JPS621277Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS621277Y2 JPS621277Y2 JP1982029385U JP2938582U JPS621277Y2 JP S621277 Y2 JPS621277 Y2 JP S621277Y2 JP 1982029385 U JP1982029385 U JP 1982029385U JP 2938582 U JP2938582 U JP 2938582U JP S621277 Y2 JPS621277 Y2 JP S621277Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fabric
- cut
- cutting
- section
- weave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 155
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 15
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 60
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 10
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000012840 feeding operation Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000002195 synergetic effect Effects 0.000 description 1
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、高組織部と低組織部とを有する各種
生地において、その高低組織部境界部分を直線化
することによつて、同境界部分、延いては生地全
体における所定の保持姿勢に対する斜行や曲り、
歪み等をなくし、事後の各種加工におけるミスや
ロスを生じないようにしたものに関する。
生地において、その高低組織部境界部分を直線化
することによつて、同境界部分、延いては生地全
体における所定の保持姿勢に対する斜行や曲り、
歪み等をなくし、事後の各種加工におけるミスや
ロスを生じないようにしたものに関する。
各種生地において、比較的厚手部分となる高組
織部と批較的薄手部分となる低組織部を有するも
のは、例えばタオル生地を始めとして各種存在す
る。このような生地を裁断縫製等して所要の製品
に加工する場合、その高組織部と低組織部とが直
線的に連続している境界部分においては、その境
界部分の斜行や曲り、歪み等を矯正し、これを例
えば緯糸に沿つて正しく直線化して置く事が必要
で、同時にこの事は生地全体の目的の姿勢保持に
おいて生じる斜行や曲り、歪み等を解消する事に
もなるのである。今最も判り易い一例として、前
記したタオル生地について説明すれば、周知のよ
うにタオル生地においては、高組織部である処の
パイル織部と低組織部である平織その他による地
織部が交互に反復織成される長尺の原反生地とし
て生産され、個々のタオルとするに当つてはこれ
を所定長さに分断して得る事になる。この分断に
当つては、長尺生地を一定姿勢のもとに連続的に
送出し、そのパイル織部と地織部との境界を緯糸
方向に沿つて正しく直線状態であるように規制し
つつ、各地織部の中間位置を裁断するのであり、
またこれら工程を全自動的に行なう機械も既に開
発供用されている事も既知である。処が従来のこ
の種自動化機械においても、その高組織部と低組
織部との境界が、緯糸方向に沿つて正しく直線化
されていない状態で、その地織部の中間を裁断し
てしまう誤操作が応々にして生ずるのであり、こ
れらはカツト不良品として、規格外れの二、三流
品に落すとか、あるいは廃棄しているのであり、
かかるカツト不良品の減少乃至防止は重要な課題
である。勿論これはかかるタオル生地のみに限ら
れるものでなく、高組織部と低組織部とを有する
全ての生地においてこのような問題は大小にかか
わらず発生する問題であり、特に高組織部と低組
織部の境界が生地上において直線的に表出される
形態のものにおいては、その生地の裁断や縫製そ
の他の加工工程において、境界部分の正しい直線
化は特に重要である。
織部と批較的薄手部分となる低組織部を有するも
のは、例えばタオル生地を始めとして各種存在す
る。このような生地を裁断縫製等して所要の製品
に加工する場合、その高組織部と低組織部とが直
線的に連続している境界部分においては、その境
界部分の斜行や曲り、歪み等を矯正し、これを例
えば緯糸に沿つて正しく直線化して置く事が必要
で、同時にこの事は生地全体の目的の姿勢保持に
おいて生じる斜行や曲り、歪み等を解消する事に
もなるのである。今最も判り易い一例として、前
記したタオル生地について説明すれば、周知のよ
うにタオル生地においては、高組織部である処の
パイル織部と低組織部である平織その他による地
織部が交互に反復織成される長尺の原反生地とし
て生産され、個々のタオルとするに当つてはこれ
を所定長さに分断して得る事になる。この分断に
当つては、長尺生地を一定姿勢のもとに連続的に
送出し、そのパイル織部と地織部との境界を緯糸
方向に沿つて正しく直線状態であるように規制し
つつ、各地織部の中間位置を裁断するのであり、
またこれら工程を全自動的に行なう機械も既に開
発供用されている事も既知である。処が従来のこ
の種自動化機械においても、その高組織部と低組
織部との境界が、緯糸方向に沿つて正しく直線化
されていない状態で、その地織部の中間を裁断し
てしまう誤操作が応々にして生ずるのであり、こ
れらはカツト不良品として、規格外れの二、三流
品に落すとか、あるいは廃棄しているのであり、
かかるカツト不良品の減少乃至防止は重要な課題
である。勿論これはかかるタオル生地のみに限ら
れるものでなく、高組織部と低組織部とを有する
全ての生地においてこのような問題は大小にかか
わらず発生する問題であり、特に高組織部と低組
織部の境界が生地上において直線的に表出される
形態のものにおいては、その生地の裁断や縫製そ
の他の加工工程において、境界部分の正しい直線
化は特に重要である。
本考案はかかる問題点を解決するため、その高
組織部と低組織部とを境界における直線化状態を
正確にチエツクし、確実な直線化が得られていな
い時には、裁断その他の行動が行なわれないよう
にしたものであり、従つこその特徴とする処は、
高低組織部を有する生地における前記高組織部と
低組織部との連続する境界と同方向に並びかつそ
の下端に一直線状の矯正用爪部を形成した矯正部
材を生地上に配設し、同矯正部材に、前記矯正用
爪部から前記境界に向かつて直角方向に進退可能
に設けられると共にその感知先端が高組織部と接
触して感知可能とされる高組織部感知片の複数個
を並設することにある。
組織部と低組織部とを境界における直線化状態を
正確にチエツクし、確実な直線化が得られていな
い時には、裁断その他の行動が行なわれないよう
にしたものであり、従つこその特徴とする処は、
高低組織部を有する生地における前記高組織部と
低組織部との連続する境界と同方向に並びかつそ
の下端に一直線状の矯正用爪部を形成した矯正部
材を生地上に配設し、同矯正部材に、前記矯正用
爪部から前記境界に向かつて直角方向に進退可能
に設けられると共にその感知先端が高組織部と接
触して感知可能とされる高組織部感知片の複数個
を並設することにある。
以下図示の実施例について本考案を詳述する
と、実施例は高低組織部を有する生地として長尺
のタオル生地1を用い、同タオル生地1を定長に
切断し、切断された個々のタオル生地の長手方向
両端(切断面)にヘム縫を施すタオル自動処理機
に、本考案に係る直線化装置を組込んで、そのパ
イル織による高組織部2と、平織その他によるパ
イルを有しない低組織部3との境界部分を直線化
する場合を示しており、便宜上タオル自動処理機
そのものについて、その機構の動作の概略を説示
し、また前記高組織部2は以後パイル織部2とし
て、低組織部3は地織部3として表現する。
と、実施例は高低組織部を有する生地として長尺
のタオル生地1を用い、同タオル生地1を定長に
切断し、切断された個々のタオル生地の長手方向
両端(切断面)にヘム縫を施すタオル自動処理機
に、本考案に係る直線化装置を組込んで、そのパ
イル織による高組織部2と、平織その他によるパ
イルを有しない低組織部3との境界部分を直線化
する場合を示しており、便宜上タオル自動処理機
そのものについて、その機構の動作の概略を説示
し、また前記高組織部2は以後パイル織部2とし
て、低組織部3は地織部3として表現する。
第1図はタオル自動処理機全体の外観を示して
いるが、長尺生地1はその長手方向に亘りパイル
織部2とパイルを有しない地織部(平織部)3と
が交互に織成されており、その長手方向における
両外側縁4,4は例えば3つ折り状に折曲され、
かつ止縫が施された縁として既に処理されてもの
である。この長尺生地1は生地送出部Aの一端に
例えば折畳み状に積層収容され、送出部Aにおけ
る送出用のニツプローラ19,20、該ローラに
至る間に設けられる張力調整手段を介して、次の
生地切断部Bに定長づつ送出され、ここでその切
断部分に該当する地織部3がその中央部分を幅員
方向に亘つて切断され、かくして得られたその長
手方向の両端に切断された地織部3,3を具備し
た切断生地1′は、切断生地引出移送部Cに、同
移送部Cに属する引出部材55によつて引出され
ると共に、前記送出方向と90度変向した方向に配
置される一対の針布ベルト56,56によつて、
その切断端近傍が保持され、かつ切断生地1゜の
中央部分は、前記ベルト56,56間に設けられ
たストツクヤード54にU字形に垂下されて収容
されるのであり、針布ベルト56,56によつて
90度変向した方向に移送され、次の切断端3つ折
り部Dに送られる。この切断端3つ折り部Dにお
いては、前記針布ベルト56,56と平行して同
方向に対置された一対の搬送ベルト75,75上
に切断生地1′の両切断端近傍が支承されかつ搬
送されると共に、該ベルト75,75の外側に自
由な状態で突出された切断端が3つ折りされ、3
つ折りされた切断端を前記搬送ベルト75,75
の外側に平行に配置したニツプベルト81によつ
て把持した状態のもとに、次のミシン縫着部Eに
送つて、ミシン111により3つ折り切断端のパ
イル織部2に続く、3つ折り切断端の例えば内端
側を縫着するのである。かくして第1図に示すよ
うに、その長手方向の両端における切断端が3つ
折りとされかつ縫着部5によつて止結された端縁
6,6として完成されたタオル製品7を得ること
になるのである。
いるが、長尺生地1はその長手方向に亘りパイル
織部2とパイルを有しない地織部(平織部)3と
が交互に織成されており、その長手方向における
両外側縁4,4は例えば3つ折り状に折曲され、
かつ止縫が施された縁として既に処理されてもの
である。この長尺生地1は生地送出部Aの一端に
例えば折畳み状に積層収容され、送出部Aにおけ
る送出用のニツプローラ19,20、該ローラに
至る間に設けられる張力調整手段を介して、次の
生地切断部Bに定長づつ送出され、ここでその切
断部分に該当する地織部3がその中央部分を幅員
方向に亘つて切断され、かくして得られたその長
手方向の両端に切断された地織部3,3を具備し
た切断生地1′は、切断生地引出移送部Cに、同
移送部Cに属する引出部材55によつて引出され
ると共に、前記送出方向と90度変向した方向に配
置される一対の針布ベルト56,56によつて、
その切断端近傍が保持され、かつ切断生地1゜の
中央部分は、前記ベルト56,56間に設けられ
たストツクヤード54にU字形に垂下されて収容
されるのであり、針布ベルト56,56によつて
90度変向した方向に移送され、次の切断端3つ折
り部Dに送られる。この切断端3つ折り部Dにお
いては、前記針布ベルト56,56と平行して同
方向に対置された一対の搬送ベルト75,75上
に切断生地1′の両切断端近傍が支承されかつ搬
送されると共に、該ベルト75,75の外側に自
由な状態で突出された切断端が3つ折りされ、3
つ折りされた切断端を前記搬送ベルト75,75
の外側に平行に配置したニツプベルト81によつ
て把持した状態のもとに、次のミシン縫着部Eに
送つて、ミシン111により3つ折り切断端のパ
イル織部2に続く、3つ折り切断端の例えば内端
側を縫着するのである。かくして第1図に示すよ
うに、その長手方向の両端における切断端が3つ
折りとされかつ縫着部5によつて止結された端縁
6,6として完成されたタオル製品7を得ること
になるのである。
第2図は長尺生地1の流れを示したものであ
り、生地送出部A、生地切断部B、切断生地引出
移送部Cは一直線上に並列され、これに対し切断
端3つ折り部D及びミシン縫着部Eは90度変向し
た方向に並列されて、全体としてL形のライン化
され、長尺生地1は矢印のように進行して、生地
送出部Aにより定量づつが生地切断部Bに向つて
送出され、次の切断生地引出移送部Cにおける協
金動作によつて、生地1の地織部3は中央位置が
切断されると共に、切断生地1′は移送部C側に
その前後両端の切断端近傍が一対の無端ベルト5
6,56により保持され、パイル織部2の中央部
分はストツクヤード54内にフリーな状態で垂れ
下がつた姿勢の下に、次の切断端3つ折り部D側
に前記姿勢を変えることなく、その移動方向のみ
が90度変更されて搬送ベルト75,75上を移動
し、ここで切断端が3つ折りに折曲され、3つ折
り切断端をニツプベルト81,81内に把持した
状態でミシン縫着部Eに送られ、ここでミシン1
11により3つ折り部分が縫着固定されるのであ
る。
り、生地送出部A、生地切断部B、切断生地引出
移送部Cは一直線上に並列され、これに対し切断
端3つ折り部D及びミシン縫着部Eは90度変向し
た方向に並列されて、全体としてL形のライン化
され、長尺生地1は矢印のように進行して、生地
送出部Aにより定量づつが生地切断部Bに向つて
送出され、次の切断生地引出移送部Cにおける協
金動作によつて、生地1の地織部3は中央位置が
切断されると共に、切断生地1′は移送部C側に
その前後両端の切断端近傍が一対の無端ベルト5
6,56により保持され、パイル織部2の中央部
分はストツクヤード54内にフリーな状態で垂れ
下がつた姿勢の下に、次の切断端3つ折り部D側
に前記姿勢を変えることなく、その移動方向のみ
が90度変更されて搬送ベルト75,75上を移動
し、ここで切断端が3つ折りに折曲され、3つ折
り切断端をニツプベルト81,81内に把持した
状態でミシン縫着部Eに送られ、ここでミシン1
11により3つ折り部分が縫着固定されるのであ
る。
次に生地送出部Aと切断生地移送引出部Cとに
ついて、本考案装置を組込んで中間の生地切断部
Bを含めてその詳細を説示する。
ついて、本考案装置を組込んで中間の生地切断部
Bを含めてその詳細を説示する。
生地送出部Aは第1図及び第3図に示すよう
に、フレーム8の一側端に長尺生地1が折り畳み
状に堆積される収容部9が設けられ、フレーム8
上には、1対のガイドローラ10,10をローラ
10,10の両端に位置する同じく1対のフラン
ジ11,11の180度対称位置に固定し、フラン
ジ11,11の回動、停止によつて両ローラ1
0,10間に掛る生地1の角度を緩急自在に調節
可能としたガイドテンシヨン部材12、可回動が
送りローラ13と該ローラ13に接離自在とされ
て生地1の通過を図る押えローラ14、前記送り
ローラ13押えローラ14と適宜間隔を置いて先
に述べたガイドテンシヨン部材12を設けること
によつて、これらローラ13,14及びガイドテ
ンシヨン部材12間に、生地1がU形に垂下され
てその張力が調整されるフリースペース15を形
成し、前記ガイドテンシヨン部材12の前方には
適宜間隔を置いて複数個のガイドローラ16,1
7,18を可回動に列設し、最終のガイドローラ
18の前方に生地1を挾持して積極的に送出する
ためのニツプローラ19,20が設けられる。下
位のニツプローラ19は積極細送出を行うため適
宜の原動機を介して回転並び停止自在に設けら
れ、これに対し上位のニツプローラ20は揺動自
在な支持アーム21によつて下位のニツプローラ
19に接離自在とされ、また遊転自在に軸支され
ることにより、生地1をローラ19,20間に挾
持してローラ19の回転を介し積極的に送出する
のである。また前記したガイドローラ16,1
7,18の内、ローラ17,18間には生地1に
一定のテンシヨンを与えるためのテンシヨンロー
ラ22が設けられる。該ローラ22は図示のよう
に、支持アーム23が枢軸24及びバネ25によ
つて揺動自在に弾支され、ストツパ26を介して
図示のようにテンシヨンローラ22を下降させて
生地1に一定のテンシヨンを付与するようにして
いる。また前記したニツプローラ19,20を挾
んでその前後位置に、送出される生地1の上面を
押支してその浮上や揺動を阻止し、円滑な移動を
促すと共に必要位置での停止を確実とする押えプ
レート27が、枢軸28を支点として可回動な押
えアーム29を介して、生地1の上面と接離自在
に設けられ、これら押えプレート27,27と対
応して生地1を挾み、生地1の送り面となるプレ
ート30,30が配設されるのである。この生地
送出部Aによれば、ニツプローラ19,20によ
る生地1の挾持と、ニツプローラ20の回動によ
つて、収容部9に収容されている長尺生地1は、
ガイドテンシヨン部材12、積極的に回転される
送りローラ13とこれに接触する押えローラ1
4、張力調整用フリースペース15内における自
由な垂れ下がりによる張力の調整、ガイドテンシ
ヨン部材12、ガイドローラ16,17、一定テ
ンシヨンを付与するテンシヨンローラ22、ガイ
ドローラ18、更には押えプレート27とプレー
ト30による押支を介して、その生地張力を所望
に調整しながら送出させることができる。またそ
の必要なニツプローラ19,20による定長量の
送出については、予め設定された生地送出量に到
達した時、ニツプローラ20の回転を停止させる
ことによつて行われるが、この所定の生地送出量
についてはニツプローラの回転量の設定、長尺生
地1における一定ピツチに相当する位置の目印、
例えば長尺生地1がタオル生地の場合には、その
パイル織部2と地織部3における織組織の相違と
生地厚さの相違、あるいは形成された柄、模様等
を、充電スイツチ等の電気的な検出手段により検
出し、あるいは所要のマーク付けとこれを検出す
る等の検出手段を用い、これによつてニツプロー
ラ19の回転を停止させればよい。
に、フレーム8の一側端に長尺生地1が折り畳み
状に堆積される収容部9が設けられ、フレーム8
上には、1対のガイドローラ10,10をローラ
10,10の両端に位置する同じく1対のフラン
ジ11,11の180度対称位置に固定し、フラン
ジ11,11の回動、停止によつて両ローラ1
0,10間に掛る生地1の角度を緩急自在に調節
可能としたガイドテンシヨン部材12、可回動が
送りローラ13と該ローラ13に接離自在とされ
て生地1の通過を図る押えローラ14、前記送り
ローラ13押えローラ14と適宜間隔を置いて先
に述べたガイドテンシヨン部材12を設けること
によつて、これらローラ13,14及びガイドテ
ンシヨン部材12間に、生地1がU形に垂下され
てその張力が調整されるフリースペース15を形
成し、前記ガイドテンシヨン部材12の前方には
適宜間隔を置いて複数個のガイドローラ16,1
7,18を可回動に列設し、最終のガイドローラ
18の前方に生地1を挾持して積極的に送出する
ためのニツプローラ19,20が設けられる。下
位のニツプローラ19は積極細送出を行うため適
宜の原動機を介して回転並び停止自在に設けら
れ、これに対し上位のニツプローラ20は揺動自
在な支持アーム21によつて下位のニツプローラ
19に接離自在とされ、また遊転自在に軸支され
ることにより、生地1をローラ19,20間に挾
持してローラ19の回転を介し積極的に送出する
のである。また前記したガイドローラ16,1
7,18の内、ローラ17,18間には生地1に
一定のテンシヨンを与えるためのテンシヨンロー
ラ22が設けられる。該ローラ22は図示のよう
に、支持アーム23が枢軸24及びバネ25によ
つて揺動自在に弾支され、ストツパ26を介して
図示のようにテンシヨンローラ22を下降させて
生地1に一定のテンシヨンを付与するようにして
いる。また前記したニツプローラ19,20を挾
んでその前後位置に、送出される生地1の上面を
押支してその浮上や揺動を阻止し、円滑な移動を
促すと共に必要位置での停止を確実とする押えプ
レート27が、枢軸28を支点として可回動な押
えアーム29を介して、生地1の上面と接離自在
に設けられ、これら押えプレート27,27と対
応して生地1を挾み、生地1の送り面となるプレ
ート30,30が配設されるのである。この生地
送出部Aによれば、ニツプローラ19,20によ
る生地1の挾持と、ニツプローラ20の回動によ
つて、収容部9に収容されている長尺生地1は、
ガイドテンシヨン部材12、積極的に回転される
送りローラ13とこれに接触する押えローラ1
4、張力調整用フリースペース15内における自
由な垂れ下がりによる張力の調整、ガイドテンシ
ヨン部材12、ガイドローラ16,17、一定テ
ンシヨンを付与するテンシヨンローラ22、ガイ
ドローラ18、更には押えプレート27とプレー
ト30による押支を介して、その生地張力を所望
に調整しながら送出させることができる。またそ
の必要なニツプローラ19,20による定長量の
送出については、予め設定された生地送出量に到
達した時、ニツプローラ20の回転を停止させる
ことによつて行われるが、この所定の生地送出量
についてはニツプローラの回転量の設定、長尺生
地1における一定ピツチに相当する位置の目印、
例えば長尺生地1がタオル生地の場合には、その
パイル織部2と地織部3における織組織の相違と
生地厚さの相違、あるいは形成された柄、模様等
を、充電スイツチ等の電気的な検出手段により検
出し、あるいは所要のマーク付けとこれを検出す
る等の検出手段を用い、これによつてニツプロー
ラ19の回転を停止させればよい。
このようにして生地送出部Aによつて定長量づ
つ送出される長尺生地1を、図例の場合その地織
部3の中央位置で切り放して個々の切断生地1′
とするための生地切断部Bは、第4,5図に示す
構造から成る。即ち生地送出部Aの最前端に位置
する押えプレート27と対応するプレート30に
接近して、フレーム8に設けた支持ブラケツト3
5に生地1の送出方向と平行して複数本のガイド
バー36を架設し、該ガイドバー36にブロツク
37が進退自在に架装されるのである。このブロ
ツク37は前記したプレート30の下位に位置す
る関係にあると共に、生地1の幅員方向に亘つて
切り放す切断部材の一方としての切断カツター3
8が略中央部に固定され、またブロツク37の前
端には前記切断カツター38にする生地1の切断
線より後方の切り放された一端を支えるプレート
状の支持部材39が、ブラケツト40に枢軸4
1、エアシリンダー42を介して揺動自在に設け
られる。また前記ブロツク37に柱43を介して
上方に設けられたブラケツト44には、前記ブロ
ツク37側の切断カツター38と対応する昇降自
在な切断カツター45が切断部材の他方として、
かつ昇降用シリンダ46のピストンロツド47に
支持されることにより、切断カツター38との間
で生地1を切断するように設けられ、この前方位
置には本考案に係る矯正部材48が、同じく昇降
用シリンダ49のピストンロツド50にバネ51
を介して弾支状に取付けられることにより、後述
するように生地1の上面に下降して前進すること
により、生地1の切断部分を正しく直線化して歪
みや曲りや斜行並びにニツプロールによる送り出
し量の誤差等をなくし、これによつて切断カツタ
ー38,45による切断に当り、生地1をその幅
員方向において正しく一直線状に切断することが
できるようにするのであり、これら各部材38,
39,45,48は何れもブロツク37によつ
て、一体的に同行して生地1の移動方向に沿つて
進退することになる。同図において実線で示した
位置はブワツク37の進退位置を示し、また鎖線
で示した位置はブロツク37の前進位置を示し、
切断カツター38′,45′、支持部材39′、矯
正部材48′、ブラケツト44′及びピストンロツ
ド47′,50′は何れもその前進状態を示してい
る。
つ送出される長尺生地1を、図例の場合その地織
部3の中央位置で切り放して個々の切断生地1′
とするための生地切断部Bは、第4,5図に示す
構造から成る。即ち生地送出部Aの最前端に位置
する押えプレート27と対応するプレート30に
接近して、フレーム8に設けた支持ブラケツト3
5に生地1の送出方向と平行して複数本のガイド
バー36を架設し、該ガイドバー36にブロツク
37が進退自在に架装されるのである。このブロ
ツク37は前記したプレート30の下位に位置す
る関係にあると共に、生地1の幅員方向に亘つて
切り放す切断部材の一方としての切断カツター3
8が略中央部に固定され、またブロツク37の前
端には前記切断カツター38にする生地1の切断
線より後方の切り放された一端を支えるプレート
状の支持部材39が、ブラケツト40に枢軸4
1、エアシリンダー42を介して揺動自在に設け
られる。また前記ブロツク37に柱43を介して
上方に設けられたブラケツト44には、前記ブロ
ツク37側の切断カツター38と対応する昇降自
在な切断カツター45が切断部材の他方として、
かつ昇降用シリンダ46のピストンロツド47に
支持されることにより、切断カツター38との間
で生地1を切断するように設けられ、この前方位
置には本考案に係る矯正部材48が、同じく昇降
用シリンダ49のピストンロツド50にバネ51
を介して弾支状に取付けられることにより、後述
するように生地1の上面に下降して前進すること
により、生地1の切断部分を正しく直線化して歪
みや曲りや斜行並びにニツプロールによる送り出
し量の誤差等をなくし、これによつて切断カツタ
ー38,45による切断に当り、生地1をその幅
員方向において正しく一直線状に切断することが
できるようにするのであり、これら各部材38,
39,45,48は何れもブロツク37によつ
て、一体的に同行して生地1の移動方向に沿つて
進退することになる。同図において実線で示した
位置はブワツク37の進退位置を示し、また鎖線
で示した位置はブロツク37の前進位置を示し、
切断カツター38′,45′、支持部材39′、矯
正部材48′、ブラケツト44′及びピストンロツ
ド47′,50′は何れもその前進状態を示してい
る。
前記生地切断部Bによつて切断された生地1
の、切断線より後方の切断一端を把持してこれを
引出し、生地送出部Aによるニツプローラ19,
20を介して生地1を定長量送出し、これを切断
して得られる切断生地1′を90度方向を変換して
生地3つ折り部D側に移送する切断生地引出移送
部Cは、同じく前記第4,5図及び第6図に示す
ように、切断された生地一端を把持して、これを
生地1の送出方向に引出す引出部材55と、引出
された切断生地1′を生地1の送出方向と90度変
向した方向に移送するため針布ベルト56,56
と、切断生地1′の中央部分をU形にかつ積極的
に屈曲させて収容するストツクヤード54とから
成る。従つて長尺生地1の定長送出は、その切断
を含めて以下のようにして行われる。
の、切断線より後方の切断一端を把持してこれを
引出し、生地送出部Aによるニツプローラ19,
20を介して生地1を定長量送出し、これを切断
して得られる切断生地1′を90度方向を変換して
生地3つ折り部D側に移送する切断生地引出移送
部Cは、同じく前記第4,5図及び第6図に示す
ように、切断された生地一端を把持して、これを
生地1の送出方向に引出す引出部材55と、引出
された切断生地1′を生地1の送出方向と90度変
向した方向に移送するため針布ベルト56,56
と、切断生地1′の中央部分をU形にかつ積極的
に屈曲させて収容するストツクヤード54とから
成る。従つて長尺生地1の定長送出は、その切断
を含めて以下のようにして行われる。
即ち第6図は長尺生地1の定長引出しと切断動
作を示したものであり、この動作には生地移送部
Aと生地切断部B及び切断生地引出移送部Cの3
者が協同的に働くものである。同図イは、移送部
Cにおける引出部材55が枢軸68を支点として
切断部B側に回動し、切断部Bにおいて切断カツ
ター38,45により切断された生地1の地織部
3における切断線より後方の切断端を、そのクリ
ツプ69により既に把持し終つて、これから引出
部材55が枢軸68を支点として図向つて左側に
復動を始めようにする状態を示し、切断部Bにお
いては上下の切断カツター38,45はそれぞれ
旧位に戻り、矯正部材48も上昇位置にあり、支
持部材39は水平状態で切断端を支承しており、
また送出部Aにおいては、押えプレート27が上
方に避退して生地1をフリーな状態とし、ニツプ
ローラ19,20は接合して駆動態勢にあり、ま
たこの図には示されていないが、送出部Aにおけ
るテンシヨンローラ22は上方に避退して生地1
より離れており、同ローラ22の後方に位置する
押えプレート27も同様に上方に避退して、生地
1は自由に移動できる態勢にある。従つてニツプ
ローラ19,20の駆動回転と共に引出部材55
が同図ロに示すように図向つて左方に復動するこ
とにより、クリツプ69によつて切断端を把持さ
れた生地1は同図のように移送部Cの一端まで引
出しかつ送出されることになる。このさいのニツ
プローラ19,20は生地の定長量送出のため、
先に送出部Aで説明したように、定長量送出によ
つて回転が停止するようになつている。この実施
例の場合、ニツプローラ19,20による送出定
長量とは、生地1の地織部3から次の地織部3ま
でであり、新しい地織部3の中央部分で切断カツ
ター38,45の切断位置乃至はその近傍に到達
する事を意味する。この生地1の定長量送出の開
始と共に、ストツクヤード54の上方に配置され
たエア噴射ノズル67から加圧エアが下向きに噴
出されることによつて、引出部材55がその円弧
状の運動経路における復動終点位置に到達して停
止した後でも、ニツプローラ19,20によつて
定長量送出されてくる生地1は、同図ロから同図
ハに示すように、ストツクヤード54内に積極的
に垂れ下がり状に誘導されることによつて、引出
部材55の復動ストロークよりも長い量の生地1
の送出が支障なく得られると共に、生地1の送出
長さの前後端における生地のだぶ付きや弛緩状態
をなくし、移送部Cの幅員よりも長い生地の送出
量が自由に得られることになる。このさい加圧エ
ア噴射によるストツクヤード54内での生地のU
形垂れ下がり分の長さは長短自由に調節できるの
で、長尺生地1における地織部3のピツチが長短
相違する生地1に対して常に即応でき、汎用性の
増大とかつ移送部Cのスペースのコンパクト化が
容易に得られる。同図ハにおいて定長の送出が終
了してニツプローラ19,20が停止すると共
に、移送部Cにおける一対の針布ベルト56,5
6の内、引出部材55による引出端側の針布ベル
ト56は図示のように上昇して、ストツクヤード
54の側縁65の窓孔66より突出し、その針5
8がクリツプ69で把持されている切断端近傍の
内側位置、つまりこの例では生地1のパイル織部
2の組織に作用することによつて、生地1をこの
位置で仮止め状に係止することになる。次いで同
図ニに示すように、切断部Bにおいてブロツク3
7及びブラケツト44に一体的に配設された切断
カツター38,45及び支持部材39矯正部材4
8の内、本考案の矯正部材48が昇降用シリンダ
49によつて下降し、その下降位置はニツプロー
ラ19,20による定長量送出と共に、地織部3
とパイル織部2との境界位置である。これと共に
回転を停止しているニツプローラ19,20側で
は、上位のニツプローラ20が上昇避退して生地
1はフリーに解放され、また送出部Aにおける先
に述べたテンシヨンローラ22は下降して生地1
に一定のテンシヨンを付与するようにして置く。
これは矯正部材48による直線状矯正を確実とす
るためである。この図の状態でブロツク37を生
地1の送出方向と同方向に若干前進させることに
より、生地1においてその緯糸方向における凹
凸、図示の地織部3とパイル織部2の境における
凹凸厚薄の相違により、矯正部材48は前進しつ
つこの凹凸部分と係合して、生地1の斜行や曲
り、歪みを緯糸に沿つて正しく直線状となるよう
に矯正するのであり、この矯正部材48の前進に
よる矯正中は、生地1の張力を一定化して置くこ
とが好ましく、このためテンシヨンローラ22に
よつて一定のテンシヨン状態に維持させるのであ
る。この矯正部材48の前進移動と共にブロツク
37を介して切断カツター38,45支持部材3
9も若干前進することはいうまでもない。
作を示したものであり、この動作には生地移送部
Aと生地切断部B及び切断生地引出移送部Cの3
者が協同的に働くものである。同図イは、移送部
Cにおける引出部材55が枢軸68を支点として
切断部B側に回動し、切断部Bにおいて切断カツ
ター38,45により切断された生地1の地織部
3における切断線より後方の切断端を、そのクリ
ツプ69により既に把持し終つて、これから引出
部材55が枢軸68を支点として図向つて左側に
復動を始めようにする状態を示し、切断部Bにお
いては上下の切断カツター38,45はそれぞれ
旧位に戻り、矯正部材48も上昇位置にあり、支
持部材39は水平状態で切断端を支承しており、
また送出部Aにおいては、押えプレート27が上
方に避退して生地1をフリーな状態とし、ニツプ
ローラ19,20は接合して駆動態勢にあり、ま
たこの図には示されていないが、送出部Aにおけ
るテンシヨンローラ22は上方に避退して生地1
より離れており、同ローラ22の後方に位置する
押えプレート27も同様に上方に避退して、生地
1は自由に移動できる態勢にある。従つてニツプ
ローラ19,20の駆動回転と共に引出部材55
が同図ロに示すように図向つて左方に復動するこ
とにより、クリツプ69によつて切断端を把持さ
れた生地1は同図のように移送部Cの一端まで引
出しかつ送出されることになる。このさいのニツ
プローラ19,20は生地の定長量送出のため、
先に送出部Aで説明したように、定長量送出によ
つて回転が停止するようになつている。この実施
例の場合、ニツプローラ19,20による送出定
長量とは、生地1の地織部3から次の地織部3ま
でであり、新しい地織部3の中央部分で切断カツ
ター38,45の切断位置乃至はその近傍に到達
する事を意味する。この生地1の定長量送出の開
始と共に、ストツクヤード54の上方に配置され
たエア噴射ノズル67から加圧エアが下向きに噴
出されることによつて、引出部材55がその円弧
状の運動経路における復動終点位置に到達して停
止した後でも、ニツプローラ19,20によつて
定長量送出されてくる生地1は、同図ロから同図
ハに示すように、ストツクヤード54内に積極的
に垂れ下がり状に誘導されることによつて、引出
部材55の復動ストロークよりも長い量の生地1
の送出が支障なく得られると共に、生地1の送出
長さの前後端における生地のだぶ付きや弛緩状態
をなくし、移送部Cの幅員よりも長い生地の送出
量が自由に得られることになる。このさい加圧エ
ア噴射によるストツクヤード54内での生地のU
形垂れ下がり分の長さは長短自由に調節できるの
で、長尺生地1における地織部3のピツチが長短
相違する生地1に対して常に即応でき、汎用性の
増大とかつ移送部Cのスペースのコンパクト化が
容易に得られる。同図ハにおいて定長の送出が終
了してニツプローラ19,20が停止すると共
に、移送部Cにおける一対の針布ベルト56,5
6の内、引出部材55による引出端側の針布ベル
ト56は図示のように上昇して、ストツクヤード
54の側縁65の窓孔66より突出し、その針5
8がクリツプ69で把持されている切断端近傍の
内側位置、つまりこの例では生地1のパイル織部
2の組織に作用することによつて、生地1をこの
位置で仮止め状に係止することになる。次いで同
図ニに示すように、切断部Bにおいてブロツク3
7及びブラケツト44に一体的に配設された切断
カツター38,45及び支持部材39矯正部材4
8の内、本考案の矯正部材48が昇降用シリンダ
49によつて下降し、その下降位置はニツプロー
ラ19,20による定長量送出と共に、地織部3
とパイル織部2との境界位置である。これと共に
回転を停止しているニツプローラ19,20側で
は、上位のニツプローラ20が上昇避退して生地
1はフリーに解放され、また送出部Aにおける先
に述べたテンシヨンローラ22は下降して生地1
に一定のテンシヨンを付与するようにして置く。
これは矯正部材48による直線状矯正を確実とす
るためである。この図の状態でブロツク37を生
地1の送出方向と同方向に若干前進させることに
より、生地1においてその緯糸方向における凹
凸、図示の地織部3とパイル織部2の境における
凹凸厚薄の相違により、矯正部材48は前進しつ
つこの凹凸部分と係合して、生地1の斜行や曲
り、歪みを緯糸に沿つて正しく直線状となるよう
に矯正するのであり、この矯正部材48の前進に
よる矯正中は、生地1の張力を一定化して置くこ
とが好ましく、このためテンシヨンローラ22に
よつて一定のテンシヨン状態に維持させるのであ
る。この矯正部材48の前進移動と共にブロツク
37を介して切断カツター38,45支持部材3
9も若干前進することはいうまでもない。
この矯正作業の終了によつて生地1は若干量前
進するが、作業終了と共にブロツク37の前進も
停止し、従つて生地1も停止し、これが生地1の
最終停止位置となつて、同図ホに示すのがこの状
態で、この時同図ニ位置にあつた引出部材55は
クリツプ69を開いて切断端を離脱し、図向つて
右側に前進回動し、そのクリツプ69はシリンダ
70によつて開放され、新しい切断端の把持に備
え、同時にニツプローラ19,20側の押えプレ
ート27が下降して生地1に押えてその遊動を防
止する。
進するが、作業終了と共にブロツク37の前進も
停止し、従つて生地1も停止し、これが生地1の
最終停止位置となつて、同図ホに示すのがこの状
態で、この時同図ニ位置にあつた引出部材55は
クリツプ69を開いて切断端を離脱し、図向つて
右側に前進回動し、そのクリツプ69はシリンダ
70によつて開放され、新しい切断端の把持に備
え、同時にニツプローラ19,20側の押えプレ
ート27が下降して生地1に押えてその遊動を防
止する。
同じくこれと共に一対の針布ベルト56,56
の内、切断部B側に近い他方の針布ベルト56が
上昇して、その針58が切断部Bにおいて切断カ
ツター38,45の切断位置に適正に停止してい
る地織部3より内方の生地1におけるパイル織部
2と係合して、この位置でも生地1を仮止め状に
係止することになる。即ち新しい地織部3はその
前後でこの針布ベルト56と前記した押えプレー
ト27によつて、一定の緊張状態下に保持固定さ
れることになり、また一対の針布ベルト56,5
6により、切断されて独立した切断生地1′とな
る生地全体がその全長に亘つてその位置を移動す
ることなく確保されることになる。次いで同図ヘ
に示されるように、切断カツター38に対して切
断カツター45が下降することによつて、地織部
3はその中央で切断され、切断後、矯正部材48
が上昇し、同時に押えプレート27を上昇させ、
離脱していた上位のニツプローラ20は下降し
て、下位のニツプローラ19と接合して生地1を
挾持して次の定長送出に備えるが、この時点で針
布ベルト56,56は次の新しい生地送出が速か
に連続して行なわれるように、高速で図面に向つ
て垂直方向に前進駆動され、切り放されて移送部
C上にある切断生地1′を、切断端3つ折り部D
の搬送ベルト75,75側に搬出させるのである
が、これについては後述する。次いで切断カツタ
ー45は上昇し、更にブロツク37の後退を介し
て、これらブロツク37上の切断カツター38,
45支持部材39矯正部材48を同図トに示すよ
うに後退させるのであり、切断線より後方の切断
端は支持部材39の支承によつて、生地自体の腰
の強さと相まつて垂れ下がることなく部材39上
に位置し、かつ支持部材39はエアシリンダー4
2により上向き傾斜して、その切断端も上向き傾
斜状の姿勢となつて、引出部材55の開放したク
リツプ69が容易に同切断端を把持できるように
する。こうして図トの状態から引出部材55が更
に図向つて右方に回動し、そのクリツプ69によ
り切断端を把持することになり、図イの状態に戻
るのであり、上向き傾斜していた支持部材39は
水平姿勢に戻ることになる。また前記切断カツタ
ー38,45による切断に当り、切断が終了する
と共に一定テンシヨン用のテンシヨンローラ22
は押えプレート27と共に上昇して、次の生地送
出に備えるのであり、以下イ〜トの順の一連の生
地定長送出、切断、移送が反復されることにな
る。
の内、切断部B側に近い他方の針布ベルト56が
上昇して、その針58が切断部Bにおいて切断カ
ツター38,45の切断位置に適正に停止してい
る地織部3より内方の生地1におけるパイル織部
2と係合して、この位置でも生地1を仮止め状に
係止することになる。即ち新しい地織部3はその
前後でこの針布ベルト56と前記した押えプレー
ト27によつて、一定の緊張状態下に保持固定さ
れることになり、また一対の針布ベルト56,5
6により、切断されて独立した切断生地1′とな
る生地全体がその全長に亘つてその位置を移動す
ることなく確保されることになる。次いで同図ヘ
に示されるように、切断カツター38に対して切
断カツター45が下降することによつて、地織部
3はその中央で切断され、切断後、矯正部材48
が上昇し、同時に押えプレート27を上昇させ、
離脱していた上位のニツプローラ20は下降し
て、下位のニツプローラ19と接合して生地1を
挾持して次の定長送出に備えるが、この時点で針
布ベルト56,56は次の新しい生地送出が速か
に連続して行なわれるように、高速で図面に向つ
て垂直方向に前進駆動され、切り放されて移送部
C上にある切断生地1′を、切断端3つ折り部D
の搬送ベルト75,75側に搬出させるのである
が、これについては後述する。次いで切断カツタ
ー45は上昇し、更にブロツク37の後退を介し
て、これらブロツク37上の切断カツター38,
45支持部材39矯正部材48を同図トに示すよ
うに後退させるのであり、切断線より後方の切断
端は支持部材39の支承によつて、生地自体の腰
の強さと相まつて垂れ下がることなく部材39上
に位置し、かつ支持部材39はエアシリンダー4
2により上向き傾斜して、その切断端も上向き傾
斜状の姿勢となつて、引出部材55の開放したク
リツプ69が容易に同切断端を把持できるように
する。こうして図トの状態から引出部材55が更
に図向つて右方に回動し、そのクリツプ69によ
り切断端を把持することになり、図イの状態に戻
るのであり、上向き傾斜していた支持部材39は
水平姿勢に戻ることになる。また前記切断カツタ
ー38,45による切断に当り、切断が終了する
と共に一定テンシヨン用のテンシヨンローラ22
は押えプレート27と共に上昇して、次の生地送
出に備えるのであり、以下イ〜トの順の一連の生
地定長送出、切断、移送が反復されることにな
る。
上記実施例として示したタオル自動処理機、就
中その定長送出、切断に亘る一連の動作におい
て、矯正部材48による高組織部であるパイル織
部2と低組織部である地織部3との境界部分の直
線化に当り、その斜行や曲り、歪み等の矯正が正
しく得られなかつた場合、その地織部3の中間部
分の切断も同様に斜行や曲り、歪み等を生じ、均
一な規格製品の生産は不可能である。このため本
考案では矯正部材48を含む直線化装置として、
以下第7図乃至第13図に例示するような装置を
提案するものである。即ち矯正部材48は生地1
の幅員方向の全長に亘る長さを持つ帯板状のプレ
ート形態を持つと共に、部材48の下端には境界
部分の矯正用爪部151が部材48の前面より突
出状に形成されるのであり、爪部151はその前
端は正しい一直線状のものとされている。このよ
うな矯正部材48に本考案では高組織部感知片1
50の複数個を、その感知片150の先端が前記
爪部151の前端より高組織部であるパイル織部
2側に向つて突出するように、また感知片150
が境界に向つて直角方向に進退可能であるように
取付支持させて並設するのである。このため本考
案では前記感知片150として薄金属板その他の
それ自身弾性を具備した材料、あるいはバネ材の
スプリングを介して弾支される帯板形状のものと
し、例えば図例のように感知片一端を部材48の
背面上端に固定乃至枢支させると共に、自由な下
端を爪部151並び部材48に亘つて形成した切
欠153等を介して爪部151の前端よりその先
端が若干突出するように位置させ、これにより矯
正部材48が先に第1図乃至第6図において説示
したように昇降自在並びパイル織部2に向つて前
進自在とされた構造により、第9,10図に示す
ように部材48が矯正のため境界部分に向つて前
進した時、これと同行して前進すると共に、その
先端が爪部151より先行して境界におけるパイ
ル織部2の側面に衝当し、パイル織部2即ち高組
織部に押されて爪部151の前端と略同等位置ま
で後退可能であるように設けるのである。この高
組織部感知片150の設置数は例えば境界部分の
全長に亘つて少なく共その長さ方向の両側におけ
る2個のように、最低2個以上を必要とする。ま
た複数の感知片150の突出前端は勿論一直線状
に揃えられるものである。更にこの高組織部感知
片150によるチエツク機能を完全とするため
に、本考案では例えばリミツトスイツチ154等
の検知部材による検知回路155を設け、回路1
55の一端を矯正部材48の一部を利用してブラ
ケツト156等を介して設けた接点152に接続
し、回路155の他端を感知片が通電性を具備し
た素材の場合、感知片150を回路閉成スイツチ
片として利用し、先に述べたように感知片150
が高組織部側に衝当して押し込まれた時、同感知
片150が接点152に接触して回路155を閉
成し、これによりリミツトスイツチ154を作動
し、切断動作が行なわれるようにし、かつこのさ
い複数個の感知片150の全てが夫々の接点15
2に接触した時にのみ、リミツトスイツチ154
の作動が得られるように設けるのである。尚感知
片が通電性でない場合でも、接点152と対応す
る感知片一部に通電構造を具備させればよい。こ
のような直線化装置によれば、以下のように正し
い直線化が常に確実にチエツクされ、斜行や曲
り、歪みが正しく矯正された後での切断動作が容
易に得られる。即ち矯正部材45が生地1上に下
降し、次いで高低組織部の境界部分に向つてその
爪部151による直線化動作を行なうに当り、先
行して感知片150群がパイル織部2の側面に衝
当し、そのパイル部分によつて押されて、第9図
から第10図に示すように何れも後退した時、各
感知片150が接点152と接触して回路155
が閉成され、この後退と共に爪部151による境
界部分の直線化は境界全長に亘つて正しく行なわ
れる事になり、リミツトスイツチ154の応動に
よつて、切断カツター38,45により切断動作
が行われるようにして置けば、正しい直線化の後
における正しい切断が得られることになる。即ち
矯正部材48における爪部151の正しい直線化
は、全ての感知片150が何れも後退して接点閉
成を行なう時のみで、何れか一つの感知片150
が後退していない事は、即ち矯正の不完全を示す
のであり、これによりリミツトスイツチの作動は
生じないのであるから、切断動作が開始されない
事になり、従来しばしば生じていた斜行や曲り、
歪んだ状態でのカツト不良事故は完全に防ぐ事が
出来るのである。第11図に例示した実施例で
は、高組織部感知片150を境界部全長に亘つて
4個を並列に設け、回路155を直列回路とし
て、4個の接点152に各感知片150が接触し
た時のみ、リミツトスイツチ154が作動するよ
うにした1例を示し、第12図に示したものは、
夫々の感知片150に対してリミツトスイツチ1
54による回路155をパラレルに形成した1例
を示している。このように各感知部材毎に検知回
路155を設ける場合には、これを利用し先に述
べた第1図乃至第6図における生地1の送り用ニ
ツプローラ19,20側もこれに対応して4個の
ローラ19,20群に分割構成したおけば、例え
ば図示のイ,ロ,ハ部分が感知し、ニ部分が感知
しなかつた時、このニ部分における生地1のパイ
ル織部2が進み過ぎていることを示すので、この
ニ部分に相当する分割されたニツプローラ19,
20を若干逆転させてやれば、イ,ロ,ハ,ニの
全てが感知されたことになるので、各イ,ロ,
ハ,ニの全てが感知した時にのみ、次工程の作動
を開始させるようにすれば、その直線化も自動的
に行なえることができ、直線化がきわめて正確か
つ容易化されることになる。尚本考案装置の実施
に当つて、矯正部材48は図形の形態のみに限定
されるものでなく、その下端の爪部151を含め
てプレート状、櫛歯状、爪歯状等自由に設計可能
であり、高組織部感知片150の形状、素材も自
由であり、その進退はそれ自身の弾性や、形状、
取付構造による弾性の具備の何れでも同効であ
り、高組織部に押されて定ストローク後退可能か
つ接点152に接触可能なものならばよく、接点
152も例えばこれをリミツトスイツチとするこ
とも可能であり、検知用の回路構成も自由に設計
可能である。
中その定長送出、切断に亘る一連の動作におい
て、矯正部材48による高組織部であるパイル織
部2と低組織部である地織部3との境界部分の直
線化に当り、その斜行や曲り、歪み等の矯正が正
しく得られなかつた場合、その地織部3の中間部
分の切断も同様に斜行や曲り、歪み等を生じ、均
一な規格製品の生産は不可能である。このため本
考案では矯正部材48を含む直線化装置として、
以下第7図乃至第13図に例示するような装置を
提案するものである。即ち矯正部材48は生地1
の幅員方向の全長に亘る長さを持つ帯板状のプレ
ート形態を持つと共に、部材48の下端には境界
部分の矯正用爪部151が部材48の前面より突
出状に形成されるのであり、爪部151はその前
端は正しい一直線状のものとされている。このよ
うな矯正部材48に本考案では高組織部感知片1
50の複数個を、その感知片150の先端が前記
爪部151の前端より高組織部であるパイル織部
2側に向つて突出するように、また感知片150
が境界に向つて直角方向に進退可能であるように
取付支持させて並設するのである。このため本考
案では前記感知片150として薄金属板その他の
それ自身弾性を具備した材料、あるいはバネ材の
スプリングを介して弾支される帯板形状のものと
し、例えば図例のように感知片一端を部材48の
背面上端に固定乃至枢支させると共に、自由な下
端を爪部151並び部材48に亘つて形成した切
欠153等を介して爪部151の前端よりその先
端が若干突出するように位置させ、これにより矯
正部材48が先に第1図乃至第6図において説示
したように昇降自在並びパイル織部2に向つて前
進自在とされた構造により、第9,10図に示す
ように部材48が矯正のため境界部分に向つて前
進した時、これと同行して前進すると共に、その
先端が爪部151より先行して境界におけるパイ
ル織部2の側面に衝当し、パイル織部2即ち高組
織部に押されて爪部151の前端と略同等位置ま
で後退可能であるように設けるのである。この高
組織部感知片150の設置数は例えば境界部分の
全長に亘つて少なく共その長さ方向の両側におけ
る2個のように、最低2個以上を必要とする。ま
た複数の感知片150の突出前端は勿論一直線状
に揃えられるものである。更にこの高組織部感知
片150によるチエツク機能を完全とするため
に、本考案では例えばリミツトスイツチ154等
の検知部材による検知回路155を設け、回路1
55の一端を矯正部材48の一部を利用してブラ
ケツト156等を介して設けた接点152に接続
し、回路155の他端を感知片が通電性を具備し
た素材の場合、感知片150を回路閉成スイツチ
片として利用し、先に述べたように感知片150
が高組織部側に衝当して押し込まれた時、同感知
片150が接点152に接触して回路155を閉
成し、これによりリミツトスイツチ154を作動
し、切断動作が行なわれるようにし、かつこのさ
い複数個の感知片150の全てが夫々の接点15
2に接触した時にのみ、リミツトスイツチ154
の作動が得られるように設けるのである。尚感知
片が通電性でない場合でも、接点152と対応す
る感知片一部に通電構造を具備させればよい。こ
のような直線化装置によれば、以下のように正し
い直線化が常に確実にチエツクされ、斜行や曲
り、歪みが正しく矯正された後での切断動作が容
易に得られる。即ち矯正部材45が生地1上に下
降し、次いで高低組織部の境界部分に向つてその
爪部151による直線化動作を行なうに当り、先
行して感知片150群がパイル織部2の側面に衝
当し、そのパイル部分によつて押されて、第9図
から第10図に示すように何れも後退した時、各
感知片150が接点152と接触して回路155
が閉成され、この後退と共に爪部151による境
界部分の直線化は境界全長に亘つて正しく行なわ
れる事になり、リミツトスイツチ154の応動に
よつて、切断カツター38,45により切断動作
が行われるようにして置けば、正しい直線化の後
における正しい切断が得られることになる。即ち
矯正部材48における爪部151の正しい直線化
は、全ての感知片150が何れも後退して接点閉
成を行なう時のみで、何れか一つの感知片150
が後退していない事は、即ち矯正の不完全を示す
のであり、これによりリミツトスイツチの作動は
生じないのであるから、切断動作が開始されない
事になり、従来しばしば生じていた斜行や曲り、
歪んだ状態でのカツト不良事故は完全に防ぐ事が
出来るのである。第11図に例示した実施例で
は、高組織部感知片150を境界部全長に亘つて
4個を並列に設け、回路155を直列回路とし
て、4個の接点152に各感知片150が接触し
た時のみ、リミツトスイツチ154が作動するよ
うにした1例を示し、第12図に示したものは、
夫々の感知片150に対してリミツトスイツチ1
54による回路155をパラレルに形成した1例
を示している。このように各感知部材毎に検知回
路155を設ける場合には、これを利用し先に述
べた第1図乃至第6図における生地1の送り用ニ
ツプローラ19,20側もこれに対応して4個の
ローラ19,20群に分割構成したおけば、例え
ば図示のイ,ロ,ハ部分が感知し、ニ部分が感知
しなかつた時、このニ部分における生地1のパイ
ル織部2が進み過ぎていることを示すので、この
ニ部分に相当する分割されたニツプローラ19,
20を若干逆転させてやれば、イ,ロ,ハ,ニの
全てが感知されたことになるので、各イ,ロ,
ハ,ニの全てが感知した時にのみ、次工程の作動
を開始させるようにすれば、その直線化も自動的
に行なえることができ、直線化がきわめて正確か
つ容易化されることになる。尚本考案装置の実施
に当つて、矯正部材48は図形の形態のみに限定
されるものでなく、その下端の爪部151を含め
てプレート状、櫛歯状、爪歯状等自由に設計可能
であり、高組織部感知片150の形状、素材も自
由であり、その進退はそれ自身の弾性や、形状、
取付構造による弾性の具備の何れでも同効であ
り、高組織部に押されて定ストローク後退可能か
つ接点152に接触可能なものならばよく、接点
152も例えばこれをリミツトスイツチとするこ
とも可能であり、検知用の回路構成も自由に設計
可能である。
更に本考案装置は、第1図乃至第6図に示した
ようなタオル自動処理機にのみ適用されるもので
なく、本考案装置は高低組織部を有するタオルそ
の他の長尺生地の切断工程等にも汎用できるので
あり、あるいは高低組織部を有する生地の既にカ
ツトされたものに対し、自動機によつて三つ折
り、縫着処理を行なうもの等に対しても、その高
低組織部境界を利用しての正しい直線化のための
装置として適用可能であり、更にその高低組織部
を有する生地の中には、例えば横編機によつて編
組されるゴム編部分(高組織部)と平編部分(低
組織部)とが連続する裾口、袖口等のニツト生地
における高低組織部を有するものに対しても、こ
れをその緯方向に直線化することが可能であり、
生地に対する適用範囲も広汎である。
ようなタオル自動処理機にのみ適用されるもので
なく、本考案装置は高低組織部を有するタオルそ
の他の長尺生地の切断工程等にも汎用できるので
あり、あるいは高低組織部を有する生地の既にカ
ツトされたものに対し、自動機によつて三つ折
り、縫着処理を行なうもの等に対しても、その高
低組織部境界を利用しての正しい直線化のための
装置として適用可能であり、更にその高低組織部
を有する生地の中には、例えば横編機によつて編
組されるゴム編部分(高組織部)と平編部分(低
組織部)とが連続する裾口、袖口等のニツト生地
における高低組織部を有するものに対しても、こ
れをその緯方向に直線化することが可能であり、
生地に対する適用範囲も広汎である。
本考案の直線化装置によれば、その高低組織部
における高低境界部分における直線化、延いては
その生地における直線化が、きわめて正確容易に
行なわれ、しかもその矯正結果を即座にチエツク
し、矯正不良また不完全のままで、切断その他の
次工程に移る事を阻止し、例えば切断工程におけ
るカツト不良事故を完全に防止し、目的生地の正
確精密な直線化が確実に得られるのであり、自動
化ラインにおける直線化の不完全による各種のト
ラブルを抑止し、生地を一定姿勢に正しく保持し
かつ移動させられ、誤りのない処理加工がこれに
よつて得られるもので、感知片150の増設によ
つてそのチエツク機能また矯正機能は容易に向上
できると共に、矯正部材に対して簡単に併設で
き、コンパクトな装置として各種の生地処理自動
機が自動化ライン内に容易に組込み付加できるの
であり、優れたものである。
における高低境界部分における直線化、延いては
その生地における直線化が、きわめて正確容易に
行なわれ、しかもその矯正結果を即座にチエツク
し、矯正不良また不完全のままで、切断その他の
次工程に移る事を阻止し、例えば切断工程におけ
るカツト不良事故を完全に防止し、目的生地の正
確精密な直線化が確実に得られるのであり、自動
化ラインにおける直線化の不完全による各種のト
ラブルを抑止し、生地を一定姿勢に正しく保持し
かつ移動させられ、誤りのない処理加工がこれに
よつて得られるもので、感知片150の増設によ
つてそのチエツク機能また矯正機能は容易に向上
できると共に、矯正部材に対して簡単に併設で
き、コンパクトな装置として各種の生地処理自動
機が自動化ライン内に容易に組込み付加できるの
であり、優れたものである。
第1図は本考案装置を組込んだタオル自動処理
機1例の製品を含む全体斜面図、第2図は同生地
移動状態説明図、第3図は同生地送出部側面図、
第4図は同切断生地引出移送部平面図、第5図は
同側面図、第6図は同生地定長送出切断動作の各
説明図、第7図は本考案装置実施例の要部平面
図、第8図は同正面図、第9図は同側断面図、第
10図は同作動状態側断面図、第11,12,1
3図は何れも本考案装置各実施例の要部説明図で
ある。 1……長尺タオル生地、2……パイル織(高組
織)部、3……地織(低組織)部、48……矯正
部材、150……高組織部感知片。
機1例の製品を含む全体斜面図、第2図は同生地
移動状態説明図、第3図は同生地送出部側面図、
第4図は同切断生地引出移送部平面図、第5図は
同側面図、第6図は同生地定長送出切断動作の各
説明図、第7図は本考案装置実施例の要部平面
図、第8図は同正面図、第9図は同側断面図、第
10図は同作動状態側断面図、第11,12,1
3図は何れも本考案装置各実施例の要部説明図で
ある。 1……長尺タオル生地、2……パイル織(高組
織)部、3……地織(低組織)部、48……矯正
部材、150……高組織部感知片。
Claims (1)
- 高低組織部を有する生地における前記高組織部
と低組織部との連続する境界と同方向に並びかつ
その下端に一直線状の矯正用爪部を形成した矯正
部材を生地上に配設し、同矯正部材に、前記矯正
用爪部から前記境界に向かつて直角方向に進退可
能に設けられると共にその感知先端が高組織部と
接触して感知可能とされる高組織部感知片の複数
個を並設することを特徴とする生地の直線化装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2938582U JPS58131991U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 生地の直線化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2938582U JPS58131991U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 生地の直線化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58131991U JPS58131991U (ja) | 1983-09-06 |
JPS621277Y2 true JPS621277Y2 (ja) | 1987-01-13 |
Family
ID=30041175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2938582U Granted JPS58131991U (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 生地の直線化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58131991U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6913948B2 (ja) * | 2017-11-28 | 2021-08-04 | 極東産機株式会社 | 畳表裁断機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50112580A (ja) * | 1974-02-19 | 1975-09-04 | ||
JPS5721565A (en) * | 1980-04-03 | 1982-02-04 | Texpa Arbter Maschbau Gmbh | Apparatus for making distorted strip article straight |
-
1982
- 1982-03-01 JP JP2938582U patent/JPS58131991U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50112580A (ja) * | 1974-02-19 | 1975-09-04 | ||
JPS5721565A (en) * | 1980-04-03 | 1982-02-04 | Texpa Arbter Maschbau Gmbh | Apparatus for making distorted strip article straight |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58131991U (ja) | 1983-09-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4034634A (en) | Apparatus and method for unwinding and cutting a fabric web into individual uniform lengths | |
US3886879A (en) | Shirt front assembly, method and apparatus | |
US5816177A (en) | Material feeding, aligning cutting and edge finishing system | |
US4607582A (en) | Automatic towel aligning, cutting and hemming system | |
EP0697480B1 (en) | Method of folding opposite ends of a piece of tape and apparatus for effecting same | |
CN109440310B (zh) | 一种自动罗纹机 | |
GB2248544A (en) | Workpiece folding device | |
US4493234A (en) | Device for straightening and cutting a textile strip | |
JPS5811237B2 (ja) | ミシンの補助移送装置 | |
US4176832A (en) | Method and apparatus for handling, positioning and assembling fabric plies | |
US5033341A (en) | Alignment system for textile webs | |
US3522783A (en) | Dart-stitching sewing machine arrangement | |
JPS621277Y2 (ja) | ||
US5299513A (en) | Drawing device for towel cloth | |
GB2058160A (en) | Apparatus for producing seam patterns of groups of stitches | |
US4173191A (en) | Sewing unit with sectionwise shiftable clamping device | |
JPS63212492A (ja) | 柔軟性織布のシ−トカツタ−装置 | |
JPH0616958Y2 (ja) | タオル生地の曲り矯正装置 | |
US4034690A (en) | Apparatus and method for forming belt loops | |
JPS628548B2 (ja) | ||
JPH07299269A (ja) | 毛布の縫製方法と装置 | |
JP2764446B2 (ja) | ラベル供給装置及びラベル供給方法 | |
JPH01192385A (ja) | タオル縫製機 | |
US3933105A (en) | Shirt front assembly, method and apparatus | |
US3964409A (en) | Device for sewing and cutting-open tucks on cut pieces of garments |