JPS62127812A

JPS62127812A - 光フアイバケ−ブル

Info

Publication number: JPS62127812A
Application number: JP60269149A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Kunimura; 國村　智; Shiro Nakayama; 中山　四郎
Original assignee: Fujikura Ltd
Current assignee: Fujikura Ltd
Priority date: 1985-11-29
Filing date: 1985-11-29
Publication date: 1987-06-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、光ファイバケーブル、特に架空地線、架空
送１！ｌＬ線等に複合されて好適な光７アイバケーブル
に関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来より、架空地線や架空送電線などに光ケーブルを一
合した光複合架空地線や光複合架空送電線などが種々提
案されている。

第１図および第２図は、このような光複合架空地縁の一
例を示すものであって、この光複合架空地線１は、アル
ミニウムなどの金属からなる保護パイプ２の外側に、複
数のアルミニウム被ｄＩＬ鋼線などの金属素線３・・・
ｋ撚り合せて１層以上の撚線ノー４・・・を形成し、保
護パイプ２内には光ファイＩ（ケーブル５が挿通されて
なるもので、上記ＷＳ線層４・・・が架空地線を構成す
るものである。光ファイバケーブル５は、第２図に示す
ように、鋼線を撚り合せたテンションメンバ６を中心に
、通信用光ファイバ心＋ｗ７・・・と、鋼線を撚り合せ
た若干細径のサブテンションメンバ８，８とを撚り合せ
、これを耐熱性樹脂からなるシース９で被覆してなるも
のである。

しかしながら、このよっな（４造の光複合架空地縁１に
おける光ファイバケーブル５にあっては、次のような問
題点があり、その屏決が望まれていた。

光ファイバによる通値においては、その発ｆぎ側および
受信側において変調器、電気光変換器、増幅器、光電気
質＃器、復調器などの機器に光ファイバ心ＭＡ７が接続
されている。これら機器は、本来光ファイバケーブル５
のテンションメンバ６、サブテンションメンバ８，８と
は絶縁されているのではあるが、実際には架空地線に落
雷があったときや架空送電線が短絡したときに、上記架
空地線ｌの撚線層４に誘４電流が生じ、この誘導電流に
よって元ファイバケーブル５のテンションメンバ６、サ
ブテンションメンバ８，８に誘導電圧が発生し、この誘
導電圧によって、上記機器がこれらとは絶縁されている
にもかかわらず、破壊されることがある。

このため、テンションメンバ６やサブテンションメンバ
８，８を絶縁性のガラス繊維強化プラスチックから構成
することが考えられる。しかし、このガラス繊維強化プ
ラスチックからなるテンションメンバでは、引張強度、
引張弾性率が鋼撚線のものに比較して低（、結果的に大
径のものを用いねばならずＪ）７＋ｙｔ）Ａ１５の体積
効率が低下し、収容光ファイバ心線数が減少するととも
に、大径のものを用いるため光ファイバケーブルとして
可撓性も悪（、引換時の作業が困難となる問題があった
。

また、上記光ファイバケーブル５を引換する時に加わる
引張力を考慮すると、テンシミ／メン・（の引張強度は
８０に９／ｍｍ２以上、引張弾性″＊　１００００ｋｇ
／ｍｍ２以上でなければならないと云う要求もあり、架
空地線への落雷などを考えてケーブルの耐熱性として１
５０°Ｃ以上であることも満足せねばならない０〔問題点を解決するための手段〕そこで、この発明においては、アルミナ長＋ａ維など、
引張強度が２５０′Ｋｇ／ｍｍ２以上、引張弾性率が２
００００に９／ｍｍ２以上の無機絶縁性長繊維を束ねた
ハンドルをテンションメンバとして使用することにより
、上記問題点を解決するようにした。

以下、この発明を先の図面を利用して、詳しく説明する
。第２図を利用してこの発明の詳細な説明する。この例
の光ファイバケーブルにあっては、第２図に示した光７
アイパケーブル５のテンションメンバ６およびサブテン
ションメンバ８，８カ、ともに引張強度が２５０ｋ１９
／ｍｍ２以上、引張弾性率が２００００に９／ｍｍ２以
上の無機絶縁性長繊維を各々の長繊維間の動きを拘束し
ないように束ねてなる長尺のハンドルから構成されてい
る。

上記特性を満足する無機絶縁性長繊維としてはアルミナ
長繊維、ボロン長繊維などが挙げられる。

第３図ないし第５図は、テンションメンバ６あるいはサ
ブテンションメンバ８，８となる無機絶縁性長繊維のハ
ンドルの構造例を示すものである。

第３図に示したハンドル１０は、無機絶縁性長繊維を多
数束ねたヤー７１１・・・を、例えば７本撚合せ、この
上に長繊維の脱落、撚りもどりなどを防止するための樹
脂層１２を押出被護法によって設げたものである。また
、第４図に示したハンドル１０は、長繊維を多数束ねた
ヤー７１１・・・のそれぞれに樹脂ｆｆ１１２・・・を
押出被覆して形成し、それらを７本撚り合せたものであ
る。さらに、第５図に示したハンドルｌＯは、長繊維の
ヤーン１１・・・をバインダ１３を介在させつつ撚り合
せてｉ、ｆるものである。これらのハンドルｌＯの例に
おいて樹脂層１２をなす樹脂およびバインダ１３として
は、無機絶縁性長繊維の動きを拘束しないように、長繊
維に対して接着性を持たず、かつ１５０”Ｃ以上の軟化
点を有するものが用いられ、例えばシリコンゴム、フッ
素ゴムなどが便われる。また、樹脂層１２およびバイン
ダ１３番！、長繊維のヤーンが乱れないようにするだけ
のものであるので、その厚さあるいは被覆厚さは薄い方
が好ましく、ハンドル１０中での長繊維の断面占積率が
できるだけ大きくなるようにすることが、細径化の点で
好ましい。よって、長繊維のハンドルｌＯ中でのＶＦｒ
ｆ占積車は、６０〜８０％の範囲で、得られるハンドル
ｌＯの引張強度が１００ｋｇ／ｍｍ２以上、引張弾性率
が１００００ｈ／ｍｍ２以上となるように定められる。

ハンドルｌＯの強度等がこれ未満となるとこれをテンシ
ョンメンバとして光ファイバケーブル５に使用した際に
、光ファイバケーブル５の引換時に加わる引張力に耐え
得なくなる。

また、引張ｇｉ照度１００ｋｇｍｄ以上、引張弾性＄１
００００ｋｇ／ｍｍ２以上のハンドル１０を得ようとす
ると、長繊維の断面占ａ率が上述のように６０〜８０％
の範囲であること及び経験上の諸要因から長繊維が２５
０ｋｇ／ｍｍ２以上の引張強度と２００００ゆ／ｍｍ２
以上の引張弾性率を有することが必要となる。

このようなハンドル１０からなるテンションメンバ６に
は、同様のハンドル１０からなるサブテンションメンバ
８，８と光ファイＩ（心線７・・・とが−諸に撚合され
、さらにこの上に耐熱性合成樹脂からなるシース９が設
げられて光ファイノくケーブルとされる。上記耐熱性合
成樹脂としては常用耐熱温度が１５０℃以上あるものが
選ばれ、かつ押出被覆が行える点から熱可製性のものが
好ましい。

この条件をτｉ′にたすものとしては、例えば含フツ素
耐熱性樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ｐｐｓ
樹脂、ｐｐｏ樹脂などがある。

このような元ファイバケープＮ５は、８ｇ１図に示すよ
うに、保護パイプ２内に収容され、光複合架空地線等と
して使用される。

〔作　用〕

このような構造の光７アイパケーブル５にあっては、そ
のテンションメンバ６およびサブテ／ジョンメンバ８，
８に無機絶縁性長繊維からなるハンドルｌＯを用いたの
で、これらは電気絶縁性となり、誘４電圧を発生するこ
とがなく、光ａ信用の端末機器を損傷することがな〜１
゜また、テンションメンバ６およびサブテンションメン
バ８，８として、長繊維を単に束ねて、撚ったハンドル
ｌＯを使っているので、テンションメンバの可撓性が極
めて大きくなり、この結果ケーブル５の杵容曲げ半径を
大幅に小さくすることができ、架空地線等でのスムース
な引換が行えるようになり、引抜時の引張力を小さくす
ることができ、余分な力をケーブル５に加えることがな
くて済む。さらに、高強度、高弾性率の長繊維を便って
いるので、引張強度８０ゆ／ｒｎｉ以上、引張弾性＊１
ｏｏｏ。

ゆ／ｍｍ２以上のテンションメンバを、ガラス繊維強化
プラスチックに比べて細径とすることができ、同一径の
ケーブル同に収容しうる光フアイバ心線数を増加するこ
とが可能となり、外径が規制される光複合架空地線等の
光ファイバケーブルとじて特に好適となる。また、テン
ションメンバが細径となることから光ファイバケーブル
５としての可撓性も向上し、引換作業等が容易となる。

〔実施例〕アルミナ長繊維（繊維径２０μｍ、繊維長遅緩を用いて
第３図ないし第５図に示すよ５な構造のハンドルを６橿
作成した。それぞれの樹脂ノーおよびパイ／ダとしてシ
リコンゴムを用い、押出被覆法によって長繊維上に被覆
した。ハンドルの仕上り径はいずれも２．５朋とじた。

これらハンドルにおけるアルミナ長繊維の占積率、引張
強度、引張弾性率は次表の通りであった。

これらのハンドルをテンションメンバとし、第２図に示
すような光ファイバケーブルを作り、このケーブルを第
１図に示すように架空地線゛と複合し、ケーブル引換時
の引抜き張力を測定した。この結果も表に併せて示す。

光ファイバケーブルの引換は、スバ７２００　ｍで行い
、両端に設けた引止めクランプから架空地線内に挿入も
しくは引き出すようにした。引止めクランプにおける光
ファイバケーブルの曲率半径８０ｃｍである。また、架
空地線の途中に釣車を三ヶ設け、架空地線に曲率半径１
００ｃｍの曲げ７３回与えた。したがって、光７アイパ
ケーブルは、引換時５回の曲げを受けるようにした。元
ファイバケーブルには張力計を接続し、直接引張力を計
測した。

比較のため、従来のガラス繊維強化グラスチックをテン
ションメンバとしたものでは、曲げ半径が８０ｃｍで、
引抜き張力が３５１９であった。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明の光ファイバケーブルは
、そのテンションメンバとして、引張強度２５０に９／
ｌｎｄ以上、引張弾性率２００００鴎／ｍｍ２以上の無
機絶縁性長繊維を束ねてなるハンドルを用いたものであ
るので、テンションメンバが絶縁性で、可撓性に富み、
かつ為強度、高弾性率ン有するものなる。

よって、この光ファイバケーブルを架空地線等に複合し
た場合、落雷等があっても光ファイバケーブルのテンシ
ョンメンバには誘４電圧が誘起されることがなく、光７
アイパケーブルの光通信用Ｍ＆器を損傷することがない
。また、光ファイバケーブル自体の可撓性がよ（なり、
許容曲げ半径が小さくなって、光ファイバケーブル引換
時において、引抜き張力がわずかとなり、作業が容易と
なり、クープルに大きな引張力が加わることがない。

また、テンションメンバ１に細僅化することが可能とな
るので、光ファイバ収容数を増加することもできるなど
の利点を奏するものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は光複合架空地線の一例を示す断面図、第２図は
第１図の光複合架空地線に複合される元７アイイケーブ
ルの一例を示す断面図、第６図ないし第５図は、いずれ
もこの発明において使用されるハンドルの例を示す断面
図である。５・・・・・・元ファイバケーブル、６・・団・テンシ
ョンメンバ、７・・・・・・光フアイバ心線、８・・・
・・・サブテンションメンバ、９・旧・・シース、ｌＯ
・・・・・・ハンドル、１１・・・・・・ヤーン。

Claims

【特許請求の範囲】

引張強度が２５０ｋｇ／ｍｍ＾２以上、引張弾性率が２
００００ｋｇ／ｍｍ＾２以上の無機絶縁性長繊維を束ね
てなるハンドルをテンションメンバとし、これに光ファ
イバを撚り合せ、合成樹脂からなる外被で被覆してなる
光ファイバケーブル。