JPS62130212A - 耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造 - Google Patents
耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造Info
- Publication number
- JPS62130212A JPS62130212A JP26876585A JP26876585A JPS62130212A JP S62130212 A JPS62130212 A JP S62130212A JP 26876585 A JP26876585 A JP 26876585A JP 26876585 A JP26876585 A JP 26876585A JP S62130212 A JPS62130212 A JP S62130212A
- Authority
- JP
- Japan
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- side wall
- furnace
- refractory
- brick
- bricks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C5/00—Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
- C21C5/28—Manufacture of steel in the converter
- C21C5/42—Constructional features of converters
- C21C5/44—Refractory linings
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、転炉等の耐火炉の築炉構造に関する。
さらに詳しくは、築炉時において、側壁立ち上がり部最
下段煉瓦を、炉底内面周辺部分に沿って炉の径方向に摺
動させ、側壁耐火煉瓦の水平レヘルを容易に調整できる
耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造に関する。
下段煉瓦を、炉底内面周辺部分に沿って炉の径方向に摺
動させ、側壁耐火煉瓦の水平レヘルを容易に調整できる
耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造に関する。
（従来の技術）
転炉等の耐火炉では、通常、鉄皮の内面をパーマライニ
ングで裏張し、これをさらにウェア煉瓦で覆っている。
ングで裏張し、これをさらにウェア煉瓦で覆っている。
このウェア煉瓦は、しばしば取り替えられるものである
から、単に耐久性に借れているばかりではなく、施工が
容易であることが必要である。
から、単に耐久性に借れているばかりではなく、施工が
容易であることが必要である。
このウェア煉瓦の施工において、側壁立ち上がり部は、
次の理由により最も難しい箇所である。
次の理由により最も難しい箇所である。
多くの耐火炉においては、炉底が丸みを帯びているため
、炉底内面周辺部分は、側壁に積み重ねられた煉瓦の上
下面（水平面）に対し一定の傾斜を有している。また、
炉底を覆うウェア煉瓦層の外周面の位置に多少のバラツ
キが生じることは避けられない。しかも、溶融金属、ス
ラグとの接触により最も溶損を受けやすい部分だからで
ある。
、炉底内面周辺部分は、側壁に積み重ねられた煉瓦の上
下面（水平面）に対し一定の傾斜を有している。また、
炉底を覆うウェア煉瓦層の外周面の位置に多少のバラツ
キが生じることは避けられない。しかも、溶融金属、ス
ラグとの接触により最も溶損を受けやすい部分だからで
ある。
このような耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造として、
従来、第４図、第５図に示される構造がある。
従来、第４図、第５図に示される構造がある。
第４図は、耐火炉側壁立ち上がり部を不定形耐火物５で
構成した耐火炉の該立ち上がり部の部分縦断面図である
。鉄皮１の内面は、パーマライニング２で裏張されてい
る。さらに、このパーマライニング２の炉底部には、炉
底ウェア煉瓦層３が敷かれ、側壁部分には、側壁ウェア
煉瓦４が積み重ねられている。炉底ウェア煉瓦層３と側
壁ウェア煉瓦４の間には不定形耐火物５が充填される。
構成した耐火炉の該立ち上がり部の部分縦断面図である
。鉄皮１の内面は、パーマライニング２で裏張されてい
る。さらに、このパーマライニング２の炉底部には、炉
底ウェア煉瓦層３が敷かれ、側壁部分には、側壁ウェア
煉瓦４が積み重ねられている。炉底ウェア煉瓦層３と側
壁ウェア煉瓦４の間には不定形耐火物５が充填される。
一方、第５図の耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造にお
いては、炉底ウェア煉瓦層３と側壁ウェア煉瓦４の間に
挿入された異形煉瓦６により側壁立ち上がり部が構成さ
れる。これらの異形煉瓦６と側壁ウェア煉瓦４およびパ
ーマライニング２との間に生じる隙間には、不定形耐火
物５が充填されている。
いては、炉底ウェア煉瓦層３と側壁ウェア煉瓦４の間に
挿入された異形煉瓦６により側壁立ち上がり部が構成さ
れる。これらの異形煉瓦６と側壁ウェア煉瓦４およびパ
ーマライニング２との間に生じる隙間には、不定形耐火
物５が充填されている。
（発明が解決しようとする問題点）
第４図の構造では、側壁ウェア煉瓦４の水平レベルは良
好であるが、溶損が大きく、耐久性に問題がある。側壁
立ち上がり部は、溶湯、スラグとの接触により機械的摩
耗、化学的侵食を受けやすい部分である。ところが、不
定形耐火物５は、耐火煉瓦（炉底ウェア煉瓦層３、側壁
ウェア煉瓦４）に比べて耐？８損性が劣っている。この
ため、側壁立ち上がり部の溶…は、スポーリングを伴っ
て破線Ｘで示される位置まで急速に進む。
好であるが、溶損が大きく、耐久性に問題がある。側壁
立ち上がり部は、溶湯、スラグとの接触により機械的摩
耗、化学的侵食を受けやすい部分である。ところが、不
定形耐火物５は、耐火煉瓦（炉底ウェア煉瓦層３、側壁
ウェア煉瓦４）に比べて耐？８損性が劣っている。この
ため、側壁立ち上がり部の溶…は、スポーリングを伴っ
て破線Ｘで示される位置まで急速に進む。
第５図の耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造では、異形
煉瓦６をもちいているので、耐？′８損性はおおむね良
好であるが、施工に手間がかかる上、側壁ウェア煉瓦４
の水平レヘルを一定に調整することが難しい。すなわち
、炉底ウェア煉瓦層３の寸法誤差や築炉状態により、炉
底ウェア煉瓦層３の外周面３ａの位置が大幅に変動する
ことは避けがたい。したがって、異形煉瓦６の形状、寸
法を正確に調整加工しなければ側壁ウェア煉瓦４の水平
レベルが波打つことになる。これは、側壁ウェア煉瓦４
の耐久性を弱めるものである。また、複雑な形状の異形
煉瓦６を用いて水平レベルの調整を行う施工には、長時
間を要し、費用もかさむうえ、煉瓦加工にともない多く
の加工片を生ずる。
煉瓦６をもちいているので、耐？′８損性はおおむね良
好であるが、施工に手間がかかる上、側壁ウェア煉瓦４
の水平レヘルを一定に調整することが難しい。すなわち
、炉底ウェア煉瓦層３の寸法誤差や築炉状態により、炉
底ウェア煉瓦層３の外周面３ａの位置が大幅に変動する
ことは避けがたい。したがって、異形煉瓦６の形状、寸
法を正確に調整加工しなければ側壁ウェア煉瓦４の水平
レベルが波打つことになる。これは、側壁ウェア煉瓦４
の耐久性を弱めるものである。また、複雑な形状の異形
煉瓦６を用いて水平レベルの調整を行う施工には、長時
間を要し、費用もかさむうえ、煉瓦加工にともない多く
の加工片を生ずる。
従って、本発明の目的は、上述の従来技術の問題点を解
決する耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造を提供するこ
とである。
決する耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造を提供するこ
とである。
特に、側壁立ち上がり部を実質的に耐火煉瓦で構成して
良好な耐溶損性を確保するとともに、施工時における水
平レベルの調整を容易にして、施工に要する時間および
費用を大幅に節約できる耐火炉側壁立ち上がり部の築炉
構造を提供することを目的とする。
良好な耐溶損性を確保するとともに、施工時における水
平レベルの調整を容易にして、施工に要する時間および
費用を大幅に節約できる耐火炉側壁立ち上がり部の築炉
構造を提供することを目的とする。
（問題点を解決するための手段）
本発明者は、上述の目的を達成するため研究を重ねた結
果、つぎの着想をえた。
果、つぎの着想をえた。
即ち、側壁立ち上がり部最下段の煉瓦の上面と下面に一
定の角度を形成させ、築炉時において、該側壁立ち上が
り部最下段煉瓦の上面を、上に積み重ねられた他の側壁
耐火煉瓦の上下面（水平面）と平行に保ちながら、該側
壁立ち上がり部最下段煉瓦の下面が炉底内面周辺部分に
沿って炉の径方向に摺動し得るようにすれば、この側壁
立ち上がり部最下段煉瓦を炉底内面周辺部分にそって炉
の径方向にずらせることにより、側壁立ち上がり部の水
平レベルを容易に調整することができることに想到した
。
定の角度を形成させ、築炉時において、該側壁立ち上が
り部最下段煉瓦の上面を、上に積み重ねられた他の側壁
耐火煉瓦の上下面（水平面）と平行に保ちながら、該側
壁立ち上がり部最下段煉瓦の下面が炉底内面周辺部分に
沿って炉の径方向に摺動し得るようにすれば、この側壁
立ち上がり部最下段煉瓦を炉底内面周辺部分にそって炉
の径方向にずらせることにより、側壁立ち上がり部の水
平レベルを容易に調整することができることに想到した
。
したがって、本発明にかかる耐火炉側壁立ち」二かり部
の築炉構造は、 耐火煉瓦を積み重ねた側壁内面を有する耐火炉であって
、側壁耐火煉瓦の上下面が炉底内面周辺部分に対し所定
の角度を形成する耐火炉の側壁立ち上がり部の築炉構造
において、 側壁立ち上がり部最下段の煉瓦の上面と下面が互いに該
所定の角度を形成し、築炉時において、該側壁立ち上が
り部最下段煉瓦の上面が、上に積み重ねられる他の側壁
耐火煉瓦の上下面の方向と平行を保ちながら、該側壁立
ち上がり部最下段煉瓦の下面が、炉底内面周辺部分に沿
って炉の径方向に摺動し得ることを特徴とする。
の築炉構造は、 耐火煉瓦を積み重ねた側壁内面を有する耐火炉であって
、側壁耐火煉瓦の上下面が炉底内面周辺部分に対し所定
の角度を形成する耐火炉の側壁立ち上がり部の築炉構造
において、 側壁立ち上がり部最下段の煉瓦の上面と下面が互いに該
所定の角度を形成し、築炉時において、該側壁立ち上が
り部最下段煉瓦の上面が、上に積み重ねられる他の側壁
耐火煉瓦の上下面の方向と平行を保ちながら、該側壁立
ち上がり部最下段煉瓦の下面が、炉底内面周辺部分に沿
って炉の径方向に摺動し得ることを特徴とする。
また、好ましくは、炉底内面も耐火煉瓦で覆われ、炉底
内面を覆う該耐火煉瓦層の外周面と耐火炉側壁内面の間
に積み重ねられる側壁立ち上がり部の耐火煉瓦の前記外
周面との当接面が、該外周面と平行に形成され、該側壁
立ち上がり部の耐火煉瓦と耐火炉側壁内面、および前記
外周面の画成する間隙を不定形耐火物が充填することを
特徴とする。
内面を覆う該耐火煉瓦層の外周面と耐火炉側壁内面の間
に積み重ねられる側壁立ち上がり部の耐火煉瓦の前記外
周面との当接面が、該外周面と平行に形成され、該側壁
立ち上がり部の耐火煉瓦と耐火炉側壁内面、および前記
外周面の画成する間隙を不定形耐火物が充填することを
特徴とする。
（作用）
側壁立ち上がり部最下段の煉瓦の上面と下面が互いに所
定の角度を形成し、築炉時において、該側壁立ら上がり
部最下段煉瓦の上面を、上に債み重ねられた他の側壁ａ
４火煉瓦の上下面と平行に保ちながら、該側壁立ち上が
り部最下段煉瓦の下面が、炉底内面周辺部分に沿って炉
の径方向に摺動し得るものである。したがって、この側
壁立ち上がり部最下段煉瓦を炉底内面にそって炉底の径
方向に移動させることにより側壁立ち上がり部の水平レ
ヘルをきわめて容易にｉｎすることができる。
定の角度を形成し、築炉時において、該側壁立ら上がり
部最下段煉瓦の上面を、上に債み重ねられた他の側壁ａ
４火煉瓦の上下面と平行に保ちながら、該側壁立ち上が
り部最下段煉瓦の下面が、炉底内面周辺部分に沿って炉
の径方向に摺動し得るものである。したがって、この側
壁立ち上がり部最下段煉瓦を炉底内面にそって炉底の径
方向に移動させることにより側壁立ち上がり部の水平レ
ヘルをきわめて容易にｉｎすることができる。
また、側壁立ち上がり部が耐火煉瓦で構成されているの
で、耐溶損性も良好である。
で、耐溶損性も良好である。
（実施例）
次に本発明の実施例について、添付図面を参照しながら
詳しく説明する。
詳しく説明する。
第１図ないし第３図は、本発明にかかる耐火炉側壁立ち
上がり部の築炉構造を有する転炉の該部分近傍の部分縦
断面図である。第１図は、（ｊｌＪ壁立ち上がり部最下
段煉瓦４０の上面水平レベルを標準とした場合、第２図
は、最下段煉瓦４０の上面水平レベルを最高とした場合
、第３図は、最下段煉瓦４０の上面水平レベルを最低と
した場合をしめす。
上がり部の築炉構造を有する転炉の該部分近傍の部分縦
断面図である。第１図は、（ｊｌＪ壁立ち上がり部最下
段煉瓦４０の上面水平レベルを標準とした場合、第２図
は、最下段煉瓦４０の上面水平レベルを最高とした場合
、第３図は、最下段煉瓦４０の上面水平レベルを最低と
した場合をしめす。
転炉の鉄皮ｌの内面は、半永久的なパーマライニング２
により裏張りされている。転炉の炉底は通常、多少の丸
みを帯びており、炉底周辺部分は、水平面に対し一定の
角度で傾斜し、側壁と鈍角を形成する。
により裏張りされている。転炉の炉底は通常、多少の丸
みを帯びており、炉底周辺部分は、水平面に対し一定の
角度で傾斜し、側壁と鈍角を形成する。
炉底を覆うパーマライニング２の上に敷かれた炉底ウェ
ア煉瓦層３は、したがって、鉛直方向に対し傾斜した外
周面３ａを存する。この外周面３ａの、パーマライニン
グ２側壁内面に対する位置は、炉底ウェア煉瓦３の寸法
誤差や、築炉状態により変動し得る。
ア煉瓦層３は、したがって、鉛直方向に対し傾斜した外
周面３ａを存する。この外周面３ａの、パーマライニン
グ２側壁内面に対する位置は、炉底ウェア煉瓦３の寸法
誤差や、築炉状態により変動し得る。
側壁立ち上がり部最下段煉瓦４０の上面４０ａと下面４
０ｂは、前記の所定の角度に等しい角度を形成する。パ
ーマライニング２の炉底内面周辺部分が、実質的な曲率
を有する場合には、該下面４０ｂをこの曲率に合わせて
曲げて加工しても良い。最下段煉瓦４０の、炉底ウェア
煉瓦層３の外周面３ａへの当接面４０ｃは、外周面３ａ
の傾斜に合わせて、鉛直方向にだいし傾斜させて加工す
る。最下段煉瓦４０の他の三面は、上面４０ａと直交す
る鉛直な平面であ築炉時において、炉底ウェア煉瓦層３
゛の外周面３ａが標準位置にある場合には、第１図にし
めず位置に最下段煉瓦４０を位置させる。外周面３ａの
位置が標準より低い場合（すなわち、外周面３ａが、パ
ーマライニング２の側壁内面から標準より隔たっている
場合）には、最下段煉瓦４０は、炉底に沿って径方向に
外に向かって摺動され、上面４０ａの水平レベルを高く
する（第２図はこの上面４０ａの水平レベルを最高位置
とした状態をしめず）。また外周面３ａの位置が標準よ
り高い場合（すなわち、外周面３ａがパーマライニング
２の側壁内面に標準より接近している場合）には、最下
段煉瓦４０は炉底に沿って径中心方向に慴動され、上面
４０ａの水平レベルを低くする（第３図は、当接面４０
ｃを周面３ａに密着せしめて、上面４０ａの水平レヘル
を最低水準とした場合をしめず）。
０ｂは、前記の所定の角度に等しい角度を形成する。パ
ーマライニング２の炉底内面周辺部分が、実質的な曲率
を有する場合には、該下面４０ｂをこの曲率に合わせて
曲げて加工しても良い。最下段煉瓦４０の、炉底ウェア
煉瓦層３の外周面３ａへの当接面４０ｃは、外周面３ａ
の傾斜に合わせて、鉛直方向にだいし傾斜させて加工す
る。最下段煉瓦４０の他の三面は、上面４０ａと直交す
る鉛直な平面であ築炉時において、炉底ウェア煉瓦層３
゛の外周面３ａが標準位置にある場合には、第１図にし
めず位置に最下段煉瓦４０を位置させる。外周面３ａの
位置が標準より低い場合（すなわち、外周面３ａが、パ
ーマライニング２の側壁内面から標準より隔たっている
場合）には、最下段煉瓦４０は、炉底に沿って径方向に
外に向かって摺動され、上面４０ａの水平レベルを高く
する（第２図はこの上面４０ａの水平レベルを最高位置
とした状態をしめず）。また外周面３ａの位置が標準よ
り高い場合（すなわち、外周面３ａがパーマライニング
２の側壁内面に標準より接近している場合）には、最下
段煉瓦４０は炉底に沿って径中心方向に慴動され、上面
４０ａの水平レベルを低くする（第３図は、当接面４０
ｃを周面３ａに密着せしめて、上面４０ａの水平レヘル
を最低水準とした場合をしめず）。
側壁ウェア煉瓦４の内、最下段煉瓦４０以外の側壁立ち
上がり部のウェア煉瓦４１は、炉底ウェア煉瓦層３の外
周面３ａとパーマライニング２の側壁内面の画成する空
間に合わせて、他の部分の側壁ウェア煉瓦４２より炉径
方向の寸法が段々に短く加工されており、また外周面３
ａへの当接面は、外周面３ａの傾斜に見合う傾斜を有し
ている。築炉時において、これらの側壁立ち上がり部ウ
ェア煉瓦４１の当接面は、最下段煉瓦４０の上に外周面
３ａに密着して積み重ねられる。外周面３ａとパーマラ
イニング２の側壁内面、および最下段煉瓦４０、側壁立
ち上がり部ウェア煉瓦４１で画成される空間には、不定
形耐火物５が充填される。この不定形耐火物５は、非水
系高地伝導性不定形耐火物である。なお、炉底ウェア煉
瓦層３、側壁ウェア煉瓦４の耐火煉瓦の間の目地もこの
非水系高熱伝導性不定形耐火物からなるものである。
上がり部のウェア煉瓦４１は、炉底ウェア煉瓦層３の外
周面３ａとパーマライニング２の側壁内面の画成する空
間に合わせて、他の部分の側壁ウェア煉瓦４２より炉径
方向の寸法が段々に短く加工されており、また外周面３
ａへの当接面は、外周面３ａの傾斜に見合う傾斜を有し
ている。築炉時において、これらの側壁立ち上がり部ウ
ェア煉瓦４１の当接面は、最下段煉瓦４０の上に外周面
３ａに密着して積み重ねられる。外周面３ａとパーマラ
イニング２の側壁内面、および最下段煉瓦４０、側壁立
ち上がり部ウェア煉瓦４１で画成される空間には、不定
形耐火物５が充填される。この不定形耐火物５は、非水
系高地伝導性不定形耐火物である。なお、炉底ウェア煉
瓦層３、側壁ウェア煉瓦４の耐火煉瓦の間の目地もこの
非水系高熱伝導性不定形耐火物からなるものである。
（発明の効果）
本発明に従う耐火炉側壁立ら上がり部の築炉構造は、以
上に説明したように、築炉時において、側壁立ち上がり
部の最下段煉瓦４０が炉径方向に炉底にそって自由に摺
動でき、これによって、最下段煉瓦４０の上面４０ａの
水平レベルを、炉底ウェア煉瓦層３の外周面３ａのし・
＼ルにあわせて容易に調整することができる。しかも、
本発明にかかるノυ下段煉瓦４０は形状がｉＩｉ純であ
り、加工が容易である。したがって、第５図の耐火炉側
壁立ち上がり部の築炉構造において水平レベル調整のた
めに必要であった作業時間（約１６時間）、施工費用、
異形煉瓦６の加工にともなう加工片の廃却が不要となっ
た。
上に説明したように、築炉時において、側壁立ち上がり
部の最下段煉瓦４０が炉径方向に炉底にそって自由に摺
動でき、これによって、最下段煉瓦４０の上面４０ａの
水平レベルを、炉底ウェア煉瓦層３の外周面３ａのし・
＼ルにあわせて容易に調整することができる。しかも、
本発明にかかるノυ下段煉瓦４０は形状がｉＩｉ純であ
り、加工が容易である。したがって、第５図の耐火炉側
壁立ち上がり部の築炉構造において水平レベル調整のた
めに必要であった作業時間（約１６時間）、施工費用、
異形煉瓦６の加工にともなう加工片の廃却が不要となっ
た。
また、本発明にかかる側壁ウェア煉瓦４は、最下段煉瓦
４０において直接、パーマライニング２炉底と接触して
いる。さらに、側壁立ち上がり部ウェア煉瓦４１は、炉
底ウェア煉瓦層３の外周面３ａに密に当接している。し
たがって、本発明にかかる耐火炉側壁立ち上がり部の築
炉構造を存する側壁ウェア煉瓦４は、従来の構造を有す
る側壁ウェア煉瓦にくらべ、上方からの装入物や溶湯の
攪拌流の衝撃に強く、炉底ウェア煉瓦３および側壁ウェ
ア煉瓦４の目地開きは殆ど生しない。この結果、特に問
題となるスポーリングの発生が効果的に抑制される。し
たがって、炉底ウェア煉瓦３、側壁ウェア煉瓦４の寿命
は従来にくらべ大幅に向上する。
４０において直接、パーマライニング２炉底と接触して
いる。さらに、側壁立ち上がり部ウェア煉瓦４１は、炉
底ウェア煉瓦層３の外周面３ａに密に当接している。し
たがって、本発明にかかる耐火炉側壁立ち上がり部の築
炉構造を存する側壁ウェア煉瓦４は、従来の構造を有す
る側壁ウェア煉瓦にくらべ、上方からの装入物や溶湯の
攪拌流の衝撃に強く、炉底ウェア煉瓦３および側壁ウェ
ア煉瓦４の目地開きは殆ど生しない。この結果、特に問
題となるスポーリングの発生が効果的に抑制される。し
たがって、炉底ウェア煉瓦３、側壁ウェア煉瓦４の寿命
は従来にくらべ大幅に向上する。
第１図ないし第３図は、本発明にかかる耐火炉側壁立ち
上がり部の築炉構造を有する転炉の該部分の部分縦断面
図であって、第１図は、側壁立ち上がり部最下段煉瓦が
標準水平レベルにある状態を示す図、第２図は、該煉瓦
が、最高の水平レベルにある状態を示す図、第３図は、
該煉瓦が、最低の水平レベルＧこある状態を示す図であ
り、第４図は、不定形耐火物を用いた従来の耐火炉側壁
立ち上がり部の築炉構造を有する転炉の該部分の部分縦
断面図、 第５図は、異形煉瓦を用いた従来の耐火炉側壁立ち上が
り部の築炉構造を存する転炉の該部分の部分縦断面図で
ある。 １−Ｓ失皮 ２ ：ノマーマライニング３：炉底ウ
ェア煉瓦層 ４：側壁ウェア煉瓦 ４０：側壁立ち上がり部最下段煉瓦 ４０ａ：上面 ４０ｂ：下面 ４１：側壁立ち上がり部ウェア煉瓦 ５：不定形耐火物 ６；異形煉瓦 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 弁理士 広 瀬 章 − 筑／”２１ 尾４Ｉ２Ｊ
上がり部の築炉構造を有する転炉の該部分の部分縦断面
図であって、第１図は、側壁立ち上がり部最下段煉瓦が
標準水平レベルにある状態を示す図、第２図は、該煉瓦
が、最高の水平レベルにある状態を示す図、第３図は、
該煉瓦が、最低の水平レベルＧこある状態を示す図であ
り、第４図は、不定形耐火物を用いた従来の耐火炉側壁
立ち上がり部の築炉構造を有する転炉の該部分の部分縦
断面図、 第５図は、異形煉瓦を用いた従来の耐火炉側壁立ち上が
り部の築炉構造を存する転炉の該部分の部分縦断面図で
ある。 １−Ｓ失皮 ２ ：ノマーマライニング３：炉底ウ
ェア煉瓦層 ４：側壁ウェア煉瓦 ４０：側壁立ち上がり部最下段煉瓦 ４０ａ：上面 ４０ｂ：下面 ４１：側壁立ち上がり部ウェア煉瓦 ５：不定形耐火物 ６；異形煉瓦 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 弁理士 広 瀬 章 − 筑／”２１ 尾４Ｉ２Ｊ
Claims (3)
- （１）耐火煉瓦を積み重ねた側壁内面を有する耐火炉で
あって、側壁耐火煉瓦の上下面が炉底内面周辺部分に対
し所定の角度を形成する耐火炉の側壁立ち上がり部の築
炉構造において、 側壁立ち上がり部最下段の煉瓦の上面と下面が互いに該
所定の角度を形成し、築炉時において、該側壁立ち上が
り部最下段煉瓦の上面が、上に積み重ねられる他の側壁
耐火煉瓦の上下面の方向との平行を保ちながら、該側壁
立ち上がり部最下段煉瓦の下面が、炉底内面周辺部分に
沿って炉の径方向に摺動し得ることを特徴とする耐火炉
側壁立ち上がり部の築炉構造。 - （２）炉底内面は耐火煉瓦層で覆われ、炉底内面を覆う
該耐火煉瓦層の外周面と耐火炉側壁内面の間に積み重ね
られる側壁立ち上がり部の耐火煉瓦の前記外周面との当
接面が、該周面と平行に形成され、該側壁立ち上がり部
の耐火煉瓦と耐火炉側壁内面および前記外周面の画成す
る間隙を不定形耐火物が充填することを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の耐火炉側壁立ち上がり部の築炉
構造。 - （３）耐火煉瓦はウェア煉瓦である特許請求の範囲第１
項または第２項記載の耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26876585A JPS62130212A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26876585A JPS62130212A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62130212A true JPS62130212A (ja) | 1987-06-12 |
Family
ID=17462998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26876585A Pending JPS62130212A (ja) | 1985-11-29 | 1985-11-29 | 耐火炉側壁立ち上がり部の築炉構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62130212A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016507715A (ja) * | 2013-01-07 | 2016-03-10 | リフラクトリー・インテレクチュアル・プロパティー・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コ・カーゲー | 耐火性セラミックボトム |
| CN109680117A (zh) * | 2019-01-24 | 2019-04-26 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种用于转炉砌筑的炉衬砖的运砖装置 |
-
1985
- 1985-11-29 JP JP26876585A patent/JPS62130212A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016507715A (ja) * | 2013-01-07 | 2016-03-10 | リフラクトリー・インテレクチュアル・プロパティー・ゲー・エム・ベー・ハー・ウント・コ・カーゲー | 耐火性セラミックボトム |
| US9962764B2 (en) | 2013-01-07 | 2018-05-08 | Refractory Intellectual Property Gmbh & Co. Kg | Fireproof ceramic bottom |
| CN109680117A (zh) * | 2019-01-24 | 2019-04-26 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种用于转炉砌筑的炉衬砖的运砖装置 |
| CN109680117B (zh) * | 2019-01-24 | 2020-12-11 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种用于转炉砌筑的炉衬砖的运砖装置 |
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