JPS62122113A - 電磁誘導機器 - Google Patents

電磁誘導機器

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JPS62122113A
JPS62122113A JP5811186A JP5811186A JPS62122113A JP S62122113 A JPS62122113 A JP S62122113A JP 5811186 A JP5811186 A JP 5811186A JP 5811186 A JP5811186 A JP 5811186A JP S62122113 A JPS62122113 A JP S62122113A
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JP
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winding
transformer
electromagnetic induction
windings
tap
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JP5811186A
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Inventor
Kentarou Yanouchi
健太郎 谷ノ内
Katsuji Sokai
祖開 克二
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、変圧器を備え送配電電力系統等に利用され
る電磁誘導機器に関し、特に分路リアクトルを設置する
必要のない電磁誘導機器に関するものである。
[従来の技術] 第20図は、従来より送配電電力系統において利用され
ている、変圧器を備えた電磁誘導機器を使用した変電所
の単線結線状態を示す回路図てあり、第21図は第20
図の回路を三相にして用いた場合の具体的構成を示す斜
視図である。
図において、(1)は−次巻線(la)及び二次巻線(
lb)と、これら−次巻線(la)及び二次巻線(1b
)に電磁結きされた三次巻線〈1c)とを有する変圧器
で4らる。(2)は−次巻線(1a)に接続された一次
側開閉装置、(3)は−次側開閉装置(2)に一端が接
続され他端が外部回路(図示せず)に接続された一次側
送配電線、(4)は−次側送配電線(3)とアースとの
間に形成される静電容量である。(5〉は二次巻線(l
b)に接続された二次側開閉装置、(6)は二次側開閉
装置(5)に一端が接続され他端が外部回路(図示せず
)に接続された二次側送配電線、(7)は二次側送配電
線(6)とアースとの間に形成される静電容量である。
(8)は三次巻線(1c)に接続された三次側開閉装置
、(9)は三次側開閉装置(8)に一端が接続され他端
がアースされるか、星形又は三角形に三相接続された分
路リアクトルである。
(10)、(11)は各開閉装置(2L(5)、(8)
が閉成されているときに、分路リアクトル(9)から各
静電容量(4)、〈7)のそれぞれに供給される。「進
み」無効電力の流れである。
次に、上記従来の電磁誘導機器を備えた変電所の動作に
ついて説明する。
通常は、開閉装置(2)、(5)、(8)が閉成されて
いるので、「進み」の無効電力は、矢印(10)、(1
1)のように分路リアクトル(9)から変圧器(1)を
介して、−次側送配電線(3)の静電容量(4)、二次
側送配電線(6)の静電容量(7)にそれぞれ供給され
る。
変圧器(1)及び分路リアク1〜ル(9)が電力系統上
不要となった場合や事故の場きには、開閉装置(2)、
(5)、(8)は開放され、変圧器(1)及び分路リア
クトル(9)は電力系統から分離される。
又、第22図は池の従来例の単線結線状態を示す回路図
、第23図は第22図の回路を三相にして用いた場合の
具体的構成を示す斜視図てあり、符号(2)〜(7)は
第20図及び第21図に示したものと同様である。
(20)は−次巻線(20a)及び二次巻線(20b)
を有する変圧器、(12)は−次側送配電線(3)に接
続された一次側の開閉装置、(13)は開閉装置(12
)に一端が接続され他端がアースされるか、星形又は三
角形の三相接続された一次側の分路リアクトルである。
(14)は二次側送配電線く6)に接続された二次側の
開閉装置、(15)は開閉装置(14)に一端が接続さ
れ他端がアースされるか、星形又は三角形の三相接続さ
れた二次側の分路リアクトルである。
(16)、(17)は各開閉装置(12)、(14)が
閉成されているとき、各分路リアクトル(13)、(1
5)から開閉装置(12)、(14)を介して各静電容
Ji(4)、(7)に供給される 「進み」無効電力の
流れである。
次に、動作について説明すると、通常は、開閉装置(2
)、(5)、(12)、(14)が閉成されているので
、「進み」の無効電力は、矢印(16)、(1))のよ
うに、分路リアクトル(13)、(15)から各送配電
線(3)、(6)を介して、各静電容1(4)、(7)
に供給される。又、変圧器(20)及び各分路リアクト
ル(13)、(15)が、電力系統の運用上不要となっ
た場合や事故の場きには、開閉装置(2)、(5)、(
12)、(14)は開放され、変圧器(20)及び分路
リアクトル〈13〉、(15)は電力系統から分離され
る。
一般に、送配電線(3〉、く6)が長距離の架空線の場
き、又は短距離であってもケーブルで構成される場合は
、上述のように送配電線(3)、(6)は大きな静電容
量(4)、く7)を有し、この静電容量(4)、(7)
は「進み」の無効電力を消費する。この無効電力を遠隔
地の発電所(図示せず)から供給することは、送配電系
統に大きな電力損失を発生させ且つ送配電系統の安定度
を損なうことになる。
従って、第20図〜第23図のような調和設備即ち分路
リアクトル(9)又は(13)、(15)を設けること
によって、送配電線(3)、(6)が必要とする「進み
」の無効電力を送配電線(3)、(6)近傍の変電所か
ら供給するようになっている。
尚、第22図に示した2巻線を有する変圧”w (20
)の等価回路は第24図のように表わされ、又、第26
図は変圧器(20)の水平部分断面口である。これらの
図において、(21)は変圧器(20)の−次側端子、
(22)は変圧器(20)の二次側端子、(23)は−
次巻線(20a)と二次巻線(20b)との間の磁気空
間、(24)は−次巻線(20a)及び二次巻線(20
b)により空間(23)に発生ずる漏洩磁束、Xは漏洩
磁束(24)によって生しられる変圧器(20)の漏洩
リアクタンス、rは変圧器り20)の巻線抵抗、Zmは
変圧器(20)の励磁インピーダンスである。
通常、次の0式及び0式、 X〕・ンr        ・・・ ■l  X  l
  <<  l   Zml            
  −−−■が成立することから、巻線抵抗rは十分小
さいものとして無視でき、励磁インピーダンスZI11
は無限に大きいとみなせるので、第24図の等価回路は
第25図のように簡略化される。従って、分路リアクト
ル(送配電系統に並列に接続されたりアクタンス)は存
在しないことになる。こうして、変圧器(20)の等価
回路が第25図のように漏洩リアクタンスXのみで氏わ
されるため、各離子(21)、(22)に送配電線(3
)、(6)がそれぞれ接続されると、「リアクタンスが
Xであるようなリアクトル」が送配電系統に直列に接続
されたことに相当する。
同様に、第20図に示した3巻線の変圧器(1)の等価
回路は第27図のように表わされ、X12ニ一次巻線(
1a)と二次巻線(1b)との間の磁気空間を流れる漏
洩磁束によって生じられる漏洩リアクタンス xl、ニー次巻線(1a)と三次巻線(1c)との間の
磁気空間を流れる漏洩磁束によって生しられる漏洩リア
クタンス X2.:二次巻線(1b)と三次巻線(1c)との間の
磁気空間を流れる漏洩磁束によって生じられる漏洩リア
クタンス 但し、X I 2 = X I+ X 2X l 2 
= X l←X。
X  2 s =  X  2−ト X 。
が存在する。
第27図において、(25)は変圧器(1)の−次側端
子、(26)は変圧器(1)の二次側端子、(27)は
変圧器(1)の三次側端子であり、−次側端子(25)
、二次側端子(26)、三次側端子(27)に、それぞ
れ−次側送配電線(3)、二次側送配電線(6)、三次
側送配電線を接続すると、「リアクタンスの大きさがそ
れぞれXl、X2、χ、であるようなリアクトル」を送
配電系統に直列に接続したことに相当する。
従って、第25図と同様に、変圧器(1)のみでは送配
電系統に並列に接続されたリアクタンスは存在せず、別
に分路リアクトル(9)を設ける必要がある。
し発明が解決しようとする問題点コ 従来の変電所における電磁誘導機器は以上のように、各
送配電線(3)、(6)とアースとの間の静電容ff1
(4)、(7)で消費される「進み」無効電力を補償す
るための真相設備として、分路リアクトル〈9)又は(
13)、(15)を設置しているので、(i)第21図
、第23図に示すように分路リアクトル(9)又は(1
3)、(15)のための広い据え付はスペースを必要と
するうえ、分路リアクトル(9)又は(13)、(15
)用の基礎消防大設備などの付帯設備に要する費用も膨
大なものになる。
にi)分路リアクトル(9)又は(13)、(15)が
調相設備として作用する場きは、分路リアクトル(9)
又は(13)、(15)に電流が流れるが、この電流に
よって分路リアクトル(9)又は(13)、(15)の
巻線及び電磁シールド等で発生する電力損失も無視でき
ない。
(iii)第20図のように三次巻線(1c)に分路リ
アクトル(9)を接続すると、分路リアクトル(9)の
みならず、三次巻線(IC)にも電力損失が発生し、又
、第22図のように高電圧の送配電線(3)、(6)に
分路リアクトル(13)、(15)を直接接続すると、
分路リアクトル(13)、(15)も高電圧仕様となっ
て、大形で高価なものとなる上、その据え付はスペース
及び電力損失も大きくなる。
という多くの問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を全て解決するために
なされたもので、分路リアクトルを設置しなくても「進
み」無効電力の供給作用を有する構成とし、スペースを
縮小すると共に電力損失を低減した電磁誘導機器を得る
ことを目的とする9又、この発明の別の発明は、「進み
」無効電力の供給作用を行う等価的な分路リアクトルの
容量を可変にすることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る電磁誘導機器は、少なくとも2つの巻線
に電磁結合された短絡巻線を設けたものである。
又、この発明の別の発明に係る電磁誘導機器は、一方が
タップ巻線である少なくとも2つの巻線に電磁結合され
且つタップ巻線の一端とタップとの゛  間に接続され
たリアクトル巻線を設けたものである。
[作用] この発明においては、2つの巻線が通常の変圧器として
作用する一方、これら2つの巻線と短絡巻線との間の磁
気空間に漏洩磁束が発生し、この漏洩磁束が等価的に分
路リアクトルとして作用し、各送配電線及び静電容量に
「進み」無効電力を供給する。
又、この発明の別の発明のおいては、タップからリアク
トル巻線に、リアクトル巻線の開放暗電圧より低いタッ
プ電圧を強制的に印加して、リアクトル巻線とタップ巻
線との間に所望量の漏洩磁束を発生させる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図はこの発明の実施例を例えば3つの巻線を有する変圧
器で示す単線結線状態の回路図、第2図は第1図の具体
的構成を示す斜視図、第3図は第2図の水平部分断面図
、第4図は第1[2Iの変圧器を変電所に用いた例を単
線結線状態で示す回路図、第5(2Iは第4図の回路を
三相にして用いた場合の具体的構成を示す斜視図である
。第11〜第5図において、(1a)〜(1c)、(2
)〜(7)、(10〉及び(11)は前述の従来例と同
様のものであり、(1^)は変圧器(1)に相当してい
る。
(1d)は変圧器(1八)の鉄心、(S)は三次巻線(
1c)の両端を短絡する短絡線てあり、短絡線(S)に
より三次巻線(1c)は短絡巻線となっている。り18
)は三次巻線(1c)の短絡電流により、三次巻線(l
c)と−次巻線(1a)又は二次巻線(1b〉との間に
生じる漏洩磁束であり、図示しないが一次巻線(1a)
と二次巻線(1b)との間にも発生している。(19)
は漏洩磁束(18)が通る磁気空間であり、ここでは二
次巻線(1b)と三次巻線〈1c)との間のみに示され
ている。
以下、この発明の実施例の動作について説明する。第1
図、第2図のように、三次巻線(IC)の両端は短絡線
(S)により短絡されているので、三次巻線(1c)の
ループには短絡電流が流れる。この理路電流により、第
3図のように巻線間の磁気空間(19)に漏洩磁束(1
8)が発生する。
この漏洩磁束(18)は、第20図乃至第23図に示し
た従来技術における分路リアクトル(9)又は(13)
、(15)と同等の作用を行い、第4図のように一次側
及び二次側送配電線(3)、(6)の静電容量(4)、
(7)に「進み」の無効電力(10)、(11)を供給
する。
以下、第3図の漏洩磁束(18)と、従来技術における
分路リアクトル(9)又は(13)、(15)との等個
性について説明する。
第24図乃至第27図で説明したように、漏洩磁束(2
4)は従来構成の2巻線変圧器(20)又は3巻線変圧
器(1)においても発生するが、その漏洩リアクタンス
は、第25図及び第27図の等価回路に示すように、回
路に直列に接続された直列リアクタンスとして作用する
一方、三次巻線(1c)を短絡した変圧器(1八)の等
価回路は第6図のように表わされ、(25)〜(27)
及びXl〜X、は第27図と同様のものである。三次巻
線(1c)をアースに短絡することにより、三次側のり
アクタンスX、は、回路に並列に接続された並列リアク
タンスとして作用する。即ち、−次側端子(25)、二
次側端子(26)にそれぞれ−次側送配電線(3)、二
次側送配電線(6)を接続すると、「リアクタンスの大
きさがX、であるような分路リアクトル」を送配電系統
に並列に接続したことに相当する。このことは、第3図
の磁気空間(19)が、物理的に従来技術における分路
リアクトルの磁気空間として作用していることに他なら
ない。
′ 又、2巻線の変圧器の場合は、−次巻線(1a)及
び二次巻線(1b)に電磁結合された三次巻線(1c)
を更に設ければ、上記3巻線の変圧器く1^)の構成と
同一となり、やはり分路リアクトルと同様に作°用させ
ることができる。
こうして、この発明による三次巻線(1c)の両端が短
絡された3巻線変圧器(1^)は、変圧器本来の電圧変
換作用を損なうことなく、リアクタンスの大きさがX、
の分路リアクトルとしても作用し、送配電線(3L(6
)の静電容量(4)、(7)に「進み」の無効電力を供
給することができる。しかも、三次巻線(1c)の電圧
は、−吹送配電線(3)、二次送配電線(6)の電圧と
は無関係に、自由に選択することができるので、三次巻
線(1c)の電圧を十分低くすれば変圧器(1八)を特
に大きくする必要はない。
尚、第2図の実施例では、変圧器(IA>を外鉄形変圧
器で構成したが、第7図のように内鉄形変圧器で構成し
てもよい。
又、第3図では、漏洩磁束(18)の通過する磁気空間
(19)として空心構造を採用したが、第8図のように
キャップ鉄心(28)を介在させ、ギャップ鉄心構造と
してもよい。
又、上記実施例では、3巻線の変圧器(1^)を例に説
明したが、図示しない4巻線以」二の変圧器に適用して
も、三次巻線を短絡すれば、上述と同様の作用効果を有
する電磁誘導機器が実現できる。
更に、上記実施例では、三次巻線(1c)を常時短絡し
ておく場合について述べたが、第9図乃至第12図のよ
うに、三次巻線〈1c)の端子を変圧器(1八)の外部
に引き出し、三次巻線(1c)の一端とアースとの間、
又は三相結線された三次巻線の線間に開閉装置(29)
を接続してもよい。この場合、開閉装置<29)が「閉
」の状@(第12図)では三次巻線(1c)が短絡され
て分路リアクトル作用が生し、「開」の状征(第11図
)では分路リアクトル作用は消滅するので、[進み」の
無効電力の供給を必要に応じてオン・オフ制御すること
ができる。
例えば、第11図のように開閉装置(29)を開放した
状態で、−次巻線(1a)に発電所(図示せず)の電源
(V o )を接続して、変圧器(1八)を励磁すると
、鉄心(1d)中に磁束(18A>が発生し、−次巻線
(1a)、二次巻線(1b)及び三次巻線(1c)に共
通に鎖交する。
この磁束(18A)の電磁誘導作用により、−次巻線(
1a)、二次巻線(1b)及び三次巻線(1c)には各
々の巻数に比例した電圧が発生する。即ち、第11図の
状態においては、二次巻線(1b〉の出力端子は、外部
回路(図示せず)に接続されることにより通常の変圧器
の出力端子として作用する。又、三次巻線(1c)は開
放状態のため、単に電圧を発生しているのみである。従
って、三次巻線(IC)には電流は流れず、三次巻線(
1c)は外部に電力を供給していないことになる。
次に、第12図のように開閉装置(29)を閉成して三
次巻線(1c)を短絡すると、三次巻線(1c)の電圧
は強制的に零となるため、第11図中の磁束(18A)
は三次巻線(Xc)と二次巻線及び−次巻線との罰の磁
気空間(19)に漏洩磁束(18)として流れる。この
状態は第3図の場合と同様である。このとき、磁気空間
(19)には磁気エネルギQが発生し、その値は、電源
(■。)の周波数を「、磁気空間(19)の磁束密度を
B、磁気空間(19)の体積を■とすれば、QCX:r
B2V で表わされる。同時に、三次巻線(1c)には、磁気空
間(19)に磁束密度Bの磁界を発生させるのと等しい
短絡電流i、が流れる。又、−次巻線(1m)及び二次
巻線(2b)には、変圧器作用により、I+N I+ 
I2N 2= I、N )但し、N1.−次善線(1a
)の巻数 N2.二次巻線(lb)の巻数 Nコニ三次巻線(1c)の巻数 を満足する電流11.I2が流れ、外部に対し磁気エネ
ルギQを供給するという分路リアクトル作用を行う。
次に、この発明の別の発明の実施例について述べる。第
13図はこの発明の別の発明の一実施例を示す回路図、
第14図は第13図の具体的構成を示す斜視図、第15
図及び第16図は第14図中の三次巻線がそれぞれ開放
及びタップ接続された状態を示す水平部分断面図である
。図において、(Ia)〜(1d)(18A)及び(1
9)は前述と同様のものであり、(IB)は変圧器(1
^)に対応している。
(30)は二次巻線(2b)に設けられた複数のタップ
であり、これにより二次巻線(1b)はタップ巻線とな
っている。又、三次巻線(1c)は、一端が接続点Pで
二次巻線(1b)の一端に接続され且つ他端が複数のタ
ップ(30)の1つに接続されることにより、リアクト
ル巻線となっている。
次に、この発明の別の発明の実施例の動作について説明
する。まず、第15図のように、リアクトル巻線として
の三次巻線(1c)が開放されている状態で一次巻線(
1a〉に−次側送配電線即ち発電所等の電源(V o)
に接続したとすると、鉄心(1d)中に大きさφ。の磁
束(18A >が発生し、−次巻線(1a)、二次巻線
(1b)及び三次巻線(1c)に共通に鎖交する。
この状態は第11図の場合と同様である。
このとき、−次巻線(1a)には、電源(V、)と等し
い電圧が発生し、又、二次巻線(1b)及び三次巻線(
1c)には、各巻線(la)〜(le)の巻’I& N
 l 〜N :lに従った電圧が発生する。これら各巻
線(1a)〜(1c)に発生する電圧をそれぞれV、。
〜■3゜とすると、■、。−にφ。N、=V0    
・・・ ■V 20 = Kφ、N2      、、
、  ■■コo=にφONコ・・・■ 但し、■(:定数 で表わされる。従って、二次巻線(1b〉を二次側送配
電線即ち外部回路に接続することにより、二次巻線(1
b)は通常の変圧器として使用することができる。又、
三次巻線(1c)は、開放状態であるため、単に電圧V
、。を発生しているのみであり、リアクトル作用は全く
行なわない。
次に、第16図のように、三次巻線(1c)の一端を二
次巻線(11) )の一端に接続し且つ三次巻線〈1c
)の他端をタップク30)に接続し、三次巻線(1c)
に0式及び0式で求まる開放時の電圧■3oより低いタ
ップ電圧v3を強制的に印加する。このタップ電圧■。
印加後の、三次巻線(1c)に鎖交する磁束(18B>
の大きさφは、0式の■、。及びφ。のそれぞれに■。
及びφを代入した式、 V、=にφN。
を満足する値となる。従って、 φ =V3/KN  3              
        ・・・    ■となる。
一方、開放時の磁束(18A>の大きさφ。は、0式φ
 。 = V  30 /  K  N  コ    
               ・・・   ■である
。0式及び0式より、タップ接続時の磁束(18B>の
値φは、開放時の磁束(18A )の値φ。に対して、 φ=φ。V s / V 20        ・・・
 ■で表わされる。
又、各電圧■3及び■、。の関係は、 V 3 < V 20 であるから、0式より各磁束値φ及びφ。の関係は、φ
〈CI)。
となる。従って、磁気空間(19)に流れる漏洩磁束(
18C)の大きさΔφは、 Δφ=φG−φ で表わされる。
このように、第16図に示したタップ接続時には、大き
さΔφの漏洩磁束(18C)が磁気空間(19)に流れ
ることにより、所定の磁気エネルギが発生して分路リア
クトル作用が行なわれる。
又、ここで、三次巻線(IC)の他端が接続される二次
巻線(1b)のタップ(30)を変更して0式内のタツ
プーヒ圧V3を変化させることにより、三次巻線(IC
)に鎖交する磁束(18B)の値φがタンプ電圧■3に
比例して変化することがわかる。このとき、同時に、磁
気空間(19)に流れる漏洩磁束(18C)の値Δφが
変化するため、磁気空間<19)の磁気エネルギの大き
さが変化し、分路リアクトルの容量が変化することにな
る。特に、タップ電圧■、を零にした状態は、第12図
に示した場合と同様であり、開放時の磁束(18A)の
値φ。は、タップ接続時に全て磁気空間(19)に流れ
、分路リアクトルの容量は最大となる。
尚、上記実施例においては3巻線変圧器を例にとって説
明したが、4巻線以上の変圧器であっても、そのうちの
1つの巻線をリアクトル巻線として使用し且つ他の1つ
の巻線をタップ巻線として使用すれば、3巻線変圧器の
場合と全く同様に可変容量の分路リアクトルを備えた電
磁誘導機器を実現できることは言うまでもない。
又、三次巻線(1c)の他端を適宜のタップ(30)に
接続するようにしたが、第17図の回路図に示すように
、三次巻線(IC)の他端とタップ(30)との間に、
口前時にタップ(30)を切換えるための切換器(31
)を設置してもよい。この場合には、タップ(30)の
L7J換即ち分路リアクトルの容量の変更を活線状態で
行うことができる。このように、複数のタップ(3o)
における各タップ電圧v3を三次巻線(IC)に適宜切
換えて印加すれば、等価的な分路リアクトルの容量を段
階的にオン・オフすることができるため、送配電電力系
統に瞬時電圧変動を惹起することがない。
又、第16図のように、漏洩磁束(18C)が通過する
磁気空間(19)が空心構造の場合を示したが、第18
図のようにギャップ鉄心り28)を介在させたギャップ
鉄心構造であってもよい。
更に、電磁誘導機器としての変圧器(IB)が外鉄形変
圧器の場合を示したが、第19[2Iに示すような内鉄
形変圧器であってもよい。
[発明の効果コ リ、上のようにこの発明によれば、少なくとも2つの巻
線に電磁結合された短絡巻線を設けたので、送配電線が
必要とする 「進み」無効電力を供給するだめの分路リ
アクトル作用を兼ね備えた変圧器が実現でき、分路リア
クトルのための設備が不要となり、変電所の建設コス1
〜及び電力損失の低減が可能な電磁誘導機器が得られる
効果がある。
又、この発明の別の発明においては、一方がタンプ巻線
である少なくとも2つの巻線に電磁結きされ且−)タッ
プ巻線の一端とタップとの間に接続されたリアクトル巻
線を設け、リアクトル巻線が開放時及びタップ接続時の
各磁束の差磁束を磁気空間に発生ずるようにしたので、
等価的な分路リアクトルの容量を可変とした電磁誘導機
器が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路図、第21’l
flは第1図の具体的構成を示す斜視図、第3(2Iは
第2図の水平部分断面図、第4図は第1図の変圧器を変
電所の電磁誘導fi器として用いた例を単線結線状態で
示す回路図、第5図は第4図の回路を三相にして用いた
場合の具体的構成を示す斜視図、第6図は第1図の等価
回路図、第7図は内鉄形変圧器で構成したこの発明の他
の実施例の具体的構成を示す斜視図、第8図は磁気空間
をギャップ鉄心で構成したこの発明の他の実施例を示す
水平部分断面図、第9図は短絡巻線に開閉装置を付加し
たこの発明の他の実施例を用いた変電所の量線結線状態
を示す回路図、第10図は第9図の回路を三相にして用
いた場合の具体的構成を示す斜視図、第11図及び第1
2図はこの発明の他の実施例における開閉装置がそれぞ
れ開放及び閉成された状態を示す水平部分断面図、第1
3[]は二次巻線をタップ巻線としたこの発明の別の発
明の一実施例を示す回路図、第14図は第13図の具体
的構成を示す斜視図、第15図及び第16図は第14図
中の三次巻線がそれぞれ開放及びタップ接続された状態
を示す水平部分断面図、第17図はタップに切換器を付
加したこの発明の別の発明の他の実施例を示す回路図、
第18図は磁気空間をギャップ鉄心で構成したこの発明
の別の発明の他の実施例を示す水平部分断面図、第19
図は内鉄形変圧器で構成したこの発明の別の発明の他の
実施例を示す水平部分断面図、第20図は従来の変電所
の単線結線状層を示す回路図、第21図は第20図の回
路を三相にして用いて場合の具体的構成を示す斜視図、
第22図は従来の変電所の他の例を単線結線状態で示す
回路図、第23I2Iは第2Z図の回路を三相にして用
いた場合の具体的構成を示す斜視図、第24図は第22
図の等価回路図、第25図は第24図の等価回路図、第
26図は第22図内変圧器の水平部分断面図、第27図
は第20図の変圧器の等価回路図である。 (1^)、(1[1)・・・変圧器  (1a)・・・
−次巻線(1b)・・・二次巻線    (1c)・・
・三次巻線(S)・・短絡線     (4)・・・−
次側TP電容皿(7)・・・二次側静電容量 (10)、(11)・・・「進み」無効電力(18) 
、(18C)・・・漏洩磁束 (19)・・・磁気空間
(28)・・・ギャップ鉄心  (29)・・・開閉装
置(30)・・・タップ     (31)・・・切換
器向、図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 ボ1図 尾2図 18:漏衾槁束 ]9:槁気T問 第7図 第9図 29:閉?ipH装置 30 、 夕・lア 不14図 不16図 壓17図、1B 尾18図 不20図 第22図 第24図 第25図 悠26図

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外部回路に接続される少なくとも2つの巻線及び
    これら巻線に電磁結合された短絡巻線を有する変圧器を
    備えたことを特徴とする電磁誘導機器。
  2. (2)変圧器が、3巻線変圧器であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の電磁誘導機器。
  3. (3)2つの巻線が一次巻線及び二次巻線であり、短絡
    巻線が三次巻線であることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の電磁誘導機器。
  4. (4)変圧器が、4巻線以上の変圧器であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の電磁誘導機器。
  5. (5)変圧器が、外鉄形変圧器であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の電
    磁誘導機器。
  6. (6)変圧器が、内鉄形変圧器であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第4項のいずれかに記載の電
    磁誘導機器。
  7. (7)短絡巻線と少なくとも2つの巻線の各々との間に
    介在する磁気空間が、空心構造であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載の電
    磁誘導機器、
  8. (8)短絡巻線と少なくとも2つの巻線の各々との間に
    介在する磁気空間が、ギャップ鉄心構造であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに
    記載の電磁誘導機器。
  9. (9)短絡巻線の一端に開閉装置を接続したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項乃至第8項のいずれかに記
    載の電磁誘導機器。
  10. (10)外部回路に接続される少なくとも2つの巻線及
    びこれら巻線に電磁結合されたリアクトル巻線を有する
    変圧器を備え、前記少なくとも2つの巻線のうちの一方
    の巻線にタップを設けてこの巻線をタップ巻線とし、前
    記リアクトル巻線の一端を前記タップ巻線の一端に接続
    すると共に、前記リアクトル巻線の他端を前記タップに
    接続したことを特徴とする電磁誘導機器。
  11. (11)変圧器が、3巻線変圧器であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第10項記載の電磁誘導機器。
  12. (12)2つの巻線が一次巻線及び二次巻線であり、タ
    ップ巻線が二次巻線であり、リアクトル巻線が三次巻線
    であることを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の
    電磁誘導機器。
  13. (13)変圧器が、4巻線以上の変圧器であることを特
    徴とする特許請求の範囲第10項記載の電磁誘導機器。
  14. (14)変圧器が、外鉄形変圧器であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第10項乃至第13項のいずれかに記
    載の電磁誘導機器。
  15. (15)変圧器が、内鉄形変圧器であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第10項乃至第13項のいずれかに記
    載の電磁誘導機器。
  16. (16)リアクトル巻線と少なくとも2つの巻線の各々
    との間に介在する磁気空間が、空心構造であることを特
    徴とする特許請求の範囲第10項乃至第15項のいずれ
    かに記載の電磁誘導機器。
  17. (17)リアクトル巻線と少なくとも2つの巻線の各々
    との間に介在する磁気空間が、ギャップ鉄心構造である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第10項乃至第15項
    のいずれかに記載の電磁誘導機器。
  18. (18)タップ巻線に、タップが複数個設けられている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第10項乃至第17項
    のいずれかに記載の電磁誘導機器。
  19. (19)リアクトル巻線の他端とタップとの間に、負荷
    時にタップを切換えるための切換器を接続したことを特
    徴とする特許請求の範囲第18項記載の電磁誘導機器。
JP5811186A 1985-08-19 1986-03-18 電磁誘導機器 Pending JPS62122113A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010212721A (ja) * 1998-03-27 2010-09-24 Metglas Inc 略矩形のコイルを有する非晶質金属製の変圧器

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JP2010212721A (ja) * 1998-03-27 2010-09-24 Metglas Inc 略矩形のコイルを有する非晶質金属製の変圧器

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