JPS62133170A - 複合材強化用の繊維構造体 - Google Patents

複合材強化用の繊維構造体

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JPS62133170A
JPS62133170A JP60269600A JP26960085A JPS62133170A JP S62133170 A JPS62133170 A JP S62133170A JP 60269600 A JP60269600 A JP 60269600A JP 26960085 A JP26960085 A JP 26960085A JP S62133170 A JPS62133170 A JP S62133170A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鎗 の1一 本発明は複合材強化用の繊維構造体に関するものであり
、更に詳しくは、寸法安定性に優れた体積密度の大きい
複合材強化用の繊維構造体に関するものである。
従来夏夜丘 X軸、Y軸およびZ軸に沿って連続糸を積層配置してな
る三次元構造を有する繊維構造体は、そのままの状態で
、または樹脂や無機物質をマトリックスとする繊維強化
複合材料成形品の基材として用いられている。該繊維強
化複合材料成形品は、剪断強度や弾性等の機械的性質や
熱的性質に優れているため、例えば高速飛翔体の耐熱部
材としてその有用性が高く評価されているほか、比強度
、比弾性等を必要とする新しい多くの産業分野に於いて
その利用が期待されている。
このような三次元構造を有する直方体状繊維構造体乃至
はその製造方法に関しては、例えば、特公昭51−14
624号公報や特公昭5747990号公報等に知見が
開示されており、また円筒状の繊維構造体に関しては特
開昭57−133242号公報、特開昭59−7145
7号公報あるいは特開昭59−47464号公報等に記
載が為されている。
11りn゛シよ°と る口 占 しかしながら、上記の公知文献に記載された複合材強化
用の繊維構造体は、公報に開示された製造方法等から推
察する限り、寸法安定性乃至は形態安定性が良好でなく
、繊維体積密度も低い。即ち、特公昭51−14624
号公報および特公昭57−17990号公報に記載され
た繊維構造体は、構造材の長手方向に沿って多数本の糸
条を並列多段に配宣し、この糸条群に対して幅方向糸条
および垂直方向糸条を配置して直方体状の繊維構造体を
形成しているため、該繊維構造体の長手方向端面全域に
亘って多数の糸端が露出している。このため、端面の近
傍に配置されている糸条に抜は落ちが発生し易く、繊維
糸条の体積密度も低いため寸法安定性も不足している。
また、特開昭57−133242号公報は、円形織布を
連続的に積層することによって円錐形の繊維構造体を形
成することを開示しているが、この繊維構造体には眉間
剥離が発生するおそれがある。一方、特開昭59−71
457号公報および特開昭59−47464号公報には
円筒状や円柱状の繊維構造体が開示されているが、前者
は上下の端面に多数の糸条の切断端を露出させており、
寸法安定性乃至は形態安定性が阻害され、また、後者は
円柱状構造体に限定されるように糸条の配列方向や本数
に大きな制約を付随させており、設計の自由度と生産性
の向上を図るうえに実用上の難点が認められる。
本発明の主要な目的は、繊維材料で補強された強化樹脂
成形品あるいは複合材料成形品、特にその形成基材とし
て使用される繊維構造体に認められる上記の如き問題点
を解決することのできる複合材強化用の繊維構造体を提
供することにある。
本発明の他の主要な目的は、複合材強化用の繊維構造体
の表面に出現する繊維糸条の切断端の数を減少せしめ、
且つ、生産性の向上に寄与し得る特異な構造的特徴を備
えた繊維構造体を提供することにある。
。 占 1° るための 斯かる目的に鑑みて本発明は、X軸方向に走行する第1
の連続糸とY軸方向に走行する第2の連続糸とをX軸方
向に沿って積層すると共に、斯くして得られた糸条積層
体の格子内にX軸方向に延びる第3の連続糸を貫通状態
で配置し、更に該糸条積層体の所定の表面に第4の連続
糸を蛇行配置してなる直方体状の繊維構造体に於いて、
前記第1、第2、および第3の連続糸のうち少なくとも
1種類の連続糸の複数本を1群として並列状態に重畳配
置し、該1群をなす連続糸の糸端を前記繊維構造体の稜
線上に整列状態で出現させ、その他の連続糸の糸端を該
繊維構造体の角隅部分に出現せしめた複合材強化用の繊
維構造体、ならびに、円周方向に走行する第1の連続糸
と、半径方向に走行する第2の連続糸と、軸方向に走行
する第3の連続糸とからなる糸条積層体の所定の表面に
第4の連続糸を蛇行配置してなる円筒状の繊維構造体に
於いて、前記第1、第2および第3の連続糸のうち少な
くとも1種類の連続糸の複数本を1群として重畳配置し
、該1群をなす連続糸の糸端を前記繊維構造体の所定の
表面に整列状態で出現させ、その他の連続糸の糸端を該
繊維構造体の上下端面の外周縁および/または内周縁上
に出現せしめた複合材強化用の繊維構造体を要旨とする
ものである。
在徂 本発明に係る複合材強化用の繊維構造体は、例えばX軸
方向に沿って平行に延びる複数本の第1の連続糸の糸端
を該繊維構造体のYZ平面の稜線上に整列状態で出現さ
せている外には、X軸およびZ軸に沿う繊維構造体の角
隅部分にそれぞれ2箇所、第2および第3の連続糸の糸
端を出現させているに過ぎない。従って、特別の糸端処
理を施さなくても樹脂含浸工程等に於いて繊維構造体か
ら糸条が抜は落ちず、形崩れが大幅に減少する。また、
繊維構造体を構成する糸条は、高い体積密度を維持して
積層することが可能であるから、複合材に対する補強能
力を公知の三次元織物に比較して極めて高い水準に維持
することができる。
災見皿 第1図は本発明に係る直方体状の複合材強化用の繊維構
造体を例示する拡大斜視図である。
また第2図は1群をなす連続糸の糸端を繊維構造体の稜
線上に整列状態で出現させた直方体状繊維構造体を例示
する斜視図であり、第3図は1群をなす連続糸の糸端を
繊維構造体の表面に整列状態で出現させた円筒状繊維構
造体を例示する斜視図である。
第1図に例示する直方体状の繊維構造体は、XY平面上
でX軸方向を指向して等間隔に配置されたn本の第1の
連続糸(1)  (1)−と、XY平面上でY軸方向を
指向して蛇行配置された1本の第2の連続糸(2)と、
X軸方向を指向して前記第1の連続糸(1)(1)−と
第2の連続糸(2)よりなる糸条積層体の洛子内に貫通
状態で配置された第3の連続糸(3)から構成されてお
り、該繊維構造体の上端面には第4の連続糸(4)が蛇
行状態で配置されている。この繊維構造体の成形に際し
ては先ずn本の第1の連続糸(1)(1)、−を図面上
に於いて左側から右側に走行させることによって該第1
の糸条(]、)   (1)−の第1層を形成する。
次いで1本の第2の糸条(2)をY軸方向に沿って前記
第1の糸条(1)(1)−・の第1層の上に蛇行配置し
て該第2の糸条(2)の第1層を形成し、この後、前記
第1層を形成している第1の糸条(1)(1)・−の走
行方向を折り返しa (la)  (la) −で反転
させ、図面上に於いて右側から左側に走行させることに
よって第1の糸条(1)(1)−・の第2層を形成する
。このようにして第1の糸条(1)(1)−・の第2層
を形成した後、第2の糸条(2)の蛇行配置位置をその
第1層の終端から第1の糸条(1)(1)=・−の第2
層の上に移し、第2の糸条(2)の第1眉と反対方向に
蛇行配列することによって、第2の糸条(2)の第2層
を形成する。
次いで前記第1の糸条群(1)(1)−の走行方向を折
り返し端(lb)  (lb)−で反転させ、図面上に
於いて左側から右側に走行させることによって、第1の
糸条群(1)(1)−・−の第3層を形成する。上記の
積層を所定回数だけ繰り返し、n本の第1の糸条群(1
)  (1)−と1本の第2の連続糸条(2)とを直交
状態で交互に積層配置してなる糸条の積層体を形成した
後、該糸条積層体の格子内にX軸方向に延びる1本の第
3の連続糸条(3)を複列状態で、即ち、先端にループ
(3a)  (3a)を形成せしめた状態で配置する。
次いで前記ループ(3a)  (3a)・・−内に1本
の第4の連続糸(4)を蛇行配置することによって直方
体状の繊維構造体を形成する。この第4の糸条(4)は
、繊維構造体からの第3の糸条(3)の抜は落ちを防止
する。尚、第1の糸条群(1)(1)−および1本の第
2の糸条(2)の積層に際し、糸条の積層体が所定の厚
みに達する迄の任愈の段階に於いて、該積層体を随時加
圧することによって、繊維構遺体を形成する糸条の配設
密度を増加させることが可能である。また第3の糸条(
3)を引き締めることによっても繊維構造体を形成する
糸条の配設密度を増大させることができるが、第1の糸
条(1)(1)・−および第2の糸条(2)の配列間隔
が繊維構造体に於ける糸条の体積密度に基本的な影響を
与えることは言う迄もない。
上記実施例に於いては、n本の第1の糸条群(1)(1
)−−−と、1本の第2の糸条(2)とを直交方向に交
互に配置し、斯くして得られた糸条積層体の高さ方向に
1本の第3の糸条(3)を配置する積層形態が採用され
ているが、上記第2の糸条(2)、第3の糸条(3)お
よび第4の糸条(4)の糸端は、直方体状をなす繊維構
造体の角隅部分に点状に出現し、また、第1の糸条(1
)(1)・−の糸端は、前記繊維構造体の単一のYZ軸
平面上で上下の稜線上に整列状態で出現している。
上記実施例に於いては、第1の糸条(1)が1群をなす
複数本の連続糸(1)(1)−によって構成されている
が、本発明は斯かる例示説明によってその権利範囲を限
定的に解釈されるべきものではなく、上記以外の数多く
の実施態様を包含することができる。即ち、本発明は、
前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の糸条(
1)(1)−から構成し、その糸端を前記繊維構造体の
互いに平行する2個のYZ平面上で上下の稜線上に整列
状態で出現せしめた繊維構造体、前記第1の連続糸をX
軸方向に走行する複数本の糸条から構成し、該第1の連
続糸の糸端を前記繊維構造体の単一のYZ平面上で上下
の稜線上に整列状態で出現させ、また、前記第2の連続
糸をY軸方向に走行する複数本の糸条(2)(2)−か
ら構成し、該第2の連続糸の糸端を前記繊維構造体の単
一のXZ平面上で上下の稜線上に整列状態で出現せしめ
た繊維構造体、前記第1の連続糸をX軸方向に走行する
複数本の糸条(1)(1)−から溝成し、該第1の連続
糸の糸端を前記繊維構造体の互いに平行する2個のYZ
平面上で上下の稜線上に整列状態で出現させ、また、前
記第2の連続糸をY軸方向に走行する複数本の糸条(2
)(2)・・−から構成し、該第2の連続糸の糸端を前
記繊維構造体の互いに平行する2個のXZ平面上で遺体
、前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の糸条
(1)(1)、−から構成し、該第1の連続糸の糸端を
前記繊維構造体の単一のYZ平面上で上下の稜線上に整
列状態で出現させ、また、前記第2の連続糸をY軸方向
に走行する複数本の糸条(2)(2)−・−から構成し
、該第2の連続糸の糸端を前記繊維構造体の単一のXZ
平面上で上下の稜線上に整列状態で出現させ、更に、前
記第3の連続糸をX軸方向に走行する複数本の糸条(3
)(3)−から構成し、該第3の連続糸の糸端を前記繊
維構造体の単一のXY平面上で前後の稜線上に整列状態
で出現せしめた繊維構造体等を包含することができる。
尚、これらの実施態様に於いて、前記第4の糸条(4)
は、XY平面上に整列する第3の糸条(3)のループ(
3a)  (3a)・−・−内に蛇行配置される外、第
1の糸条(1)および第2の糸条(2)の配設形態の変
化に応じて、上記XY平面以外の繊維構造体の表面にも
蛇行配置させることが必要である。以上の説明から理解
されるように、上記の積層体形成要領に基づき第2図に
例示するような直方体状をなす繊維構造体を製造するこ
とができる。第2図Aは、単一のYZ平面の上下の稜線
上に第1の糸条群(1)(1) −の切断端、即ち、始
端と終端が直線状をなして整列下に出現している状態を
示し、また第2図Bは積層体の左側と右側に位置してい
る二つのYZ平面の稜線上に第1の糸条群(1)(1)
−・−の始端と終端がそれぞれ直線状をなして整列下に
出現している状態を示す。以下同様に、第2図Cは単一
のYZ平面およびXZ平面の稜線上に第1の糸条群(1
)(1)−および第2の糸条群(2)(2)の始端と終
端がそれぞれ直線状をなして整列下に出現している状態
を示し、第2図りは積層体の左側と右側および表側と裏
側に位置しているそれぞれ二つのYZ平而面よびXZ平
面の上下稜線上に第1の糸条群(1)(1)・・・およ
び第2の糸条群(2)(2”) −−−の始端と終端が
それぞれ直線状をなして整列している状態を示す。更に
第2図Eは単一のYZ平面、XZ平面およびXY平面の
稜線上に第1の糸条群(1)(1)−1第2の糸条群(
2)(2)−および第3の糸条群(3)(3)−・の始
端と終端がそれぞれ直線状をなして整列している状態を
示す。上記糸条群を形成する複数本が1組になった糸条
を除く繊維構造体の構成糸条は1本の連続糸条から形成
され、その始端と終端は、該繊維構造体の角隅部分に点
状に出現する。尚、本発明に於ける直方体状をなす繊維
構造体には、上記第2図A乃至Eに示す直方体もしくは
立方体の繊維構造体の外、第2図FおよびGに見られる
ようなL字形もしくは1層字形をした繊維構造体も包含
されるものと理解されるべきである。これらの繊維構造
体も、第2図A乃至已に見られる直方体の繊維構造体と
同様の糸条配設要領に従って構成することができる。
また第3図は円筒状の繊維構造体の構成要領を説明する
ものであって、第3図Aに於いては、互いに平行に整列
した複数本の第1の糸条(1)(11−−が、繊維構造
体の全長に亘って軸線方向に対して直交するように内周
面側から外周面側に向かって渦巻状に捲回されている。
該第1の糸条群(1)(1)を繊維構造体の内層部から
表層部に向かって渦巻状に1層または2層以上捲回した
後、該捲回層の上に1本の第2の糸条(2)を軸線方向
に沿って蛇行配置し繊維Wt構造体全周に亘り第2の糸
条(2)の配設層を形成する。この第2の糸条(2)の
配設層の上に前記要領に従って再度第1の糸条群(1)
(1)−を攪回し、この積層動作を所定回数だけ繰り返
し円筒形の糸条積層体を形成した後、該糸条積層体の格
子内を7通するように1本の第3の糸条(3)を糸条積
層体の半径方向に沿って蛇行配置する。最後に斯くして
得られた糸条積層体の内周面に露出した前記第30糸条
(3)のループ内に1本の第40糸条(図示省略)を蛇
行状態で挿通し、円筒状の繊維構造体の形成を終了する
。この実施態様に於いて、第1の糸条群(1)(1)−
・−の始端は繊維構造体の内周面上に軸線方向に沿って
直線状に整列した状態で出現し、また、その終端は繊維
構造体の外周面上に軸線方向に沿って直線状に整列した
状態で出現する。これに刻し第20糸条(2)、第3の
糸条(3)、および第4の糸条(図示省略)の始端およ
び終端は、繊維構造体の上下端面の外周はもしくは内周
縁上に点状をなして出現する。第3図Bは、繊維構造体
の半径方向に沿って複数本の第1の糸条群(1)(1)
−が略等間隔に整列し、この状態で該第1の糸条群(1
)(LL−を&!ll維構造体の底部から上部に向かっ
て1層または2層以上!a!旋状に積層配置し、この後
、該積層の上に1本の第2の糸条(2)を半径方向に沿
って蛇行させながら繊維構造体の全周に亘って配設して
いる。
この積層動作を所定回数だけ繰り返して円筒形の糸条積
層体を形成した後、該積層体の軸方向に沿って糸条の格
子を1通するように第3の糸条(3)を配置し、円筒体
の上面に於いて該第3の糸条(3)のループ内に第4の
糸条(図示省略)を蛇行状に挿通することによって円筒
形の繊維構造体が形成される。この実施態様によれば、
円筒状をなす繊維構造体の底端面および上端面上に第1
の糸条群(1)(ll−の始端および終端が半径方向に
沿って糸端を整列させた状態で出現し、第2の糸条(2
)、第30糸条(3)および第4の糸条(図示省略)の
糸端は該繊維構造体の上下端面の外周縁もしくは内周縁
上に点状をなして出現する。
一方、第3図Cに示す実施態様に於いては、先ず複数本
の第1の糸条(1)(1)−を円箭伏蛾維構造体の内周
面に軸線方向を指向して等間隔に整列させ、この状態で
該第1の糸条群(1)(IL−m−を繊維構造体の上部
から下部に向かって軸線方向に沿って下降させ、第1の
糸条(1)(1)−・の第1層を形成する。次いで前記
第1の糸条(1)(11−の第1層の上に1本の連続糸
条からなる第2の糸条(2)を上部から下部(または下
部から上部に)に向かって円周方向に沿ってV!旋状に
捲回し、第2の糸条(2)の第1層を形成する。尚、第
2の糸条(2)が複数本の連続糸条の群<2)(2)・
・−から構成されているときには、糸条の捲l形態は!
lll旋状ではなく、所定本数の第2の糸条(2)(2
)・−が等間隔に、且つ、互いに平行した捲回形態をと
ることはこれ迄の記載から明瞭に理解され得るところで
ある。次いで前記第1の糸条*(1)(1)・・−を繊
維構造体の下部で折り返し、この状態で前記第2の糸条
(2)の第1層の上にV!旋状に捜回し第1の糸条群(
1)(1)−の第2層を形成する。上記積層を繰返すこ
とによって所定の厚みを有する糸条1aFii体が得ら
れるが、糸条の捲回層が該糸条積層体の外層へ移るにつ
れて糸条の積層密度が粗くなるので、第1の糸条群(1
)(1)・−の折り返し数を適宜2回またはそれ以上に
して糸条積層密度を所定の水準に維持する。第1の糸条
群(1)(1)・・−および第2の糸条(2)の積層が
終了した時点で、上記糸条積層体の半径方向に沿ってM
Nの格子を貫通ずるように第3の糸条(3)を蛇行配置
し、該第3の糸条(3)の蛇行配置を糸条積層体の上部
から下部(または下部から上部)に向かって繰返す、該
第3の糸条(3)の蛇行配置によって円筒状をなす糸条
積層体の内周面上に形成されたループ内に第4の糸条(
図示省略)を挿通ずることによって円筒状の繊維構造体
が形成される。
この実施態様によれば、繊維構造体の上端面の内周縁お
よび外周縁上に第1の糸条群(1)(1) −の始端と
終端が略等間隔に整列状態で出現し、また第2の糸条(
2)、第30糸条(3)および第4の糸条(図示省略)
の始端と終端は、該繊維構造体の上下端面の内周縁もし
くは外周縁上に点状に出現する。一方、第2の糸条(2
)が複数本の糸条の群から構成されている場合には、前
記の実施態様と同様に、その糸端は繊維構造体の内外周
面上に直線状を為し、且つ、軸線方向に沿って整列した
状態で出現する。
第3図に例示する以上の実施態様は円筒状の繊維構造体
に関して記載するものであるが、同様の糸条積層要領に
従って、第3図りに見られるような中空の截頭円錐状繊
維構造体を成形することも可能である0本発明に係る円
筒状もしくは中空の截頭円錐状の繊維構造体としては、
円周方向に走行する第1の連続糸を軸方向に沿って整列
した複数本の糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を
繊維構造体の内周面および外周面に整列状態で出現せし
めた繊維構造体、円周方向に走行する第1の連続糸を半
径方向に沿って整列した複数本の糸条から構成し、該第
1の連続糸の糸端を繊維構造体の上下の端面に整列状態
で出現せしめた繊維構造体等が挙げられる。
本発明に於いて繊維構造体の形成材料とじて使用される
糸条は、ガラス繊維、炭素繊維あるいは、黒鉛繊維、炭
化珪素繊維、アルミナ繊維等の無機繊維、ポリエステル
繊維、芳香族ポリアミド繊維(例えばデュポン社のi@
熱性繊維ケブラーまたはメーメソクス)等の合成操体か
らa終製品の特性に応じて単独または組合わせて適宜選
択することができる。
これらの糸条によって形成された繊維構造体は、高い糸
条積層密度を有し、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の
熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を含浸した後、キユアリン
グ等の工程を経て最終製品に仕上げられる。更に高い@
熱性を要求される用途分野には、マトリックスとして炭
素を使用することがある。また前記熱硬化性樹脂中に、
第2の補強成分として炭′素粉末等を配合することも可
能である。更に本発明に係る繊維構造体は、熱硬化性樹
脂等を含浸することなく、そのままの状態でパツキン材
、緩衝材あるいは充填材等として使用することもできる
主咀夏訣来 以上の説明から理解されるように本発明に係る複合材強
化用の繊維構造体は、複数本の1群をなす糸条の切断端
をその稜線または端面の一部に直線状に出現させると共
に、他の糸条の切断端を該繊維構造体の角隅部分に点状
に出現させた構造を有するので、寸法安定性乃至は形態
安定性が良好であり、糸条が繊維構造体の表面からぬけ
落ちることがなく後続工程に於ける取扱いが容易である
。また繊維体積密度を自由に変更することができるから
、在来の繊維構造体で取得することが困難であった商い
糸条積層密度を確保することができる。本発明に係る繊
維構造体は設計の自由度が大きく、また生産性の向上に
於いても在来品に優るとも劣らない効果を発揮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る直方体状の構造材強化用の繊維構
造体を例示する拡大斜視図である。 また第2図は1群をなす連続糸の糸端を繊維構造体の稜
線上に整列状態で出現させた直方体状繊維構造体を例示
する斜視図であり、第3図は1群をなす連続糸の糸端を
繊維構造体の表面に整列状態で出現させた円筒状繊維構
造体を例示する斜:f見回である。 (1)、(2)、(3)、(4L−糸条。 特 許 出 願 人  敷島カンバス株式会社代   
 理    人   江  原   省  吾手続補正
書 昭和61年 2月21日 特許庁長官 宇 賀 道 部  殿 昭和60年特許願第269600号 2、発明の名称 複合材強化用の繊維構造体3、補正を
する者 事件との関係  特許出願人 名称 敷島カンバス株式会社 4、代理人 8550 住 所  大阪府大阪市西区江戸堀1丁目15番26号
大阪商エビルア階 氏 名 (6458)弁理士 江  原  省  吾;
5.1ili正の対象 明細書および図面      
   E′−6、?ili正の内容 明細書中 ■、特許請求の範囲を下記の通り補正する。 r(1)  X軸方向に走行する第1の連続糸とY軸方
向に走行する第2の連続糸とをX軸方向に沿って積層す
ると共に、斯くして得られた糸条積層体の格子内にX軸
方向に延びる第3の連続糸を雷通状態で配置し、更に該
糸条積層体の所定の表面に第4の連続糸を蛇行配置して
なる直方体状の繊維構造体に於いて、前記第1、第2お
よび第3の連続糸のうち少なくとも1種類の連続糸の複
数本を1群として並列状態に重畳配置し、該1群をなす
連続糸の糸端を前記繊維構造体の稜線上に整列状態で出
現させ、その他の連続糸の糸端を該繊維構造体の角隅部
分に出現せしめたことを特徴とする複合材強化用の繊維
構造体。 (2)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
糸条から構成し、その糸端を前記繊維構造体の単一のY
Z平面上で上下の稜線上に整列状態で出願せしめた特許
請求の範囲第1項に記載の複合材強化用の繊維構造体。 (3)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
糸条から構成し、その糸端を前記繊維構造体の互いに平
行する2個のYZ平面上で上下の稜線上に整列状態で出
現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複合材強化用
の繊維構造体。 (4)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
体の単一のYZ平面上で上下の稜線上に整列状態で出願
させ、また、前記第2の連続糸をY軸方向に走行する複
数本の糸条から構成し、該第2の連続糸の糸端を前記繊
維構造体の単一のXZ平面上で上下の稜線上に整列状態
で出現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複合材強
化用のuI4維構造体。 (5)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
体の互いに平行する2個のYZ平面上で上下の稜線上に
整列状態で出現させ、また、前記第2の連続糸をY軸方
向に走行する複数本の糸条から構成し、該第2の連続糸
の糸端を前記繊維構造体の互いにW行する2個のXZ平
面上で上下の稜線上に整列状態で出現せしめた特許請求
の範囲第1項に記載の複合材強化用の繊維構造体。 (6)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
体の単一のYZ平面上で上下の稜線上に整列状態で出現
させ、また、前記第2の連続糸をY軸方向に走行する複
数本の糸条から構成し、該第2の連続糸の糸端を前記繊
維構造体の単一のXZ平面上で上下の稜線上に整列状態
で出現させ、更に、前記第3の連続糸をX軸方向に走行
する複数本の糸条がら構成し、該第3の連続糸の糸端を
前記繊維構造体の単一のXY平面上で前後の稜線上に整
列状態で出現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複
合材強化用の繊維構造体。 (7)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
体の互いに平行する2個のYZ平面上で上下の稜線上に
整列状態で出現させ、また前記第2の連続糸をY軸方向
に走行する複数本の糸条から構成し、該第2の連続糸の
糸端を前記繊維構造体の互いに平行する2個のXZ平面
上で上下の稜線上に整列状態で出現させ、更に、前記第
3の連続糸をX軸方向に走行する複数本の糸条から構成
し、該第3の連続糸の糸端を前記繊維構造体の互いに平
行する2個のXY平面上で前後の稜線上に整列状態で出
現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複合材強化用
の繊維構造体。 (8)  円周方向に走行する第1の連続糸と、半径方
向に走行する第2の連続糸と、軸方向に走行する第3の
連続糸とからなる糸条積層体の所定の表面に第4の連続
糸を蛇行配置してなる円筒状の繊維構造体に於いて、前
記第1、第2および第3の連続糸のうち少なくとも1種
類の連続糸の複数本を1群として重要配置し、該1群を
なす連続糸の糸端を前記繊維構造体の所定の表面に整列
状態で出現させ、その他の■奎女土星公連続糸の糸端を
該繊維構造体の」二下端面の外周および/または内周縁
上に出現せしめたことを特徴とする複合材強化用の繊維
構造体。 (9)円周方向に走行する第1の連続糸を軸方向に沿っ
て整列した複数本の糸条から構成し、該第1の連続糸の
糸端を繊維構造体の内周面および外周面に整列状態で出
現せしめた特許請求の範囲第8項に記載の複合材強化用
の繊維構造体。 00 円周方向に走行する第1の連続糸を半径方向に沿
って整列した複数本の糸条から構成し、該第1の連続糸
の糸端を繊維構造体の上下の端面に整列状態で出現せし
めた特許請求の範囲第8項に記載の複合材強化用の繊維
構造体。 αυ −快方向に走行する第1の連続糸をユ覇方向に沿
って整列した複数本の糸条から購成堕該1Φ〜連続糸の
糸端を繊維構造体の上血旦よび  たは  の −外温
■L上茎工整列状態で出現せしめた特許請求の範囲第8
項に記載の複合材強化用の繊維構造体。」 ■、第7頁第2行 「体積密度」を 「繊維体積密度」と補正する。 ■、第11頁第5行 「その他の連続糸」を 「その他の群をなさない連続糸」と補正する。 ■、第11頁第20行 「高い体積密度」を 「高い繊維体積密度」と補正する。 ■、第12頁第20行 「第3の連続糸(3)」を [1本の第3の連続糸(3)」と補正する。 ■、第13頁第1行〜第2行 「第4の連続糸(4)」を 「1本の第4の連続糸(4)」と補正する。 ■、第15頁第6行〜第7行 「体積密度」を 「繊維体積密度」と補正する。 ■、第15頁第19行 「第1の糸条(1)が」を 「第1の糸条が」と補正する。 ■、第16頁第10行 「複数本の糸条」を [複数本の糸条(1)(IL−Jと補正する。 [相]、第18頁第4行〜第5行 「繊維構造体の・・・ことが必要である。」を「繊維構
造体の表面に蛇行配置させる場合もある。」と補正する
。 ■、第20頁第11行〜第14行 「第2の糸条(2)を・・・この第2の糸条(2)の」
を 「第3の糸条(3)を軸線方向に沿って蛇行配置し繊維
構造体の全周に亘り第3の糸条(3)の配設層を形成す
る。この第3の糸条(3)の」と補正する。 ■、第20頁第19行〜第21頁第2行「第3の糸条(
3)を・・・第3の糸条(3)のループ内に」を 「第2の糸条(2)を糸条積層体の半径方向に沿って蛇
行配置し、これを底端面から上端面に達する迄繰返す。 itsに斯くして得られた糸条積層体の内周面に露出し
た前記第2の糸条(2)のループ内に」と補正する。 0、第22頁第7行 「繊維構造体が形成される。」を [繊維構造体を形成している。」と補正する。 [相]、第22頁第15行〜第25頁第4行を下記の通
り補正する。 「一方、第3図Cに示す実施態様に於いては、先ず複数
本の第3の糸条(3)(3)−を円筒状繊維構造体の内
周面に軸線方向を指向して等間隔に整列させ、この状態
で該第3の糸条群<3)(3)・−を繊維構造体の上部
から下部に向かって軸線方向に沿って下降させ、第3の
糸条(3)(3)・−の第1Nを形成する。次いで前記
第3の糸条(3)(3)−・−の第1層の上に1本の連
続糸条からなる第1の糸条(1)を上部から下部に(ま
たは下部から上部に)向かって円周方向に沿って螺旋状
に擾回し、第1の糸条(1)の第1層を形成する。尚、
第1の糸条が複数本の連続糸条の群(1)(1)・・−
から構成されているときには、糸条の捲回形態は螺旋状
ではなく、所定本数の第1の糸条(1)(1)・−が等
間隔に、且つ、互いに平行した捲回形態をとることはこ
れ迄の記載から明瞭に理解され得るところである0次い
で前記第3の糸条群(3)(3)−・−を繊維構造体の
下部で折り返し、前記第1の糸条(1)の第1層の上に
第3の糸条群(3)<3)−の第2層を形成する。上記
積層を繰返すことによって所定の厚みを有する糸条I!
i層体屠体られるが、糸条の捲回層が該糸条積層体の外
層へ移るにつれて糸条の積層密度が粗くなるので、第3
の糸条群(3)(3)−・の折り返し数を適宜2回また
はそれ以上にして糸条積層密度を所定の水準に維持する
。第3の糸条群(3)(3)−・−および第1の糸条(
1)の積層が終了した時点で、上記糸条積層体の半径方
向に沿って積層の格子をM通するように第2の糸条(2
)を蛇行配置し、該第2の糸条(2)の蛇行配置を糸条
積層体の上部から下部(または下部から上部)に向かっ
て繰返す。該第2の糸条(2)の蛇行配置によって円筒
状をなす糸条積層体の内周面上(または外周面上)に形
成されたループ内に第4の糸条(図示省略)を挿通する
ことによって円筒状の繊維構造体が形成される。 この実施態様によれば、繊維構造体の上端面の内周縁お
よび外周縁上に第3の糸条群(3)(3)−一の始端と
終端が整列状態で出現し、また第1の糸条(1)、第2
の糸条(2)および第4の糸条(図示省略)の始端と終
端は、該繊維構造体の上下端面の内周縁もしくは外周縁
上に点状に出現する。一方、第10糸条が複数本の糸条
(1)(1)−の群から構成されている場合には、その
糸端は繊維構造体内外周面上に直線状をなし、且つ、軸
線方向に沿って整列した状態で出現する。」 [相]1図面中、第1図及び第3図を別紙の通り補正す
る。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)X軸方向に走行する第1の連続糸とY軸方向に走
    行する第2の連続糸とをZ軸方向に沿って積層すると共
    に、斯くして得られた糸条積層体の格子内にZ軸方向に
    延びる第3の連続糸を貫通状態で配置し、更に該糸条積
    層体の所定の表面に第4の連続糸を蛇行配置してなる直
    方体状の繊維構造体に於いて、前記第1、第2および第
    3の連続糸のうち少なくとも1種類の連続糸の複数本を
    1群として並列状態に重畳配置し、該1群をなす連続糸
    の糸端を前記繊維構造体の稜線上に整列状態で出現させ
    、その他の連続糸の糸端を該繊維構造体の角隅部分に出
    現せしめたことを特徴とする複合材強化用の繊維構造体
  2. (2)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
    糸条から構成し、その糸端を前記繊維構造体の単一のY
    Z平面上で上下の稜線上に整列状態で出現せしめた特許
    請求の範囲第1項に記載の複合材強化用の繊維構造体。
  3. (3)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
    糸条から構成し、その糸端を前記繊維構造体の互いに平
    行する2個のYZ平面上で上下の稜線上に整列状態で出
    現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複合材強化用
    の繊維構造体。
  4. (4)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
    糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
    体の単一のYZ平面上で上下の稜線上に整列状態で出現
    させ、また、前記第2の連続糸をY軸方向に走行する複
    数本の糸条から構成し、該第2の連続糸の糸端を前記繊
    維構造体の単一のXZ平面上で上下の稜線上に整列状態
    で出現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複合材強
    化用の繊維構造体。
  5. (5)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
    糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
    体の互いに平行する2個のYZ平面上で上下の稜線上に
    整列状態で出現させ、また、前記第2の連続糸をY軸方
    向に走行する複数本の糸条から構成し、該第2の連続糸
    の糸端を前記繊維構造体の互いに平行する2個のXZ平
    面上で上下の稜線上に整列状態で出現せしめた特許請求
    の範囲第1項に記載の複合材強化用の繊維構造体。
  6. (6)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
    糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
    体の単一のYZ平面上で上下の稜線上に整列状態で出現
    させ、また、前記第2の連続糸をY軸方向に走行する複
    数本の糸条から構成し、該第2の連続糸の糸端を前記繊
    維構造体の単一のXZ平面上で上下の稜線上に整列状態
    で出現させ、更に、前記第3の連続糸をZ軸方向に走行
    する複数本の糸条から構成し、該第3の連続糸の糸端を
    前記繊維構造体の単一のXY平面上で前後の稜線上に整
    列状態で出現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複
    合材強化用の繊維構造体。
  7. (7)前記第1の連続糸をX軸方向に走行する複数本の
    糸条から構成し、該第1の連続糸の糸端を前記繊維構造
    体の互いに平行する2個のYZ平面上で上下の稜線上に
    整列状態で出現させ、また前記第2の連続糸をY軸方向
    に走行する複数本の糸条から構成し、該第2の連続糸の
    糸端を前記繊維構造体の互いに平行する2個のXZ平面
    上で上下の稜線上に整列状態で出現させ、更に、前記第
    3の連続糸をZ軸方向に走行する複数本の糸条から構成
    し、該第3の連続糸の糸端を前記繊維構造体の互いに平
    行する2個のXY平面上で前後の稜線上に整列状態で出
    現せしめた特許請求の範囲第1項に記載の複合材強化用
    の繊維構造体。
  8. (8)円周方向に走行する第1の連続糸と、半径方向に
    走行する第2の連続糸と、軸方向に走行する第3の連続
    糸とからなる糸条積層体の所定の表面に第4の連続糸を
    蛇行配置してなる円筒状の繊維構造体に於いて、前記第
    1、第2および第3の連続糸のうち少なくとも1種類の
    連続糸の複数本を1群として重畳配置し、該1群をなす
    連続糸の糸端を前記繊維構造体の所定の表面に整列状態
    で出現させ、その他の連続糸の糸端を該繊維構造体の上
    下端面の外周縁および/または内周縁上に出現せしめた
    ことを特徴とする複合材強化用の繊維構造体。
  9. (9)円周方向に走行する第1の連続糸を軸方向に沿っ
    て整列した複数本の糸条から構成し、該第1の連続糸の
    糸端を繊維構造体の内周面および外周面に整列状態で出
    現せしめた特許請求の範囲第8項に記載の複合材強化用
    の繊維構造体。
  10. (10)円周方向に走行する第1の連続糸を半径方向に
    沿って整列した複数本の糸条から構成し、該第1の連続
    糸の糸端を繊維構造体の上下の端面に整列状態で出現せ
    しめた特許請求の範囲第8項に記載の複合材強化用の繊
    維構造体。
  11. (11)円周方向に走行する第1の連続糸を半径方向に
    沿って整列した複数本の糸条から構成すると共に、軸方
    向に沿って重畳される第3の連続糸を半径方向に沿って
    整列した複数本の糸条から構成し、前記第1の連続糸の
    糸端を繊維構造体の上下の端面に整列状態で出現させる
    と共に、第3の連続糸の糸端を繊維構造体の上下の端面
    の外周縁上に出現せしめた特許請求の範囲第8項に記載
    の複合材強化用の繊維構造体。
  12. (12)円周方向に走行する第1の連続糸を軸方向に沿
    って整列した複数本の糸条から構成すると共に、軸方向
    に沿って重畳される第3の連続糸を半径方向に沿って整
    列した複数本の糸条から構成し、前記第1の連続糸の糸
    端を繊維構造体の内周面および外周面に整列状態で出現
    させ、且つ第3の連続糸の糸端を繊維構造体の上下端面
    の外周縁および内周縁上に出現せしめた特許請求の範囲
    第8項に記載の複合材強化用の繊維構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014028514A (ja) * 2012-07-04 2014-02-13 Nomaguchi Office:Kk 繊維で構成される有形体の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57176232A (en) * 1981-01-12 1982-10-29 Jii Burochi Ando Fuiru Sa Three-dimensional fabric for reinforcing structure and molded product thereof

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