に支持されている１対の１２■。

３　／　ＡＨ（アンペア時）のｒル型バッテリーにより
提供される。ここで、全体を参照符号７２で示されＡこ
の関節式車椅子を操作するための電気回路の概略説明図
である第６図を参照する。

１対のバッテリー中の一つのバッテリー７０の正の端子
は、導体７３によって３位置−前進後退スイッチ７４の
一つの接点に接続されている。

同じバッテリー７０の負の端子は、導体によって電磁ス
イッチ７５ａの一つの端子に接続されている。

別のバッテリー７０の負の端子は、導体７６によって前
記の前進後退スイッチ７４の一つの接点に接続されてい
る。

最後に述べたバッテリーの正の端子は、導体７７によっ
て前記の電磁スイッチ７５ａの一つの端子に接続されて
いる。前記電磁スイッチ７５ａの接点の一つは、導体７
８によって直、並列モードスイッチ８０の一つの接点に
接続される。

この直、並列モードスイッチ８０は双投２位置スイッチ
８０で、その接点の−っは導体８１によって、電磁スイ
ッチ８３の端子の一つに接続されている。前記の直、並
列モーｒスイッチ８０の残りの接点は、導体８２によっ
て、電磁スイッチ８３の端子の別の端子に接続されてい
る。

オン、オフ主スィッチ８４は導体７３での回路を制御す
るように配置されている。このオン、オフ、スイッチ８
４は在来型の健によって機械的に操作される。前進後退
スイッチ７４の一つの接点は導体８５によって、ｉｎ気
モータ６１の一つの接点に接続されている。電気モータ
の別の接点は、導体８６によって、抵抗器しゃ断スイッ
チ８７の一つの接点に接続されている。スイッチ８７の
他の接点は、導体によって前記前進後退スイッチ７４の
一つの端子に接続されている。抵抗器８９が電気モータ
６１の１次回路に並列に接続されている。

図示の実施例において、１本の柱体（ポスト）９０が車
の前部１１の底板上に装架されてかじ取りロッド２４の
すぐ前方で上方に突出している。

この柱体９０の上端部には、制御ボックス９１が設けら
れ、それｋはスイッチ７４．８０）８４および８７が収
容されている。この制御ざツクスは、座席４８に座って
いる使用者の手が届くのに便利な位置に設置されている
ことが判る。

使用の際は、バッテリー７０を電気的に直列又は並列の
相互関係にするために前記の直、並列モードスイッチ８
０を作動させる。通常は、このスイッチはバッテリー回
路を相互に並列にするように作動され、これにより２個
のバッテリー中の１個だけが使用されるように、通常は
開になっているスイッチ８３が閉じられ、電磁スイッチ
７５を開くことになる。前進後退スイッチ７４は中立位
置にされ、スイッチ８７はモータ６１の回路への電流が
抵抗器８９に流れないようにするためシフトされる。マ
スタースイッチ８４は閉にされて、使用者は次に前記の
前進後退スイッチを前進又は後退位置にシフトする。関
節式車椅子を駆動するため電気モータを付勢する、そこ
で使用者はかじ取’）ロッド２４用のステアリングホイ
ール（かじ取り転輪）を回転してかじ取りを行う。

かじ取りロツｒを回転させると、車椅子の前部と後部と
の間に関節運動を起させ、それによって車椅子は、かじ
取りロツＶが広い角度で回転するか狭い角度で回転する
かによって、関節車椅子は広い角度で又は狭い角度で回
転することが可能になる。関節構造にされた車椅子の前
部と後部とが互いに相対的に旋回されると、リンク５７
はこの旋回運動に応じて変位されて、座席４８を旋回さ
せる。この配列によって、使用者はこのような方向変換
の操作の間、好都合な方向に身体を向けることができる
ようになる。前記のスイッチ８７はモータ６１の回路中
に抵抗器８９を入れ、それによって車椅子を減速させる
ように操作できる。この配列によって使用者が必要に応
じ使用するための簡易な速度制御装置が提供される。

ここで指摘できることは、この関節構造車椅子の全長は
在来の車椅子の全長寸法よりも短く、その横方向寸法は
在来の車椅子の横方向寸法よりも短いということである
。関節構造にされたこの車椅子は、混雑した住居でも、
また逆方向であろうと前進方向であろうとも、在来の車
椅子を使用したのでは今日まで不可能であったような即
様で、使用者が車椅子を操縦することを可能にする。従
って、我々が新規な車椅子を提供したこと、そしてこの
車椅子は単に構造が簡単で低価格であるだけでな（、今
日までに公知になっていて比較の対象となるどの車椅子
よりも一層効率的で好適に機能することが認められるで
あろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の新規な車椅子の斜視図、第２図は判り
やすくするために、ある部分を破断して示した側車面図
、第３図はほぼ切断線３−３に沿って矢印の方向に見た
底面図、第４図は、はぼ第２図の切断線４−４に沿って
矢印の方向に見た断面図で、第５図はほぼ第２図の切断
線５−５に沿って矢印の方向に見た断面図、第６図は、
本発明の車椅子に対して使用した電気回路の概略説明図
である。図面の簡単な説明１０：関節構造車椅子、１１：車椅子の前部、１２：車
椅子の後部、１８二足乗せ、２０：支持輪、２４：ステアリンブロンド、２９：スプ
ロケット、３０：チエン、３１：スプロケット、３７：ばね、４１：駆＠輪、４８二座席、５１：板、５６：Ｌ字型ブ
ラケット、５７：リンク、５８：＆ｆｆット、５９：Ｌ
字型ブラケット、６０：ピボット、６１：電気モータ、７０：電池、７２：制御装置、７４：６位置前進、後退スイッチ、８７：抵抗器しゃ断スイッチ、８９：抵抗器。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）関節構造の車椅子であつて：前記車椅子の前部として、それを支持するための１対の
支持車輪が軸支されている前部と；前記車椅子の後部と
して、それを支持のための１対の駆動車輪が軸支されて
いる後部と；前記の前部と後部との双方を、両者の間で関節運動する
垂直軸のまわりに関節運動ができるように旋回可能に連
結する手段と；前記の後部上に前記の駆動車輪を駆動するために駆動可
能に連結された動力装置と；前記の後部上にそれと相対的な旋回運動が可能なように
設けられた座席と；前記の前部上にほぼ垂直に配置され其の長手軸のまわり
に回転可能な長いかじ取りロツドと；前記のかじ取りロ
ツドの回転に応じて、前記前部と後部の両部間に関節的
な旋回運動を生ずるために前記のかじ取りロツドを前記
後部に相互連結する装置と；前記前部と後部の両部間の関節的な旋回運動に応答して
前記座席の旋回運動を起させるために、前記の前部を前
記座席と相互連結するための運動伝達手段とを有する関
節構造の車椅子。
（２）特許請求の範囲第１項に記載の車椅子において、
前記の前部の前方端の近くに足乗せ部が設けられている
関節構造の車椅子。
（３）特許請求の範囲第１項に記載の車椅子において前
記の動力装置が逆転可能な電気モータと、前記電気モー
タを選択的に逆転させるための前進および逆転スイツチ
とを含み前記電気モータの作動を制御する回路とを含む
関節構造の車椅子。
（４）特許請求の範囲第３項に記載の車椅子において前
記の回路が、速度を選択的に制御するための速度制御回
路と速度制御回路内に介在されたスイツチとを含んでい
る関節構造の車椅子。
（５）特許請求の範囲第１項に記載の車椅子において、
前記のかじ取りロツドを前記の後部に連結する装置が、
屈曲性の部材を含んでいる関節構造の車椅子。
（６）特許請求の範囲第５項に記載の車椅子において、
前記の屈曲性の部材が前記のかじ取りロツドに連結され
た長いチエンと、前記のかじ取りロツドに連結され前記
チエンが係合されているスプロケツトとを包含する関節
構造の車椅子。
（７）特許請求の範囲第５項に記載の車椅子において、
前記の屈曲性の部材と前記の屈曲性の部材に連結された
弾性部材が前記の前部と後部とを整列関係に押圧するよ
うになつている関節構造の車椅子。
（８）特許請求の範囲第５項に記載の車椅子において、
前記の運動伝達部材が、一方端が旋回可能に前記の座席
に、他方端が旋回可能に前記の前部に連結される長いリ
ンクを有している関節構造の車椅子。