JPS62129332A - エラストマ−組成物 - Google Patents

エラストマ−組成物

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JPS62129332A
JPS62129332A JP26941085A JP26941085A JPS62129332A JP S62129332 A JPS62129332 A JP S62129332A JP 26941085 A JP26941085 A JP 26941085A JP 26941085 A JP26941085 A JP 26941085A JP S62129332 A JPS62129332 A JP S62129332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
styrene
elastomer
oil
mineral oil
followed
Prior art date
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Pending
Application number
JP26941085A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kurihara
栗原 敬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication of JPS62129332A publication Critical patent/JPS62129332A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明はエラストマー組成物に関し、詳しくは耐候性お
よび相溶性の改良されたエラストマー組成物に関し、い
わゆる油展ゴムとして様々な用途岬こ用いることができ
る。
[従来の技術及び発明が解決しようとする問題点] 従来、原料ゴムに対し特定の伸展油を配合した、いわゆ
る油展ゴムが知られている。このような伸展油としては
一般に芳香族炭化水素含量(%GA)力155未満であ
って、かつ粘度指数60以下のナフテン系鉱油が用いら
れているが、これにより得られる油展ゴムは耐候性が悪
く、貯蔵中に変色を生ずる虞れがある。
一方、伸展油として高精製度パラフィン系鉱油を用いた
場合、耐候性は改良されるものの相溶性が悪く、ブリー
ド現象が著しく実用に耐えない。
したがって、これまでに耐候性、相溶性の両性能をとも
に満たすものは見出されていない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は上記従来の問題点を解消するため鋭意検討を
重ねた結果、スチレン系エラストマーに特定の性状を有
する鉱油を配合することにより耐候性と相溶性とを同時
に満たすエラストマー組成物が得られることを見出し、
この知見に基いて本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は、スチレン系エラストマー100重量
部に対し、沸点200℃以上であり、動粘度3〜50“
cSt(100℃)9%CA 3%未満であって、かつ
粘度指数85〜105である鉱油5〜80重量部を配合
してなるエラストマー組成物を提供するものである。
本発明においては原料ゴムとしてスチレン系エラストマ
ーを用いる。ここでスチレン系エラストマーとしては、
例えばスチレン系熱可塑性エラストマー、スチレンブタ
ジェンゴム(SBR) 等がlfられる。スチレン系熱
可塑性エラストマーとはスチレンを含有する共重合物で
あって、例えばスチレンとブタジェンまたはイソプレン
とのブロック共重合体である。
未満であって、かつ粘度指数85〜105であるものを
用いる。
このような鉱油は様々な方法により製造することができ
るが、以下にその好適な製造例を示す。
クラエート原油などの中間基原油を常圧蒸留するかある
いは常圧蒸留した後、その残渣油を減圧蒸留して、潤滑
油留分を得る。
次いで、この潤滑油留分について苛酷な水素化処理を行
なう。この処理によって芳香族分などの潤滑油留分に好
ましくない成分を除去したり、有効な成分に変えたりす
る反応が行なわれる。この際、硫黄分や窒素分も殆んど
除去される。この処理によって粘度指数的100の留分
を得る。
この苛酷な水素化処理後、硫酸洗浄を行なう。
硫酸洗浄は一般に石油製品の仕上げ工程として行なわれ
ているものであり、芳香族炭化水素、特に多環芳香族炭
化水素やオレフィン類、硫黄化合物などを除去するため
に適用される。この硫酸洗浄は処理油に1にρに対し3
0〜1000kgの発煙硫酸を加えて室温〜60℃の温
度で処理することにより行ない、しかる後NaOHなど
で中和する。この硫酸洗浄により低芳香族の留分、すな
わち%GAが3%未満、好ましくは0〜1%の留分を得
る。
さらに上記硫酸洗浄後、あるいは必要により上記硫酸洗
浄に先立って接触水添脱ろう処理が行なわれる。この接
触水添脱ろう処理は、ゼオライト触媒を用い、該触媒の
細孔に吸着されるパラフィン(主としてノルマンパラフ
ィン)を選択的に水素雰囲気下で分解してろう分となる
ものを除去するものである。
水素化処理は原料油の性状等により異なるが、通常は反
応温度200〜480℃、好ましくは250〜480℃
、水素圧力5〜300 kg/cm2、好ましくは30
〜250 kg/cm2.水素導入量(対供給留出油1
kR当り)30〜300ONff13、好ましくは10
0〜200ON m3の条件で行なわれる。また、この
際に用いられる触媒は担体としてアルミナ、シリカ、シ
リカ・アルミナ、ゼオライト、活性炭、ボーキサイトな
どを用い、周期律表第■族、第■族などの全屈、好まし
くはコバルト、ニッケル、モリブデン、タングステンな
どの触媒成分を既知の方法で担持させたものが使用され
る。なお、触媒は予め予備硫化したものが好ましい。
上記の如き処理により、沸点200℃以上、好ましくは
250〜1000 ”Cであり、動粘度3〜50 cS
t(100℃)、好ましくは5〜40 cSt (10
0’C) 。
%CAが3%未満、好ましくは0〜1%であって、かつ
粘度指数が85〜105 、好ましくは90〜100で
ある留出油が得られる。
本発明のエラストマー組成物は、このようにして得られ
る留出油を、前記スチレン系エラストマー100重量部
に対し、5〜80重量部、好ましくは10〜50重量部
の割合で配合してなるものである。ここで上記留出油の
配合量が5重量部未満であると混練作業の作業性が悪く
、かつ組成物のコストが高くなり、経済性の面で好まし
くない。
一方、上記留出油の配合量が80重量部を超えるとブリ
ード現象が著しくなるので好ましくない。
上記両者の配合は通常の混練操作により行なうことがで
きるが、特に下記の如き混線条件にて行なうことが好ま
しい。
すなわち混線条件としては温度50〜120℃1好まし
くはSBHのときは50〜60℃1熱可塑性エラストマ
ーのときは100〜120℃1混練時間15〜60分、
好ましくは20〜40分である。
また混練は開放型練りロール機またはバンバリーミキサ
−などの密閉式混合機を用いて行なう。
叙上の如き本発明のエラストマー組成物は通常の成形手
段により各種形状に成形され、製品となる。
[発明の効果] 本発明によれば、耐候性と相溶性のいずれとも充分に具
備したエラストマー組成物が得られる。
したがって、本発明のエラストマー組成物は、ゴム工業
をはじめ、これに附随する各種分野において広く利用す
ることができる。
[実施例コ 次に、本発明を実施例により説明する。
製造例(鉱油の製造) して、プロダクトの脱ろう油(最初の脱ろう処理したも
の)の粘度指数が約1009%C8が約3〜5になるよ
うな過酷な条件で水素化処理した。
上記の方法で得られたプロダクトを分留し、100℃の
粘度がほぼ5.0.10.0.30.OcStとなるよ
うな、3種の含ろう油を得た。
これら3種の含ろう油をそれぞれをさらに硫酸洗浄処理
した。この段階での処理条件は%GAが1以下になるよ
うにした。
次いで接触水添脱ろうをして、粘度指数が90〜100
になるように処理した。
このようにして性状の異なる3種の鉱油を得た。
実施例1〜5 上記製造例で得られた鉱油と、スチレン系熱可塑性エラ
ストマー (S13Sブロツクコポリマー)(商品名:
カリフレックスTR−1101,シェル化学製)を第1
表に示す所定割合で用い、以下の混練操作によりエラス
トマー組成物を得た。
110±5℃に加熱したロールに、スチレン系熱可塑性
エラストマーを繰返し投入し、ロールに均一に巻き付け
た。なお、ロールギャップは1〜2mmとした。
次に上記鉱油を少量ずつロールバンクに入れた。切返し
は途中で2回、鉱油を入れ終った時点で5回それぞれ行
なった。
次いで約30分間混練した後、ロールギャップを3〜4
mmにしてミキシングし、放冷しエラストマー組成物を
得た。
得られたニジストマー組成物を加圧成形(温度160℃
、予熱時間5分、加圧200 kg/cm2にて5分)
した後冷却して幅20mm 、長さ50mm、厚さ2.
00±0 、15mmの試験用シートを作製し、下記の
方法により耐候性と相溶性を評価した。結果を第1表に
示す。
耐候性試験 JIS D 0205の条件に準じて行なった。すなわ
ち、紫外線カーボンウェザメータに試験片を一定条件(
試験温度63±1℃9試験時間48時間)で保持し、試
験後の試験片を両県により変退色の評価を行なった。
試験片を室温で96時間保持した後、試験片の表面をn
−へキサンにて均一に洗浄した。次いで洗浄した試験片
を室温で24時間放置した後、その重量を測定し、下式
によりブリード発生量(%)を算出した。
比較例1〜4 第1表に示す性状の親油を用いたこと以外は、実に例1
〜5と同様にしてエラストで一組成物を得、試験片を作
成して耐候性と相溶性を評価した。結果を第1表に示す
比較例5,6 鉱油の配合量を第1表に示す如く変えたこと以外は、実
施例1〜5と同様にしてエラストマー組成物を得、試験
片を作成して、耐候性と相溶性を評価した。結果を第1
表に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スチレン系エラストマー100重量部に対し、沸
    点200℃以上であり、動粘度3〜50cSt(100
    ℃)、芳香族炭化水素含量(%C_A)3%未満であっ
    て、かつ粘度指数85〜105である鉱油5〜80重量
    部を配合してなるエラストマー組成物。
  2. (2)スチレン系エラストマーがスチレン系熱可塑性エ
    ラストマーあるいはスチレンブタジエンゴムである特許
    請求の範囲第1項記載の組成物。
JP26941085A 1985-12-02 1985-12-02 エラストマ−組成物 Pending JPS62129332A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0260951A (ja) * 1988-08-29 1990-03-01 Mitsui Petrochem Ind Ltd 耐侯性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
EP0415797A2 (en) * 1989-08-31 1991-03-06 Nippon Oil Co. Ltd. Thermoplastic resin compositions
EP0428405A2 (en) * 1989-11-16 1991-05-22 Nippon Oil Co., Ltd. Rubber compositions
US5504135A (en) * 1991-02-21 1996-04-02 Exxon Research And Engineering Company Rubber processing oil and rubber products containing it
JP2007112824A (ja) * 2005-09-21 2007-05-10 Idemitsu Kosan Co Ltd プロセスオイル及びゴム組成物

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JPH0260951A (ja) * 1988-08-29 1990-03-01 Mitsui Petrochem Ind Ltd 耐侯性に優れた熱可塑性エラストマー組成物
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US5504135A (en) * 1991-02-21 1996-04-02 Exxon Research And Engineering Company Rubber processing oil and rubber products containing it
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