JPS62118795A - 可変デイテントを有する回転制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子機器など用の回転制御装置、特に回転に
つれていくつかの回転位置にて停止するように制御可能
なディテントを有する回転制御装置に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕電子
機器及びその他の装置用の回転制御装置は一般に、連続
的に変化させることか、定常的なディテントによる１組
の回転停止位置を設けることかのいづれかを目的として
設計されている。これらの制御装置は個別に分かれたス
テップか連続的なものかのいずれかにて最適に機能する
単一機能として役立っている。

現世代のオシロスコープのような高度に複雑化した機器
では、操作者が回転制御装置に対していくつかの機能の
中から特定の機能を選べる。それゆえかかる機器にとっ
て、異なる機能に通した回転制御装置を設けることが望
ましい。これら異なる機能とは、連続的な変化が可能で
あることと、１つ以上の選択可能なディテントを有する
ことである。各々のディテントは、異なった所定の回転
停止位置の組を提供することができて、その各々の回転
停止位置が異なった制御機能や同一機能の異なった段階
に対応する。連続変化の特徴は、制御器を任意の位置に
調整できることである。回転制御装置は２つの構成要素
を有するものとして知られている。１つの構成要素はデ
ィテント用であり、他の構成要素は微調用の連続的可変
のものである。だが両者の特徴を兼ね具えた単一の回転
制御装置はまだ知られていない。

そこで本発明の目的は、連続的変化が可能でかつ選択可
能なディテントを有する回転制御装置を提供することに
ある。

本発明の他の目的は、ディテントを電気的に選択できる
回転制御装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕これらの目的
を達成するために、本発明による回転制御装置は、手操
作によって回転可能な軸を含み、軸には複数の磁化可能
なひだが放射状に延びた板を同軸的に取付ける。電磁石
の如きスイッチングの可能な磁気ディテント手段を板の
周辺に隣接して設置する。スイッチ型式の制御手段は、
操作者によって操作可能であり、ディテント手段を選択
的に励磁する。この働きによって軸が手操作によって回
転するにつれて次々とディテント手段が磁化可能なひだ
を捕捉し、回転制御装置は、各々のひだに対応した回転
停止位置にて軸を停止させる。制御手段はディテント手
段の励起をやめて、回転制御装置が連続的に回転するよ
うにイネーブルする。

軸に同軸的に取付けられる板の数につれて回転制御装置
の停止位置の数と角度の間隔は増加する。

ここでは、各板のひだの位置が他のひだの位置と補い合
う関係にある、即ち、角度的に互い違いになっている。

制御手段と接続したスイッチング可能なディテント手段
は、各々の板に対応している。

制御手段を通じて所望のディテント手段を選ぶことによ
り、特有な機能に適応した停止位置を設けることができ
る。制御手段は、各ディテント手段に合わせて目盛られ
た目盛を制御することが可能である。

板の周囲に多くの電磁気的ディテント手段を配すること
により、回転制御装置に副調整を加える。

ディテント同士の角度間隔は板のひだ間の角度間隔とは
異なっているので、ディテント手段を選択して励起する
と、回転制御装置の停止位置が変わる。２個以上のディ
テント手段を、停止位置間の角度間隔を選択的に変える
べく励起することが可能である。ディテントが複数のと
き、ディテント手段は各ディテントに対応する電磁石を
有する金属環の形を採ることもできよう。制御手段は１
つの電磁石を単体のディテントとして選択的に励起する
。軸の回転に対する磁石の抵抗を強化するために、ひだ
を同時に捕捉する組としていくつかの電磁石を配置でき
る。この制御手段は、組となった電磁石を同時に励起す
る。

本発明に関する上述の、あるいはその他の目的、特徴、
効果は、以下の図面を参照しての好適な実施例の詳しい
説明により、一層明らかになるであろう。

〔実施例〕

第１図は本発明による選択可能な可変ディテントを有す
る回転制御装置の斜視図であり、オシロスコープのよう
な電子機器の中に設ける。回転制御装置（１０）は手操
作で回転可能な軸（１４）を具えており、この軸に円板
状の板（１６）が同軸的に取付けられている。板（１６
）には、励起することが可能な複数のひだ状部材（１８
）が放射状に並んでいる。ひだ状部材（１８）は等間隔
で並んでいるように描かれているが、所望の制御の仕様
によって任意に配置を変えられる。電磁石（２２）のよ
うな切替可能な磁気ディテント手段を板（１６）の周囲
に十分接近させて設置して、ディテント手段の磁界の影
響がひだ状部材（２２）に及ぶようにする。

電磁石（２２）は、操作者によ；て操作されるスイッチ
（２４）のような制御手段によって励起されたり励起さ
れなかったりする。励起されるとき、軸（１４）が回転
することによって各々のひだ状部材（１日）を次々と電
磁石の磁界内に取り込むので、電磁石（２２）は各々の
ひだ状部材（１８）を引きつけ保持する。回転制御装置
（１０）は、このようにして電磁石（２２）によってひ
だ状部材（１８）の数に均しいだけの数の回転停止位置
を得ることになる。電磁石が励起されないと磁界は消失
する。このとき軸は自由な回転が可能となるので、回転
制御装置（１０）は、連続的に変化しうる・従来の回転
制御装置と同様に、軸（１４）は軸受（図示せず）の上
に載せられ、機器のパネル（２６）から、回転制御装置
（１０）の回転位置に反応する機器の内部の装置（２８
）へと延びる。ノブ（３０）は、操作者が軸（１４）を
手で回転させることができるように、機器の正面パネル
（２６）側の軸端に取付ける。軸の反対側に取付けられ
ている装置（２８）は、シャフト・エンコーダを含むど
んな従来の型式のものでもよい。なお、シャフト・エン
コーダは軸（１４）の回転角をデジタル信号化し、機器
（１２）の制御のために上記の情報をエンコードするデ
ジタル信号を供給する。軸（１４）の回転停止位置は、
扱（１６）のひだ状部材（１８）と対応する。たとえば
、もし回転制御装置（１０）が０から　１００まで目盛
られているとすると、１１０１ｒのひだ状部材を有する
ことが望ましく、各ひだ状部材は、１０個の停止位置に
相当する。

ディテントを形成する電磁石（２２）は従来設計のもの
で、コアを磁化するためスイッチ（２４）による電流が
流れるワイヤ（３４）のコイルを、磁性材料のコア（３
２）に巻きつける。電磁石（２２）が磁化されることに
よって磁界が発生し、軸（１４）の回転によってひだ状
部材（１８）を電磁石の近傍に移動させられることによ
って、磁界はこのひた状部材（１８）を捕捉する。ひだ
状部材（１８）が電　　　　′磁石（２２）の磁界に捕
捉されることにより、回転制御装置（１０）を、各々の
回転停止位置にて停止させる。操作者が、磁界の拘束力
による抵抗にうち勝つだけのトルクをノブ（３０）に加
えないかぎり、軸（１４）は、各々の停止位置を越えて
回転することはない。ノブをさらに回転させると、次の
ひだ状部材（１８）が電磁石（２２）の磁界に捕捉され
る。電磁石（２２）の励起を止めると、ひだ状部材（１
８）を拘束する磁界が消失するので、軸の自由な回転が
可能である。

板（１６）の周囲に近接して多くの電磁石（２２）　。

（２２２）を放射状に配置することによって、違ったデ
ィテントを作ることができる。第２図は軸（１４）が中
をつき抜けている磁化可能な環（３６）の内円周に、複
数の電磁石（２２）　、　　（２２２）を取付けた実施
例の図である。環（３６）の内側がら中心へ放射状に延
びているコア（４０）は、コアの周囲に巻き付いている
ワイヤ（３８）によって電磁石となる。コア（４０）間
の角度間隔は、異なったディテントを形成するために板
（１６）上のひだ状部材の角度間隔とは違っている。各
々のディテントは、停止位置に関連した固有の間隔の組
を有している。間隔を変化させることで、電磁石（２２
）　。

（２２２’）のいくつかは、数個のひだ状部材（１８）
を捕捉すべく配置され、同時に励起される。ここでは１
個の電磁石によるよりは大きな回転に対する磁力抵抗を
軸（１４）に与えている。コア（４０）からのワイヤ（
３８）は、所望の電磁石（２２）又は電磁石の組（２２
）　、　　（２２２）を選択的に励起する制御スイッチ
（２２４）と接続している。

第３図は、本発明のもう１つの実施例の図であるが、軸
（１４）に複数の板（１６）　、　　（３１６）を取付
けることによって更にディテントを付加できる。

各々の板は、電磁石（２２）　、　　（３２２）と関連
している。板（１６）のひだ状部材（１８）は、軸（１
４）に沿って見ると、板（３１６）のひだ状部材（３１
８）と相補的な関係にある。板（１６）のひだ状部材（
１８）間の角度の距離は、板（３１６）上のひだ状部材
（３１８）間の角度の距離とは異なっている。

このようにすることで、回転制御装置（１ｏ）の停止位
置の配置は、異なった板を選ぶことによって変化させる
ことができる。この選定はスイッチ（３２４）によって
行なう。このスイッチ（３２４）は、適当な電磁石を励
起することによって停止位置の望ましい組を選択する。

第１図の板が１枚のときと同様に、スイッチ（３２４）
は、回転制御装置（１０）が連続的な変化を許容するよ
うに電磁石（２２）　、　　（３２２）の励起を解くこ
とができる。

回転制御装置（１０）の動作はすべての実施例で第１図
の例と類似している。オシロスコープの一部としての回
転制御装置（ｌＯ）によって、オシロスコープは、１区
分当りの電圧又は時間測定、焦点又は輝度の変更、とい
ったいくつかの機能に利用できる。スイッチ（２４）は
従来の選択回路（４１）に信号を送り、また選択した機
能に対応した電磁石（２２）を励起することによって、
機能を選択する。焦点のように連続的に変化する機能の
ために、電磁石（２２）をひとつも励起しないと、回転
制御装置は連続可変する。スイッチ（２４）は、被制御
変数の値と型式とを表示する目盛表示（４２）を動かず
こともできる。オシロスコープの場合、スイッチ（２４
）は、タッチスクリーンの上に設置することが可能であ
り、変数は陰極線管上に表示できよう。当然のことなが
らその他の機器においても変数を機器パネル上に目盛と
して設けることも可能である。　　　　′ 本発明の好適な実施例の説明より、当業者は本発明の主
旨を逸脱することなくさまざまな変形が可能である。

〔発明の効果〕

本発明によって、回転の連続的変化を可能にし、かつ選
択可能なディテントもをする単一の回転制御装置を実現
することができる。また本発明によって上記のディテン
トの選択的な制御を電気的に行なうことも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による選択的可変ディテントを有する
回転制御装置の斜視図、第２図は、数個のディテントを
有する回転制御装置の部分正面図、第３図は、本発明の
他の実施例の斜視図である。 これらの図において（１４）は軸、（１８）　、　　（
３１８）はひだ状部材、（１６）　、　　（３１６）は
板、（２２）　。 （３２）　、　　（３４）　、　　（３８）　、　　（
４０）　、　　（２２２）　。 （３２２’）はディテント手段、（２４）　、　　（４
１）　。 （４２）　、　　（２２４）　、　　（３２４）は制御
手段である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転可能な軸と、 磁化可能なひだ状部材を有し、上記軸に取付けられた板
   と、 該板に隣接して設けられた磁気ディテント手段と、 該磁気ディテント手段を選択的に励起する制御手段とを
   具えた可変ディテントを有する回転制御装置。