JPS6211800A - ロウの析出を調整する製剤 - Google Patents
ロウの析出を調整する製剤Info
- Publication number
- JPS6211800A JPS6211800A JP15193185A JP15193185A JPS6211800A JP S6211800 A JPS6211800 A JP S6211800A JP 15193185 A JP15193185 A JP 15193185A JP 15193185 A JP15193185 A JP 15193185A JP S6211800 A JPS6211800 A JP S6211800A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- fatty acid
- acid ester
- precipitation
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(A)産業上の利用分野
この発明は油脂中に含有されるロウ分の析出を調整する
作用を有する製剤に関するもので、ロウの沈降を抑制す
るものと、ロウの析出を促進するものとからなる。
作用を有する製剤に関するもので、ロウの沈降を抑制す
るものと、ロウの析出を促進するものとからなる。
(B)従来の技術
広く、天然油脂の中には、ロウを含有するものがある。
これらの油脂は貯蔵中のロウを主とするオリを生じ、タ
ンクの死容積を増大せしめ、その除去には多額の費用を
要するものである。
ンクの死容積を増大せしめ、その除去には多額の費用を
要するものである。
また、これらロウを含有する油脂を食用に供する為には
、ロウを分離する工程が必要であり、良好なロウの結晶
を析出させることは、ろ過速度、■率の向上を某たし、
非常に重要な意味を有する。
、ロウを分離する工程が必要であり、良好なロウの結晶
を析出させることは、ろ過速度、■率の向上を某たし、
非常に重要な意味を有する。
従来、これら食用油のロウの析出を調整する物質は、食
品衛生法上の制約もあって、実用化されておらず、油脂
精製メーカは多くのエネルギーと経費を労費させられて
来たのである。
品衛生法上の制約もあって、実用化されておらず、油脂
精製メーカは多くのエネルギーと経費を労費させられて
来たのである。
(C)発明が解決しようとする問題点
本発明は上記の短所を改良するために行われたもので、
二つの現象に関与するものである。
二つの現象に関与するものである。
すなわち、一つはロウの沈降を抑制する現象であり、他
はロウの結晶の析出を促進する減少である。
はロウの結晶の析出を促進する減少である。
これらの現象を、微量の添加量でもって、充分に発揮さ
せる物質の発明が望まれたのである。
せる物質の発明が望まれたのである。
(D)問題を解決する為の手段
研究の結果、ロウの結晶の析出に際して、結晶が大きな
粒子、または、小さな粒子となる因子は一見、正反対の
ように考えられがちであるが、非常に近縁の物質で、■
現象が影響されることが明らかとなった。
粒子、または、小さな粒子となる因子は一見、正反対の
ように考えられがちであるが、非常に近縁の物質で、■
現象が影響されることが明らかとなった。
まず、析出するロウを■■化し、タンク内のオリの発生
を抑制する作用を成すものは、ソルビタン脂肪酸エステ
ルを主とし、その0.5〜5%の水分、および0.5〜
5%の糖類、アルコール類、電解質(例えば食塩)を含
むもので、これらの溶質は水に、一旦、溶解させた後、
ソルビタン脂肪酸エステルと混ぜ、撹拌機で乳化させら
れた形■を成すものである。
を抑制する作用を成すものは、ソルビタン脂肪酸エステ
ルを主とし、その0.5〜5%の水分、および0.5〜
5%の糖類、アルコール類、電解質(例えば食塩)を含
むもので、これらの溶質は水に、一旦、溶解させた後、
ソルビタン脂肪酸エステルと混ぜ、撹拌機で乳化させら
れた形■を成すものである。
一方、ロウの粒子を肥大化し、析出を促進する作用を成
するものは、ソルビタン脂肪酸エステルを主とし、それ
とほぼ等重量の水、および、2〜5倍量の糖、もしくは
アミノ酸類、さらにソルビタン脂肪酸エステルの0〜5
%に相当するグリセリン脂肪酸エステル、および0〜2
%に相当するアルコール類を含むもので、これらの溶質
は水に、一旦、溶解させた後、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステルと混ぜ、激しく撹拌して
乳化させられた形態を成すものである。
するものは、ソルビタン脂肪酸エステルを主とし、それ
とほぼ等重量の水、および、2〜5倍量の糖、もしくは
アミノ酸類、さらにソルビタン脂肪酸エステルの0〜5
%に相当するグリセリン脂肪酸エステル、および0〜2
%に相当するアルコール類を含むもので、これらの溶質
は水に、一旦、溶解させた後、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステルと混ぜ、激しく撹拌して
乳化させられた形態を成すものである。
(E)発明の効果
特許請求の範囲(1)に記載された発明による製剤は、
顕著なロウの沈降抑制作用を示し、500〜1000p
pmの添加量で冬期のタンクのオリの防止に強い威力を
発揮する。
顕著なロウの沈降抑制作用を示し、500〜1000p
pmの添加量で冬期のタンクのオリの防止に強い威力を
発揮する。
また、特許請求の範囲(2)に記載された発明による製
剤は、1000ppm前後の添加量で脱ロウ土糧におけ
るろ過速度、収率を向上させる作用があり、近年、省エ
ネルギータイプとして汎用され出した無溶剤膜ロウにお
いて■にその効果を発揮するものである。
剤は、1000ppm前後の添加量で脱ロウ土糧におけ
るろ過速度、収率を向上させる作用があり、近年、省エ
ネルギータイプとして汎用され出した無溶剤膜ロウにお
いて■にその効果を発揮するものである。
(E)実施例
以下に実施例を示す。
実施例‐1
ソルビタンモノステアレート100部に対し、予め、水
5部にショ糖3部を溶解させた溶液を加え、加熱し、ソ
ルビタンモノステアレートを融解後、弾力に撹拌して乳
化させる。
5部にショ糖3部を溶解させた溶液を加え、加熱し、ソ
ルビタンモノステアレートを融解後、弾力に撹拌して乳
化させる。
この乳化物を、ロウ分2.0%を含有する米糖油に10
00ppmの濃度になるように加え、一旦70℃まで加
熱撹拌後、20℃にて、静かに24時間熟成させた時、
ロウによる沈降物の上面は、■の表面と殆ど差がない結
果が出た。一方、コントロールは液層の50%の高さに
沈降物の上面があった。
00ppmの濃度になるように加え、一旦70℃まで加
熱撹拌後、20℃にて、静かに24時間熟成させた時、
ロウによる沈降物の上面は、■の表面と殆ど差がない結
果が出た。一方、コントロールは液層の50%の高さに
沈降物の上面があった。
実施例‐2
ソルビタンモノパルミテート100部に対し、予め、水
100部にショ糖400部を溶解させた溶液を加え、さ
らに、グリセリン脂肪酸エステル4部を加え、加熱撹拌
し、ソルビタンモノパルミテートを融解後、さらに強力
に撹拌して乳化させる。
100部にショ糖400部を溶解させた溶液を加え、さ
らに、グリセリン脂肪酸エステル4部を加え、加熱撹拌
し、ソルビタンモノパルミテートを融解後、さらに強力
に撹拌して乳化させる。
この乳化物を、ロウ分2.0%を含有する米糖油に10
00ppmの濃度になるように加え、一旦70℃まで加
熱撹拌後、20℃にて24時間熟成させた後、ろ過実験
を行い結果をコントロールと比較した。
00ppmの濃度になるように加え、一旦70℃まで加
熱撹拌後、20℃にて24時間熟成させた後、ろ過実験
を行い結果をコントロールと比較した。
なお、実験は同一形状を有する径1.5cmのロートと
No.2のろ紙、500mlのビーカを2組用意し、2
0℃インキュベータ内で、同時に試料をろ紙上にあけ、
ろ過が30分以内に一滴も落下しなくなった時点でのケ
ーク発生率を求めたものである。
No.2のろ紙、500mlのビーカを2組用意し、2
0℃インキュベータ内で、同時に試料をろ紙上にあけ、
ろ過が30分以内に一滴も落下しなくなった時点でのケ
ーク発生率を求めたものである。
結果を第1表に示す。
Claims (2)
- (1)ソルビタン脂肪酸エステルを主とし、その0.5
〜5%の水分、および0.5〜5%の糖類、アルコール
類、電解質を含む混合物であって、ロウの沈降を防止す
る作用を成す製剤 - (2)ソルビタン脂肪酸エステルを主とし、その約等重
量の水、および2〜5倍量の糖類、アミノ酸、さらに0
〜5%のグリセリン脂肪酸エステル、0〜2%のアルコ
ール類を含む混合物であって、ロウの析出を促進し、油
脂精製における脱ロウ処理を容易にする製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15193185A JPS6211800A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | ロウの析出を調整する製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15193185A JPS6211800A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | ロウの析出を調整する製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6211800A true JPS6211800A (ja) | 1987-01-20 |
Family
ID=15529327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15193185A Pending JPS6211800A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | ロウの析出を調整する製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6211800A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57190394A (en) * | 1981-05-19 | 1982-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Method of producing flexible printed circuit board |
JPH0335590A (ja) * | 1989-06-27 | 1991-02-15 | American Teleph & Telegr Co <Att> | 部品の半田付け方法とその装置 |
-
1985
- 1985-07-10 JP JP15193185A patent/JPS6211800A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57190394A (en) * | 1981-05-19 | 1982-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Method of producing flexible printed circuit board |
JPS6358395B2 (ja) * | 1981-05-19 | 1988-11-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
JPH0335590A (ja) * | 1989-06-27 | 1991-02-15 | American Teleph & Telegr Co <Att> | 部品の半田付け方法とその装置 |
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