JPS62119296A - 燃料油添加剤および流動性の改善された燃料油 - Google Patents
燃料油添加剤および流動性の改善された燃料油Info
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- JPS62119296A JPS62119296A JP25865485A JP25865485A JPS62119296A JP S62119296 A JPS62119296 A JP S62119296A JP 25865485 A JP25865485 A JP 25865485A JP 25865485 A JP25865485 A JP 25865485A JP S62119296 A JPS62119296 A JP S62119296A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は燃料油の添加剤に関し、特に沸点範囲が 12
0〜500℃内にある中間留出燃料油であり、かつ、2
H留出温度と90%留出温度の差が100″C未満であ
る清点@囲の狭い燃料油の低温における目詰り性を改良
するための添加剤、および該添加剤を含有することによ
って流動性の改善された燃料油に関するものである。
0〜500℃内にある中間留出燃料油であり、かつ、2
H留出温度と90%留出温度の差が100″C未満であ
る清点@囲の狭い燃料油の低温における目詰り性を改良
するための添加剤、および該添加剤を含有することによ
って流動性の改善された燃料油に関するものである。
[従来の技術]
上記のような燃料油は、低温に曝された場合、油中のワ
・7クス分が結晶として析出し、ディーゼルエンジンの
燃料として使用した場合に濾過器で目詰りを起し、エン
ジンの作動不良を起したり、ひどい場合には、燃料バイ
ブ内で固化して全く流れなくなったりする。
・7クス分が結晶として析出し、ディーゼルエンジンの
燃料として使用した場合に濾過器で目詰りを起し、エン
ジンの作動不良を起したり、ひどい場合には、燃料バイ
ブ内で固化して全く流れなくなったりする。
このような問題を解決するために、従来よりワックス結
晶と相互作用する種々のワックス結晶変性剤が提案され
ている。そのような結晶変性剤としては、例えば特公昭
4B−23165号明細書には。
晶と相互作用する種々のワックス結晶変性剤が提案され
ている。そのような結晶変性剤としては、例えば特公昭
4B−23165号明細書には。
エチレンとエチレン性不飽和エステル単量体との低分子
量共重合体が、特公昭55−33480号明細書には同
共重合体の核剤となる成分と結晶変性剤となる成分とか
らなる相乗性流動改善用組成物が、また、特開昭59−
53594号、特開昭59−8790号、特開昭511
1−38588号各明IB害には同共重合体と各種界面
活性剤との併用が教示されている。しかしながら、これ
らの提案された改良剤は、2(H留出温度と90%留出
温度の差が100℃以上ある。沸点範囲の広い中間留出
油に対しては効果的に目詰り性と流動性を改良するが、
温度差が100℃未満の、沸点範囲の比較的狭い中間留
出燃料油に対しては、流動性は改良できるものの、目詰
り性に対しては改良効果を有しない。
量共重合体が、特公昭55−33480号明細書には同
共重合体の核剤となる成分と結晶変性剤となる成分とか
らなる相乗性流動改善用組成物が、また、特開昭59−
53594号、特開昭59−8790号、特開昭511
1−38588号各明IB害には同共重合体と各種界面
活性剤との併用が教示されている。しかしながら、これ
らの提案された改良剤は、2(H留出温度と90%留出
温度の差が100℃以上ある。沸点範囲の広い中間留出
油に対しては効果的に目詰り性と流動性を改良するが、
温度差が100℃未満の、沸点範囲の比較的狭い中間留
出燃料油に対しては、流動性は改良できるものの、目詰
り性に対しては改良効果を有しない。
沸点範囲の狭い中間留出燃料油の代表的なものとしては
軽油が挙げられる。このような軽油について目詰り性を
改良するためには、より低沸点留分である灯油留分を混
合する方法が現在一般的に行なわれている。しかしなが
ら、このような方法はコスト的に不利であるばかりでな
く、灯油の得率減少につながり、工業的に有利な方法で
はない。
軽油が挙げられる。このような軽油について目詰り性を
改良するためには、より低沸点留分である灯油留分を混
合する方法が現在一般的に行なわれている。しかしなが
ら、このような方法はコスト的に不利であるばかりでな
く、灯油の得率減少につながり、工業的に有利な方法で
はない。
[発明が解決しようとする問題点]
このような状況において、沸点範囲の狭い軽油の目詰り
性を改良する効果的な改良剤ができれば、その工業的な
価値は大きいものとなる。
性を改良する効果的な改良剤ができれば、その工業的な
価値は大きいものとなる。
本発明者等は、これらの現状に鑑み、この問題の解決策
を鋭意検3;Iシた結果、8点範囲の広い中間留出油に
比べ、沸点範囲の狭い中間留出油では、低温に曝されて
ワックスの結晶が析出するとき、結晶の析出開始温度(
曇り点)と[1詰りまたは固化する温度(低温II!過
目詰り点または流動点)との温度差が極めて小さく、ワ
ンクスの結晶が析出を開始すると同時に急激にその結晶
化が進行し、油の固化に至ることを見出した。このこと
から、未発リノ者等は、ワックスと流動性改良剤との相
互作用において、流動性改良剤の油への溶解性とワック
ス結晶変性能力との微妙なバランスがより重要であると
考え、各種の分子構造を持つ共重合体を製造し2そのブ
レンドによる相乗効果を検討し、沸点範囲の広い中間留
出油のみならず、沸点範囲の狭い中間留出油に対しても
効果的に作用する流動性改良剤の開発に注力した結果1
本発明を化1表するに至った。
を鋭意検3;Iシた結果、8点範囲の広い中間留出油に
比べ、沸点範囲の狭い中間留出油では、低温に曝されて
ワックスの結晶が析出するとき、結晶の析出開始温度(
曇り点)と[1詰りまたは固化する温度(低温II!過
目詰り点または流動点)との温度差が極めて小さく、ワ
ンクスの結晶が析出を開始すると同時に急激にその結晶
化が進行し、油の固化に至ることを見出した。このこと
から、未発リノ者等は、ワックスと流動性改良剤との相
互作用において、流動性改良剤の油への溶解性とワック
ス結晶変性能力との微妙なバランスがより重要であると
考え、各種の分子構造を持つ共重合体を製造し2そのブ
レンドによる相乗効果を検討し、沸点範囲の広い中間留
出油のみならず、沸点範囲の狭い中間留出油に対しても
効果的に作用する流動性改良剤の開発に注力した結果1
本発明を化1表するに至った。
[問題点を解決するための手段]
即ち本発明における第1の発明は、
(1) エチレン70〜50重址2と一般式
(式中、R1は水素またはメチル基、R2は一0COR
’基または−GOOR’基(R4は水素または炭素数が
1〜18のアルキル基である。)であり、R3は水素
または−GOOR’基である。)で示される飽和カルボ
ン酎のビニルエステル〈はエチレン性不飽和七ノーまた
はジ−カルボン酸またはそのエステルからなる群より選
ばれた少なくとも1種の不飽和単量体30〜50重量2
とからなる数平均分子91100以下の共重合体(I)
99〜1重量2および エチレン89〜50重量2と 上記一般式で示される不飽和01ffi体の少なくとも
1種 1〜50重量2とからなる数平均分子量500〜
1O000ノ共重合体(IT) 1〜99fii$か
らなることを特徴とする流動性改善用燃料油添加剤であ
る。
’基または−GOOR’基(R4は水素または炭素数が
1〜18のアルキル基である。)であり、R3は水素
または−GOOR’基である。)で示される飽和カルボ
ン酎のビニルエステル〈はエチレン性不飽和七ノーまた
はジ−カルボン酸またはそのエステルからなる群より選
ばれた少なくとも1種の不飽和単量体30〜50重量2
とからなる数平均分子91100以下の共重合体(I)
99〜1重量2および エチレン89〜50重量2と 上記一般式で示される不飽和01ffi体の少なくとも
1種 1〜50重量2とからなる数平均分子量500〜
1O000ノ共重合体(IT) 1〜99fii$か
らなることを特徴とする流動性改善用燃料油添加剤であ
る。
また本発明は、前記重合体ブレンド物を燃料油に対し重
量割合で10〜2000pp層含有する。流動性の改善
された燃料油を第2の発明として提供するものである。
量割合で10〜2000pp層含有する。流動性の改善
された燃料油を第2の発明として提供するものである。
本発明の酷加剤は沸点範囲120〜500″C内の中間
留出燃料油で、20%留出温度と9H留留出塵の差が1
00°C以上の燃料油のみならず、この留出温度差が
100℃以下の燃料油に対しても効果的に作用し、流動
性を改善するとともに目詰り性も改善する。
留出燃料油で、20%留出温度と9H留留出塵の差が1
00°C以上の燃料油のみならず、この留出温度差が
100℃以下の燃料油に対しても効果的に作用し、流動
性を改善するとともに目詰り性も改善する。
エチレン゛1 。
本発明に使用されるエチレン系共重合体(I)および(
II )は次のように定義される。
II )は次のように定義される。
共重合体CI)および(II )は、(a)エチレンと
(b)一般式 (式中、 R1は水素またはメチル基を示し、R2は−
OC:OR’基または−GOOR’基(式中R4は水素
または炭素数が1〜18のアルキル基である)であり、
R3は水素または−GOOR’基である。) で示される飽和カルボン酸のビニルエステルまたはエチ
レン性不飽和七ノーまたはジ−カルボン酸またはそのエ
ステルの少なくとも 1種(以下、単量体(b)という
)からなる共重合体である。
(b)一般式 (式中、 R1は水素またはメチル基を示し、R2は−
OC:OR’基または−GOOR’基(式中R4は水素
または炭素数が1〜18のアルキル基である)であり、
R3は水素または−GOOR’基である。) で示される飽和カルボン酸のビニルエステルまたはエチ
レン性不飽和七ノーまたはジ−カルボン酸またはそのエ
ステルの少なくとも 1種(以下、単量体(b)という
)からなる共重合体である。
具体的には単量体(b)は、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、酪酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸へ午
シル、アクリル醜2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウ
リル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル
、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタ
クリル酸ステアリル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸
ジエチル、マレイン酸ジプロピル、フマル酸ジメチル、
フマル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル等である。
ビニル、酪酸ビニル、アクリル酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸へ午
シル、アクリル醜2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウ
リル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル
、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタ
クリル酸ステアリル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸
ジエチル、マレイン酸ジプロピル、フマル酸ジメチル、
フマル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル等である。
共重合体(I)の組成は、エチレン(a)が70〜5O
ffI 、1 %で、前記(イ)式で示される中に体(
b)は30〜50重量%でありその分子量は数平均分子
量で1100以下である。
ffI 、1 %で、前記(イ)式で示される中に体(
b)は30〜50重量%でありその分子量は数平均分子
量で1100以下である。
共重合体(II )の組成は、エチレン(a)が93〜
5011で、前記(イ)式で示される単量体(b)は
l 〜50ffirIc% 、 &TマL < Lfl
O〜40ffiJa! テする。また、共重合体(II
)の分子・量は数平均分子値で500〜+0000
、好ましくは500〜5000である。これらの共重合
体(I)および(+r )の(b)成分は、ワンクスと
の相互作用、油への溶解性および析出ワックスの分散性
に大きく影響する。
5011で、前記(イ)式で示される単量体(b)は
l 〜50ffirIc% 、 &TマL < Lfl
O〜40ffiJa! テする。また、共重合体(II
)の分子・量は数平均分子値で500〜+0000
、好ましくは500〜5000である。これらの共重合
体(I)および(+r )の(b)成分は、ワンクスと
の相互作用、油への溶解性および析出ワックスの分散性
に大きく影響する。
また共重合体(1)および(H)の分子量は、油への溶
解性および取り扱い時の作業性と深く関連する。
解性および取り扱い時の作業性と深く関連する。
1立几」
共重合体(i と(rr )の混合比率は、共重合体(
I)99〜11■に対して共重合体(II)1〜99重
Nzである。好ましくは共重合体(I)85〜15重量
部に対し、共重合体(II)15〜85重量部である。
I)99〜11■に対して共重合体(II)1〜99重
Nzである。好ましくは共重合体(I)85〜15重量
部に対し、共重合体(II)15〜85重量部である。
本発明の共重合体(I)および(11)は、燃料油の流
動性改良剤として使用する場合、両者の合計量が燃料油
に対し重量比率で10〜2000ppm、好ましくは
100−1000pp腸の範囲で添加される。
動性改良剤として使用する場合、両者の合計量が燃料油
に対し重量比率で10〜2000ppm、好ましくは
100−1000pp腸の範囲で添加される。
また、 2種の共重合体を混合して用いる場合には、油
中に各共重合体を別個に直接添加することもできるが1
両者の共通溶媒、例えば灯油、芳香族溶剤またはセロソ
ルブ等に10〜50%の濃度で溶解させた濃厚物の形で
添加するのが好ましい。
中に各共重合体を別個に直接添加することもできるが1
両者の共通溶媒、例えば灯油、芳香族溶剤またはセロソ
ルブ等に10〜50%の濃度で溶解させた濃厚物の形で
添加するのが好ましい。
本発明の共用合体混合物は単一添加剤として単独で使用
し得るし、必要に応じて他の添加剤、例えば他の流動点
降下剤、防錆剤、酪化防止剤、水分離剤、スラッジ防止
剤などと併用することも可能である。
し得るし、必要に応じて他の添加剤、例えば他の流動点
降下剤、防錆剤、酪化防止剤、水分離剤、スラッジ防止
剤などと併用することも可能である。
尺」口Y述1庇願遁
本発明の共重合体は所定の単量体を共重合条件に付する
ことによって製造されるが、高圧法ポリエチレン製造装
置での製造が回部である。
ことによって製造されるが、高圧法ポリエチレン製造装
置での製造が回部である。
l)触媒
本発明の共重合体は、ラジカル重合で製造される。従っ
て本発明の共重合体の製造に使用される触媒は遊gI基
を発生する化合物である。
て本発明の共重合体の製造に使用される触媒は遊gI基
を発生する化合物である。
例えば、酸素、ジ−t−ブチルパーオキサイド、L−ブ
チルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等
のジアルキルパーオギサイド、アセチルパーオキサイド
、i−ブチルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサ
イド等のジアシルパーオキサイド、ジーi−プロピルパ
ーオキシジカーポネート、ジー2−エチルへキシルパー
オキシジカーボネート等のパーオキシジカーボネート、
t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルノく
−オキシビバレート、t−ブチルパーオキシラウレート
等のパーオキシエステル、メチルエチルケトン/く一オ
キサイト、シクロヘキサメンバーオキサイド等のケトン
パーオキサイド、1,1−ビスーt−プチルノ々−オキ
シシグロヘキサン、2.2−ビス−ドブチルパーオキシ
オクタン等のパーオキシケタール、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド、クメン/\イドロノく一オキサイド等
のハイドロパーオキサイド、2.2−アゾビスイソブチ
ロニトリル等のアゾ化合物である。
チルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等
のジアルキルパーオギサイド、アセチルパーオキサイド
、i−ブチルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサ
イド等のジアシルパーオキサイド、ジーi−プロピルパ
ーオキシジカーポネート、ジー2−エチルへキシルパー
オキシジカーボネート等のパーオキシジカーボネート、
t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルノく
−オキシビバレート、t−ブチルパーオキシラウレート
等のパーオキシエステル、メチルエチルケトン/く一オ
キサイト、シクロヘキサメンバーオキサイド等のケトン
パーオキサイド、1,1−ビスーt−プチルノ々−オキ
シシグロヘキサン、2.2−ビス−ドブチルパーオキシ
オクタン等のパーオキシケタール、t−ブチルハイドロ
パーオキサイド、クメン/\イドロノく一オキサイド等
のハイドロパーオキサイド、2.2−アゾビスイソブチ
ロニトリル等のアゾ化合物である。
2)重合
この重合は、連続式で行なうのが好ましい6重合反応器
は、エチレンの高圧ラジカル重合法で一般的に用いられ
ている連続撹拌式種型反応器または′a続式管型反応器
を使用することができる。
は、エチレンの高圧ラジカル重合法で一般的に用いられ
ている連続撹拌式種型反応器または′a続式管型反応器
を使用することができる。
重合はこれら単一の反応器を用いて単−区域法として実
施できるが、多くの反応器をシリーズに連結して用いた
り、場合によっては冷却器を連続して用いるか、または
多区域になるように内部をいくつかの区域に効果的に分
割した単一の反応器を用いることもできる。多区域法で
は、各区域における反応条件に差をもたせて、それらの
各反応器または各反応区域で得られる重合体の特性をコ
ントロールするように、それぞれの反応器または反応区
域ごとに、単量体組成、触媒儂度1分子量調整剤濃度等
を調節するのが忰通である。複数反応器をシリーズに連
続して用いる場合は、 2基以」二の種型反応器または
2′i&以上の管型反応器の組合せの他に、 1,1.
ti以上の種型反応器と 1基以上の管型反応器との組
合せを使用することもできる。
施できるが、多くの反応器をシリーズに連結して用いた
り、場合によっては冷却器を連続して用いるか、または
多区域になるように内部をいくつかの区域に効果的に分
割した単一の反応器を用いることもできる。多区域法で
は、各区域における反応条件に差をもたせて、それらの
各反応器または各反応区域で得られる重合体の特性をコ
ントロールするように、それぞれの反応器または反応区
域ごとに、単量体組成、触媒儂度1分子量調整剤濃度等
を調節するのが忰通である。複数反応器をシリーズに連
続して用いる場合は、 2基以」二の種型反応器または
2′i&以上の管型反応器の組合せの他に、 1,1.
ti以上の種型反応器と 1基以上の管型反応器との組
合せを使用することもできる。
1基または 2基以」二の反応器中で生成した重合体は
、これを未反応の単量体から分離し、許通の高圧法ポリ
エチレンの製造の場合のように処理することができる。
、これを未反応の単量体から分離し、許通の高圧法ポリ
エチレンの製造の場合のように処理することができる。
未反応の単量体の混合物は、追加量の同−単量体と混合
し、再加圧して反応器に循環させる。前記のように添加
する追加量の単量体は、J配合物の組成を元のフィード
の組成に戻すような組成のものであり、一般にはこの追
加−にのrli量体は、重合容器から分離した重合体の
組成にほぼ相当する組成をもつ、なお、この場合の反応
器は、均一な組成の共重合体を得る上で、種型反応器が
好ましい。
し、再加圧して反応器に循環させる。前記のように添加
する追加量の単量体は、J配合物の組成を元のフィード
の組成に戻すような組成のものであり、一般にはこの追
加−にのrli量体は、重合容器から分離した重合体の
組成にほぼ相当する組成をもつ、なお、この場合の反応
器は、均一な組成の共重合体を得る上で、種型反応器が
好ましい。
触媒は、通常、連鎖移動効果の小さい溶媒に溶解し、直
接高圧ポンプにて反応器中に注入する。
接高圧ポンプにて反応器中に注入する。
濃度は0.5〜30重績2重度2程ましい。
適切な溶媒とルては、例えばヘキサン、ヘプタン、ホワ
イトスピリット、炭化水素油、シクロヘギサン、トルエ
ン、高級分枝鎖飽和脂肪族炭化水素、およびこれらの液
体の混合物が挙げられる。
イトスピリット、炭化水素油、シクロヘギサン、トルエ
ン、高級分枝鎖飽和脂肪族炭化水素、およびこれらの液
体の混合物が挙げられる。
高圧ラジカル重合では、特殊な場合を除いて、−・般に
は分子量の調整に連鎖移動剤が使用される。
は分子量の調整に連鎖移動剤が使用される。
連鎖移動剤は通常の高圧ラジカル重合で用いられるもの
がすべて使用できる0例えば、エタン。
がすべて使用できる0例えば、エタン。
プロパン、ブタン、ヘキサン、ヘプタン、等のアルカン
類、プロピレン、ブテン、ヘキサン等のアルケン類、エ
タノール、メタノール、プロパツール等のアルコール類
、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセト
アルデヒド、プロピオンアルデヒド等のアルデヒド類、
その他高圧法で使われる多くの連鎖移動剤が使用できる
。
類、プロピレン、ブテン、ヘキサン等のアルケン類、エ
タノール、メタノール、プロパツール等のアルコール類
、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセト
アルデヒド、プロピオンアルデヒド等のアルデヒド類、
その他高圧法で使われる多くの連鎖移動剤が使用できる
。
これらの連鎖移動剤でガス状のものは、圧縮機の吸入側
に注入され、液状のものはポンプで反応系に注入される
。
に注入され、液状のものはポンプで反応系に注入される
。
3)重合条件
(イ)重合圧力
採用される重合圧力は500kg/Cm2を超える圧力
であり、好ましくは1000〜4000 kg/C11
2の範囲である。
であり、好ましくは1000〜4000 kg/C11
2の範囲である。
(ロ)重合温度
重合温度は、少なくとも120℃であるが好ましくは
150〜300℃の範囲である。
150〜300℃の範囲である。
4) その他
反応器で製造された本発明の共重合体は、高圧ラジカル
重合法の常法に従って単量体から分離され、そのまま製
品となる。この製品はそのまま使用してもよいが、既に
高圧ラジカル重合法によって得られた製品に使用されて
いる様な種々の後処理工程を行なってもよい。
重合法の常法に従って単量体から分離され、そのまま製
品となる。この製品はそのまま使用してもよいが、既に
高圧ラジカル重合法によって得られた製品に使用されて
いる様な種々の後処理工程を行なってもよい。
[実施例]
本発明に用いられる共重合体の品質評価に用いた測定法
は下記のとおりである。
は下記のとおりである。
1)分子量:気相浸透圧法(vpo)
2)酢ビ含量:ケン画法(JIS K−8730)3)
低温濾過目詰り点(Cold Filter Plug
gingPoint 、 CFPPと略称する):英国
規格IP−309に準する。
低温濾過目詰り点(Cold Filter Plug
gingPoint 、 CFPPと略称する):英国
規格IP−309に準する。
4)流動点(Pour Po1nt 、 PPと略称す
る):JIS K−2289による。
る):JIS K−2289による。
以下、実施例と比較例によって本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらによって制限されるもので
はない。
説明するが、本発明はこれらによって制限されるもので
はない。
本発明の実施例で用いられた各種の共重合体の製造例を
以下に示す。
以下に示す。
・−1−r−ra)
内容積 1.5Cの攪拌式オートクレーブ型連続反応器
を用いて、エチレンを32kg/hr 、酢酸ビニル(
VA)を20Q、/hr、 プロピオンアルデヒドを
500g/Qの割合で酢酸エチルに溶解した溶液を 8
.0Q、/hr、および触媒としてL−ブチルパーオキ
シイソブチレートを15g10.の割合でn=ヘキサン
に溶解した溶液を0.42 Q、 / hrの割合で連
続的に供給し、重合圧力1500 kg/c+s2.重
合温度220℃にて共重合体を製造した。得られた共重
合体Iaは分子量850、Vへ含量32重量2であった
。
を用いて、エチレンを32kg/hr 、酢酸ビニル(
VA)を20Q、/hr、 プロピオンアルデヒドを
500g/Qの割合で酢酸エチルに溶解した溶液を 8
.0Q、/hr、および触媒としてL−ブチルパーオキ
シイソブチレートを15g10.の割合でn=ヘキサン
に溶解した溶液を0.42 Q、 / hrの割合で連
続的に供給し、重合圧力1500 kg/c+s2.重
合温度220℃にて共重合体を製造した。得られた共重
合体Iaは分子量850、Vへ含量32重量2であった
。
−”” 2 、7r より
製造例1と同様な方法で、グレードインデックスの異な
る共重合体rbを製造した。
る共重合体rbを製造した。
エチレンヲ32kg/h「、VAを27.50. /
hr、プロピオンアルデヒド500g/ 9−酢酸エチ
ル溶液を7.50、、 / h rおよび触媒としてt
−ブチルパーオキシイソブチレート15g/ 0.、−
H−ヘキサン溶液を0.350. / hrの割合で
連続的に供給し1重合圧力1500kg/cm2.爪合
温度220°Cにて共重合体を製造した。
hr、プロピオンアルデヒド500g/ 9−酢酸エチ
ル溶液を7.50、、 / h rおよび触媒としてt
−ブチルパーオキシイソブチレート15g/ 0.、−
H−ヘキサン溶液を0.350. / hrの割合で
連続的に供給し1重合圧力1500kg/cm2.爪合
温度220°Cにて共重合体を製造した。
得られた共重合体Ibは分子量900 、 VA含量は
38重に2であった。
38重に2であった。
+゛+)31:1rIc
製造例1と同様な方法でコモノマーをメチルアクリレー
ト(M^)にかえて共重合体Icを製造した。 エチレ
ンを32kg/hr、 M^を2.30.、 / hr
、プロピオンアルデヒド500g/ff、−酢酸エチル
溶液を8、H!、/hr、および触媒としてt−ブチル
パーオキシイソブチレート15g/ Q、 −n−ヘキ
サン溶液を0.5Q、/hrの割合で連続的に供給し、
重合圧力1500kg/ c+m2.重合温度219℃
にて共重合体Icを製造した。得られた共重合体Icは
分子量θ50 、 MA含含量3重重量2あった。
ト(M^)にかえて共重合体Icを製造した。 エチレ
ンを32kg/hr、 M^を2.30.、 / hr
、プロピオンアルデヒド500g/ff、−酢酸エチル
溶液を8、H!、/hr、および触媒としてt−ブチル
パーオキシイソブチレート15g/ Q、 −n−ヘキ
サン溶液を0.5Q、/hrの割合で連続的に供給し、
重合圧力1500kg/ c+m2.重合温度219℃
にて共重合体Icを製造した。得られた共重合体Icは
分子量θ50 、 MA含含量3重重量2あった。
” 4 、IIa
内容積1.5Qの攪拌式オートクレーブ型連続反応器を
用いてエチレンを32kg/hr、酢酸ビニル(VA)
を18 Q、 / hr、1−ブテンを2100 N
Q、 / hr、および触媒としてt−ブチルパーオキ
シビバレー) 120g/ Q、、 −n−ヘキサン溶
液を0.6 Q、/hrの割合で連続的に供給し、重合
圧力1500kg/ am2.重合温度200°Cにて
共重合体を製造した。得られた共重合体11aは分子量
3300、VA含i31重量Z−cあった。
用いてエチレンを32kg/hr、酢酸ビニル(VA)
を18 Q、 / hr、1−ブテンを2100 N
Q、 / hr、および触媒としてt−ブチルパーオキ
シビバレー) 120g/ Q、、 −n−ヘキサン溶
液を0.6 Q、/hrの割合で連続的に供給し、重合
圧力1500kg/ am2.重合温度200°Cにて
共重合体を製造した。得られた共重合体11aは分子量
3300、VA含i31重量Z−cあった。
”’ 5 −1r TIb
製造例4と同様な方法で、グレードインデックスの異な
る共重合体■bを製造した。
る共重合体■bを製造した。
エチL/7を32kg/hr 、 VAを50.、/h
r 、 1−ブテンを900ON (1,/ hrおよ
び触媒としてドブチルパーオキシイソブチレート150
g/ Q、−n−ヘキサン溶液を2.00.、/hrの
割合で連続的に供給し1重合圧力1500kg/ cm
z、重合温度200℃にて共重合体を製造した。得られ
た共重合体IXbは分子量1790. V^含峻15重
量2であった。
r 、 1−ブテンを900ON (1,/ hrおよ
び触媒としてドブチルパーオキシイソブチレート150
g/ Q、−n−ヘキサン溶液を2.00.、/hrの
割合で連続的に供給し1重合圧力1500kg/ cm
z、重合温度200℃にて共重合体を製造した。得られ
た共重合体IXbは分子量1790. V^含峻15重
量2であった。
以下の実施例で用いた燃料油は、沸点範囲の広い燃料油
Aおよび沸点範囲の狭い燃料油Bであり、その性状は第
1表に示すとおりであった。
Aおよび沸点範囲の狭い燃料油Bであり、その性状は第
1表に示すとおりであった。
第1表
ニー 1〜4 び[2
製造例1〜5の共重合体およびその混合物をそれぞれ灯
油にfflffi割合で3Hになるように溶解させた濃
縮物を、第1表に示した燃料油A、Hに、共重合体が重
量割合で306PP−になるように添加し、流動点(p
p)および低温濾過目詰り点(CFPP)をΔl一定し
た。結果を第2表に示す。
油にfflffi割合で3Hになるように溶解させた濃
縮物を、第1表に示した燃料油A、Hに、共重合体が重
量割合で306PP−になるように添加し、流動点(p
p)および低温濾過目詰り点(CFPP)をΔl一定し
た。結果を第2表に示す。
第2表
[作用および効果]
第2表に示された結果からも明らかなように、本発明の
添加剤は沸点範囲120〜500℃内の中間留出燃料油
に対しては、2oz留出温度と901留出温度の差が1
00℃以上の燃料油Aのみならず、この留出温度差が1
00℃以下の燃料油Bに対しても効果的に作用し、燃料
油の流動性を改善するとともに目詰り性も大幅に改善す
る。
添加剤は沸点範囲120〜500℃内の中間留出燃料油
に対しては、2oz留出温度と901留出温度の差が1
00℃以上の燃料油Aのみならず、この留出温度差が1
00℃以下の燃料油Bに対しても効果的に作用し、燃料
油の流動性を改善するとともに目詰り性も大幅に改善す
る。
Claims (2)
- (1)エチレン70〜50重量%と 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ {式中、R^1は水素またはメチル基、R^2は−OC
OR^4基または−COOR^4基(R^4は水素また
は炭素数が1〜18のアルキル基である。)であり、R
^3は水素または−COOR^4基である。}で示され
る飽和カルボン酸のビニルエステルもしくはエチレン性
不飽和モノ−またはジ−カルボン酸またはそのエステル
からなる群より選ばれた少なくとも1種の不飽和単量体
30〜50重量%とからなる数平均分子量1100以下
の共重合体( I )99〜1重量%および エチレン99〜50重量%と 上記一般式で示される不飽和単量体の少なくとも1種1
〜50重量%とからなる数平均分子量500〜1000
0の共重合体(II)1〜99重量%からなることを特徴
とする流動性改善用燃料油添加剤。 - (2)エチレン70〜50重量%と 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ {式中、R^1は水素またはメチル基、R^2は−OC
OR^4基または−COOR^4基(R^4は水素また
は炭素数が1〜18のアルキル基である。)であり、R
^3は水素または−COOR^4基である。}で示され
る飽和カルボン酸のビニルエステルもしくはエチレン性
不飽和モノ−またはジ−カルボン酸またはそのエステル
からなる群より選ばれた少なくとも1種の不飽和単量体
30〜50重量%とからなる数平均分子量1100以下
の共重合体( I )99〜1重量%および エチレン99〜50重量%と 上記一般式で示される不飽和単量体の少なくとも1種1
〜50重量%とからなる数平均分子量500〜1000
0の共重合体(II)1〜99重量%からなる配合物を燃
料油に対し重量割合で10〜2000ppm含有するこ
とを特徴とする流動性の改善された燃料油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25865485A JPS62119296A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 燃料油添加剤および流動性の改善された燃料油 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25865485A JPS62119296A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 燃料油添加剤および流動性の改善された燃料油 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62119296A true JPS62119296A (ja) | 1987-05-30 |
Family
ID=17323254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25865485A Pending JPS62119296A (ja) | 1985-11-20 | 1985-11-20 | 燃料油添加剤および流動性の改善された燃料油 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62119296A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008024928A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Clariant Internatl Ltd | 燃料油の低温時の性質を向上するための添加剤 |
-
1985
- 1985-11-20 JP JP25865485A patent/JPS62119296A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008024928A (ja) * | 2006-07-18 | 2008-02-07 | Clariant Internatl Ltd | 燃料油の低温時の性質を向上するための添加剤 |
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