JPS6212643A - 細粒材に関する水分調整材利用法 - Google Patents

細粒材に関する水分調整材利用法

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JPS6212643A
JPS6212643A JP17576986A JP17576986A JPS6212643A JP S6212643 A JPS6212643 A JP S6212643A JP 17576986 A JP17576986 A JP 17576986A JP 17576986 A JP17576986 A JP 17576986A JP S6212643 A JPS6212643 A JP S6212643A
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伊東 靖郎
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B20/00Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
    • C04B20/02Treatment

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、細骨材に関する水分調整材料用法に係り、砂
やスラッジ類のような細粒材に附着した水分を風力など
に妨害されることのない条件下で円滑且つ高能率に適正
な範囲として調整し、しか ・も高い歩留りで回収しモ
ルタル又はコンクリートのような生混練物を調整するこ
とのできる方法を提供しようとするものである。
川砂又はこれに準じた細粒材は所謂細骨材として今日に
おけるセメント類を利用した各種の建築又は土木工業上
不可欠の資材であり、勿論古くから一般に使用されて来
たものであって、近時においては海砂や水滓抄成いはス
ラッジ類も代用されつつある。ところがこのような細粒
材には耐着水分があり、この耐着水分値は多様且つ広範
囲に変動することが常である。即ち斯かる川砂等はその
産地自体が川原のような屋外であり、これを採取してヤ
ードに堆積するとしても特別に屋根を施すようなことが
殆んどないものであるからそれらの採取乃至運搬、貯蔵
事情の何れからしても河川水、雨露と接触する可能性が
極めて高く、一方この砂等はその細粒の故に比表面積が
絶大であって表面附着水などを含有することが不可避で
あり、又それらの粒子間の空隙においても水分を保有す
るのでその耐着水分は常に存在し、しかもそれが天候条
件、気象条件によって不断に変化する。同様のことは前
記した海砂、水滓砂などにおいても認められ、特にこれ
らのものにおいてはその採取条件などに原因して異質成
分が耐着混入している可能性が高く、これは上記川砂の
場合においても粘土質その他の泥分などが附着し、これ
らの、2のは上記したような利用上において種々の弊害
をもたらす。一方斯様な砂類を用いてセメント混練物を
調整するに当ってはその水セメント比(以下W/Cとい
う)やセメント砂比(以下C/Sという)、或いはコン
クリートとする場合においてそれらのセメント又は砂の
何れか一方又は双方に対する砂利のような粗骨材(G)
の配合比(以下S/G又はC/Gという)如何は得られ
る成形体の強度や流動性(成形性、施工性)の如何に夫
々重大な影響を及ぼすことが明らかであり、即ち過剰に
配合された水分は何れにしても分離、ブリージングを惹
起し又その強度低下の大きな原因となり、反対に水分過
少は成形性や注入性を損い、成程振動や圧縮のような補
助処理を併用しても緻密な組織を形成することができず
、同様に強度低下その他の製品欠陥を招来する。従って
上記のようなW/Cなどを適正に決定することが好まし
い製品を得、又円滑な注入成形を図り更には有効な吹付
施工を得る上において不可欠であるにも拘わらず、それ
に用いられる砂の耐着水量が上記のように変動しこれを
的確に把握、管理することのできない事情であることは
事実上前記したような関係を適正に決定し得ないわけで
あって、W/CのみならずS/Cも不定であり、結局好
ましい強度や成形作業をなし得ない、勿論この砂の重量
を絶乾状態まで乾燥し或いは水中で測定するような方決
もあるが、大量に必要とされる砂にあっては実地的に採
用不可能に近く、又前者は大量の熱エネルギーと時間を
消費し、後者も又砂粒内に完全に水を滲透し空気を放出
するための工数(JISによれば24時間浸水を要件と
する)及びその後にその含有水を排出する工数が著しく
嵩む。
上記のように耐着混入する異質成分がその性能に変化を
来すことも当然で、特に海砂に附着した塩分などは鉄筋
材の腐食を招くこととなるので厳しく規制され、JIS
などにおいてもその除塩手法が規定されているが、斯様
な除塩のための海砂洗滌には大量の清水が消費され、そ
の取扱いも煩雑で、勿論除塩洗滌後の脱水にも困難な処
理を必要とする。
なおこのような粒状材表面の脱水を図るために風力を利
用して粒状材を飛散し、この飛散した粒状材の衝撃力で
脱水させることが特開昭53−54358号に提案され
ているが、この場合には相当に強い風力を必要とするこ
とは明らかで、この風力が設備のケーシング内で乱流し
且つ設備の周辺に噴出することは当然で、単に設備から
噴出するものだけでも台風なみの風力またはそれ以上で
ある。即ち仮りに工場内で実施すると工場内が台風のよ
うに吹き荒れることになり、屋外で実施しても周辺の土
砂を吹き飛ばせ、作業者が設備に近寄ることも困難な程
で、ケーシング内ではそれ以上に強い圧力気流が発生し
、粒状材の衝撃反転後における挙動も乱れ、特に砂粒の
場合にはケースからの噴出気流で砂粒がケース外に吹き
飛ばされ、その処理結果が大きく乱れると共に作業自体
も不安定なものとならざるを得ない。
本発明者等は上記したような砂などの細骨材を遠心力を
利用して殊更に風°力などを利用しないで飛散せしめ、
この分散飛行粒子を板面に衝突させ、該衝突時の衝撃力
によって附着水分を衝突板面に移行させ、細骨材を板面
から反転落下させて附着水分を調整し、ケース内気流な
どによって粒子挙動の乱されることが少く、一般的に粒
子に残留する水量は上記した飛行速度、遠心力に反比例
し、従って遠心力の程度を適当に選ぶことにより衝撃板
から反転落下する砂粒の耐着水量を略−走化させ、好ま
しい歩留り向上を得しめると共にこのようにして得られ
た水分−走化細骨材を用い、合理的なモルタルまたはコ
ンクリートの調整を行わしめるものである。
蓋し上記したような本発明方法を実施するための装置の
1例は添附図面に示す通りであってホッパーのような細
粒材供給手段1の下方に回転円板2が取付けられ、即ち
この回転円板2の中央部にはホッパー1からの装入口1
1が臨ませられると共にその周側部に分散片7が配設さ
れており、しかもこのような回転円板2は前記供給手段
1の装入口外側に対して回転自在に設けられた軸筒12
に連結されたものであって、該軸筒12は固定筒13に
対してベアリング3を介装して組付けられ、又この軸筒
12の上部に取付けられたプーリ15はモーター4のプ
ーリ5との間にベルト14が懸回されていて所要の速度
で回転されるように成っている。然して上記したような
回転円板2の周側・には適当な距離を採って環状の衝突
板6がケーシング10内の下部がりに傾斜した釣鐘状の
誘導部体9に対して適宜に装脱可能に設けられ、該誘導
部体9の下部には区分手段8.8a、8bが多段に環設
され最下段の区分手段8bは上記誘導部体9の下方域を
上記ケーシング10と相俟って、実質的に密閉するよう
に成っており、この区分手段8bに連結板18を以て他
の区分手段8a、8が段設されることは図示の通りであ
る。
各区分手段8〜8bの上端はナイフ状に形成され、この
部分が誘導部体9の内面に対し少くとも液体及び空気を
通過させる程度の間隙を採って対設されることは図示の
通りであり、誘導部体9面に沿って運動する細粒材を該
壁面から離脱させるように成っている。
なお上記したような回転円板2の外周には場合によって
はその周側部を少許下向きに屈曲させた環状の回転板2
aを仮想線で示すように添設してもよく、この場合にお
いては砂粒の飛散がそれなりに下向きに行われることと
なり、衝突板6の設定位置はより下方となるが、特別に
分散片7を配設しなくても円板2面で展開された砂粒に
対しその飛散離脱に際してその下向屈曲域における砂粒
の摩擦作用と相俟って有効な遠心力附与を図ることがで
きる。然してこのような場合の各区分手段8〜8bの誘
導部体9面との間隔は図示の場合より更に小とすること
により砂粒の好ましい離脱が図られ、上記同様の作用を
得しめることができる。
又ホッパー1に対してはベルトコンベアの如きを前置し
て砂粒を連続的に送入する。
なお後述する実施例のように上記したような装置におい
て好ましい運転条件を採用するならば上記した装置にお
いて誘導部体9面にそい排出するものは水分と実質的泥
分となるから、このものはそのまま放流してよい。
然し適用される砂粒などの性状如何によりこのように好
ましい運転条件が常に得られない場合もあり、斯様な場
合には誘導部体9の下端から区分手段8bの外部に落下
したものを適宜に沈降分離その他の処理をなしてその細
粒材を分取し、これをコンベアなどによってホッパー■
に装入し再処理を行い得ることは勿論である。又本発明
の処理によって細粒材から除去された水分はこれを単に
放流することなく、これを適宜に回収利用することがで
き、例えば水分調整された該細粒材のその後のモルタル
又はコンクリート混練用に利用する。
蓋しこれらの関係をも考慮した具体的な装置は第2図に
示す通りであって、第1図に示したような装置における
誘導部体9の下方に受樋19を若干傾斜させて環設し、
又区分手段8bの下方は図示のように絞り、これに搬出
ベルトコンベア20を配設し、調整処理された砂が絞り
口20a内において常に若干堆積された状態でコンベア
20で搬出することによりこの区分手段8a内を実質的
に密閉状態とするようにし、然して上記受樋19の傾斜
した下位部分に放流口19aを設けて排水槽18内に設
けられたホッパー状の受器17内に細粒材から除去され
た水を落し込むように成っている。又このような受器1
7の底部には掻上片21aの配設された所謂むかでコン
ベアの如き掻上コンベア21が設けられ、受器17の底
部に沈降した固形分を排水槽18の外部に掻上げるよう
にされ、しかも排水槽18には別の吸入口23を有する
送水管22が設けられていて所要の揚水機構(図示せず
)で揚水し前記したようなモルタル又はコンクリートを
混練するための混合機部分に送るように成っており、前
記排水槽18の一側には水位レベル検出機構24を有す
る給水管25が設けられていて常に該排水槽18の水位
レベルを一定とするように成っている。上記した送水管
22は場合によっては受樋19部分に導いて該受樋19
内を清掃するように注水せしめ、或いはホンパー1に送
入するコンベア30の基部に導いてホッパー1に送り込
まれる細粒材に予め加水する目的に利用され得る。即ち
本発明によるものが結局は衝撃力を利用して細粒材の表
面附着水を除去するものであって、この除去すべき水を
事前に殊更に加水することは無意味のようであるけれど
も場合によっては除去調整された水分値に達しない乾燥
状態の細粒材である場合があり、この場合には折角の除
去調整処理によっても一様な水分値とならない。又各線
粒材にそれなりの泥分が混入していることが避けられず
、この泥分は粘性を有するので衝撃板6面に粘着する可
能性が特に被処理細粒材の水分値の低い場合に高いから
、このような場合に被処理細粒材の水分量を予め高めて
お(ことは頗る有意であり、即ち細粒材から除去され壁
面を流下する水によって衝突板6面などに凝着しようと
する泥分などをも流下させることができる。
更にこのような衝突板6部分に泥分などの凝着する可能
性の高い場合には第2図実施態様で示すようにホッパー
1の上方に設けられたモータ4aで駆動される垂軸27
をこの衝突板6部分まで垂下し、該垂軸27に清掃片2
8を配設して緩徐な垂軸27の回転(例えば毎分10回
以下)で衝突板6部分の掻取清掃を行わせることができ
る。Hし粘着性の高い泥分凝着層がこの衝突板6面部分
に形成されるようなことはそれが緩衝層となって折角の
衝撃エネルギーを利用した調整効果を損うこととなり、
又その泥分などによる凝着層に細粒材自体が薄着され衝
撃反転されなくなる可能性も高くなるが、斯様な泥分附
着量の高い細粒材の場合においても前記のような清掃片
28による清掃を適宜に行わせ゛ることによりそれらの
不利のない水分調整処理を有効に実施することができる
なお上記のような垂軸27には必要に応じてスクリュー
29を設け、ホッパー1からの細粒材を回転円板2上に
定常的に供給するようにする。即ち回転円板2に供給さ
れる細粒材の量が極端に変動することが一定状態の水分
調整を得る上において好ましくないことは明らかであり
、回転円板2とは別のモーター4aによる駆動で該定常
供給を図ることにより好ましい供給と操業が得られるこ
ととなる。
上記したような装置を利用した本発明方法の具体的な実
施例を先ずその調整過程について述べると以下の通りで
ある。
調整例1゜ 上記した図面に示すような装置によって耐着水量の4%
〜25%の範囲で種々に異る千葉系君津産出の含水中目
川砂(吸水率2.25%、粗粒率3.27%)を供給し
、回転円板2としては径450龍のものを用い、この回
転円板2をモーター4によって毎分1250回転の速度
で回転させ、供給された砂粒を衝突板6に対して衝突せ
しめた。ホッパー1に対する砂粒供給速度は含水砂とし
て25rrr/hrとし、ホッパー1に送入するコンベ
ア上で5〜4(1!/sinの散水をなしつつ供給させ
たが、上記したような回転円板2の回転条件下において
区分手段8b内下部に堆積した砂をその密閉条件が堆積
砂で確保させつつコンベアで搬出された砂を毎分サンプ
リングしその含有水量を測定した結果は8.79〜8.
93%の範囲内であり、附着水量としては6.54〜6
.58%の略完全状態で一定したものであることが確認
され、更にその回収量は24.1rrr/hrで歩留り
は96.2%に達し、fI&u分は実質的に泥分と認め
られた。
父上記したところと同じ条件で回転円板2の回転速度を
毎分1500回転と前記の場合より高速としたときにお
いて搬出された砂のサンプリングに関する含水量測定結
果は6.92〜7.04%(耐着水量4.66〜4.7
7%)であり、更に該回転速度を1750回/ll1n
とした場合は含水率は5.79〜5.88%(耐着水量
3.53〜3.62%)であって、何れの場合もその附
着量がより低く、しかもばらつき範囲がより狭い範囲内
で一定化していることが確認され、その回収量は150
0rpmのときは24.28 rd/hr、 1750
rpmのときが24、52 n?/hrであった。
調整例2゜ 前記した調整例1におけると同じ装置で広島系産出の中
目海砂(吸水率2.46%、粗粒率2.62%、塩分含
有率0.33%)を処理し、この場合においてホッパー
に対するコンベア上において毎分301の水を添加して
処理した。
即ちこのときにおいて上記調整例における前段で示した
回転円板2の回転条件下では得られたサンプリングの含
有水が8.56〜8.71%(附着水ff16.40〜
6.55%)であって同じ回転条件でも中目砂たること
から耐着水量が低くなっており、又その塩分含有量が0
.03%であってそのまま充分に生モルタル又は生コン
クリート調整用として利用し得ることが確認され、回収
量は23.8n?/hrであった。
同様に調整例1後段の回転条件のときのサンプリング含
有水測定値は1500rp−のときが6.76〜6.8
3%(耐着水量4.30〜4.37%)であり、175
0rpmのときが5゜51〜5.58%(耐着水量3.
05〜3.12%)であって前記同様にばらつきの少い
結果を得ることができしかもこれらのときの塩分含有量
は0.028%、0.027%であって何れもそのまま
コンクリート用に供し得ることは勿論であった。
なおこの場合において、従来の除塩処理技術に従い清水
によってその塩分を除去する洗滌をなすには少くとも被
処理海砂の容積と同じ量以上の清水による洗滌操作が必
要であって上述した実施例に相当する25nfの海砂を
処理するには25〜80rdの清水が消費される。これ
に対して上記した本発明の場合においては301x60
 (分)であって、必要な水量は僅かに1.8rd/h
rであり、清水消費量が大幅に縮減される。
しかも上記した従来法の除塩処理はスプリンクラ−又は
単なる散水のような手法によるもので除塩効果が相当に
ばらつき、例えば平均値が0.03%となっても具体的
には例えば0.002〜0.150%のものであり、工
業的に好ましい範囲とされる0、04%以下の要件を満
たされないものが相当に混入しているが本発明における
上記調整例の場合はコンベア上で均等に加水されること
、衝撃分離が均等且つ的確に行われることから0.00
7〜0、038%であってそのばらつき範囲が少く、こ
の点からしても好ましいものであることが知られた。
調整例3゜ 粗粒率2.53%、吸水率2.90%の水滓スラグ砕砂
を調整例1において記載したところと同様に処理した。
  ゛ 即ち1250rpmのときは毎分行われたサンプリング
の含有水が8.99〜9.27%(附着水6.09〜6
.37%)であり、1750rpmのときは含有水が6
.19〜6.28%(附着水4.29〜4.38%)で
あって、回収量については125Orpmのときが24
.Or&、1500イのときが24.3 n?、 17
50rpfflのときが24.51Mであった。
上記したような水分調整材を用いて行う利用法について
の具体例を示すと次の通りである。
利用例1゜ 従来一般法に従ってセメントモルタルを調整すべく絶乾
に近い千葉県君津産中目川砂を用い、セメントを956
kg/mとし、C:S=1:1でW/Cを35%、リグ
ニンスルフォン酸系分散剤を7.65kg/n?の割合
で混練されたものは相当に気泡発生が認められ、このも
のの流動性はJロートで42秒であり、ブリージング率
は3時間後で6%であって、又このモルタルによる成形
体の3日後圧縮強度は375 kg/cnf、7日後で
489kg/d、28日後では563 kg/cjであ
った。なおこの28日後における変動係数は15.3%
である。
これに対し上記と同じ中目砂を本発明による水分調整処
理を調整例1で記載したところと同じに回転円板を17
50rpmで回転させたものの表面附着水は3.53%
であり、このような川砂に対し、前記したところと同じ
セメント量、C/S及びW/Cの関係となるように残部
の水(上記表面耐着水量を差引いて)と分散剤とを添加
混合したモルタルの流動性はJロートで13secであ
り、3時間後のブリージンク率は0.5%であった。又
斯かるモルタルにより成形された製品の3日後圧縮強度
は532 kg/cd、7日後で698kg/cd、2
8日後では790kg/cdであり、その変動係数は4
.8%であった。
更に上記中目砂を同じく回転円板が1750rpmの回
転速度で水分調整し表面附着水3.53%とされたもの
に16.47%の1次水を均等に添加混合してからセメ
ントをC/S=1:1となるように添加混合して砂粒表
面にW/Cが20%とされた造殻を形成せしめ、その後
に2火水15%と分散剤0.8%を添加混練して得られ
たモルタルの流動性は19secであり、又その3時間
後におけるブリージンク率は零であった。然して斯がる
モルタルで形成された製品の3日後圧縮強度は619に
、 / cd、7日後で7391g/aa、28日後で
は855kg/−であって、変動係数は2.2%であり
、前記した従来−触法に比すれば同じ配合であるに拘わ
らず著しい強度増大が得られ、且つ安定した品質たるこ
とを確認できた。
利用例2゜ 従来一般法により利用例1におけると同じ君津産出中目
砂を用い、セメントを347 kg/rd。
C/S=1:2、C/G=1:3.6、分散剤を3、5
 kg/ rdの割合で配合しW/Cを42%とされた
コンクリートのスランプ値は2.1 csであり、又こ
のコンクリートでは相当のブリージング及び気泡の発生
が目視で確認できた。
然してこのコンクリートにより得られた成形物の3日後
圧縮強度は208 kg/c+a、 7日後で284k
g/cd、28日後では334kg/−であって、その
変動係数は17.4%であった。
これに対し利用例1におけると同じ表面耐着水量を3,
53%とする調整処理を行った同じ中目砂で上記したと
ころと同じ配合比、組成とし混練調整されたコンクリー
トのスランプ値は8.2 ellであり、若干の分離、
ブリージングの認められるものであったが、斯様なコン
クリートで得られた成形体の3日後圧縮強度は274k
g/ci、7日後で348kg/aJ、28日後では4
82kg/cjであってその変動係数は8.2%であり
、50%近い強度増大が得られていると共にバラツキ範
囲のそれなりに少いものであった。
更に上記と同じ3.53%の表面耐着水調整川砂に対し
6.47%の1次水を添加混合してからセメント量を上
記と同じになるように添加し造殻部のW/Cを20%と
した造殻砂を得、このものに砂利と共に2次水を22%
と分散剤をセメント量の1%の割合で添加混合し前記し
たところと同じ配合組成のコンクリートとした。然して
このコンクリートのスランプ値は11.6C11であり
、又このコンクリートによる成形体の3日後圧縮強度は
308kg/cj、7日後で382kg/c+J、28
日後では513kg/ajであり、且つその変動係数は
5.1%であって、更にその強度が50%前後高められ
ており、又はらつき範囲の頗る少い安定したコンクリー
トを得ることができた。
利用例3゜ 利用例2におけると同じ配合組成のものに更に嵩比で1
.5%の鋼繊維を添加したコンクリートを従来一般法で
調整混練したものはスランプ値が1、5 C11であっ
て分離、プリージンクの大きいことが目視で確認され、
このコンクリートによる成形28日後の曲げ強度は58
kg/aJであった。
これに対し本発明における水分調整を行った砂を用い同
様に鋼繊維を配合したコンクリートのスランプ値は7.
4cmであり、若干の分離、プリージンクが認められた
が、このコンクリートによる成形体の28日後における
曲げ強度は75kg/−であった。
更に上記のように水分調整してから砂粒に対しW/Cを
20%とした造殻を形成させ、このものを用いて上記と
同じ配合組成とし調整された′@繊維入りコンクリート
においてはスランプ値が12.80で分離、ブリージン
クが認められず又このものによる成形体の28日後曲げ
強度は92kg/−であった。
利用例4゜ 上記した利用例1〜3におけると同じ川砂を用いセメン
トを吹付工として350kg/ryr、砂を1120k
g/n?、粗骨材を700kg/rrr、急結剤をio
、5kg/rrrとなるように乾式条件下で混合したも
のを高圧空気で圧送し、このような乾式圧送物に吹付ノ
ズル部でW/Cが50%となるように水を添加し直角壁
面(側壁面)に吹付施工した場合におけるリバウンド量
は約35%で、又トンネル内粉塵発生量は約750CP
Mであった。又該吹付工の28日後における圧縮強度は
232kg/cjであり、その変動係数は14.5%で
あった。
これに対し上記したものと同じ川砂を利用例1〜3と同
じに表面附着水を3.53%に調整した川砂を用いた場
合には同じ配合組成および吹付施工条件でのリバウンド
量が18%となり、しかもその粉塵発生量は340CP
Mであり、且つその吹付工の28日後圧縮強度は363
kg/c+a、その変動係数は5.3%であった。
更に上記の表面耐着水率を3.53%とされた川砂を用
い、C/Sが1:1となるモルタルを得るに当って前記
川砂に造殻層のW/Cが20%の造殻を形成してからW
/C=34.2%で分散剤が0.6%(セメント量に対
し)として調整された流動性のよいモルタルを一方の管
路で圧送し、他方の管路では吹付工としてC/Sが1:
3.01、S/A (Aは粗骨材、即ちAggrica
te )が56%となるように上記同様に水分3.53
%に調整された砂と粗骨材を乾式条件で圧送し、これら
のものを急結剤などでノズル部において一方の管路から
の発送量1部に対し他方の管路からの圧送量を1.75
部の割合で混合させ垂直壁面に吹付施工した。この吹付
コンクリートにおけるW/Cは42%でセメント量は3
52に+r/rrrのものであり、吹付時のリバウンド
量は8.9%、粉塵発生量は72CPMであって、吹付
け28日後の圧縮強度は542kg / cd、変動係
数は3.2%のものであって、強度においては従来−触
法の倍以上、変動係数では5分の1近くに縮減された好
ましい吹付施工をなすことができた。
以上説明したような本発明によれば砂その他の細粒材に
関してその耐着水分を風力その他に妨害されることの少
い条件下で有効に調整し、それによって従来技術におい
て適正配合比を実地的に求め得なかった砂などの細粒材
に関し常に好ましい配合比関係を得しめその製品強度を
夫々の配合比条件下において最高状態となし又はらつき
範囲の少い安定した品質の製品を得しめることが可能と
なるものであり、しかもこのような処理を量産的に行わ
せても処理時におけるロス量が少く工業的に有利な調整
処理を円滑に実施することができるものであって工業的
にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施形態を示すものであって、第1図は
本発明による装置の一例を示す断面図、第2図はその除
去された水の処理系を配設した場合の説明図である。 然してこれらの図面において、1は細粒材供給手段、2
は回転円板、3はベアリング、4はモータ、5はプーリ
、6は衝突板、7は分散片、8.8a、8bは区分手段
、9は誘導部体、1oはケーシングを示すものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)細粒材としてコンクリート配合用の細骨材の飛散
    を遠心力で行わしめ、この遠心力による飛散細骨材を壁
    面に衝突させ、前記遠心力により該細骨材面附着水分の
    離脱を図り、上記壁面に対し所要の隙間を採って添設さ
    れた区分手段により該壁面に略そって運動する細骨材の
    壁面からの離脱を図り、斯うして回収された細骨材の水
    分値により配合水量を決定しモルタル又はコンクリート
    のような生混練物を調製する細粒材に関する水分調整材
    料用法。
  2. (2)海砂のような不純分を附着した細粒材に適宜加水
    して処理し不純分除去と水分調整を同時に行わしめる特
    許請求の範囲第1項に記載の細粒材に関する水分調整材
    料用法。
  3. (3)回収された細骨材の調整水分値により第1次の添
    加水量を決定し、該水分を添加混合してからセメント粉
    や石膏粉のような粉状水硬性物質を添加して混合するこ
    とにより細骨材の表面に粉状水硬性物質による造殻を一
    旦形成せしめ、この造殻細骨材に対し目的生混練物を得
    るための残余水分を前記調整水分値から第2次添加水量
    として求め、この第2次添加水量を前記造殻細骨材に添
    加すると共に必要な粉状水硬性物質その他の添加材を添
    加し混合する特許請求の範囲第1項に記載の細粒材に関
    する水分調整材料用法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567970A (en) * 1979-06-28 1981-01-27 Ito Yasuro Method of controlling humidity of fine grains and method of utilizing humidity control substance for said grains

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567970A (en) * 1979-06-28 1981-01-27 Ito Yasuro Method of controlling humidity of fine grains and method of utilizing humidity control substance for said grains

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