JPS62122623A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPS62122623A
JPS62122623A JP25934785A JP25934785A JPS62122623A JP S62122623 A JPS62122623 A JP S62122623A JP 25934785 A JP25934785 A JP 25934785A JP 25934785 A JP25934785 A JP 25934785A JP S62122623 A JPS62122623 A JP S62122623A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、電気掃除機用回転ブラシの改良に関するもの
である。
(発明の背景〕 電気掃除機は、掃除機本体の吸口下部に位置して回転ブ
ラシを備えるものであるが、回転ブラシの外周に刷毛を
螺旋状に植設することは、従来から広くおこなわれてお
り1回転ブラシの外周に刷毛を螺旋状に植設することに
より、被掃除面上の塵埃を効率よく吸引することができ
る。
また、上記構成に加えて、刷毛と平行する突起を回転ブ
ラシの外周に螺旋状に突設し、この突起によってじゅう
たんなどの被掃除面を叩き、被掃除面から塵埃を叩き出
す、いわゆるビータ−を備えた電気掃除機も先に提案さ
れており、外周に螺旋状刷毛とこれに平行する突起とを
有する電気掃除機用回転ブラシは、たとえば特開昭57
−166129号および実開昭56−1555号、さら
には実開昭59−117464号公報などに示されてい
る。
二こで、外周に螺旋状刷毛とこれに平行する突起とを有
する電気掃除機用回転ブラシの従来例を、第11図およ
び第12図にもとづいて説明すると、第11図は従来型
電気掃除機用回転ブラシ4の正面図、第12図は第11
図のC−C断面図を示しており、第11図および第12
図において、回転ブラシ4の外周には、螺旋状刷毛20
が植設され第12図中、符号21は、内部を中空とした
回転ブラシ4内に挿通したブラシ取付軸を示している。
外周に螺旋状刷毛20とこれに平行する突起4aとを有
する電気掃除機回転ブラシ4の従来例は以上のごとき構
成よりなり、回転ブラシ4の外周に螺旋状刷毛20とこ
れに平行する突起4aとを設けたことによる利点は、先
に述べたとおりである。
しかしながら、上記構成よりなる従来型電気掃除機用回
転ブラシにおいて、外周に螺線状突起4aを有する回転
ブラシ4をプラスチック材料により成形するに際しては
、上記突起4nがブラシ成形金型の開き方向に対してア
ンダーカットとならぬよう、成形すべき回転ブラシ4の
軸線方向に対して金型を4分割(第11図の符号イル二
参照)し、さらに4分割された」二記金型をそれぞれ4
方向(第12図の符号ホ〜チ参照)に開くようにしてい
るため、金型の構造が複雑となり、金型製作に多くの費
用を必要とするばかりでなく、回転ブラシ4の成形工程
にも多くの工数を必要とし、製品コスト高の原因となっ
ている。これに加えて、この種回転ブラシ4の外周に突
設されてる突起は、従来一般に、第11図および第12
図に示すように、1条・の突起4aが回転ブラシ4の外
周に螺旋状に突設されているものであるから、回転ブラ
シ4の軸線方向と直交する方向を基準に当該ブラシ4の
各断面を観察した場合、突起4nが回転ブラシ4の重量
バランスに不均衡をきたす原因となつ突起4aのアンバ
ランス重量が回転ブラシ4の軸線方向に順次変移し、掃
除機吸口に振動が発生し、電気掃除機の操作性が損なわ
れるばかりでなく、振動騒音発生の原因ともなる。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべく検討
の結果なされたものであって、その目的とするところは
、ブラシ成形金型の構造簡単化とブラシ成形工程の簡略
化とによって経済性、生産性にすぐれ、また掃除機運転
に際し、吸口に振動が発生するのを防止して、電気掃除
機の操作性にすぐれ、併せて振動騒音の発生を防止する
ことのできる、改良された電気掃除機用回転ブラシを提
供しようとするものである。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明は、掃除機本体の吸口
下部に位置し、外周に刷毛と突起とを螺旋状に備える電
気掃除機用回転ブラシにおいて。
上記回転ブラシの外周に突設する螺旋状突起を、当該ブ
ラシの軸線方向と直交する方向を基準に対称的に配置し
、かつ上記回転ブラシの各螺旋状突起を、当該ブラシの
軸線方向を基準に複数片に分段するとともに、上記回転
ブラシの各螺旋状突起を、ブラシ成形に際し当該ブラシ
全長にわたって共用される1対の金型のアンダーカット
不成形領域に突設し、上記回転ブラシの長さ方向に、少
なくとも1条の螺旋状刷毛を連続的に植設してなること
を特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明は、第1図〜第10図の一実施例にもとづ
いて説明すると、第1図は本発明の要部である電気掃除
機用回転ブラシ4の一部縦断正面図、第2図は第1図の
A−A断面図、第3図は掃除機全体の外観斜視図、第4
図は吸口1に対する本体ケース7の直立・傾動動作、さ
らには吸口1の底面と被掃除面との位置関係説明図、第
5図は第3図および第4図の縦断側面図、第6図は第5
図に符号1で示す吸口と符号26で示すベースフレーム
との下部縦断N@面図、第7図は第5図の吸口1から底
板2を取り除いた状態の一部横断底面図、第8図は第7
図のB−B断面図、第9図は吸口高さ切替摘み10とそ
の関連部分との分解斜視図、第10図は排気ダクト43
とその近傍部分との縦断側面図である。
第5図および第6図に示すように、電気掃除機の吸口1
は、底板2の開口部3に回転ブラシ4の一部を臨ませて
おり、回転ブラシ4は、ベルト5を介して、塵埃吸引駆
動源である電動送風機6によって回転駆動される。
第3図〜第5図に示すように、本体ケース7は、その上
方に操作ハンドル8を有しており、第5図に明示するよ
うに、本体ケース7の略中央部には、集塵部空間9が設
けられている。また、第4図に示すように2本体ケース
7は、吸口1に対して直立・傾動可能に取り付けられて
おり、掃除機不使用の場合は、吸口1に対してケース7
を直立状態にセットする。第4図において、符号W1は
、掃除機使用時における吸口1の底面と被掃除面との間
の距離を示し、また符号W2は、掃除機不使用時におけ
る吸口1の底面と被掃除面との間の距離を示している。
第3図〜第8図に示すように、吸口1の外部には、後述
する吸口高さ切替摘み10、他物との衝突緩衝部材であ
るバンパー11、吸口1に対して本体ケース7を直立・
傾動動作させるペダル12゜さらには本体ケース7を軸
支するベースフレーム13が配設されている。
吸口高さ切替摘み10は、吸口1の底板2と被掃除面と
の間の距離を調節する摘みで、この摘み10は、第5図
、第6図および第9図に示すように、吸口高さ設定カム
14と−・体に連結されており、摘み10には、当該摘
み10を任意の位置で固定すべく、円筒側面の一部を切
り欠いて形成した摘みポジションばね1. Oaが設け
られている。
吸口高さ設定カム14のカム面は、第9図に示すように
、円周方向に等分され、摘み10の軸線方向に段差を有
する平面X、Y、Z)li−備えており、後述のごとく
、各平面(X、Y、Z)が前輪車軸15と選択的に当接
する。
前輪車軸15は、第7図および第9図に示すように、ク
ランク軸状に形成されており、第7図に示すように、そ
の両端部15a、15aが吸口lに回動可能に軸支され
ており、かつ上記車軸15の両端部15a、15aに吸
口高さ調節用前車軸16.16が取り付けられている。
第9図において、17は車軸押出レバーを示し、レバー
17の一端は、第6図および第7図に示すように、吸口
1に枢着されており、レバー17の他端は、本体ケース
7のレバー係合段部18と係合しているものであって、
レバー17は、第7図および第9図に示すように、当該
レバー17の中間部分において、前輪車軸15の一端部
15aに当接している。
第5図、第6図および第7図に示すように、吸口1の前
端部には、回転ブラシ4が取り付けられており、第1図
に示すように、回転ブラシ4の一側には、当該ブラシ4
を回転させる駆動プーリー19が備えられている。また
、第1図および第2図に示すように、回転ブラシ4の外
周には、刷毛20と突起4aとが螺旋状に設けられてい
る。しかして、本発明においては、上記回転ブラシ4の
外周に突設する螺旋状突起4aを、当該ブラシ4の軸線
方向と直交する方向を基準に対称的に配置し、かつ上記
回転ブラシ4の各螺旋状突起4aを、当該ブラシ4の1
III線方向を基準に複数片に分段するとともに、上記
回転ブラシ4の各螺旋状突起4aを、ブラシ成形に際し
当該ブラシ全長にわたって共用される1対の金型のアン
ダーカット不成形領域に突設し、上記回転ブラシ4の長
さ方向に、少なくとも1条の螺旋状刷毛20を連続的に
植設してなることを要旨とするものであって1図示実施
例においては、第2図に示すように、回転ブラシ4の軸
線方向と直交する方向を基準にして、螺旋状突起4a、
4aが対称的に配置されている。
また、第1図に示すように、上記回転ブラシ4の螺旋状
突起4aは、ブラシ4の軸線方向を基準にして、当該ブ
ラシ4の前部に3片、後部に3片突設されている。さら
に、第1図に示すように、回転ブラシ4の全長にわたり
、突起4a、4a間に位置して、第2図に螺旋角度θで
示す1条の刷毛20が連続的に植設されている。なお1
回転ブラシ4は、その外周に刷毛20を植設するため、
その肉厚を比較的厚くする必要があるが、厚肉の回転ブ
ラシ4は、たとえば発泡剤を混入したプラスチック材料
を射出成形することによって容易に得ることができる。
第1図、第2図、第5図および第6図に示すように、回
転ブラシ4は、その内部を中空に形成されており、この
中空内部にブラシ取付軸21が挿通されているものであ
って、第1ブ 図に示すように、候うシ取付軸21の両端は、軸受22
,22により軸支されている。また、軸受22.22の
外側には、軸受カバー23.23、さらにはキャップ2
4.24が取り付けられており、回転ブラシ4は、上記
キャップ24.24を介して吸口1に取り付けられる。
しかして、キャップ24の内側に突設されているリップ
部24aは、軸受22に対して外部から塵埃が侵入する
のを防止する。第1図中、25.25はスラストばねを
示し、スラストばね25は、軸受22と回転ブラシ4の
軸受当接面との間に介装されており、回転ブラシ4の軸
線方向の遊びを調整する。
第5図〜第8図において、吸口1の後端部には、ベース
フレーム26が配設されており1本体ケース7のケース
回動軸27は、第7図および第8図に示すように、吸口
1に設けられている半円弧状の軸受リブ28とベースフ
レーム26に設けられている半円弧状の軸受部29とで
回動可能に軸支されている。
ベースフレーム26の後端寄りには、第7図に示すよう
に、後車輪30.30が取り付けられており、またベー
スフレーム26には、第5図、第6図および第11図に
示すように、本体ケース7に設けられているロックアー
ム係止部31に係止するロックアーム32が取り付けら
れており、ロックアーム32は、当該アーム32の円筒
部32aを回転軸として、円筒部32aに巻回されてい
るつる巻ばね33により、本体ケース7のロックアーム
係止部31側に付勢されている。また、ロックアーム3
2には、吸口1に支軸34を介して取り付けたペダル1
2を踏み込んだ時に、当該ペダル12の下端と当接する
平面部32bが設けられており、ペダル12の踏み込み
により、ベースフレーム26のロックアーム32と本体
ケース7のロックアーム係止部31との係止が解除され
、ペダル12を離すと、第4図に実線および鎖線で示す
ごとく、本体ケース7が任意の位置でロックされるもの
であり、なおベースフレーム26には、第7図に示すよ
うに、ベルト5が懸架されている側にベルト保護カバー
35が取り付けられている。
吸口l内における塵埃の通路は、第7図に符号36で示
す吸口ダクトから第5図に符号37で示す本体ケース7
内の本体ダクトへと連通される。
第5図において、本体ケース7は、大きく分けて3つの
空間、すなわち電動送風機室38と、集塵部空間9と、
コードリール室39とに分けられている。
電動送風機室38内には、電動送風機6と、排気口40
と、集塵部空間9に連接する吸引口41を有する吸気ダ
クト42と、第10図に示すごとく、コードリール室3
9に連通ずる排気ダクト43の入口44とが設けられて
いる。第5図において、吸気ダクト42には、照明ラン
プ45と、ランプホルダー46を備えた反射板47とが
取り付けられており、照明ランプ45の光は、電動送風
機室38の前壁に設けられたランプ窓48(第3図参照
)から外部に照射される。
集塵部空間9内には、その背面に沿って本体ダクト37
が配設されており、本体ダクト37の開口部49は、気
密パツキン5oおよびフィルターベース51を介して本
体か−ス7に取り付けられている。塵埃を集塵するフィ
ルター52は、たとえば紙や布などによって成形され、
その口部53をフィルターホルダー54に係合させて、
フィルターホルダー54をフィルターベース51に着脱
可能に取り付ける。集塵部空間9内の気密は、その周囲
に設けた集塵部パツキン55を介し、前蓋56に設けら
れている気密リブ56aとの間で保持され、電動送風機
6の運転時、集塵部空間9内は負圧となる。なお、前蓋
56の表面部には、フィルター52内に集塵された塵埃
の捨て時を知らせ、かつ集塵過多による風量低下、ひい
ては電動送風機6の冷却不足による温度上昇を防止する
ことを目的として、外部からバイパス気流を流す機能を
有するダストメータ57が取り付けられており、また前
蓋56の上端部には、第3図および第5図に示すように
、当該前蓋56と本体ダクト37とを着脱可能に係止す
るクランプ58が取り付けられている。
コードリール室39内には、電源コード59を巻き取る
コードリール60と、第10図に示すごとく、排気ダク
ト43の出口61とが設けられており、コードリール6
0から電動送風機6に至る送電線62は、排気ダクト4
3内を通って接続される。また、コードリール室39の
上端部には、第3図に示すように、電源スィッチ63と
コードリールボタン64とが配設されている。ここで。
第10図に符号43で示す排気ダクトは、本体ケース7
とダクト蓋65とによって構成されており、また第5図
において、コードリール室39は、本体ケース7とリー
ル蓋66とにより構成されている。第5図中、リール蓋
6Gには、コードリール60が取り付けられており、電
源コード59が万一断線して交換を必要とする場合は、
コードリール60に備えられている接触片67と本体ケ
ース7側のリール支持台68に備えられているリング状
接点69との部分で電源コード59を取り外すことによ
り、接点69に接続されている送電線63に触れること
なく、電源コード59の交換を容易におこなうことがで
きる。なお、コードリール室39の上端に取り付けられ
ている操作ハンドル8の先端には、第3図に示すように
、本体ケース7が不意に後方に転倒した場合の衝撃緩和
を考慮して、軟質材で成形されたハンドルキャップ70
が取り付けられている。
本発明に係る回転ブラシ4を備えた電気掃除機の構成は
以上のごときであり、次に、上記した電気掃除機の全体
的な動作系について説明する。
掃除機の使用に際しては、まず、コードリール60から
電源コード59を引き出して、これを電源に接続し、吸
口1の後部に配設されているペダル12を踏んで、本体
ケース7を吸口1に対して傾動させることにより、作業
者にとって掃除し易い位置に操作ハンドル8をセットす
る。
次に、電源スィッチ63をオンすると、電動送風機6が
運転され、送風機6による吸引作用と共に、ベルト5を
介してブラシ4が回転する。なお、このとき、摘み10
の回転操作により、吸口高さ設定カム14のカム面のう
ちのX面が前輪車軸15に当接している場合は、底板2
から突出する吸口高さ調節用前車軸16.16の突出量
が最小(第6図の実線位置)となり、じゅうたんの毛足
が短い場合の掃除に最適となる。一方、じゅうたんの毛
足が長いとか、あるいは中程度の場合には、摘み10の
切替操作により、吸口高さ設定カム14のYカム面、あ
るいは2力ム面を前軸車軸15に当接させれば、底板2
から突出する吸口高さ調節用前車軸16.16の突出量
が2段に変化するので、上記それぞれの毛足の長さに合
った掃除をおこなうことができる。ここで、吸口高さ切
替摘み10の回転操作について下記する。すなわち、そ
れまで傾動していた本体ケース7を吸口1に対して直立
させると、その回動動作により、本体ケース7のレバー
係合段部18が、吸口1側から突き出ている車輪押出レ
バー17を押し下げる。
レバー17が押し下げられると、それまで当該レバー1
7と当接していたクランク状の前軸車軸15が一定角度
回転し、車軸15の両端部15a。
15aが押し下げられて、吸口高さ設定カム14と前軸
車軸15とが離間するものであって、上記操作により、
摘み10を希望する方向に軽いタッチで回転させること
ができる。なお、摘み10の回転操作後、吸口1に対し
て再び本体ケース7を傾動させると、本体ケース7のレ
バー係合段部18も同様に回動し、吸口1側から突き出
ている車軸押出レバー17をフリーにして、吸口高さ設
定カム14の所定のカム面と前輪車軸15とを当接させ
ることは、ここに改めて説明するまでもない。
電動送風機6が運転されると、塵埃を多量に含んだ空気
流は、吸口1の底板2に設けられている3も 開口部3を通過した後、さらに吸口ダクト8=?、本体
ダクト37を通過して、フィルター52内に流入し、フ
ィルター52によって清浄な空気流と塵埃とに分離ろ過
され、清浄な空気流のみが吸引口41.吸気ダクト42
、さらには電動送風機6内を通過し、清浄空気流の一部
は、排気口40を経て機外に排出される。また、残余の
清浄空気流は、排気ダクト43の入口44を経てコード
リール室39へと導かれ、コードリール室39に導かれ
た清浄空気流は、電源コード59.コードリール60に
備えられいる接触片67、さらにはリール支持台68に
備えられているリング状接点69などを冷却した後、機
外に放出される。
しかして、本発明においては、回転ブラシ4の外周に突
設する螺旋状突起4aを、当該ブラシ4の軸線方向を基
準に複数片に分段するとともに、上記回転ブラシ4の各
螺旋状突起4aを、ブラシ成形に際し当該ブラシ全長に
わたって共用される1対の金型のアンダーカット不成形
領域に突設するようにしたから、第11図および第12
図に示す従来型この種回転ブラシをプラスチック材料に
より成形する場合のように、成形すべき回転ブラシ4の
軸線方向に対して金型を4分割(第11図の符号イル二
参照)シ、さらに4分割された上記金型をそれぞれ4方
向に(第12図の符号ホ〜チ参照)に開く必要がなく、
金型の構造が簡単化され、金型製作に要する費用が低減
化されるばかりでなく、回転ブラシ4の成形工程も少な
くて済み、製品コストの低減化に寄与する。また、本発
明においては、回転ブラシ4の外周に突設する螺旋状突
起4aを、当該ブラシ4の軸線方向と直交する方向を基
準に対称的に配置したから、回転ブラシ4の各断面にお
ける重量的バランスは保たれている。したがって、掃除
機運転時、回転ブラシ4が被掃除面上を回転走行するに
際しては、当該ブラシ4を装着する吸口1の部分に振動
が発生するのを防止し、併せて振動騒音の発生を防止す
ることができる。
なお、図示実施例においては、回転ブラシ4の螺旋状突
起4aを、ブラシ4の軸線方向を基準にして、当該ブラ
シ4の前部に3片、後部に3片突設したから、掃除機運
転に際し1回転ブラシ4の螺旋状突起4aは、被掃除面
と3点において同時的に接触するものであり、このよう
に、回転ブラシ4の螺旋状突起4aを、被掃除面に対し
て複数点で同時的に接触させるようにすると、被掃除面
から塵埃を叩き出す、いわゆるビータ−としての突起4
aの機能は、より一層顕著なものとなる。
(発明の効果〕 本発明は以上のごときであり1図示実施例の説明からも
明らかなように1本発明によれば、ブラシ成形金型の構
造簡単化とブラシ成形工程の簡略化とによって経済性、
生産性にすぐれ、また掃除機運転に際し、吸口に振動が
発生するのを防止して、電気掃除機の操作性にすぐれ、
併せて振動騒音の発生を防止することのできる、改良さ
れた電気掃除機用回転ブラシを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本発明の一実施例を示し。 第1図は本発明の要部である電気掃除機用回転ブラシ4
の一部縦断正面図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は掃除機全体の外観斜視図、第4図は吸口1に対す
る本体ケース7の直立・傾動動作、さらには吸口1の底
面と被掃除面との位置関係説明図、第5図は第3図およ
び第4図の縦断側面図、第6図は第5図に符号1で示す
吸口と符号26で示すベースフレームとの下部縦断側面
図、第7図は第5図の吸口1から底板2を取り除いた状
態の一部横断底面図、第8図は第7図のB−B断面図、
第9図は吸口高さ切替摘み10とその関連部分との分解
斜視図、第10図は排気ダクト43とその近傍部分との
縦断側面図、第11図は従来型電気掃除機用回転ブラシ
4の正面図、第12図は第11図のC−C断面図である
。 1・・・吸口、4・・・回転ブラシ、4a・・・螺旋状
突起。 6・・・電動送風機、7・・・本体ケース、8・・・操
作ハンドル、9・・・集塵部空間、13・・・ベースフ
レーム。 16・・・吸口高さ調節用前車軸、20・・・刷毛、3
0・・・後車軸、36・・・吸口ダクト、37・・・本
体ダクト、38・・・電動送風機室、39・・・コード
リール室、42・・・吸気ダクト、43・・・排気ダク
ト、52・・・フイルター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、掃除機本体の吸口下部に位置し、外周に刷毛と突起
    とを螺旋状に備える電気掃除機用回転ブラシにおいて、
    上記回転ブラシの外周に突設する螺旋状突起を、当該ブ
    ラシの軸線方向と直交する方向を基準に対称的に配置し
    、かつ上記回転ブラシの各螺旋状突起を、当該ブラシの
    軸線方向を基準に複数片に分段するとともに、上記回転
    ブラシの各螺旋状突起を、ブラシ成形に際し当該ブラシ
    全長にわたつて共用される1対の金型のアンダーカツト
    不成形領域に突設し、上記回転ブラシの長さ方向に、少
    なくとも1条の螺旋状刷毛を連続的に植設してなること
    を特徴とする電気掃除機用回転ブラシ。 2、特許請求の範囲第1項記載の発明において、回転ブ
    ラシの外周に突設されている螺旋状突起が、被掃除面に
    対して複数点で同時的に接触する構造の電気掃除機用回
    転ブラシ。
JP60259347A 1985-09-20 1985-11-19 電気掃除機 Expired - Fee Related JPH0790005B2 (ja)

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