JPS62125068A - 糊剤を糸条に低率付与する装置 - Google Patents

糊剤を糸条に低率付与する装置

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JPS62125068A
JPS62125068A JP25948685A JP25948685A JPS62125068A JP S62125068 A JPS62125068 A JP S62125068A JP 25948685 A JP25948685 A JP 25948685A JP 25948685 A JP25948685 A JP 25948685A JP S62125068 A JPS62125068 A JP S62125068A
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yarn
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coating roll
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達太郎 出村
木ノ本 茂
岩井 啓二
肇 大浦
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Hirano Steel Recycle Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の1 ゝ・ 本発明は糊剤を糸条に低率付与する装置に関するもので
あり、更に詳しくは水溶性被膜形成能を有する熱可塑性
重合体よりなる糊剤(以下、糊剤と略称する)を糸条に
低率付与するための装置に関するものである。
丈来立伎否 従来、糸条へのサイジング工程に於いては、例えば、澱
粉、カルボキシメチルセルローズ、ポリビニルアルコー
ル、あるいは水溶性アクリル樹脂等の水溶性糊剤が使用
されていた。このような水溶性糊剤は、要職工程への糸
条捲取りビームの供給に先立って加熱乾燥処理を施し、
完全に固化させる必要があり、このため、在来の製織準
備工程に於いては、加熱乾燥工程乃至は加熱乾燥装置の
配設が不可欠の要件とされていた。斯かる加熱乾燥工程
乃至は加熱乾燥工程の採用は、当然のことながら省エネ
ルギー効果の促進およびフロア・スペースの節減に対し
て悪影響を与える。
水溶性糊剤の使用に付随する上記の如き障害を回避する
ため、近時、水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性重合
体、例えばパラフィンワックスを主成分として、これに
atのアクリル酸メチル、ステアリルメタアクリレート
、ステアリン酸、メタアクリル酸、スチレン等をm合せ
しめた熱可塑性重合体から製造された溶融可能な糊剤が
使用されつつある。
Q” l>’JIB’  Iイようとする間 占上記の
如き水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性重合体よりな
る糊剤を使用することによって、水溶性糊剤の使用に起
因する種々の不都合を解消することができるが、糸条へ
の糊剤の供゛ 給装置として、例えば特公昭52−10
942号公報に記載されているような開放型糊槽を使用
すると、加熱ローラの糊剤担持面に対する糸条、例えば
経糸の接触状態が不安定になり、糊剤の付着量にバラツ
キが発生したり、加熱により糊剤が酸化されたりすると
いう新たな問題点が発生する。
本発明の主要な目的は、常温下もしくは冷却下に糊剤を
固形化すると共に、糸条への糊剤の付与条件を安定させ
得る糊剤の低率付与装置を提供することにある。
。 占 n  るた の 斯かる目的に鑑みて本発明は、水溶性被膜の形成能を有
する熱可塑性重合体よりなる糊剤を溶融するための加熱
装置を内蔵してなるタンク(1)と定量送り出しポンプ
(2)からなる糊剤の供給装置(3)と、該糊剤供給装
置に保温ジャケット付きパイプ(4)を介して接続され
た密封型糊剤供給ノズル(5)と、該糊剤供給ノズルの
ノズル上縁(5a)に沿って摺接状態で対向配置された
、予熱装置と弾性面(6a)とを有するアプリケーター
ロール(6)と、該アプリケーターロールに母線方向を
一致せしめて摺接し、アプリケーターロール(6)より
も高速で、且つ糸条の走行速度と実質的に同一の同速で
回転する加熱装置内蔵型のコーティングロール(7)と
、該コーティングロールに母線方向を一致せしめて摺接
し、コーティングロール(7)と同速で回転する上下動
自在に支持され、且つ、弾性表面(8a)を有するバン
クアンプロール(8)と、前記コーティングロール(7
)とバンクアンプロール(8)との間に形成される二ツ
ブラインの下流側に配置され、糸条(9)の走行速度よ
りも低速で回転する糸溝(10a)付きの再加熱ロール
(10)とによって構成された糊剤を糸条(9)に低率
付与する装置を要旨とするものである。
詐皿 糊剤は、糸条(9)への送り出し直前迄、密封型糊剤供
給ノズル(5)および糊剤の供給装置(3)内に空気と
遮断された状態で封入されているから、大気中での加熱
による酸化を効果的に防止することができる。また、コ
ーティングロール(7)と弾性表面(8a)を有するバ
ンクアンプロール(8)とを、アプリケーターロール(
6)よりも高速で、且つ、糸条(9)の走行速度と実質
的に同一の速度で摺接回転させると共に、コーティング
ロール(7)に低速のアプリケーターロール(6)を摺
接させることによって、糸条(9)への塗布域に向かっ
て送り出される糊剤に、糸条(9)への低率付与に好適
な、均一な厚みを有する薄膜状の転移形態を維持させる
。更にコーティングロール(7)とバックアップロール
(8)とのニップラ、インから送り出された糸条(9)
は、該糸条の走行速度よりも低速で回転する再加熱ロー
ル(1o)の側胴部に形成された糸溝(10a)内に導
かれ、再加熱されることによって糊剤を再/8融し、該
糸条(9)への糊剤の含浸もしくは塗布形態を一層均一
化させる。この結果、糸条(9)の毛羽が押さえられ、
糸条(9)の表面の平滑性が向上する。
災1皿 第1図は本発明装置を例示する側面図である。尚、本発
明に於ける「糊剤」とは、水溶性被膜の形成能を有する
熱可塑性重合体からなる糊、ワックス、ホットメルト、
あるいはオイルの総称である。また「糸条」には、公知
の短繊維糸や長繊維糸の外、炭素繊維糸や芳香族繊維糸
等が包含される。図示するように糊剤の供給装置(3)
は、水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性重合体よりな
る糊剤を溶融するための加熱装置、例えば加熱ドラム、
加熱グリル、あるいは加熱攪拌機構(何れも図示省略)
を内蔵してなるタンク (1)と、定量送り出しポンプ
(2)から構成されている。糊剤の溶融に際してはタン
ク(1)内にチッ素ガス等の不活性ガスを導入して糊剤
の酸化を防止する。該糊剤供給装置(3)は、糊剤のホ
ントメルト性が温度によって変化することを考慮して、
糊剤供給用のパイプラインをその全域に亘って均一な温
度に維持する必要がある。このため前記タンク(1)は
保温ジャケット(4a)で四項されたパイプ(4)を介
して密封型糊剤供給ノズル(5)に接続されている。尚
、本発明に於ける密封型糊剤供給ノズルは、ジェットコ
ーターもしくはファウンテンダイと呼称される完全密封
型の糊剤供給ノズルの外、第2図に例示するようなアプ
リケーターロール(6)の軸線方向に沿ってトラバース
する糊剤の供給ノズル(11)と、該供給ノズルの糊剤
吐出口(12)に対向配置され、アプリケーターロール
(6)の表面に糊剤の堰止め域を形成するドクターロー
ル(13)とからなる準密封型の糊剤供給ノズルをも包
含するものと理解されるべきである。密封型糊剤供給ノ
ズル(5)は、加熱・押し出しポンプと加熱源(何れも
図示省略)とを内蔵してなる糊剤吐出ノズルであって、
後記アプリケーターロール(6)の母線方向に沿って延
びるノズル本体の上縁(5a)には、スリット状の糊剤
吐出溝(sb)が開口している。
上記密封型糊剤供給ノズル(5)の上方には、前記ノズ
ル本体の上縁(5a)に沿って摺接状態でアプリケータ
ーロール(6)が配設されている。アプリケーターロー
ル(6)は、ゴムや合成樹脂等の弾性材料から製作され
た円筒状の表層部材を全屈製内筒の表面に捲回固着した
ものであって、その弾性表面(6a)は、前記ノズル本
体の上縁(5a) と母線の方向を略一致させた状態で
糊剤供給ノズル(5)に対向配置されている。該アプリ
ケーターロール(6)には、内蔵型の加熱装置あるいは
外部熱源〔例えば、参照番号(7)で示すコーティング
ロール〕からの熱伝達を利用して、糊剤供給ノズル(5
)から供給された糊剤を加熱するための予熱装置(何れ
も図示省略)が設けられている。一方、アプリケーター
ロール(6)の斜め上方には、該アプリケーターロール
(6)に母線の方向を一致させた状態で摺接するように
加熱装置内蔵型のコーティングロール(7)が回転自在
に支持されている。そして該コーティングロール(7)
の上方には、コーティングロール(7)と母線の方向を
一致させた状態で上下動自在に支持され、且つ、前記ア
プリケーターロール(6)と同様の弾性材料製の表層部
材(8a)で周壁面を四項されたバックアンプロール(
8)が回転自在に支持されている。
前記アプリケーターロール(6)、コーティングロール
(7)、およびバックアップロール(8)は、上記の摺
接配置形態を採ることによって、ノズル本体の上縁(5
a)に設けられた糊剤吐出溝(5b)から吐出されたホ
ットメルト状糊剤の移送経路を形成しているが、糊剤付
与装置の運転に際しては糸条(9)への糊剤の付与量を
可及的に減少せしめることが望ましく、このためアプリ
ケ−クーロール(6)からコーティングロール(7)へ
転移する際の糊剤の被膜厚みを減少させる目的で1.コ
ーティングロール(7)およびバックアップロール(8
)の周速がアプリケーターロール(6)の周速以上に、
且つ、糸条(9)の走行速度と実質的に同一の速度とな
るようにそれぞれのロールの回転速度が調整されている
斯くして、上記糊剤の吐出溝(5b)から吐出されたホ
ットメルト ーロール(6)の弾性表面(6a)からコーティングロ
ール(7)とバックアップロール(8)の弾性表面(8
a)との1H接域に向かって転移する間に、これらのロ
ールの周速の差および調整されたロール間隙によって、
被模厚みを減少せしめる。従って、糸条(9)、例えば
同速回転するコーティングロール(7)とバックアップ
ロール(8)との摺接係合線(所謂、ニップライン)を
これらのロールと実質的に同一の走行速度を維持して通
過する経糸(9)には、後続の製織工程に於いて毛羽の
発生や糸条の形態安定性の低下等のトラブルが発生する
ことのない範囲で最少限度の糊剤が供給される.糸条(
9)への糊剤の付与量は、上記ロール(6)(7)(8
)の周速差、吐出溝(5b)からの糊剤の供給量、アプ
リケーターロール(6)とコーティングロール(7)と
の隙間等を変化さセることによって調整することができ
る。
尚、本発明の実施に際し、応用例としてバックアップロ
ール(8)の使用を省略する場合もある。このときは、
コーティングロール(7)の周面に糸条(9)の張力が
働くように適当な案内装置によって糸条(9)の走行経
路を調整する。
また、前記コーティングロール(7)とバンクアンプロ
ール(8)との間に形成される二・7プラインの下流側
に、側胴部に多数の糸溝(10a)を形成してなる再加
熱ロール(10)を配置し、該再加熱ロールを糸条(9
)の走行速度よりも低速回転させ、コーティングロール
(7)とバックアップロール(8)とのニップラインを
通過した糊剤付与糸条(9)を再加熱ロール(10)の
糸溝(10a)内に1本ずつ導入し、再加熱による糊剤
の再溶融を利用して、糸条(9)に一層均一な糊剤の付
着・含浸形態を取得せしめている。この結果、糸条(9
)の毛羽が押さえられ、糸条(9)の表面の平滑性が向
上する。また、アプリケーターロール(6)とコーティ
ングロール(7)の表面温度は、糊剤の温度を糊剤の吐
出?Ii (5b)からバックアップロール(8)に至
る移動の全域に亘って′4膜状展延に好適な範囲に維持
するため、少なくとも糊剤の溶融温度以上となるように
調整されている。かくして糸条(9)への付与時に、糊
剤は80℃乃至150℃の温度と20cps乃至600
0cpsの粘度を維持することができる。
仝皿久立1 以上の説明から理解されるように、本発明装置を使用す
ることによって、糊剤は、密封型糊剤供給ノズル(5)
のノズル本体上縁(5a)に設けられた糊剤の吐出溝(
5b)から送り出される迄、密封型糊剤供給ノズル(5
)および糊剤の供給装置(3)内に空気と遮断された状
態で封入されているから、大気中での加熱による酸化か
ら効果的に保護される。従って、在来の開放型糊槽で問
題となっていた酸化による糊剤の劣化に対して本発明装
置は注目すべき効果を発揮することができる。また、コ
ーティングロール(7)と、弾性表面(8a)を有する
バックアップロール(8)とを、糸条(9)と同一の周
速で、且つ弾性表面(6a)を有するアプリケーターロ
ール(6)よりも高速で摺接回転させると共に、コーテ
ィングロール(7)に低速のアプリケーターロール(6
)を摺接させることによって、糸条(9)への塗布域に
向かって送り出される糊剤に、糸条(9)への低率付与
に好適な、均一厚みを有する薄膜状の転移形態を取得せ
しめることができる。更に、コーティングロール(7)
とバックアップロール(8)とのニップラインから送り
出された前記糸条(9)を、該糸条の走行速度よりも低
速で回転する再加熱ロール(10)の側胴部に形成され
た糸溝(10a)内に1本ずつ導入し、該糸溝内で再加
熱することによって、糊剤を再溶融し、該糸条(9)へ
の糊剤の含浸もしくは付着形態を一層均一化すると共に
糸毛羽の発生を押さえて糸条(9)の表面を事情にして
いる。斯くして、本発明は、糊剤加熱乾燥工程の省略に
よる省エネルギー効果、高速化、糸条への糊剤の供給量
の節減による省R源効果、ならびに糊剤の均一付与によ
る製品の品質向上効果に於いて、在来装置の水準を大幅
に上進る効果を発揮し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を例示する側面図である。また第2
図は本発明装置に使用される準密封型コーティングヘッ
ドの側面図である。 (1)−−一タンク、(2) 一定量送り出しポンプ、
(3) −糊剤の供給装置、(4) −保温ジヤケノド
付きパイプ、(5) −密封型糊剤供給ノズル、(5a
) −ノズル上縁、(6)−・アプリケーターロール、
(7)・−コーティングロール、(8)−バックアップ
ロール、(9) −糸条、(10)−再加熱ロール、(
10a )−再加熱ロールの糸溝。 第1図             10a−/九l  
     / 一上一一一   −−−三一 手続補正書 昭和61年 9月 9日 1、事件の表示 昭和60年特許願第259486号 2、発明の名称 糊剤を糸条に低率付与する装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称  株式会社 −ノ  宮 織 物(ほか1名) 4、代理人 8550 住 所  大阪府大阪市西区江戸堀1丁目15番26号
大阪商工ビル8階 6、補正の内容  明細書全文を別紙の通り補正する。 明      IH書 1、発明の名称 糊剤を糸条に低率付与する装置 2、特許請求の範囲 (11水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性重合体より
なる糊剤を溶融するための加熱装置を内蔵してなるタン
クと定量送り出しポンプとからなる糊剤の供給装置と、
該糊剤供給装置に保温ジャケット付きパイプを介して接
続された密封型糊剤供給ノズルと、該糊剤供給ノズルの
ノズル上縁に沿って摺接状態で対向配置された、予熱装
置と弾性表面とを有するアプリケーターロールと、該ア
プリケーターロールに母線方向を一致せしめて摺接し、
アプリケーターロールよりも高速で、且つ、糸条の走行
速度と略同−の周速で回転する加熱装置内蔵型のコーテ
ィングロールと、該コーティングロールに母線方向を一
致せしめて上下動自在に摺接し、コーティングロールと
略同−の周速で回転する弾性表面を具えたバックアンプ
ロールと、前記コーティングロールとバックアンプロー
ルとの間に形成されるニップラインの下流側に配置され
、糸条の走行速度よりも低速で回転する糸溝付きの再加
熱ロールとによって構成されていることを特徴とする糊
剤を糸条に低率付与する装置。 3、発明の詳細な説明 差呈上■■月丘立 本発明は糊剤を糸条に低率付与する装置に関するもので
あり、更に詳しくは水溶性被膜形成能を有する熱可塑性
重合体よりなる糊剤(以下、糊剤と略称する)を糸条に
低率付与するための装置に関するものである。 3L良悲皮盃 従来、糸条へのサイジング工程に於いては、例えば、澱
粉、カルボキシメチルセルローズ、ポリビニルアルコー
ル、あるいは水溶性アクリル樹脂等の水溶性糊剤が使用
されていた。このような水溶性糊剤は、製織工程への糸
条捲取りビームの供給に先立って加熱乾燥処理を施し、
完全に固化さゼる必要があり、このため、在来の製tI
&準備工程に於いては、加熱乾燥工程乃至は加熱乾燥装
置の配設が不可欠の要件とされていた。斯かる加熱乾燥
工程乃至は加熱乾燥装置の採用は、当然のことながら省
エネルギー効果の促進およびフロア・スペースの節減に
対して悪Y響を与える。 水溶性糊剤の使用に付随する上記の如き障害を回避する
ため、近時、水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性正合
体、例えばパラフィンワックスを主成分として、これに
AHのアクリル酸メチル、ステアリルメタアクリレート
、ステアリン酸、メタアクリル酸、スチレン等を重合せ
しめた熱可塑性重合体から製造された溶融可能な糊剤が
使用されつつある。 八日が”° しようとするも 占 上記の如き水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性重合体
よりなる糊剤を使用することによって、水溶性糊剤の使
用に起因する種々の不都合を解消することができるが、
糸条への糊剤の供給装置として、例えば特公昭52−1
0942号公報に記載されているような開放型糊槽を使
用すると、加熱ローラの糊剤担持面に対する糸条、例え
ば経糸の接触状態が不安定になり、糊剤の付着金にバラ
ツキが発生したり、加熱により糊剤が酸化されたりする
という新たな問題点が発生する。 本発明の主要な目的は、常温下もしくは冷却下に糊剤を
固形化すると共に、糸条への糊剤の付与条件を安定させ
得る糊剤の低率付与装置を提供することにある。 +J  占t″° るための− 斯かる目的に鑑みて本発明は、水溶性被膜の形成能を有
する熱可塑性重合体よりなる糊剤を溶融するための加熱
装置を内蔵してなるタンク(1)と定量送り出しポンプ
(2)からなる糊剤の供給装置(3)と、該糊剤供給装
置に保温ジャケット付きパイプ(4)を介して接続され
た密封型糊剤供給ノズル(5)と、該糊剤供給ノズルの
ノズル上縁(5a)に沿って摺接状態で対向配置された
、予熱装置と弾性表面(6a)とを具えたアプリケータ
ーロール(6)と、該アプリケーターロールに母線方向
を一致せしめて摺接し、アプリケーターロール(6)よ
りも高速で、且つ糸条の走行速度と略同−の周速で回転
する加熱装置内蔵型のコーティングロール(7)と、該
コーティングロールに母線方向を一致せしめて上下動自
在に摺接し、コーティングロール(7)と略同−の周速
で回転する弾性表面(8a)を具えたバックアップロー
ル(8)と、前記コーティングロール(7)とバックア
ップロール(8)との間に形成されるニップラインの下
流側に配置され、糸条(9)の走行速度よりも低速で回
転する糸溝(10a)付きの再加熱ロール(10)とに
よって構成された糊剤を糸条(9)に低率付与する装置
を要旨とするものである。 一作皿 糊剤は、糸条(9)への送り出し直前迄、密封型糊剤供
給ノズル(5)および糊剤の供給装置(3)内に空気と
遮断された状態で封入されているから、大気中での加熱
による酸化を効果的に防止することができる。また、コ
ーティングロール(7)と弾性表面(8a)を有するバ
ックアップロール(8)とを、アプリケーターロール(
6)よりも高速で、且つ、糸条(9)の走行速度と略同
−の速度で摺接回転させると共に、コーティングロール
(7)に低速のアプリケーターロール(6)を摺接させ
ることによって、糸条(9)への塗布域に向かって送り
出される糊剤に、糸条(9)への低率付与に好適な、均
一な厚みを有する薄膜状の転移形態を維持させる。更に
コーティングロール(7)とバックアップロール(8)
とのニップラインから送り出された糸条(9)は、該糸
条の走行速度よりも低速で回転する再加熱ロール(10
)の側胴部に形成された糸溝(10a )内に導かれ、
再加熱されることによって糊剤を再溶融し、該糸条(9
)への糊剤の含浸もしくは塗布形態を一層均一化させる
。この結果、糸条(9)の毛羽が押さえられ、糸条(9
)の表面の平滑性が゛向上する。 尖見皿 第1図は本発明装置を例示する側面図である6尚、本発
明に於ける「糊剤」とは、水溶性被膜の形成能を有する
熱可塑性重合体からなる糊、ワックス、ホットメルト、
あるいはオイルの総称である。また「糸条」には、公知
の短繊維糸や長繊維糸の外、炭素繊維糸や芳香族繊維糸
等が包含される。図示するように糊剤の供給装置(3)
は、水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性m合体よりな
る糊剤を溶融するための加熱装置、例えば加熱ドラム、
加熱グリル、あるいは加熱攪拌機構(何れも図示省略)
を内蔵してなるタンク(1)と、定量送り出しポンプ(
2)から構成されている。糊剤のfg融に際してはタン
ク(1)内にチッ素ガス等の不活性ガスを導入して糊剤
の酸化を防止する。該FBI :iFJ供給装置(3)
は、糊剤のホ7)メルト性が温度によって変化すること
を考慮して、糊剤供給用のパイプラインをその全域に亘
って均一な温度に維持する必要がある。このため前記タ
ンク(1)は保温シャケ・ノI−(4a)で囲繞された
パイプ(4)を介して密封型糊剤供給ノズル(5)に接
続されている。尚、本発明に於ける密封型糊剤供給ノズ
ルは、ジェットコーターもしくはファウンテンダイと呼
称される完全密封型の糊剤供給ノズルの外、第2図に例
示するようなアプリケーターロール(6)の軸線方向に
沿ってトラバースする糊剤の供給ノズル(11)と、該
供給ノズルの糊剤吐出口(12)に対向配置され、アプ
リケーターロール(6)の表面に糊剤の堰止め域を形成
するドクターロール(13)とからなる半田1・j型の
糊剤供給ノズルをも包含するものと理解されるべきであ
る。密封型糊剤供給ノズル(5)は、加熱・押し出しポ
ンプと加熱源(何れも図示省略)とを内蔵してなる糊剤
吐出ノズルであって、後記アプリケーターロール(6)
の母線方向に沿って延びるノズル本体の上縁(5a)に
は、スリット状の糊剤吐出溝(5b)が開口している。 上記密封型糊剤供給ノズル(5)の上方には、前記ノズ
ル本体の上縁(5a)に沿って摺接状態でアプリケータ
ーロール(6)が配設されている。アプリケーターロー
ル(6)は、ゴムや合成樹脂等の弾性材料から製作され
た円筒状の表層部材を金属製内筒の表面に捲回固着した
ものであって、その弾性表面(6a)は、前記ノズル本
体の上縁(5a)と母線の方向を略一致させた状態で糊
剤供給ノズル(5)に対向配置されている。該アプリケ
ーターロール(6)には、内蔵型の加熱装置あるいは外
部熱源〔例えば、参照番号(7)で示すコーティングロ
ール〕からの熱伝達を利用して、糊剤供給ノズル(5)
から供給された糊剤を加熱するための予熱装置(何れも
図示省略)が設けられている。一方、アプリケーターロ
ール(6)の斜め上方には、該アプリケーターロール(
6)に母線の方向を一致させた状態で摺接するように加
熱装置内蔵型のコーティングロール(7)が回転自在に
支持されている。そして該コーティング口−ル(7)の
上方には、コーティングロール(7)と母線の方向を一
致させた状態で上下動自在に支持され、且つ、前記アプ
リケーターロール(6)と同様の弾性材料製の表層部材
(8a)で周壁面を四項されたバンクアンプロール(8
)が回転自在に支持されている。 前記アプリケーターロール(6)、コーティングロール
(7)、およびバックアップロール(8)は、上記の摺
接配置形態を採ることによって、ノズル本体の上縁(5
a)に設けられた糊剤吐出溝(5b)から吐出されたホ
ットメルト状糊剤の移送経路を形成しているが、糊剤付
与装置の運転に際しては糸条(9)への糊剤の付与量を
可及的に減少せしめることが望ましく、このためアプリ
ケーターロール(6)からコーティングロール(7)へ
転移する際の糊剤の被膜厚みを減少させる目的で、コー
ティングロール(7)およびバンクアノブロール(8)
の周速がアプリケーターロール(6)の周速以上に、且
つ、糸条(9)の走行速度と略同−の速度となるように
それぞれのロールの回転速度が調整されている。 斯くして、上記糊剤の吐出溝(5b)から吐出されたホ
ットメルト状の糊剤は、アプリケーターロール(6)の
弾性表面(6a)からコーティングロール(7)とバッ
クアップロール(8)の弾性表面(8a)との摺接域に
向かって転移する間に、これらのロールの周速の差およ
び調整されたロール間隙によって、被膜厚みを減少せし
める。従って、糸条(9)、例えばコーティングロール
(7)とバックアップロール(8)との摺接係合線(所
謂、ニップライン)をこれらのロールと略同−の走行速
度を維持して通過する経糸(9)には、後続の製織工程
に於いて毛羽の発生や糸条の形態安定性の低下等のトラ
ブルが発生することのない範囲で最少限度の糊剤が供給
される。糸条(9)への糊剤の付与量は、上記ロール(
6)(7)(8)の周速差、吐出溝(5b)からの糊剤
の供給量、アプリケーターロール(6)とコーティング
ロール(7)との隙間等を変化させることによって調整
することができる。 尚、本発明の実施に際し、応用例としてバックアップロ
ール(8)の使用を省略する場合もある。このときは、
コーティングロール(7)の周面に糸条(9)の張力が
働くように適当な案内装置によって糸条(9)の走行経
路を調整する。 更に本発明装置に於いては、前記コーティングロール(
7)とバックアップロール(8)との間に形成されるニ
ップラインの下流側に、側胴部に多数の糸溝(10a)
を形成してなる再加熱ロール(10)を配置し、該再加
熱ロールを糸条(9)の走行速度よりも低速回転させ、
コーティングロール(7)とバックアップロール(8)
とのニップラインを通過した糊剤付与糸条(9)を再加
熱ロール(10)の糸i’+’Fj(10a)内に1本
ずつ導入し、再加熱による糊剤の再溶融を利用して、糸
条(9)に一層均一な糊剤の付着・含浸形態を取得せし
めている。この結果、糸条(9)の毛羽が押さえられ、
糸条(9)の表面の平滑性が向上する。また、アプリケ
ーターロール(6)とコーティングロール(7)の表面
温度は、糊剤の温度を糊剤の吐出溝(5b)からバンク
アンプロール(8)に至る移動の全域に亘って薄膜状展
延に好適な範囲に維持するため、少なくとも糊剤の溶融
温度以上となるように調整されている。かくして糸条(
9)への付与時に、糊剤は80℃乃至150℃の温度と
20cps乃至6000cpsの粘度を維持することが
できる。 光凰久立来 以上の説明から理解されるように、本発明装置を使用す
ることによって、糊剤は、密封型糊剤供給ノズル(5)
のノズル本体上縁(5a)に設けられた糊剤の吐出溝(
5b)から送り出される迄、密封型糊剤供給ノズル(5
)および糊剤の供給装置(3)内に空気と遮断された状
態で封入されているから、大気中での加熱による酸化か
ら’dノ果的に保護される。従って、在来の開放型糊槽
で問題となっていた酸化による糊剤の劣化に対して本発
明装置は注目すべき抑制効果を発揮することができる。 また、コーティングロール(7)と、弾性表面(8a)
を有するバックアンプロール(8)とを、糸条(9)と
略同−の周速で、且つ弾性表面(6a)を有するアプリ
ケーターロール(6)よりも高速で摺接回転させると共
に、コーティングロール(7)に低速のアプリケーター
ロール・(6)を摺接させることによって、糸条(9)
への塗布域に向かって送り出される糊剤に、糸条(9)
への低率付与に好適な、均一厚みを有する薄膜状の転移
形態を取得せしめることができる。更に、コーティング
ロール(7)とバックアップロール(8)とのニンブラ
インから送り出された前記糸条(9)を、該糸条の走行
速度よりも低速で回転する再加熱ロール(10)の側胴
部に形成された糸溝(10a)内に1本ずつ導入し、該
糸溝内で再加熱することによって、糊剤を再溶融し、該
糸条(9)への糊剤の含浸もしくは付着形態を−m均一
化すると共に糸毛羽の発生を押さえて糸条(9)の表面
を平滑にしている。斯くして、本発明は、糊剤加熱乾燥
工程の省略による省エネルギー効果、高速化、糸条への
糊剤の供給量の節減による省資源効果、ならびに糊剤の
均一付与による製品の品質向上効果に於いて、在来装置
の水準を大幅に上進る効果を発揮し得るものである。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明装置を例示する側面図である。また第2
図は本発明装置に使用される半田封型コーティングヘッ
ドの側面図である。 (1)・〜・タンク、(2)−・一定量送り出しポンプ
、(3L−糊剤の供給装置、(4)・−保温ジャケット
付きパイプ、(5) −密封型糊剤供給ノズル、(5a
)−ノズル上縁、(6)−・−アプリケーターロール、
(7)−コーティングロール、(8)・・−バックアン
プロール、(9)−糸条、(10)、−再加熱ロール、
(10a ) −再加熱ロールの糸溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水溶性被膜の形成能を有する熱可塑性重合体より
    なる糊剤を溶融するための加熱装置を内蔵してなるタン
    クと定量送り出しポンプとからなる糊剤の供給装置と、
    該糊剤供給装置に保温ジャケット付きパイプを介して接
    続された密封型糊剤供給ノズルと、該糊剤供給ノズルの
    ノズル上縁に沿って摺接状態で対向配置された、予熱装
    置と弾性表面とを有するアプリケーターロールと、該ア
    プリケーターロールに母線方向を一致せしめて摺接し、
    アプリケーターロールよりも高速で、且つ、糸条の走行
    速度と同一の周速で回転する加熱装置内蔵型のコーティ
    ングロールと、該コーティングロールに母線方向を一致
    せしめて摺接し、コーティングロールと同速で回転する
    上下動自在に支持され、且つ、弾性表面を有するバック
    アップロールと、前記コーティングロールとバックアッ
    プロールとの間に形成されるニップラインの下流側に配
    置され、糸条の走行速度よりも低速で回転する糸溝付き
    の再加熱ロールとによって構成されていることを特徴と
    する糊剤を糸条に低率付与する装置。
JP25948685A 1985-11-19 1985-11-19 糊剤を糸条に低率付与する装置 Granted JPS62125068A (ja)

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JPH0122380B2 JPH0122380B2 (ja) 1989-04-26

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6342961A (ja) * 1986-08-05 1988-02-24 三菱レイヨン株式会社 糊材を糸条に低率付与する装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6342961A (ja) * 1986-08-05 1988-02-24 三菱レイヨン株式会社 糊材を糸条に低率付与する装置

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