JPS62120840A - 血流速度測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は超音波診断装置の一種である血流速度測定装置
に関し、いわゆるＢモード像と同一画面中に１次元ドプ
ラ血流速度分布表示をすることにより、見易く且つ高分
解能な血流速度測定装置を提供するものである。

〔従来技術とその問題点〕

従来より、超音波によるドプラ効果を利用して血流速度
を測定する装置は種々提案されている。

よく知られているのは、単一のプローブから超音波バー
スト波を繰り返し送信受信して、その送受信ビーム軸上
の所望の１点の、または該軸上の各点の該軸に沿った血
流速度成分分布を測定するものである。その表示方法に
も各種あるが、分布表示に関しては、例えば縦軸に深さ
をとり、横軸に流速成分の大きさをとってグラフ表示す
るのが流速分布を把握し易い。しかしこのような１次元
線上の血流速度分布表示のみでは、その測定部位が実際
の臓器のどの部分なのかは勘に頼って把握する以外はな
く、その測定結果は不正確である。

また、２次元的に血流速度分布を表示する、所謂カラー
ドプラ血流計も知られている。この方式によれば（ある
いはこれにＢモード像を重ねることによりさらに）臓器
のどの部分にどの位の流速を生じているかが容易に把握
できる。

しかし、ドプラ成分の測定分解能を向上するには、同一
走査線に対して多数回（例ば６４回位が好ましい）の超
音波送受信が必要である。一方、媒体中の音速が限られ
ているため、超音波送受信の繰り返し周期は一定以上に
短くすることはできない。従って、２次元の流速分布を
リアルタイムで得る場合は、１画面中の走査線数、毎秒
のフレーム数との兼ね合いから、１走査線当たりの超音
波送受信回数が充分にとれず、流速の分解能がたかだか
８段階から１６段階程度しかとれず、正確な流速の測定
は困難である。

さらに、２次元表示するためには流速を輝度または色の
変化で表現する以外になく、流速の絶対値の把握は必ず
しも容易ではない。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、臓器中のどの部分の血流速度を測って
いるかが容易に把握でき、かつその血流速度が精度よく
充分な分解能で測定できるような血流速度測定装置を提
供することにある。

〔発明の構成〕

本発明は、−口でいえばＢモード表示と１次元ドプラ血
流計とを組み合わせて、Ｂモード像中に１次元ドプラ血
流計で測定している線状領域を表示するとともに、同一
画面上に１次元血流速度分布像を表示するようにしたも
のである。

〔作用〕

本発明によれば、血流速度の測定部位がＢモード上で明
確に把握できるばかりでなく、従来の２次元血流速度分
布表示のように全ての領域の流速を求めることなく、指
定した１次元線上の流速成分のみ求めればよいので、そ
の測定分解能を高くすることができ、正確な測定が可能
となる。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の一実施例ブロック図であり、１０は超
音波送受信プローブ、１２は走査領域、２０は送信偏向
制御部、２１は任意の指定線１４の位置を設定する手段
、２２は受信偏向制御部、２４はＢモード像を取得する
Ｂモード処理部、２６は指定線１４にて指示される特定
の走査線方向に沿った血流速度成分の分布像を取得する
ドプラ処理部、２８はＢモード像と血流速度分布像とを
合成して表示する表示制御部、３０は表示部である。

第２図は本発明による画面表示の例を示し、（ａ）はＢ
モード像６０中に指定線１４ａのみ示し、それとは別に
血流速度分布像６１を表示した例、（ｂ）はＢモード像
中の指定線１４ａ上に直接血流速度分布像６２を重ねた
表示例、（Ｃ）は（ｂ）の変形例で指定線１４ｂが走査
線の方向とは異なる場合の表示例、（ｄｌは（ａｌの変
形例で血流速度分布像６４の時間経過を示すＭモード表
示６５を重ねて表示したものである。

（Ｃ）のように指定線１４ｂが走査方向とは異なる場合
には、各走査線の対応深さにおける流速を測定してそれ
を各走査線ごとにプロットして分布像を作成すればよい
。

（ｄｌのＭモード表示６５においては流速に応じて輝度
または色をかえて表示すればよい。

（ｂ）のように指定線１４ａ上に分布表示するにはその
指定線１４ａが垂直位置である場合以外はその傾きに応
じて分布像を座標変換（回転）する必要がある。第３図
はそのための一実施例ブロック図であり、指定線１４ａ
の傾きΦ、深さを示すカウンタ２８ｄの出力Ｙ１及びド
プラ信号から速度偏位置を出力するアドレス変換回路２
８ｂの出力Ｘとから、座標補正量ΔＹ、ΔＸを出力する
ＲＯＭ　２８　ｃを索引し、出力をそれぞれＸ、Ｙに加
えてビットマツプ２８ａのアドレスＡＶ　＋　Ａ　ｘと
してビットマツプ上にプロットしていけばよい。

尚、第３図の回路は第１図の表示制御部２８にあると考
えてよい。

〔効果〕 以上の如く本発明によれば、測定部位の明確な把握と、
測定精度の格段の向上が容易に実現できるので、心臓疾
患の診断などにおいて非常に効力を発揮するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例ブロック図であり、２工は指
定線設定手段、２４はＢモード処理部、２６はドプラ処
理部、２８は表示制御部である。 第２図は本発明による表示例、第３図は第１図の一部詳
細実施例ブロック図である。 ％　１　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被検査対象領域を走査してＢモード断層像を得る手段と
   、該Ｂモード像中に任意の線状領域を指定する手段と、
   該線状領域上の血流速度の１次元分布を測定する手段と
   を設け、 上記Ｂモード像に上記指定された線上領域を指示する指
   定線を重ねて表示するとともに、上記血流速度の１次元
   分布を同一画面中に表示することを特徴とする血流速度
   測定装置。