JPS62121770A - 電気絶縁用樹脂組成物 - Google Patents

電気絶縁用樹脂組成物

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JPS62121770A
JPS62121770A JP27422386A JP27422386A JPS62121770A JP S62121770 A JPS62121770 A JP S62121770A JP 27422386 A JP27422386 A JP 27422386A JP 27422386 A JP27422386 A JP 27422386A JP S62121770 A JPS62121770 A JP S62121770A
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acid
resin
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ester
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JP27422386A
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ダニエル・ジェイ・ランゲ
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Elantas PDG Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なる構造を宥し、優れた特性を有する樹
脂を含有してなる樹脂組成物に関するものである。さら
に詳しくは、グリシンと芳香族三塩基酸無水物もしくは
四m基酸無水物から得られる。それぞれ次式(I)又は
(H):c式中、■はいずれも芳香族残基を表わし;R
1およびR2は水素原子、フェニル基又は炭素数1〜4
のアルキル基を表わす、1 で示されるイミドジカルボン酸もしくはそのエステルを
酸成分の全部又は1部とし、イソシアヌル酸ポリオール
をアルコール成分の全部又は1部として反応させて得ら
れるポリエステル樹脂、ポリ(エステル−アミド)樹脂
、ポリ(エステル−イミド)樹脂、ポリ(エステル−7
ミドーイミド)樹脂等の樹脂を含有する樹脂組成物、特
に電気絶縁用樹脂組成物に関するものである。
本発明は1表面コーティング用、積層用、フィルム用、
接着剤用等として機械的、化学的、電気的あるいは熱的
に卓越した性質を示し、特に電気導体の絶縁、例えば、
マグネットワイヤーの′絶縁あるいは電気器械のスロッ
トの絶縁に好適に用いることのできる樹脂を含有する樹
脂組成物を提供することを目的とするものである。
電気絶縁材料として好適に使用される合成樹脂、とくに
電動機のスロットの絶縁あるいは電気装置の中でマグネ
ットワイヤーとして用いられる導体の絶縁の用途に満足
に供せられる材料は、極端な、機械的、化学的、電気的
あるいは熱的な応力に酎えることが要求される。電気機
器においてコイル状に巻かれて使用されるワイヤーは通
常は自動あるいは半自動巻線機によって巻きつけがなさ
れており、0線作業中にはエナメル線に対して曲げ、ね
じり、伸びあるいは圧縮の力が加わる。
またコイルの巻きつけが終了した後には、コイルの上か
らワニス溶液が塗装される。ワニス溶液にはケトン、ア
ルコール、脂肪族あるいは芳香族の炭化水素、ないしは
ハロゲン化炭化水素等が含まれており、マグネットワイ
ヤーの絶縁物はこれら溶媒に対して侵されないものでな
ければならない、また電気機器を必要以上に大きくしな
いためにコイルはできる限り堅密に巻くことが肝要でる
。したがって、線間は密接に接近しており、また線間に
は高電圧がかかっているために電線エナメルに使用され
る樹脂は高い絶縁耐力をもち線間で短絡がおこることを
防止しなければならない。
その上コイルを有する電気機器は運転中においてしばし
ば高温度に達するためエナメルは機械的な応力あるいは
振動に加えてこのような高い温度にも酎え、エナメル塗
膜が軟化したり、亀裂が発生したりあるいは剥離したり
しないものでなければならない。
今日まで、二塩基酸例えばフタル酸からいろいろな種類
の樹脂がつくられてきた0例をあげるならば、フクル酸
、グリコール及びポリオール等からポリエステルがつく
られた。またフタル酸。
グリコール、あるいはポリオールをトリメリット酸、ピ
ロメリット酸等のポリカルボン酸やポリアミンと組合せ
ることによってポリ(エステル−イミド)、ポリ(エス
テル−アミド)、ポリ (エステル−アミド−イミド)
等もつくられてきた。
本発明者は、イソシヌル酸ポリオールとIDAもしくは
そのエステルを反応成分の全部又は1部として反応させ
て得られる樹脂を含有する組成物が、上記目的を達成し
うる優れた性質を有していることを見出して、本発明を
完成するに到った。
本発明の組成物に含有される樹脂は、具体的には、(1
)全部あるいは1部をIOAもしくはIDA−エステル
で置キかえたポリカルボン酸又はそのエステル等および
全部あるいは1部をイソシアヌル酸ポリオールで置きか
えたポリオールから製造される樹脂であり; (2)硬化剤あるいは架橋剤5例をあげるならばKon
durタイプ(Mobay Chew、 Ca、)のブ
ロックされたインシアネートを含むポリイソシアネート
トリアジン樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂な
ど、で硬化あるいは架橋することのできる樹脂であり; (3)また例えば、長、中あるいは短油長の脂肋融及び
/又は脂肪油を用い、IOAもしくはl0A−エステル
及びイソシアヌル酸ポリオールから製造される樹脂であ
る。
すなわち1本発明のit物に含有される樹脂は以下のと
おりであるが、該樹脂はこれらに限定されるものではな
い。
(1)IOAもしくはl0A−エステル及びインシアヌ
ル酸ポリオールを反応させて得られる樹脂、 (2)(1)の硬化物、 (3)IOAもしくはl0A−エステル及びインシアヌ
ル酸ポリオールを反応させて得られる樹脂であり、該樹
脂は公知の硬化剤あるいは変性剤で変性され、金属触媒
を含有する場合と含有しない場合がある、 (4)IOAもしくはl0A−エステル、イソシアヌル
酸ポリオールおよび脂肪油から合成される樹脂である。
以下、本発明の組成物に含有される樹脂について説明す
る。
かかる樹脂の合成原料の1つであるrDAもしくはrD
A−エステルは、上記式(1)又は式(II )で示さ
れるが、それらは樹脂を生成させる前に合成するか、あ
るいは又は樹脂合成時にフラスコ中で生成させることが
できる0式(I)で示される該ジカルボン酸は、一般に
、実質的に等モル最の芳香放三1M基酸無水物とグリシ
ンもしくはグリシンのアルキルエステルを反応させるこ
とによって得られる。
芳香族三49基酸無水物としては、例えば次式で示され
るものが挙げられる。すなわち、つ 〕。
〕 又は−C−である。)。
中でも、無水トリメリット酸が最も好ましい。
グリシンのアルキルエステルとしてはグリシンのメチル
、エチル、プロピル、ブチル等の炭素数1〜4のアルキ
ルエステルが挙げられるがメチルエステルが最も好まし
い。
式(II )で示されるIOAもしくはl0A−エステ
ルは四塩基酸無水物から同様にしてつくることができる
四lfl基酸無氷物′には例えばピロメリット酸無水物
、ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3 、3’、
4 、4’−ベンゾフェノンテトラカルポン酸二無水物
、 3 、3°、4,4°−ジフェニルスルホンテトラ
カルボン酸二無水物等がある。
又、式(II )で示されるIDA−エステルはIDA
を常法によりエステル化することにより製造することが
できる。
樹脂を合成するに好ましいジカルボン酸は主としてID
Aであり、より好ましくは無水トリメリット酸から誘導
されるIOAである。
イミドジカルボン酸を調製するにあたっては広範な種類
のアミノ酸が使用されることは公知である。これらの中
には脂肪族アミノ酸、脂環族アミノ酸、芳香族アミノ酸
等が含まれる0例をあげると、次の一般式 %式% 10で表されるアミン酸1例えばアミノ吉草酸、アミノ
カプロン酸、β−7ラニンアミノ安怠香酸(m−及びp
−)、アミノナフトエ酸、4−アミノ−4−カルボキシ
ルジフェニルエーテル、などがある、しかしてアミノ酸
としてグリシンを選択することによってのみ本発明の目
的を達成できることが確認された。グリシンは例えばグ
リシンのアルコールエステルの形で用いることができる
ことは勿論のことである。
rDAのエステルは、フタル厳エステルを用いて樹脂を
合成する場合と同じように樹脂の合成に供せられ1例え
ばアルキルエステルあるいはフェニルエステルが用いら
れる。
本発明は既述したIDAもしくはIDA−エステルを酸
成分として含む他に、ポリオール成分としてインシアヌ
ル酸ポリオールを含むことを必須とするものでる。イン
シアヌル酸ポリオールはインシアヌル酸の誘導体であり
複数個のアルカノール基を有しており、アルカ/−ル基
は直鎖あるいは分岐のいずれでもよく、アルカノール基
は例えlf l −10個のあるいはそれ以上の炭素原
子をもち、好ましくは2〜4個の炭素原子をもち、より
好ましくは2個の炭素原子をもつもので、次の一般式で
表わされる化合物であり。
R′ ここでRはアルカノール基であって、R゛は水素かある
いは置換基であって1例えば炭化水素残基であり1例え
ばアルキル、アルリル、あるいはシクロアルキル等であ
り、例えばメチル、エチル。
プロピル、ブチル等あるいはフェニル、シクロヘキシル
等が含まれ、より好ましくはR゛がRである化合物であ
る。つまりインシアヌル酸トリアルカノールである。
これらインシアヌル酸の誘導体は例えば次のようにして
合成される。
ここでR,R1’、 11rおよびrは好ましくは水素
あるいはアルキル基であり、アルキレンオキシドは例え
ばエチレン、プロピレン、ブチレン、オクチレン等のオ
キシドである。
インシアヌル酸ポリオールとしては、トリス(ヒドロキ
シエチル)イソシアヌレート、ビス(ヒドロキシエチル
)イソシアヌレート、トリス(ヒドロキシメチル)イソ
シアヌレート、トリス(ヒドロキシプロピル)イソシア
ヌレート等があげられる。
本発明の組成物に含有される樹脂を製造するに当っては
、IOAもしくはIDA−エステルは樹脂成分であるジ
カルボン酸の全量ないしは一部と置換して用いることが
できる0例をあげれば、従来ジカルボン酸成分としてフ
タル酸のみを用いてきた樹脂であれば、フタル酸の全量
あるいは1部をl0A−t−置き換えることができる。
かくしてIDAは樹脂組成中のジカルボン酸の0.5〜
100モル%を占めることができ1例えば1〜95モル
%であり、5〜75%、あるいは10〜75%、あるい
は20〜50%などの範囲が含まれる。IOAもしくは
l0A−エステルのより好ましい量は樹脂の組成、目標
とする性能あるいは目標とする用途などの多くの条件に
よって決定される。
本発明のより好ましい実施態様に於てはジカルボン酸は
大部分があるいは完全に、つまり90〜100モル%、
例えば95〜100%、より好ましくは100%が、I
OAもしくはIDA−エステルである。
樹脂は、IDAもしくはIDA−エステル及びインシア
ヌル酸ポリオールを反応させて得られるが広範な種類の
ポリカルボン酸、グリコールあるいはポリオールが使用
される。
かかるポリカルボン酸の例をあげるならば、アルカンジ
カルボン酸1例えば次式で表されるもlOあるいはそれ
以上)例えばマロン厳、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸等が、またこれらアルカンジカルボン酸のフルキレ
ン基が分岐しているかあるいは/及び−個あるいはそれ
以上のカルボキシル基が末端についていない異性体、さ
らには置換されたアルカンジカルボン酸。
例えばクロロコハク酸等、さらに脂環族ジカルボン酸1
例えばシクロヘキサンジカルボン酸等、あるいは芳香族
酸、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ジ
フェニル酸、ヘミメリット酸、トリメリット酸、1.8
−ナフタレン酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンジカ
ルボン酸、ジクロロフタル酸等、または不飽和酸、例え
ばフマル酸、マレイン酸、ムコン酸、シトラコン酸、メ
サコン酸、グルタコン酸(シス及びトランス)、アコニ
ット酸(シス及びトランス)、ブロモマレイン酸等、さ
らにはオキシ酸1例えばリンゴ酸。
クエン酸等、さらには二量化した脂肪酸、例えばジカル
ボン酸、さらにはトリス(2−カルボキシエチル)イソ
シアヌレート、さらにはマレイン酸と不飽和、及び/あ
るいは共役炭化水素、例えばジイソブチレン、ブタジェ
ン、ロジン、アビエチン酸、テルボレン、シクロペンタ
ジェン、リルン酸等との付加物、さらにはジグリコリン
酸。
エチレンビス(ジグリコリン酸)等があげられる。
好ましいポリカルボン酸は2〜10個の炭素原子をもつ
ジカルボン酸であり、例えばコハク酸、酸、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸等々がある。とくに好まし
いポリカルボン酸としては、炭素原子数6〜10の芳香
族ジカルボン酸で2個のカルボキシル基が直接芳香環に
結合してしするものであって、例えばフタル酸があり、
最も好ましいのはイソフタル酸とテレフタル酸である。
樹脂の合成にインシアヌル酸ポリオールと併用し得るポ
リオール成分は広範囲にわたる、一般的に言えば通常ポ
リエステル樹脂の合成に用1.%られるポリオールが使
用される。たとえば、弐〇〇 (A)nO)I (n=
 l 〜I Oあるいはそれ以上であり、Aはアルキレ
ン基、例えばエチレン基、プロピレン基、ブチレン基等
である)で示されるアルキレングリコールが使用できる
。かかるグリコールの例としてはエチレングリコール、
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、トリプロピレングリコール、トリエ
チレングリコール、ブチレングリコーグリコール、2−
メチル−1,3−ベンタンジオール、1.5−ベンタン
ジオール、ヘキサメチレングリコール、キシリレングリ
コール等がある。
好ましくは1般式HO(CH2)n0H1ここでn=2
〜5、あるいはその異性体であるアルカンジオールが用
いられ、好ましいグリコールはエチレングリコールであ
る。
又、グリコール以外に併用できるポリオールの例として
は、グリセロール、ポリグリセロール、ペンタエリスリ
トール、マンニトール、トリメチロールプロパン、トリ
メチロールエタン、1゜2.6−ヘキサントリオール、
ポリペンタエリスリトール、ポリアルリルアルコール、
ポリメタアルリルアルコール、ビスフェノールとエピク
ロルヒドリンとの縮合物等である。
併用できる好ましいポリオール成分としては、3〜6個
のヒドロキシル基を有し、かつ3〜14個の炭素原子を
有する脂肪族アルコールであってグリセロール、ペンタ
エリスリトール、マンニトール、1,4.6−オクタン
ドリオール、1.3.5−ヘキサントリオール及び1.
5゜10−ドデカントリオール等である。
上述のポリカルボン酸、グリコール及びポリオールとも
に1種以上からなる混合物を用いても本発明は実施され
うる。
本発明によってIDAもしくはIDA−エステルからポ
リエステル樹脂を合成することができるが、その他に本
発明のIOAもしくはl0A−エステルを用いることに
よってポリ(エステル−アミド)樹脂、ポリ(エステル
−イミド)樹脂、ポリ(エステル−7ミドーイミド)樹
脂等々が得られる0例をあげれば、テトラカルボン酸と
ポリアミンを反応させると次式の構造をもつポリマーが
得られ、 このものはさらに高温において反応しポリイミドを形成
する0例えば これらの樹脂の中にIDAもしくはl0A−エステルを
反応させることができる。
同様に、トリカルボン酸がポリアミンと反応すると1例
えば次の例のようにポリ(イミド−アミド)を形成する
R3はポリアミン残基であり、例えば脂肪族、脂環族、
アリール等の基を表し、好ましくはアリール基である。
これら樹脂の中にIDAもしくはIDA−エステルを反
応させることができる。
本発明の実施に有用なテトラカルボン酸二無水物は次式
で表すことができる。
ここでZは4価の芳香族残基あるいはそれらの置換され
た基である。好ましい二無水物は、Zグループが少くと
も6個の炭素原子をもち、かつこれらがベンゾノイド型
の不飽和性を有しており、なおかつ4個の無水物基の各
カルボニル基は4価の芳香族残基の別々の炭素原子に結
合し、なおかつ該カルボニル基は対をなしており各対に
おいて各カルボニル基はZ残基上の隣接した炭素原子上
にあって下のような5員環を形成するものである。
本発明の実施に適する二無水物の例としては、ピロメリ
ット酸二無水物、2,3,6.7−ナフタレンテトラカ
ルボン酸二無水物、3.3’、4゜4°−ジフェニルテ
トラカルボン酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物、l、2゜5.6−ナフタリンテトラカル
ボン酸二無水物、2 、2’、3 、3°−ジフェニル
テトラカルボン酸二無水物、2.2−ビス(3,4−ジ
カルボキシフェニル)プロパンニ無水物、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)スルフォンニ無水物、ペリレ
ン3,4,9.10−テトラカルボン酸二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテルニ無水物、
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルフォンニ無
水物及びエチレンテトラカルボン醜二無水物がある。
トリメリット酸(TMA)あるいはその無水物が好適な
トリカルボン斂であるが、その他に好適に使用されうる
トリカルボン酸あるいは無水物として次のものがある。
閣 ここでQは例えばアルキレン基であり例えばCH30 代表例として次のものが含まれる。すなわち、3.4.
4−ジフェニルメタン−トリカルボン酸無水物、3,4
,4°−ジフェニルエーテル−トリカルボン酸無水物、
3,4,4°−ジフェニルスルフォン−トリカルボン酸
無水物、3,4.4’−ベンゾフェノン−トリカルボン
酸無水物、1,2゜4−ナフタレン−トリカルボン酸無
水物、2゜3.6−ナフタレン−トリカルボン酸無水物
、2.3.5−ピリジン−トリカルボン酸無水物。
あるいはこれら化合物の誘導体。
トリメリット酸あるいは無水物は各種反応成分と予備反
応させ、ついで予備反応生成物を反応させてポリエステ
ル、ポリ(エステル−アミド)、ポリ(エステル−イミ
ド)等を生成させることができる。予備反応生成物は例
えば であり、R3は以下に述べるジアミンNH2−R3−N
H2の残基である。
あるいは であり1例えばこのものは米国特許第 3.182,073号に記載されており、ここでA及び
Bは、−0−、−N−1−5−等であり、R3は以下に
のべるジアミンH2N−R3−NH2のR3残基のいず
れかである。
これらはさらに反応してポリエステル、ポリ(エステル
−アミド)、ポリ(エステル−イミド)等になる。
ポリ(エステル−イミド)、ポリ(エステル−イミド−
アミド)等をつくるに用いられる有機ポリアミンにはH
,N−R3−NH2なる構造を有するアミンが含まれ、
Rsは少なくとも2個の炭素原子を含む二価の残基であ
り、芳香族、脂肪族、脂環族、あるいは芳香族と脂肪族
の組合せかあるいはそれらの置換物であってよい、これ
らジアミンの中で好ましいもののR3は少なくとも6個
の炭素原子をもち、かつベンゾノイド型不飽和性を有す
るものである。かかるジアミンF R5は水素、アルキル基等を表す、あるいはアミノ、側
光ば−N−であり R4は水素、アルキル−N=N−1
あるいはエステル−0C−、あるいは酸素−〇−1ある
いはシリコンないしはシリRδ コン含有基1例えば−5i−、−5i−であって1(a Haは水素、アルキル基等である。あるいはケトン−C
−1あるいはリンないしはリン含有基であって1例えば
−P−、−P−であり、R9は水素あるいはアルキル基
である。あるいは硫黄1例菅 えば−S−、−S−であり、Hmは水素あるいは冒 R鱒 アルキル基である。あるいはスルフォン−8−あ〇〇 観 るいはスルフオキシド−3−等である。
これら芳香族残基は置換されていてもよく1例えば次の
ようなものがある。
ここでAは置換基であって1例えばアルキル、アルコキ
シ、ハロ、ニトロ、等であり、nは整数を表し1例えば
n=0〜4を含む。
本発明を実施するに好適に使用されるジアミンには次の
ものが含まれる。。
4.4°−ジアミン−ジフェニルプロパン、4゜4°−
ジアミノ−ジフェニルメタン、ベンチジン。
3.3゛−ジクロロベンチジン、4.4°−ジアミノ−
ジフェニルスルフィド、3,3°−ジアミノ−ジフェニ
ルスルフォン、4.4’−ジアミノ−ジフェニルスルフ
ォン、4,4°−ジアミノ−ジフェニルエーテル、1.
5−ジアミノ−ナフタレン、m−フェニレン−ジアミン
、p−7エニレンージアミン、3,3°−ジメチル−4
,4′−ビフェニルジアミン、3.3°−ジメトキシベ
ンチジン、ビス(β−アミノ−し一ブチル)トルエン、
ビス(p−β−アミノ−t−ブチル−フェニル)エーテ
ル、ビス(p−β−メチル−δ−アミノ−ペンチル)ベ
ンゼン、ビス−p−(1,1−ジメチル−5−アミノ−
ペンチル)ベンゼン、l−イソプロピル−2,4−m−
フェニレンジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キ
シリレンジアミン、ジ(p−アミノ−シクロヘキシル)
メタン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジア
ミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン
、ドデカメチレンジアミン、ジアミノ−プロピルテトラ
メチレンジアミン、3−メチルへブタメチレンジアミン
、4.4’−ジメチルへブタメチレンジアミン、2.1
1−ジアミノドデカン、1.2−ビス−(3−アミノ−
プロポキシ)エタン、2.2−ジメチルプロピレンジア
ミン、3−メト午シーへ′キサメチレンジアミン、2.
5−ジメチルへキサメチレンジアミン、2.5−ジメチ
ルへブタメチレンジアミン、3−メチル−ヘプタメチレ
ンジアミン、5−メチルノナメチレンジアミン、2゜1
1−ジアミノドデカン、2.17−ジアミツーエイコサ
デカン、1.4−ジアミノシクロヘキサン、1.10−
ジアミノ−1,10−ジメチルデカン、l、12−ジア
ミノ−オクタデカン、  H2N (CH2) s O
(CH2) 2 Nl2 。
H2N (CH2) s S (CH2) s Nl2
 。
H2N (CH2)s N CCH3)(CH2)s 
NH2ピペラジン。
上記ポリアミンの複数個が用いられることもあり1例え
ば2,3.4あるいはそれ以上のポリアミンから樹脂が
製造されることもある。
本発明の組成物は、このようにして得られる樹脂を含有
するものである。以下1本発明の組成物についてさらに
詳しく説明する。
本発明の樹脂組成物は、電線被覆用絶縁ワニスとして好
適である。一般に絶縁ワニスを電線に塗布、焼付けるに
当っては、線速を高くすると焼付炉の最適温度は高くな
る。ここに述べる塗装操作においては多くの場合、樹脂
溶液を6回通して望みの膜厚のワイヤーを得た。塗装作
業は、浸漬法、グループロール等によっても行なうこと
ができる。伝導体に適用する場合、本発明の樹脂組成物
の完全な硬化を保証するために塗装作業時に硬化促進触
媒を樹脂溶液に添加することが望ましいが、満足な結果
は、そのような触媒を用いることなしにも得られる。こ
の目的のために使用できる硬化触媒としてはZn、Pb
、T1.Cd。
Co、Th、Zi、Sn、PdlMn、Sb。
Ge、Ce等の可溶性塩、たとえばZnオクトエート、
Cdオクトエート、Cuナフチネート、テトラプロピル
チタネート、テトラブチルチタネート等、芳香族ポリイ
ソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート等である。ポ
リイソシアネートとしては、米国特許第3,211,5
85号にブロックイソシアネートを含有することが開示
されている。
金属系硬化触媒の使用は、総樹脂固形分あたり、触媒の
金属分として約0.05〜4.0重量%もしくはそれ以
上を用いると満足な結果が得られる。好ましくは、総樹
脂固形分あたり約0.1〜2.Ofi量%の金属を与え
るだけの金属系触媒が使用される。そしてポリイソシア
ネートは樹脂固形分に対しておよそ2〜15重量%、好
ましくは4〜10fi量%使用される。
他の架橋樹脂としてたとえばメラミンアルデヒド樹脂な
どのトリアジン樹脂、フェノールアルデヒド樹脂、もし
くはこれらを変性して得られる樹脂が用いられる。とき
にはそれらは総固形分あたり1〜10重量%1例えば1
.5〜Bffi■%、好ましくは2〜4重量%用いられ
る。樹脂の特性はポリイソシアネートと樹脂の全量に対
して1〜20重量%、好ましくは2〜lO重量%のポリ
イソシアネートの添加によって改善することができる。
ポリイソシアネートは少なくとも3つのイソシアネート
ルを有するのがのぞましい、使用されるポリイソシアネ
ートとしては、2.4−トリレンジイソシアネー)、2
.6−)リレンジイソシアネート、シクロベンチレンジ
イソシアネート。
m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイ
ソシアネート、エチレンジインシアネート、プチリデン
ジイソシアネー)、1.5−ナフチレンジイソシアネー
ト、1.6−へキサメチレンジイソシアネート、ジアン
シジンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルエーテ
ルジイソシアネート、4.4’−4”−トリフェニルメ
タントリイソシアネート(デスモジュールR)、2.4
−)リレンジイソシアネートの環状トリマー、2.6−
トリレンジインシアネートの環状トリマー、2.4−)
リレンジイソシアネートの環状トリマーと2.6−トリ
レンジイソシアネートの環状トリマーとの混合物、4.
4°−ジフェニルメタンジイソシアネートのトリマー、 構造式 1(11は低級アルキル基であり、たとえばn−ブチル
、t−ブチル、S−ブチル、イソプロピル、メチル、エ
チル等である三官能インシアネートトリマー、1,3.
5−トリイソシアネートベンゼン、2,4.6−トリイ
ソシアネートトルエン、4.4゛−ジメチルジフェニル
メタン、2,2°。
5.5°−テトライソシアネート、2,4,4°−トリ
イソシアネートジフェニルメタン、2.4゜6−トリイ
ソシアネートジフエニルエーテル、2.2°、4−トリ
イソシアネートジフェニルサルファイド、2,4,4°
−トリイソシアネートジフェニルサルファイド、2.3
°、4−トリイソシアネート−4°−メチルジフェニル
エーテル、2゜3’、4−)リインシアネート−4°−
メトキシジフエニルエーテル、2,4,4°−トリイソ
シアネート−3°−クロロジフェニルエーテル、2,4
゜4′−トリイソシアネート−3′、5−ジメチルジフ
ェニルエーテル、 4 、4’、6−’)フェニルトリ
イソシアネート、1,2.4−ブタントリオールトリイ
ソシアネート、1,3.3−ペンタントリイソシアネー
ト、1,2.2−ブタントリイソシアネート、フロゴグ
ルシノールトリイソシアネー)、2.4−)リレンジイ
ソシアネートの3モルとトリメチロールプロパン1モル
との反応生成物、2.6−トリレンジイソシアネートの
3モルとトリメチロールプロパンの1モルとの反応生成
物、2.4−1リレンジイソシアネートの3モルとトリ
メチロールプロパン1モルとの反応生成物、2.4−)
リレンジイソシアネートの3モルとトリメチロールエタ
ン1モルとの反応生成物、そして一般的にはジイソシア
ネートとインシアネート基の半分を反応させる■の多価
アルコールとの反応生成物である。ポリイソシアネート
は、とくにポットライフが問題とならないような場合に
はそのままで用いられるが、望ましくはインシアネート
基を、ポリエステルの硬化温度で脱離する基でブロック
するのがよい。
イソシアネート基を、例えばカーバメイトを生成させて
ブロックするために用いられる代表的な化合物としては
、フェノール類、例えばフェノール、メタクレゾール、
パラクレゾール、オルソクレゾールおよびそれらの混合
物など、キシレノール類、例えば2.6−シメチルフエ
ノール、4−エチルフェノール、4−t−ブチルフェノ
ール。
2−ブチルフェノール、4−n−オクチルフェノール、
4−イソオクチルフェノール、2−クロロフェノール、
2.6−ジクロロフェノール、2−二トロフェノール、
4−ニトロフェノール、3−二トロフエノール、あるい
は七ツバイドリックアルコール、例えばメタノール、エ
タノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、し−ブチルアルコール、t−アミルアルコール
、オクチルアルコール、ステアリルアルコールなど;ア
セト酢酸エステル、ヒドロキシアルキルカルバミック酸
アリルエステル、例えばヒドロキシエチルカルバミック
酸フェニルエステル、ヒドロキシエチルカルバミック酸
クレジルエステル。
ジエチルマロン酸など;さらにはメルカプタン、例えば
2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトチア
ゾール、γ−2−メルカプトチアプリン、ドデシルメル
カプタン、エチル2−メルカプトチアゾール、p−ナフ
チルメルカプタン。
α−ナフチルメルカプタン、メチルメルカプタン、ブチ
ルメルカプタンなど;ラクタム、例えばε−カプロラク
タム、δ−バレロラクタム、γ−プチロラクタム、β−
プロピオラクタムなど;イミド、例えばコハク酸イミド
、フタルイミド、ナフタールイミド、グルタルイミド、
ジメチルフェニルカルビノールなど;二級アミン、例え
ば0−ジトリルアミン、m−ジトリルアミン、p−ジト
リルアミン、N−フェニルトルイジン、フェニル−α−
ナフチルアミン、カルバゾール、ジフェニルアミン等、
七ノーα−フェニルエチルフェ/−ル、シーα−フェニ
ルエチルフェノール、トリーα−フェニルエチルフェノ
ール、カルノくクロール、チモール、メチルジフェニル
カルビノール、トリフェニルカルビノール、1−二トロ
ーt−ブチルカルビノール、1−クロロ−【−ブチルカ
ルビノール、トリフェニルシラノール、2.2゛−ジニ
トロジフェニルアミン、2,2°−ジクロロジフェニル
アミン、エチルn−ブチルマロネート、エチルベンジル
マロネート、アセチルアセトン、アセトニルアセトン、
ベンズイミダゾール、l−フェニル−3−メチル−5−
ピラゾロンなどがある。
かかるブロックイソシアネートの一例としては、Mon
dur SH(Mobe7 Chew、 Go、)が挙
げられ。
このものは好適に使用される* Mondur SHは
2.4−)リレンジイソシアネートと2.6−トリレン
ジイソシアネートとの混合物3モルと、トリメチロール
プロパン1モルの反応物のインシアネート基をm−クレ
ゾールでブロックしたものである。
他のブロックイソシアネートとしては、2.4−トリレ
ンジイソシアネートの環状トリマーのインシアネート基
を、ターシャリブチルアルコール又はターシャリアミル
アルコール又はジメチルエチルカルビノール又はアセト
酢酸エステル又はフェノール又はクレゾール酸又はε−
カプロラクタム又は、2−メルカプトベンゾチアゾール
又はブタンイミド又はフタルイミド又は、ジフェニルア
ミン又はフェニル−β−ナフチルアミンでブロックした
もの、あるいはトリフェニルメタントリイソシアネート
のイソシアネート基を、フェノール又はクレゾール又は
フタルイミドのターシャリブチルアルコールでブロック
したもの、ないしはl 、3,3.−ペンタントリイソ
シアネートのイソシアネート基をメタクレゾール等でブ
ロックしたもの等が含まれる。
以下において特に記述しない限り、ポリイソシアネート
という言葉は、イソシアネートとブロックイソシアネー
ト両方を含むものとする。
この発明の樹脂組成物が動電気機械のスロ?)絶縁とし
て使われる時、樹脂組成物のシート又はフィルムをつく
る事が必要となる。これ番と1±、レジン溶液を型に入
れ、型を加熱して溶剤をとばし、樹脂組成物を硬化する
といった通常のフィルム形成法が使われる。フィルムは
また粘度の高いこの樹脂組成物溶液を加熱したチャンバ
ーへ押出して製造することもできる。
この樹脂組成物から得られるフィルムは、強靭で可撓性
に富み、高い絶縁耐力と熱安定性と大きな引張強度を有
する。これらのフィルムは、回転子のスロットにフィル
ムをおき、そのスロットに絶縁電線を入れる事により、
動電気機械のスロット絶縁として使うこともできる。
これらのフィルムは、コンデンサーの絶縁材料としても
使用でき、特にアルミフォイル型コンデンサーに適して
いる。
マグネットワイヤの絶縁が1巻線機械や動電気機械で課
せられる機械的、化学的、電気的、熱的ストレスに耐え
られるかどうか調べるには、通常樹脂を導線に焼きつけ
て、エナメルワイヤの種々の特性を測定する。
エナメルワイヤは、通常の方法で製造される。
本発明で得られた樹脂組成物は、混合溶媒で樹脂分濃度
25〜35重量%に希釈した。混合溶液は、クレゾール
酸/芳香族系溶媒=872〜6/4(重量比)からなり
、芳香族系溶媒は、Salvegso l 00と5o
lvesso l 50とキシレンまたはトルエンの種
々の割合を含む、他の溶媒としてはハロゲン化コールタ
ール溶媒ヤ、N−,115−)Ltピロリドン、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及び類似の溶媒
を単独又は併用して使用できる。
この発明による樹脂組成物は、優れた機械的。
化学的、熱的、電気的特性を有している。望まれる特性
はこの樹脂組成物が使用される用途によって異なる。こ
の樹脂組成物がエナメルワイヤとして使用された時、望
ましい特性は、エナメルワイヤが使用される条件にかか
つている。
この発明の樹脂組成物から得られるエナメル線は、20
0℃以上の温度での使用に耐えられる。
200℃以上の温度で使用できるエナメル線は、工業的
に非常に重要であり、゛200タイプエナメルワイヤ”
として知られている。
以下にのべるエナメルワイヤ試料は、例としてあげただ
けであり、本発明はこれに限定されない。
本発明の樹脂組成物で絶縁されたエナメル線は熱可そ外
線状高分子でオーバーコートすることによりさらに改良
できる。
線状高分子の外層膜厚は通常好ましくは内部エナメル層
膜厚の10〜100%の厚さである。
オーバーコートにより物性が向上し、特に耐ヒートシヨ
ツク性が向上する。
外層の熱可そ外線状高分子としては、2価アルコールと
芳香族2価カル、ボン酸の反応により得られるポリエス
テル樹脂が特に好ましい、適当な線状高分子は*  ”
Decron”あるいは゛に!1ar′”として知られ
ているポリエチレンテレフタレートのような、非常に高
分子量のグリコールテレフタル酸ポリエステルである。
この目的によく使用されている線状ポリエステルの他の
例として”Model ”として知られているポリシク
ロヘキシレンジメチルテレフタレート、“’人絹、t?
リエステルFortrel″(Fiber Ind、 
Inc、製)として知られているポリエチレンテレフタ
レートおよび”Vicron”として知られているGo
odyear製ポリエチレンテレフタレート−イソフタ
レートがある。またこの目的に適当なものとしてDu 
Pant社のM、L、ポリイミドとして知られ米国特許
第3.179,634号に明示されているポリ芳香族多
価カルボン酸芳香族イミドイがあり、良好な耐熱寿命を
有し、テレフタル醜系材料と同様に耐ヒートシヨツク性
と耐ソルベントショック性ヲ改良でき、さらに高温下で
の他の要求特性にも応じ得る。
本発明によって外側の絶縁層となる熱可そ外線状高分子
は、導体がおり曲げられあるいは引き伸ばされて加熱さ
れた場合にゴム状層として作用し、下塗りエナメル層の
ヒートショックを予防する。さらにこの外層のより大き
なしん性と不溶性によりワイヤの物理的および化学的性
質は非常に強まる。2価アルコールとテレフタル酸から
のポリエステルのような線状高分子はすぐれた耐熱性を
持っているのでエナメル線の総合的な耐熱性は低下しな
い。
熱可そ外線状高分子の外層は熱硬化性線状ポリエステル
ア゛ミドの内層厚の好ましくは約103以上とすべきで
ある。このことは8〜40の“”Triple”サイズ
の丸線のときは特にそうである、丸線と同様に平角線の
Single”および丸線の“Baaマ!”の場合外層
は、内層と外層の合計厚みの13%以上とすべきである
。他方、外層は内層よりも薄くすべきであり、好ましく
は内層の25%以下の厚さがよい1通常、望ましい二層
の厚さの比は内層材料を3〜7回塗りし外層材料を1〜
2回塗りすることにより得られ、−回毎にダイスを通し
たのち通常の方法で焼付ける。
オーバーコートワイヤエナメルの倒 木発明によるエナメルは高度の耐ヒートシヨツク性を有
する卓越した絶縁層をつくるために下記の樹脂でオーバ
ーコートされる。
(1)Dacron  (2)Kodel  (3)F
ortrel  (4)Vicron(5)Nylon
  (8)M−Lポリイミドポリマ、たとえば (7)これらのエナメルは又、米国特許第3.428,
486号に示されているポリアミドイミドによってオー
バーコートされる。たとえば本発明によるエナメルはト
リメリット酸無水物とフェニレンジアミンのようなポリ
アミンからのポリアミド−イミドによりオーバーコート
できる。適当なオーバーコート剤はA■ocalATi
pe−10またはP、 D、 George社の°’T
ritherv”などである。
以下、実施例を掲げて本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれらの実施例により制限を受けるものでは
ない。
以下の例において、IOAを使用しない比較例(1例と
する)を述べ、ついでジカルボン酸の代りにTDAを使
用した対応例(B例とする)をのべる、B例においては
通常、ポリカルボン酸1例えば無水トリメリットS (
TMA)をグリシンと理論量の水(95〜100%)が
留出するまで反応させてまずIOAを合成する。
IOAが生成したら温度を下げてついでB例の残りの成
分を加え所望の粘度に到達するまで反応させるが、この
条件はA例と同じである。
反応はコンデンサーを付けた反応器中で行なう、A例及
びB例において使用する溶剤はクレゾール酸で固形分は
70〜75%である。最終製品はクレゾール酸−芳香族
系溶媒で希釈して固形分30%にした。
! ポリエステル 下記の各成分を使用して本発明の組成物に含有される樹
脂を製造した。なお、IAは通常のポリエステルの例で
ある。lBは本発明に係る樹脂の合成例であり、DMT
の代りにTMA−グリシンから誘導したIOAを用いて
いる。
lA                IB当量   
            当量−TMA       
   40.0−   グリシン        40
.0工り 上記の各成分を同時に仕込み、216〜221’0(4
20〜430″F)で5時間反応させて、固形分37%
のクレゾール酸溶液のガードナ粘度がZ、#Z6になる
のを確認して、反応の終点とした。
上」 TMAとグリシンを、クレゾール酸の存在下において1
93〜199℃(380〜390°F)で1時間反応さ
せたのち、温度を116°0(240”F)に低下させ
、次いで残りの各成分を仕込んだ。その後温度を199
〜210℃(390〜410”F)に昇温せしめたのち
、この温度で6時間保持して、固形分30%のクレゾー
ル酸溶液のガードナ粘度が24〜Zsになるのを確認し
て。
反応の終点とした。
′ 2 ポリ ニス−ルーイミド 下記の各成分を使用して樹脂を製造した。なお1合成例
2Aは通常のポリ(エステル−イミド)である、2Bは
本発明に係る樹脂の合成例を当量          
     当量18.0 エチレングリコール 18.
0(THE I C) 9.0  ジメチルテレフタレート   −−TMA 
           9.0−   グリシン   
      9.0聾 上記の各成分を同時に仕込み、216〜221’0(4
20〜430°F)で5時間反応させたのち、さらに同
温度で4時間反応せしめて、固形分30%のクレゾール
酸溶液のガードナ粘度がZS〜Z6になるのを確認して
、反応の終点とした。
B TMAとグリシンを、クレゾール酸の存在下において1
93〜199℃(380〜390’F)で1時間反応さ
せたのち、温度を116℃(240’F)に低下させ、
次いで残りの各成分を仕込んだ、その後温度を193〜
199℃(380〜390″F)に昇温せしめたのち、
この温度で8時間保持して、固形分30%のクレゾール
酸溶液の反応の終点とした。
九皮■ユニ ポリ(エステル−イミド)のもう一つの合成例を示す。
下記の各成分を使用して樹脂を製造した。なお、2’A
は通常のIOA及びインシアヌル酸ポリオールを使用し
ないポリ(エステル−イミド)の合成例である。2′B
はIOAは用しするカベイソシアヌル酸ポリオールを使
用しなl、Nボ1ノ(エステル−イミド)の合成例を示
す。
2′A              2′B当量   
           1 51.0  エチレングリコール 51.026、OT
MA        26.04・4°−ジアミノシフ
−13,O 13・0 ニルメタン 10.0 ジメチルテレフタレート   −−TMA 
          10.0−   グリシン   
     lO・02’A 上記の各成分を同時に仕込み、216〜221”C!(
420〜430°F)で5時間反応させたのち、さらに
同温度で200時間反応しめて、固形分30%のクレゾ
ール酸溶液のガードナ粘度が22〜Z3になるのを確認
して1反応の終点とした。
2”B TMAとグリシンを、クレゾール酸の存在下において1
93〜199℃(380〜390’F)で1時間反応さ
せたのち、温度を116℃(240”F)に低下させ1
次いで残りの各成分を仕込んだ、その後温度を193〜
199℃(380〜390°F)に昇温せしめたのち、
この温度で24時間保持して、固形分30%のクレゾー
ル酸溶液のガードナ粘度が24〜Zsになるのを確認し
て、反応の終点とした。
3 ポリ エスールーアミドーイミ ′下記の各成分を
使用して、樹脂を製造した。なお、3Aは従来のポリ(
エステル−イミド−アミド)の合成例である。3Bは本
発明に係るポリ(エステル−アミド−イミド)の合成例
を示す。
3A                3B当量   
            当量18.0 エチレングリ
コール 18.025、OT)(EIC25,0 30、OTMA        30.09.0 ジメ
チルテレフタレート   −−TMA        
    9.0=   グリシン         9
.01込 上記の各成分を同時に仕込み、216〜221℃(42
0〜430°F)で5時間反応させたのち、さらに同温
度で200時間反応しめて、固形分30%のクレゾール
酸溶液のガードナ粘度が72〜Z3になるのを確認して
、反応の終点とした。
1」 TMAとグリシンを、クレゾール酸の存在下において1
93〜199℃(380〜390”F)で1時間反応さ
せたのち、温度をl16°Q(240”F)に低下させ
1次いで残りの各成分を仕込んだ、その後温度を199
〜210℃(390〜410’F)に昇温せしめたのち
、この温度で25時間保持して、固形分30%のクレゾ
ール酸溶液のガードナ粘度が24〜Z、になるのを確認
して、反応の終点とした。
実施例1〜3及び比較例1〜3 合成例1〜3で得られた各樹脂溶液を使用し。
該溶液中に含有される樹脂分100部に対して。
下記に示す配合割合で各硬化剤を配合し、各樹脂組成物
を得た。
1.85部 Mondur SH 4,45部 フェノールホルムアルデヒド樹脂(樹脂分
濃度40%) 0.90部 テトラブチルチタネート 0.59部 ナフテン酸コバルト(金属分6%)0.2
0部 ナフテン酸セリウム(金属分6%)このようにし
て得られた組成物を用いて1通常の方法で、40.3ミ
ルの18丸銅線上に約3ミルの厚さの被覆をえた。この
被覆銅線について各種特性を測定した結果を第1表に示
す。
第1表中の実施例の特性の比較から、IDA及びインシ
アヌル酸ポリオールの双方を含むことによって初めて本
発明の目的とする優れた特性の組成物が得られることが
明らかである。
以上、本発明の代表的な実施態様について述べてきたが
、この発明の要旨と範囲から逸脱せずに、多くの変性と
調整が可能であることが明らかである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グリシンと芳香族三塩基酸無水物もしくは四塩基
    酸無水物から得られる、それぞれ次式(I)又は(II)
    : ▲数式、化学式、表等があります▼(I) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、(Z)はいずれも芳香族残基を表わし;R^1
    およびR^2は水素原子、フェニル基又は炭素数1〜4
    のアルキル基を表わす。] で示されるイミドジカルボン酸もしくはそのエステルを
    酸成分の全部又は1部とし、イソシアヌル酸ポリオール
    をアルコール成分の全部又は1部として反応させて得ら
    れる樹脂を含有することを特徴とする電気絶縁用樹脂組
    成物。
  2. (2)樹脂がポリエステルである特許請求の範囲第1項
    記載の樹脂組成物。
  3. (3)樹脂がポリ(エステル−イミド)である特許請求
    の範囲第1項記載の樹脂組成物。
  4. (4)樹脂がポリ(エステル−イミド−アミド)である
    特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
  5. (5)イソシアヌル酸ポリオールがトリス(ヒドロキシ
    エチル)イソシアヌレートである特許請求の範囲第2項
    記載の樹脂組成物。
  6. (6)ポリオール成分がトリス(ヒドロキシエチル)イ
    ソシアヌレートである特許請求の範囲第3項記載の樹脂
    組成物。
  7. (7)ポリオール成分がトリス(ヒドロキシエチル)イ
    ソシアヌレートである特許請求の範囲第4項記載の樹脂
    組成物。
  8. (8)イミドジカルボン酸が ▲数式、化学式、表等があります▼ である特許請求の範囲第5項記載の樹脂組成物。
  9. (9)イミドジカルボン酸が ▲数式、化学式、表等があります▼ である特許請求の範囲第6項記載の樹脂組成物。
  10. (10)さらにポリイソシアネートもしくはブロックポ
    リイソシアネートを含有してなる特許請求の範囲第1項
    記載の樹脂組成物。
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